JP7302137B2 - ハンガーボックス及びハンガーボックスに用いられるハンガーバー - Google Patents
ハンガーボックス及びハンガーボックスに用いられるハンガーバー Download PDFInfo
- Publication number
- JP7302137B2 JP7302137B2 JP2019107037A JP2019107037A JP7302137B2 JP 7302137 B2 JP7302137 B2 JP 7302137B2 JP 2019107037 A JP2019107037 A JP 2019107037A JP 2019107037 A JP2019107037 A JP 2019107037A JP 7302137 B2 JP7302137 B2 JP 7302137B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger
- hanger bar
- box
- bar
- clothes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
ただ、衣服は種類によってその重さが大きく異なる。例えば、軽量なTシャツなどの衣服であれば、数着掛けても重量はそれほど大きくはなく、特許文献1の収納・運搬箱であっても十分に運搬することは可能である。しかし、Tシャツの数倍の重量を有する紳士用のスーツやコートなどの衣服の場合、服用ハンガーに掛けたまま特許文献1の補強フラップ52に数着も掛けると、補強フラップ52(ハンガーバー)に大きな荷重が加わり、補強フラップ52が破損したり差込み孔31~34から差込み片50、51が抜け落ちたりする可能性がある。
また、重量がある衣服を吊るすと、ハンガーバーが取り付けられたハンガーボックスにも大きな力が加わり、側壁や側板が内側や外側に変形して箱自体が歪んで破損してしまう可能性も大きくなる。そのため、ハンガーボックス自体の変形や歪みを防止するために何らかの手段を講じているのが好ましい。この点で特許文献1の衣類の収納・運搬箱は、箱自体の破損や変形を防止できるものとはなっていない。
即ち、本発明のハンガーボックスは、服用ハンガーを吊下状態で支持可能なビーム形状とされたハンガーバーを、互いに対面し合う側壁間に架け渡し状に備えるハンガーボックスであって、前記ハンガーバーは、当該ハンガーバーの長手方向と直交する方向に、ダンボール紙を折り重ねることで、前記架け渡し方向に長尺とされており、前記側壁には、前記ハンガーバーを内外に貫通させるべく上下に伸び且つ上方に向かって開口するスリットが形成されており、前記ハンガーバーは、前記スリットの上方を向く開口から差し入れた上で長手方向の両端を前記側壁の外側に突出させると共に、突出した端部を前記側壁に向かって折り返して、折り返された端部を前記側壁の外面に沿わせるようにして取り付けられていることを特徴とする。
好ましくは、前記ハンガーバーは、左右方向の厚みに比べて、上下方向の寸法が広幅となるような断面形状を有しているとよい。
また、本発明のハンガーボックスに用いられるハンガーバーは、上述したハンガーボックスに用いられるハンガーバーであって、前記服用ハンガーを吊下するハンガー掛け部が、前記ハンガーバーの長手方向に距離をあけて少なくとも2ヶ所以上形成されていることを特徴とする。
以下、本発明のハンガーボックス1及びハンガーボックス1に用いられるハンガーバー2の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1に示すように、第1実施形態のハンガーボックス1は、服用ハンガー3を吊下状態で支持可能なビーム形状とされたハンガーバー2を、互いに対面し合うボックス本体4の側壁間に架け渡し状に備えるものとなっている。具体的には、このハンガーボックス1は、上下方向、左右方向、及び前後方向に距離を開けて平行に対面し合う2枚1組の長方形のダンボール板を、全部で3組組み合わせて形成されていて、左右方向や前後方向に比して上下方向に背が高い直方体形状となっている。ボックス本体4の内部には、服用ハンガー3を吊下した状態で掛け止め可能なハンガーバー2が、前側壁4Fと後側壁4Bとに前後に架け渡された状態で設けられている。
以降では、ハンガーボックス1を水平に切断した場合の断面における短辺方向を、ハンガーバー2及びハンガーボックス1を説明する場合の前後方向という。また、ハンガーボックス1を水平に切断した場合の断面における長辺方向を、ハンガーバー2及びハンガーボックス1を説明する場合の左右方向という。さらに、前後方向及び左右方向の双方に直交する方向を、ハンガーバー2及びハンガーボックス1を説明する場合の上下方向という。なお、これらの方向については、適宜図中に矢印を用いて示している。
図2に示すように、第1実施形態のハンガーボックス1は、上下セットのスーツなどのように重量がある衣服Sを少ない場合は1着、多くても2着、箱内に吊下して運搬できるように形成されたものである。また、第1実施形態のハンガーボックス1は、前後方向の厚みに比べて左右方向の幅の方が長く、さらに左右方向や前後方向に比べて上下方向に背が高い構成とされている。
ハンガーバー2は、ボックス本体4を構成するものと同じダンボール紙を用いて形成されており、このダンボール紙を少なくとも2回以上に亘って折り返して重ね合わせることで、重量があるスーツやコートなどの衣類であっても、服用ハンガー3ごと吊るして支持できる強度に形成されている。
以降では、これら2線の折返線9のうち、左側の折返線9を「左折返線9L」、右側の折返線9を「右折返線9R」という。また、展開された状態のハンガーバー2のうち、左右折返線9L、9Rに挟まれた部分を「第1側片」、右折返線9Rの右側を「第2側片」、左折返線9Lの左側を「第3側片」、という。
次に、図4に示すように、互いに重ね合わされた第3側片及び第1側片の上から、右折返線9Rに沿って、右折返線9Rの右側に位置する第2側片を折り返して重ね合わせる。
図5に示すハンガーバー2は、互いに重ね合わされた3枚のダンボール紙が、左右方向に重なり合うように配備されたものである。言い換えれば、図5のハンガーバー2は、図4のものを右方向に90度だけ回転させた(横倒しにした)ものとなっている。つまり、このハンガーバー2は、ダンボール紙が左右方向に三枚重ね合わされており、前後方向に長尺であると共に上下方向や左右方向にもある程度の厚みを有する角棒状に形成されている。
すなわち、スーツなどの衣類は、後身頃に比べて前身頃が大きくなるような寸法に形成されることが多い。そのため、ハンガーバー2の長手方向の中間に第1掛け部13を形成すると、ボックス本体4の後側壁4Bまでの距離に比べて、前側壁4Fまでの距離に余裕がなくなり、衣服Sの前側がボックス本体4に接触してシワなどが入る原因となる。
次に、図6~図12を用いて、ハンガーボックス1の組み上げ方(使用方法)について説明する。
上述したフラップ6でハンガーバー2を押さえ込んだら、前端側の折り返し端8と、後端側の折り返し端8を左右に折り返す。具体的には、上述したように前側壁4Fのスリット7からはハンガーボックス1の外側に向かってハンガーバー2の前端側が突出している。そこで、この前方に突出した前端側の折り返し端8のうち、左側の折り返し端8を左方向に揺動させると共に、右側の折り返し端8を右方向に揺動させる。
図10に示すように、左方向に向かった左側の折り返し端8の揺動と、右方向に向かった右側の折り返し端8の揺動とに合わせて、上述した差し込みスリット15を開動させる。つまり、左側及び右側の差し込みスリット15は、扉のように開閉可能になっており、開動することで係止片10をスリット内に差し入れることができるようになる。
上述した図9~図11の手順は前側壁4Fにハンガーバー2の前端側を取り付ける場合のものであるが、後側壁4Rにハンガーバー2の後端側を取り付ける場合にも、同様な手順を行うことができる。
第1実施形態のハンガーボックス1は、ダンボール紙を複数回折り重ねたハンガーバー2を用いているため、衣服Sの重量を支えるに十分な強度を備えている。そのため、ダンボールだけで構成されたものでありながら、重量のある衣服Sの荷重を確実に支えることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のハンガーボックス1及びハンガーボックス1に用いられるハンガーバー2について説明する。
具体的には、第2実施形態のハンガーバー2は、ダンボール紙を2重に折り重ねることで前後方向に長尺な棒状に形成されている。この第2実施形態のハンガーバー2の折り返し手順は、図13及び図14に示すようなものとなっている。
第2実施形態のハンガーバー2を組み上げる場合は、まず中央の折返線9に沿って、折返線9の左側に位置する第1側片を、折返線9の右側に位置する第2側片の上に重ねるように折り返す。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
2 ハンガーバー
3 服用ハンガー
4 ボックス本体
4F ボックス本体の前側壁
4R ボックス本体の後側壁
5 衣服出入口
6 フラップ
6F 前側のフラップ
6R 後側のフラップ
7 スリット
8 折り返し端
9 折返線
9L 左折返線
9R 右折返線
10 係止片
11 位置決め突起
12 ハンガー掛け部
13 第1掛け部
14 第2掛け部
15 差し込みスリット
S 衣服
Claims (6)
- 服用ハンガーを吊下状態で支持可能なビーム形状とされたハンガーバーを、互いに対面し合う側壁間に架け渡し状に備えるハンガーボックスであって、
前記ハンガーバーは、当該ハンガーバーの長手方向と直交する方向に、ダンボール紙を折り重ねることで、前記架け渡し方向に長尺とされており、
前記側壁には、前記ハンガーバーを内外に貫通させるべく上下に伸び且つ上方に向かって開口するスリットが形成されており、
前記ハンガーバーは、前記スリットの上方を向く開口から差し入れた上で長手方向の両端を前記側壁の外側に突出させると共に、突出した端部を前記側壁に向かって折り返して、折り返された端部を前記側壁の外面に沿わせるようにして取り付けられている
ことを特徴とするハンガーボックス。 - 前記ハンガーバーは、
長手方向に伸びる折返線を境に前記ダンボール紙を折り返すことで、前記ダンボール紙が左右に重なり合った構造とされており、
前記側壁の外側に突出した端部を、長手方向と交差する方向に伸びる折返線を境に長手方向に折り返して前記側壁の外面に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のハンガーボックス。 - 前記ハンガーバーは、左右方向の厚みに比べて、上下方向の寸法が広幅となるような断面形状を有している
ことを特徴とする請求項1または2に記載のハンガーボックス。 - 前記ハンガーバーの長手方向の両端には、前記ハンガーバーの折り返し端を側壁の外面に係止するための係止片が設けられており、
前記側壁には、前記係止片を差し込み可能な差し込みスリットが形成されている
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のハンガーボックス。 - 請求項1~4のいずれかに記載のハンガーボックスに用いられるハンガーバーであって、
前記服用ハンガーを吊下するハンガー掛け部が、前記ハンガーバーの長手方向に距離をあけて少なくとも2ヶ所以上形成されている
ことを特徴とするハンガーバー。 - 前記ハンガー掛け部には、前記服用ハンガーが単数の場合に用いられる第1掛け部と、前記服用ハンガーが複数の場合に用いられる第2掛け部と、があり、
前記第1掛け部と第2掛け部とは、互いに前記ハンガーバーの上縁における異なる位置に形成されている
ことを特徴とする請求項5に記載のハンガーバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019107037A JP7302137B2 (ja) | 2019-06-07 | 2019-06-07 | ハンガーボックス及びハンガーボックスに用いられるハンガーバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019107037A JP7302137B2 (ja) | 2019-06-07 | 2019-06-07 | ハンガーボックス及びハンガーボックスに用いられるハンガーバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020200064A JP2020200064A (ja) | 2020-12-17 |
JP7302137B2 true JP7302137B2 (ja) | 2023-07-04 |
Family
ID=73744230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019107037A Active JP7302137B2 (ja) | 2019-06-07 | 2019-06-07 | ハンガーボックス及びハンガーボックスに用いられるハンガーバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7302137B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3019373U (ja) | 1995-06-13 | 1995-12-12 | 山一段ボール株式会社 | 衣類の収納・運搬箱 |
JP2015229498A (ja) | 2014-06-03 | 2015-12-21 | レンゴー株式会社 | 収納箱 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52168032U (ja) * | 1976-06-12 | 1977-12-20 |
-
2019
- 2019-06-07 JP JP2019107037A patent/JP7302137B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3019373U (ja) | 1995-06-13 | 1995-12-12 | 山一段ボール株式会社 | 衣類の収納・運搬箱 |
JP2015229498A (ja) | 2014-06-03 | 2015-12-21 | レンゴー株式会社 | 収納箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020200064A (ja) | 2020-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7302137B2 (ja) | ハンガーボックス及びハンガーボックスに用いられるハンガーバー | |
JP3210339U (ja) | 包装箱 | |
JP5773522B2 (ja) | ハンガーボックス | |
JP5567712B1 (ja) | 遊技機関連部材収容ボックス | |
JP7176862B2 (ja) | トレイ及びトレイのブランク | |
JP2017226450A (ja) | 自立性包装体 | |
JP5581128B2 (ja) | 収納箱の仕切片構造 | |
JP2016137945A (ja) | 折り畳み式収納箱 | |
EP3405411B1 (en) | Distribution package and distribution parcel for use in laying distribution of clothes | |
JPH0434062Y2 (ja) | ||
JP3141543U (ja) | 組立て式箱 | |
KR102467934B1 (ko) | 다층 수납이 가능한 포장재 | |
JP4078189B2 (ja) | 折り畳みコンテナー | |
JP5103435B2 (ja) | 包装箱 | |
JP7496115B2 (ja) | 包装容器およびその板材 | |
JP3245853U (ja) | 吊り下げ付き収納箱 | |
JP2011207498A (ja) | 高さ変更可能な包装箱 | |
JPS5917831Y2 (ja) | 衣類の収納ケ−ス | |
JP2023077012A (ja) | 収納容器及び包装容器 | |
JP3073648U (ja) | 包装箱 | |
JP6798235B2 (ja) | 収容箱 | |
JP2024076887A (ja) | 包装箱 | |
JP3019373U (ja) | 衣類の収納・運搬箱 | |
JP6324283B2 (ja) | 厚紙製包装用箱 | |
JP3170614U (ja) | 包装用箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221220 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20230215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230412 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7302137 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |