JP7304018B2 - クライミング足場 - Google Patents
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Description
特許文1のクライミング足場は、上下方向に延在されたレールと、該レールに設けられた支持部材を有している。前記レールは、建物側に支持されたガイドにより、クライミング足場が上昇時にガイドされる。前記支持部材は前記レールに対して常時は水平状態に保持されるとともに、クライミング足場が上昇時に、建物側の支持部に当接することにより揺動して、支持部を通過するようにされている。なお、前記支持部は、建物側の支持部は、建物の各階の駆体梁に設けられている。前記支持部材は、前記支持部を通過後は、自重により元の水平状態に復帰するとともに前記支持部材の上面に載置される。このことにより、クライミング足場は、上昇した位置にて再び、建物の支持部にて支持されるようにされている。
本発明の目的は、上記課題を解決して、揚重機等で吊り揚げができなくなって、下動した際に衝撃荷重を小さくできるクライミング足場を提供することにある。
上記構成によれば、等間隔で離間配置された、被支持部材であっても、第1揺動部材及び第2揺動部材のいずれか一方に受け止められたときの衝撃荷重を小さくできる。
上記構成によれば、第1揺動部材の停止位置での仰角は、前記第2揺動部材の停止位置での仰角よりも大きくされていることにより、第1揺動部材が、揺動を終了したときから停止位置に復帰するまでの時間を第2揺動部材よりも短くできる。この結果、等間隔で配置された被支持部材により作動される第1揺動部材と第2揺動部材とでは、第2揺動部材の作動領域(時間)が相対的に長くなる。従って、第1揺動部材の停止位置での仰角を調整することにより、前記第2揺動部材の作動領域と、前記第1揺動部材の停止領域と一部の重複の調整が容易となる。
上記構成のように、一対のレール間に被支持部材がラダー状に配置された場合であっても、第1揺動部材及び第2揺動部材のいずれか一方に受け止められたときの衝撃荷重を小さくできる。
上記構成によれば、第1揺動部材は、前記第2揺動部材よりも上方に配置されていても、第1揺動部材及び第2揺動部材のいずれか一方に受け止められたときの衝撃荷重を小さくできる。
上記構成によれば、復帰促進手段により、被支持部材の通過後に前記停止位置への復帰を促進することが可能となる。
クライミング足場は、建築物等の構築物の外部の壁面に沿って配置された図1に示す仮設足場10と、構築物の各階に設けられた支持装置50を備えている。以下で説明する仮設足場10及び支持装置50等を構成する各部材は鉄鋼製である。
本実施形態では、仮設足場10は楔締結式足場であって、所定間隔で鋼管からなる複数の支柱12が配置されている。図1及び図2に示すように各支柱12間には水平材13、先行手摺14、踏板15、階段16などが連結固定されて構成されている。
図4、及び図5に示すようにレール支持枠体22は、複数の四角柱状の組立ユニット24が上下に連結されることにより構成されている。
レール体20は、レール組立ユニット30が上下に連結されることにより構成されている。図5、図8、及び図9に示すようにレール組立ユニット30は、離間して平行状態で対向配置された溝形鋼からなる一対のレール31と、両レール31のウェブ31aの背面同士を連結する複数の桁材32とを有している。桁材32は、上下方向と直交する方向に延在して配置されている。桁材32は、被支持部材に相当する。ウェブ31aの幅方向両端には構築物側に位置するフランジ31cと反構築物側に位置するフランジ31bが形成されている。
図3に示すように、支持装置50は、構築物Kの各階において、スラブ先端に設けられた立ち上がり部Kaに対して取付ブラケット71を介して支持されている。
図10、図11に示すようにハウジング52は、各レール組立ユニット30において、一対のレール31のフランジ31cに対してそれぞれ相対して配置される一対の翼部60と、各翼部60から構築物側に延在する延出部61と、延出部61の外端に一体に固定されたベースプレート62とを有している。
ガイドローラ部55は、翼部本体63毎に設けられている。図10、図12~図14に示すように、両翼部本体63間には、上下に一対の固定軸66、67が架設されている。両固定軸66、67の両端は、両翼部本体63から外部に突出されていて、一対のローラ68、69が回動自在に設けられている。図10及び図12に示すように、レール31のフランジ31cに相対する両翼部本体63のフランジには、コ字状の凹部63aが形成されている。ローラ68、69は凹部63aを介してフランジ31cの外面に当接されていて、レール31が上下動した際に、回転する。なお、本明細書で、下動は、仮設足場10を揚重機等で吊り下げする場合と、落下する場合も含む趣旨である。
図13、図14に示すように、両翼部本体63間には、一対の支持軸80、81が上下に離間して架設されている。なお、図13及び図14は、図15~図22と異なり、レール体20は図示されておらず、主支持体53及び副支持体54が作動する範囲を示すための図である。
ホルダ支持軸84には、ホルダ85が回動自在に支持されている。ホルダ85は、図13に示す回動位置において、ホルダ85の下部に設けられた錘87がホルダストッパ86に係止される。この状態では、錘87の重みにより、ホルダ85は、この回動位置に保持可能となっている。この回動位置に位置した状態でのホルダ85を上向きとする。
図13、図14に示すように主支持体53よりも下方に位置する支持軸81には副支持体54が長手方向の中央部にて回動自在に支持されている。すなわち、副支持体54は、図13に示す水平状態と図14に示す起立状態間の状態遷移が可能となっている。
次に、桁材32、主支持体53及び副支持体54の関係について説明する。
主支持体53及び副支持体54は、仮設足場10が落下した際、すなわち、桁材32が下動した際、停止位置に復帰している主支持体53が、主支持体53よりも上方に位置する桁材32を受け止めるようにしている。
図23(b)に示すように、副支持体54の周期T内は、揺動角度θ2が変化する作動領域と、揺動角度θ2が変化しない停止領域がある。副支持体54の停止領域は、図13に示すように副支持体54が支持姿勢の水平状態であって、停止位置での停止開始と揺動開始の間の時間領域である。副支持体54の作動領域は、揺動開始から停止位置での停止開始までの時間領域である。
次に、上記のように構成されたクライミング足場の作用について説明する。
図15に示すように仮設足場10を吊り揚げる場合、ホルダ85をホルダストッパ86に係止して上向きにする。ホルダ85が、上向きとなると、揺動が可能となっている。また、ストッパピン95はストッパガイド94内に埋没させて収納位置に保持する。この状態で、副支持体54は、揺動が可能となっている。
(1)本実施形態のクライミング足場は、レール体20(被支持延長体)には、上下方向と直交する方向に延在する桁材32(被支持部材)が、構築物の階の間隔よりも短い間隔で複数固定されている。支持装置50は、桁材32(被支持部材)を受け止めて仮設足場10を支持する停止位置と、桁材32(被支持部材)の上動時に、受け止めていた桁材32(被支持部材)よりも下方に位置する他の桁材32(被支持部材)により停止位置から上方へ揺動する。そして、該桁材32(被支持部材)の通過後は停止位置に復帰する主支持体53(第1揺動部材)及び副支持体54(第2揺動部材)が上下に配置されている。仮設足場10が下動した際、停止位置に復帰している主支持体53(第1揺動部材)が、主支持体53よりも上方に位置する桁材32(被支持部材)を受け止める。または、停止位置に復帰している副支持体54(第2揺動部材)が、主支持体53(第1揺動部材)と副支持体54(第2揺動部材)の間に位置する桁材32(被支持部材)を、または、主支持体53(第1揺動部材)を通過した桁材32(被支持部材)を受け止める。
この結果、等間隔で離間配置された、被支持部材であっても、主支持体53及び副支持体54のいずれか一方に受け止められたときの衝撃荷重を小さくできる。
上記構成によれば、主支持体53が、揺動を終了したときから停止位置に復帰するまでの時間を副支持体54よりも短くできる。この結果、等間隔で配置された被支持部材により作動される主支持体53と副支持体54とでは、副支持体54の作動領域(時間)が相対的に長くなる。従って、主支持体53の停止位置での仰角を調整することにより、副支持体54の作動領域と、主支持体53の停止領域と一部の重複の調整が容易となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
・前記実施形態では、第1揺動部材としての主支持体53を、第2揺動部材としての副支持体54よりも上方に配置したが、これに代えて、第1揺動部材を、第2揺動部材の下方に配置されていてもよい。
・前記実施形態では、第1揺動部材としての主支持体53及び第2揺動部材としての副支持体54を、停止位置では、それぞれ仰角を有するようにした。これに代えて、主支持体53及び副支持体54をともに停止位置では、俯角を有するようにしてもよい。または、主支持体53及び副支持体54のいずれか一方を停止位置では、仰角を有し、他方を停止位置では俯角を有するようにしてもよい。なお、主支持体53及び副支持体54が停止位置で俯角を有するようにした場合は、その先端の上面には、桁材32を受け入れて支持可能にする凹部を備えていることが好ましい。
・前記復帰促進手段を主支持体53、副支持体54の少なくともいずれか一方が備えていてもよい。
12…支柱
20…レール体
22…レール支持枠体
24…組立ユニット
31…レール
30…レール組立ユニット
32…桁材32(被支持部材)
49…保持ブラケット
50…支持装置
53…主支持体(第1揺動部材)
53a…係止凹部
54…副支持体(第2揺動部材)
54a…係止凹部
θ1、θ2…揺動角度
Claims (8)
- 上下方向に延在し、構築物の階を亘って配置される被支持延長体を有する仮設足場と、前記構築物の高さの異なる階からそれぞれ外部に向かって延在して設置されるとともに、前記仮設足場を離脱自在に支持する支持装置とを複数備え、前記仮設足場が吊り揚げられることにより、上方へ移動するクライミング足場であって、
前記被支持延長体には、上下方向と直交する方向に延在する被支持部材が、前記構築物の階の間隔よりも短い間隔で複数固定され、
前記支持装置は、前記被支持部材を受け止めて前記仮設足場を支持する停止位置と、前記被支持部材の上動時に、前記受け止めていた被支持部材よりも下方に位置する他の被支持部材により前記停止位置から上方へ揺動し、該被支持部材の通過後は前記停止位置に復帰する第1揺動部材及び第2揺動部材が上下に配置され、
前記仮設足場が下動した際、停止位置に復帰している前記第1揺動部材が、該第1揺動部材よりも上方に位置する被支持部材を受け止めし、または、停止位置に復帰している前記第2揺動部材が、前記第1揺動部材と該第2揺動部材の間に位置する被支持部材を、または、前記第1揺動部材を通過した被支持部材を受け止めるクライミング足場。 - 両揺動部材は、前記被支持部材の上動時において、前記停止位置での停止開始と揺動開始の間の時間領域が、相互に重ならないように配置されて、前記被支持部材が下動する際は、両揺動部材のいずれか一方が他方よりも先に前記停止位置に復帰していて、前記被支持部材のいずれか1つを受け止めて支持する請求項1に記載のクライミング足場。
- 前記停止位置での停止開始と揺動開始の間の時間領域を停止領域とし、前記揺動開始と前記停止位置での停止開始までの時間領域を作動領域としたとき、前記第2揺動部材の作動領域は、前記第1揺動部材の作動領域と一部が重複していて、前記被支持部材が下動する際は、前記他方よりも先に前記一方が前記停止位置に復帰して、前記被支持部材のいずれか1つを受け止めて支持する請求項2に記載のクライミング足場。
- 前記被支持部材は、等間隔で離間配置されている請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のクライミング足場。
- 前記第1揺動部材の停止位置での仰角は、前記第2揺動部材(副支持体54)の停止位置での仰角よりも大きくされている請求項4に記載のクライミング足場。
- 前記被支持延長体は、相互に平行に配置された一対のレールを含み、前記一対のレール間に前記被支持部材がラダー状に配置されている請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のクライミング足場。
- 前記第1揺動部材は、前記第2揺動部材よりも上方に配置されている請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項に記載のクライミング足場。
- 前記被支持部材の通過後に前記停止位置への復帰を促進する復帰促進手段を前記第1揺動部材及び第2揺動部材の少なくともいずれか一方が備える請求項1乃至請求項7のうちいずれか1項に記載のクライミング足場。
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