JP7300337B2 - 成形部品、製造方法、および保持部材 - Google Patents

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Description

本発明は、成形部品、製造方法、および保持部材に関する。
下記特許文献1には、インサート成形により端子板をインサートして成形された樹脂製のワークに部品を組み込むことで電気装置を製造する製造方法に関し、ワークのボディ(合成樹脂部)の成形時に、ワークを取り囲む金属フープ材の両側の縁桟部から延在する複数の保持片の各々の先端を、ボディの両側部にくい込ませることによって、ボディを両側から保持する技術が開示されている。
特開2002-75152号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、成形部品に対する部品の組み込みおよび、保持部材からの成形部品の取り外しを容易に行うことができない。
一実施形態の成形部品は、金属部材と樹脂部材とを有し、インサート成形によって形成される成形部品であって、樹脂部材は、成形部品の製造時に成形部品を片持ち保持するための一対の保持穴を有する。
一実施形態によれば、成形部品に対する部品の組み込みおよび、保持部材からの成形部品の取り外しを容易に行うことができる。
一実施形態に係る成形部品の外観斜視図 一実施形態に係る成形部品(レバー、スプリング、およびクリップが組み込まれた状態)の外観斜視図 一実施形態に係るスイッチの外観斜視図 一実施形態に係る成形部品およびスイッチの製造方法の手順を示すフローチャート 一実施形態に係る金属板の平面図 一実施形態に係る成形部品(保持部材によって保持された状態)の平面図 一実施形態に係る成形部品(一対の保持腕によって保持された状態)の平面図 図7に示す成形部品の拡大斜視図 図1に示す成形部品のA-A断面図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(成形部品100の概要)
図1は、一実施形態に係る成形部品100の外観斜視図である。図1に示す成形部品100は、金属部材110と樹脂部材120とを有する。成形部品100は、金属部材110と樹脂部材120とが、インサート成形によって一体的に形成される。金属部材110は、3つの端子部材111,112,113を備える。
3つの端子部材111,112,113は、いずれも金属製且つ薄板状の部材である。成形部品100において、3つの端子部材111,112,113は、同一平面上に互いに非接触に並べて配置される。成形部品100において、3つの端子部材111,112,113の各々は、一部(中間部分)が樹脂部材120に埋設される。
3つの端子部材111,112,113は、それぞれ、一端側(X軸負側)に端子部111A,112A,113Aを有する。端子部111A,112A,113Aは、樹脂部材120のX軸負側から突出する。
また、3つの端子部材111,112,113は、それぞれ、他端側(Y軸正側)に摺接部111B,112B,113Bを有する。摺接部111B,112B,113Bは、樹脂部材120のY軸正側から突出する。
図2は、一実施形態に係る成形部品100(レバー12、スプリング14、およびクリップ16が組み込まれた状態)の外観斜視図である。図2に示すように、成形部品100には、レバー12、スプリング14、およびクリップ16が組み込まれる。レバー12は、Z軸方向に延びる回転中心軸AXを回転中心として、樹脂部材120によって回動可能に支持される、樹脂製の部材である。スプリング14は、いわゆるトーションバネであり、Z軸正側の端部に設けられたアーム14Aによって、レバー12を復帰方向(Z軸正側から見て反時計回り方向)に付勢する。
クリップ16は、レバー12によって保持されており、レバー12の回動に伴って、回転中心軸AXを中心とする円周に沿って移動する。クリップ16は、金属素材から形成されており、上下一対の第1の接点(図示省略)と、上下一対の第2の接点(図示省略)とを有する。一対の第1の接点は、端子部材113の摺接部113Bの上面および下面に常に接触しており、端子部材113の摺接部113Bを挟み込んだ状態で、クリップ16の移動に伴って、摺接部113Bの上面および下面を摺動する。一対の第2の接点は、クリップ16の移動に伴って、端子部材111の摺接部111Bを挟み込んだ状態で、摺接部111Bの上面および下面を摺動するか、または、端子部材112の摺接部112Bを挟み込んだ状態で、摺接部112Bの上面および下面を摺動する。これにより、クリップ16は、移動に伴って、端子部材113を、端子部材111または端子部材112と導通させることができる。
図3は、一実施形態に係るスイッチ10の外観斜視図である。図3に示すように、成形部品100は、レバー12、スプリング14、およびクリップ16が組み込まれた状態で、ケース18内に収容される。これにより、成形部品100は、レバー12、スプリング14、クリップ16、およびケース18とともに、スイッチ10を構成する。
このように構成されたスイッチ10は、レバー12が押圧されていない状態において、クリップ16の一対の第1の接点が端子部材113と接触し、クリップ16の一対の第2の接点が端子部材111に接触することにより、端子部材113と端子部材111とが互いに導通した第1の状態となる。
また、スイッチ10は、レバー12が押圧された状態において、クリップ16の一対の第1の接点が端子部材112と接触し、クリップ16の一対の第2の接点が端子部材111に接触することにより、端子部材112と端子部材111とが互いに導通した第2の状態となる。
さらに、スイッチ10は、レバー12の押圧から解放されると、スプリング14の付勢力によって、レバー12が初期位置に自動的に復帰する。これにより、スイッチ10は、端子部材113と端子部材111とが互いに導通した第1の状態に自動的に復帰する。
例えば、スイッチ10は、自動車のドアの開閉状態を検知するために利用可能である。
なお、スイッチ10において、ケース18の上面18Aおよび下面18Bの各々には、端子部111A,112A,113Aと重なる位置の各々に、開口部18Cが形成されている。これにより、スイッチ10は、端子部111A,112A,113Aの各々が、上面18A側および下面18B側のいずれからも、コネクタ等の接続部材を接続可能となっている。
(成形部品100の製造方法の手順)
次に、図4~図8を参照して、成形部品100およびスイッチ10の製造方法の手順について説明する。図4は、一実施形態に係る成形部品100およびスイッチ10の製造方法の手順を示すフローチャートである。図5は、一実施形態に係る金属板1の平面図である。図6は、一実施形態に係る成形部品100(保持部材20によって保持された状態)の平面図である。図7は、一実施形態に係る成形部品100(一対の保持腕24,26によって保持された状態)の平面図である。図8は、図7に示す成形部品100の拡大斜視図である。
<ステップS401:金属部材形成工程>
まず、図5に示すように、金属板1から、金属部材110および保持部材20を形成する。図5は、一実施形態に係る金属板1の平面図である。図5に示す金属板1は、成形部品100のベースとなる素材である。図5に示すように、金属板1は、矩形状の外形状を有している。金属板1は、打ち抜き加工により、図5に示すように、成形部品100の金属部材110と、成形部品100をインサート成形する際に保持する保持部材20とが、一体的に形成される。
図5に示すように、保持部材20は、外枠部22、一対の保持腕24,26、支持部27、支持部28、および支持部29を有する。外枠部22は、金属部材110を取り囲む、矩形状の外形状を有する部分である。
一対の保持腕24,26は、外枠部22のY軸負側の部分から、金属部材110に向ってY軸正方向に直線状に延在する腕状の部分である。一対の保持腕24,26は、各々の先端部分24A,26Aが、一対の保持腕24,26の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状(先端に向うにつれて徐々に細くなる形状)を有する。
支持部27は、外枠部22のY軸正側の部分から、金属部材110に向ってY軸負方向に延在する直線状の部分である。支持部27は、端子部材111に連結されていることにより、端子部材111をY軸正側から支持する。
支持部28は、外枠部22のX軸正側の部分から、金属部材110に向ってX軸負方向に延在する直線状の部分である。支持部28は、端子部材111に連結されていることにより、端子部材111をX軸正側から支持する。
支持部29は、外枠部22のY軸負側の部分から、一対の保持腕24,26の間を、金属部材110に向ってY軸正方向に延在する直線状の部分である。支持部29は、端子部材111に連結されていることにより、端子部材111をY軸負側から支持する。
<ステップS402:インサート成形工程>
次に、図6に示すように、ステップS401で形成された金属部材110に対して、樹脂部材120をインサート成形することにより、成形部品を形成する。このインサート成形工程においては、まず、図5に示す金属板1が、インサート成形機の金型内にセットされる。そして、インサート成形機によって、金型内に樹脂が注入される。これにより、金属部材110に対して、樹脂部材120がインサート成形され、図6に示すように、金属部材110と樹脂部材120とが一体化した成形部品100が形成される。
この時点では、成形部品100は、一対の保持腕24,26、支持部27、支持部28、および支持部29によって、外枠部22と連結されており、すなわち、保持部材20によって保持された状態にある。
図6に示すように、インサート成形により、一対の保持腕24,26の各々の先端部分は、樹脂部材120に埋設された状態になる。これにより、樹脂部材120は、一対の保持腕24,26によって、Y軸負側から片持ち保持される。
<ステップS403:除去工程>
次に、図7に示すように、保持部材20の不要部分を除去することにより、成形部品100が片持ち保持された状態にする。ここで、「不要部分」とは、後の組み込み工程において不要となる部分である。
具体的には、打ち抜き加工等によって、保持部材20を図6に示す切断線CL1で切断することにより、保持部材20の切断線CL1よりもY軸正側の部分である、除去対象部20Aを除去する。除去対象部20Aは、支持部27を含んでいるため、同時に支持部27も除去されることとなる。
また、打ち抜き加工等によって、支持部28を図6に示す切断線CL2(端子部材111との連結部分)および切断線CL3(外枠部22との連結部分)で切断することにより、支持部28を除去する。
また、打ち抜き加工等によって、支持部29を図6に示す切断線CL4(端子部材111との連結部分)および切断線CL5(外枠部22との連結部分)で切断することにより、支持部29を除去する。
これにより、図7に示すように、成形部品100は、一対の保持腕24,26によって保持され、保持部材20は、不要部分が除去されてY軸正側が開口した状態となる。その結果、成形部品100は、その他の部品の組み込みや、保持部材20からの取り外しを、容易に行うことが可能となる。
なお、除去対象部20A、支持部28、および支持部29は、一回の打ち抜き加工で同時に除去されてもよい。
<ステップS404:組み込み工程>
次に、成形部品100が一対の保持腕24,26によって保持された状態で、成形部品100に対して、他の部品(レバー12、スプリング14、およびクリップ16、およびケース18)を組み込むことにより、スイッチ10(図3参照)を形成する。
図7および図8に示すように、保持部材20の不要部分が除去されることにより、成形部品100は、樹脂部材120に一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aが埋設された状態となっている。これにより、成形部品100は、一対の保持腕24,26によって、Y軸負側から片持ち保持されている。
組み込み工程では、成形部品100は、このように一対の保持腕24,26によって片持ち保持された状態で、図2および図3に示すように、他の部品(レバー12、スプリング14、クリップ16、およびケース18)が組み込まれる。
<ステップS405:取り外し工程>
その後、他の部品が組み込まれた状態の成形部品100(すなわち、スイッチ10)が、Y軸正方向(図7および図8に示すD1方向)に引き抜かれることにより、保持部材20から取り外される。
図9は、図1に示す成形部品100のA-A断面図である。図9に示すように、成形部品100の樹脂部材120のY軸負側の端部には、一対の保持穴122,124が形成されている。一対の保持穴122,124は、インサート成形時に、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aが樹脂部材120に埋設されることによって形成されるものであり、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aと同形状を有する。
図8に示すように、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aは、一対の保持腕24,26の内側に向って湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状(いわゆる、クワ型形状)を有している。これに伴い、図9に示すように、一対の保持穴122,124は、先端部分24A,26Aと同形状を有する。すなわち、一対の保持穴122,124は、奥行き方向(Y軸正方向)にゆくにつれて一対の保持穴122,124の間隔が徐々に狭くなるように、一対の保持穴122,124の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状を有する。
これにより、本実施形態の保持部材20は、互いに平行なストレート形状の一対の保持腕を有する構成と比較して、成形部品100の保持力を高めることができる。
また、本実施形態の保持部材20は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから成形部品100が引き抜かれた際に、一対の保持穴122,124の内壁の削れを抑制することができ、よって、一対の保持穴122,124におけるバリの発生を抑制することができる。
また、本実施形態の保持部材20は、上記組み込み工程において、一対の保持腕24,26によって成形部品100を片持ち保持するため、成形部品100に対するその他の部品の組み込みを容易に行うことができ、その後、成形部品100を一対の保持腕24,26側とは反対側に引き抜くことにより、成形部品100を容易に取り外すことが可能である。
以上説明したように、一実施形態に係る成形部品100は、金属部材110と樹脂部材120とを有し、インサート成形によって形成される成形部品100であって、樹脂部材120は、成形部品100の製造時に成形部品100を片持ち保持するための一対の保持穴122,124を有する。
これにより、一実施形態に係る成形部品100は、一対の保持腕24,26によって片持ち保持されている状態で、保持されている側とは反対側から、他の部品を容易に組み込むことができる。また、一実施形態に係る成形部品100は、保持されている側とは反対側へ引き抜くことにより、一対の保持腕24,26から容易に取り外すことができる。したがって、一実施形態に係る成形部品100によれば、部品の組み込みおよび保持部材20からの取り外しを容易に行うことが可能な成形部品100を提供することができる。
また、一実施形態に係る成形部品100において、一対の保持穴122,124は、成形部品100の製造時に成形部品100を片持ち保持する一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aと同形状を有する。
これにより、一実施形態に係る成形部品100は、樹脂部材120をインサート成形する際に、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aによって、一対の保持穴122,124を形成することができると同時に、樹脂部材120を先端部分24A,26Aによって保持された状態とすることができる。
また、一実施形態に係る成形部品100において、一対の保持穴122,124は、当該一対の保持穴122,124の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状を有する。
これにより、一実施形態に係る成形部品100は、一対の保持腕24,26による当該成形部品100の保持力を高めることができる。また、一実施形態に係る成形部品100は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから容易に引き抜くこともできる。また、一実施形態に係る成形部品100は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから引き抜かれた際に、一対の保持穴122,124の内壁の削れを抑制することができ、よって、一対の保持穴122,124におけるバリの発生を抑制することができる。
また、一実施形態に係る成形部品100において、一対の保持穴122,124は、互いに平行なストレート形状を有してもよい。
これにより、一実施形態に係る成形部品100は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから容易に引き抜くことができる。また、一実施形態に係る成形部品100は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから引き抜かれた際に、一対の保持穴122,124の内壁の削れを抑制することができ、よって、一対の保持穴122,124におけるバリの発生を抑制することができる。
また、一実施形態に係る成形部品100において、一対の保持穴122,124は、インサート成形の際に、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aが、樹脂部材120に埋設されることにより、樹脂部材120に形成される。
これにより、一実施形態に係る成形部品100は、樹脂部材120をインサート成形する際に、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aによって、一対の保持穴122,124を形成することができると同時に、樹脂部材120を先端部分24A,26Aによって保持された状態とすることができる。
また、一実施形態に係る製造方法は、インサート成形によって、金属部材110と樹脂部材120とを有する成形部品100を形成するインサート成形工程と、保持部材20が備える一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aによって、樹脂部材120が片持ち保持された状態で、成形部品100に他の部品を組み込む、組み込み工程とを含む。
これにより、一実施形態に係る製造方法は、一対の保持腕24,26によって成形部品100が片持ち保持されている状態で、保持されている側とは反対側から、他の部品を容易に組み込むことができる。
また、一実施形態に係る製造方法において、インサート成形工程では、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aを、樹脂部材120に埋設させることによって、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aによって保持された状態の樹脂部材120を形成する。
これにより、一実施形態に係る製造方法は、樹脂部材120をインサート成形する際に、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aによって、一対の保持穴122,124を形成することができると同時に、樹脂部材120を先端部分24A,26Aによって保持された状態とすることができる。
また、一実施形態に係る製造方法において、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aは、当該一対の保持腕24,26の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状を有する。
これにより、一実施形態に係る製造方法は、一対の保持腕24,26による成形部品100の保持力を高めることができる。また、一実施形態に係る製造方法は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから容易に引き抜くことが可能な、成形部品100を製造することができる。また、一実施形態に係る製造方法は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから引き抜かれた際に、一対の保持穴122,124の内壁の削れを抑制することができ、よって、一対の保持穴122,124におけるバリの発生を抑制することが可能な、成形部品100を製造することができる。
また、一実施形態に係る製造方法において、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aは、互いに平行なストレート形状を有してもよい。
これにより、一実施形態に係る製造方法は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから容易に引き抜くことが可能な、成形部品100を製造することができる。また、一実施形態に係る製造方法は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから引き抜かれた際に、一対の保持穴122,124の内壁の削れを抑制することができ、よって、一対の保持穴122,124におけるバリの発生を抑制することが可能な、成形部品100を製造することができる。
また、一実施形態に係る製造方法は、単一の金属板1から、一対の保持腕24,26および金属部材110を形成する金属部材形成工程をさらに含む。
これにより、一実施形態に係る製造方法は、単一の金属板1から、一対の保持腕24,26と、一対の保持腕24,26による片持ち保持が可能な成形部品100を構成する金属部材110とを、一括して形成することができる。
また、一実施形態に係る保持部材20は、金属部材110と樹脂部材120とを有し、インサート成形によって形成される成形部品100を、当該成形部品100の製造時に保持する保持部材20であって、成形部品100を取り囲む外枠部22と、外枠部22から成形部品100に向って延在し、各々の先端部分24A,26Aが樹脂部材120に埋設されることにより、成形部品100を片持ち保持する一対の保持腕24,26とを有する。
これにより、一実施形態に係る保持部材20は、成形部品100に対して他の部品を容易に組み込むことができるように、成形部品100を保持することができる。また、一実施形態に係る保持部材20は、当該保持部材20から成形部品100を容易に取り外すことができるように、成形部品100を保持することができる。
また、一実施形態に係る保持部材20において、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aは、当該一対の保持腕24,26の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状を有する。
これにより、一実施形態に係る保持部材20は、一対の保持腕24,26による成形部品100の保持力を高めることができる。また、一実施形態に係る保持部材20は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから成形部品100を容易に引き抜くこともできる。また、一実施形態に係る保持部材20は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから成形部品100が引き抜かれた際に、成形部品100の一対の保持穴122,124の内壁の削れを抑制することができ、よって、一対の保持穴122,124におけるバリの発生を抑制することができる。
また、一実施形態に係る保持部材20において、一対の保持腕24,26の各々の先端部分24A,26Aは、互いに平行なストレート形状を有してもよい。
これにより、一実施形態に係る保持部材20は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから成形部品100を容易に引き抜くこともできる。また、一実施形態に係る保持部材20は、一対の保持腕24,26の先端部分24A,26Aから成形部品100が引き抜かれた際に、成形部品100の一対の保持穴122,124の内壁の削れを抑制することができ、よって、一対の保持穴122,124におけるバリの発生を抑制することができる。
また、一実施形態に係る保持部材20において、外枠部22および一対の保持腕24,26は、金属部材110とともに、単一の金属板1から一体的に形成される。
これにより、一実施形態に係る保持部材20は、単一の金属板1から、外枠部22および一対の保持腕24,26と、一対の保持腕24,26による片持ち保持が可能な成形部品100を構成する金属部材110とを、一括して形成することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形または変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、スイッチ10に用いられる成形部品100を例示的に用いて本発明を説明したが、これに限らず、本発明は、少なくともインサート成形によって形成される成形部品であれば、如何なる成形部品にも適用可能である。
1 金属板
10 スイッチ
12 レバー
14 スプリング
16 クリップ
18 ケース
20 保持部材
22 外枠部
24,26 保持腕
24A,26A 先端部分
27,28,29 支持部
100 成形部品
110 金属部材
111,112,113 端子部材
120 樹脂部材
122,124 保持穴

Claims (13)

  1. 金属部材と樹脂部材とを有し、インサート成形によって形成される成形部品であって、
    前記樹脂部材は、
    前記成形部品の製造時に前記成形部品を片持ち保持するための空洞からなる一対の保持穴を有する
    ことを特徴とする成形部品。
  2. 前記一対の保持穴は、
    当該一対の保持穴の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の成形部品。
  3. 前記一対の保持穴は、
    互いに平行なストレート形状を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の成形部品。
  4. 金属部材と樹脂部材とを有し、インサート成形によって形成される成形部品であって、
    前記樹脂部材は、
    空洞からなる一対の保持穴を有し、
    前記金属部材は、
    前記一対の保持穴と同一面上に露出した切断面を有する
    ことを特徴とする成形部品。
  5. 前記切断面は、前記一対の保持穴の間に露出している
    ことを特徴とする請求項4に記載の成形部品。
  6. インサート成形によって、金属部材と樹脂部材とを有する成形部品を形成するインサート成形工程と、
    保持部材が備える一対の保持腕の各々の先端部分によって、前記樹脂部材が片持ち保持された状態で、前記成形部品に他の部品を組み込む、組み込み工程と
    を含むことを特徴とする製造方法。
  7. 前記インサート成形工程では、
    前記一対の保持腕の各々の先端部分を、前記樹脂部材に埋設させることによって、前記一対の保持腕の各々の先端部分により保持された状態の前記樹脂部材を形成する
    ことを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記一対の保持腕の各々の先端部分は、
    当該一対の保持腕の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
  9. 前記一対の保持腕の各々の先端部分は、
    互いに平行なストレート形状を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
  10. 単一の金属板から、前記一対の保持腕および前記金属部材を形成する金属部材形成工程
    をさらに含むことを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の製造方法。
  11. 金属部材と樹脂部材とを有し、インサート成形によって形成される成形部品を、当該成形部品の製造時に保持する保持部材であって、
    前記成形部品を取り囲む外枠部と、
    前記外枠部から前記成形部品に向って延在し、各々の先端部分が前記樹脂部材に埋設されることにより、前記成形部品を片持ち保持する一対の保持腕と
    を有し、
    前記一対の保持腕の各々の先端部分は、
    当該一対の保持腕の内側方向に湾曲し、且つ丸みを帯びた先細り形状を有する
    ことを特徴とする保持部材。
  12. 金属部材と樹脂部材とを有し、インサート成形によって形成される成形部品を、当該成形部品の製造時に保持する保持部材であって、
    前記成形部品を取り囲む外枠部と、
    前記外枠部から前記成形部品に向って延在し、各々の先端部分が前記樹脂部材に埋設されることにより、前記成形部品を片持ち保持する一対の保持腕と
    を有し、
    前記一対の保持腕の各々の先端部分は、
    互いに平行なストレート形状を有する
    ことを特徴とする保持部材。
  13. 前記外枠部および前記一対の保持腕は、
    前記金属部材とともに、単一の金属板から一体的に形成される
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の保持部材。
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