JP7302196B2 - 電離圏遅延量推定誤差演算装置、電離圏遅延量推定誤差演算方法及びプログラム - Google Patents

電離圏遅延量推定誤差演算装置、電離圏遅延量推定誤差演算方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電離圏遅延量推定誤差演算装置、電離圏遅延量推定誤差演算方法及びプログラムに関する。
GNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)の一つであるGPS(Grobal Positioning System)による測位は、GPS信号の伝搬における電離圏遅延の影響を受ける。
この電離圏遅延により擬似距離に現れる誤差について補正処理を実行するためにSBAS(satellite-based augmentation system:静衛星航法補強システム)が広く利用されている。SBASでは、IGP(Ionospheric Grid Point:電離圏格子点)における電波の電離圏遅延量、及び電離圏遅延量推定誤差(GIVE:Grid Ionospheric Vertical Error)が、SBAS衛星(SBASにて使用する静止衛星)からSBAS用GNSS受信機に提供されている。
例えば特許文献1及び特許文献2に、SBASを利用する電離圏遅延推定方法が開示されている。特許文献1に開示されている受信機においては、IPP(Ionospheric Pierce Point)算出部が、予めユーザによる初期設定又は以前の測位演算により与えられている概略のユーザ位置と、GPS復調部によって復調された航法データとに基づき、IPPの位置(緯度経度)を算出する。またIGP選択部が、位置が算出されたIPPについての電離圏遅延量の算出に使用できるIGPの組合せを選択する。IPP伝搬遅延算出部が、選択された四角形又は三角形の頂点に位置する各IGPについての垂直遅延データ及びGIVEに基づきIPPにおける電離圏遅延量の補間演算を行ってIPPにおける電離圏遅延量を算出する。そして測位演算部が、IPP伝搬遅延算出部から電離圏遅延量の算出結果を得ることができる場合にはそれを利用して、そうでない場合にはGPS伝搬遅延算出部から得られる伝搬遅延量算出結果を利用して、電離圏遅延補正処理及びその結果を利用した測位演算を実行する。
また特許文献2においては、航法衛星からの測位信号により電離圏遅延量及びその他の補正情報を作成するための複数のモニタ局が既知点に配置され、このモニタ局以外の地点に、航法衛星からの測位信号をそれぞれ受信してそれぞれ電離圏遅延量を測定するための複数のGPS受信機が配置される。統制局は、互いに隣接して四角形を形成する4つのIGPにおいて、航法衛星からの測位信号を受信して電離圏遅延量をそれぞれ求め、4つのIGPに囲まれる領域内の地点における電離圏遅延量を表す平面をそれぞれ求める。また統制局は、GPS受信機により測定された電離圏遅延量の測定値を、それぞれGPS受信機毎に求める。そして統制局は、4つのIGPに囲まれる領域内の地点の電離圏遅延量に関する平面と、GPS受信機毎に求めた測定値との差の最大値を、電離圏遅延量の推定値に関する信頼区間の補正情報とする。
特開2002-318271号公報 特開2009-075035号公報
しかしながら特許文献1に開示される構成では、SBAS衛星から提供された各IGPの垂直遅延データ及びGIVEに基づき、電離圏遅延量が線形な空間分布をすることを元にGIVE演算を行って、推定対象のIPPにおける電離圏遅延量を算出している。このため、電離圏遅延量が非線形な空間分布をしている場合は、電離圏遅延量を精度よく推定することができないという課題がある。
また特許文献2に開示されている構成では、4つのIGPに囲まれる領域内の地点の電離圏遅延量の平面が求められて、これを利用して電離圏遅延量の推定値に関する信頼区間の補正情報が求められている。すなわち特許文献2に開示されている構成でも、電離圏遅延量が線形な空間分布をすることを元に電離圏遅延量が求められてこれを利用して電離圏遅延量の推定値に関する信頼区間の補正情報が求められている。このため特許文献2に開示されている構成においても、電離圏遅延量が非線形な空間分布をしている場合は、電離圏遅延量の推定値に関する信頼区間の補正情報を精度よく求めることができないという課題がある。
本発明は、電離圏遅延量の線形空間分布を前提としたモデルや、過去データを基にしたモデルでは表現できない電離圏状態であっても電離圏遅延量推定誤差を精度よく求めることができる電離圏遅延量推定誤差演算装置、電離圏遅延量推定誤差演算方法及びプログラムを提供することを主な目的としている。
本発明の1側面による電離圏遅延量推定誤差演算装置は、2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを用いて各IPPの電離圏遅延量を算出する電離圏遅延量観測部と、算出された電離圏遅延量に基づいて前記各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定する状態判定部と、前記擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正する電離圏遅延量推定誤差補正部と、を有する。
本発明の1側面による電離圏遅延量演算方法は、2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを用いて各IPPの電離圏遅延量を算出し、算出された電離圏遅延量に基づいて前記各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定し、前記擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正する。
本発明の1側面によるプログラムは、コンピュータに、2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを用いて各IPPの電離圏遅延量を算出する処理と、算出された電離圏遅延量に基づいて前記各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定する処理と、擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正する処理と、を実行させる。
本発明の上記側面によれば、電離圏遅延量の線形空間分布を前提としたモデルや、過去データを基にしたモデルでは表現できない電離圏状態であっても電離圏遅延量推定誤差を精度よく求めることができる。
図1は、第1の実施形態の電離圏遅延量演算装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、IGPの配置を示す図である。 図3は、電離圏遅延量の線形空間分布を前提とした電離圏遅延量の演算方法を示す図である。 図4は、過去データを基にした電離圏遅延量推定誤差の演算方法を示す図である。 図5は、第1の実施形態の遅延誤差補正方法を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態の第1の変形例の動作を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態の第2の変形例の動作を示すフローチャートである。 図8は、実施形態を実現するコンピュータの構成の一例を示す図である。
次に例示的な第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の電離圏遅延量演算装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、電離圏遅延量演算装置1は、電離圏遅延量観測部11と、状態判定部12と、電離圏遅延量推定誤差補正部13を備えている。
上述のようにSBASにおいては、SBAS衛星が、各電離圏格子点(Ionospheric Grid Point、IGP)における電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差(Grid Ionospheric Vertical Error、GIVE)を配信している。図2は、IGPの配置を示す図である。図2に示すように、日本の周辺では、緯度及び経度が5度間隔でIGPが配置されている。
日本国内には、各国で運用されているGPS、Galileо、GLONASS、QZSSなどを構成する衛星から2周波の測位信号を受信して電離圏状況を把握するための実観測データを取得する複数のGNSS受信機が分散的に配置されている。また、GPS、Galileо、GLONASS、QZSSごとに、それぞれ3つ以上の衛星が天空上に分散的に配置されている。なお実観測データを受信したGNSS受信機の位置と、測位信号を送信する衛星とを結ぶ線が、高度350km(=おおよそ電子密度最大高度)を通過する点をIPP(Ionospheric Pierce Point)という。このように日本の周辺領域内には、2周波の測位信号による実観測データが取得されているIPPが、図2に示すIGPの間隔より細かく、分散的に設定されている。
電離圏遅延量観測部11は、日本国内に分散的に配置されている複数のGNSS受信機から2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを取得し、エポックごとに、実観測データを用いて各IPPの電離圏遅延量を算出する。
状態判定部12は、電離圏遅延量観測部11で算出された電離圏遅延量に基づいて、各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定する。例えば、状態判定部12は、各IPPの周囲の複数のIPP、例えば、日本の周辺領域内に設定されている全IPPの電離圏遅延量の平均値を求め、また、各IPPの電離圏遅延量と平均値との偏差量を求める。
すなわち状態判定部12は、あるエポックにおける電離圏遅延量空間偏差量IGDを、以下の式(1)により、各IPPのそれぞれについて算出する。
IGD=abs(IGDIPP-IGDave)・・・(1)
ここでIGDIPPは、あるエポックにおける電離圏遅延量であり、IGDaveは、あるエポックにおける全IPPの電離圏遅延量平均値である。またabs(IGDIPP-IGDave)はIGDIPPからIGDaveを差し引いた値の絶対値である。
状態判定部12は、各IPPについて算出された電離圏遅延量空間偏差量IGDが予め定めたしきい値を超えた場合、そのIPPの周囲の電離圏が擾乱状態であると判定し、そのIPPの電離圏遅延量空間偏差量IGDを出力する。
電離圏遅延量推定誤差補正部13は、状態判定部12により擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPについて、電離圏遅延量推定誤差を補正する。
なお本実施形態の電離圏遅延量演算装置は、例えば、SBAS衛星に、電離圏遅延量推定誤差を補正して出力するのに利用されてもよい。この場合、図1には図示されていないが、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、SBAS衛星から配信される電離圏遅延量と電離圏遅延量推定誤差を算出する電離圏遅延量演算装置に接続される構成としてもよい。電離圏遅延量演算装置は、電離圏遅延量が線形空間分布をすることを元に電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差を算出する。
図3は、電離圏遅延量の線形空間分布を前提とした電離圏遅延量の演算方法を示す図である。電離圏遅延量演算装置は、対象IGPから所定の探索半径の範囲内にあるIPPにおいて観測した電離圏垂直遅延量を取集し、最小二乗法により、対象IGPを中心とした電離圏遅延量の空間分布を、傾きのある近似平面として推定する。そして電離圏遅延量演算装置は、推定された近似平面から対象IGPにおける電離圏垂直遅延量を推定する。
また電離圏遅延量演算装置は、過去データを基にして、平面フィットによる推定残差、空間的・時間的非相関による推定誤差、観測データ数の欠如による推定誤差などを加算して、対象IGPにおける電離圏遅延量推定誤差GIVEを算出する。図4は、過去データを基にした電離圏遅延量推定誤差の演算式を示す図である。図4の式に示すように、電離圏遅延量演算装置は、R2 irregσ2 IGPkと、R2 irregσ2 decorr及びσ2 undersampledのうち大きい方と、σ2 rate_of_changeを合計することにより、対象IGPの電離圏遅延量推定誤差GIVEを算出する。ここでR2 irregσ2 IGPkは平面フィットによる推定残差を示し、R2 irregσ2 decorr、σ2 undersampled、及び、σ2 rate_of_changeは、脅威モデルを示す。σ2 IGPkは、電離圏遅延量推定残差であり、R2 irregは、インフレーション係数である。またσ2 decorrは、フィット面の不確定性補償であり、σ2 undersampledは、IGPに対するIPP配置補償であり、σ2 rate_of_changeは、時間的非相関補償である。
電離圏遅延量演算装置は、各IGPについて上述のように電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差を算出した結果を保持している。電離圏遅延量推定誤差補正部13は、状態判定部12が特定したIPPの周囲が「擾乱状態」であると判定すると、そのIPPを取り囲む4つのIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正して出力する。
例えば、電離圏遅延量推定誤差をσGIVEとし、しきい値判定による推定誤差増分をσdevとすると、状態判定部12から出力された偏差量>しきい値の場合、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、しきい値判定後の電離圏遅延量推定誤差σ’GIVE=σGIVE+σdevに補正する。すなわち電離圏遅延量推定誤差補正部13は、状態判定部12から出力された偏差量>しきい値の場合、上述のように算出された結果である電離圏遅延量推定誤差を一定量増加する。なお状態判定部12から出力された偏差量がしきい値以下の場合、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、電離圏遅延量推定誤差σGIVEを補正せずにσGIVEのままとし、電離圏遅延量推定誤差の増加を行わない。
なお図1に示す第1の実施形態の電離圏遅延量遅延誤差演算装置の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。実施形態の各構成要素の一部又は全部は、例えば図8に示すようなコンピュータ50とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。コンピュータ50は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)51
・ROM(Read Only Memory)52
・RAM(Random Access Memory)53
・RAM53にロードされるプログラム54
・プログラム54を格納する記憶装置55
・記録媒体56の読み書きを行うドライブ装置57
・通信ネットワーク59と接続する通信インタフェース58
・データの入出力を行う入出力インタフェース60
・各構成要素を接続するバス61
各実施形態の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム54をCPU51が取得して実行することで実現される。例えば、図1の電離圏遅延量推定誤差演算装置1の例では、電離圏遅延量観測部11は、プログラム54を取得したCPU51が、プログラム54に基づき、2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを用いて各IPPの電離圏遅延量を算出することで機能が実現されてもよい。
また状態判定部12は、プログラム54を取得したCPU51が、プログラム54に基づき、算出された電離圏遅延量に基づいて各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定することで機能が実現されてもよい。
また電離圏遅延量推定誤差補正部13は、プログラム54を取得したCPU51が、プログラム54に基づき、電離圏遅延量が線形空間分布をすることを元に電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差を算出する電離圏遅延量演算装置から電離圏遅延量推定誤差を取得し、擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正することで機能が実現されてもよい。
実施形態の各構成要素の機能を実現するプログラム54は、例えば、予め記憶装置55やROM52やRAM53に格納されており、必要に応じてCPU51が読み出すように構成されてもよい。プログラム54は、通信ネットワーク59を介してCPU51に供給されてもよいし、予め記録媒体56に格納されており、ドライブ装置57が当該プログラムを読み出してCPU51に供給してもよい。
次に本実施形態の動作について説明する。図5は、第1の実施形態の電離圏遅延量推定誤差演算方法を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施形態の推定誤差演算方法においては、まず、電離圏遅延量観測部11は、2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを得て、その実観測データを用いて、当該エポックにおける、各IPPの電離圏遅延量を算出する(ステップS1)。
そして状態判定部12が、算出された電離圏遅延量に基づいて、各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定する。まず状態判定部12は、各IPPの周囲の複数のIPP、例えば、日本の周辺領域内に設定されている全IPPの電離圏遅延量の平均値を算出し、次に各IPPの電離圏遅延量と平均値との偏差量を求め、偏差量が予め定められたしきい値より大きいか判定する(ステップS2)。
そして、状態判定部12が、電離圏が擾乱状態であると判定した場合、すなわち偏差量が予め定められたしきい値より大きい場合(ステップS3のYES)、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正する。例えば、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、電離圏遅延量が線形空間分布をすることを元に電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差を算出する電離圏遅延量演算装置から電離圏遅延量推定誤差を取得し、擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を、あらかじめ定められた一定の増加量だけ、増加する(ステップS4)。この結果、擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差が補正されてSBAS衛星から配信される。
また状態判定部12が、電離圏が擾乱状態でないと判定した場合、すなわち、偏差量が予め定められたしきい値以下(ステップS3のNO)の場合、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、電離圏が擾乱状態でないと判定されたIPPを取り囲む4つのIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正しない。
以上説明したように、本実施形態によれば、2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを用いてIPPの電離圏遅延量が算出され、算出された電離圏遅延量に基づいてIPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定され、擾乱状態と判定された場合、そのIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差が増加される。この構成により、擾乱状態と判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差は、線形空間分布を前提とするモデルや、過去データを基にしたモデルで算出された電離圏遅延量推定誤差に、さらに補正が加えられる。したがって、線形空間分布を前提とするモデルや、過去データを基にしたモデルでは表現できない電離圏状態を推定することが可能になる。
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、上記の説明では、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を一定量増加するとしたが、これに限らない。例えば、擾乱状態であると判定されたIPPの周囲の電離圏状況に応じて電離圏遅延量推定誤差の増加量を変更してもよい。
図6は、第1の実施形態の電離圏遅延量推定誤差演算方法の第1の変形例を示すフローチャートである。図6に示すように、本変形例においてもまず上述のステップS1、S2の処理が行われる。すなわち、電離圏遅延量観測部11が、上述したように2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを得て、その実観測データを用いて、各IPPにおける電離圏遅延量を算出する(ステップS1)。
そして状態判定部12が、算出された電離圏遅延量に基づいて電離圏が擾乱状態か判定する。状態判定部12は、第1の実施形態について説明したように各IPPの周囲の複数のIPP、例えば、日本の周辺領域内に設定されている全IPPの電離圏遅延量の平均値を算出し、各IPPの電離圏遅延量と平均値との偏差量を求め、偏差量が予め定められたしきい値より大きいか判定する(ステップS2)。
そして本変形例では、擾乱状態であると判定された場合、すなわち偏差量が予め定められたしきい値より大きい場合(ステップS3のYES)、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、擾乱状態であると判定されたIPPの周囲の電離圏状況に応じた増加量を算出する(ステップS5)。例えば電離圏遅延量推定誤差補正部13は、電離圏状況として、擾乱状態であると判定されたIPPの偏差量の大きさ、そのIPPを取り囲む4つのIGPの電離圏遅延量推定誤差の大きさ、Dstインデックス等の地磁気や電離圏の活動度を示す一般的な指標、GNSS受信機における衛星信号の受信強度などに応じて増加量を算出する。そして電離圏遅延量推定誤差補正部13は、電離圏遅延量が線形空間分布をすることを元に電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差を算出する電離圏遅延量演算装置から電離圏遅延量推定誤差を取得し、算出した電離圏状況に応じた増加量に基づいて電離圏遅延量推定誤差を増加させる(ステップS6)。
状態判定部12が、擾乱状態でないと判定した場合、すなわち、偏差量が予め定められたしきい値以下(ステップS3のNO)の場合は、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、擾乱状態でないと判定されたIPPを取り囲むIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正しない。
このように擾乱状態であると判定されたIPPの周囲の電離圏状況に応じた増加量だけ電離圏遅延量推定誤差を増加させることで、第1の実施形態に比べて、電離圏状況に応じて信頼性の高い電離圏遅延量推定誤差が算出できる。
さらに上記の説明では、状態判定部12が、日本の周辺領域内に設定されている全IPPの電離圏遅延量の平均値を算出し、各IPPの電離圏遅延量と平均値との偏差量に基づいて擾乱状態であるか判定するとして説明したがこれに限られない。例えば、状態判定部12は、電離圏遅延量の時間変動値に基づいて擾乱状態であるか判定してもよい。
図5は、第1の実施形態の電離圏遅延量推定誤差演算方法の第2の変形例を示すフローチャートである。図5に示すように、第2の変形例において、まず上述のステップS1の処理が行われる。すなわち電離圏遅延量観測部11は、上述したように、2周波の測位信号を受信して得られる実観測データを用いて各IPPにおける電離圏遅延量を算出する(ステップS1)。
そして本変形例においては、状態判定部12が、算出された電離圏遅延量の時間変動値に基づいて電離圏が擾乱状態であるか判定する。例えば状態判定部12は、所定の期間、電離圏遅延量観測部11から各IPPにおける電離圏遅延量を取得し、各IPPの電離圏遅延量の時間変動値を算出し、時間変動が予め定められた閾値より大きいか判定することで、電離圏が擾乱状態か判定する(ステップS7)。
なおステップS7において、状態判定部12は、各IPPの周囲の複数のIPP、例えば、日本の周辺領域内に設定されている全IPPの電離圏遅延量の平均値と各IPPの電離圏遅延量との偏差量と、各IPPの電離圏遅延量の時間変動値の、片方あるいは両方が予め定められた閾値より大きいか判定することで、電離圏が擾乱状態か判定してもよい。すなわち、状態判定部12は、上述したステップS2と同様な方法で各IPPの偏差量を求め、また、上述したステップS7と同様な方法で各IPPの電離圏遅延量の時間変動値を算出し、これらの片方あるいは両方の数値が予め定められた閾値より大きいか判定することで、電離圏が擾乱状態であるか判定してもよい。
その後は、擾乱状態と判定された場合(ステップS3のYES)、上述のステップS4と同様の処理を行う。すなわち、電離圏遅延量推定誤差補正部13が、電離圏遅延量が線形空間分布をすることを元に電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差を算出する電離圏遅延量演算装置から電離圏遅延量推定誤差を取得し、あらかじめ定められた一定の増加量だけ擾乱状態と判定されたIPPを取り囲む4つのIGPの電離圏遅延量推定誤差を増加する(ステップS4)。
また擾乱状態でないと判定された場合(ステップS3のNO)、電離圏遅延量推定誤差補正部13は、擾乱状態でないと判定されたIPPを取り囲む4つのIGPの電離圏遅延量推定誤差を補正しない。
このようにすることで、第1の実施形態と比べて電離圏遅延量の時間変動値に応じてさらに信頼性の高い電離圏遅延量推定誤差が算出できる。
以上、実施形態及びその変形例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態及びその変形例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、各実施形態の電離圏遅延量推定誤差演算装置は、電離圏遅延量が線形な空間分布をすることを元に算出された電離圏垂直遅延量推定値と電離圏遅延量推定誤差を電離圏遅延量演算装置から取得し、取得した電離圏遅延量推定誤差を補正して、SBAS衛星に出力するのに利用されるとして説明したがこれに限られない。例えばGNSS受信機が、各実施形態の電離圏遅延量推定誤差演算装置によりSBAS衛星から配信された電離圏遅延量推定誤差を補正して、推定対象のIPPにおける電離圏遅延量及び電離圏遅延量推定誤差を算出するのに利用されてもよい。
1 電離圏遅延量推定誤差演算装置
11 電離圏遅延量観測部
12 状態判定部
13 電離圏遅延量推定誤差補正部
50 コンピュータ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 プログラム
55 記憶装置
56 記録媒体
57 ドライブ装置
58 通信インタフェース
59 通信ネットワーク
60 入出力インタフェース
61 バス

Claims (7)

  1. GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から送信された2周波の測位信号を複数の受信機で受信して得られるデータであって、前記測位信号が電離圏を通過する際に生じる遅延量を示すデータである実観測データを用いて、各IPP(Ionospheric Pierce Point)における電離圏遅延量を算出する電離圏遅延量観測部と、
    算出された電離圏遅延量に基づいて前記各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定する状態判定部と、
    前記擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGP(Ionospheric Grid Point)の電離圏遅延量推定誤差を補正する電離圏遅延量推定誤差補正部とを備え
    前記電離圏遅延量推定誤差は、前記IGPにおける前記測位信号の前記電離圏による遅延量を示す電離圏遅延量の誤差を表すものである、
    電離圏遅延量推定誤差演算装置。
  2. 前記電離圏遅延量推定誤差補正部は、前記擾乱状態であると判定されたIPPの周囲の電離圏状況に応じて前記電離圏遅延量推定誤差を増加する増加量を算出する
    請求項1に記載の電離圏遅延量推定誤差演算装置。
  3. 前記状態判定部は、複数のIPPの電離圏遅延量の平均値を求め、前記平均値と前記各IPPの電離圏遅延量との偏差量を求め、前記偏差量がしきい値を超えている場合、前記各IPPの周囲の電離圏が前記擾乱状態であると判定する、請求項1又は2に記載の電離圏遅延量推定誤差演算装置。
  4. 前記状態判定部は、所定の期間に前記電離圏遅延量観測部から取得した前記各IPPの電離圏遅延量の時間変動値を算出し、前記時間変動値が予め定められたしきい値より大きい場合、前記各IPPの周囲の電離圏の状態が前記擾乱状態であると判定する、請求項1又は2に記載の電離圏遅延量推定誤差演算装置。
  5. 前記状態判定部は、複数のIPPの電離圏遅延量の平均値を求め、前記平均値と前記各IPPの電離圏遅延量との偏差量を求め、所定の期間に前記電離圏遅延量観測部から取得した前記各IPPの電離圏遅延量の時間変動値を算出し、前記偏差量と前記時間変動値の両方が予め定められたしきい値より大きい場合、前記各IPPの周囲の電離圏の状態が前記擾乱状態であると判定する、請求項1又は2に記載の電離圏遅延量推定誤差演算装置。
  6. GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から送信された2周波の測位信号を複数の受信機で受信して得られるデータであって、前記測位信号が電離圏を通過する際に生じる遅延量を示すデータである実観測データを用いて、各IPP(Ionospheric Pierce Point)における電離圏遅延量を算出し、
    算出された電離圏遅延量に基づいて前記各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定し、
    前記擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGP(Ionospheric Grid Point)の電離圏遅延量推定誤差を補正する電離圏遅延量推定誤差演算方法であって、
    前記電離圏遅延量推定誤差は、前記IGPにおける前記測位信号の前記電離圏による遅延量を示す電離圏遅延量の誤差を表すものである、
    電離圏遅延量推定誤差演算方法。
  7. コンピュータに、
    GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から送信された2周波の測位信号を複数の受信機で受信して得られるデータであって、前記測位信号が電離圏を通過する際に生じる遅延量を示すデータである実観測データを用いて、各IPP(Ionospheric Pierce Point)における電離圏遅延量を算出する処理と、
    算出された電離圏遅延量に基づいて前記各IPPの周囲の電離圏が擾乱状態であるか判定する処理と、
    擾乱状態であると判定されたIPPを取り囲むIGP(Ionospheric Grid Point)の電離圏遅延量推定誤差を補正する処理を実行させるプログラムであって、
    前記電離圏遅延量推定誤差は、前記IGPにおける前記測位信号の前記電離圏による遅延量を示す電離圏遅延量の誤差を表すものである、
    ログラム。
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