JP7305383B2 - 液体吐出ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出ヘッドおよびその製造方法に関する。
従来から、エネルギー発生素子が発生する熱エネルギーにより液体中に気泡を発生させ、その気泡を利用して液体を吐出するサーマル方式の液体吐出ヘッドが知られている。このような液体吐出ヘッドでは、一般に、記録素子基板に設けられたエネルギー発生素子に電気信号や電力を供給するために、記録素子基板に電気的に接続されたTABテープやフレキシブル配線基板が用いられている(特許文献1参照)。
図20は、記録素子基板とTABテープとの接続形態の一例を示す断面図であり、図21は、記録素子基板とフレキシブル配線基板との接続形態の一例を示す断面図である。
記録素子基板1とTABテープ17との接続は、次のように行われる。まず、図20(a)に示すように、TABテープ17の一部を支持部材30に固定した状態で、TABテープ17の配線の端部が露出されて構成されたリード18を記録素子基板1に接続する。そして、リード18を含む電気接続部を封止材5で封止する。その後、図20(b)に示すように、TABテープ17の残りの部分を折り曲げて支持部材30に固定する。また、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2の接続は、次のように行われる。まず、図21(a)に示すように、フレキシブル配線基板2の一部を支持部材30に固定した状態で、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2をボンディングワイヤ4で接続し、ボンディングワイヤ4を含む電気接続部を封止材5で封止する。その後、図21(b)に示すように、フレキシブル配線基板2の残りの部分を折り曲げて支持部材30に固定する。
特許第3495851号公報
近年、液体吐出ヘッドの小型化の要求に対し、記録素子基板からの配線の取り出しに係るスペースを小さくすることが求められているが、図20および図21に示す接続形態では、信頼性との両立の点で課題がある。すなわち、図20に示す接続形態では、TABテープ17の折り曲げ半径を小さくして小型化を図ろうとしても、テープ内部の配線にかかる負荷が大きくなり、電気的な信頼性を損なう可能性があるため、折り曲げ半径を小さくするには限界がある。また、TABテープ17には、剛性があり、支持部材30に固定した後も端面から剥がれる方向に力が加わるため、その信頼性を確保する意味では、支持部材30に対する固定幅L3を小さくするにも限界がある。このようなことは、図21に示す接続形態でも同様である。
そこで、本発明の目的は、信頼性を確保しつつ小型化を実現する液体吐出ヘッドおよびその製造方法を提供することである。
上述した目的を達成するために、本発明の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する記録素子基板と、エネルギー発生素子を駆動するための電気信号を記録素子基板に供給する配線基板と、記録素子基板と配線基板とを支持する支持部材と、記録素子基板と配線基板を電気的に接続するボンディングワイヤと、を有し、記録素子基板が、支持部材に支持された第1の面を有し、配線基板が、支持部材に支持された第2の面を有、記録素子基板と配線基板は、第1の面に沿う方向と第2の面に沿う方向とが互いに交差するように支持部材に支持されており、ボンディングワイヤは、支持部材に対する第1の面の側で記録素子基板と接続され、支持部材に対する第2の面の側で配線基板と接続されており、一態様では、第1の面と第2の面とが支持部材の側でなす角度は略90°であり、他の態様では、液体吐出ヘッドが、ボンディングワイヤを封止する封止材を有し、封止材が、第1の面と第2の面を接続する内面であって、第1の面に180°よりも大きい角度で接続する内面を有している。
また、本発明の液体吐出ヘッドの製造方法は、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する記録素子基板と、エネルギー発生素子を駆動するための電気信号を記録素子基板に供給する配線基板と、記録素子基板と配線基板とを支持する支持部材と、記録素子基板と配線基板を電気的に接続するボンディングワイヤとをし、記録素子基板が、支持部材に支持された第1の面を有し、配線基板が、支持部材に支持された第2の面を有する液体吐出ヘッドの製造方法であって、一態様では、記録素子基板と配線基板を粘着シートに貼り付ける工程と、粘着シートに貼り付けられた記録素子基板と配線基板をボンディングワイヤで電気的に接続する工程と、粘着シートに貼り付けられた記録素子基板の面に沿う方向と粘着シートに貼り付けられた配線基板の面に沿う方向とが互いに交差し、ボンディングワイヤが配された記録素子基板と配線基板との間の領域を起点として粘着シートを折り曲げる工程と、記録素子基板と配線基板を粘着シートから取り外し、第1の面と第2の面でそれぞれ支持部材に固定する工程と、を含んでおり、他の態様では、支持部材の互いに交差する2つの面に、第1の面と第2の面とのなす角度が支持部材の側で略90°になるように、記録素子基板と配線基板をそれぞれ固定する工程と、支持部材に固定された記録素子基板と配線基板とに対し、2つの面のうちの一方の側で記録素子基板にボンディングワイヤを接続し、2つの面のうちの他方の側で配線基板にボンディングワイヤを接続する工程と、を含んでいる。
このような液体吐出ヘッドおよびその製造方法によれば、配線基板自体を折り曲げる必要がないため、配線基板内部の配線の電気的な信頼性を確保し、配線基板の剥離を抑制しながら、配線基板を設置する際の占有スペースも小さくすることができる。
以上、本発明によれば、信頼性を確保しつつ小型化を実現する液体吐出ヘッドおよびその製造方法を提供することができる。
第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す図である。 第1の製造方法における基板ユニットの製造工程を示す斜視図である。 第1の製造方法における基板ユニットの製造工程を示す断面図である。 粘着シートの折り曲げ治具の一構成例を示す斜視図である。 粘着シートの折り曲げ治具の他の構成例を示す斜視図である。 粘着シートの折り曲げ治具の他の構成例を示す断面図である。 折り曲げられた粘着シートを吸着する吸着治具を示す斜視図である。 粘着シートのプロファイルの好ましくない例を示す断面図である。 粘着シートのプロファイルの好ましい例を示す断面図である。 ボンディングワイヤの好ましい長さを説明するための断面図である。 第1の製造方法における基板ユニットの実装工程を示す斜視図である。 第1の製造方法における基板ユニットの実装工程を示す断面図である。 TABテープを用いた基板ユニットの製造工程を示す断面図である。 第2の製造方法で用いるワイヤボンディング装置の側面図である。 第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面図である。 第3の実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面図である。 第4の実施形態に係る液体吐出ヘッドの斜視図である。 第4の実施形態に第1の製造方法を適用した場合の斜視図である。 第4の実施形態に第2の製造方法を適用した場合の斜視図である。 記録素子基板とTABテープとの接続例を示す断面図である。 記録素子基板とフレキシブル配線基板との接続例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドの斜視図である。図1(b)は、図1(a)のA-A線に沿った断面図である。
液体吐出ヘッド15は、いわゆるフルラインヘッドであり、複数の記録素子基板1と、複数のフレキシブル配線基板2と、第1の支持部材10と、第2の支持部材11と、電気配線基板12とを有している。
複数の記録素子基板1は、第1の支持部材10に支持され、液体吐出ヘッド15の長手方向に一列に配置されている。記録素子基板1は、インクなどの液体を吐出する複数の吐出口(図示せず)と、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子(図示せず)とを有している。複数の吐出口は、それぞれが液体吐出ヘッド15の長手方向に沿った複数の吐出口列を形成している。各吐出口列から異なる色のインクを吐出することで、例えば、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のインクによるフルカラー印刷が可能になる。記録素子基板1には、第1の支持部材10と第2の支持部材11に形成された流路(図示せず)を通じて液体が供給され、フレキシブル配線基板2と電気配線基板12を通じて、エネルギー発生素子を駆動するための電気信号や電力が供給される。フレキシブル配線基板2は、リジッド配線基板である電気配線基板12と共に、第2の支持部材11に支持されている。記録素子基板1とフレキシブル配線基板2は、ボンディングワイヤ4によって電気的に接続され、フレキシブル配線基板2と第2の電気配線基板12も、ボンディングワイヤ4によって電気的に接続されている。ボンディングワイヤ4を含む電気接続部は、それぞれ封止材5によって封止されている。
記録素子基板1は、第1の支持部材10に支持された裏面(第1の面)1aと、ボンディングワイヤ4が接続された表面(第1の面と反対側の第3の面)1bとを有している。また、フレキシブル配線基板2は、第2の支持部材11に支持された裏面(第2の面)2aと、ボンディングワイヤ4が接続された表面(第2の面と反対側の第4の面)2bとを有している。記録素子基板1とフレキシブル配線基板2は、裏面1a,2a同士1が非平行になるように、支持部材10,11に支持されている。言い換えると、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2は、裏面1a,2aに沿う方向が互いに交差するように、支持部材10,11に支持されている。裏面1a,2aが支持部材10,11の側でなす角度は180°よりも小さくなっている。なお、液体吐出ヘッドの大型化抑制の観点からは、裏面1a,2aが支持部材10,11の側でなす角度は45°よりも大きく135°よりも小さいことが好ましく、略90°であることがより好ましい。
したがって、記録素子基板1からの配線の取り出しのために、フレキシブル配線基板2自体を折り曲げる必要がなくなる。そのため、折り曲げによってフレキシブル配線基板2内部の配線に負荷が加わらなくなり、電気的な信頼性を確保することができる。また、フレキシブル配線基板2を折り曲げる場合に比べて、屈曲部(ボンディングワイヤ4を含む封止材5の領域)における残留応力が大幅に低減される。そのため、フレキシブル配線基板2の第2の支持部材11からの剥離を抑制することができる。加えて、フレキシブル配線基板2を設置する際の占有スペース、すなわち、記録素子基板1からの配線の取り出しに係るスペースを小さくすることもできる。その結果、液体吐出ヘッド15の信頼性を確保しつつ小型化を実現することが可能になる。
なお、記録素子基板1を支持する支持部材10は、フレキシブル配線基板2を支持する支持部材11に支持されており、これら2つの支持部材10,11を合わせて支持部材とみなしてもよい。また、支持部材10,11が一体の支持部材として構成されていてもよい。
次に、本実施形態の液体吐出ヘッドの2つの製造方法について説明する。
[第1の製造方法]
最初に、図2および図3を参照して、本実施形態の第1の製造方法における基板ユニットの製造工程の概要について説明する。図2および図3は、それぞれ基板ユニットの製造工程を示す斜視図および断面図である。なお、図3は、記録素子基板の裏面とフレキシブル配線基板の裏面に垂直な断面を示している。
まず、図1(a)および図2(a)に示すように、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2を、対向する端部同士が間隔を置いて対向するように粘着シート3に貼り付ける。ここで、粘着シート3は、加熱により粘着力が低下する加熱剥離型の粘着シートである。粘着シート3としては、例えば、日東電工社製(商品名:リバアルファ(登録商標))やスリーエム社製(品番:7416Y、7486Y)のものなどが挙げられる。
次に、図1(b)および図2(b)に示すように、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2をボンディングワイヤ4で電気的に接続する。ボンディングワイヤ4として、例えば、直径25μm程度の金ワイヤを用いることができる。
次に、図1(c)および図2(c)に示すように、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2との間の領域を起点として粘着シート3を折り曲げる。こうして、裏面1a,2a同士が非平行になるように、具体的には、裏面1a,2a間の角度が概ね90°になるように、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2を保持する。このとき、ボンディングワイヤ4は、上述したように非常に繊細な部材であるが、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2を粘着シート3に固定した状態で変位させるため、過度の負荷を受けることなく塑性変形することができる。そのため、ボンディングワイヤ4の変形や切断、隣接するボンディングワイヤ4同士の短絡に起因する製品不良の発生を抑制することができ、屈曲部における残留応力を最小限に抑えることもできる。なお、ボンディングワイヤ4として上述した金ワイヤを用いることは、塑性変形に伴うメッキ剥がれなどの発生を回避できる点で有利である。
次に、図1(d)および図2(d)に示すように、ボンディングワイヤ4を含む領域を封止材5で封止し、粘着シート3に固定された基板ユニット9が完成する。封止材5としては、取り扱い性の観点から、熱硬化性樹脂を含むものが良好である。このような熱硬化性樹脂として、具体的には、パナソニック社製(品番:CV5420AR、CV5420DR)のものが好適に用いられ、これらは160℃で2時間程度加熱することで十分に硬化する。
その後、粘着シート3を一定時間加熱して粘着シート3の粘着力を低下させ、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2を含む基板ユニット9を粘着シート3から取り外す。ここで、封止材5が熱硬化性樹脂を含む場合、粘着シート3としては、封止材5の硬化工程中には粘着力を維持する一方、その硬化温度よりも高い温度で容易に剥離するものが好ましい。特に、封止材5として上述したパナソニック社製のものを用いた場合、そのような粘着シートとしては、例えば、180℃で30秒ほど加熱するだけで容易に剥離し、剥離後も残留物が残らないスリーエム社製(品番:7486Y)の粘着シートが好適である。
ここで、粘着シート3を折り曲げる工程について詳細に説明する。
まず、図4から図7を参照して、粘着シート3を折り曲げる工程で用いる治具について説明する。図4は、粘着シートの折り曲げ治具の一構成例を示す斜視図である。図5および図6は、それぞれ粘着シートの折り曲げ治具の他の構成例を示す斜視図および断面図である。図7は、折り曲げられた粘着シートを吸着して保持する吸着治具を示す斜視図である。
図4に示すように、折り曲げ治具20は、回転機構23と、第1の吸引フィンガー21と、第2の吸引フィンガー22とを有している。回転機構23は、同心状の2つの円筒部材からなり、外側の円筒部材に第1の吸引フィンガー21が固定され、内側の円筒部材に第2の吸引フィンガー22が固定されている。各吸引フィンガー21,22の上面には、記録素子基板1、フレキシブル配線基板2、および粘着シート3を吸着可能な複数の吸引穴(図示せず)が設けられている。回転機構23の内側の円筒部材が外側の円筒部材に対して回転することで、第2の吸引フィンガー22が回転し、図4(b)に示すように、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2を粘着シート3に固定したまま、粘着シート3を折り曲げることができる。
図5および図6に示す例は、各吸引フィンガー21,22の下面に吸引穴(図示せず)が設けられている点で図4に示す例と異なっているが、これにより、その後の封止工程をより効率よく行うことができる点で有利である。すなわち、図5および図6に示す折り曲げ治具20を用いることで、図7に示すように、それぞれに記録素子基板1とフレキシブル配線基板2が固定された複数の粘着シート3を、折り曲げた状態で吸着治具24に一列に並べて配置することができる。複数の粘着シート3は、吸着治具24に設けられた複数の吸着穴(図示せず)により吸着されて固定され、これにより、封止材5の塗布および硬化をまとめて行うことが可能になる。
なお、粘着シート3を折り曲げる工程では、折り曲げ後の粘着シート3のプロファイルに注意が必要である。図8は、粘着シートのプロファイルの好ましくない例を示す断面図であり、図9は、粘着シートのプロファイルの好ましい例を示す断面図である。
図8(a)に示すように、粘着シート3を折り曲げたときに粘着シート3が記録素子基板1の裏面1aから剥離していると、図8(b)および図8(c)に示すように、記録素子基板1の端部から裏面1aに封止材5がはみ出してしまう。このはみ出した部分により、後述する工程において、記録素子基板1を第1の支持部材10に良好に固定できなくなるおそれがある。
したがって、粘着シート3は、図9(a)に示すように、記録素子基板1の裏面1aから剥離しないように、かつ記録素子基板1とフレキシブル配線基板2との間の領域が外側に円弧状に膨らむように折り曲げられることが好ましい。換言すると、粘着シート3は、記録素子基板1の裏面1aとの接触面と円弧状に折り曲げられる領域の外面とが180°よりも大きい角度で接続するように折り曲げられることが好ましい。これにより、記録素子基板1の裏面1aと封止材5の内面5aとが180°よりも大きい角度で接続することになる。その結果、後述する工程において、記録素子基板1を支持部材10に固定する際に封止材5が妨げになることはなく、記録素子基板1を支持部材10に良好に固定することができる。
上述したように、粘着シート3を折り曲げる工程は、ボンディングワイヤ4によるワイヤボンディングが実施された後で行われる。そのため、粘着シート3の折り曲げ後にボンディングワイヤ4が切断しないように、ボンディングワイヤ4の長さは、粘着シート3の折り曲げ前の段階で長めに設定されている必要がある。以下、図10を参照して、ボンディングワイヤ4の適切な長さについて説明する。図10(a)は、図3(b)の円Bで囲まれた領域の拡大図であり、図10(b)は、図3(c)の円Cで囲まれた領域の拡大図である。
ボンディングワイヤ4の長さは、記録素子基板1の表面1bのボンディング位置6aから端部6bまでの距離L1と、その端部6bからフレキシブル配線基板2の表面2aのボンディング位置6cまでの距離L2との合計距離L1+L2よりも長い必要がある。具体的な長さとしては、本発明者らの検討によれば、ボンディングワイヤ4の長さが合計距離L1+L2の105%以下であると、粘着シート3の折り曲げ時にボンディングワイヤ4の切断が発生することがあることが確認されている。一方、ボンディングワイヤ4の長さが長すぎると、粘着シート3の折り曲げ時に、隣接するワイヤ4同士が短絡するリスクがある上、記録素子基板1の表面1bから突出するワイヤ4の高さが高くなり、ひいては封止材5の高さが高くなってしまう。このことは、記録素子基板1の表面(吐出口面)1bと記録媒体との距離を短くすることの妨げになり、液体吐出ヘッド15の小型化の妨げになる。以上のことから、ボンディングワイヤ4の長さは、切断のリスクを少なくする点で、合計距離L1+L2の110%以上であることが好ましく、封止材5の高さをできる限り低く抑える点で、合計距離L1+L2の120%以下であることが好ましい。
なお、記録素子基板1は、一般にシリコン製であるため、ボンディングワイヤ4との接触により短絡の危険がある。これを抑制するために、図10に示すように、記録素子基板1の表面1bのうちボンディング位置6aと端部6bとの間に、表面1bから突出する絶縁部材16が設けられていることが好ましい。この絶縁部材16は、本実施形態では、記録素子基板1の製造工程において感光性エポキシ樹脂製の吐出口形成部材(図示せず)を作成する際にパターニングにより作製されるが、記録素子基板1が完成した後で取り付けることも可能である。
次に、図11および図12を参照して、本実施形態の第1の製造方法における基板ユニットの実装工程について説明する。図11は、基板ユニットの実装工程を示す斜視図である。図12は、基板ユニットの実装工程を示す断面図であり、図1(b)に対応する図である。
まず、図11(a)および図12(a)に示すように、それぞれが記録素子基板1とフレキシブル配線基板2を含む複数の基板ユニット9を第1の支持部材10に接合して固定する。第1の支持部材10には、上述したように記録素子基板1に液体を供給するための流路(図示せず)が形成されている。複数の記録素子基板1は、この流路との位置関係が基準精度を満たすとともに、複数の記録素子基板1の吐出口(図示せず)同士の相対的な位置関係が基準精度を満たすように、第1の支持部材10に対して位置決めされて固定される。
次に、図11(b)および図12(b)に示すように、第2の支持部材11を第1の支持部材10に接合して固定する。第2の支持部材11にも、上述したように記録素子基板1に液体を供給するための流路(図示せず)が形成され、第1の支持部材10と第2の支持部材11は、これら流路同士が互いに連通するように位置決めされて固定される。なお、この段階では、フレキシブル配線基板2は、第2の支持部材11に固定されておらずフリーな状態であり、その後、図12(c)に示すように、フレキシブル配線基板2の端部を第2の支持部材11に接合して固定する。
次に、図11(c)および図12(d)に示すように、電気配線基板12を第2の支持部材11に接合して固定した後、フレキシブル配線基板2と電気配線基板12をボンディングワイヤ4で電気的に接続する。なお、このとき、フレキシブル配線基板2同士の相対的な位置関係は、記録素子基板1を第1の支持部材10に固定する段階でほぼ決まっているため、フレキシブル配線基板2と電気配線基板12との位置関係に多少のバラツキが残る可能性がある。したがって、フレキシブル配線基板2と電気配線基板12の接続方法としては、アライメントが多少ずれていても対応可能なものが好ましく、本実施形態にようにワイヤボンディングを用いることが好ましい。
その後、フレキシブル配線基板2と電気配線基板12との間のボンディングワイヤ4を含む領域を封止材5で封止し、図1(b)に示す液体吐出ヘッド15が完成する。
なお、上述した第1の製造方法を用い、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2との接続を、ボンディングワイヤ4で行う代わりに、TABテープの配線の端部が露出して構成されたリードで行うことを想定する。このような場合においても、屈曲部における残留応力が最小限に抑えられ、同様の効果が得られるとも考えられる。図13には、フレキシブル配線基板2の代わりにTABテープ17を用いた場合の基板ユニットの製造工程例が示されている。この例では、TABテープ17は、配線の端部が露出して構成されたリード18の位置で折り曲げられ支持部材30に固定されるが、TABテープ17のリード18は、一般に、ニッケルメッキまたは金メッキされた銅からなり、折り曲げに対して塑性変形する。したがって、ボンディングワイヤ4の代わりに、TABテープ17のリード18を用いて接続したとしても、TABテープ17を支持部材30から引き剥がそうとする応力を小さく抑えることはできる。
しかしながら、折り曲げ時に、TABテープ17のリード18の一部が折れたり、図13(b)中の矢印で示す位置においてリード18の金メッキが割れたりするなどの不具合が発生する恐れがあり、やはり信頼性を確保することが困難になる。したがって、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2とをボンディングワイヤ4で接続することが好ましい。
[第2の製造方法]
次に、本実施形態の第2の製造方法について説明する。第2の製造方法は、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2を第1の支持部材10に固定した後でワイヤボンディングを行う点で、第1の製造方法と異なっている。図14は、第2の製造方法で用いるワイヤボンディング装置の側面図である。
ワイヤボンディング装置60は、超音波熱圧着装置であり、第1の支持部材10が載置される回転ステージ62と、ボンディングワイヤ4が挿通され、超音波熱圧着によりワイヤボンディングを行うキャピラリ71とを有している。回転ステージ62は、載置された第1の支持部材10の互いに非平行な2つの面が交互に水平になるように、テーブル61に対して回転可能に支持され、キャピラリ71は、垂直軸に沿って移動可能に設けられている。
記録素子基板1とフレキシブル配線基板2は、第1の支持部材10の互いに非平行な2つの面にそれぞれ固定される。そして、図示しないモータにより回転ステージ62が回転することで、図14(a)および図14(b)に示すように、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2に対して交互にワイヤボンディングが行われる。すなわち、非平行な2つの面に対する一方の面の側で記録素子基板1にボンディングワイヤが接続され、他方の面の側でフレキシブル配線基板2にボンディングワイヤが接続される。こうして、記録素子基板1とフレキシブル配線基板2がボンディングワイヤ4で電気的に接続される。このような製造方法においても、屈曲部(ボンディングワイヤ4を含む領域)における残留応力を最小限に抑えることが可能になる。
(第2の実施形態)
図15は、本発明の第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面図であり、図1(b)に対応する図である。
第1の実施形態では、電気配線基板12が第2の支持部材11に直接固定されているが、別の部材を介して第2の支持部材11に間接的に固定されていてもよい。本実施形態は、第2の支持部材11に第3の支持部材14が固定され、この第3の支持部材14に電気配線基板12が固定されている点で、第1の実施形態と異なっているが、その他の構成は第1の実施形態と同様である。また、本実施形態の製造方法は、第3の支持部材14を第2の支持部材11に固定し、電気配線基板12を第3の支持部材14に固定する工程が追加された点を除いて、第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
図16は、本発明の第3の実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面図であり、図1(b)に対応する図である。
本実施形態は、フレキシブル配線基板2の代わりに、一般にフレキシブル配線基板よりも単位面積あたりのコストが安いリジッド配線基板8が用いられている点で、第1の実施形態と異なっている。この他の構成は第1の実施形態と同様であり、その製造方法についても第1の実施形態と同様である。
なお、第1の実施形態では、第1の支持部材10に対する第2の支持部材11の固定位置のバラツキが発生しても、柔軟性のあるフレキシブル配線基板2を用いることで、そのようなバラツキは吸収される。それに対し、本実施形態では、第1の支持部材10とリジッド配線基板8との間に介在する接着剤により、そのようなバラツキを吸収することができ、その結果、柔軟性のないリジッド配線基板8を用いることも可能になる。
(第4の実施形態)
図17は、本発明の第4の実施形態に係る液体吐出ヘッドの斜視図である。図18は、本実施形態の液体吐出ヘッドに第1の製造方法に適用した場合の基板ユニットの製造工程を示す斜視図である。図19は、本実施形態の液体吐出ヘッドに第2の製造方法を適用した場合の基板ユニットの製造工程を示す斜視図である。
本実施形態は、フレキシブル配線基板2が設けられていない点で第1の実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態では、記録素子基板1と電気配線基板12は、フレキシブル配線基板2を介さずに、ボンディングワイヤ4により直接電気的に接続されている。この他の構成は第1の実施形態と同様であり、その製造方法は、以下の点を除いて第1の実施形態と同様である。
第1の製造方法による本実施形態の液体吐出ヘッド15の製造は、次のように行われる。
まず、図18(a)に示すように、複数の記録素子基板1を第1の支持部材10に位置決めして固定し、第1の支持部材10と電気配線基板12を粘着シート3に貼り付ける。次に、図18(c)に示すように、複数の記録素子基板1と電気配線基板12をボンディングワイヤ4で電気的に接続する。次に、図18(d)に示すように、複数の記録素子基板1と電気配線基板12との間の領域を起点として粘着シート3を折り曲げ、記録素子基板1と電気配線基板12の裏面同士が非平行になるように、記録素子基板1と電気配線基板12を保持する。次に、図18(e)に示すように、ボンディングワイヤ4を含む領域を封止材5で封止し、粘着シート3に固定された基板ユニット9が完成する。その後、第1の実施形態と同様に、複数の記録素子基板1と電気配線基板12を粘着シート3から取り外し、第2の支持部材11に位置決めして固定することで、図17に示す液体吐出ヘッド15が完成する。
また、第2の製造方法による本実施形態の液体吐出ヘッド15の製造は、次のように行われる。
まず、複数の記録素子基板1を第1の支持部材10に位置決めして固定する。そして、図19(a)に示すように、第1の支持部材10と電気配線基板12を、ワイヤボンディング装置60の回転ステージ62(図19には図示せず)にセットされた第2の支持部材11の互いに非平行な2つに面にそれぞれ固定する。次に、回転ステージ62を回転させながらワイヤボンディングを行い、図19(b)に示すように、複数の記録素子基板1と電気配線基板12をボンディングワイヤ4で電気的に接続する。その後、ボンディングワイヤ4を含む領域を封止材5で封止することで、図17に示す液体吐出ヘッド15が完成する。
1 記録素子基板
4 ボンディングワイヤ
5 封止材
2,8,12 配線基板
10,11 支持部材
15 液体吐出ヘッド

Claims (16)

  1. 液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する記録素子基板と、前記エネルギー発生素子を駆動するための電気信号を前記記録素子基板に供給する配線基板と、前記記録素子基板と前記配線基板とを支持する支持部材と、前記記録素子基板と前記配線基板を電気的に接続するボンディングワイヤと、を有し、前記記録素子基板が、前記支持部材に支持された第1の面を有し、前記配線基板が、前記支持部材に支持された第2の面を有する、液体吐出ヘッドであって、
    前記記録素子基板と前記配線基板は、前記第1の面に沿う方向と前記第2の面に沿う方向とが互いに交差するように前記支持部材に支持されており、前記ボンディングワイヤは、前記支持部材に対する前記第1の面の側で前記記録素子基板と接続され、前記支持部材に対する前記第2の面の側で前記配線基板と接続されており、
    前記第1の面と前記第2の面とが前記支持部材の側でなす角度は略90°である、液体吐出ヘッド。
  2. 液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する記録素子基板と、前記エネルギー発生素子を駆動するための電気信号を前記記録素子基板に供給する配線基板と、前記記録素子基板と前記配線基板とを支持する支持部材と、前記記録素子基板と前記配線基板を電気的に接続するボンディングワイヤと、前記ボンディングワイヤを封止する封止材と、を有し、前記記録素子基板が、前記支持部材に支持された第1の面を有し、前記配線基板が、前記支持部材に支持された第2の面を有する、液体吐出ヘッドであって、
    前記記録素子基板と前記配線基板は、前記第1の面に沿う方向と前記第2の面に沿う方向とが互いに交差するように前記支持部材に支持されており、前記ボンディングワイヤは、前記支持部材に対する前記第1の面の側で前記記録素子基板と接続され、前記支持部材に対する前記第2の面の側で前記配線基板と接続されており、
    前記封止材が、前記第1の面と第2の面を接続する内面であって、前記第1の面に180°よりも大きい角度で接続する内面を有する、液体吐出ヘッド。
  3. 前記記録素子基板が、前記ボンディングワイヤが接続された前記第1の面と反対側の第3の面を有し、前記配線基板が、前記ボンディングワイヤが接続された前記第2の面と反対側の第4の面を有し、
    前記第1の面と前記第2の面に垂直な断面において、前記ボンディングワイヤの長さが、前記第3の面のボンディング位置から前記第3の面の前記配線基板に対向する端部までの距離L1と、前記端部から前記第4の面のボンディング位置までの距離L2との合計距離L1+L2よりも長い、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記ボンディングワイヤの長さが、前記合計距離L1+L2の110%以上である、請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記ボンディングワイヤの長さが、前記合計距離L1+L2の120%以下である、請求項またはに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記記録素子基板が、前記第3の面の前記ボンディング位置と前記端部との間で前記第3の面から突出する絶縁部材を有する、請求項からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記配線基板がフレキシブル配線基板である、請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記配線基板がリジッド配線基板である、請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 一列に配置された複数の前記記録素子基板を有する、請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記配線基板は、別の部材を介して前記支持部材に支持されている、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 液体を吐出する吐出口を有する記録素子基板と、液体を吐出するための電気信号を前記記録素子基板に供給する配線基板と、前記記録素子基板と前記配線基板とを支持する支持部材と、前記記録素子基板と前記配線基板とを電気的に接続するボンディングワイヤと、を有し、前記記録素子基板が、前記支持部材に支持された第1の面を有し、前記配線基板が、前記支持部材に支持された第2の面を有する、液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記記録素子基板と前記配線基板を粘着シートに貼り付ける工程と、
    前記粘着シートに貼り付けられた前記記録素子基板と前記配線基板を前記ボンディングワイヤで電気的に接続する工程と、
    前記粘着シートに貼り付けられた前記記録素子基板の面に沿う方向と前記粘着シートに貼り付けられた前記配線基板の面に沿う方向とが互いに交差し、前記ボンディングワイヤが配された前記記録素子基板と前記配線基板との間の領域を起点として前記粘着シートを折り曲げる工程と、
    前記記録素子基板と前記配線基板を前記粘着シートから取り外し、前記第1の面と前記第2の面でそれぞれ前記支持部材に固定する工程と、を含む、液体吐出ヘッドの製造方法。
  12. 複数の前記記録素子基板と1つの前記配線基板が前記粘着シートに貼り付けられる、請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  13. 前記粘着シートを折り曲げた後、前記ボンディングワイヤを熱硬化性樹脂を含む封止材で封止する工程を含む、請求項1または1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  14. 前記粘着シートが、加熱により粘着力が低下する加熱剥離型の粘着シートであり、前記記録素子基板と前記配線基板を前記粘着シートから取り外す際、前記粘着シートが、前記熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも高い温度で加熱される、請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  15. 前記粘着シートは、前記第1の面との接触面と円弧状に折り曲げられる領域の外面とが180°よりも大きい角度で接続するように折り曲げられる、請求項1から1のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  16. 液体を吐出する吐出口を有する記録素子基板と、液体を吐出するための電気信号を前記記録素子基板に供給する配線基板と、前記記録素子基板と前記配線基板とを支持する支持部材と、前記記録素子基板と前記配線基板とを電気的に接続するボンディングワイヤと、を有し、前記記録素子基板が、前記支持部材に支持された第1の面を有し、前記配線基板が、前記支持部材に支持された第2の面を有する液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記支持部材の互いに交差する2つの面に、前記第1の面と前記第2の面とのなす角度が前記支持部材の側で略90°になるように、前記記録素子基板と前記配線基板をそれぞれ固定する工程と、
    前記支持部材に固定された前記記録素子基板と前記配線基板とに対し、前記2つの面のうちの一方の側で前記記録素子基板に前記ボンディングワイヤを接続し、前記2つの面のうちの他方の側で前記配線基板に前記ボンディングワイヤを接続する工程と、を含む、液体吐出ヘッドの製造方法。
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