JP7305330B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7305330B2
JP7305330B2 JP2018200980A JP2018200980A JP7305330B2 JP 7305330 B2 JP7305330 B2 JP 7305330B2 JP 2018200980 A JP2018200980 A JP 2018200980A JP 2018200980 A JP2018200980 A JP 2018200980A JP 7305330 B2 JP7305330 B2 JP 7305330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
predetermined
focus position
image recognition
image
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018200980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020067593A (ja
Inventor
康宏 川和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018200980A priority Critical patent/JP7305330B2/ja
Publication of JP2020067593A publication Critical patent/JP2020067593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7305330B2 publication Critical patent/JP7305330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明はあおり技術を用いた撮像装置に関する。
従来、夜間に監視カメラを用いて不審人物等の識別や追跡を行う際には、絞りを開放にして画像の明るさをアップする場合が多い。しかし絞りを開放にすると被写界深度が浅くなってしまいピントが合いにくくなってしまう問題がある。一方、撮像素子またはレンズの相対角度、特に相対的なチルト角度を変更するあおり技術が特許文献1に開示されている。このあおり技術を用いると、所定の高さにおいてピントが合う範囲を広げることができる。
しかしあおり角度を手動で調整することは非常に面倒であるため、簡便にあおり角度を決定したいといった要望がある。さらには、あおりの角度決定はフォーカス位置(フォーカスレンズの位置または被写体までの距離)に依存する。そのため簡便にあおり角度を決めるためには、あおり角度とフォーカス位置の両方のパラメータの組み合わせを変えつつ探索する必要が生じ、非常に時間がかかるといった課題がある。また例えば、特許文献2においては、映像解析により求めた傾斜角を元にあおり角度を制御する技術が開示されている。
特開平11-271599号公報 特開2017-093904号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、フォーカス位置の決定をする際に、画像の中心の光軸周辺に被写体が写るように、あらかじめ調整するための煩雑な作業が必要であるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、人の顔などが画像の中心等に存在しない場合においても、手前から奥まで顔などの高さに簡単にピント合わせやすい撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像装置であって、
画像中の所定被写体を画像認識により検出する画像認識手段、
レンズと撮像素子の相対的なあおり角を算出するためにフォーカス位置を探索する場合に、前記画像認識手段により検出された複数の前記所定被写体の数が所定の条件を満たすまで前記所定被写体のフォーカス位置情報を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記所定被写体の前記フォーカス位置情報に基づき、レンズと撮像素子の相対的なあおり角を制御するあおり角制御手段、を有し、
あおり角を算出するためにフォーカス位置を探索する場合に、前記画像認識手段によって前記所定被写体の位置を検出する際の前記画像認識の基準を、前記探索中の場合と前記探索中でない場合とで異ならせたことを特徴とする。
本発明によれば被写体の顔などが画像の中心等に存在しない場合においても、手前から奥まで顔などの高さに簡単にピント合わせやすい撮像装置を提供することができる。
実施例のシステム構成図。 実施例の監視カメラのハードウェア構成図。 実施例の監視カメラのソフトウェア構成図。 実施例のあおり制御の原理を説明する図。 実施例のあおり制御について説明する図。 実施例の顔検出の確からしさを説明する図。 実施例のフォーカス検索のフローチャート。 実施例のフォーカス検索の細部のフローチャート。 実施例のあおり制御のフローチャート。 実施例のUIの例を示す図。 実施例の検出位置の重畳表示をするためのフローチャート。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施例のシステム構成図である。監視カメラ100、ならびにクライアント装置200がネットワーク300を介して相互に接続される。
監視カメラ100はカメラを備えており、撮影した画像を、ネットワーク300を介して配信を行う。
クライアント装置200は監視カメラ100にアクセスし、画像を取得する。そして監視カメラ100の設定の変更ならびにフォーカスやあおり角などの制御が可能である。
説明の簡略化のために監視カメラは1台としているが、2台以上であっても構わない。また、クライアント装置200以外にも、監視カメラ100にアクセスして画像の受信や蓄積を行う他のクライアント装置があっても構わない。
ネットワーク300はEthernet(登録商標)等の通信規格に準拠する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から構成される。本発明においては各監視カメラ・クライアント間の通信が行えるものであればその通信規格、規模、構成を問わずLAN(Local Area Network)などを用いてもよい。
図2は監視カメラ100のブロック図である。コンピュータとして機能するCPU1101、1次記憶装置1102、2次記憶装置1103、画像キャプチャI/F(Interface、以降、I/Fと略す。)1105、カメラ制御I/F1108、画像検出I/F1109、ネットワークI/F1107が内部バス1104を介して相互に接続されている。
ここで1次記憶装置1102はRAMに代表される書き込み可能な高速の記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データがロードされ、またOSや各種コンピュータプログラムの作業領域としても使用される。
2次記憶装置1103はフラッシュメモリ、HDD、SDカード等に代表される不揮発性を持った記憶装置で、OSや各種コンピュータプログラム及び各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。監視カメラ100の1次記憶装置1102及び2次記憶装置1103に置かれる各種コンピュータプログラム等の詳細については後述する。
画像キャプチャI/F1105には、CCDやCMOSなどの撮像素子とレンズを含むカメラユニット1106が接続され、カメラユニット1106から取得した画像データは所定のフォーマットに変換・圧縮して1次記憶装置1102に転送される。
カメラ制御I/F1108にもカメラユニット1106が接続され、カメラ制御I/F1108から各種カメラ制御信号がカメラユニット1106に送られ、その結果がカメラ制御I/F1108に返信される。カメラユニット1106には撮像素子またはレンズを光軸に対して、チルト方向などに傾けるあおり制御機構が備えられている。被写体との距離を測定するために、被写体にレーザーを投光し、反射光を受光センサーなどで受信しその往復時間差に基づき被写体までの距離を測距するTOF(Time Of Flight)方式の距離計測機構を有してもよい。あるいはTOF方式に依らずに、所定のパターンのレーザーを照射して、反射した光のパターンの歪に基づいて距離を測定するパターン照射方式を採用してもよい。
画像検出I/F1109は、画像キャプチャI/F1105が生成した画像を元に、物体検出を行う。画像検出の方法としては、本実施例で説明する物体検出の他に、画像認識によって所定被写体を検出できればよく、所定被写体としては例えば、顔検出、人体検出、ナンバープレート検出であってもよい。
ネットワークI/F1107は前述のネットワーク300と接続するためのI/Fであり、Ethernet等の通信媒体を介してクライアント装置200等との通信を担う。
図3は、監視カメラ100のソフトウェア構成図である。1次記憶装置1102上には、OS1000、プロトコル処理部1001、カメラ制御部1002、画像生成部1003及び、画像検出部1004がロードされる。
OS1000は監視カメラ全体を制御する基本プログラムである。OS1000の代表的な機能として、ファイルシステムなどの2次記憶装置1103管理機能、仮想記憶などのメモリ管理機能、マルチタスクなどのプロセス管理機能、ネットワークI/F1107の管理機能などが挙げられる。
プロトコル処理部1001は、クライアント装置200の要求に応じて、画像生成部1003が生成した画像データの配信や、要求に含まれる制御情報、情報取得などを実行する。プロトコル処理部1001は要求に対して、画像生成部1003、カメラ制御部1002、画像検出部1004に中継を行い、中継先からの結果をもとに、対応する応答をクライアント装置200に送信する。プロトコル処理部1001は、ネットワークI/F1107と通信媒体300を介して外部装置と通信を行う。制御情報にはフォーカス探索コマンドが含まれ、カメラ制御部1002へ中継を行う。
カメラ制御部1002はプロトコル処理部1001から受け取った制御情報をもとに、カメラ機能の制御を行うものである。代表的なものとしては、カメラユニット1106の制御および、制御結果の通知がある。制御情報としては、レンズの位置を決定するフォーカス制御、あおり角の決定をするあおり制御などが含まれる。カメラ制御部はフォーカス探索コマンドを受信した場合、画像検出部1004へフォーカス探索コマンドの送信を行い、それに合わせてフォーカスの動作を開始する。画像検出部1004からは、フォーカス探索結果を受け取り、その位置にフォーカスを移動させる。被写体との距離を測定する距離測定もカメラ制御部1002が行う。距離測定は、カメラユニット1106が有するTOF方式の制御であってもよいし、パターン照射方式の制御でもよい。カメラユニット1106にこれらの機構がない場合であっても、コントラスト方式を用いてレンズのフォーカス位置(ピントの合うレンズ位置=被写体までの距離に対応)を動かすことで距離を測定するようにしても良い。あるいは、撮像素子の画素配列の中に距離測定用の画素を配置してオートフォーカスを行う像面位相差方式を利用して距離を測定するようにしても良い。その他の制御としてカメラのズーム倍率を変えるズーム制御などが含まれても良い。
画像生成部1003はカメラユニット1106で生成された画像データを画像キャプチャI/F1105を経由して生成する。そして生成された画像データのエンコードを行う。エンコード方式はjpegであってもよいし、H264/AVC,H265/HEVCなどの画像圧縮のための符号化方式が適用可能である。
画像検出部1004は画像生成部1003が生成した映像をもとに、画像検出I/F1109の制御を行い、画像中の物体検出を行う。検出に使用する各種パラメータは、クライアント装置200からプロトコル処理部1001を中継し受信する。検出に使用するパラメータとしては、物体検出の閾値などが含まれる。画像検出部1004は検出結果を、プロトコル処理部1001を介し、クライアント装置200へ通知する。画像検出のアルゴリズムとしては、被写体の輪郭抽出や背景差分などの既存アルゴリズムを利用する。さらに画像検出部1004はカメラ制御部1002から受信したフォーカス探索コマンドを受信し、それに応じて画像検出を用いながら画像検出結果が多いフォーカス位置を探す。
以下、カメラのフォーカス制御やあおり制御について説明する。
図4はあおり制御の原理を説明するための図である。100が監視カメラであり、この監視カメラ100は垂直画角1306の範囲を写している。監視カメラ100のレンズの光軸が1303である。1304がフォーカスのフォーカス面(合焦位置)である。フォーカス面1304は光軸1303に対し垂直である。図4ではフォーカス位置が地面1305にある場合の例を示している。被写体距離をD、焦点距離をf、監視カメラの設置角をaとする。1302はレンズの光軸1303に対して撮像素子のセンサー面(受光面)をあおっていない(傾けていない)場合のセンサー面の角度を示している。レンズの光軸1303に対してセンサー面1302を、あおり角bだけ傾けた場合のセンサー面が1201である。するとフォーカス面1304が1308に傾くものとする。この時のあおり角bはシャインプルーフの原理より、以下の式(1)であらわされる。
b=arctan(f/(D・tan a))…(1)
この式を設置角aの式に変形すると、式(2)のように表現できる。
a=arctan(f/(D・tan b))…(2)
図4のようにフォーカスが地面に平行になるようにすると、コントラスト方式におけるレンズの位置や、像面位相差方式により被写体距離Dをカメラユニット1106から取得することができる。fも焦点距離であるためカメラユニット1106から取得できる。さらにあおり角bもカメラユニット1106より取得可能であるため、式(2)の右辺のパラメータがすべて求まり、設置角aを取得することが可能となる。この設置角aはフォーカス位置が地面に平行になるようにするための設置角を意味する。
また、画角情報などと2点間の位置を利用するなどして設置角aを求めてもよい。
設置角aを求めることができると、フォーカス位置を地面から上の方に移動した場合においても、被写体距離Dおよび、焦点距離fは取得可能であるため、式(1)の右辺がすべて既知となりあおり角bを求めることができる。つまりフォーカス位置を例えば地面から上方にずらした場合においても、あおり角bの補正が容易にできることになる。即ち任意のフォーカス位置において、同じ高さの位置にピントを合わせることができるあおり角度bが得られることを意味している。
本実施例では説明を簡単にするために、撮像素子の長辺方向中心線を軸として撮像素子を上下にあおる(チルト回転させる)1軸の回転の例を用いて説明をした。しかし、更に撮像素子の短辺方向中心線を軸に撮像素子を左右にあおる(パン回転させる)2軸のあおり制御にも適用できる。また、本実施例では撮像素子のセンサー面の角度をレンズの光軸に対して変化させているが、逆にセンサー面に対してレンズの光軸を変化させてあおり制御をしてもよいことは言うまでもない。
図5は実施例のあおり制御の説明図である。図4の状態からフォーカス面を地面から上の方に移動させ、1402の高さ位置にフォーカス面が移動している。フォーカス面1402は、人1400、1401の顔の高さである。1402のフォーカス面であってもカメラの設置角aは変わらず、前述のとおり焦点距離はf、被写体距離はD2であり逐次取得できる。あおり角bに関しては、フォーカス面が1402に移動するため、シャインプルーフの原理により、あおり角が図4のbから図5のb2に変わる。b2は式(1)により算出可能である。
このように、一度求めた設置角aのままで、本実施例では1402のフォーカス位置を画像検出により探索する。なお図5では同じ高さの面として地面を例に出し説明を行ったが、高さが同じと分かるものであれば、その種類に依存せず天井、床、机などであってもかまわない。
図6は顔検出の確からしさについて説明した図である。本実施例の監視カメラにおいては例えば不審者の顔を検出する場合には、顔ではないものを誤って検出(誤検出)よりも、顔であるものが検出されない(検出漏れ)の方が問題となるため、多少対象物体でないものであっても検出できるようにする。そして顔であると検出した場合には、クライアント装置の表示部に表示される人の顔画像に対して顔枠などを重畳して表示する。その際に顔であると認識して顔枠を重畳するか否かの判断基準として図6のような顔検出の確からしさを用いる。1500は顔検出の確からしさを数値化した軸であり、左に行くにつれ確からしさが高くなっている。1501,1502,1503,1504はそれぞれ人の顔のモデルの例である。左に行くにつれはっきりとした顔であることがわかる。1505は通常時の顔検出の範囲を表しており、確からしさ60%以上となっている。確からしさが60%以上であれば顔枠などを顔画像に重畳して表示する。
これに対し、本実施例のあおり角を算出するためにフォーカス位置を探索して取得する際には、ピントが合った状態の顔検出することによりフォーカス位置を探索する。従って、上記の顔枠表示の際の顔のたしからしさの基準よりも閾値の高い顔の確からしさを基準とする。即ち、本実施例において顔検出を行いながらフォーカスの探索を行う場合の顔検出の範囲の例を1506(確からしさ80%以上)としている。通常時の顔検出の際の基準である1505の範囲を用いると、被写体が被写界深度に入っていない状態で、ぼけた状態であっても顔として検出されてしまう。そこで、本実施例であおり角を算出するためにフォーカス位置を探索する際には、顔検出の閾値を通常時よりも高い値に変更している。これにより、高い精度であおり角の制御が実現できる。
次に図7を用いてフォーカス位置を探索して取得する方法について説明する。図7はフォーカス位置の探索をする際の全体フローチャートである。S1700はカメラ制御部1701からフォーカス探索コマンドを受信した場合や、画像検出部1004が検出している物体数に所定数以上の変化があった場合や定期的に一定時間が経過した場合などに開始する。S1701ではフォーカス探索コマンドを受信したかどうか等の判断を行う。フォーカス探索コマンドを受信した(YES)の場合、S1702へ分岐し、画像検出の閾値(図6の顔検出の確からしさの閾値)を上げる。受信しない(NO)場合、S1706において終了する。
S1702では図6の顔検出の確からしさで説明した通り、画像検出の閾値を上げる。そしてS1703において図8で後述するフォーカス位置探索の詳細フローを実行する。次いでS1704において顔検出の閾値を元に戻し、S1705においてS1703にて求めたフォーカス位置情報(ピントの合うレンズ位置に関する情報、あるいは被写体までの距離情報)をカメラ制御部1002へ送る。そして、カメラ制御部1002がフォーカス位置への移動を行う。そして最後にS1706において終了する。
なお、上記実施例では顔探索の際に顔検出の閾値を上げたが、カメラのパラメータの絞り開口をより広げ被写界深度を浅くして探索してもよい。
次に図8を用いて図7のS1703におけるフォーカス位置を探索し取得する方法について具体的に説明する。図8は画像検出によってフォーカス位置の探索を行う場合の詳細なフローチャートである。S1600は図7のS1703においてスタートする。S1601において検出位置に現在位置を代入し、S1602において「最大検出数」に0を代入しそれぞれ初期化を行う。S1603において物体検出を行いS1604において物体が検出されたかどうかの判断を行う。S1604において検出した(YES)場合S1605に分岐し検出数の取得を行う。S1604において物体が検出されない(NO)場合S1609に分岐し、探索の終了条件に達したかどうかの判断を行う。
S1606において検出数が「最大検出数」より大きい(YES)場合、S1607に分岐する。そうでない(NO)場合S1609に分岐する。S1602で「最大検出数」を0にしているので、1つでも検出されればS1607に進む。S1607では「最大検出数」に、得られた検出数を代入し、「最大検出数」の更新を行う。次いでS1608において検出位置の保存を行い、「最大検出数」の時のフォーカス位置を記憶しておく。
S1609では、探索の終了条件に達したかどうかの判断を行う。探索の終了条件としては、フォーカスレンズの移動端に達した場合に終了する。しかし、フォーカスレンズの移動端に達するまで探索すると時間がかかるため、撮像素子をあおっている状態であれば物体検出数が一度に多数出るはずである。そこで、最大検出数が所定値に達した場合や検出数がそれまでの検出数から減少した場合や検出数がそれまであったのにゼロになった場合や一定時間が経過した場合を検索の終了条件としてもよい。S1609において終了条件に達していない(NO)場合、S1603に分岐し、再度物体検出を行う。終了条件に達した(YES)場合、S1610へ分岐し、探索を終了し、検出したフォーカス位置を1次記憶装置1102へ保存する。その際検出したフォーカス位置が複数存在する場合には、例えば中央値をフォーカス位置として保存してもよい。あるいは平均値を保存してもよい。そしてS1611において図8のフローを終了する。
図9はあおり制御を実行するためのカメラ制御部1002のフローチャートである。S1800は、プロトコル制御部1001や画像検出部1004からあおりコマンドを受信した場合や、定期的に一定時間が経過した場合などに開始する。S1801では設置角aが決まっているかどうかの判断を行う。1801において設置角が決まっている場合(YES)、S1802へ分岐し、新しいフォーカス位置がそれまでのフォーカス位置から所定値以上変化したかどうかの判断を行う。S1801において設置角が決まっていない(NO)場合、S1804において終了する。S1802においてフォーカスが所定値以上変化した(YES)場合、あおり角の補正を行わないと、同じ高さの位置を維持できなくなるので、S1803に分岐しあおり角の制御を行う。この時のあおり角は、式(1)に新しいDを代入して求めた位置とする。S1802においてフォーカスが変化しない(NO)の場合はS1804において終了する。
次に、監視カメラのフォーカス制御とあおり制御のユーザーインターフェース(UI)について説明する。
図10は本実施例のUIの探索中の表示画面の例を示す図である。1900はクライアント装置200の表示部の画面であり、クライアント装置200から画像取得要求が監視カメラ100へ送信され、画像生成部1003が生成した画像をプロトコル処理部1001が配信を行う。1905、1903、1901は人を表している。1906は現在の探索状態を表した領域であり、図10においては探索中であるため「探索中」と表示されている。探索中において、1901と1903の人の顔にはピントがあっているが、1905の顔にはピントが合っていない状態を示している。監視カメラ100の画像検出部1004が検出した顔検出位置をプロトコル制御部1001が中継し、クライアント装置200へ送信し、検出した位置を1902,1904として四角の枠を表示している。人1905においては顔検出ができていないため四角の枠が表示されていない。なお、上記のように顔検出位置を枠などで表示する際に、前述のように、フォーカス位置の探索中においては図6における1506の範囲の確からしさに基づいて顔検出位置に枠表示をする。しかし、フォーカス位置を取得するための探索中でない場合にも顔検出をしてもよく、その際に顔検出位置に枠表示をするときの顔検出の判断基準は図6の1505の範囲としている。従って通常の監視中に不審人物などの顔位置を枠表示する際には、顔検出の確からしさが60%程度であっても顔枠が表示されることになる。
図11はクライアント装置200の表示部の画面に顔検出位置を重畳するフローチャートである。S2000はプロトコル処理部1001から応答を受信した場合に開始する。次いでS2001において検出位置を受信したかどうかの判断を行う。検出位置を受信した(YES)場合、S2002へ分岐する。S2002ではクライアント装置200の表示部の画面の画像に顔検出位置を顔枠として重畳する。検出位置を受信しない(NO)場合はS2003において終了する。
なおS1609の探索完了の判断には、例えば図10において1905,1903,1901全ての人の顔に検出枠が表示されること、としても良い。またS1609で探索完了と判断された場合には図10の1906の探索状態を表現する領域に「探索完了」などの文言を表示するなどして表現してもよい。1906のように探索状態を表示すると、現在が探索中なのかどうかが一見して判断できるためユーザーフレンドリーなUIを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形、および変更が可能である。
また、本発明における制御の一部または全部を上述した実施例の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像装置や情報処理装置に供給するようにしてもよい。そしてその撮像装置や情報処理装置におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
100:監視カメラ
200:クライアント装置
1001:プロトコル処理部
1002:カメラ制御部
1003:画像生成部
1004:画像検出部

Claims (14)

  1. 画像中の所定被写体を画像認識により検出する画像認識手段、
    レンズと撮像素子の相対的なあおり角を算出するためにフォーカス位置を探索する場合に、前記画像認識手段により検出された複数の前記所定被写体の数が所定の条件を満たすまで前記所定被写体のフォーカス位置情報を取得する取得手段、
    前記取得手段によって取得された前記所定被写体の前記フォーカス位置情報に基づき、レンズと撮像素子の相対的なあおり角を制御するあおり角制御手段、を有し、
    あおり角を算出するためにフォーカス位置を探索する場合に、前記画像認識手段によって複数の前記所定被写体の位置を検出する際の前記画像認識の基準を、前記探索中の場合と前記探索中でない場合とで異ならせたことを特徴とする撮像装置。
  2. 更にカメラの設置角を取得する設置角取得手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設置角取得手段は、高さが同じ位置の被写体に対してフォーカス位置が同じになるように設定した場合の設置角を取得するものであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記高さが同じ位置とは、地面、天井、床の少なくとも一つを基準とした高さが同じ位置であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記所定被写体は、少なくとも顔、人体の一部、ナンバープレートのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記取得手段は、前記画像認識手段によって検出された前記所定被写体の数が所定の数に達した場合、前記所定被写体の数が減少した場合、前記所定被写体の数が0になった場合のいずれかの場合まで前記所定被写体のフォーカス位置情報を取得することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記取得手段は、フォーカスレンズの移動端に達した場合または一定時間が経過した場合に前記所定被写体のフォーカス位置情報の取得を終了することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記取得手段によって前記所定被写体のフォーカス位置情報を取得する場合の方が、取得しない場合よりも前記画像認識手段によって前記所定被写体の位置を検出する際の画像認識の基準を厳しくしたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記取得手段によって前記所定被写体のフォーカス位置情報を取得する場合と取得しない場合とで、前記レンズの絞りを変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記取得手段によって前記所定被写体のフォーカス位置情報を取得する場合の方が、取得しない場合よりも前記絞りを開くようにしたことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記あおり角制御手段は、前記設置角に基づき前記あおり角を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  12. 画像中の所定被写体を画像認識により検出する画像認識ステップ、
    レンズと撮像素子の相対的なあおり角を算出するためにフォーカス位置を探索する場合に、前記画像認識ステップにより検出された複数の前記所定被写体の数が所定の条件を満たすまで所定被写体のフォーカス位置情報を取得する取得ステップ、
    前記取得ステップによって取得された前記所定被写体のフォーカス位置情報に基づき、レンズと撮像素子の相対的なあおり角を制御するあおり角制御ステップ、を有し、
    あおり角を算出するためにフォーカス位置を探索する場合に、前記画像認識ステップによって複数の前記所定被写体の位置を検出する際の前記画像認識の基準を、前記探索中の場合と前記探索中でない場合とで異ならせたことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 請求項1から1のうちいずれか一項に記載の撮像装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
  14. 請求項1に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
JP2018200980A 2018-10-25 2018-10-25 撮像装置 Active JP7305330B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018200980A JP7305330B2 (ja) 2018-10-25 2018-10-25 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018200980A JP7305330B2 (ja) 2018-10-25 2018-10-25 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020067593A JP2020067593A (ja) 2020-04-30
JP7305330B2 true JP7305330B2 (ja) 2023-07-10

Family

ID=70390291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018200980A Active JP7305330B2 (ja) 2018-10-25 2018-10-25 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7305330B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230296A (ja) 2007-03-16 2008-10-02 Mazda Motor Corp 車両用運転支援システム
JP2010130633A (ja) 2008-12-01 2010-06-10 Nikon Corp 撮像装置
JP2014235224A (ja) 2013-05-31 2014-12-15 株式会社ニコン 撮像装置および制御プログラム
JP2015043044A (ja) 2013-08-26 2015-03-05 キヤノン株式会社 焦点検出装置およびその制御方法
JP2017220864A (ja) 2016-06-09 2017-12-14 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像プログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0310578A (ja) * 1989-06-08 1991-01-18 Kowa Co 自動合焦装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230296A (ja) 2007-03-16 2008-10-02 Mazda Motor Corp 車両用運転支援システム
JP2010130633A (ja) 2008-12-01 2010-06-10 Nikon Corp 撮像装置
JP2014235224A (ja) 2013-05-31 2014-12-15 株式会社ニコン 撮像装置および制御プログラム
JP2015043044A (ja) 2013-08-26 2015-03-05 キヤノン株式会社 焦点検出装置およびその制御方法
JP2017220864A (ja) 2016-06-09 2017-12-14 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020067593A (ja) 2020-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019114617A1 (zh) 快速抓拍的方法、装置及系统
JP6532217B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム
KR102111935B1 (ko) 표시 제어장치, 표시 제어방법 및 프로그램
US11190698B2 (en) Imaging apparatus, control method for imaging apparatus, information processing apparatus, and storage medium
US9826151B2 (en) Image capture system and image capture method
KR101530255B1 (ko) 객체 자동 추적 장치가 구비된 cctv 시스템
JP2006523043A (ja) 監視を行なう方法及びシステム
KR20120070126A (ko) 객체 영상 획득 장치 및 방법
CN110602376B (zh) 抓拍方法及装置、摄像机
US9773143B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing system
JP5911227B2 (ja) 判定装置、判定方法及びプログラム
JP7305330B2 (ja) 撮像装置
JP4985742B2 (ja) 撮影システム、方法及びプログラム
KR101919138B1 (ko) 원거리 멀티 생체 인식 방법 및 장치
CN111935389B (zh) 拍摄对象切换方法、装置、拍摄设备及可读存储介质
JP7176868B2 (ja) 監視装置
CN110998404B (zh) 信息处理装置、摄像系统、摄像系统的控制方法及存储介质
US20070058067A1 (en) Monitoring system
JP7086752B2 (ja) 監視装置
JP2018182712A (ja) 監視システムおよび撮影方向制御装置
JP2006173872A (ja) カメラ制御装置
JP2020005122A (ja) 監視装置
JP2005175852A (ja) 撮影装置及び撮影装置の制御方法
WO2024185076A1 (ja) ロボット装置、制御システム、制御方法、及びプログラム
KR102432735B1 (ko) 모션 인식장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230628

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7305330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151