JP6846680B2 - 接点装置、その製造方法及びロータリスイッチ - Google Patents

接点装置、その製造方法及びロータリスイッチ Download PDF

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Description

本発明は、接点装置、その製造方法及びロータリスイッチに関し、より詳細には可動接点が一対の固定接点と接触又は開離する接点装置、その製造方法及びロータリスイッチに関する。
近年、可動接点が一対の固定接点と接触又は開離する機構(接点装置)を有する自動変速機用コントロールスイッチ(ロータリスイッチ)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、自動変速機用コントロールスイッチは、それぞれに固定接点が設けられた複数の導電板(導体板)を有している。各導電板の先端はコネクタ部の内底面から突出してコネクタ端子を形成している。特許文献1では、複数のコネクタ端子は、2列で並んで設けられている。
特開2000−21269号公報
特許文献1では、複数のコネクタ端子を2列で並んで設けるために、2列のうち一方の列にあるすべてのコネクタ端子(導体板)を形成する1枚の金属板と、他方の列にあるすべてのコネクタ端子(導体板)を形成する1枚の金属板とが用いられている。つまり、特許文献1では、複数のコネクタ端子を2列で並んで設けるために2枚の金属板が用いられている。
そこで、本発明は、1枚の金属板から2列に配置されたコネクタ端子を形成することができる接点装置、その製造方法及びロータリスイッチを提供することを目的とする。
本発明に係る第1の態様の接点装置は、第1導体板と、第2導体板と、板形状の第1コネクタ端子と、板形状の第2コネクタ端子とを備えている。前記第1導体板は、第1固定接点に電気的に接続されている。前記第2導体板は、第2固定接点に電気的に接続されている。前記第1コネクタ端子は、前記第1導体板から所定の方向に延在する。前記第2コネクタ端子は、前記第1コネクタ端子の一面の一方の垂線方向での平面視において前記第1コネクタ端子と少なくとも一部が重なっており、前記第1コネクタ端子と同一方向に前記第2導体板から延在する。前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とを含む複数のコネクタ端子の少なくとも一対のコネクタ端子間が電気的に開閉される。前記第2導体板は、前記第1導体板と所定の間隔で配置され、前記第1導体板と同一方向に延在する引出片を有している。前記引出片は、連結片を介して前記第2コネクタ端子と連続している。前記一方の垂線方向での平面視において、前記第2コネクタ端子の裏面は、前記引出片のおもて面が延在した面である。前記連結片において前記引出片と連続する端部は、前記第2コネクタ端子と前記第1導体板との間に設けられている。
本発明に係る第2の態様の接点装置では、第1の態様において、前記引出片は、前記第1導体板と同一平面上に延在する。
本発明に係る第3の態様の接点装置では、第1又は第2の態様において、前記引出片は、前記第1導体板の延在方向と同一方向に延在する。
本発明に係る第4の態様の接点装置では、第1〜第3のいずれかの態様において、前記連結片は、突出部と、湾曲部とを有している。前記突出部は、前記引出片の端部から前記第1コネクタ端子の前記一面の他方の垂線方向に突出し、前記所定の間隔の方向に延在して設けられている。前記湾曲部は、前記突出部から前記第1コネクタ端子の前記一面の前記一方の垂線方向に延在し、端部が前記第2コネクタ端子の延在方向に湾曲している。前記第2コネクタ端子は前記湾曲部と連続している。
本発明に係る第5の態様の接点装置は、第1導体板と、第2導体板と、板形状の第1コネクタ端子と、板形状の第2コネクタ端子とを備えている。前記第1導体板は、第1固定接点に電気的に接続されている。前記第2導体板は、第2固定接点に電気的に接続されている。前記第1コネクタ端子は、前記第1導体板から所定の方向に延在する。前記第2コネクタ端子は、前記第1コネクタ端子の一面の一方の垂線方向での平面視において前記第1コネクタ端子と少なくとも一部が重なっており、前記第1コネクタ端子と同一方向に前記第2導体板から延在する。前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とを含む複数のコネクタ端子の少なくとも一対のコネクタ端子間が電気的に開閉される。前記第2導体板は、前記第1導体板と所定の間隔で配置され、前記第1導体板と同一方向に延在する引出片を有している。前記引出片は、連結片を介して前記第2コネクタ端子と連続している。前記一方の垂線方向での平面視において、前記第2コネクタ端子の裏面は、前記引出片のおもて面が延在した面である。前記引出片は、前記第1導体板の延在方向と同一方向に延在する。
本発明に係る第6の態様の接点装置は、第1導体板と、第2導体板と、板形状の第1コネクタ端子と、板形状の第2コネクタ端子とを備えている。前記第1導体板は、第1固定接点に電気的に接続されている。前記第2導体板は、第2固定接点に電気的に接続されている。前記第1コネクタ端子は、前記第1導体板から所定の方向に延在する。前記第2コネクタ端子は、前記第1コネクタ端子の一面の一方の垂線方向での平面視において前記第1コネクタ端子と少なくとも一部が重なっており、前記第1コネクタ端子と同一方向に前記第2導体板から延在する。前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とを含む複数のコネクタ端子の少なくとも一対のコネクタ端子間が電気的に開閉される。前記第2導体板は、前記第1導体板と所定の間隔で配置され、前記第1導体板と同一方向に延在する引出片を有している。前記引出片は、連結片を介して前記第2コネクタ端子と連続している。前記一方の垂線方向での平面視において、前記第2コネクタ端子の裏面は、前記引出片のおもて面が延在した面である。前記連結片は、突出部と、湾曲部とを有している。前記突出部は、前記引出片の端部から前記第1コネクタ端子の前記一面の他方の垂線方向に突出し、前記所定の間隔の方向に延在して設けられている。前記湾曲部は、前記突出部から前記第1コネクタ端子の前記一面の前記一方の垂線方向に延在し、端部が前記第2コネクタ端子の延在方向に湾曲している。前記第2コネクタ端子は前記湾曲部と連続している。
本発明に係る第7の態様の接点装置の製造方法では、第1〜第6のいずれかの態様の前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とは、一つの金属板で形成されている。前記第2コネクタ端子は、前記金属板から型抜きされた部材に対して複数回の曲げ加工を施すことで形成されている。
本発明に係る第8の態様のロータリスイッチは、第1〜第6の態様のいずれかの接点装置と、ハウジングと、可動体とを備える。前記ハウジングは、前記接点装置の前記第1固定接点及び前記第2固定接点を収容する。前記可動体は、前記第1固定接点と前記第2固定接点とに接触又は開離する可動接点を有し、前記ハウジング内を回動する。
この発明によると、1枚の金属板から2列に配置されたコネクタ端子を形成することができる。
図1A、1Bは、本発明の実施形態1に係る接点装置が有するコネクタ端子を説明する図である。 図2は、同上の接点装置を有するロータリスイッチの斜視図である。 図3は、同上のロータリスイッチの分解斜視図である。 図4A〜図4Cは、コネクタ端子の形成を説明する図である。 図5A、図5Bは、本発明の実施形態2に係る接点装置が有するコネクタ端子を説明する図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、実施形態及び変形例に限定されることなく、この実施形態及び変形例以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
本実施形態における接点装置、その製造方法及びロータリスイッチについて、図1A〜図4Cを用いて説明する。
本実施形態では、後述する第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とが並ぶ方向を上下方向として説明する(図1A〜図4C参照)。図1A〜図4Cには、これらの方向(上、下)を表す矢印を示すが、この矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。また、上記の方向の規定は、本実施形態のロータリスイッチ1の使用形態を限定する趣旨ではない。
本実施形態のロータリスイッチ1は、図2、図3に示すように、接点装置A1と、ハウジングC1と、可動体7とを備える。
ハウジングC1は、それぞれ略扇形に形成された合成樹脂成形品からなるボディC2とカバーC3とを有している。ボディC2とカバーC3とを嵌合することで、内部に可動体7が回転自在に収納される。
可動体7は、円筒形の軸部8と、軸部8の外周面から水平方向(上下方向に直交する方向)に突設された主体9とを有する。主体9は、ボディC2と対向する面(図3における下面)に凹部が設けられており、当該凹部にはコイルばね2によりボディC2側へ弾性付勢された複数の可動接点3が収納されている。なお、図3では、1つの可動接点3を記載している。
ボディC2及びカバーC3は、一面が開口する扁平な略扇形に形成されている。また、ボディC2及びカバーC3の扇の要に相当する部分には、可動体7の軸部8が挿通されて可動体7が回転自在に枢支する軸受孔10,11が厚み方向(上下方向)に設けられている。ボディC2の内部の底面には、複数の固定接点4、複数の導体板5及び複数のリブ6が配設されている。複数の導体板5は、複数の固定接点4とそれぞれ電気的に接続している。言い換えると、複数の導体板5のそれぞれは、対応する固定接点4を有している構成である。対応する固定接点4を有する複数の導体板5は、ボディC2にインサート形成されている。各固定接点4は、可動体7の回動軸を中心にした同心円弧状に配設されており、可動接点3と対向している。各リブ6は、帯板状に形成されており、その高さは固定接点4よりも高くしている。
周壁で囲まれ筒状に形成されたコネクタ部13が、ボディC2と一体に形成されている。コネクタ部13の内底面には、複数の導体板5の先端が水平方向に突出された板状の1つ以上(本実施形態では4つ)の第1コネクタ端子100と板状の1つ以上(本実施形態では、4つ)の第2コネクタ端子110が形成されている(図1A、図1B参照)。言い換えると、第1コネクタ端子100及び第2コネクタ端子110は、導体板5から連続して形成、つまり導体板5から所定の方向(上下方向に直交する方向)延在している。第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とは、上下方向に2段で離間した状態で配置されている(図1A参照)。つまり、第1コネクタ端子100の一の面(第2コネクタ端子110と対向する面)の一方の垂線方向(図1A、図1Bに示す上方向)から見て、第1コネクタ端子100が延在する方向と同一方向に複数の第2コネクタ端子110が延在するように配置されている。このとき、第2コネクタ端子110は、上下方向において第1コネクタ端子100と離間し、上方向から見た場合に第2コネクタ端子110が第1コネクタ端子100と少なくとも一部がそれぞれ重なって見えるように配置されている。以下、複数の導体板5のうち第1コネクタ端子100が延設された導体板5を第1導体板101と、第2コネクタ端子110が延設された導体板5を第2導体板111という。
接点装置A1は、複数の固定接点4、複数の導体板5(第1導体板101、第2導体板111)、第1コネクタ端子100及び第2コネクタ端子110を含んでいる。接点装置A1は、複数の第1コネクタ端子100及び複数の第2コネクタ端子110の端子のうち少なくとも一対のコネクタ端子(第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との対)の間を電気的に開閉する。
ロータリスイッチ1では、軸部8を中心に可動体7が回動すると、可動接点3も軸部8を中心に回動する。このとき、可動接点3は、リブ6の上面を摺動するか、又は同一円周上の隣り合う2つのリブ6の間に並列された一対の固定接点4をコイルばね2により圧接する。つまり、可動体7の回動位置に応じて、可動接点3が各固定接点4を選択的に接触又は開離する。これにより、接点装置A1は、可動体7の回動位置に応じて、並列された第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との複数の組に対して、端子間を電気的に開閉することができる。
可動体7の回動位置に応じて可動接点3が各固定接点4を選択的に接触又は開離することで、可動体7の回動位置に応じた信号を、コネクタ部13に接続された外部装置へ出力することができる。
次に、導体板5(第1導体板101、第2導体板111)の具体的な形状について説明する。
第1導体板101は、ハウジングC1からコネクタ部13へと延在する引出片102と、連結片103と、第1コネクタ端子100とを有している。連結片103の一端は、引出片102の先端部から連続して設けられている。連結片103の一端から上下方向及び引出片102の延在方向の双方と直交する方向に連結片103の他端が設けられている。連結片103の他端は、引出片102の延在方向と同一方向に延在する第1コネクタ端子100に連続して設けられている。
第2導体板111は、ハウジングC1からコネクタ部13へと延在する引出片112と、連結片113と、第2コネクタ端子110とを有している。引出片112は、第1導体板101と同一平面に、第1導体板101(引出片102)と所定の間隔で配置され、第1導体板101(引出片102)と同一方向に延在する。引出片112と第2コネクタ端子110とは連結片113を介して連続(連結)している。
連結片113は、突出部114と湾曲部115とを有している。突出部114は、引出片112の端部から第1コネクタ端子100の一の面の他方の垂線方向(図1A、図1Bに示す下方向)に突出している。突出部114の幅(上下方向と直交する方向における長さ)は、第2導体板111の幅よりも大きい。言い換えると、突出部114は、第1コネクタ端子100の一面の他方の垂線方向に突出し、所定の間隔の方向(上下方向と直交する方向)に延在して設けられている。湾曲部115は、上下方向と直交する方向に対する両端部のうち引出片112から連続していない端部から連続し、上方向に延在している。湾曲部115の先端部は、第2コネクタ端子110の延在方向に湾曲して第2コネクタ端子110と連続している(連結している)。
また、図1Bに示すように、第2コネクタ端子110側の連結片113における引出片112(第2導体板111)と連結する端部は、上方向からの平面視において第2コネクタ端子110と第1導体板101(引出片102)との間に設けられている。言い換えると、引出片112が第1導体板101(引出片102)と所定の間隔で並ぶ方向において、第2コネクタ端子110が第1導体板101と並ぶ間隔は、第2導体板111が第1導体板101と並ぶ間隔よりも大きい。また、別の言い方をすると、同一方向に延在する第1コネクタ端子100側の引出片102と第2コネクタ端子110側の引出片112とにおいて、引出片102の先端部から連続する連結片103が延在する方向と、引出片112の先端部から連続する連結片113(突出部114)が延在する方向とは同一である。
次に、接点装置A1が有する第1コネクタ端子100及び第2コネクタ端子110の形成(製造方法)について、図4A〜図4Cを用いて説明する。
まず、1枚の金属板から型抜きにより第1コネクタ端子100、第2コネクタ端子110を含む型200を形成する。
型200は、さらに、引出片102と、連結片103とを含んでいる。連結片103の一端は、引出片102の先端部から連続して、上下方向及び引出片102の延在方向の双方と直交する方向に設けられている。連結片103の他端は、引出片102の延在方向と同一方向に延在する第1コネクタ端子100に連続するように設けられている。つまり、第1コネクタ端子100、引出片102及び連結片103は、一体形成されている。
型200は、さらに、引出片112と、第1部材213と、第2コネクタ端子110が設けられた第2部材214とを含んでいる。引出片112は、引出片102と所定の間隔H1で引出片102と同一の方向に延在している。第1部材213は、引出片112の先端から連続し、引出片102の先端部から連続する連結片103が延在する方向と同一の方向に延在する。第2部材214は、第1部材213の端部から、第1コネクタ端子100が延在する方向とは反対の方向に、引出片102と間隔H1より大きい間隔H2で延在している。つまり、第2コネクタ端子110、引出片112、第1部材213及び第2部材214は、一体形成されている。
型200は、1枚の金属板から型抜きにより形成されているので、図4Aに示すように、引出片112と第2部材214とは同一面(面130)となっている。
型200において、第1部材213が第1コネクタ端子100の一の面(面130)に対して下方向に突出するように、第1部材213と引出片112との連結部位を折り曲げる(図4B参照)。この曲げ加工(第1曲げ加工)により、第1部材213は突出部114として形成される。
第1曲げ加工後、第2部材214を、第1部材213(突出部114)との連結部位から上方向に所定の長さの部位で折り曲げる(図4C参照)。ここで、第1部材213(突出部114)との連結部位から上方向に所定の長さとは、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との上方向における間隔に応じた長さである。この曲げ加工(第2曲げ加工)により、第2部材214の一部が湾曲部115として形成される。湾曲部115が形成されることで、第2コネクタ端子110は、第1コネクタ端子100と同一方向に延在する。
図4Cに示すように、第2コネクタ端子110は上方向から見ると、2回の曲げ加工により面130(おもて面)とは反対の面131(裏面)が見え、引出片112は上方向から見ると面130が見える。突出部114と湾曲部115とを含む連結片113は、上方向からの平面視において、第2コネクタ端子110の裏面(面131)と引出片112のおもて面(面130)とを連続させる部材である。つまり、上方向からの平面視において、第2コネクタ端子110の裏面(面131)は、引出片112のおもて面(面130)が延在した面である。
なお、本実施形態では、型200に対して第1曲げ加工、第2曲げ加工の順に曲げ加工を施して型200から図4Cに示す最終形状を形成しているが、曲げ加工の順序はこれに限定されない。第2曲げ加工、第1曲げ加工の順に曲げ加工を施して最終形状を形成してもよい。つまり、図4Aに示す型200から図4Cに示す最終形状が得られればよく、その曲げ加工の順序は問わない。
以上説明したように、本実施形態では、最終形状の第2コネクタ端子110を上方向から見た場合に、第2コネクタ端子110は、第1コネクタ端子100と少なくとも一部が重なって見えるように配置されている。この最終形状を得るために、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との延在方向が逆向きとなる型200を1枚の金属板から形成し、複数回の曲げ加工(ここでは、第1,第2曲げ加工)を施している。つまり、第2コネクタ端子110の面131と引出片112の面130とが連結片113を介して連続(連結)する形状であり、かつ第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とが上下方向で並ぶ構成を、1枚の金属板から形成することができる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、接点装置A1が有する第1コネクタ端子100の形状と、第2コネクタ端子110とは同一の形状とする構成とした。本実施形態では、第1コネクタ端子100と、第2コネクタ端子110との幅が異なっている。これにより、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とにおいて、大きさが異なる電流を流すことができる。
以下、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との幅が異なる場合の実施形態について、実施形態1と異なる点を中心に、図5A、図5Bを用いて説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の接点装置A1は、複数の第1コネクタ端子100、複数の第2コネクタ端子110の他、複数の第3コネクタ端子120を有している。本実施形態の接点装置A1は、複数の第1コネクタ端子100、複数の第2コネクタ端子110及び複数の第3コネクタ端子120の端子のうち少なくとも一対のコネクタ端子の間を電気的に開閉する。一対のコネクタ端子は、例えば、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との対、又は第1コネクタ端子100と第3コネクタ端子120との対である。
本実施形態では、第1コネクタ端子100と、第2コネクタ端子110及び第3コネクタ端子120とが並ぶ方向を上下方向として説明する(図5A、図5B参照)。図5A、図5Bには、これらの方向(上、下)を表す矢印を示すが、この矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。また、上記の方向の規定は、本実施形態のロータリスイッチ1の使用形態を限定する趣旨ではない。
第1コネクタ端子100、第2コネクタ端子110及び第3コネクタ端子120の配置について、図5Aに示す。
第3コネクタ端子120は、固定端子を有する導体板(以下、第3導体板121)から連続している(延在している)。第3コネクタ端子120は、第1コネクタ端子100に対して上方向に位置し、かつ第2コネクタ端子110と、水平方向(上下方向に直交する方向)に並んで配置されている。
第1コネクタ端子100を有する第1導体板101は、2パターンの形状のいずれかで形成されている。1つ目のパターンの形状における第1導体板101は、上述した実施形態の形状と同じであり、実施形態との違いは第1コネクタ端子100の幅だけである。つまり、1つ目のパターンの形状における第1導体板101は、引出片102と連結片103と第1コネクタ端子100とを有している。2つ目のパターンの形状における第1導体板101は、引出片102と第1コネクタ端子100とを有している。2つ目のパターンの形状の第1導体板101では、引出片102の先端部は、幅が引出片102の幅よりも大きい第1コネクタ端子100が延設されている。
第2導体板111は、引出片312と連結片313と第2コネクタ端子110とを有している。引出片312は、ハウジングC1からコネクタ部13へと延在する。引出片312は、第1導体板101と同一平面に、第1導体板101(引出片102)と所定の間隔で第1導体板101(引出片102)と同一方向に延在する。引出片312と第2コネクタ端子110とは連結片313を介して連続(連結)している。連結片313は、突出部314と湾曲部315とを有している。突出部314は、引出片312の端部から第1コネクタ端子100の一の面の他方の垂線方向(図5Aに示す下方向)に突出している。突出部314の幅(上下方向と直交する方向における長さ)は、第2導体板111の幅よりも大きい。言い換えると、第2コネクタ端子110側の突出部314は、引出片312の先端から延在し、第1コネクタ端子100の一面の他方の垂線方向に突出し、所定の間隔の方向(上下方向と直交する方向)であって、第1コネクタ端子100側の連結片103が延在する方向と反対の方向に延在して設けられている。湾曲部315は、上下方向と直交する方向に対する突出部314の両端部のうち引出片312から連続していない端部から連続し、上方向に延在している。湾曲部315の先端部は、第2コネクタ端子110の延在方向に湾曲している。第2コネクタ端子110は湾曲している部位から延在している。
第3コネクタ端子120を有する第3導体板121は、2パターンの形状のいずれかで形成されている。第3導体板121について形状ごとに区別する必要がある場合には、第3導体板321及び第3導体板331という。
第3導体板321は、引出片322と連結片323と第3コネクタ端子120とを有している。引出片322は、ハウジングC1からコネクタ部13へと延在する。引出片322は、第2導体板311と同一平面に、第1導体板101(引出片102)と所定の間隔で第1導体板101(引出片102)と同一方向に延在する。引出片322と第3コネクタ端子120とは連結片323を介して連続(連結)している。連結片323は、引出片322の先端部から連続し、上方向に延在している。連結片323の先端部は、第3コネクタ端子120の延在方向に湾曲している。第3コネクタ端子120は湾曲した部位から延在している。上方向からの平面視において、第3導体板321の第3コネクタ端子120の裏面は、第3導体板321の引出片322の裏面(下面)が延在した面となる。
第3導体板331は、引出片332と連結片333と第3コネクタ端子120とを有している。引出片332は、ハウジングC1からコネクタ部13へと延在する。引出片332は、第1導体板101と同一平面に、第1導体板101(引出片102)と所定の間隔で第1導体板101(引出片102)と同一方向に延在する。引出片332と第3コネクタ端子120とは連結片333を介して連続(連結)している。連結片333は、連結部334と湾曲部335とを有している。連結部334は、引出片332の先端から連続し、上下方向と直交する方向であって、第1コネクタ端子100側の連結片103が延在する方向と反対の方向に延在して設けられている。湾曲部315は、上下方向と直交する方向に対する連結部334の両端部のうち引出片312から連続していない端部と連続し、上方向に延在している。湾曲部335の先端部は、第3コネクタ端子120の延在方向に湾曲している。第3コネクタ端子120が湾曲した部位から延在している。上方向からの平面視において、第3導体板331の第3コネクタ端子120の裏面は、第3導体板331の引出片332の裏面(下面)が延在した面となる。
なお、上方向から見た場合、第3導体板321及び第3導体板331の第3コネクタ端子120は、第1コネクタ端子100に重ならないように配置されている。
次に、図5Aに示す第1コネクタ端子100、第2コネクタ端子110及び第3コネクタ端子120の形成(製造方法)について説明する。
まず、1枚の金属板から型抜きにより第1コネクタ端子100、第2コネクタ端子110及び第3コネクタ端子120を含む型400を形成する。
型400は、さらに、引出片102と、連結片103とを含んでいる。連結片103の一端は、引出片102の先端部から、上下方向及び引出片102の延在方向の双方と直交する方向に設けられている。引出片102の延在方向と同一方向に延在する第1コネクタ端子100は、連結片103の他端から延在している。これにより、第1コネクタ端子100に対する上述した1番目のパターンの形状が形成される。
さらに、第1コネクタ端子100に対する1番目のパターンの形状を形成する引出片102とは別の引出片102の先端部から、第1コネクタ端子100が延在している。これにより、第1コネクタ端子100に対する2番目のパターンの形状が形成される。
型400は、さらに、引出片312と、第1部材413と、第2コネクタ端子110が設けられた第2部材414とを含んでいる。引出片312は、引出片102と所定の間隔で引出片102と同一の方向に延在している。第1部材413は、引出片312の先端から連続し、引出片102の先端部と連続する連結片103が延在する方向と反対の方向に延在する。第2部材414は、第1部材413の端部から、第1コネクタ端子100が延在する方向とは反対の方向に引出片102と所定の間隔で延在している。型400は、1枚の金属板から型抜きにより形成されているので、図5Bに示すように、上方向から見た場合に、引出片312の上面と第2部材414の上面とは金属板における同一面となっている。
型400において、第1部材413が第1コネクタ端子100の一の面に対して下方向に突出するように、第1部材413と引出片312との連結部位を折り曲げる。この曲げ加工(第1曲げ加工)により、第1部材413は突出部314として形成される。
第1曲げ加工後、第2部材414を、第1部材413(突出部314)との連結部位から上方向に所定の長さの部位で折り曲げる。ここで、第1部材413(突出部314)との連結部位から上方向に所定の長さとは、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との上方向における間隔に応じた長さである。この曲げ加工(第2曲げ加工)により、第2部材414の一部が湾曲部315として形成される。湾曲部315が形成されることで、第2コネクタ端子110は、第1コネクタ端子100と同一方向に延在する。
図5Aに示すように、第2コネクタ端子110は上方向から見ると、2回の曲げ加工を行うことで、2回の曲げ加工を行う前に見えていた面(おもて面)とは反対の面(裏面)が見える。一方、引出片112は上方向から見ると、2回の曲げ加工前に見えていた面と同一の面が見える。つまり、上方向から見ると、第2コネクタ端子110の裏面は、引出片112のおもて面が延在した面となる。
なお、本実施形態では、型400に対して第1曲げ加工、第2曲げ加工の順に曲げ加工を施して型400から図5Aに示す第2コネクタ端子110に対する1番目のパターン形状を形成しているが、曲げ加工の順序はこれに限定されない。第2曲げ加工、第1曲げ加工の順に曲げ加工を施して第2コネクタ端子110に対する1番目のパターン形状を形成してもよい。つまり、図5Bに示す型400から図5Aに示す第2コネクタ端子110に対する1番目のパターン形状が得られればよく、その曲げ加工の順序は問わない。
型400は、さらに、第3コネクタ端子120が設けられた部材422を含んでいる。第3コネクタ端子120の先端が上方向を向くように部材422の部位424で曲げ加工を行う。さらに、第3コネクタ端子120の先端が上方向を向いた状態において、第3コネクタ端子120が第1コネクタ端子100と同一方向で延在するように部位425で曲げ加工を行う。ここで、ハウジングC1からコネクタ部13へと部位424までが引出片322に、部位424から部位425までが連結片323に、それぞれ相当する。これにより、第3コネクタ端子120に対する1番目のパターン形状が形成される。第3コネクタ端子120に対する1番目のパターン形状を形成する際においても、曲げ加工の順序は問わない。
型400は、さらに、引出片332と、第1部材433と、第2部材434とを含んでいる。第2部材434は、1番目のパターン形状を形成する第3コネクタ端子120とは別の第3コネクタ端子120が設けられている。引出片332は、引出片102と所定の間隔で引出片102と同一の方向に延在している。第1部材433は、引出片312の先端から連続し、引出片102の先端部と連結する連結片103が延在する方向と反対の方向に延在する。第2部材434は、第1部材433の端部から、第1コネクタ端子100が延在する方向と同一の方向に引出片102と所定の間隔で延在している。型400において、第3コネクタ端子120の先端が上方向を向くように、第1部材433と第2部材434との連結部位を折り曲げる。さらに、第3コネクタ端子120の先端が上方向を向いた状態において、第2部材434を、第1部材433との連結部位から上方向に所定の長さの部位で折り曲げる。ここで、第1部材433との連結部位から上方向に所定の長さとは、第1コネクタ端子100と第3コネクタ端子120との上方向における間隔に応じた長さである。この曲げ加工により、第2部材414の一部が湾曲部315として形成される。湾曲部315が形成されることで、第3コネクタ端子120は、第1コネクタ端子100と同一方向に延在する。なお、第1部材433は、連結部334に相当する。これにより、第3コネクタ端子120に対する2番目のパターン形状が形成される。第3コネクタ端子120に対する2番目のパターン形状を形成する際においても、曲げ加工の順序は問わない。
以上説明したように、本実施形態では、最終形状の第2コネクタ端子110を上方向から見た場合に、第2コネクタ端子110は、第1コネクタ端子100と少なくとも一部が重なって見えるように配置されている。この最終形状を得るために、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との延在方向が逆向きとなる型200を1枚の金属板から形成し、複数回の曲げ加工を施している。つまり、第2コネクタ端子110の面131と引出片112の面130とが連結片113を介して連続(連結)する形状であり、かつ第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とが上下方向で並ぶ構成を、1枚の金属板から形成することができる。
(変形例)
本発明の実施形態は、上記の実施形態に限定されない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
上記各実施形態では、上下方向においてコネクタ端子が並ぶ段数は、2段とする構成としたが、この構成に限定されない。上下方向においてコネクタ端子が並ぶ段数は、3段以上であってもよい。
上記各実施形態では、連結片113は、第1コネクタ端子100の一の面130に対して下方向に突出する構成としたが、この構成に限定されない。連結片113は、第1コネクタ端子100の一の面130に対して下方向に突出していなくてもよい。例えば、型200において、第2コネクタ端子110の先端が上方向を向くように、第1部材213と第2部材214とが連続する連結部位を曲げる。このとき、第1部材213の上面は、面130と同一になっている。その後、第2コネクタ端子110の先端が上方向を向いた状態において、第2コネクタ端子110が第1コネクタ端子100と同一方向で延在するように、第2部材214を、第1部材213との連結部位から上方向に所定の長さの部位で折り曲げる。これにより、連結片113について第1コネクタ端子100の一の面130に対して下方向に突出させることなく、第2コネクタ端子110を、第1コネクタ端子100と同一の方向に延在させることができる。
上記実施形態1では、接点装置A1において、電気的に開閉するコネクタ端子の対は、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110との組であるとしたが、この組み合わせに限定されない。電気的に開閉するコネクタ端子の対は、一対の第1コネクタ端子100であってもよいし、一対の第2コネクタ端子110であってもよい。
また、実施形態2においても同様に、電気的に開閉するコネクタ端子の対は、一対の第1コネクタ端子100であってもよいし、一対の第2コネクタ端子110であってもよいし、一対の第3コネクタ端子120であってもよい。さらには、電気的に開閉するコネクタ端子の対は第2コネクタ端子110と第3コネクタ端子120との組み合わせであってもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の接点装置(A1)は、第1導体板(101)と、第2導体板(111)と、板形状の第1コネクタ端子(100)と、板形状の第2コネクタ端子(110)とを備えている。第1導体板(101)は、第1固定接点(固定接点4)に電気的に接続されている。第2導体板(111)は、第2固定接点(固定接点4)に電気的に接続されている。第1コネクタ端子(100)は、第1導体板(101)から所定の方向に延在する。第2コネクタ端子(110)は、第1コネクタ端子(100)の一面の一方の垂線方向(上方向)での平面視において第1コネクタ端子(100)と少なくとも一部が重なっており、第1コネクタ端子(100)と同一方向に第2導体板(111)から延在する。第1コネクタ端子(100)と第2コネクタ端子(110)とを含む複数のコネクタ端子の少なくとも一対のコネクタ端子間が電気的に開閉される。第2導体板(111)は、第1導体板(101)と所定の間隔で配置され、第1導体板(101)と同一方向に延在する引出片を有している。引出片(112,312)は、連結片(113)を介して第2コネクタ端子(110)と連続している。一方の垂線方向での平面視において、第2コネクタ端子(110)の裏面(面131)は、引出片(112,312)のおもて面(面130)が延在した面である。
この構成によると、接点装置A1では、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とが上下方向で並び、連結片(113)が第2コネクタ端子(110)の面(131)と引出片(112,312)の面(130)とが連結片(113)を介して連続している。上述したように、この構成は、1枚の金属板から形成することができる。従来、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とは、異なる金属板で形成されていたが、本構成によると、1枚の金属板で第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とを形成するので、部品数(金属板の数)が少なくなり、コスト削減につながる。また、金属板の数を減らすことで、設計による不良率も低減することができる。
第2の態様の接点装置(A1)では、第1の態様において、連結片(113)において引出片(112)と連続する端部は、第2コネクタ端子(110)と第1導体板(101)との間に設けられている。この構成によると、第1導体板(101)と第2導体板(111)との間隔を小さくすることができる。
第3の態様の接点装置(A1)では、第1又は第2の態様において、引出片(112,312)は、第1導体板(101)と同一平面上に延在する。この構成によると、引出片(112,312)と第1導体板(101)を立体的に交差させる必要がなくなる。
第4の態様の接点装置(A1)では、第1〜第3のいずれかの態様において、引出片(112,312)は、第1導体板(101)の延在方向と同一方向に延在する。この構成によると、第1コネクタ端子100及び第2コネクタ端子110を複雑な形状とすることなく、1枚の金属板から形成することができる。
第5の態様の接点装置(A1)では、第1〜第4のいずれかの態様において、連結片(113)は、突出部(114)と、湾曲部(115)とを有している。突出部(114)は、引出片(112,312)の端部から第1コネクタ端子(100)の一面の他方の垂線方向(下方向)に突出し、所定の間隔の方向に延在して設けられている。湾曲部(115)は、突出部(114)から第1コネクタ端子(100)の一面の一方の垂線方向(上方向)に延在し、端部が第2コネクタ端子(110)の延在方向に湾曲している。第2コネクタ端子(110)は湾曲部(115)と連続している。この構成によると、1枚の金属板から第1コネクタ端子(100)と第2コネクタ端子(110)とを、上方向から見ると第2コネクタ端子(110)が第1コネクタ端子(100)と少なくとも一部が重なるように形成することができる。
第6の態様の接点装置(A1)の製造方法では、第1〜第5のいずれかの態様の第1コネクタ端子(100)と第2コネクタ端子(110)とは、一つの金属板で形成されている。第2コネクタ端子(110)は、金属板から型抜きされた部材に対して複数回の曲げ加工を施すことで形成されている。この製造方法によると、1枚の金属板から第1コネクタ端子(100)及び第2コネクタ端子(110)を形成することができる。
第7の態様のロータリスイッチ(1)は、第1〜第5の態様のいずれかの接点装置(A1)と、ハウジング(C1)と、可動体(7)とを備える。ハウジング(C1)は、接点装置(A1)の第1固定接点(固定接点4)及び第2固定接点(固定接点4)を収容する。可動体(7)は、第1固定接点と第2固定接点とに接触又は開離する可動接点(3)を有し、ハウジング(C1)内を回動する。
この構成によると、設計者の設計の負担を軽減することができる。また、従来、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とは、異なる金属板で形成されていたが、本構成によると、1枚の金属板で、第1コネクタ端子100と第2コネクタ端子110とを形成するので、部品点数が少なくなり、コスト削減につながる。また、各固定接点が同一平面上に配置されるように立体的に交差させるための設計が不要となるので、設計、製造に係る工程も削減することができる。さらには、当該設計が不要となることで、当該設計による不良率も低減することができる。
1 ロータリスイッチ
A1 接点装置
C1 ハウジング
3 可動接点
4 固定接点(第1固定接点、第2固定接点)
5 導体板
7 可動体
100 第1コネクタ端子
101 第1導体板
110 第2コネクタ端子
111,311 第2導体板
112,312 引出片
113,313 連結片
114,314 突出部
115,315 湾曲部
130 面(おもて面)
131 面(裏面)

Claims (8)

  1. 第1固定接点に電気的に接続された第1導体板と、
    第2固定接点に電気的に接続された第2導体板と、
    前記第1導体板から所定の方向に延在する板形状の第1コネクタ端子と、
    前記第1コネクタ端子の一面の一方の垂線方向での平面視において前記第1コネクタ端子と少なくとも一部が重なっており、前記第1コネクタ端子と同一方向に前記第2導体板から延在する板形状の第2コネクタ端子とを備え、
    前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とを含む複数のコネクタ端子の少なくとも一対のコネクタ端子間が電気的に開閉され、
    前記第2導体板は、前記第1導体板と所定の間隔で配置され、前記第1導体板と同一方向に延在する引出片を有し、
    前記引出片は、連結片を介して前記第2コネクタ端子と連続しており、
    前記一方の垂線方向での平面視において、前記第2コネクタ端子の裏面は、前記引出片のおもて面が延在した面であり、
    前記連結片において前記引出片と連続する端部は、前記第2コネクタ端子と前記第1導体板との間に設けられた
    ことを特徴とする接点装置。
  2. 前記引出片は、前記第1導体板と同一平面上に延在する
    ことを特徴とする請求項1に記載の接点装置。
  3. 前記引出片は、前記第1導体板の延在方向と同一方向に延在する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の接点装置。
  4. 前記連結片は、
    前記引出片の端部から前記第1コネクタ端子の前記一面の他方の垂線方向に突出し、前記所定の間隔の方向に延在して設けられた突出部と、
    前記突出部から前記第1コネクタ端子の前記一面の前記一方の垂線方向に延在し、端部が前記第2コネクタ端子の延在方向に湾曲した湾曲部とを有し、
    前記第2コネクタ端子は前記湾曲部と連続している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の接点装置。
  5. 第1固定接点に電気的に接続された第1導体板と、
    第2固定接点に電気的に接続された第2導体板と、
    前記第1導体板から所定の方向に延在する板形状の第1コネクタ端子と、
    前記第1コネクタ端子の一面の一方の垂線方向での平面視において前記第1コネクタ端子と少なくとも一部が重なっており、前記第1コネクタ端子と同一方向に前記第2導体板から延在する板形状の第2コネクタ端子とを備え、
    前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とを含む複数のコネクタ端子の少なくとも一対のコネクタ端子間が電気的に開閉され、
    前記第2導体板は、前記第1導体板と所定の間隔で配置され、前記第1導体板と同一方向に延在する引出片を有し、
    前記引出片は、連結片を介して前記第2コネクタ端子と連続しており、
    前記一方の垂線方向での平面視において、前記第2コネクタ端子の裏面は、前記引出片のおもて面が延在した面であり、
    前記引出片は、前記第1導体板の延在方向と同一方向に延在する
    ことを特徴とする接点装置。
  6. 第1固定接点に電気的に接続された第1導体板と、
    第2固定接点に電気的に接続された第2導体板と、
    前記第1導体板から所定の方向に延在する板形状の第1コネクタ端子と、
    前記第1コネクタ端子の一面の一方の垂線方向での平面視において前記第1コネクタ端子と少なくとも一部が重なっており、前記第1コネクタ端子と同一方向に前記第2導体板から延在する板形状の第2コネクタ端子とを備え、
    前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とを含む複数のコネクタ端子の少なくとも一対のコネクタ端子間が電気的に開閉され、
    前記第2導体板は、前記第1導体板と所定の間隔で配置され、前記第1導体板と同一方向に延在する引出片を有し、
    前記引出片は、連結片を介して前記第2コネクタ端子と連続しており、
    前記一方の垂線方向での平面視において、前記第2コネクタ端子の裏面は、前記引出片のおもて面が延在した面であり、
    前記連結片は、
    前記引出片の端部から前記第1コネクタ端子の前記一面の他方の垂線方向に突出し、前記所定の間隔の方向に延在して設けられた突出部と、
    前記突出部から前記第1コネクタ端子の前記一面の前記一方の垂線方向に延在し、端部が前記第2コネクタ端子の延在方向に湾曲した湾曲部とを有し、
    前記第2コネクタ端子は前記湾曲部と連続している
    ことを特徴とする接点装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とは、一つの金属板で形成されており、
    前記第2コネクタ端子は、前記金属板から型抜きされた部材に対して複数回の曲げ加工を施すことで形成されている
    ことを特徴とする接点装置の製造方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の接点装置と、
    前記接点装置の前記第1固定接点及び前記第2固定接点を収容するハウジングと、
    前記第1固定接点と前記第2固定接点とに接触又は開離する可動接点を有し、前記ハウジング内を回動する可動体とを備える
    ことを特徴とするロータリスイッチ。
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