JP7304620B2 - 超音波洗浄装置及び超音波洗浄方法 - Google Patents
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Description
洗浄の対象である洗浄対象物に洗浄液を接触させる接液部材と、
前記接液部材によって前記洗浄対象物に接触されている前記洗浄液に、超音波を付与する超音波付与装置と、
を備え、
前記超音波付与装置によって超音波が付与されている前記洗浄液が、該洗浄液の表面張力によって、前記洗浄対象物の表面における前記接液部材に対向する対向領域と、前記接液部材との間隙に、局所的に保持される、
超音波洗浄装置であって、
前記間隙に前記洗浄液が局所的に保持されている状態を保ったまま、前記接液部材と前記洗浄対象物との一方を他方に対して、前記接液部材、前記間隙の前記洗浄液、及び前記洗浄対象物を通る仮想回転軸の周りに自転させる回転装置、
をさらに備える。
をさらに備えてもよい。
をさらに備え、
前記接液部材が、中空管状の接液ノズルによって構成されており、
前記接液ノズルが前記貯留部と連通していることにより、前記間隙に保持されている前記洗浄液が、前記貯留空間に貯留されている前記洗浄液と連続している状態を保ってもよい。
洗浄の対象である洗浄対象物と対向する位置に、前記洗浄対象物に洗浄液を接触させる接液部材を配置し、前記洗浄対象物の表面における前記接液部材に対向する対向領域と、前記接液部材との間隙に、前記洗浄液の表面張力によって、前記洗浄液を局所的に保持させる洗浄液保持工程と、
前記間隙に前記洗浄液が保持されている状態を保ったまま、該洗浄液に超音波を付与し、かつ前記接液部材と前記洗浄対象物との一方を他方に対して、前記接液部材、前記間隙の前記洗浄液、及び前記洗浄対象物を通る仮想回転軸の周りに自転させる超音波付与工程と、
を含む。
図1に示すように、本実施形態に係る超音波洗浄装置500は、洗浄対象物としての基板BPの洗浄に用いられる。
上記実施形態1では、基板BPの表面における接液ノズル210に対向する対向領域が、基板BPの表面の全域と一致する場合を述べた。基板BPの表面における接液ノズル210に対向する対向領域が、基板BPの表面の一部分である場合には、接液ノズル210と基板BPとの一方を他方に対して移動させることにより、基板BPの表面における所望の領域を局所的に洗浄することができる。以下、その具体例を述べる。
図1及び図2には、基板BPと接液器200とを相対的に回転させる回転装置100を示したが、回転装置100は必須でない。また、図2には、移動装置400を示したが、基板BPと接液器200との相対移動は、人手によって行ってもよい。以下、回転装置100及び移動装置400を省略した具体例を述べる。
実施例1Aとして、超音波付与装置300に平板型の超音波振動子を用い、洗浄液LQに水を用いて、基板BPに貼り付けた色素インジケータを洗浄した。なお、用いた平板型の超音波振動子が洗浄液LQに付与する超音波のエネルギー密度は、1713MJ/m3である。
実施例2Aとして、超音波付与装置300に実施例1Aで用いた平板型の超音波振動子と同じものを用い、洗浄液LQに、気泡と水との混合物であるバブル水、具体的には、直径1μm未満の気泡と水との混合物であるウルトラファインバブル水を用いて、基板BPに貼り付けた色素インジケータを洗浄した。用いたウルトラファインバブル水における気泡の数密度は、3.9億個/mLである。
実施例3Aとして、超音波付与装置300に実施例1Aで用いた平板型の超音波振動子と同じものを用い、洗浄液LQに、気泡の数密度が26億個/mLのウルトラファインバブル水を用いて、基板BPに貼り付けた色素インジケータを洗浄した。
超音波の効果を確認する比較例として、洗浄液LQへの超音波の付与を行わなかったこと以外は実施例1Aと同じ条件で、基板BPに貼り付けた色素インジケータを洗浄した。
上記各実施例及び比較例による洗浄後の色素インジケータの透過度を、紫外線吸光度分析装置で測定した。洗浄後に残った色素の量が少ない程、透過度が高い。そこで、以下では、透過度を、洗浄の能力の高さを表す指標である洗浄度とみなす。
110…チャック、
120…モータ、
200…接液器、
210…接液ノズル(接液部材)、
220…貯留部、
300…超音波付与装置、
400…移動装置、
500…超音波洗浄装置、
BP…基板(洗浄対象物)、
CA…内部空洞、
GP…間隙、
LQ…洗浄液、
RA…対向領域、
RB…洗浄領域、
SP…貯留空間、
VA…仮想回転軸。
Claims (5)
- 洗浄の対象である洗浄対象物に洗浄液を接触させる接液部材と、
前記接液部材によって前記洗浄対象物に接触されている前記洗浄液に、超音波を付与する超音波付与装置と、
を備え、
前記超音波付与装置によって超音波が付与されている前記洗浄液が、該洗浄液の表面張力によって、前記洗浄対象物の表面における前記接液部材に対向する対向領域と、前記接液部材との間隙に、局所的に保持される、
超音波洗浄装置であって、
前記間隙に前記洗浄液が局所的に保持されている状態を保ったまま、前記接液部材と前記洗浄対象物との一方を他方に対して、前記接液部材、前記間隙の前記洗浄液、及び前記洗浄対象物を通る仮想回転軸の周りに自転させる回転装置、
をさらに備える、超音波洗浄装置。 - 前記間隙に前記洗浄液が局所的に保持されている状態を保ったまま、前記接液部材と前記洗浄対象物との一方を他方に対して移動させることにより、前記間隙に局所的に保持されている前記洗浄液を、前記洗浄対象物の前記表面上で移動させる移動装置、
をさらに備える、請求項1に記載の超音波洗浄装置。 - 前記洗浄液が貯留される貯留空間を画定している貯留部、
をさらに備え、
前記接液部材が、中空管状の接液ノズルによって構成されており、
前記接液ノズルが前記貯留部と連通していることにより、前記間隙に保持されている前記洗浄液が、前記貯留空間に貯留されている前記洗浄液と連続している状態を保つ、
請求項1又は2に記載の超音波洗浄装置。 - 前記超音波付与装置が、前記貯留部に取り付けられており、前記貯留空間の前記洗浄液を介して、前記間隙に保持されている前記洗浄液に前記超音波を付与する、
請求項3に記載の超音波洗浄装置。 - 洗浄の対象である洗浄対象物と対向する位置に、前記洗浄対象物に洗浄液を接触させる接液部材を配置し、前記洗浄対象物の表面における前記接液部材に対向する対向領域と、前記接液部材との間隙に、前記洗浄液の表面張力によって、前記洗浄液を局所的に保持させる洗浄液保持工程と、
前記間隙に前記洗浄液が保持されている状態を保ったまま、該洗浄液に超音波を付与し、かつ前記接液部材と前記洗浄対象物との一方を他方に対して、前記接液部材、前記間隙の前記洗浄液、及び前記洗浄対象物を通る仮想回転軸の周りに自転させる超音波付与工程と、
を含む、超音波洗浄方法。
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JP2019113265A JP7304620B2 (ja) | 2019-06-19 | 2019-06-19 | 超音波洗浄装置及び超音波洗浄方法 |
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JP2020203259A JP2020203259A (ja) | 2020-12-24 |
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Patent Citations (1)
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