JP7305039B2

JP7305039B2 - 熱交換器

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Publication number: JP7305039B2
Application number: JP2022514595A
Authority: JP
Inventors: 文勇馬; 文建魏
Original assignee: Zhejiang Dunan Artificial Environment Co Ltd
Current assignee: Zhejiang Dunan Artificial Environment Co Ltd
Priority date: 2019-10-29
Filing date: 2020-08-12
Publication date: 2023-07-07
Anticipated expiration: 2040-08-12
Also published as: WO2021082618A1; US12044479B2; US20220357107A1; CN112747502A; JP2022552076A

Description

本出願は、熱交換器の技術分野に関し、具体的には熱交換器に関する。

マイクロチャネルＡ型熱交換器は、排水、小型、高効率等の利点を有するため、家庭用ユニット型空調機、ダクト型空調機等の空調機において幅広く適用されている。従来のＡ型熱交換器の熱交換効果は依然として不十分であり、使用者の使用要求を満たすことができない。

本出願は、主に、従来の技術におけるＡ型熱交換器が使用要求を満たすことができない問題を解決するための熱交換器を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本出願は熱交換器を提供し、熱交換器は、少なくとも３つの熱交換管群であり、各熱交換管群の間が順次に連通され、且つ少なくとも２つの熱交換管群の間は熱交換のエアが流れる方向に沿って互いに重なり合い、媒体が各熱交換管群を順次に流れてＵ型軌跡ラインを形成する、少なくとも３つの熱交換管群と、中間継ぎ部であり、少なくとも２つの熱交換管群の間が中間継ぎ部を介して互いに連通され、少なくとも２つの継手と隣接する２つの継手を連通する管継手とを含み、継手は第１のプレート材と第２のプレート材とで構成され、管継手は押出成形された扁平管であり、且つ管継手の幅方向は熱交換管群の幅方向に垂直となる、中間継ぎ部と、端部継ぎ部であり、互いに重なり合う熱交換管群の中間継ぎ部から離れた一端に位置され、互いに重なり合う熱交換管群の間が端部継ぎ部を介して連通される、端部継ぎ部とを含む。

選択可能な一実施形態において、少なくとも２つの継手は、それぞれ中間継ぎ部を介して連通される２つの熱交換管群の互いに近接する一端に接続される。

選択可能な一実施形態において、第１のプレート材は複数の第１のカムを有しており、第１のカムは貫通孔を有し、第２のプレート材は複数の第１のオープンスロットを有しており、第１のプレート材と第２のプレート材とを貼り合わせ、第１のカムと第２のプレート材とが互いに離隔される複数の継ぎチャンバを取り囲んで形成し、管継手は貫通孔を介して継ぎチャンバに連通され、熱交換管群は第１のオープンスロットを介して継ぎチャンバに連通される。

選択可能な一実施形態において、熱交換管群が順次に配列された複数の熱交換管を含み、第１のプレート材と第２のプレート材との長手は熱交換管の配列方向に沿って延伸し、少なくとも一部の第１のオープンスロットが第１のプレート材の長手方向に沿って配列されて同一の熱交換管群における熱交換管に連通され、継ぎチャンバは第１のプレート材の長手方向に沿って配列されている各第１のオープンスロットのうちの少なくとも１つに対応して設置される。

選択可能な一実施形態において、互いに重なり合う熱交換管群の中間継ぎ部に近接する一端は同一の継手に接続され、第１のプレート材と第２のプレート材との幅は熱交換管群の重なり合う方向に沿って延伸し、少なくとも一部の第１のオープンスロットは第１のプレート材の幅方向に沿って配列され、且つ第１のプレート材の幅方向に沿って配列されている各第１のオープンスロットはそれぞれ１つの継ぎチャンバに対応する。

選択可能な一実施形態において、管継手は、広い扁平管であり、且つ複数であり、管継手と継ぎチャンバとは一対一に対応して設置される。

選択可能な一実施形態において、管継手は複数のチャネルを有しており、同一の管継手のチャネルは同一の継ぎチャンバに連通される。

選択可能な一実施形態において、端部継ぎ部は、複数の第２のカムを有する第３のプレート材と、複数の第２のオープンスロットを有する第４のプレート材とを含み、第３のプレート材と第４のプレート材とを貼り合わせ、第２のカムと第４のプレート材とが複数の連通チャンバを取り囲んで形成し、互いに重なり合う熱交換管群はいずれも第２のオープンスロットを介して連通チャンバに連通され、第３のプレート材と第４のプレート材との幅は熱交換管群の重なり合う方向に沿って延伸し、第２のオープンスロットは第３のプレート材の幅方向に沿って配列され、且つ第３のプレート材の幅方向に沿って配列されている各第２のオープンスロットは同一の連通チャンバに対応する。

選択可能な一実施形態において、熱交換器は、複数のサイドプレートを更に含み、サイドプレート、端部継ぎ部、及び中間継ぎ部は共に熱交換管群を収容する収容領域を取り囲んで形成する。

選択可能な一実施形態において、熱交換器は、更に複数の集流管、入口管、出口管を含み、入口管と出口管とは集流管を介してそれぞれ１つの熱交換管群に連通される。

選択可能な一実施形態において、集流管、入口管及び出口管は、熱交換器の同じ側に位置し、且つ熱交換器の端部継ぎ部から離れた側に位置する。

選択可能な一実施形態において、全ての熱交換管群は、第１の熱交換管群と、第２の熱交換管群と、第３の熱交換管群と、第４の熱交換管群とを含み、第１の熱交換管群、第２の熱交換管群、第３の熱交換管群及び第４の熱交換管群が順次に連通され、且つ第１の熱交換管群と第４の熱交換管群との間、並びに第２の熱交換管群と第３の熱交換管群との間はエアが流れる方向に沿って互いに重なり合い、第１の熱交換管群と第２の熱交換管群との間、並びに第３の熱交換管群と第４の熱交換管群との間は、それぞれ中間継ぎ部を介して連通されている。

選択可能な一実施形態において、熱交換管群の長手方向に沿って、第１の熱交換管群と第２の熱交換管群とを連通するための中間継ぎ部の長さは、第３の熱交換管群と第４の熱交換管群とを連通するための中間継ぎ部の長さより大きい。

選択可能な一実施形態において、管継手は折り曲げられ、且つ中間継ぎ部を介して連通される２つの熱交換管群がＡ型構造を呈する。

本出願の技術スキームを適用して、冷気と熱交換管群における媒体とが更に十分に熱交換するように熱交換管群が重なり合うことで、熱交換器の熱交換性能を向上させ、中間継ぎ部と端部継ぎ部とが設置されていることで熱交換管群の間が互いに連通され、中間継ぎ部をＡ型構造に折り曲げることができるので、熱交換器に、Ａ型構造の排水、小型、高効率等の利点を持たせて、熱交換器が使用者の使用要求を満たすようにすることができる。

本出願の一部を構成する明細書の図面は、本出願に対する更なる理解を提供するためのものであり、本出願の模式的な実施例及びその説明は、本出願の解釈のために用いられ、本出願に対する不当な限定を構成するものではない。

本出願の熱交換器の構造模式図を示す。図１における熱交換器の分解図を示す。図１における熱交換器の上面図を示す。図１における中間継ぎ部の構造模式図を示す。図４におけるＡ－Ａに沿った断面図を示す。図４におけるＢ－Ｂに沿った断面図を示す。図４における中間継ぎ部の分解図を示す。図１における端部継ぎ部の構造模式図を示す。図８におけるＣ－Ｃに沿った構造模式図を示す。図８におけるＤ－Ｄに沿った構造模式図を示す。図８における端部継ぎ部の分解図を示す。図１における管継手の構造模式図を示す。

留意すべきこととして、矛盾がない限り本出願における実施例及び実施例における特徴は互いに組み合わされてもよい。以下、図面を参照して実施例と併せて本出願を詳細に説明する。

本出願は、従来の技術におけるＡ型熱交換器が使用要求を満たすことができない問題を解決するために、熱交換器を提供する。

図１から図１２に示されている熱交換器は、少なくとも３つの熱交換管群１０と、中間継ぎ部２０と、端部継ぎ部３０とを含み、各熱交換管群１０の間が順次に連通され、且つ少なくとも２つの熱交換管群１０の間は熱交換のエアが流れる方向に沿って互いに重なり合い、媒体が各熱交換管群１０を順次に流れてＵ型軌跡ラインを形成し、少なくとも２つの熱交換管群１０の間が中間継ぎ部２０を介して互いに連通され、中間継ぎ部２０は、少なくとも２つの継手２１及び隣接する２つの継手２１を連通する管継手２２を含み、継手２１は第１のプレート材２１１と第２のプレート材２１２とで構成され、管継手２２は押出成形された扁平管であり、且つ管継手２２の幅方向は熱交換管群１０の幅方向に垂直となり、端部継ぎ部３０は、互いに重なり合う熱交換管群１０の中間継ぎ部２０から離れた一端に位置され、互いに重なり合う熱交換管群１０の間が端部継ぎ部３０を介して連通される。

本実施例は、冷気と熱交換管群１０における媒体とが更に十分に熱交換するように熱交換管群１０が重なり合うことで、熱交換器の熱交換性能を向上させ、中間継ぎ部２０と端部継ぎ部３０とが設置されていることで熱交換管群１０の間が互いに連通され、中間継ぎ部２０をＡ型構造に折り曲げることができるので、熱交換器に、Ａ型構造の排水、小型、高効率等の利点を持たせて、熱交換器が使用者の使用要求を満たすようにすることができる。

本実施例は、熱交換管群１０が４つ設置されていることを例として説明する。図３に示すように、４つの熱交換管群１０は、それぞれ第１の熱交換管群１１、第２の熱交換管群１２、第３の熱交換管群１３、及び第４の熱交換管群１４であり、第１の熱交換管群１１と第４の熱交換管群１４との間、並びに第２の熱交換管群１２と第３の熱交換管群１３との間はエアが流れる方向に沿って互いに重なり合い、第１の熱交換管群１１と第２の熱交換管群１２との間、並びに第３の熱交換管群１３と第４の熱交換管群１４との間が中間継ぎ部２０を介して連通され、媒体が第１の熱交換管群１１、第２の熱交換管群１２、第３の熱交換管群１３、及び第４の熱交換管群１４をこの順に通過した後、熱交換を完了して排出される。もちろん、熱交換管群１０の数は、必要に応じて増減でき、その接続形態も必要に応じて変更できる。

図１から図３に示すように、少なくとも２つの継手２１は、それぞれ中間継ぎ部２０を介して連通される２つの熱交換管群１０の互いに近接する一端に接続され、管継手２２は折り曲げ状を呈し、管継手２２の両端は、それぞれ２つの継手２１に接続されて継手２１が導通されることで、中間継ぎ部２０を介して連通される２つの熱交換管群１０はＡ型構造を呈する。

具体的には、本実施例は、２つの継手２１が設置されており、一方の継手２１は、第１の熱交換管群１１及び第４の熱交換管群１４に接続され、他方の継手２１は、第２の熱交換管群１２及び第３の熱交換管群１３に接続され、留意すべきこととして、第１の熱交換管群１１と第４の熱交換管群１４との間、並びに第２の熱交換管群１２と第３の熱交換管群１３との間に対して、継手２１は単に接続固定の機能を発揮するだけで、２つの部分を導通することはない。２つの継手２１の間は、管継手２２を介して連通され、管継手２２自体は一定の角度で折り曲げられ、具体的な大きさは必要に応じて決めればよく、Ａ型構造の具体的な形状は、基本的に管継手２２の折り曲げ角度により決められる。もちろん、継手２１は必要に応じて複数設置してもよく、第１の熱交換管群１１、第２の熱交換管群１２、第３の熱交換管群１３、及び第４の熱交換管群１４は、それぞれ１つの継手２１に対応して接続される。なお管継手２２は、折り曲げられずに直管として設置されてもよい。

図４から図７に示すように、本実施例の継手２１の第１のプレート材２１１は、複数の第１のカム２１１１を有し、第１のカム２１１１は貫通孔を有し、第２のプレート材２１２は複数の第１のオープンスロット２１２１を有し、第１のプレート材２１１と第２のプレート材２１２とを貼り合わせた場合、第１のカム２１１１と第２のプレート材２１２とが互いに離隔される複数の継ぎチャンバを取り囲んで形成し、即ち、第１のオープンスロット２１２１が継ぎチャンバと熱交換管群１０とが連通されるチャネルであり、管継手２２は貫通孔を介して継ぎチャンバに連通され、熱交換管群１０は第１のオープンスロット２１２１を介して継ぎチャンバに連通される。このようにして、第１の熱交換管群１１における媒体は、一方の継手２１の継ぎチャンバ、管継手２２、他方の継手２１の継ぎチャンバを通過してから第２の熱交換管群１２に入ることができる。第３の熱交換管群１３における媒体が第４の熱交換管群１４へ入る過程は同じである。

留意すべきこととして、本実施例の継手２１上の継ぎチャンバは、同一の熱交換管群１０における複数の熱交換管を同時に覆うことができるだけで、異なる熱交換管群１０における熱交換管を覆うことはできず、即ち、第１の熱交換管群１１における一部の熱交換管の間は同一の継ぎチャンバに連通されて継手２１上の継ぎチャンバを介して互いの連通を達成することができるが、重なり合う２つの熱交換管群１０の間、即ち、第１の熱交換管群１１における熱交換管と第４の熱交換管群１４における熱交換管とは同一の継ぎチャンバに連通されることができず、このようにして、媒体が第２の熱交換管群１２及び第３の熱交換管群１３を流れ、第１の熱交換管群１１から直接第４の熱交換管群１４に入ることがないことにより、熱交換器の熱交換効果を確保する。

具体的には、熱交換管群１０が順次に配列される複数の熱交換管を含み、本実施例は、熱交換管が縦方向に配列されることを例とし、第１のプレート材２１１と第２のプレート材２１２との長さは熱交換管の配列方向に沿って延伸し、第１のプレート材２１１と第２のプレート材２１２との幅は熱交換管群１０の重なり合う方向に沿って延伸し、即ち長手方向は縦方向であり、幅方向は横方向であり、少なくとも一部の第１のオープンスロット２１２１は第１のプレート材２１１の長手方向に沿って配列され、少なくとも一部の第１のオープンスロット２１２１は第１のプレート材２１１の幅方向に沿って配列され、即ち第１のオープンスロット２１２１が複数行と複数列設置されており、本実施例は、２列の第１のオープンスロット２１２１が設置されており、各列の第１のオープンスロット２１２１は同一の熱交換管群１０における熱交換管に連通され、２列の第１のオープンスロット２１２１は、それぞれ２つの熱交換管群１０における熱交換管に連通され、継ぎチャンバは、第１のプレート材２１１の長手方向に沿って配列されている各第１のオープンスロット２１２１のうちの少なくとも１つに対応して設置され、即ち同じ列のオープンスロットは継ぎチャンバに一対一に対応してもよいし、複数が１つに対応してもよく、その連通機能を達成できればよいが、第１のプレート材２１１の幅方向に沿って配列されている各第１のオープンスロット２１２１は、それぞれ１つの継ぎチャンバに対応し、即ち２列の第１のオープンスロット２１２１は、各自の継ぎチャンバにそれぞれ対応し、同一の継ぎチャンバに対応することができず、このようにして、継手２１が第１の熱交換管群１１と第４の熱交換管群１４との間を直接連通させることを回避できる。本実施例は、継手２１毎に６つの継ぎチャンバが設置されており、６つの継ぎチャンバは２列に分かれて、各列の３つの継ぎチャンバは縦方向に配列されるが、もちろん、具体的な設置数は熱交換管群１０に応じて変更してもよい。

図１２に示すように、管継手２２は、広い扁平管であり、且つ複数であり、管継手２２と継ぎチャンバとは一対一に対応して設置される。本実施例は、継手２１毎に６つの継ぎチャンバが設置されているので、管継手２２も６つ設置され、各管継手２２の両端はそれぞれ２つの継手２１上の１つの継ぎチャンバに連通されて、２つの継手２１上の継ぎチャンバを一対一に対応させる。

本実施例の継ぎチャンバは複数の第１のオープンスロット２１２１に対応するので、順調な流れを確保するために、各管継手２２はいずれも複数のチャネルを有しており、同一の管継手２２のチャネルは同一の継ぎチャンバに連通され、このようにして、管継手２２の流れ面積を増加して、媒体の順調な流れが確保される。

図８から図１１に示すように、中間継ぎ部２０の継手２１の一部の構造と類似して、端部継ぎ部３０は、第３のプレート材３１と第４のプレート材３２と含み、第３のプレート材３１は複数の第２のカム３１１を有しており、第４のプレート材３２は複数の第２のオープンスロット３２１を有しており、第３のプレート材３１と第４のプレート材３２とを貼り合わせた場合、第２のカム３１１と第４のプレート材３２とが複数の連通チャンバを取り囲んで形成し、継手２１と異なる点は、端部継ぎ部３０の機能は重なり合う２つの熱交換管群１０の間を連通することであるので、互いに重なり合う熱交換管群１０、即ち第２の熱交換管群１２と第３の熱交換管群１３とがいずれも第２のオープンスロット３２１を介して連通チャンバに連通され、第３のプレート材３１と第４のプレート材３２との幅は熱交換管群１０の重なり合う方向に沿って延伸し、即ち方向に沿った幅は横方向であり、第２のオープンスロット３２１は第３のプレート材３１の幅方向に沿って配列され、即ち第２のオープンスロット３２１も複数の行と複数の列で設置されており、本実施例の第２のオープンスロット３２１も２列設置され、第３のプレート材３１の幅方向に沿って配列されている各第２のオープンスロット３２１は同一の連通チャンバに対応し、即ち同じ行の第２のオープンスロット３２１が同一の連通チャンバに連通され、このようにして、第２の熱交換管群１２における媒体は一方の第２のオープンスロット３２１、連通チャンバ、同じ行の他方の第２のオープンスロット３２１を通過して第３の熱交換管群１３に入って、重なり合う方向における流れ方向を変更させる。

本実施例において、第１の熱交換管群１１と第２の熱交換管群１２とを連通する中間継ぎ部２０は、熱交換器の外側に位置するが、第３の熱交換管群１３と第４の熱交換管群１４とを連通する中間継ぎ部２０は、熱交換器の内側に位置するので、熱交換管群１０の長手方向に沿って、第１の熱交換管群１１と第２の熱交換管群１２とを連通するための中間継ぎ部２０の長さは、第３の熱交換管群１３と第４の熱交換管群１４とを連通するための中間継ぎ部２０の長さより大きい。

図１及び図２に示すように、熱交換器は、複数のサイドプレート４０を更に含み、熱交換管群１０毎の上方及び下方に１つのサイドプレート４０がそれぞれ設置されており、このようにして、２つのサイドプレート４０、端部継ぎ部３０、及び中間継ぎ部２０は共に熱交換管群１０を収容する収容領域を取り囲んで形成し、熱交換管群１０を保護して離隔される。

図１から図３に示すように、熱交換器は、複数の集流管５０、入口管６０、出口管７０を更に含み、入口管６０と出口管７０とは集流管５０を介してそれぞれ１つの熱交換管群１０に連通される。

具体的には、集流管５０、入口管６０及び出口管７０は、熱交換器の同じ側に位置し、且つ熱交換器の端部継ぎ部３０から離れた側に位置する。本実施例は、２つの円形の集流管５０が設置されており、２つの集流管５０は、それぞれ第１の熱交換管群１１及び第４の熱交換管群１４の、中間継ぎ部２０から離れた一端に接続され、２つの集流管５０はそれぞれ入口管６０及び出口管７０に接続され、このようにして入口管６０を介して熱交換器内に媒体を流し入れ、媒体が第１の熱交換管群１１、中間継ぎ部２０、第２の熱交換管群１２、端部継ぎ部３０、第３の熱交換管群１３、中間継ぎ部２０、第４の熱交換管群１４をこの順に通過して、出口管７０から流れ出し、Ｕ型冷媒流路が形成され、第１の熱交換管群１１、第２の熱交換管群１２、第３の熱交換管群１３及び第４の熱交換管群１４を通過する際に、冷気と熱交換して熱交換を行う。上記の流れ方向は逆であってもよい。

選択的に、熱交換管群１０は、熱交換管並びに熱交換管に接続される熱交換フィンを含み、熱交換管は熱交換扁平管であることが好ましく、熱交換フィンは媒体と冷気との間の熱交換量を増加して、熱交換効果を向上させる。異なる熱交換作業条件に適合させるために、重なり合う２つの熱交換管群１０上の熱交換扁平管の仕様は必要に応じて調整してよく、同じであっても異なっていてもよい。

留意すべきこととして、上記実施例における複数とは、少なくとも２つである。

以上の説明から、本出願に記載された実施例は以下の技術効果を有することが分かる。
１、従来の技術におけるＡ型熱交換器が使用要求を満たすことができない問題が解決された。
２、冷気と熱交換管群における媒体とが更に十分に熱交換されるように熱交換管群が重なり合うことで、熱交換器の熱交換性能を向上させた。
３、中間継ぎ部が熱交換管群の間をＡ型構造に折り曲げることで、熱交換器に排水、小型、高効率等の利点を持たせて、熱交換器が使用者の使用要求を満たすようにすることができた。
４、異なる熱交換作業条件に適合させるために、熱交換管の仕様は必要に応じて調整してよく、同じであっても異なっていてもよい。

以上で説明した実施例は本出願の実施例の一部にすぎず、実施例の全部ではないことは明らかである。当業者が本出願における実施例に基づいて創造的な作業なしに得られた全ての実施例はいずれも本出願の保護範囲に属する。

以上の説明は、本出願の好ましい実施例にすぎず、本出願を制限するためのものではなく、当業者は本出願に対して各種の修正及び変更を行ってもよい。本出願の精神及び原則内でなされたいかなる修正、同等の置換、改善等のいずれも本出願の保護範囲に含まれるべきである。

１０熱交換管群、１１第１の熱交換管群、１２第２の熱交換管群、１３第３の熱交換管群、１４第４の熱交換管群、２０中間継ぎ部、２１継手、２１１第１のプレート材、２１１１第１のカム、２１２第２のプレート材、２１２１第１のオープンスロット、２２管継手、３０端部継ぎ部、３１第３のプレート材、３１１第２のカム、３２第４のプレート材、３２１第２のオープンスロット、４０サイドプレート、５０集流管、６０入口管、７０出口管。

Claims

熱交換器であって、
少なくとも３つの熱交換管群（１０）であり、各前記熱交換管群（１０）の間が順次に連通され、且つ少なくとも２つの前記熱交換管群（１０）の間は熱交換のエアが流れる方向に沿って互いに重なり合い、媒体が各前記熱交換管群（１０）を順次に流れてＵ型軌跡ラインを形成する、少なくとも３つの熱交換管群（１０）と、
中間継ぎ部（２０）であり、少なくとも２つの前記熱交換管群（１０）の間は前記中間継ぎ部（２０）を介して互いに連通され、少なくとも２つの継手（２１）と、隣接する２つの前記継手（２１）を連通する管継手（２２）とを含み、前記継手（２１）は第１のプレート材（２１１）と第２のプレート材（２１２）とで構成され、前記管継手（２２）は押出成形された扁平管であり、且つ前記管継手（２２）の幅方向は前記熱交換管群（１０）の幅方向に垂直となる、中間継ぎ部（２０）と、
端部継ぎ部（３０）であり、前記端部継ぎ部（３０）は互いに重なり合う前記熱交換管群（１０）の前記中間継ぎ部（２０）から離れた一端に位置し、互いに重なり合う前記熱交換管群（１０）の間は前記端部継ぎ部（３０）を介して連通される、端部継ぎ部（３０）と、を含む熱交換器。
少なくとも２つの前記継手（２１）は、それぞれ前記中間継ぎ部（２０）を介して連通される２つの前記熱交換管群（１０）の互いに近接する一端に接続される、請求項１に記載の熱交換器。
前記第１のプレート材（２１１）は複数の第１のカム（２１１１）を有しており、前記第１のカム（２１１１）は貫通孔を有し、前記第２のプレート材（２１２）は複数の第１のオープンスロット（２１２１）を有しており、前記第１のプレート材（２１１）と前記第２のプレート材（２１２）とを貼り合わせ、前記第１のカム（２１１１）と前記第２のプレート材（２１２）とが互いに離隔される複数の継ぎチャンバを取り囲んで形成し、前記管継手（２２）は前記貫通孔を介して前記継ぎチャンバに連通され、前記熱交換管群（１０）は前記第１のオープンスロット（２１２１）を介して前記継ぎチャンバに連通される、請求項１に記載の熱交換器。
前記熱交換管群（１０）が順次に配列されている複数の熱交換管を含み、前記第１のプレート材（２１１）と前記第２のプレート材（２１２）との長さは前記熱交換管の配列方向に沿って延伸し、少なくとも一部の前記第１のオープンスロット（２１２１）が前記第１のプレート材（２１１）の長手方向に沿って配列されて同一の前記熱交換管群（１０）における熱交換管に連通され、前記継ぎチャンバは前記第１のプレート材（２１１）の長手方向に沿って配列されている各前記第１のオープンスロット（２１２１）のうちの少なくとも１つに対応して設置される、請求項３に記載の熱交換器。
互いに重なり合う前記熱交換管群（１０）の前記中間継ぎ部（２０）に近接する一端は、同一の前記継手（２１）に接続され、前記第１のプレート材（２１１）と前記第２のプレート材（２１２）との幅は前記熱交換管群（１０）の重なり合う方向に沿って延伸し、少なくとも一部の前記第１のオープンスロット（２１２１）は前記第１のプレート材（２１１）の幅方向に沿って配列され、且つ前記第１のプレート材（２１１）の幅方向に沿って配列されている各前記第１のオープンスロット（２１２１）はそれぞれ１つの前記継ぎチャンバに対応する、請求項３に記載の熱交換器。
前記管継手（２２）は、広い扁平管であり、且つ複数であり、前記管継手（２２）と前記継ぎチャンバとは一対一に対応して設置される、請求項３に記載の熱交換器。
前記管継手（２２）は、複数のチャネルを有しており、同一の前記管継手（２２）のチャネルは同一の前記継ぎチャンバに連通される、請求項３に記載の熱交換器。
前記端部継ぎ部（３０）は、
第３のプレート材（３１）であり、前記第３のプレート材（３１）は複数の第２のカム（３１１）を有する、第３のプレート材（３１）と、
第４のプレート材（３２）であり、前記第４のプレート材（３２）は複数の第２のオープンスロット（３２１）を有する、第４のプレート材（３２）とを含み、
前記第３のプレート材（３１）と前記第４のプレート材（３２）とを貼り合わせ、前記第２のカム（３１１）と前記第４のプレート材（３２）とが複数の連通チャンバを取り囲んで形成し、互いに重なり合う前記熱交換管群（１０）はいずれも前記第２のオープンスロット（３２１）を介して前記連通チャンバに連通され、前記第３のプレート材（３１）と前記第４のプレート材（３２）との幅は前記熱交換管群（１０）の重なり合う方向に沿って延伸し、前記第２のオープンスロット（３２１）は前記第３のプレート材（３１）の幅方向に沿って配列され、且つ前記第３のプレート材（３１）の幅方向に沿って配列されている各前記第２のオープンスロット（３２１）は同一の前記連通チャンバに対応する、請求項１に記載の熱交換器。
前記熱交換器は、複数のサイドプレート（４０）を更に含み、前記サイドプレート（４０）、前記端部継ぎ部（３０）、及び前記中間継ぎ部（２０）は共に前記熱交換管群（１０）を収容する収容領域を取り囲んで形成する、請求項１に記載の熱交換器。
前記熱交換器は、
複数の集流管（５０）と、
入口管（６０）と、
出口管（７０）とを更に含み、
前記入口管（６０）と前記出口管（７０）とは前記集流管（５０）を介してそれぞれ１つの前記熱交換管群（１０）に連通される、請求項１に記載の熱交換器。
前記集流管（５０）、前記入口管（６０）及び前記出口管（７０）は、前記熱交換器の同じ側に位置し、且つ前記熱交換器の前記端部継ぎ部（３０）から離れた側に位置する、請求項１０に記載の熱交換器。
全ての前記熱交換管群（１０）は、
第１の熱交換管群（１１）と、
第２の熱交換管群（１２）と、
第３の熱交換管群（１３）と、
第４の熱交換管群（１４）とを含み、
前記第１の熱交換管群（１１）、前記第２の熱交換管群（１２）、前記第３の熱交換管群（１３）及び前記第４の熱交換管群（１４）が順次に連通され、且つ前記第１の熱交換管群（１１）と前記第４の熱交換管群（１４）との間、並びに前記第２の熱交換管群（１２）と前記第３の熱交換管群（１３）との間はエアが流れる方向に沿って互いに重なり合い、前記第１の熱交換管群（１１）と前記第２の熱交換管群（１２）との間、並びに前記第３の熱交換管群（１３）と前記第４の熱交換管群（１４）との間は、それぞれ前記中間継ぎ部（２０）を介して連通される、請求項１に記載の熱交換器。
前記熱交換管群（１０）の長手方向に沿って、前記第１の熱交換管群（１１）と前記第２の熱交換管群（１２）とを連通するための中間継ぎ部（２０）の長さは、前記第３の熱交換管群（１３）と前記第４の熱交換管群（１４）とを連通するための中間継ぎ部（２０）の長さより大きい、請求項１２に記載の熱交換器。
前記管継手（２２）は折り曲げられ、且つ前記中間継ぎ部（２０）を介して連通される２つの前記熱交換管群（１０）がＡ型構造を呈する、請求項１に記載の熱交換器。