JP7301694B2 - 車両用シートパッドの製造方法及びその製造用発泡成形型 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用座席シートを構成する車両用シートパッドの製造方法及びその製造用発泡成形型に関する。
自動車等の車両用座席シートで、座部を形成するシートパッドは軟質ポリウレタン発泡成形体で造られてきたが、軽量化対策で、下層側をビーズ発泡成形体の別部材に置き換える動きが進んでいる。例えばシートパッドのうち座部側のクッションパッドは、車両設置の状態と上下を逆にした発泡成形型を用いて、その上型に予め成形されたビーズ発泡成形体をセットした後、軟質ポリウレタン発泡成形体を発泡成形している。
ただ、上記ビーズ発泡成形体(本発明の第一発泡体)は、その発泡成形で予測がつかない寸法バラツキが発生する。従来、図12(イ)の白抜矢印のようにビーズ発泡体裏面m1の隆起部m2を上型キャビティ面T1の凹所T0に嵌め込んで、上型Tにビーズ発泡成形体mをセットし、次工程へと進むが、ビーズ発泡成形体mに寸法のバラツキがあると、同図(ロ)の黒矢印のように上型Tから脱落する場合があった。脱落しなくてもセットが不十分で、ビーズ発泡成形体mの裏面m1に発泡原料gが入り込んで硬化し、支障をきたしている。
こうしたことから、上型へのビーズ発泡成形体のセットで脱落を防止し、セットを良好にする発明がいくつか提案されている(例えば特許文献1)。
特許第6526078号公報
特許文献1の発明は、請求項1に記載のごとく、「…前記第1型(本発明の上型)は、前記凹状部における前記凸状部を挟む壁面に、該凹状部に嵌る該凸状部と干渉するように該壁面から突出する突部を有していることを特徴とする成形型。」である。段落0030に記載のように「…ビーズ発泡体特有の弾性を有する第1層部12の凸状部16と第1型22の突部30との干渉によって、第1型22に取り付けた第1層部12の脱落や位置ずれなどを防止」できる。第1層部(本発明の第一発泡体)が設計寸法よりも小さい場合は、型面から突出する突部と第1層部との干渉によって寸法誤差を吸収して、第1層部を第1型に脱落させずに取り付け可能になる。
しかし、第1層部が設計寸法よりも大きくなると、凹状部に凸状部を嵌め合わせが難しくなる問題を抱える。第一発泡体の寸法精度は季節によっても変化するが、寸法のばらつきがより大きくなると、嵌め合わせること自体に支障をきたす。
本発明は、上記問題を解決するもので、第二発泡体の発泡成形で、寸法がばらつく第一発泡体にあって、上型へセットできる第一発泡体の許容範囲を広げて、該第一発泡体の歩留り向上に貢献する車両用シートパッド及びその製造用発泡成形型を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、裏面が露出して下層になる第一発泡体上に、着座乗員が当接する側の表層が積層された第二発泡体を発泡成形する車両用シートパッドの製造方法において、前記第二発泡体よりも硬くして単位重量小に、前記第一発泡体を発泡成形し、且つ該第一発泡体の裏面で、溝方向を合わせた複数の凹溝を離間形成する一方、前記各凹溝に対応する上型のキャビティ面に、該凹溝の溝長よりもクリップ長を短くした弾性クリップが該溝長域内に収まるようにして突設する発泡成形型を用いて、前記第一発泡体の裏面側を上向きにして、前記凹溝へ前記弾性クリップを弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で上型に該第一発泡体を係止、セットした後、下型キャビティ面上に第二発泡体用発泡原料を注入すると共に型閉じし、しかる後、第二発泡体を発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法にある。請求項2の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項1で、第二発泡体を軟質ポリウレタン発泡成形体とし、前記第一発泡体をビーズ発泡成形体としたことを特徴とする。請求項3の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項1又は2で、弾性クリップを、基板部の両側から起立延在する一対の板片部が離間状態で対向し、且つ両板片部は側面視で中間高さ部位をくの字状又は弧状に外方へ出っ張る形状にして、前記凹溝の溝幅よりも両板片部間の距離を弾性変形で狭めて、該凹溝へ両板片部を挿入し、その弾性復元力で前記上型に前記第一発泡体を係止、セットすることを特徴とする。請求項4の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項1~3で、第一発泡体の裏面で、その長手方向の中央域に凸部又は凹部の基準部を設ける一方、該基準部に対応する上型キャビティ面の部位に該基準部に嵌合する凹部又は凸部の嵌入部を設けて、前記基準部を該嵌入部に嵌合させて、前記上型に前記第一発泡体をセットすることを特徴とする。請求項5の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項1~4で、凹溝が表皮の係止用クリップを挿入して係止保持する表皮の係止用溝であり、且つ前記弾性クリップのクリップ長よりも該係止用クリップのクリップ長を長くし、さらに該係止用クリップのクリップ長よりも前記係止用溝の溝長を長くしたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明の要旨は、裏面が露出して下層になる第一発泡体上に、着座乗員が当接する側の表層が積層された第二発泡体を発泡成形する車両用シートパッドの製造用発泡成形型であって、前記第二発泡体よりも硬くして単位重量小で発泡成形された第一発泡体で、且つこの裏面に溝方向を合わせて複数の凹溝を離間形成した該第一発泡体の裏面と当接する上型キャビティ面で、前記各凹溝のそれぞれの対応部位に、該凹溝の溝長よりもクリップ長が短い弾性クリップを該溝長域内に収められるようにして突出形成した上型と、型閉じにより、上型とでシートパッドのキャビティを形成する下型と、を具備し、前記凹溝へ前記弾性クリップを弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で上型に該第一発泡体をセットすると共に、下型のキャビティ面上に第二発泡体用発泡原料を注入して第二発泡体の発泡成形で、前記凹溝を形成した前記第一発泡体と一体のシートパッドを製造することを特徴とする車両用シートパッドの製造用発泡成形型にある。請求項7の発明たる車両用シートパッドの製造用発泡成形型は、請求項6で、第二発泡体が軟質ポリウレタン発泡成形体であり、前記第一発泡体がビーズ発泡成形体であることを特徴とする。請求項8の発明たる車両用シートパッドの製造用発泡成形型は、請求項6又は7で、弾性クリップを、基板部の両側から起立延在する一対の板片部が離間状態で対向し、且つ両板片部は側面視で中間高さ部位をくの字状又は弧状に外方へ出っ張る形状にして、前記凹溝の溝幅よりも両板片部間の距離を弾性変形で狭めて、該凹溝へ両板片部を挿入し、その弾性復元力で前記上型に前記第一発泡体を係止、セットすることを特徴とする。請求項9の発明たる車両用シートパッドの製造用発泡成形型は、請求項6~8で、第一発泡体の裏面で、その長手方向の中央域に凸部又は凹部の基準部を設けると共に、該基準部に対応する上型キャビティ面の部位に該基準部へ嵌合する凹部又は凸部の嵌入部を設けて、該嵌入部を前記基準部に嵌合させて、基準部を有する前記第一発泡体と一体のシートパッドを製造することを特徴とする。請求項10の発明たる車両用シートパッドの製造用発泡成形型は、請求項6~9で、凹溝が表皮の係止用クリップを挿入して係止保持する表皮の係止用溝であることを特徴とする。
本発明の車両用シートパッド及びその製造用発泡成形型は、成形収縮等で寸法がばらつく第一発泡体であっても、ばらつく許容範囲を広げて、これをインサート品にして第二発泡体の発泡成形を良好に実施でき、歩留まり向上,生産性向上等に優れた効果を発揮する。
本発明のシートパッドの製造方法及びその製造用発泡成形型の一形態で、実施例1のシートパッドの裏面側斜視図と弾性クリップの斜視図である。 図1の第一発泡体の裏面側斜視図である。 図2のIII-III線断面で図示した第一発泡体を上型にセットする断面図である。 (イ)が図3の弾性クリップの斜視図で、(ロ)が(イ)に代わる他態様図である。 上型への第一発泡体のセット後、発泡原料を注入する説明断面図である。 (イ)が図5のVI-VI線断面図、(ロ)が(イ)に代わる他態様図である。 型閉じの断面図である。 第二発泡体を発泡成形した説明断面図である。 第一発泡体がプラスの寸法誤差になった時のシートパッドの説明図である。 第一発泡体がマイナスの寸法誤差になった時のシートパッドの説明図である。 実施例2のシートパッドの裏面側斜視図と、弾性クリップと表皮の斜視図である。 従来技術の説明断面図である。
以下、本発明に係る車両用シートパッドの製造方法及びその製造用発泡成形型について詳述する。
図1~図11は本発明のシートパッドの製造方法及びその製造用発泡成形型の一形態で、図1はシートパッドの裏面側斜視図と弾性クリップの斜視図、図2は図1の第一発泡体の裏面側斜視図、図3は図2のIII-III線断面で図示した第一発泡体を上型にセットする断面図、図4は(イ)が図3の弾性クリップの斜視図で、(ロ)が(イ)に代わる他態様図である。図5は上型への第一発泡体のセット後、発泡原料を注入する断面図、図6は(イ)が図5のVI-VI線断面図、(ロ)が(イ)に代わる他態様図である。図7は型閉じの断面図、図8は第二発泡体を発泡成形した断面図、図9は第一発泡体がプラスの寸法誤差になった時のシートパッドの説明図、図10は第一発泡体がマイナスの寸法誤差になった時のシートパッドの説明図、図11は図1に代わる他態様のシートパッドの裏面側斜視図と、弾性クリップと表皮の斜視図である。各図は図面を判り易くするため発明要部を強調図示し、また本発明と直接関係しない部分を簡略化又は省略する。図6は弾性クリップ92の断面を示すハッチング表示、及びビス925の図示を省く。図1,図2,図11は、上型9に固着される弾性クリップ92を、凹溝21との位置関係を表すために便宜的に図示する。
(1-1)実施例1
車両用シートパッドの製造方法は、少なくとも着座乗員が当接する側の表層31を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成し、該軟質ポリウレタン発泡成形体の第二発泡体3の発泡成形で、その内面3b側を該第二発泡体3よりも硬くて軽量の第一発泡体2に接合一体化させる製法である(図8)。シートパッド1は、車両用座席シートの座部や背もたれに使用される。ここでは図1に示す車両後部座席の座部用クッションパッドに適用する。図1は車両設置状態とは上下が逆になった姿態で、紙面下方が車両設置時の上方を示す。この上方を本発明でも「上方」という。
車両用シートパッド1(以下、単に「シートパッド」ともいう。)の製造に先立ち、第一発泡体2と発泡成形型7が準備される。
第一発泡体2は、シートパッド1の下層を占める嵩上げ用発泡成形体である(図1,図2)。第二発泡体3よりも単位重量小で見掛け密度が小さいが、硬度は大とする。例えば、いわゆるビーズ発泡法によって得られた発泡成形体で構成される。原料ビーズを予備発泡成形させた後、型内発泡成形によって成形されているブロック状ビーズ発泡体である。ビーズ発泡体は、発泡スチロール、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、又はこれらのうち一つを少なくとも含む成形体であるのが好ましい。気泡が内部に密閉されたビーズ発泡体は、体積の大部分が気体で軽量にして第二発泡体3よりも硬く、シートパッド用嵩上げ部材としての硬度と保形性がある。
第一発泡体2の裏面2bには、該裏面の長手方向に溝方向を合わせた凹溝21が該長手方向に離間して複数形成される。本実施形態は、図1,図6(イ)のような第一発泡体裏面2bの長手方向が車幅方向になる後部座席シートで、横断面矩形の凹溝21が溝方向を車幅方向に一致するように設けられる。凹溝21は、溝壁211を形成する長壁211aと短壁211bとで、平面視横長の長方形になる(図2)。車両前方寄り裏面に二つの凹溝21が同一の溝ライン上で離れて設けられ、また車両後方寄りにも二つの凹溝21が別の同一溝ライン上に離れて設けられる。計四個の凹溝21が、第一発泡体裏面2bの中央から略等しく四方に離れて、後部座席メイン部3Aの裏面に形成される。
また、上型9へのセットで、第一発泡体2側の固定基準点にする凸部又は凹部の基準部25が、第一発泡体裏面2bの長手方向の中央域に設けられる。ここでは、第一発泡体裏面2bの中央に凹部の基準部25を形成する。凹部は図示ごとくの四角穴からなる角穴とする。
二つの凹溝21が一の溝ライン上に、また別の二つの凹溝21が他の溝ライン上に存在するが、基準部25は、これら四つの凹溝21から等しい距離に形成する。基準部25は、一の溝ライン上にある二つの凹溝21に対して、第一発泡体裏面2bの長手方向の座標軸だけで見ると、両凹溝21,21間の距離を略二等分する中間点に位置する。この中間点に基準部25を設けることによって、第一発泡体2が長手方向で大きく伸長又は収縮する両端でも、第一発泡体2の最大寸法誤差を半減(詳細後述)させて、発泡成形型7へのセットが可能になる。
発泡成形型7は、裏面2bが露出して下層になる第一発泡体2上に、着座乗員が当接する側の表層31が積層された第二発泡体3を発泡成形するシートパッド1の製造用発泡成形型7である。図5ごとくの分割型で、下型8と上型9が開閉可能に接続されている。型閉じすると、全体が椀状に凹んで表層31の意匠面を形成する下型キャビティ面81と、第一発泡体2の裏面2bに合わせた全体が略平坦な上型キャビティ面91とで、シートパッド用キャビティCができる(図7)。上型9への第一発泡体2のセットで、該第一発泡体2の裏面2bと当接する上型キャビティ面91で、各凹溝21のそれぞれの対応部位に弾性クリップ92を突出形成する。各凹溝21のそれぞれの対応部位で、該凹溝21の溝長L2よりもクリップ長L9が短い弾性クリップ92を、第一発泡体裏面2bの長手方向において該溝長L2域内に収めることができるようにして突出形成する(図1~図3)。
前記第一発泡体2の裏面側を上向きにして、弾性クリップ92を凹溝21へ弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で上型9に該第一発泡体2を係止、セットできる。溝長L2の寸法中央にクリップ長L9の寸法中央を合せて、弾性クリップ92を凹溝21に対応形成すると、上型9に第一発泡体2がセットされたとき、弾性クリップ92の両外側に均等の余裕代α,βができ(図5)、より好ましくなる。
前記弾性クリップ92は、基板部921の両側から起立延在する一対の板片部922が離間状態で対向し、且つ両板片部922は、図6の側面視で高さh方向の途中箇所となる中間高さ部位がくの字状又は弧状に外方へ出っ張る、板バネ構造の金属製クリップである。板片部922の板面が凹溝21の長壁211aと平行に配設される。また、無負荷状態にある両板片部922間の距離W9は前記凹溝21の溝幅W2よりも大きく設定される。しかし、弾性クリップ92の両側から外力を加えて凹溝21へ押し込めば、凹溝21の溝幅W2よりも両板片部922間の距離W9を弾性変形で狭めて、凹溝21へ両板片部922を挿入できる。両板片部922の弾性復元力で上型9に第一発泡体2が係止、セット可能になる。
本実施形態の弾性クリップ92は、図1,図4(イ)のごとく、上型9へビス925で固定される基板部921と、この両側縁から外方へ上昇傾斜して外方出張部分922aを形成し、その先を内方へ上昇傾斜した一対の板片部922と、を備える。図6(イ)の紙面垂直方向に略等断面形状の弾性クリップ92である。第一発泡体2の凹溝21内へ挿入し易くするため、板片部922の内方へ上昇傾斜した先端で向き合う両板辺を接近させている。図4(ロ)は弾性クリップ92の他態様図を示す。同図は、基板部921の両側から平板部分9222が垂直起立し、その先端から外方水平に延在した後、内方へ上昇傾斜する傾斜部分9221を延在させた板片部922とする。図4(イ),(ロ)共に、くの字状に外方へ出っ張る外方出張部分922aを有する板片部922であるが、図示しない弧状に外方へ出っ張る板片部922としてもよい。
弾性クリップ92は、外方出張部分922aの最も突き出たライン922a1が、第一発泡体2のセット時における凹溝21の溝方向に一致するようにして、上型キャビティ面91に固着される。既述のごとく、クリップ長L9を凹溝21の溝長L2よりも短く設定するので、弾性クリップ92を凹溝21に挿入し、第一発泡体2を上型9にセットしたとき、弾性クリップ92と凹溝21の短壁211bとの間に、図5のような空きスペースをつくる余裕代α,βを確保できる。
さらに、前記基準部25に対応する上型キャビティ面91の部位に、該基準部25に嵌合する凹部又は凸部の嵌入部95を設ける。基準部25に該嵌入部95を嵌合し、上型9に第一発泡体2を位置決めして、シートパッド1を製造する発泡成形型7でもある。本実施形態の嵌入部95は、前記基準部25の凹部に嵌合する凸部とする。角柱凸部の嵌入部95が上型キャビティ面91の略中央に形成される。該嵌入部95が角穴からなる基準部25と嵌合するので、自動的に第一発泡体2が上型キャビティ面91への位置決めセットにつながる。上型9に設けた嵌入部95への基準部25の嵌合で、基準部25が第二発泡体3の発泡成形における第一発泡体2の固定基準点となる。
そして、基準部25の嵌合と略同時に、各弾性クリップ92が対向する各凹溝21に挿入、係止されるが、凹溝21の溝長L2は弾性クリップ92のクリップ長L9よりも長い。この溝長L2の長い凹溝21を設けることで、成形収縮等を起こした第一発泡体2でも、凹溝21が裏面長手方向に融通性を確保し、余裕をもって上型9にセットできる発泡成形型7になる。弾性クリップ92の弾性復元力で上型9に第一発泡体2をセットして、下型8のキャビティ面81上に第二発泡体3用発泡原料gを注入し、第二発泡体3の発泡成形で、第一発泡体2と一体のシートパッド1を製造する所望の発泡成形型7になっている。
尚、発泡成形型7は図8のごとくシートパッド1を上下が逆になった形で成形する。
シートパッド1の製法は、まず、前記第一発泡体2と前記発泡成形型7を準備し、型開状態にする。次いで、第一発泡体2の裏面2b側を上にして、凹部の基準部25に凸部の嵌入部95を嵌め込むのと一緒に、複数(ここでは四つ)の凹溝21にそれぞれの弾性クリップ92を嵌め込んで、第一発泡体2を上型9にセットする。
上型キャビティ面91で、角穴基準部25の対応位置には角柱嵌入部95が設けられており、第一発泡体2の基準部25を嵌入部95に嵌合させると、第一発泡体2は上型キャビティ面91上で嵌入部95を中心に回転ズレしなくなり位置決めされる。また、上型キャビティ面91で、各凹溝21の対応位置には弾性クリップ92が設けられている。基準部25と嵌入部95の嵌合に並行して、凹溝21へ弾性クリップ92を弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で上型9に該第一発泡体2を係止、セットする。
詳しくは、上型キャビティ面91に第一発泡体2を押し当てるようにしてセットする。上型9に固着された各弾性クリップ92が図2の矢印に示すごとく凹溝21に入り込む。弾性クリップ92に係る両板片部922間の距離W9が凹溝21の溝幅W2よりも大きいが(図1)、弾性変形可能な板片部922が、図6(イ)のように両板片部922間の距離W9を、破線の当初位置から弾性変形で縮めて、凹溝21に挿入される。挿入後の実線で示す板片部922は、弾性復元力で凹溝21の長壁211aを押圧し、上型9に第一発泡体2を係止、セットする。セットを終えると、各板片部922の弾性復元力によって、各凹溝21周りの第一発泡体2の部分が弾性クリップ92によって上型9に保持されるので、第一発泡体2が上型9から脱落しない。
尚、図6(ロ)は運転席シートパッドに係る第一発泡体2に本弾性クリップ92を適用した図である。
また、各凹溝21に対応する上型9のキャビティ面91に、該凹溝21の溝長L2よりもクリップ長L9を短くした弾性クリップ92が、第一発泡体裏面2bの長手方向で該溝長L2域内に収まるようにして突設する発泡成形型7を用いている。よって、凹溝21へ弾性クリップ92を挿入し、上型9に第一発泡体2を係止、セットすると、図5のごとく弾性クリップ92と凹溝21の短壁211bとの間に余裕代α,βを確保できる。弾性クリップ92を凹溝21に挿着したとき、該弾性クリップ92と双方の短壁211bとの間に余裕代α,βが設けられると、第一発泡体2が大きく成形された場合や小さく成形された場合のいずれにも対応でき、より好ましくなる。
凹溝21の溝長L2を長くするのに応じて、該余裕代α,βは大きくなる。余裕代α,βが大きくなれば、上型9へセットする第一発泡体2の寸法ばらつき許容範囲を広げることができる。
かくのごとくして、凹溝21へ弾性クリップ92を挿入して、上型9に第一発泡体2がセットされる。
その後、下型キャビティ面81上に、注入ノズルNL等を使用して第二発泡体3用発泡原料gを注入する(図5)。
続いて、上型9を作動させ型閉じする(図7)。上型9と下型8との型閉じで、第一発泡体2がインサートセットされたシートパッド1用キャビティCができる。本実施形態は発泡原料gの注入後に型閉じしたが、型閉じ後に発泡原料gを注入することもできる。
型閉じ後、第二発泡体3の発泡成形に移る。意匠面3a側に当たり面部分311を有し、且つその反対側の内面3bを第一発泡体2の天面2aに当接させて表層31を形成した第二発泡体3を発泡成形する。図7の型閉じ状態を所定時間維持し、軟質ポリウレタン発泡成形体の第二発泡体3を発泡成形する。下型キャビティ面81で当たり面部分311を形成すると共に、当たり面部分311と反対側の内面3bを第一発泡体2の天面2aに当接させた表層31を有する第二発泡体3を発泡成形する(図8)。第二発泡体3は表層31の周縁から第一発泡体側面2dを被う側周層32が延在する。
第二発泡体3の発泡成形を完了させ脱型すれば、第一発泡体2の組み込みによる軽量化を実現した所望のシートパッド1が得られる(図1)。
符号211cは凹溝21の溝底、3Bはサイド部、3Cは補助席部、3Eはバックレストとの合せ部、3fは第二発泡体の外周露出裏面、符号86は吊溝36用突部、符号89,99は下型8側,上型9側の型合せ面を示す。
(1-2)実施例2
図11に図1に代わる他態様のシートパッド1を示す。第一発泡体裏面2bの外周縁沿いには、表皮4の係止用溝22が設けられている。表皮カバー本体41の周縁に止具43で係止用クリップ42が取付けられており、該係止用クリップ42を係止用溝22に挿し込んで、シートパッド1が表皮4で覆われる。
本実施例では、第一発泡体裏面2bの外周縁沿いに設けられた表皮4の係止用溝22のうち、第一発泡体裏面2bの長手方向に溝方向がほぼ一致する複数の係止用溝22に本発明の凹溝21の役目を担わせる。図1~図10で示した凹溝21に代え、表皮4の係止用クリップ42を挿入し、係止保持する表皮4の係止用溝22を凹溝21として採用するシートパッドの製造方法及びその製造用発泡成形型とする。係止用溝22を凹溝21として用いるにあたり、弾性クリップ92のクリップ長L9よりも該係止用クリップ42のクリップ長L4を長くし、さらに該係止用クリップ42のクリップ長L4よりも係止用溝22の溝長L2を長く設定する。
後は、実施例1と同様である。第一発泡体2の裏面2b側を上向きにして、係止用溝22へ弾性クリップ92を弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で上型9に第一発泡体2を係止、セットする。次いで、下型キャビティ面81上に第二発泡体3用発泡原料gを注入すると共に型閉じし、しかる後、第二発泡体3を発泡成形してシートパッド1を製造する。
尚、図11では凹溝21として使用しない係止用溝22の図示を省略する。符号221は係止用溝22の溝壁、符号L22は係止用溝22の溝長、符号W22は係止用溝22の溝幅で、凹溝21の溝壁211、溝長L2、溝幅W2に対応する。符号W4は係止用クリップ42のクリップ厚みである。
他の構成は実施例1と同様で、その説明を省く。実施例1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
(2)効果
このように構成した車両用シートパッドの製造方法及びその製造用発泡成形型によれば、成形された第一発泡体2の寸法に大きなばらつきがあっても、上型9に第一発泡体2をセットして、第二発泡体3を発泡成形できる。
請求項1,請求項5のように、第一発泡体2の裏面2b側を上向きにして、凹溝21へ弾性クリップ92を弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で上型9に該第一発泡体2を係止すると、弾性クリップ92が有する弾性復元力で簡便に第一発泡体2を上型9にセットできる。そして、各凹溝21に対応する上型キャビティ面91で、凹溝21の溝長L2よりもクリップ長L9を短くした弾性クリップ92が、該溝長L2域内に収まると、凹溝21へ弾性クリップ92を挿入して上型9に第一発泡体2をセットすることによって、弾性クリップ92と凹溝21の短壁211bとの間に余裕代α,βを確保できる。
前記余裕代α,βの区域が空きスペースになるので、余裕代α,βに応じて、弾性クリップ92は凹溝21の溝方向の移動に対し融通がきく。よって、例えば第一発泡体2がその発泡成形で裏面2bの長手方向に伸長して寸法誤差(凹溝21の位置ズレ)を生んでも、弾性クリップ92が余裕代α,βの区域内を寸法誤差分だけずれるだけで済む。図9でいえば、内方余裕代β1が小さくなり、外方余裕代α1が大きくなる。凹溝21へ弾性クリップ92を難なく挿入でき、上型9に第一発泡体2を係止、セットできる。
一方、第一発泡体2がその発泡成形で裏面長手方向に収縮して寸法誤差(凹溝21の位置ズレ)を生んでも、弾性クリップ92が余裕代α,βの区域内を寸法誤差分だけずれて、凹溝21への弾性クリップ92の挿入を難なくこなし、上型9に第一発泡体2を係止、セットできる。図10でいえば、内方余裕代β2が大きくなり、外方余裕代α2が小さくなる。凹溝21へ弾性クリップ92を挿入でき、上型9に第一発泡体2を係止、セットできる。上型9へセットできる第一発泡体2の許容範囲を広げて、該第一発泡体2の歩留り向上に貢献する。
尚、第一発泡体2が図9,図10の鎖線で示した正規の大きさから、裏面長手方向にも伸長や収縮して実線で示す大きさの寸法誤差有り品2BGになっても、大きさの変動部分は側周層32用キャビティ部分C32で吸収できる。側周層32の厚みが変わるが、シートパッド1の寸法精度は維持されるので、シートパッド1の寸法品質が保たれる。
また、仮に発泡体の成形収縮等による寸法誤差(弾性クリップ92の位置ズレ)が想定以上に大きくなった場合でも、これに応じて凹溝21の溝長L2を長くする対策を講じれば簡単に解決できる。成形収縮等で寸法規格外になっていた第一発泡体2でも適用可能として、採用できるものが大幅に増える。特許文献1に比べても、寸法バラツキで規格外の不良品となるものを、断然多く救済し、その後の第二発泡体3の発泡成形を良好に実施できる。特に、長手方向に伸長して寸法誤差を生むケースで、特許文献1では救済困難な図9のケースも救済可能になる。歩留まり向上,生産性向上等に寄与する。
さらに、凹溝21と弾性クリップ92によって、上型キャビティ面91への第一発泡体2のセットも良好になるので、その後の第二発泡体3の発泡成形時に第一発泡体裏面2bへの発泡原料gの浸入を抑えることができる。
請求項2,請求項6のごとく、第二発泡体3を軟質ポリウレタン発泡成形体とし、第一発泡体2をビーズ発泡成形体とすると、嵩上げ用下層が硬くて軽量のビーズ発泡成形体にして、着座乗員が当接する側が軟質ポリウレタン発泡成形体でクッション性に富むので、快適性を維持して軽量化を達成できる。
請求項3,請求項7のごとく、両板片部922が側面視で中間高さ部位をくの字状又は弧状に外方へ出っ張る形状になると、両板片部922間の距離を弾性変形で狭めて、該凹溝21へ両板片部922を容易に挿入できる。そして、第一発泡体2が軽量なので、板片部922の弾性復元力でも上型9に十分保持できる。簡便構造にして、図2の凹溝21への弾性クリップ92の挿入だけでなく、図1における脱型時のシートパッド1と上型9に固着されている弾性クリップ92の分離が円滑に進む。
請求項4,請求項7のごとく、第一発泡体2の裏面で、長手方向の中央域に基準部25が設けられ、且つこれを該嵌入部95に嵌合させて、上型9に第一発泡体2をセットすると、基準部25の箇所が上型キャビティ面91上に固定される。基準部25が嵌入部95に嵌合固定されると、第一発泡体裏面2bの長手方向の寸法誤差が大きくても、基準部25から長手方向の両サイドに向けて寸法誤差が積み重ねられていくので、両端でも最大誤差の半分にできる(図9)。基準部25,嵌入部95の嵌合地点から各凹溝21までの寸法誤差が小さくなる。寸法誤差が小さくなる分、シートパッド1用として第一発泡体2の使用できる範囲が広がり、歩留まり向上に貢献する。
請求項5,請求項10のごとく、凹溝21が表皮4の係止用クリップ42を挿入して係止保持する表皮4の係止用溝22であると、上型9に第一発泡体2をセットする凹溝21としての役目も担うので、凹溝21を設けるに及ばない。従来品の第一発泡体2のまま対応でき、低コスト化できる。弾性クリップ92のクリップ長L9よりも該係止用クリップ42のクリップL4を長くすると、弾性クリップ92の凹溝21への挿入で、凹溝21の長壁211aに傷等をつけて損傷させても、損傷を受けてない長壁211aの箇所に係止用クリップ42を当てて確実に係止させることができる。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。シートパッド1,第一発泡体2,凹溝21,基準部25,第二発泡体3,発泡成形型7,弾性クリップ92,嵌入部95等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。実施形態のシートパッド1はクッションパッドとしたが、バックパッドにも適用できる。
1 シートパッド
2 第一発泡体
21 凹溝
L2 凹溝の溝長
22 係止用溝(表皮の係止用溝)
25 基準部
3 第二発泡体
42 係止用クリップ
L4 係止用クリップのクリップ長
7 発泡成形型
9 上型
91 上型キャビティ面
92 弾性クリップ
921 基板部
922 板片部
922a 外方張出部分(外方へ出っ張る形状部分)
L9 弾性クリップのクリップ長
W9 両板片部間距離
95 嵌入部
g 発泡原料(第二発泡体用発泡原料)

Claims (7)

  1. 裏面が露出して下層になる第一発泡体前記第一発泡体の表層積層された第二発泡体と、を有する車両用シートパッドの製造用発泡成形型であって、
    前記第一発泡体は、前記第二発泡体よりも硬くして単位重量小であり、且つ裏面に凹溝が設けられており、
    前記裏面と当接する上型キャビティ面における前記凹溝の対応部位に弾性クリップが突出形成した上型と、
    型閉じにより、前記上型とで車両用シートパッドのキャビティを形成する下型と、を具備し、
    前記弾性クリップは、前記上型キャビティ面に固定される基板部と、前記基板部から起立延在するとともに、離間状態で対向する一対の板片部と、を有し、
    前記板片部の板面は前記凹溝の長手方向と平行に配設されているとともに、前記凹溝の長手方向における前記板片部の寸法であるクリップ長は前記凹溝の長手方向における溝長よりも短く、
    前記凹溝へ前記弾性クリップを弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で前記上型に前記第一発泡体をセットする車両用シートパッドの製造用発泡成形型。
  2. 前記第二発泡体軟質ポリウレタン発泡成形体であり、前記第一発泡体ビーズ発泡成形体である請求項1記載の車両用シートパッドの製造用発泡成形型。
  3. 前記板片部は、側面視で中間高さ部位をくの字状又は弧状に外方へ出っ張る形状を有している請求項1又は2記載の車両用シートパッドの製造用発泡成形型。
  4. 前記裏面の長手方向の中央域に凸部又は凹部の基準部設けられていると共に、前記上型キャビティ面における前記基準部の対応部位に該基準部へ嵌合する凹部又は凸部の嵌入部設けられており、
    該嵌入部を前記基準部に嵌合させて、前記上型に前記第一発泡体をセットする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シートパッドの製造用発泡成形型。
  5. 前記裏面には、長手方向を合わせた複数の前記凹溝が設けられており、
    前記凹溝の長手方向は、前記裏面の長手方向に等しく、
    前記裏面において、複数の前記凹溝は、前記裏面の長手方向における前記基準部の両側に設けられている請求項4に記載の車両用シートパッドの製造用発泡成形型。
  6. 前記凹溝が表皮の係止用クリップを挿入して係止保持する表皮の係止用溝である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用シートパッドの製造用発泡成形型。
  7. 裏面が露出して下層になる第一発泡体と、前記第一発泡体の表層に積層された第二発泡体と、を有する車両用シートパッドの製造方法であって、
    前記第一発泡体の裏面側を上向きにして、上型に前記第一発泡体をセットするセット工程と、
    前記セット工程後に下型キャビティ面上に第二発泡体用発泡原料を注入すると共に型閉じする注入工程と、
    前記注入工程後に、前記第二発泡体を発泡成形する発泡形成工程と、を備え、
    前記第一発泡体は前記第二発泡体よりも硬くして単位重量小であり、且つ裏面に凹溝が設けられており、
    前記裏面と当接する上型キャビティ面における前記凹溝の対応部位に弾性クリップが突出形成されており、
    前記弾性クリップは、前記上型キャビティ面に固定される基板部と、前記基板部から起立延在するとともに、離間状態で対向する一対の板片部と、を有し、
    前記板片部の板面は前記凹溝の長手方向と平行に配設されているとともに、前記凹溝の長手方向における前記板片部の寸法であるクリップ長は前記凹溝の長手方向における溝長よりも短く、
    前記セット工程では、前記凹溝へ前記弾性クリップを弾性変形させて挿入し、その弾性復元力で前記上型に前記第一発泡体をセットする車両用シートパッドの製造方法。
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