JP2017173327A - 衛星測位システムを用いた測位方法および測位装置 - Google Patents

衛星測位システムを用いた測位方法および測位装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動局が基準局から離れた場合でも、安価な一周波受信機を用いて精度良く測位し得る衛星測位システムを用いた測位方法および測位装置を提供する。【解決手段】衛星測位システムからの測位信号を移動局にて受信すると共に基準局からの補正情報を用いて、移動局にて一周波による測位を行う際に、コードによる擬似距離観測式と搬送波による位相距離観測式とを用い、且つこれら両観測式を、衛星時計誤差、基準局及び移動局での時計誤差、電離層遅延量及び対流圏遅延量、そして基準局、移動局及び衛星における一周波のコードバイアス及び位相バイアスを用いて表す。【選択図】図3

Description

本発明は、衛星測位システムを用いた測位方法および測位装置に関するものである。
近年、地球上での三次元位置を特定するのに全地球衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)が用いられている。そして、このGNSSにおいては、精度が低い単独測位と、精度が良い相対測位とがあるが、最近、単独測位においても、精度が良い方式が提案されている。
この測位方式は、GNSSで用いられる信号搬送用の2つの電波、すなわち二周波を用いることにより、衛星と観測局すなわち移動局との距離を精度良く計測し得るようにしたものであるが、二周波を用いた測位装置は高価なものになるという欠点があった。このため、一周波を用いて単独測位を行い得る測位方法が提案されている。この測位方法は、RTK測位方式(Real Time Kinematic)をベースにしたものであり、移動局の近傍に基準局を必要とするものであった(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2011/054082号
ところで、RTK測位方式の場合、基準局と移動局との距離が数キロメートルを超えると、基準局と移動局との間の電離層による遅延誤差、対流圏による遅延誤差が大きくなり、アンビギュイティを求めることができなくなる。つまり、センチメートル精度の測位ができなくなる。一般的には、距離が5キロメートルを超えると、一周波によるRTK測位方式では、アンビギュイティを解くことができなくなる。すなわち、アンビギュイティの決定を必要とする測位方式では、高価な二周波GNSS受信機が必要になるという問題がある。
そこで、本発明は、移動局が基準局から離れた場合でも、安価な一周波受信機を用いて精度良く測位し得る衛星測位システムを用いた測位方法および測位装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の衛星測位システムを用いた測位方法は、衛星測位システムからの測位電波および基準局側からの補正情報を受信するとともに上記測位電波の一周波を用いて移動局の測位を行う方法であって、
コードによる擬似距離観測式および搬送波による位相距離観測式を用い、
上記擬似距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量および対流圏遅延量を用いて、測位電波を受信する基準局または移動局である受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星におけるコードバイアスで表したものとし、
上記位相距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量、対流圏遅延量および搬送波位相アンビギュイティ用いて、測位電波を受信する受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星における位相バイアスで表したものとし、
上記基準局側にて、衛星時計誤差、一周波の衛星コードバイアスおよび衛星位相バイアス、電離層遅延量並びに対流圏遅延量の各パラメータを推定し、
上記移動局にて、上記推定された各パラメータ並びに移動局での電離層遅延量および対流圏遅延量を用いて、コードによる擬似距離、時計誤差に基づく距離、少なくとも一周波の移動局位相バイアス、および搬送波位相アンビギュイティを推定した後、上記搬送波位相アンビギュイティを決定して衛星と移動局との間の距離を求め、ここで上記移動局での各遅延量は、基準局側から移動局までの距離と、当該基準局側での遅延量とに基づいて内挿法により求める方法である。
また、本発明の衛星測位システムを用いた測位装置は、上記衛星測位システムを用いた測位方法を移動局にて実行する装置であって、
衛星からの測位電波を受信してコードによる擬似距離および搬送波による位相距離を観測するように構成された距離観測ユニットと、
基準局側から送られる衛星軌道、衛星時計誤差、並びに基準局側での電離層遅延量および対流圏遅延量などの補正情報を取得するように構成された補正情報取得ユニットと、
上記補正情報取得ユニットからの補正情報を入力として受信して移動局での電離層遅延量および対流圏遅延量を算出するように構成された遅延量算出ユニットと、
上記擬似距離、位相距離、電離層遅延量および対流圏遅延量を入力として受信して移動局の位置および一重差アンビギュイティを推定するように構成された位置等推定ユニットと、
上記位置等推定ユニットにて推定された一重差アンビギュイティを入力として受信して一重差アンビギュイティを決定するように構成されたアンビギュイティ決定ユニットと、
上記アンビギュイティ決定ユニットにて決定された一重差アンビギュイティを入力として受信して移動局の位置を決定するように構成された位置決定ユニットとを具備し、
且つ上記測位を行う際に、コードによる擬似距離観測式および搬送波による位相距離観測式を用いるとともに、
上記擬似距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量および対流圏遅延量を用いて、測位電波を受信する基準局または移動局である受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星における一周波のコードバイアスで表したものとし、
上記位相距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量、対流圏遅延量および搬送波位相アンビギュイティを用いて、測位電波を受信する受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星における一周波の位相バイアスで表したものとするものである。
上記測位方法および測位装置によると、観測式としてコードによる擬似距離観測式および搬送波による位相距離観測式を用いるとともに、これらの観測式について、コードバイアスおよび位相バイアスを考慮し、且つ基準局網にて、衛星コードバイアスおよび衛星位相バイアスを推定しこれらのバイアスを移動局に送るようにしたので、移動局にて、一周波による観測式における位相バイアスを推定することができ、したがって一周波受信機を用いた場合でも、搬送波位相アンビギュイティを決定することができる。言い換えれば、安価な一周波受信機であっても、高精度な測位を行うことができる。
本発明の数ある特徴と効果は、以下、添付図面に基づいて説明する実施例により明らかになるであろう。
本発明の実施例を実行するための衛星測位システムにおける基準局網と移動局との配置関係を示す模式図である。 本発明の実施例に係る測位装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る測位方法の手順を示すフローチャートである。 同測位方法における電離層遅延量を説明する模式図である。 同測位装置における移動局の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例に係る衛星測位システムを用いた測位方法および測位装置について説明する。
本実施例においては、衛星測位システムとして、全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite Systemであり、以下、GNSSと称す)を用いる場合について説明する。
この測位方法は、低コストな一周波GNSS受信機を用いて、センチメートルの精度で測位するために、移動局にて搬送波位相アンビギュイティを解決するための必要な補正情報を、複数の基準局からなる基準局網(基準局が一つの場合でもよく、纏めて、基準局側ともいう)で生成して、移動局(観測局、観測点ともいえる)に送るようにしたものである。以下、GNSS受信機を単に受信機と称して説明する。なお、搬送波位相アンビギュイティとは受信機で受信し始めた時の位相の整数値部分である。また、基準局と移動局とを纏めて受信局と呼ぶことができる。さらに、基準局は補正情報を作成し得るものであれば、どのような局であってもよく、例えば参照局と呼ぶこともできる。
ここでは、GNSSの一例として、GPSを用いた場合を説明するとともに、図1に示すように、3つの基準局からなる基準局網(基準局、基準局網ともkの符号を用いる)の内側エリアに移動局Aが位置している場合について説明する。図1中、符号iは衛星を示す。
まず、図2に基づき、基準局kと移動局Aとの概略構成について説明する。
基準局kには、L1周波数(1575.42MHz)およびL2周波数(1227.6MHz)の搬送波を受信し得る二周波受信機1と、この二周波受信機1で得られた各周波数の観測データおよび電子基準局Dから送られる精密暦(放送暦を元にして別途推定された暦、例えばIGS精密暦である)を入力として受信して補正情報を生成する補正情報生成ユニット2とが具備されている。なお、精密暦には、修正(補正)された衛星軌道および衛星時計誤差が含まれている。以下、L1周波数の搬送波をL1波、L2周波数の搬送波をL2波と称す。
また、移動局Aには、L1波(一周波)を受信し得る一周波受信機11と、上記基準局網kで生成された補正情報を取得する補正情報取得ユニット12と、上記一周波受信機11で得られた観測データおよび補正情報取得ユニット12からの補正情報を入力として受信して当該移動局Aの位置を高精度で演算する測位演算ユニット13とが具備されている。
次に、基準局網(ここでは、基準局と称する)kにて得られる補正情報について説明する。
基準局kでは、コードを用いた測位と、L1波およびL2波の二周波の搬送波位相を用いた測位とが行われる。
ここでは、下記(1)式にて示すコードによる擬似距離の観測式と、下記(2)式にて示す搬送波による位相距離の観測式とが用いられる。
fk=ρ +cδ−cδ+(λ /λ )I +T+pfk−p ・・・(1)
fk=ρ +cδ−cδ−(λ /λ )I +T+n fkλ+lfk−l ・・・(2)
上記各式中の記号は以下の通りである。
ρ :基準局kと衛星iとの幾何学的距離
c :電波の速度
δ :基準局時計誤差(受信局時計誤差)
δ :衛星時計誤差
:視線方向の電離層遅延量(基準局での)
:天頂方向の対流圏遅延量(基準局での)
λ :搬送波fの波長
fk :搬送波位相アンビギュイティ
fk :基準局コードバイアス(ハードウエアによる)
:衛星コードバイアス(ハードウエアによる)
fk :基準局位相バイアス(ハードウエアによる)
:衛星位相バイアス(ハードウエアによる)
そして、上記(1)式および(2)式を用いて、衛星時計誤差δ、L1波の衛星コードバイアスp 、L1波の衛星位相バイアスl 、L1波の視線方向の電離層遅延量(視線方向における遅延量)I およびL1波の天頂方向の対流圏遅延量(天頂方向における遅延量)Tの各パラメータが推定される。すなわち、補正情報が得られる。なお、コードバイアスおよび位相バイアスとは、信号が受信機などの機器の回路(ハードウエア)を通る際の遅延量である。
次に、移動局Aでの測位方法を概略的に説明する。
移動局Aでは一周波だけを用いて測位が行われる。
すなわち、L1波に載せられたPコードにより測定された擬似距離(コード擬似距離)と、L1波による位相距離(通常、搬送波位相と呼ばれている)とが用いられる。
ここでも、基準局の場合について説明したものと同じように、下記(3)式で示すコードによる擬似距離の観測式および下記(4)式で示す一周波の搬送波(L1波)による位相距離の観測式が用いられる。
1A=ρ +cδ−cδ+I +T+p1A−p ・・・(3)
1A=ρ +cδ−cδ−I +T+n 1Aλ+l1A−l ・・・(4)
上記(3)式および(4)式中の記号は以下の通りである。
ρ :移動局Aと衛星iとの幾何学的距離
c :電波の速度
δ :移動局時計誤差(受信局時計誤差)
δ :衛星時計誤差
:視線方向の電離層遅延量
:天頂方向の対流圏遅延量
λ :L1波の波長
1A :L1波の搬送波位相アンビギュイティ
1A :L1波の移動局コードバイアス(ハードウエアによる)
:L1波の衛星コードバイアス(ハードウエアによる)
1A :L1波の移動局位相バイアス(ハードウエアによる)
:L1波の衛星位相バイアス(ハードウエアによる)
なお、衛星時計誤差による距離cδ、L1波の衛星コードバイアスp およびL1波の衛星位相バイアスl は基準局kから送られる値を使用する。また、移動局コードバイアスp1Aはゼロとみなす。
そして、移動局Aでは、コード擬似距離ρ 、時計誤差距離cδ、L1波の移動局位相バイアスl1A、L1波の搬送波位相アンビギュイティn 1Aなどの各パラメータがカルマンフィルタにより推定される。
以下、本発明に係る測位方法を、図3のフローチャートに基づき詳しく説明する。
A.基準局側(基準局網)における補正情報の生成手順およびパラメータの推定手順について説明する。
まず、基準局網kの観測データにより、各基準局kと衛星iとの間のコード擬似距離並びにL1波およびL2波の搬送波位相(距離)を取得する(ステップ1)。
次に、電子基準局Dから送られる精密暦(予報値)から衛星軌道情報および衛星時計誤差を取得する(ステップ2)。
次に、L1波およびL2波の搬送波位相をゼロ差で(そのままの値で、つまり生値で)保持し、そしてカルマンフィルタを用いて視線方向の電離層遅延量I 、天頂方向の対流圏遅延量Tなどの未知数を推定する(ステップ3)。
次に、ワイドレーンアンビギュイティを、L1・L2線形結合を用いて決定する(ステップ4)。
次に、ナローレーンアンビギュイティを、L1・L2線形結合を用いて決定する(ステップ5)。
なお、これらワイドレーンアンビギュイティおよびナローレーンアンビギュイティの決定に際しては、LAMBDA法(Least-square Ambiguity Decorrelation Adjustment Method)が用いられる。
これらワイドレーンアンビギュイティおよびナローレーンアンビギュイティから、L1・L2線形結合の搬送波位相アンビギュイティを決定する。
次に、上記L1・L2線形結合の搬送波位相アンビギュイティをゼロ差アンビギュイティに戻すとともに上記観測データにカルマンフィルタを適用して、下記に示す残りの未知パラメータを推定する(ステップ6)。
すなわち、衛星時計誤差の修正値Δδ、L1波の衛星コードバイアスp 、L1波の衛星位相バイアスl が推定される。この修正された衛星時計誤差Δδが精密暦の衛星時計誤差の代わりに用いられる(ステップ7)。
そして、衛星時計誤差の修正値(以下、修正衛星時計誤差と称す)Δδ、およびカルマンフィルタにより得られたL1波の衛星コードバイアスp 、L1波の衛星位相バイアスl 、視線方向の電離層遅延量I および天頂方向の対流圏遅延の推定量Δが補正情報として移動局Aに送られる(ステップ8)。
B.観測点である移動局での計測手順について説明する。
まず、移動局Aの観測データによりコード擬似距離、搬送波位相(距離)を取得する(ステップ9)。
次に、上記基準局網kから送られる補正情報、すなわち衛星軌道、修正衛星時計誤差、L1波の衛星コードバイアス、L1波の衛星位相バイアス、天頂方向の対流圏遅延量、視線方向の電離層遅延量などを取得する(ステップ10)。
次に、視線方向の電離層遅延量および天頂方向の対流圏遅延量を、不正三角網(TIN:Triangle Irregular Network)を用いた内挿法により求める(後述する)(ステップ11)。
次に、L1波の搬送波位相(距離)およびコード擬似距離をゼロ差で保持するとともに、カルマンフィルタを用いて、L1波の移動局位相バイアス、移動局Aの位置(フロート解としての座標)および一重差アンビギュイティを推定する(ステップ12)。
次に、LAMBDA法を用いて一重差アンビギュイティを整数値として決定する(ステップ13)。
上記LAMBDA法にてアンビギュイティを求める前に、ゼロ差アンビギュイティを一重差(衛星間)アンビギュイティに変換する。この一重差アンビギュイティは、2つの衛星を(i,j)とすると、下記(5)式にて表される。
ij 1A=n 1A−n 1A ・・・(5)
なお、一重差アンビギュイティは、推定された移動局時計誤差δおよび移動局位相バイアスl1Aから、独立した(相関が無い)パラメータとして扱われる。
そして、上記決定された一重差アンビギュイティおよび他のパラメータを用いて、移動局Aの位置(三次元座標)を決定する(ステップ14)。
C.ここで、視線方向の電離層遅延量および天頂方向の対流圏遅延量の求め方について説明しておく。
(1)視線方向の電離層遅延量の求め方を図4に基づき説明する。
視線方向の電離層遅延量は、不正三角網(TIN:Triangle Irregular Network)を用いて求められる。
まず、移動局Aにおいて、移動局Aが内部に入るように当該移動局Aに近い3つの基準局k(k=1,2,3)を選ぶ。
次に、衛星iの位置(軌道)が既知であることから、これら3つの基準局kから衛星iに向けての電離層の貫通点(1′,2′,3′)を求める。なお、この貫通点(1′,2′,3′)とは、衛星iと基準局(正確には受信機)kとを結ぶ直線と電離層最下面(電離層曲面レイヤーともいう)との交点である。そして、各基準局kにおける視線方向の電離層遅延量をI,I,Iとすると、移動局Aの視線方向の電離層遅延量Iは、電離層最下面での値と同一とみなすことができるので、電離層最下面での貫通点(1′,2′,3′)に基づき内挿法を用いて電離層遅延量Iを求めることができる。
すなわち、移動局Aの視線方向での(視線方向内においての)電離層最下面における貫通点をA′、この貫通点A′から各基準局kの視線方向の貫通点(1′,2′,3′)までの距離をS,S,Sとすると、移動局Aの貫通点A′における視線方向の電離層遅延量IA′は下記(6)式にて示すように、距離に反比例する内挿法により求められる。
A′=(I/S+I/S+I/S)/(1/S+1/S+1/S) ・・・(6)
(2)天頂方向の対流圏遅延量の求め方について説明する。
基準局kでの対流圏遅延量Tは下記(7)式にて与えられる。
=T +Δ ・・・(7)
上記(7)式中、T は天頂方向の対流圏遅延量の初期値で、例えば対流圏モデルから、または外部から与えられる。具体的には、T は緯度、高度などに基づき求められる。Δは天頂方向の対流圏遅延量の初期値との差で、例えばカルマンフィルタにより推定される。
そして、移動局Aにおける天頂方向の対流圏遅延量Tは下記(8)式にて与えられる。
=T +Δ ・・・(8)
上記(8)式中、T は対流圏モデルから得られ、Δは、電離層遅延量の場合と同様に、不正三角網(TIN)を用いて求められる。
すなわち、Δは各基準局k(=1,2,3)における天頂方向の対流圏遅延量T(T,T,T)から、下記(9)式に示すように、距離Sに反比例する内挿法により求められる。
Δ=(Δ/S+Δ/S+Δ/S)/(1/S+1/S+1/S) ・・・(9)
ここで、上述した測位方法を実行する測位装置の構成について説明しておく。
すなわち、図5に示すように、この測位装置10(移動局Aでもある)は、全地球衛星測位システムからの測位電波を移動局Aにて受信するとともに基準局網(基準局側)kからの補正情報を用いて当該移動局Aにて一周波による測位を行う装置であり、
測位装置10は、
衛星iからの測位電波を受信してコードによる擬似距離および搬送波による位相距離を観測する一周波受信機である距離観測ユニット11と、
上記基準局網kから送られる修正衛星軌道、修正衛星時計誤差、並びに基準局網kでの電離層遅延量および対流圏遅延量などの補正情報を取得する補正情報取得ユニット12と、
上記補正情報取得ユニット12からの補正情報を入力として受信して移動局Aでの電離層遅延量および対流圏遅延量を算出する遅延量算出ユニット21と、
上記コードによる擬似距離、搬送波による位相距離、電離層遅延量および対流圏遅延量を入力として受信してカルマンフィルタにより、移動局Aでの一周波の位相バイアス、移動局Aの位置および一重差アンビギュイティを推定する位置等推定ユニット22と、
上記位置等推定ユニット22にて推定された一重差アンビギュイティを入力として受信して一重差アンビギュイティを決定するアンビギュイティ決定ユニット23と、
上記アンビギュイティ決定ユニット23にて決定された一重差アンビギュイティを入力として受信して移動局Aの位置を決定する位置決定ユニット24とを具備し、
且つ上記測位を行う際に、前記測位装置10は、コードによる擬似距離観測式および搬送波による位相距離観測式を用いるとともに、
上記擬似距離観測式を、測位電波を受信する基準局または移動局である受信局と衛星との間の幾何学的距離に、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量および対流圏遅延量を考慮し且つ上記受信局および衛星における一周波のコードバイアスを考慮したものとなし、
上記位相距離観測式を、測位電波を受信する受信局と衛星との間の幾何学的距離に、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量、対流圏遅延量および搬送波位相アンビギュイティを考慮し且つ上記受信局および衛星における一周波の位相バイアスを考慮したものを用いたものである。
なお、上述した測位演算ユニット13に、遅延量算出ユニット21、位置等推定ユニット22、アンビギュイティ決定ユニット23および位置決定ユニット24が設けられている。
上述したように、基準局網にて一周波の衛星コードバイアスおよび衛星位相バイアスを得るとともに、これらのバイアスを移動局に補正情報として送るようにしたので、一周波の受信機にてアンビギュイティを決定することができる。
すなわち、観測式としてコードによる擬似距離観測式および搬送波による位相距離観測式を用いるとともに、これらの観測式を、コードバイアスおよび位相バイアスを考慮したものとし、且つ基準局網にて、衛星側のコードバイアスおよび位相バイアスを推定してこれらのバイアスを移動局に送るようにしたので、移動局にて、一周波による観測式における少なくとも位相バイアスを推定することができ、したがって一周波受信機を用いた場合でも、搬送波位相アンビギュイティを決定することができる。言い換えれば、安価な一周波受信機であっても、高精度な測位を行うことができる。
A 移動局
i 衛星
k 基準局網,基準局
1 二周波受信機
2 補正情報生成ユニット
11 一周波受信機,距離観測ユニット
12 補正情報取得ユニット
13 測位演算ユニット
21 遅延量算出ユニット
22 位置等推定ユニット
23 アンビギュイティ決定ユニット
24 位置決定ユニット

Claims (2)

  1. 衛星測位システムからの測位電波および基準局側からの補正情報を受信するとともに上記測位電波の一周波を用いて移動局の測位を行う方法であって、
    コードによる擬似距離観測式および搬送波による位相距離観測式を用い、
    上記擬似距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量および対流圏遅延量を用いて、測位電波を受信する基準局または移動局である受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星におけるコードバイアスで表したものとし、
    上記位相距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量、対流圏遅延量および搬送波位相アンビギュイティを用いて、測位電波を受信する受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星における位相バイアスで表したものとし、
    上記基準局側にて、衛星時計誤差、一周波の衛星コードバイアスおよび衛星位相バイアス、電離層遅延量並びに対流圏遅延量の各パラメータを推定し、
    上記移動局にて、上記推定された各パラメータ並びに移動局での電離層遅延量および対流圏遅延量を用いて、コードによる擬似距離、時計誤差に基づく距離、少なくとも一周波の移動局位相バイアス、および搬送波位相アンビギュイティを推定した後、上記搬送波位相アンビギュイティを決定して衛星と移動局との間の距離を求め、ここで上記移動局での各遅延量は、基準局側から移動局までの距離と、当該基準局側での遅延量とに基づいて内挿法により求めることを特徴とする衛星測位システムを用いた測位方法。
  2. 請求項1に記載の衛星測位システムを用いた測位方法を移動局にて実行する装置であって、
    衛星からの測位電波を受信してコードによる擬似距離および搬送波による位相距離を観測するように構成された距離観測ユニットと、
    基準局側から送られる衛星軌道、衛星時計誤差、並びに基準局側での電離層遅延量および対流圏遅延量などの補正情報を取得するように構成された補正情報取得ユニットと、
    上記補正情報取得ユニットからの補正情報を入力として受信して移動局での電離層遅延量および対流圏遅延量を算出するように構成された遅延量算出ユニットと、
    上記擬似距離、位相距離、電離層遅延量および対流圏遅延量を入力として受信して移動局の位置および一重差アンビギュイティを推定するように構成された位置等推定ユニットと、
    上記位置等推定ユニットにて推定された一重差アンビギュイティを入力として受信して一重差アンビギュイティを決定するように構成されたアンビギュイティ決定ユニットと、
    上記アンビギュイティ決定ユニットにて決定された一重差アンビギュイティを入力として受信して移動局の位置を決定するように構成された位置決定ユニットとを具備し、
    且つ上記測位を行う際に、コードによる擬似距離観測式および搬送波による位相距離観測式を用いるとともに、
    上記擬似距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量および対流圏遅延量を用いて、測位電波を受信する基準局または移動局である受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星における一周波のコードバイアスで表したものとし、
    上記位相距離観測式を、衛星時計誤差、受信局時計誤差、電離層遅延量、対流圏遅延量および搬送波位相アンビギュイティを用いて、測位電波を受信する受信局と衛星との間の距離と、上記受信局および衛星における一周波の位相バイアスで表したものとすることを特徴とする衛星測位システムを用いた測位装置。
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