JP7301708B2 - 硬化性爪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、硬化性爪化粧料に関するものである。
昨今、手や足の爪の装飾を施すネイルアートの人気が高まっており、樹脂製の硬化性爪化粧料を爪に接着させて装飾を形成することが広く行われている。このような装飾を形成する手法として、例えば、重合性単量体と重合開始剤を含むジェルネイルと呼ばれるジェル状の硬化性爪化粧料を爪に塗布し、これを重合硬化させることで人工爪を形成するものがある。このようなジェルネイルには、爪に対する密着性、適度な柔軟性、日常生活において劣化しない耐水性、簡便に除去できる除去性が求められる。
ジェルネイルが爪に対する密着性を有することで、爪上に人工爪を形成し、これを保持することが容易となる。ジェルネイルを硬化させて作製した人工爪が適度な柔軟性を有することにより、使用中に違和感を覚えることが少ないとともに、日常生活において普段と変わらずに生活をしても破損する虞が小さくなる。また、使用中には爪から剥がれたり破損したりしないことも重要であり、日常生活では炊事や入浴などで人工爪が水にさらされることが多いため、耐水性が不十分であると、日常生活を送るなかで人工爪が劣化してしまい、破損したり爪から剥がれたりしてしまう虞がある。
また、ジェルネイルの除去は、一般的には除去液を含浸させたワイプやコットンでジェルネイルを包み、静置することで行われる。しかしながら、従来のジェルネイルは除去性が低く、上記の方法を行った後に、機械的に除去する必要があり、多大な労力と時間が必要になっており、施術者、被施術者共に負担が大きかった。なお、除去液としては、除去性能のほか、生体安全性や取り扱いやすさを考慮して、アセトンを主成分とするものが主に使用されている。
上記のようにジェルネイルにおける除去性の向上は大きな課題となっており、近年、ソークオフジェルネイルと呼ばれる除去性を向上させたジェルネイルが提案されている。除去性を向上させる手段としては、例えば重合性単量体の組成を調整することが挙げられる(特許文献1,2)。
特許文献1では重合性単量体としてポリカーボネート構造を有するポリウレタン(メタ)アクリレートを使用し、且つ重量平均分子量が10,000以上のバインダーポリマーと、光重合開始剤とを含有する人工爪組成物が提案されている。上記組成物においては、ポリカーボネート構造を有するポリウレタン(メタ)アクリレートの特性によって除去性を高めつつ、バインダーポリマーを併用することで皮膜性や密着性といったジェルネイルに必要な特性を付与している。しかしながら、上記バインダーポリマーは重合性単量体と化学結合を形成するものではないので、その構造や配合量によっては、例えば長期間水に曝された場合などにポリマー成分の溶出による劣化が起こる場合があり、耐水性が十分でない場合がある。例えば、特許文献1の実施例においては、重合性単量体100質量部に対して25質量部以上のバインダーポリマーを配合した例が主に示されており、これらはバインダーポリマーの量が多いために耐水性が低いことが懸念される。また、バインダーポリマーの使用量を低減した実施例は、密着性などを補うために親水性が高いヒドロキシル基を有する単官能の重合性単量体を多量に配合しており、これにより耐水性が低下することが懸念される。
また、特許文献2では、1分子中に平均2個以上の(メタ)アクリレート基を含むウレタン(メタ)アクリレートを60.0~80.0重量部と、(ポリ)エチレングリコール鎖を有する2官能(メタ)アクリレートと光重合開始材を20.0~40.0重量部とを配合した、人工爪被覆組成物が開示されている。しかしながら、上記組成物は、耐水性、除去性、及び密着性はある程度優れるものの、水素結合を有するウレタン(メタ)アクリレートと2官能(メタ)アクリレートを多量に配合することとなるため、柔軟性が劣る虞がある。
WO2015/046300号公報 特許第6389368号公報
前記のように、従来の硬化性爪化粧料では、密着性、柔軟性、耐水性、除去性の全てを満足するものが得られていないのが現状であった。
従って、本発明は、爪に対する密着性を有し、適度な柔軟性を有し、炊事や入浴などの日常生活における十分な耐久性を得られるように耐水性が高く、且つジェルネイルの除去剤として一般的に使用されるアセトンにより簡便に除去することが出来る硬化性爪化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定の構造を有する単官能重合性単量体と、多官能重合性単量体を所定の比率で配合した重合性単量体成分を使用することにより、前記課題を全て達成し得る組成物を提供できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
よって本発明は、重合性単量体成分と重合開始剤成分とを含む硬化性爪化粧料であって、
前記重合性単量体成分は、
下記一般式(1)
Figure 0007301708000001
(式中、Rは水素原子または炭素数1~4のアルキル基を示し、R及びRは炭素数1~6のアルキレン基を示し、RとRは異なっていても良く、Rは炭素数1~6のアルキル基を示す。)で示される重合性単量体aと、
分子量が300以上であり、分子内に2以上のラジカル重合性官能基を有する重合性単量体bと、
を少なくとも含み、
前記重合性単量体aの配合量は重合性単量体成分中の40質量%~60質量%であり、前記重合性単量体bの配合量は重合性単量体成分中の40質量%以上である、
硬化性爪化粧料である。
重合性単量体bは、分子内に1以上のウレタン結合を有し、且つ芳香環を有さないことが好ましく、下記一般式(2)で示されるものであることがさらに好ましい。
Figure 0007301708000002
(式中、Rは水素原子または炭素数1~4のアルキル基を示し、R、R及びRは主鎖の炭素数1~8のアルキレン基を示し、R、R、Rは互いに異なっていても良い)。
さらに、単位構造の少なくとも50モル%以上が下記一般式(3)
Figure 0007301708000003
(式中、Rは炭素数1~10のアルキル基を示し、R10は水素原子またはメチル基を示す。)で示され、且つ分子量が1000~10000の範囲である重合体を含むことが好ましい。
また、本発明の硬化性爪化粧料と、アセトンを含む爪化粧料除去剤とを少なくとも含む、爪化粧料キットとすることもできる。
本発明により、密着性、柔軟性、耐水性、除去性に優れた硬化性爪化粧料を提供することが出来る。本発明の硬化性爪化粧料を、例えばジェルネイルとして使用して人工爪を形成した場合、密着性に優れるため人工爪を爪上に形成して保持することが容易であり、使用中は耐水性が高く適度な柔軟性を有しているため、使用感に優れ、日常生活における耐久性が高く長期間使用することができ、且つ除去したいときには一般的な除去剤を使用することで簡便に除去することができる。
本発明の硬化性爪化粧料は、特定の重合性単量体を特定の比率で配合した重合性単量体成分と重合開始剤成分とを含むことを特徴とする。以下、各成分について詳細に説明する。
<重合性単量体成分>
本発明の重合性単量体成分は、ラジカル重合性官能基を有する重合性単量体からなるものであり、複数のカルボニル基を有する特定の重合性単量体aと、分子内に2以上のラジカル重合性官能基を有する特定の重合性単量体bとを少なくとも含むものである。
後述する配合量も含め、これらの重合性単量体の組み合わせは新規であり、かかる組み合わせにより、重合性単量体aによる爪への密着性と除去性の付与を、且つ重合性単量体aと重合性単量体bを特定の配合量で使用することによる適度な柔軟性と耐水性の付与とを全て実現した従来に無い効果を有する硬化性爪化粧料を実現し得たものである。
(重合性単量体a)
本発明の重合性単量体成分に含まれる重合性単量体aは、下記一般式(1)
Figure 0007301708000004
(式中、Rは水素原子または炭素数1~4のアルキル基を示し、R及びRは炭素数1~6のアルキレン基を示し、RとRは異なっていても良く、Rは炭素数1~6のアルキル基を示す。)で示されるものである。
重合性単量体aは複数のカルボニル基を有するため、除去剤の主成分であるアセトンによって膨潤しやすく、除去剤を使用すると硬化した爪化粧料が柔らかくなり、弱い力でも爪から剥がせるようになると推察される。そのため、重合性単量体aを配合した硬化性爪化粧料は高い除去性が得られると推察される。また、重合性単量体aは爪との親和性が高いため、これを配合した組成物は爪への密着性を有するようになると推察される。
前記一般式(1)中のRは水素原子またはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1~4のアルキル基である。ジェルネイルとして必要な性状、即ち、重合して得られる硬化体の機械的強度、皮膚に対する低刺激性、臭気等を考慮すると、該Rは水素原子またはメチル基であることが好ましく、メチル基であることが特に好ましい。
前記一般式(1)中のR及びRは炭素数1~6のアルキレン基であり、RとRは異なっていても良い。該アルキレン基としては、上記と同様の理由により、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、1-メチルエチレン基、及び1,2-ジメチルエチレン基等の炭素数1~4のアルキレン基であることが好ましい。
前記一般式(1)中のRは、炭素数1~6のアルキル基である。該アルキル基は特に制限されないが、やはり上記と同様の理由により、炭素数1~4のアルキル基であることが好ましい。
上記のことを勘案すると、本発明で好適に使用できる前記一般式(1)で示される重合性単量体において、特に好適なものとしてRが水素原子またはメチル基であり、R及びRがそれぞれ独立に炭素数1~4のアルキレン基であり、Rが炭素数1~4のアルキル基であるものが挙げられる。
本発明において用いられる重合性単量体aとしては、例えば以下のものが挙げられる。
Figure 0007301708000005
Figure 0007301708000006
Figure 0007301708000007
これら重合性単量体の中でも、分子末端からカルボニル基までの距離が短いもの、すなわちRが炭素数1のアルキレン基(メチレン基)、Rが炭素数1のアルキル基(メチル基)であるものが、除去剤として使用されるアセトンとの親和性の観点から好ましく、アセトアセトキシエチルメタクリレートまたはアセトアセトキシエチルアクリレートが特に好ましい。
(重合性単量体b)
本発明の重合性単量体成分に含まれる重合性単量体bは、分子量が300以上であり、分子内に2以上のラジカル重合性官能基を有する重合性単量体である。硬化性爪化粧料がこのような多官能重合性単量体を含むことにより、硬化後にポリマー鎖の架橋ネットワークを形成し、ジェルネイルとして適度な柔軟性を付与することが出来る。さらには、十分な強度、適度な硬度を付与することが容易となる。
重合性単量体bの分子量を300以上、より好ましくは400以上とすることで、適度な架橋ネットワークを形成し、ジェルネイルとして適度な柔軟性を付与することが可能となる。一方、重合性単量体bの分子量の上限は特に限定されないが、長すぎると重合性や強度が不十分となる場合もあるため、10000以下であることが好ましく、3000以下であることがより好ましく、1500以下であることがさらに好ましい。
重合性単量体bは、分子内に2以上のラジカル重合性官能基を含むことにより、前記したように、硬化後に架橋ネットワークを形成するものであるが、分子内のラジカル重合性官能基の数が多すぎると架橋密度が高くなりすぎてしまい、適度な柔軟性が得られにくくなる場合があるため、分子内のラジカル重合性官能基の数は4以下であることが好ましく、3以下であることがさらに好ましく、2であることが最も好ましい。
重合性単量体bのラジカル重合性官能基の種類は特に限定されず、ビニル基や(メタ)アクリロイル基などが挙げられるが、反応速度や重合性単量体aとの反応性の観点から、(メタ)アクリロイル基であることが好ましい。
重合性単量体bは、分子内にウレタン結合を有することが好ましい。ウレタン結合を有することにより、そのウレタン結合同士の水素結合により、ポリマー鎖間に相互作用が働き、硬化体の強度を向上させることが容易となり、硬化体がジェルネイルとして適度な柔軟性と十分な強度を有することが容易となる。ただし、ウレタン結合の数が多すぎると過剰な水素結合の形成により硬化体の柔軟性が低下してジェルネイルとして適度な柔軟性が得られにくくなったり、反応性が高いウレタン基が増えることで着色成分と反応して着色が発生しやすくなったりする場合があることから、重合性単量体bの1分子中のウレタン結合は4以下であることが好ましい。
重合性単量体bは、分子内に芳香環を有さないことが好ましい。分子内に芳香環が存在すると、硬化体の柔軟性が低下してジェルネイルとして適度な柔軟性が得られにくくなる場合がある。
重合性単量体bは、下記一般式(2)
Figure 0007301708000008
(式中、Rは水素原子または炭素数1~4のアルキル基を示し、R、R及びRは主鎖の炭素数1~8のアルキレン基を示し、R、R、Rは互いに異なっていても良い)で示されるものであることが好ましい。
一般式(2)で示される重合性単量体は、分子内のラジカル重合性官能基の数が2であり、分子内のウレタン結合が2であり、分子内に芳香環を有していないものである。重合性単量体bとして一般式(2)で示される重合性単量体を硬化性爪化粧料に配合することで、硬化体にジェルネイルとして適度な柔軟性と高い強度を付与することがさらに容易となる。
一般式(2)のRは水素原子またはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1~4のアルキル基である。ジェルネイルとしてとして必要な性状、即ち、重合して得られる硬化体の機械的強度、皮膚に対する低刺激性、臭気等を考慮すると、該Rは水素原子またはメチル基であることが好ましく、メチル基であることが特に好ましい。
一般式(2)のR、R、Rは主鎖の炭素数が1~8のアルキレン基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基などの官能基、または上記官能基の水素原子の一部または全部が、メチル基、エチル基、プロピル基などの任意のアルキル基で置換された官能基である。
このような重合性単量体としては、公知のものが何ら制限なく利用できる。例えば、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、3-クロロ-2-ヒドロキシプロピルメタクリレート等のメタクリレートあるいはこれらメタクリレートに対応するアクリレートのような-OH基を有するビニルモノマーと、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートのようなジイソシアネート化合物との付加体から得られるジアダクト、1,6-ビス(メタクリロイルエチルオキシカルボニルアミノ)トリメチルヘキサン等が挙げられる。
(その他の重合性単量体)
本発明の重合性単量体成分には、重合性単量体a及び重合性単量体b以外の重合性単量体を含んでいても良い。このような重合性単量体は、重合性単量体aと重合可能なラジカル重合性官能基を有していれば本発明の効果を著しく阻害しない限りは特に限定されず、公知の重合性単量体を使用することが可能である。その他の重合性単量体のラジカル重合性官能基は、重合性単量体aとの反応性などを考慮すると、(メタ)アクリロイル基であることが好ましい。
(重合性単量体の配合割合)
本発明の重合性単量体成分は、重合性単量体aが40質量%~60質量%、重合性単量体bが40質量%以上の範囲で含まれる様態がすべて含まれる。
ただし、重合性単量体a、重合性単量体b、及びその他の重合性単量体からなる重合性単量体成分中の全重合性単量体の合計は100質量%である。具体的には、重合性単量体aと重合性単量体bのみで重合性単量体成分を形成しても良いし、20質量%以下で、且つ、本発明の効果を著しく阻害しない範囲で、その他の重合性単量体を重合性単量体成分に配合しても良い。
重合性単量体aの配合量は、重合性単量体成分の40~60質量%である。配合量を40質量%以上とすることで良好な除去性を得ることが可能となる。加えて、一般式(1)で示されるような複数のカルボニル基を有する単官能の重合性単量体を一定量配合することで、爪に対する接着性と適度な柔軟性を付与することが出来る。ただし、一般式(1)で示される重合性単量体の配合量が60質量%を超えると、硬化体の耐水性が不十分となる。
重合性単量体bの配合量は、重合性単量体成分の40質量%以上である。重合性単量体bの配合量を40質量%以上とすることでジェルネイルとして十分な強度、硬度、耐水性を得ることが出来る。また、重合性単量体aの配合量との兼ね合いから、重合性単量体bの配合量は最大で重合性単量体成分の60質量%である。
その他の重合性単量体を配合する場合、配合量は最大で重合性単量体成分の20質量%である。
<重合開始剤成分>
本発明の硬化性爪化粧料は重合開始剤成分を含有する。重合開始剤成分を含有することにより、硬化性爪化粧料を爪上で所望の形状とした後に、硬化させて人工爪を形成することが可能となり、ジェルネイルなどの用途として使用することが出来る。重合開始剤成分の種類は特に制限されないが、簡便に硬化作業を実施することが可能であることから、紫外線や可視光線等の光エネルギーにより反応する光重合開始剤を使用することが好ましい。
光重合開始剤は、公知のものを何ら制限なく使用でき、紫外線の光エネルギーによるものや可視光線の光エネルギーによるものなどを挙げることができるが、生体安全性の観点から可視光線の光エネルギーによるものが好ましい。このような光重合開始剤としては、例えば、α-ジケトン類、アシルホスフィンオキサイド類、チオキサントン類、ベンゾインアルキルエーテル類、ベンゾフェノン類等が挙げられる。
なお、光重合開始剤には、しばしば還元剤が添加されるが、その例としては、2-(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、4-ジメチルアミノ安息香酸エチル、N-メチルジエタノールアミンなどの第3級アミン類、ラウリルアルデヒド、ジメチルアミノベンズアルデヒド、テレフタルアルデヒドなどのアルデヒド類、2-メルカプトベンゾオキサゾール、1-デカンチオール、チオサルチル酸、チオ安息香酸などの含イオウ化合物などを挙げることができる。
前記の可視光線の光エネルギーによる光重合開始剤の中でも、色調の関係からアシルホスフィンオキサイド類が特に好ましい。通常、可視光線の光エネルギーによる光重合開始剤は可視光線を吸収するため着色があるが、アシルホスフィンオキサイド類は着色が少なく、且つ高い重合活性を有している。そのため、審美性が求められる硬化性爪化粧料において、所望の色調に調整することが容易になる。アシルホスフィンオキサイド類の光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6-ジメトキシベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6-ジクロロベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,3,5,6-テトラメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド等が挙げられる。
重合開始剤成分の配合量は特に限定されないが、硬化性、保存安定性、硬化時の発熱を考慮すると、重合性単量体成分100質量部に対して0.01~5質量部の範囲であることが好ましく、0.1~3質量部の範囲であることがより好ましい。
<その他の添加剤>
本発明の硬化性爪化粧料には、本発明の効果を著しく阻害しない限り、重合体、充填材、着色剤、重合禁止剤、抗菌剤、消泡剤、界面活性剤、難燃剤、芳香剤、紫外線吸収剤、増粘剤、シランカップリング剤、顔料などの任意の成分を配合しても良い。
(重合体)
本発明の硬化性爪化粧料には、前記成分のほかに、本発明の効果をより向上させることができる重合体を配合してもよい。
具体的には、単位構造の少なくとも50モル%以上が下記一般式(3)
Figure 0007301708000009
(式中、Rは炭素数1~10のアルキル基を示し、R10は水素原子またはメチル基を示す。)で示され、且つ分子量が1000~10000の範囲である重合体(以下単に「重合体」と称することがある)を配合することが好ましい。このような重合体を配合することにより、硬化体の耐水性を大幅に低下させることなく、アセトンに対してより膨潤しやすくなる。これにより、高い耐水性を有しながら、より除去性に優れたジェルネイルとすることが出来る。
重合体は、単位構造の少なくとも50モル%以上が、上記一般式(3)である。上記一般式(3)は2つの結合手を有しており、この結合手が、一般式(3)で示される単位構造、他の単位構造、又は末端構造と結合することができる。
一般式(3)において、Rは炭素数1~10のアルキル基であり、炭素数3~8のアルキル基であることがより好ましい。Rとしては、例えば、メチル基、エチル基、1-メチルエチル基、プロピル基、1-メチルプロピル基、2-エチルプロピル基、2-メチルプロピル基、2-エチルプロピル基、ブチル基、1-メチルブチル基、2-メチルブチル基、3-メチルブチル基、ペンチル基等が挙げられる。R10は水素原子またはメチル基である。
重合体の単位構造は、少なくとも50モル%以上が上記一般式(3)で示される構造であるが、他の部分の構造は特に限定されず、任意の構造としても良い。また、末端部も任意の構造としても良い。なお、本発明において単位構造の割合は、末端部を除いて算出するものとする。
このような重合体としては、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリレート系重合性単量を重合させたもの、又は、前記(メタ)アクリレート系重合性単量体と他の重合性単量体とを共重合させたものを使用可能である。前記(メタ)アクリレート系重合性単量体と共重合可能な他の重合性単量体としては、例えば、酢酸ビニルやスチレンなどが挙げられる。
重合体の単位構造は、70モル%以上が上記一般式(3)であることがより好ましく、90モル%以上が上記一般式(3)であることがさらに好ましく、末端部以外が全て一般式(3)を単位構造とする重合体であることが最も好ましい。末端部以外が全て一般式(3)を単位構造とする重合体であることは、重合体が下記一般式(4)
Figure 0007301708000010
(式中、Rは炭素数1~10のアルキル基を示し、R10は水素原子またはメチル基を示す。)で示される(メタ)アクリレート系重合性単量体の重合物(後述する(メタ)アクリレート系単独重合体又は(メタ)アクリレート系共重合体)であることと同義である。
このような重合体としては、例えば、ポリプロピル(メタ)アクリレート、ポリイソプロピル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、ポリ{2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート}などの(メタ)アクリレート系単独重合体、ポリ{エチル(メタ)アクリレート-ブチル(メタ)アクリレート}、ポリ{エチル(メタ)アクリレート-2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート}、などの(メタ)アクリレート系共重合体、{ブチル(メタ)アクリレート-スチレン}共重合体、{ブチル(メタ)アクリレート-酢酸ビニル}共重合体などが挙げられる。
前記重合体の分子量は1000~10000の範囲内であり、1500~5000の範囲内であることがより好ましい。分子量が1000未満の場合、特に水に溶出しやすく耐水性が大きく低下する虞がある。分子量が10000を超える場合、重合性単量体成分と十分に相溶せず、硬化体の強度が十分得られない虞がある。
また、前記重合体の配合量は、重合性単量体成分100質量部に対して、1~20質量部の範囲であることが好ましく、5~15質量部の範囲であることがより好ましい。配合量が少ない場合、除去性の向上効果が十分に得られない場合がある。配合量が多すぎる場合、硬化体から溶出してしまい、ジェルネイルの耐水性が低下する虞がある。
<製造方法>
本発明の硬化性爪化粧料の製造方法は特に限定されず、公知の方法で行えば良い。一般的には、各成分を秤量し、均一になるまで撹拌混合することで行われる。撹拌混合は、例えば、スリーワンモーター等の羽根型撹拌機、ニーダー、自転公転式撹拌機、プラネタリーミキサーのような羽が遊星運動することにより混合する混合装置を用いて行うことが出来る。
<使用方法>
本発明の硬化性爪化粧料は、爪に付与して硬化させる用途であれば特に限定されず使用可能であるが、特にジェルネイルとして使用することが好ましい。前記のように、ジェルネイルはジェル状の硬化性組成物を爪に塗布し、これを硬化させることで人工爪を形成するものであり、形成した人工爪は、通常数日から数週間使用する。そのため、炊事や入浴などの日常生活で人工爪が劣化しないように高い耐水性が必要となる。また、長期間使用しても剥がれないように爪に対する高い接着性が必要となるため、除去に非常に手間がかかる。そのため、本発明のように、高い耐水性を有しており、且つ除去剤を使用することで簡便に除去が出来る硬化性爪化粧料は、ジェルネイルとして特に有用である。ジェルネイルとして使用する以外に、爪の一部に装飾を施す用途や、爪の保護材、巻き爪の治療材料等として使用しても良い。また、人間以外にも、動物の爪用の人工爪の形成、装飾、保護、治療用途で使用しても良い。
本発明の硬化性爪化粧料を爪に塗布して人工爪を形成する場合、硬化性爪化粧料を爪に塗布し、所望の形状に成形した後に、重合硬化させることで行う。硬化性爪化粧料を爪に塗布する前に、爪の表面にサンディング等を行って爪表面に凹凸を形成したり、接着剤・プライマーによる前処理を行ったりして、接着性を高めても良いが、本発明の硬化性爪組成物は重合性単量体aにより爪への接着性が得られるため、サンディングや接着剤・プライマーによる前処理は必ずしも行う必要はない。重合硬化は、配合した重合開始剤の特性に応じて所定の操作を行えば良く、例えば光重合開始剤を使用した場合は、該光重合開始剤が活性化する波長の光を硬化性爪化粧料に照射すれば良い。
本発明の硬化性爪化粧料により形成した人工爪の除去は、一般的なジェルネイルの除去方法に従って行えば良い。具体的な除去方法としては、アセトンを主成分とする除去剤を含浸させたワイプやコットンで人工爪を包み、これをアルミホイル等で巻き、数分間静置した後、人工爪をへら状もしくはスティック状の器具等を使用して自爪から剥がす方法が挙げられる。
除去剤としては、一般に使用されるアセトンを含むものであれば、特に制限なく使用可能である。
また、本発明の硬化性爪組成物と、アセトンを含む爪化粧料除去剤とを少なくとも含む、爪化粧料キットとすることも、好ましい形態として挙げられる。なお、アセトンを含む爪化粧料除去剤は、全量の50質量%以上がアセトンであることが好ましく、全量の80質量%以上がアセトンであることがより好ましい。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
尚、実施例中に示した略号、称号については以下のとおりである。
[重合性単量体a]
・AAEM:アセトアセトキシメチルメタクリレート(下記の重合性単量体)
Figure 0007301708000011
[重合性単量体b]
・UDMA:下記の重合性単量体
Figure 0007301708000012
[その他の重合性単量体]
・IBXMA:イソボルニルメタアクリレート
・HEMA:2-ヒドロキシエチルメタクリレート
[光重合開始剤]
・TPO:2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
[単位構造の少なくとも50モル%以上が一般式(3)で示され、且つ分子量が1000~10000の範囲である重合体]
・PBA:ポリブチルアクリレート(下記の重合体、分子量1600)
Figure 0007301708000013
表1に使用した硬化性爪化粧料の組成を示す。
Figure 0007301708000014
各試験方法については、以下のとおりである。
(硬化性爪化粧料の調製)
暗室内で所定量の重合性単量体と重合開始剤を乳鉢内に量り取り、均一になるまで良く混練することで、硬化性爪化粧料を調製した。
(密着性の評価)
被験者の左手親指の爪に、調製した硬化性爪化粧料を人工爪の形状に成形して塗布した後、LED光照射機で光照射して硬化させることで人工爪を作製した。その後、以下の基準で密着性を評価した。
○:手で人工爪を爪から剥がそうとしても簡単には剥がれなかった。
×:手で人工爪を爪から簡単に剥がせた。
(柔軟性の評価)
10mm×15mm×厚さ0.5mmのモールドに硬化性爪化粧料を充填し、LED光照射機で可視光線を照射し硬化させ、硬化体を作製した。得られた硬化体をモールドから取り出し1日静置した後、以下の基準で柔軟性を評価した。
A:ジェルネイルとして適度な柔軟性を有している。
Y:ジェルネイルとして柔らかすぎる。
Z:ジェルネイルとして柔軟性が不足している。
(耐水性の評価)
10mm×15mm×厚さ0.5mmのモールドに硬化性爪化粧料を充填し、LED光照射機で可視光線を照射し硬化させ、硬化体を作製した。得られた硬化体をモールドから取り出し蒸留水に浸漬して37℃で1日静置した後、微小硬度計(MHT-1型、松沢精機製)を用いて、荷重100gf、荷重時間30秒間の条件で荷重をかけ、出来たくぼみの対角線長さ(mm)から、下記式(1)により、表面硬度Hvを求めた。
Hv=1854.4×100/d 式(1)
耐水性が高い場合、蒸留水に浸漬しても硬化体が脆化することなく、高い表面硬度を示す。一方、耐水性が低い場合は、蒸留水に浸漬することで硬化体が脆化し、表面硬度が低くなる。そこで、表面硬度の測定結果から、以下の基準に従って耐水性を評価した。
○:表面硬度が7.0以上で、耐水性に優れている。
×:表面硬度が7.0未満で、耐水性に劣っている。
(除去性の評価)
被験者の左手親指の爪に、調製した硬化性爪化粧料を人工爪の形状に成形して塗布した後、LED光照射機で光照射して硬化させることで人工爪を作製した。30分間静置した後、除去剤としてアセトンを浸みこませたコットンを人工爪上に配置した。該部分の、指先、爪、人工爪、コットンを含む部分を覆うようにアルミホイルを巻き、5分間静置した。その後、アルミホイル及びコットンを取り除いた。ネイル用のウッドスティックで人工爪をこそぎ落とす除去操作を行い、その際の除去性を以下の基準で評価した。
◎:60秒以内の除去操作で、人工爪全体を除去できた。
○:60秒以上の除去操作が必要であったが人工爪全体を除去できた。
△:1回の除去操作で、人工爪の一部を除去できたが、完全に除去することはできなかった。
×:1回の除去操作では人工爪の大部分を除去することができなかった。
<実施例1>
重合性単量体成分としてAAEMを6.0gとUDMAを4.0gとを、重合開始剤成分としてTPOを0.5gとを、上記硬化性爪化粧料の製造方法に従って混練し、硬化性爪化粧料を得た。得られた硬化性爪化粧料の、密着性、柔軟性、耐水性、除去性の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<実施例2,3、比較例1~4>
表1に従って硬化性爪化粧料の組成を変更した以外は、実施例1と同様に硬化性爪化粧料を製造し、得られた硬化性爪化粧料の、密着性、柔軟性、耐水性、除去性の評価を行った。評価結果を表2に示す。
Figure 0007301708000015
評価結果について、重合性単量体aを40質量%~60質量%、重合性単量体bを40質量%以上含む重合性単量体成分を使用した実施例1~3の硬化性爪化粧料は、密着性、柔軟性、耐水性、除去性の全てが優れたものであった。これらの中でも、重合体を配合した実施例3は、除去性が特に優れたものであった。
一方、重合性単量体aの配合量が60質量%を超え、重合性単量体bが40質量%未満である重合性単量体成分を使用した比較例1は、除去性は良好であったが、硬化体が柔らかすぎて柔軟性に劣っており、且つ耐水性も低いものであった。重合性単量体aの配合量が40質量%未満で、重合性単量体bの配合量が60質量%を超える重合性単量体成分を使用した比較例2は、硬化体が硬すぎて柔軟性に劣っており、且つ除去性も低いものであった。重合性単量体bを40~60質量部配合したが、重合性単量体aを配合していない重合性単量体成分を使用した比較例3,4は、耐水性もしくは除去性のいずれかが劣るものであった。

Claims (3)

  1. 重合性単量体成分と重合開始剤成分とを含む硬化性爪化粧料であって、
    前記重合性単量体成分は、
    下記一般式(1)
    Figure 0007301708000016
    (式中、Rは水素原子または炭素数1~4のアルキル基を示し、R及びRは炭素数1~6のアルキレン基を示し、RとRは異なっていても良く、Rは炭素数1~6のアルキル基を示す。)で示される重合性単量体aと、
    分子量が300以上であり、分子内に2以上のラジカル重合性官能基を有する重合性単量体bと、
    を少なくとも含み、
    前記重合性単量体bが、下記一般式(2)
    Figure 0007301708000017
    (式中、R は水素原子または炭素数1~4のアルキル基を示し、R 、R 及びR は主鎖の炭素数1~8のアルキレン基を示し、R 、R 、R は互いに異なっていても良い。)で示される重合性単量体であり、
    前記重合性単量体aの配合量は重合性単量体成分中の40質量%~60質量%であり、前記重合性単量体bの配合量は重合性単量体成分中の40質量%以上である、
    硬化性爪化粧料。
  2. さらに、単位構造の少なくとも50モル%以上が下記一般式(3)
    Figure 0007301708000018
    (式中、Rは炭素数1~10のアルキル基を示し、R10は水素原子またはメチル基を示す。)で示され、且つ分子量が1000~10000の範囲である重合体を含むことを特徴とする、請求項1に記載の硬化性爪化粧料。
  3. 請求項1または2に記載の硬化性爪化粧料と、アセトンを含む爪化粧料除去剤とを少なくとも含む、爪化粧料キット。
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