JP3062920B2 - 一体的な金属部材を有する合成樹脂部品及び一体的な金属部材を有する合成樹脂部品の製造方法 - Google Patents

一体的な金属部材を有する合成樹脂部品及び一体的な金属部材を有する合成樹脂部品の製造方法

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JP3062920B2
JP3062920B2 JP7084896A JP8489695A JP3062920B2 JP 3062920 B2 JP3062920 B2 JP 3062920B2 JP 7084896 A JP7084896 A JP 7084896A JP 8489695 A JP8489695 A JP 8489695A JP 3062920 B2 JP3062920 B2 JP 3062920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な一体的な金属部材
を有する合成樹脂部品及び一体的な金属部材を有する合
成樹脂部品の製造方法に関する。詳しくは、合成樹脂部
品への金属部材の組付精度が向上すると共に金属部材間
の不必要な接触の危険性が無くなり、かつ、金属部材の
組付の手間の省力化ができてコストの低減に寄与する新
規な一体的な金属部材を有する合成樹脂部品及び一体的
な金属部材を有する合成樹脂部品の製造方法を提供しよ
うとするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内に設置されるルームランプ
やバニティミラーに付設されるランプがあり、これらの
ランプのランプボデイに図61及び図62に示したよう
なものがある。なお、図62及び図63に示したランプ
はバニティミラーに付設されるランプのランプボデイで
ある。
【0003】aが縦長の枠状をしたランプボデイであ
り、図示しないミラーボデイのミラー取付部に隣接して
形成された開口部に取付けられる。
【0004】ランプボデイaの裏面側に電球保持金具
b、cが固定され、該電球保持金具b、cの前面側に設
けられた保持片d、eに電球fが保持される。
【0005】gはスイッチであり、該スイッチgからは
端子片hが突設されている。上記電球保持金具bに設け
られた接触部iはスイッチgの筐体jの下面に露出した
図示しない端子と接触しており、スイッチgの操作子k
が押圧されるとスイッチgの筐体j内で上記接触部iが
接触している上記図示しない端子と上記端子片hとが接
触されるようになっている。
【0006】そして、電球保持金具cに形成された端子
片lとスイッチgの端子片hが上記ランプボデイaに形
成された孔m内に突出され、ここに該孔mと2つの端子
片h、lとによってコネクタnが形成される。
【0007】そして、図示しないバニティミラーが図示
しないサンバイザーに取着される時に、サンバイザー側
から延びるワイヤーハーネスの先端に設けられたコネク
タが上記コネクタnに接続されて、電球fがスイッチg
を介して車体側の電源部と接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のランプ
ボデイaにあっては、各々別個に形成された電球保持金
具b、cとスイッチgをボデイ本体aに各別に組み付け
なければならず、組付の手間がかかりコストの上昇の原
因となる。
【0009】また、各電球保持金具b、c及びスイッチ
gを一つ一つボデイ本体aに組み付けるため、各電球保
持金具b、c及びスイッチg間の組付精度を出し難く、
場合によっては、ショートの危険などもある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明一体的な金属部材
を有する合成樹脂部品の製造方法は、上記した課題を解
決するためになされたものであり、複数種類の金属部材
を組みとして成る金属部材セットの複数組みを連結部を
介して一体に形成し、成形用金型を備えた成形機の成形
用金型内に上記金属部材セットをインサートし、該成形
用金型への樹脂の射出に先立って一方の金型を通して押
圧ピンにより少なくとも1種類の金属部材を他方の金型
に押しつけて、該成形用金型内に成形用樹脂を射出し
て、金属部材が一体化された合成樹脂部品を順次成形し
て複数の合成樹脂部品が連設された合成樹脂部品連続体
を形成した後、上記連結部を切り離して複数の合成樹脂
部品を製造するものである。
【0011】また、本発明一体的な金属部材を有する合
成樹脂部品は、連結部を介して一体に形成された各組が
複数種類の金属部材を組として成る複数組の金属部材セ
ットの各組を各別にインサートして一体成形された複数
の合成樹脂部品を上記連結部で切り離して形成され、イ
ンサートされたコンタクトのうちの2つのものの一部が
ボデイ本体外に突出されて端子片とされ該端子片同士で
スイッチ部の開閉接点が構成され、一方の端子片のコン
タクト主部に連結された接続部がボデイ本体内に埋設さ
れていると共に、該接続部に曲折部が形成されて端子片
間の間隔が調整されているものである。
【0012】
【作用】従って、本発明一体的な金属部材を有する合成
樹脂部品の製造方法にあっては、複数組の金属部材セッ
トが一体化されたものの各金属部材セットを成形用金型
内にインサートして成形を行って合成樹脂部品連続体を
形成し、それから各合成樹脂部品を切り離して一体的な
金属部材を有する合成樹脂部品を製造するものであるの
で、極めて能率良く一体的な金属部材を有する合成樹脂
部品の製造を行うことができ、コストの低減を図ること
ができると共に、各金属部材間の組付精度が向上する。
【0013】また、本発明一体的な金属部材を有する合
成樹脂部品にあっては、組み込まれる複数種類の金属部
材が一体に形成されたものをインサート成形により合成
樹脂部品に一体に成形したものであるので、複数種類の
金属部材を各別に合成樹脂部品に組み込む手間がかから
ず、省力化ができ、コストの低減が可能となる。また、
インサートされたコンタクトのうちの2つのものの一部
がボデイ本体外に突出されて端子片とされ該端子片間の
間隔が調整されるので、各コンタクト間の組付精度が向
上し、さらに、各金属部材の不要部分は樹脂によって覆
われるため、金属部材同士が不必要に接触してしまうよ
うなことがない。
【0014】
【実施例】以下に、本発明一体的な金属部材を有する合
成樹脂部品及び一体的な金属部材を有する合成樹脂部品
の製造方法の詳細を図示した実施例に基づいて説明す
る。
【0015】図1乃至図15は本発明の第1の実施例を
示すものであり、本発明をバニティミラー用のランプボ
デイとその製造方法に適用したものである。
【0016】先ず、バニティミラー用のランプボデイに
ついて説明し、その後にその製造方法について説明す
る。
【0017】図中1はバニティミラー用ランプボデイで
あり、合成樹脂製のボデイ本体2と該ボデイ本体2にい
わゆるインサート成形によって組み込まれた3つのコン
タクト3、4及び5とから成る。
【0018】ボデイ本体2は合成樹脂、たとえば、AB
S樹脂等で形成され、前面が開口し、正面から見て略縦
長の長方形をした奥行きの浅い偏平な箱状に形成されて
いる。
【0019】ボデイ本体2の内底面の上下両端部にはや
や前方へ突出した台部6、6′が形成されており、該台
部6、6′の略中央部には挿通口7、7′が形成されて
おり、また、上側の台部6の左端寄りの位置には打抜孔
8が形成されている。
【0020】また、ボデイ本体2の上面のうち左端と中
央よりやや右寄りの位置から突起9、10が上方へ向け
て突設されている。左の突起9の右側面の上端にはL字
状の切欠11が形成され、右側の突起10の上端部はL
字状に屈曲されて下向きの突当面12が形成されてい
る。
【0021】更に、ボデイ本体2の左右側面壁13、1
3の外側面のうち上下に寄った位置には前後に突き抜け
た凹条部14、14、・・・が形成されている。
【0022】コンタクト3、4、5は導電性及び弾性を
有する金属材料、例えば、ステンレス鋼(例えば、SU
S304)で形成されるが、導電率や耐久性を上げるた
めに、黄銅、リン青銅等で形成しても良い。
【0023】コンタクト3は口金ホルダー15と端子片
16とこれら15、16間を連結している接続部17と
が一体に形成されて成る。口金ホルダー15はベース部
18と該ベース部18の上下両縁から立ち上げられた挟
持片19、19とから成り、挟持片19、19の上端寄
りの位置には互いに近づくように湾曲された括れ部2
0、20が形成されている。
【0024】そして、挟持片19、19の先端間の間隔
はベース部18の上下幅未満とされ、さらに、挟持片1
9、19のベース部18からの立ち上がり部19′、1
9′は直角ではなく、湾曲の付いたいわゆるR面状に形
成されている。
【0025】コンタクト3の接続部17はボデイ本体2
の左側面壁13の底面側の部分に埋設されており、口金
ホルダー15はボデイ本体2の内底面の上下方向におけ
る中央部の右端部に形成された浅い凹部21内に位置し
ている。また、端子片16はその面が上下を向く向きで
ボデイ本体2の上記左側の突起9の切欠11の右側を向
いた面から右方へ向けて突設されている。そして、その
右端は上記右側の突起10の上端部の左側面に近接して
位置している。
【0026】尚、端子片16はその基端部16aと先端
部16bに比較して中間部16cが細幅になるように形
成されている。また、先端部16bには下方に打ち出さ
れた突起16dが形成されている。
【0027】接続部17の上端部、即ち、端子片16に
近接した部分には凹状に曲折された曲折部22、22が
形成されている。これによって、端子片16の位置がや
や下方に変位されることになる。
【0028】コンタクト4は接続孔23が形成された主
部24と端子片25とが接続部26によって一体に連設
されて成る。接続孔23の開口縁のうち互いに対向する
2つの位置からは係合突起23a、23aが突設されて
いる。そして、接続部26は正面から見て高さの低いL
字状をしていて、主部24の中央部上縁と端子片25の
左端との間を連結している。また、端子片25はその基
端部で接続部26に対して上方へ折り曲げられその面が
上下方向を向くようにされている。
【0029】該コンタクト4は、その主部24がボデイ
本体2の上方の台部6に接続孔23の周辺部を除いて埋
設され、接続孔23は挿通孔7の前側に位置される。
尚、接続孔23の口径は挿通孔7の口径よりやや小さく
されていて、前後方向から見て接続孔23の開口縁は挿
通孔7の開口縁の内側に位置している。
【0030】接続部26は上方の台部6に埋設されてお
り、端子片25はボデイ本体2の左側の突起9の切欠1
1の直ぐ下の位置から右方へ向けて突設されており、上
記コンタクト3の端子片16とその下方で平行に対向し
て、ここにスイッチの開閉接点部を構成している。
【0031】このように、コンタクト3、4のそれぞれ
の端子片16、25によってスイッチの開閉接点部を構
成することにより、従来例に見られるような別体のスイ
ッチ部品gを省くことができ、かかるスイッチ部品の組
付の手間が省け、また、コストを低減することができ
る。
【0032】また、端子片25の先端部25aはボデイ
本体2の右側の突起10の突当面12の下側に位置して
おり、突当面12よりは上方へ移動しないようになって
いる。
【0033】これによって、端子片25が端子片16に
近づき過ぎてショートしてしまわないように、両者2
5、16の間に所定のクリアランスが保たれるようにな
っている。
【0034】コンタクト5は、上下方向に長い略長方形
状をした主部27と、該主部27の右側縁の略中央部か
ら右方へ突設された口金ホルダー28と、主部27の下
縁に連設されその中央部に接続孔29を有する接続片部
30とが一体に形成されて成る。
【0035】接続片部30と主部27とは連設部31を
介して連設されており、該連設部31は上下に延びてお
り、これによって、接続片部30は主部27よりやや高
い位置、即ち、前側に位置している。
【0036】口金ホルダー28はベース部32と該ベー
ス部32の上下両縁から立ち上げられた挟持片33、3
3とから成り、挟持片33、33の上端寄りの位置には
互いに近づくように湾曲された括れ部34、34が形成
されている。
【0037】そして、挟持片33、33の先端間の間隔
はベース部32の上下幅未満とされ、さらに、挟持片3
3、33のベース部32からの立ち上がり部33′、3
3′は直角ではなく、湾曲の付いたいわゆるR面状に形
成されている。
【0038】接続片部30の接続孔29の開口縁のうち
互いに対向する2つの位置からは係合突起29a、29
aが突設されている。
【0039】そして、かかるコンタクト5は、その主部
27及び口金ホルダー28がボデイ本体2の内底面に形
成された浅い凹部35内に位置し、接続片部30がボデ
イ本体2の下側の台部6′に接続孔29の周辺部を除い
て埋設され、接続孔29は挿通孔7′の前側に位置され
る。尚、接続孔29の口径は挿通孔7′の口径よりやや
小さくされていて、前後方向から見て接続孔29の開口
縁は挿通孔7′の開口縁の内側に位置している。
【0040】36はボデイ本体2の底壁の略中央部に形
成された小孔であり、コンタクト5の主部27の略中央
部に対応して形成されている。
【0041】37はバニティミラーであり、38はその
ボデイ、39はボデイ38に取着されたミラー、40は
ミラー39の横に形成された凹部である。
【0042】そして、上記したバニティミラー用ランプ
ボデイ1は上記凹部40内に嵌合されて固定される。そ
して、両端部に口金41、41を有する管球42が、そ
の口金41、41が口金ホルダー15の挟持片19、1
9及び口金ホルダー28の挟持片33、33によって各
別に挟着保持されてランプボデイ1内に配置され、か
つ、該ランプボデイ1の前面開口が図示しないレンズ体
によって覆われてランプ43が構成される。
【0043】尚、44、44はボデイ本体2の側面壁1
3、13のうち口金ホルダー15の挟持片19、19間
の中央に対応した位置及び口金ホルダー28の挟持片3
3、33間の中央に対応した位置に各別に突設されたバ
ルブストッパーであり、上記管球42の口金41、41
の端面に当接ないしは近接して位置しており、管球42
の不必要な移動を阻止してショートなどの事故を防止す
るためのものである。
【0044】45はミラー39及びランプ43の前面を
開閉すべくボデイ38に回動自在に支持されたカバーで
あり、該カバー45が解放されると、該カバー45に設
けられた作用突起46が上記コンタクト3の端子片16
の先端寄りの位置を上方から押圧して端子片16をその
先端部16bが下方に移動するように撓ませ、これによ
って端子片16と25とが接触し、上記管球41に電力
が供給されることになる(図2参照)。
【0045】尚、端子片16は、基端部16a及び先端
部16bに比較して中間部16cを細幅に形成してある
ので、端子片16が上記作用突起46によって撓まされ
た時に、局部への応力の集中を避けることができ、端子
片16の耐久性を増すことができる。
【0046】また、端子片16の先端部16bには端子
片25の方へ突出した突起16dが形成されているの
で、端子片16が端子片25側へ撓まされた時に、端子
片16、25の先端部同士が確実に接触することがで
き、成形時のバラツキ等による接触不良を回避すること
ができる。
【0047】47は自動車の室内に設置されるサンバイ
ザーであり、該サンバイザー47に形成された凹部48
内に上記バニティミラー37が埋め込み状に取着され
る。
【0048】そして、サンバイザー47の凹部48内に
は自動車の電源の各別の端子と各別に接続された導電性
を有する構造部材49、50が配置されており、前側か
ら接続孔23及び挿通孔7を挿通されたネジ51が構造
部材49に螺合され、また、同じく前側から接続孔29
及び挿通孔7′を挿通されたネジ51′が構造部材50
に螺合される。ネジ51、51′は導電性を有する材料
で形成されており、従って、コンタクト4はネジ51を
介して構造部材49と電気的に接続され、また、コンタ
クト5はネジ51′を介して構造部材50と電気的に接
続される。従って、上記端子片25と16とが接触する
と、電源−構造部材49−コンタクト4−コンタクト3
−管球42の一方の口金41−管球42の他方の口金4
1−コンタクト5−構造部材50−電源という閉回路が
構成され、管球42が点灯する。
【0049】尚、上記接続孔23、29に形成された係
合突起23a、23a、29a、29aはネジ51、5
1′の溝に食い込んでコンタクト4、5とネジ51、5
1′との接触を確実にし、また、ボデイ本体2の挿通孔
7、7′の口径を接続孔23、29の口径より大径にし
てあるので、ボデイ本体2の成形時に挿通孔7、7′の
開口縁に万一バリが生じるようなことがあっても、ネジ
51、51′が接続孔23、29の開口縁と確実に接触
することができる。
【0050】次に、上記したバニティミラー用ランプボ
デイ1の製造方法について説明する。
【0051】先ず、複数種類のコンタクトを組として成
るコンタクトセットを複数組連結したコンタクトセット
連続体を形成する。
【0052】52はコンタクトセット連続体の材料であ
り、例えば、SUS、黄銅、リン青銅等の薄板であり、
その厚さは0.25mm前後のものが使用される。
【0053】該材料52を打ち抜き成形して複数のコン
タクトセットの各コンタクト3、4、5となる原形体
3′、4′、5′から成る原形コンタクトセット53が
多数連続して形成された原形コンタクトセット連続体5
4を形成する。該原形コンタクトセット連続体54は各
原形コンタクトセット53、53、・・・を仕切る枠部
55、55、・・・を有しており、原形体3′の接続部
相当部17′はその略中間の部分が連帯部56によって
左縦枠57に連設され、原形体4′の主部相当部24′
の右端は連帯部58によって右縦枠60に連設され、原
形体5′の接続片部相当部30′は下横枠の両端部6
1、61を除いた部分を兼ねている。
【0054】また、原形体3′及び4′の枠部55への
支持を安定させるため、原形体3′の接続部相当部1
7′と原形体4′の主部相当部24′の左端との間が連
帯部62によって連設されている。コンタクト3と4と
は互いに分離されてなければならないものであるが、枠
部55への連結箇所が少ないと、打抜時や折曲時に位置
が移動したり、枠部55から離脱してしまう惧がある
が、連帯部62によって両者を連結しておくことによっ
てそのような惧が減少する。
【0055】次いで、以上のような原形コンタクトセッ
ト連続体54の各原形コンタクトセット53、53、・
・・の原形体3′、3′、・・・、4′、4′、・・
・、5′、5′、・・・に折曲加工を施して多数のコン
タクトセット63、63、・・・が連続形成されたコン
タクトセット連続体64を形成する。
【0056】即ち、コンタクト原形体3′に関しては、
口金ホルダー相当部15′を折り曲げて口金ホルダー1
5を形成し、端子片相当部16′の基部を上方へ折り曲
げて端子片16を形成し、また、接続部相当部17′の
端子片相当部16′側の部分に曲折部22、22を設け
て接続部17を形成する。
【0057】また、コンタクト原形体4′に関しては、
端子片相当部25′の基部を上方へ折り曲げて端子片2
5を形成する。
【0058】尚、端子片16と25とはボデイ本体2に
組み込まれた状態で互いの平面が対向しかつ近接して位
置される必要がある。しかしながら、原形コンタクトセ
ット連続体54を形成した段階では、端子片相当部2
5′は端子片相当部16′との離間方向にある幅を有し
ているため、両者をあまり近づけることは出来ない。従
って、これら16′及び25′をそれぞれの基部で折り
曲げた時に、そのままでは、端子片16、25同士が離
間し過ぎてしまうことがある。そのような時、接続部1
7に曲折部22、22を形成して端子片16、17間の
クリアランスを好適な範囲に調整することができる。
【0059】コンタクト原形体5′に関しては、口金ホ
ルダー相当部28′を折り曲げて口金ホルダー28を形
成し、連設部相当部31′を口金ホルダー相当部28′
側端と接続片相当部30′側端とでそれぞれ折り曲げて
口金ホルダー相当部28′と接続片相当部30′との間
に段差を付ける。
【0060】上記したコンタクトセット連続体64を、
それに設けられたコンタクトセット63、63、・・・
の一がボデイ本体成形用金型を備えた成形機のボデイ本
体成形用金型内に位置するようにインサートし、該ボデ
イ本体成形用金型内にボデイ本体用樹脂を射出して、樹
脂製のボデイ本体2とコンタクトセット63とが一体化
されたランプボデイ1を形成する。そして、かかるラン
プボデイ1の形成がコンタクトセット連続体64に設け
られた各コンタクトセット63、63、・・・について
順次に為され、これによって、ランプボデイ1が複数個
連設されたランプボデイ連続体65が形成される。
【0061】尚、66は押圧ピンであり、一方の金型6
7に形成された挿通孔68を挿通されてキャビティ内に
突出され、コンタクト5の主部27の後面を押してその
前面を他方の金型69に押し付けるものである。これに
よって、コンタクト5の主部27の前面は他方の金型6
9に押し付けられ、該主部27の前面側にボデイ本体2
用の樹脂が廻り込んでしまうことが確実に防止され、該
主部27がボデイ1の内底面に露出されて反射面として
の機能を果たすことができる。また、このようにして、
大きな長方形をした主部27がボデイ1の内底面に露出
されることによって、点灯時の管球42の熱のボデイ本
体2への輻射が遮断され、ランプボデイ1の耐熱性が向
上する。
【0062】コンタクト4の端子片25の先端部25a
はボデイ本体2の突当面12に面接触した状態で位置す
るように成形が行われる。従って、成形終了時には、該
先端部25aは突当面12に張り付いたような状態にな
っているが、ランプボデイ1がバニティミラー37に組
み込まれて、かつ、一度カバー45の作用突起46によ
って端子片16を介して端子片25が撓まされると、こ
のときに、該端子片25の先端部25aは突当面12か
ら引き剥されることになる。
【0063】キャビティ内への射出が完了し、離型が行
われるとき、口金ホルダー15、28の挟持片19、1
9の先端間及び挟持片33、33の先端間の間隔がベー
ス部18、32の上下幅未満とされているので、スライ
ドコアを使用すること無しに、離型をスムーズに行うこ
とができる。すなわち、他方の金型69に口金ホルダー
15、28が位置する凹部70、70(一方のもののみ
を図6に示す。)を形成しておけば、口金ホルダー1
5、28の挟持片19、19及び33、33は該凹部7
0、70の内面に引っかかることなく、該凹部70、7
0から抜け出ることができる。
【0064】また、口金ホルダー15、28において、
その挟持片19、19、33、33のベース部18、3
2からの立ち上がり部19′、19′、33′、33′
は直角ではなく、湾曲の付いたいわゆるR面状に形成さ
れているので、成形性が向上する。即ち、この部分1
9′、19′、33′、33′が直角になっていると、
射出成形等の作業や電球の着脱により、これらの部分に
ひび割れが発生し易いが、これら部分をR面状とするこ
とによってひび割れを回避して成形性を向上させること
ができる。
【0065】しかして、上記したランプボデイ連続体6
5から各ランプボデイ1、1、・・・を切り離して、多
数のランプボデイ1、1、・・・が形成される。ランプ
ボデイ1、1、・・・の切り離しは、各連帯部56、5
8及び下横枠両端部61、61の71、71、・・・で
示す箇所で行われる。尚、この切断箇所71、71、・
・・はボデイ本体2の側面壁13、13の凹条部14、
14、・・・内でその奥面に沿って位置しており、これ
によって、切り離しが容易となり、また、切断端がボデ
イ本体2の側面から突出することもない。
【0066】そして、上記切り離しと同時に、ボデイ本
体2の上側台部6の左寄りの位置にある打抜孔8に露出
している連帯部62が72で示す箇所(図13参照)で
切断され、これによって、コンタクト3の接続部17と
コンタクト4の主部24との間が切り離されて絶縁され
る。
【0067】上記したランプボデイ及びその製造方法に
あっては、ボデイ本体2に組み込まれるコンタクト3、
4、5は一体に形成されており、かつ、インサート成形
によりボデイ本体2に一体に組み込まれるので、各コン
タクト3、4、5のボデイ本体2への組付精度が向上
し、また、各コンタクト3、4、5の不要部分はボデイ
本体2の樹脂によって覆われるため、ショートの危険が
減少する。しかも、組付の手間が省かれて組付経費が軽
減される。
【0068】図16乃至図40は本発明一体的な金属部
材を有する合成樹脂部品及び一体的な金属部材を有する
合成樹脂部品の製造方法の第2の実施例を示すものであ
る。
【0069】尚、この第2の実施例も本発明をバニティ
ミラーのランプボデイ及びその製造方法に適用したもの
である。
【0070】73がバニティミラー用ランプボデイであ
り、合成樹脂製のボデイ本体74と該ボデイ本体74に
インサート成形により一体化された3つのコンタクト7
5、76、77及び2つの補強片78、79とから成
る。
【0071】ボデイ本体74は合成樹脂、たとえば、A
BS樹脂等で形成され、前面が開口し、正面から見て略
縦長の長方形をした奥行きの浅い偏平な箱状に形成され
ている。
【0072】ボデイ本体74の内底面の上下両端部には
やや前方へ突出した台部80、80′が形成されてお
り、該台部80、80′の略中央部には挿通口81、8
1′が形成されており、また、上側の台部80の挿通孔
81と左右両端との間及び下側の台部80′の挿通孔8
1′と右端との間には打抜孔82、82、82が形成さ
れている。
【0073】台部80と80′との間の部分は凹部83
となっており、該凹部83は上下方向における中央の略
3分の1の部分83aがもっとも低い平坦面となってお
り、該平坦面83aの上下に連なる部分83b、83
b′が該平坦面83aから上記台部80、80′へかけ
て徐々に前方へ変位していく傾斜面となっている。
【0074】ボデイ本体74の側面の上下端寄りの位置
の4箇所、即ち、上記台部80、80′の両側部に対応
した位置に切欠84、84、・・・が形成されている。
これら切欠84、84、・・・は、その側面開口部では
前端は側面壁85の前端縁の稍手前で終わっており、後
端はボデイ本体74の後面にまで達している。また、こ
れら切欠84、84、・・・は台部80、80′の箇所
では前端は台部80、80′の前面に達し、後端はボデ
イ本体74の後面に達している。
【0075】更に、ボデイ本体74の左右外側面の上下
両端寄りの位置には前後両端に達する凹条部86、8
6、・・・が形成されている。
【0076】コンタクト75は、リフレクタ部87と、
該リフレクタ部87の左側縁の上下方向における中央部
から左方へ突設された口金ホルダー88と、上記リフレ
クタ部87の左右側縁から下方に延びた連結片89、8
9′の下端から左方又は右方に突出したオスターミナル
90、90′と更に逆凹字状をしており細幅の前後方向
に延びる連結片93、93によってオスターミナル9
0、90′の基端部下縁と連結されている補助部94と
が一体に形成されて成る。
【0077】リフレクタ部87は前面を向いた横長矩形
の板状をした中央部93と該中央部93の上下両縁から
上方又は下方に延び中央部93から遠去かるに従って前
方へ変位するように傾斜した傾斜部94、94′とが一
体に形成されて成り、上記連結片89、89′はリフレ
クタ87の中央部93の左右側縁から延びている。
【0078】口金ホルダー88はベース部95と該ベー
ス部95の上下両縁から立ち上げられた挟持片96、9
6とから成り、挟持片96、96の上端寄りの位置には
互いに近づくように湾曲された括れ部97、97が形成
されている。また、ベース部95の反リフレクタ部87
側の端縁からは埋設片98が突設されている。
【0079】オスターミナル90と90′とは左右対称
であることを除いて同じ構造を有しているので、その一
方について説明し、他方については一方における同様の
部分に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0080】オスターミナル90は導電部99と該導電
部99に一体成形されたモールド部100とから成る。
導電部99は上記連結片89に連続された横長矩形の板
状部99aと該板状部99aの上下両側縁から前方に向
けて突出された側片部99b、99bとが一体に形成さ
れて成る。また、板状部99aの先端部の略中央には小
孔99cが形成されている。
【0081】モールド部100は上記ボデイ本体74の
材料樹脂と同じ合成樹脂により形成され、導電部99の
板状部99aの側片部99b、99bが突設された側に
一体成形され、その厚さは略側片部99b、99bの幅
と同じにされている。そして、該モールド部100には
板状部99aの先端から更に突出した先端部100aが
設けられ、該先端部100aはその前後及び上下4面が
傾斜されて先端に行くに従って上下幅及び厚みが小さく
なるようにされている。そして、モールド部100の上
記小孔99cに対応した位置には該小孔99cより稍大
径の小孔100bが形成されている。そして、このよう
なモールド部100はコンタクト75がボデイ本体74
にインサート成形される際に同時に成形される。
【0082】しかして、該コンタクト75は上記ボデイ
本体74に所謂インサート成形により一体化され、その
リフレクタ部87はボデイ本体74の略中央部に前面に
露出して、即ち、中央部93はボデイ本体74の凹部8
3の平坦面83aの左右方向における中央部の前面に位
置し、傾斜部94、94′は凹部83の傾斜部83b、
83b′の左右方向における中央部の前面に位置するよ
うに配置され、口金ホルダー88は凹部83の平坦面8
3aの左端部に位置し、埋設片98はその先端部がボデ
イ本体74の左側面壁85に埋設状に位置される。そし
て、オスターミナル90、90′はボデイ本体74の下
側の切欠84、84の奥端から突設した状態で切欠8
4、84内に位置される。なお、連結片89、89′は
ボデイ本体74内に埋設された状態となる。また、ボデ
イ本体74の前面には浅い凹部101が形成され、該浅
い凹部101内にコンタクト75のリフレクタ部87及
び口金ホルダー88のベース部95が位置される。
【0083】コンタクト76は、口金ホルダー102と
端子片103とこれら口金ホルダー102、端子片10
3間を接続している接続片104とが一体に形成されて
成る。
【0084】口金ホルダー102はベース部105と該
ベース部105の上下両縁から立ち上げられた挟持片1
06、106とから成り、挟持片106、106の上端
寄りの位置には互いに近づくように湾曲された括れ部1
07、107が形成されている。また、ベース部105
の左側縁には埋設片108が突設されている。
【0085】接続片104は上下方向に延びる細幅の帯
状片として形成され、その下端部が口金ホルダー102
のベース部の右側縁に一体に連結されている。尚、接続
片104の下端の略3分の1の部分104aは下方に行
くに従い後方へ変位する傾斜部となっている。
【0086】端子片103は左右方向に延びる帯状片と
して形成され、幅方向が前後方向に沿い、その右端部の
後縁が上記接続片104の上縁に一体に連結されてい
る。
【0087】このようなコンタクト76は、その口金ホ
ルダー102がボデイ本体74の平坦面83aの右端部
前面に位置され、そのベース部105が平坦部83aの
右端部に形成された浅い凹部109内に位置される。そ
して、埋設片108は平坦部83a内に埋設され、接続
片104は右側面壁85内に埋設された状態となる。そ
して、端子片103はボデイ本体74の上面の右端部か
ら上方へ一体に突設された突起110の上端寄りの位置
から左方へ向けて突出している。また、ボデイ本体74
の上面の左右方向における中央より稍左に寄った位置か
ら上方へ向けて突起111が突設されており、該突起1
11の上端部は右方へクランク状に突設されており、下
方を向いた2つの段差面112a、112bが形成され
ており、上記端子片103の左端部は上側の段差面11
2aに弾接している。
【0088】コンタクト77は正面から見て略凹字状を
した中央片113と該中央片113の下縁に左右に間隔
を置いて後方へ突出した接続片114、114の後端か
ら左方又は右方へ突出したオスターミナル115、11
5′と中央片113の右端部上端に連続された正面から
見て逆L字状をした接続片116を介して連結された端
子片117とが一体に形成されて成る。
【0089】オスターミナル115、115′は上記オ
スターミナル90、90′と同様に、導電部99とモー
ルド部100とから成る。
【0090】また、端子片117は、左右方向に延びる
帯状片として形成され、幅方向が前後方向に沿い、その
右端部の後縁が上記接続片116の上縁に一体に連結さ
れている。
【0091】このようなコンタクト77は、そのオスタ
ーミナル115、115′はボデイ本体74の上側の切
欠84、84の奥端から突設した状態で切欠84、84
内に位置され、端子片117は上記突起110の上記端
子片103が突出した位置より稍下側の位置から左方へ
向けて突出され、その先端部は左側の突起111の下側
の段差面112bに弾接している。そして、コンタクト
77のその余の部分はボデイ本体74内に埋設された状
態となっている。
【0092】補強片78、79はそれぞれ円板状をして
おり、その中央部に挿通孔118、118が形成されて
いる。そして、補強片78はボデイ本体74の上側台部
80の略中央部に埋設され、中央寄りの部分が該台部8
0に形成された挿通孔81から露出している。また、補
強片79はボデイ本体74の下側の台部80′の略中央
部に埋設され、中央寄りの部分が該台部80′に形成さ
れた挿通孔81′から露出している。
【0093】119はバニティミラー、120はそのボ
デイであり、ボデイ120は合成樹脂で形成され、正面
から見て横長の長方形をしている。
【0094】ボデイ120の左端部には縦長長方形をし
たランプ配置用凹部121が形成され、該凹部121か
ら右側の部分にはその大部分を占める横長長方形をした
ミラー配置用開口122が形成されている。
【0095】ミラー配置用開口122の前端には内方へ
突出した押え縁123が形成され、また、下側内側面の
左右両端寄りの位置には押え突起124、124が突設
されている。該押え突起124、124は上記押え縁1
23との間に後述するミラーの厚みに相当する間隔を有
する。
【0096】また、ミラー配置用開口122の上側内側
面の左右両端寄りの位置にはミラー係合部125、12
5が形成されている。該ミラー係合部125は、略凹字
状をしていてその両端部が開口122の上側内側面に連
結された薄肉ばね部126と該薄肉ばね部126の下面
の左右方向における中央部から下方へ向けて突設された
係合突起127とが一体に形成されて成り、該係合突起
127の下面127aは前方へ行くに従い上方へ変位す
る傾斜面に形成されている。
【0097】128はミラーであり、上記ミラー配置用
開口121より一回り小さい横長長方形をしている。ま
た、該ミラー128の厚みは上記ミラー係合部125の
薄肉ばね部126の前端と押え縁123後面との間の間
隔より大きくされている。そこで、ミラー128はボデ
イ120の後側から、その下縁が稍前方に位置するよう
に傾斜させた状態で下縁部を押え突起124、124と
押え縁123との間に挿入し、薄肉ばね部126、12
6の中央部を上方へ撓ませておいてミラー128の上縁
部を前方へ移動させて押さえ縁123の後面に当接させ
る。そして、上記薄肉ばね部126、126を撓ませて
いた力を解除すると、該薄肉ばね部126、126が元
の状態に復帰しようとして係合突起127、127の下
面127a、127aがミラー128の上縁に弾接され
る。そして、該係合突起127、127の下面127
a、127aは前方に行くに従い上方へ変位するように
傾斜されているので、上記弾接によって、ミラー128
の上縁は前方への移動力を付勢され、これによって、ミ
ラー128の周縁部の前面は押え縁123の後面に弾接
された状態でボデイ120に取着されることになる。
【0098】ランプ配置用凹部121は後面と4周を壁
で囲まれており、前方に向かって開口している。
【0099】そして、上記したバニティミラー用ランプ
ボデイ73はランプ配置用凹部121内に装着される。
ランプ配置用凹部121の上面壁の左端部を除く部分に
は左右に長い挿通孔129が形成され、該挿通孔129
にランプボデイ73の上端部に設けられた突起110及
び111が挿通されて、これら突起110及び111が
凹部121の上方に突出される。また、ランプ配置用凹
部121の下面壁には係合爪片130、130が形成さ
れており、該係合爪片130、130が上記ランプボデ
イ73のボデイ本体74の下面壁に形成された係合切欠
131、131に係合され、これによって、ランプボデ
イ73はランプ配置用凹部121内に保持される。
【0100】132、132はランプ配置用凹部121
の右側面壁のランプボデイ73の右側の切欠84、84
に対応した位置に形成された臨ませ孔であり、該臨ませ
孔132、132からランプボデイ73のオスターミナ
ル90′、115′が外部に臨まされる。尚、ランプ配
置用凹部121がボデイ120の右側に形成される場合
は、該ランプ配置用凹部121の左側面壁に臨ませ孔1
32、132が形成され、該臨ませ孔132、132か
ら左側のオスターミナル90、115が外部に臨まされ
る。ランプボデイ73に左側と右側2組のオスターミナ
ル90、115及び90′115′が設けられているの
は、上記したように、ランプ部がバニティミラーの左側
又は右側のどちらに形成される場合であっても1種類の
ランプボデイ73で対応することが出来るようにするた
めである。
【0101】このように、このランプボデイ73におい
ては、左右一対のオスターミナル90、115及び9
0′、115′をボデイ本体74の取付用のネジ挿通孔
81、81′や管球取付の邪魔にならない位置に形成し
た切欠84、84、・・・内に位置させているので、ス
ペースの有効利用が為されると共に、これらオスターミ
ナル90、90′、115、115′がボデイ本体74
から側方に突出されていないので、ランプ配置用凹部1
21への組付が容易である。更に、一対のオスターミナ
ル90と115及び90′と115′を管球配置部の上
下に振り分けて配置しているので、略管球の厚みの範囲
内で配置することができ、薄型化に寄与する。
【0102】また、このように、ランプボデイ73をバ
ニティミラー119のボデイ120と別体に形成して、
該ランプボデイ73をランプ配置用凹部121内に固定
するようにすることで、例えば、ランプボデイ73のボ
デイ本体74の材料樹脂の色を白色とすることで、ラン
プ部による照明をより明るくすることができ、あるいは
また、該材料樹脂をより耐熱性の高い材料とすることが
できる。
【0103】133、133′はバニティミラー119
が装着される図示しないサンバイザーに設けられたメス
ターミナルであり、コード134、134′によって各
別に電源部に接続されている。
【0104】メスターミナル133、133′は同様の
構造をしているので、その一方133について詳細に説
明し、他方については一方133における同様の部分に
付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0105】メスターミナル133は受入部135とコ
ード接続部136とが導電性金属板により一体に形成さ
れて成る。受入部135は略角筒状を為し、該受入部1
35の前面板がコード接続部136と連続されている。
【0106】受入部135の前面板の先端縁からは弾発
接触片137がコード接続部136側へ向かって折り返
され、該弾発接触片137は前後方向から見て2叉状を
為し、上下に離間した2つの指状片137a、137a
の自由端が連結片137bによって連結され、上下方向
から見て、頂部が平らな山形に形成されている。そし
て、受入部135の後面板には上記弾発接触片137の
指状片137a、137aに対応した位置に該指状片1
37a、137a側に打ち出された突条部138、13
8が形成されている。
【0107】139は受入部135の前面板の先端縁の
中央部から上記指状片137a、137aの間に位置す
るように後方へ折り返された係合片であり、前面板の先
端縁から遠去かるに従い後面板の方へ変位するように傾
斜され、上記弾発接触片137の頂部付近に位置した自
由端部には後面板の方へ突出した係合爪140が打出し
状に形成されている。そして、受入部135の後面板の
上記係合爪140に対応した位置には挿通孔141が形
成されている。
【0108】しかして、上記メスターミナル133、1
33′は、上記臨ませ孔132、132からランプボデ
イ73の切欠84、84内に挿入され、これによって、
その受入部135、135内にオスターミナル90′、
115′が受け入れられる。受入部135、135内に
受け入れられたオスターミナル90′、115′は後面
板に形成された突条部138、138、・・・と指状片
137a、137a、・・・との間に、これら間の間隔
を押し広げながら係合片139、139の係合爪14
0、140がモールド部100、100の小孔100
b、100bに係合するまで、挿入されて行く。そし
て、係合爪140、140と小孔100b、100bと
の係合によってオスターミナル90′、115′とメス
ターミナル133、133′との脱落が防止され、メス
ターミナル133、133′の突条部138、138が
オスターミナル90′、115′の導電部99、99の
板状部99a、99aと弾発的に接触される。尚、受入
部135、135にオスターミナル90′、115′を
挿入する際、オスターミナル90′、115′の先端部
100a、100aがその前後及び上下4面が傾斜され
て先端に行くに従って上下幅及び厚みが小さくなるよう
にされているので、該挿入が容易に行われる。
【0109】このように、オスターミナル90′、11
5′とメスターミナル133、133′とが結合される
と、係合爪140、140と小孔100b、100bと
の係合によりこれらを容易には分離することができない
が、上記ランプ配置用凹部121の後面板にはオスター
ミナル90′、115′の導電部99、99の小孔99
c、99cに対応した位置に挿通孔142、142が形
成されており、図35に示すように、該挿通孔142か
ら先端の細い工具143を挿入して、該工具143をメ
スターミナル133(又は133′)の後面板に形成さ
れた挿通孔141、オスターミナル90′(又は11
5′)の小孔99c、100bに順次挿通し、その先端
を係合爪140にあてがい、更に前方に押圧して該係合
爪140を小孔100bから抜け出させ、この状態でメ
スターミナル133(又は133′)を外方へ引き出せ
ば、メスターミナル133(又は133′)をオスター
ミナル90′(又は115′)から容易に取り外すこと
ができる。
【0110】上記したように、オスターミナル90,9
0′、115、115′を導電部99とモールド部10
0とによって形成したのは、メスターミナル133、1
33′との接続を行うのにある程度の厚みを必要とする
からである。即ち、コンタクト75等を形成するための
金属材料の板厚が薄いので、そのままではメスターミナ
ル133、133′と接続しても十分な接触圧を得るこ
とができないので、モールド部100を導電部99に積
層することで必要な板厚を得るようにしたものである。
しかも、このようなモールド部100はインサート成形
時に同時に成形することが出来るので、何等コストに影
響することがない。尚、上記例では、先端部100aに
は金属部分が存在していないが、該先端部100aの強
度を増してその折損を防止するために、導電部99の板
状部99aを先端部100aにまで延長して形成するよ
うにしても良いことは勿論である。
【0111】尚、導電部とモールド部との2層構造にす
る他、図25に示すオスターミナル144のように、導
電材料によって、板状の主部145と該主部145の側
縁に連続し主部145の略半分の幅の補助部146、1
46とを一体に形成し、該補助部146、146を主部
145の上に折り重ねるようにしても良い。147は抜
け止め用の係合孔である。更に、図26に示すオスター
ミナル148のように、導電材料から成る板状の主部1
49のメスターミナル133又は133′に挿入された
時にその指状片137a、137a及び突条部138、
138に対応する位置に突条150、150を形成して
も良い。尚、151は抜け止め用の係合孔である。
【0112】ランプ配置用凹部121の後面壁のランプ
ボデイ73の挿通孔81、81′に対応した位置には挿
通孔152、152′が形成されている。しかして、図
示しない取付ネジが挿通孔81、81′、118、11
8及び152、152′を挿通されて図示しないサンバ
イザーの構造体に螺合されて、バニティミラー119の
サンバイザーへの取付の一手段となる。このように、バ
ニティミラー119のサンバイザーへの取付用の孔をコ
ンタクト75、76、77とは独立した金属板で形成す
ることで、取付ネジの締付時の変形や傷付を防止し、ま
た、ボデイ本体74の材料樹脂の部分に挿通孔を形成す
るよりも強度的に強くなるため、この部分での薄型化を
図ることができる。
【0113】しかして、管球42が、その口金41、4
1が口金ホルダー88の挟持片96、96及び口金ホル
ダー102の挟持片106、106によって各別に挟着
保持されてランプボデイ73内に配置され、かつ、該ラ
ンプボデイ73の前面開口が図示しないレンズ体によっ
て覆われてランプ153が構成される。
【0114】154、154はボデイ本体74の側面壁
85、85のうち口金ホルダー88の挟持片96、96
間の中央に対応した位置及び口金ホルダー102の挟持
片106、106間の中央に対応した位置に各別に突設
されたバルブストッパーであり、上記管球42の口金4
1、41の端面に当接ないしは近接して位置しており、
管球42の不必要な移動を阻止してショートなどの事故
を防止するためのものである。
【0115】155は上記ボデイ120の前面を覆うカ
バーであり、合成樹脂により略板状に形成され、その上
端がボデイ120の上端に回動自在に支持されている。
【0116】カバー155の上端部の左右両側端部には
被支持部156、156が形成され、該被支持部15
6、156にはそれを左右方向に貫通する挿通孔15
7、157が形成されている。また、該被支持部15
6、156の後面の上端部には後方へ突出された被作用
突起158、158が形成されている。そして、被支持
部156、156の内側、即ち、左側被支持部156の
右側及び右側被支持部156の左側に隣接して凹部15
9、159が形成されている。更に、左側凹部159か
ら少し右方へ隔たった位置に後方へ向けて突出した押圧
突起160が形成されている。
【0117】上記ボデイ120の上端部の左右両端部に
は前面に開口した凹部161、161が形成されてお
り、該凹部161、161を挟んだ左右両側の位置に左
右方向に延びる取付孔162、162、・・・が形成さ
れている。
【0118】上記凹部161、161の後端壁はその下
端部163、163を除いて取り除かれ、また、上面壁
の後端部も取り除かれている。また、ボデイ120の後
面のうち上記凹部161、161の後端部下面に連続し
た位置には上下方向に延びる浅い凹部164、164が
形成されており、該浅い凹部164、164の上端部中
央には係合爪165、165が突設されている。
【0119】しかして、カバー155の被支持部15
6、156はボデイ120の凹部161、161内に位
置され、その挿通孔157、157を挿通された支持ピ
ン166、166の両端部が凹部161、161の両脇
に形成された取付孔162、162、・・・に支持され
て、これによって、カバー155はその上端部の左右両
側部がボデイ120の上端部に回動自在に支持される。
【0120】167、167は状態保持ばねであり、板
バネ材料により形成され、上下方向に延びる帯板状をし
た主部168、168の上端から前方から下方へ折り返
された作用部169、169が形成されて成り、主部1
68、168の上下方向における略中間の部分の中央部
には係合孔170、170が形成されている。
【0121】かかる状態保持ばね167、167は、カ
バー155が取り付けられる前に、その主部168、1
68が凹部161、161の後面壁下端部163、16
3の前側を通って浅い凹部164、164内に位置せし
められ、その係合孔170、170に凹部164、16
4内の係合爪165、165が係合される。そして、こ
の状態で、上記したように、カバー155がボデイ12
0に支持されると、カバー155の被作用突起158、
158が前側から状態保持ばね167、167の作用部
169、169に弾接される。従って、状態保持ばね1
67、167は、その主部168、168の上端寄りの
部分が凹部161、161の後面壁下端部163、16
3の前面に押し付けられ、それより下側の部分が浅い凹
部164、164に押し付けられ、かつ、その係合孔1
70、170が浅い凹部164、164の係合爪16
5、165と係合していることによって、ボデイ120
からの脱落が防止される。このため、状態保持ばね16
7、167のボデイ120への保持構造が簡単なものと
なる。
【0122】そして、図38はカバー155がボデイ1
20の前面を覆った閉塞状態を示すものであるが、この
閉塞状態で、カバー155の被作用突起158、158
は回動支点となる挿通孔156、156の真後ろより上
方の位置で状態保持ばね167、167の作用部16
9、169と弾接しており、これによって、カバー15
5には上記閉塞状態を維持する方向、即ち、図38にお
ける反時計回り方向への回動力が付勢され、閉塞状態を
維持する。また、図39はカバー155がボデイ120
の前面を開放した開放状態を示すものであり、この開放
状態で、カバー155の被作用突起158、158は回
動支点となる挿通孔156、156の真後ろより下方の
位置で状態保持ばね167、167の作用部169、1
69と弾接しており、これによって、カバー155には
上記開放状態を維持する方向、即ち、図39における時
計回り方向への回動力が付勢され、開放状態を維持す
る。
【0123】また、カバー155の閉塞状態で、その押
圧突起160はランプボデイ73の端子片103の上方
に臨んで位置しており、カバー155が開放状態になる
と、図36に示すように、該押圧突起160が端子片1
03を押圧してそれを下方へ撓ませ、端子片103の先
端部が端子片117の先端部と接触せしめられる。これ
によって、電源−一方のメスターミナル133−オスタ
ーミナル115′−接続片114−中央片113−接続
片116−端子片117−端子片103−接続片104
−口金ホルダー102−管球42−口金ホルダー88−
リフレクタ部87−連結片89′−オスターミナル9
0′−他方のメスターミナル133′−電源と言う回路
が形成され、管球42が点灯する。
【0124】管球42が点灯すると、その光は前方へ出
射されるが、管球42の後側に比較的大きなリフレクタ
部87が有り、該リフレクタ部87によって管球42の
光が効果的に前方へ出射される。特に、該リフレクタ部
87には傾斜部94、94′が形成されているので、上
方又は下方へ行ってしまうべき光が効果的に前方へ反射
せしめられる。その他に、該リフレクタ部87は管球4
2の点灯に伴って発生する熱からボデイ本体74を守る
遮熱板として機能し、更に、管球42の光がボデイ本体
74を後方へ透過するのを防止する遮光板としても機能
する。
【0125】171、171は緩衝ストッパであり、ゴ
ムにより形成され、饅頭型をした当接部172、172
と該当接部172、172の後面から後方へ突出した取
付足部173、173とが一体に形成されて成る。取付
足部173、173は後端に行くほど径が細くなるよう
に形成され、該取付足部173、173と当接部17
2、172との間には環状の溝174、174が形成さ
れている。
【0126】175、175はボデイ120の下端部の
左右両側寄りの位置に形成された取付孔であり、該取付
孔175、175に上記緩衝ストッパ171、171の
取付足部173、173が前側から挿通される。取付足
部173、173の前端部は上記取付孔175、175
の孔径よりも大径に形成されているので、取付足部17
3、173の取付孔175、175から後側に抜け出た
後端部を持って引っ張り、その前端部を変形させなが
ら、取付足部173、173をその前端まで取付孔17
5、175に挿通させ溝174、174を取付孔17
5、175の開口縁に係合させる。このようにして、緩
衝ストッパ171、171がボデイ120に取り付けら
れるので、そこで、取付足部173、173をその前端
部を除いて切除して、後方への突出量を小さくする。
【0127】しかして、カバー155を閉じる時、カバ
ー155の回動がある位置を過ぎると、状態保持ばね1
67、167によってカバー155に閉塞位置へ向けて
の回動力が付勢されるので、カバー155がボデイ12
0に勢い良く衝突して異音を発生させる惧があるが、上
記バニティミラー119にあっては、カバー155の下
端部が緩衝ストッパ171、171の当接部172、1
72に当接して緩衝されるので、異音の発生が防止され
る。
【0128】次に、上記したバニティミラー用ランプボ
デイ73の製造方法について説明する。
【0129】先ず、3つのコンタクト75、76、77
及び2つの補強片78、79を組みとして成るコンタク
トセットを複数組み連結して成るコンタクトセット連続
体を形成する。
【0130】図 に1のコンタクトセット176を示
す。
【0131】177、177′は互いに間隔を開けて平
行に延びる帯板状をしたベース帯、178、178、・
・・(図面では2つだけ示してある。)はベース帯17
7、177′の延びる方向に間隔を開けて配置され、ベ
ース帯177と177′との間を連結するように形成さ
れた細い帯板状をした仕切枠帯であり、2つの仕切枠帯
178、178とベース帯177、177′とによって
囲まれた中に1つのコンタクトセット176が形成され
る。
【0132】179は仕切枠帯178の右側縁のベース
帯177寄りの位置から右方へ突出した細い帯板状をし
た連帯部であり、該連帯部179の右端に補強片78の
左端が連結され、また、中間の位置にコンタクト77の
中央片113の左端部が連結されている。
【0133】180は仕切枠帯178の左側縁のベース
帯177寄りの位置から左方へ突出した細い帯板状をし
た連帯部であり、該連帯部180の左端にコンタクト7
7の中央片113の右端部の上端寄りの位置が連続さ
れ、中間部がコンタクト76の接続片104の中間より
稍上端寄りの部分が連続している。
【0134】181は仕切枠帯178の右側縁のベース
帯177′寄りの位置から右方へ突出した細い帯板状を
した連帯部であり、その右端にコンタクト75の補強部
92の左端が連結されている。
【0135】182は仕切枠帯178の左側縁のベース
帯177′寄りの位置から左方へ突出した細い帯板状を
した連帯部であり、その左端に補強片79の右端が連結
され、略中間の位置にコンタクト75の補強部92の右
端が連結されている。
【0136】そして、図示は省略してあるが、このよう
なコンタクトセット176がベース帯177、177′
の延びる方向に多数連続して形成されてコンタクトセッ
ト連続体183が形成される。
【0137】尚、図では各コンタクト75、76、77
及び補強片78、79が既にプレス成形によってその形
が整えられた状態で示してあるが、上記した第1の実施
例におけると同様に、先ず打抜き成形によって、原形コ
ンタクトセットが多数連続した原形コンタクトセット連
続体を形成し、その後プレス成形によって図示したよう
なコンタクトセット連続体183を形成するものであ
る。尚、184、184、・・・はベース帯177、1
77′に形成されたガイド孔であり、プレス成形時の位
置決めに使用されるものである。
【0138】上記したコンタクトセット連続体183
を、それに設けられたコンタクトセット176、17
6、・・・の一がボデイ本体成形用金型を備えた成形機
のボデイ本体成形用金型内に位置するようにインサート
し、該ボデイ本体成形用金型内にボデイ本体用樹脂を射
出して、樹脂製のボデイ本体74とコンタクトセット1
76とが一体化されたランプボデイ73を形成する。そ
して、かかるランプボデイ73の形成がコンタクトセッ
ト連続体183に設けられた各コンタクトセット17
6、176、・・・について順次為され、これによっ
て、ランプボデイ73が多数個連続されたランプボデイ
連続体(図示は省略する。)が形成される。
【0139】そして、上記ランプボデイ連続体から各ラ
ンプボデイ73、73、・・・を切り離して、多数のラ
ンプボデイ73、73、・・・が形成される。ランプボ
デイ73、73、・・・の切離しは、各連帯部179、
180、181、182の185、185、・・・で示
す箇所で行われる。尚、この切断箇所185、185、
・・・はボデイ本体74の側面壁85、85の凹条部8
6、86、・・・内でその奥面に沿って位置しており、
これによって、切離しが容易となり、また、切断端がボ
デイ本体74の側面から突出することもない。
【0140】そして、上記切離しと同時に、連帯部17
9、180、182が186a、186a、186bで
示す箇所で切断され、コンタクト75と補強片79と
が、コンタクト76と77とが、更に、コンタクト77
と補強片78とが、それぞれ分離される。そして、該切
断時に形成されるのが、上記した打抜孔82、82、8
2である。
【0141】尚、上記構成は、ターミナルとコードによ
る給電方式を採用したものであるが、186a、186
aで示す箇所を切断しなければ、前述した第1の実施例
におけると同様、導電性を有するネジによるネジ止めに
よって補強片78、79を介して給電することも可能で
ある。
【0142】図41乃至図43は上記第2の実施例にお
けるランプボデイの変形例73Aを示すものである。
【0143】上記ランプボデイ73においてはオスター
ミナル90、90′、115、115′を側面及び前後
両面に開口する切欠84、84、・・・を形成し、該切
欠84、84、・・・の奥端から突出するようにしてい
るが、本ランプボデイ73Aにあっては、側面及び後面
に開口した凹部187、187、・・・を形成し、該凹
部187、187、・・・の奥面からオスターミナルを
突出させている。これによって、前方から見た時、オス
ターミナルが露出しておらず、見栄えが良好となる。
【0144】また、オスターミナルには、折り重ねるこ
とによって所要の板厚を確保するタイプの、即ち、図2
5に示したオスターミナル144、144、・・・が採
用されている。勿論、第1の実施例で使用したタイプの
オスターミナルでも良いし、或は、図26に示したタイ
プのオスターミナル148であっても良い。
【0145】そして、コンタクト76Aの接続片104
Aは、その一部188が側面壁85Aの凹部187より
前側の部分に埋設されるべく、コ字状に形成されると共
に前側に折り曲げらている。
【0146】また、コンタクト75Aは、そのリフレク
タ部87Aは平板状の大きな矩形に形成され、該リフレ
クタ部87Aの下縁中央から下方へ突設された連結片1
89の両側から前方へ突出された立上片190、190
の前縁から上記オスターミナル144、144が左方お
よび右方へそれぞれ各別に突設されている。
【0147】コンタクト77Aは、縦長の矩形をした中
央片113Aの下端部左右両側縁から前方へ突出された
立上片191、191の前縁から上記オスターミナル1
44、144が左方および右方へそれぞれ各別に突設さ
れている。
【0148】図44乃至図61は本発明一体化された金
属部材を有する合成樹脂部品及び一体化された金属部材
を有する合成樹脂部品の製造方法の第3の実施例を示す
ものであり、本発明をルームランプのランプボデイ及び
その製造方法に適用したものである。
【0149】192はルームランプであり、193はそ
のボデイ本体である。
【0150】ボデイ本体193は合成樹脂で形成され、
前方に開口した凹部194を有する浅い皿状の主部19
5を備えている。
【0151】主部195の上端部を除く部分の左右方向
における中央部には更に浅い凹部196が形成され、該
凹部196には稍下方に変位して縦長の開口197が形
成されている。
【0152】凹部194の上端部194aはその余の部
分より稍深く形成されている。そして、該上端部194
aとその余の部分との境界部の中央部には左右に離間し
て仕切壁198、198が立設されている。
【0153】上記仕切壁198、198の上面には係合
爪199、199が突設されている。また、凹部194
を囲んでいる周壁200の下辺部の内面には左右に離間
して係合孔201、201が形成されている。
【0154】また、上記仕切壁198と198との間に
はそこを前後に貫通した取付孔202が形成されてい
る。
【0155】上記凹部196内の上記仕切壁198、1
98の稍下方の位置には上記取付孔202を中心とした
略円弧状に並んだ凹部203a、203b、203cが
形成されている。該凹部203a、203b、203c
の開口縁部は凸曲面に形成されている。
【0156】凹部196の側縁にそった位置の上端寄り
と下端の4ヶ所に挿通孔204、204、・・・が形成
されている。該挿通孔204、204、・・・は、前端
部204a、204a、・・・がその余の部分204
b、204b、・・・の略2倍の径を有する大径部とさ
れている。
【0157】また、凹部196の下縁に沿った位置の略
中央部にはリブ205が突設されている。
【0158】上記開口197の上縁及び下縁と側縁の上
下両端部から後方へ向かって壁206a、206bが形
成されている。
【0159】更に、主部195後面の上記凹部196の
上縁に対応した位置の略中央部に後方へ突出した支持壁
207が形成され、該支持壁207の左右両端寄りの上
面から仕切壁208、208が上方へ突出され、また、
支持壁207の下面の中央寄りの位置から補強壁20
9、209が下方へ突出されている。
【0160】210は第1のコンタクトであり、細い帯
板状部分によって正面から見て略逆C字状に形成された
接続片211と、該接続片211の下端部に接続された
電球保持片212と、上記接続片211の上端片に左右
に並んで短い連結片213、213を介して連結された
接点部214b、214cとが一体に形成されて成る。
【0161】上記電球保持片212は、側方から見て略
V字状をした電球保持部215と該電球保持部215の
下端に連続した矩形の板状をした基片216とが一体に
形成されて成り、基片216は上記接続片211の下端
部の後側に僅かに離間して位置し、その左側縁の下端部
が接続片211の下端部の左側端と連結されている。ま
た、上記電球保持部215は反基片216側の片215
aが電球接触片となり、該電球接触片215aの略中央
部には達磨孔215bが形成されている。
【0162】上記接点部214b、214cはその左右
方向における中央が前方に位置する凸状に湾曲されてい
る。
【0163】そして、接続片211には多数の小孔21
7、217、・・・が形成されている。
【0164】上記のような第1のコンタクト210は所
謂インサート成形により上記ボデイ本体193に一体的
に結合され、その電球保持片212の基片216はボデ
イ本体193の主部195の下端部中央に埋設され、電
球保持部215は壁206bの上側に突出した状態で位
置している。また、接続片211は凹部196前面に露
出しており、接点部214bは凹部203aと203b
との間の部分の前面を覆うように、また、接点部214
cは凹部203bと203cとの間の部分の前面を覆う
ように位置されている。そして、接続片211の小孔2
17、217、・・・にはボデイ本体193の材料樹脂
が充填され、これによって、接続片211がボデイ本体
193から容易には剥離してしまうことが無いようにさ
れている。
【0165】第2のコンタクト218は、細幅の帯板状
を為し正面から見て略逆コ字状をした接続片219と該
接続片219の下端に連接された電球保持片220と接
続片219の上端に連接されたターミナル片221とが
一体に形成されて成る。
【0166】電球保持片220は正面から見て略矩形を
した基片222と該基片222の下縁に連接された電球
接触片223とから成り、電球接触片223は前端部2
23aが前方に向かって凸に湾曲しており、該前端部2
23aの下端縁から後方へ突出した主片223bの中央
部には達磨孔223cが形成されている。
【0167】ターミナル片221は側方から見て略L字
状をした連結片224と該連結片224の後端から上方
へ突出した差込片225とが一体に形成されて成り、連
結片224の前端が上記接続片219の上端に連結され
ている。
【0168】そして、接続片219には2つの小孔21
7が形成されている。
【0169】しかして、上記第2のコンタクト218
は、電球保持片220の基片222はその下端部を除い
た部分がボデイ本体193の主部195の開口197の
上縁寄りの位置の中央部に埋設され、下端部が開口19
7の上側開口縁から下方へ突出され、その下端から電球
接触片223が後方へ突出された状態となる。これによ
って、2つの電球接触片223、215aが開口197
内において上下に離間して対向した状態となる。
【0170】また、ターミナル片221は、その連結片
224がボデイ本体193の支持壁207内に埋設さ
れ、差込片225が支持壁207の上面から上方へ突出
された状態となる。
【0171】そして、接続片219は凹部196の上端
部の左端部に露出された状態とされ、その小孔217、
217にはボデイ本体193の材料樹脂が充填され、こ
れによって、接続片211がボデイ本体193から容易
には剥離してしまうことが無いようにされている。
【0172】第3のコンタクト226は、接続片227
と接点部214dとターミナル片228とが一体に形成
されて成る。
【0173】接続片227は左右方向に延びる細幅の帯
板状をしており、略中央部に小孔217が形成されてい
る。
【0174】接点部214dは右端が後方へ変位するよ
うに凸状に湾曲されており、その左端部上縁が連結片2
29を介して接続片227の左端寄りの下縁に連設され
ている。
【0175】ターミナル片228は側方から見て略く字
状をした連結片230と該連結片230の上端から上方
へ延びた差込片231とが一体に形成されて成り、連結
片230の下端部前縁が上記接続片227の右端縁に一
体に連設されている。
【0176】しかして、第3のコンタクト226のター
ミナル片228はその連結片230がボデイ本体193
の補強壁209内に埋設され、差込片231は支持壁2
07上面の上記差込片225の突出位置から右方へ離間
した位置から上方へ突出されている。また、接点部21
4dはボデイ本体193の凹部203cの左側開口縁部
を覆うように位置され、その連結片229及び接続片2
27はボデイ本体193前面に露出された状態となって
いる。そして、接続片227の小孔217にはボデイ本
体193の材料樹脂が充填され、これによって、接続片
211がボデイ本体193から容易には剥離してしまう
ことが無いようにされている。
【0177】第4のコンタクト232は、細幅の帯板状
を為し正面形状で略U字状をした接続片233と、該接
続片233の右上端部に連接された接点部214aと、
接続片233の左右の上端寄りの部分及び左右の下端寄
りの部分から外方へ突出するように連結片234、23
4、・・・を介して連設されたアース片235、23
5、・・・とが一体に形成されて成る。そして、該連結
片234、234、・・・には、接続片233とアース
片235、235、・・・との間に段差を設けるべく、
立ち上げ部234a、234a、・・・が形成されてい
る。
【0178】アース片235、235、・・・は挿通孔
235a、235a、・・・を有するドーナツ状をして
おり、接点部214aは左端が後方へ変位するように凸
状に湾曲されており、接続片233の右側の上端部には
小孔217、217が形成され、また、接続片233の
左側片の左縁には埋設片236、236、236が突設
されている。
【0179】しかして、第4のコンタクト232の接続
片233は、その右側片の上下両端部を除く部分がボデ
イ本体193の浅い凹部196の右壁内に埋設され、そ
の余の部分が該凹部196の周縁部に沿って位置し、そ
の埋設片236、236、236は凹部196の左壁に
埋設されている。また、小孔217、217にはボデイ
本体193の材料樹脂が充填され、これによって、接続
片211がボデイ本体193から容易には剥離してしま
うことが無いようにされている。
【0180】接点部214aはボデイ本体193の凹部
203aの右側開口縁部を覆うように位置され、また、
アース片235、235、・・・はボデイ本体193の
挿通孔204、204、・・・の大径部204a、20
4a、・・・の前面に位置し、その周縁部がボデイ本体
193内に埋設され、かつ、挿通孔235a、235
a、・・・が挿通孔204、204、・・・の小径部2
04b、204b、・・・と一致するように配置されて
いる。
【0181】237はスイッチノブである。
【0182】該スイッチノブ237は、合成樹脂で形成
されたモールド部238と該モールド部238にインサ
ート成形により一体化された接片部239とから成る。
【0183】モールド部238は厚みのある板状をした
主部240の上端部前面から把持部241が突出した形
状をしており、主部240の下端寄りの位置には前後に
貫通した取付孔242が形成されている。
【0184】接片部239は導電性とばね性を有する材
料で形成され上下に長い帯板状をしており、その下端部
に上下方向から見て円弧状に後方へ突出した接触部24
3が形成されている。また、接片部239の上端寄りの
位置には挿通孔244が形成されている。
【0185】そして、接片部239はその上側略半分の
部分がモールド部238の主部240の下端部から把持
部241にかけてインサートされ、その余の部分がモー
ルド部238の下端から下方へ突出された状態となる。
そして、接片部239の挿通孔244とモールド部23
8の取付孔242とが一致される。
【0186】245は取付リベットであり、頭部245
aと足部245bとを有し、該足部245bがスイッチ
ノブ237の取付孔242に前方から挿通され、更に、
上記ボデイ本体193の取付孔202に挿通されて、ボ
デイ本体193の裏面側に突出した先端部がカシメられ
て、スイッチノブ237がボデイ本体193に回動自在
に取り付けられる。そして、この状態で、接片部239
の接触部243はボデイ本体193の接点部214a、
214b、214c、214dが円弧状に並んだ部分を
移動されるようになっている。
【0187】上記したように、スイッチノブ237にお
いて、金属板で形成された接片部239が回動支点部と
なる取付孔242を越えて把持部241まで延びている
ので、スイッチノブ237全体の強度が増すという効果
がある。
【0188】246はレンズであり、上記ボデイ本体1
93の凹部194のうち仕切壁198、198の直ぐ上
から下側の部分を覆う大きさに形成されている。レンズ
246の周壁部247の上端部分の内面の左右に離間し
た位置には係合突起248、248が形成され、また、
周壁部247の下端部分の外面にも左右に離間して係合
突起249、249が形成されている。そして、下端部
の係合突起249、249がボデイ本体193の周壁2
00の下辺部内面に形成された係合孔201、201に
係合し、また、周壁部247の下端部分の後端内縁がボ
デイ本体193に形成されたリブ205の下面に当接し
た状態となる。更に、周壁部247の上端部分に形成さ
れた係合突起248、248がボデイ本体193の仕切
壁198、198の上面に形成された係合爪199、1
99と係合する。このようにして、レンズ246がボデ
イ本体193に取り付けられる。
【0189】そして、上記スイッチノブ237はレンズ
246の周壁部247の上端部分の中央に形成された切
欠250を通ってその把持部241はレンズ246の上
方に突出している。
【0190】尚、251、251、・・・はボデイ本体
193の左右外側面に前後に達するように形成された凹
条部である。
【0191】また、レンズ246がボデイ本体193に
取り付けられる前に、電球252がその口金部253、
253の端部が上記電球接触片215a、223の達磨
孔215b、223cに係合された状態で支持される。
【0192】更に、レンズ246がボデイ本体193に
取り付けられる前に、導電性を有する材料で形成された
取付ネジ254、254、・・・が前側から挿通孔20
4、204、・・・に挿通され、かつ、図示しない自動
車の車体の構造部材に螺合される。そして、取付ネジ2
54、254、・・・はその頭部254a、254a、
・・・が第4のコンタクト232のアース片235、2
35、・・・と接触され、かつ、取付ネジ254、25
4、・・・が螺合される構造部材の少なくとも一が導電
性を有し、これによって、第4のコンタクト232が、
即ち、接点部214aが接地レベルとなる。尚、アース
片235、235、・・・は4つもあるので、そのうち
のどれか一つでも接地されれば良く、従って、設置場所
に関して融通性が高い。
【0193】そして、上記差込片225、231に車体
側に設けられた図示しないコネクタが接続される。これ
によって、差込片225は電源に接続され、差込片23
1は図示しないドアスイッチを介して接地される。即
ち、電球接触片223は電源に接続され、接点部214
dはドアスイッチを介して接地される。
【0194】しかして、スイッチノブ237を中立位
置、即ち、その接触部243が接点部214b、214
cに接触した状態にした時は、電球252の一方の口金
部253は電源に接続されているが、他方の口金部25
3が接地されていないので、電球252が点灯すること
はない。上記中立位置から、スイッチノブ237を一方
に傾動させて、その接触部243が接点部214aと2
14bとに接触するようにすると、電球252は上記他
方の口金部253が接地され、点灯する。また、上記中
立位置からスイッチノブ237を上記傾動と逆方向に傾
動させて、その接触部243が接点部214cと214
dとに接触するようにすると、電球252の他方の口金
部253はドアスイッチを介して接地され、そのまま
(ドアが閉じている状態)では、電球252は点灯しな
いが、ドアが開いてドアスイッチが閉じると、電球25
2の他方の口金部253が接地されることになるので、
電球252が点灯する。
【0195】このとき、スイッチノブ237の接触部2
43の接触面が凸曲面になっており、かつ、接点部21
4a、214b、214c、214dも湾曲されている
ため、スイッチノブ237が所定位置に達したことが操
作者に感触として良くわかり(いわゆるクリック感があ
る。)、かつ、スイッチノブ237の所定位置への保持
が確実なものとなり、更に、スイッチノブ237の傾動
もスムーズに行うことができる。
【0196】次に、上記したルームランプ192の製造
方法について説明する。
【0197】先ず、4つのコンタクト210、218、
226、232を組みとして成るコンタクトセットを複
数組み連結して成るコンタクトセット連続体を形成す
る。
【0198】図55に1のコンタクトセット255を示
す。
【0199】導電性を有する金属板により各コンタクト
210、218、226及び232が細幅の連帯部25
6、256、・・・によって一体に形成されている。
【0200】尚、図では各コンタクト210、218、
226、232が既にプレス成形によってその形が整え
られた状態で示してあるが、上記した第1の実施例にお
けると同様に、先ず打抜き成形によって、原形コンタク
トセットが多数連続した原形コンタクトセット連続体を
形成し、その後プレス成形によって図示したようなコン
タクトセット255を形成するものである。
【0201】そして、図示したように、コンタクトセッ
ト255として形成された状態で、第1のコンタクト2
10において、電球保持片212は接続片211に対し
て後側へ折り返された状態とされ、これによって、その
電球接触片215aともう一つの電球接触片223とが
上下で対向配置されるようになっている。若し仮に、こ
のような構造を採らずに、打抜き成形時に原形電球保持
片と原形電球接触片とが上下に並ぶようにしておくと、
互いの上下長が長くこれら2つが重なってしまう。従っ
て、打抜き時には互いに左右にズレるようにしておき、
プレス成形時にその一方、上記例では電球保持片212
の方を接続片211に対して折り重ねてその電球接触片
215aが電球接触片223と上下で対向するようにし
ている。
【0202】電球保持片212、220は、それぞれの
基片216、222がボデイ本体193の中に埋設され
ているので、電球252の着脱時に電球保持片212、
220がボデイ本体193から剥離してしまうことがな
い。
【0203】また、4つのアース片235、235、・
・・が4ヶ所に配置され、これらが接続片233によっ
て連結されて枠状を為すため、コンタクトセット255
の強度が増し、取扱中の変形等も受け難い。
【0204】更に、アース片235、235、・・・と
接続片233とを連結している連結片234、234、
・・・には立ち上げ部234a、234a、・・・が形
成してあるので、該立ち上げ部234a、234a、・
・・の折り曲げ角度を調整することでアース片235、
235、・・・の位置の調整を行い易く、また、該立ち
上げ部234a、234a、・・・がボデイ本体193
成形用樹脂の射出後の収縮を吸収してコンタクト232
の致命的な変形を回避する機能を果たす。
【0205】そして、図示は省略してあるが、このよう
なコンタクトセット255が多数連続して形成されてコ
ンタクトセット連続体257が形成される。このような
コンタクトセット連続体257は、隣接するコンタクト
セット255、255、・・・のアース片235、23
5、・・・間を連結帯258、258、・・・によって
連結することによって為される。
【0206】上記したコンタクトセット連続体257
を、それに設けられたコンタクトセット255、25
5、・・・の一がボデイ本体成形用金型を備えた成形機
のボデイ本体成形用金型内に位置するようにインサート
し、該ボデイ本体成形用金型内にボデイ本体用樹脂を射
出して、樹脂製のボデイ本体193とコンタクトセット
255とが一体化されたランプボデイ259を形成す
る。そして、かかるランプボデイ259の形成がコンタ
クトセット連続体257に設けられた各コンタクトセッ
ト255、255、・・・について順次為され、これに
よって、ランプボデイ259が多数個連続されたランプ
ボデイ連続体(図示は省略する。)が形成される。
【0207】そして、ランプボデイ259において、電
球保持片212の基片216及び電球保持片220の基
片222はボデイ本体193の材料樹脂の中にその殆ど
が埋設された状態となるので、電球保持片212、22
0の強度が増し、電球252の着脱時にかかる大きな力
にも耐えられる。
【0208】そして、上記ランプボデイ連続体から各ラ
ンプボデイ259、259、・・・を切り離して、多数
のランプボデイ259、259、・・・が形成される。
ランプボデイ259、259、・・・の切離しは、各連
結帯258、258、・・・の260、260、・・・
で示す箇所で行われる。尚、この切断箇所260、26
0、・・・はボデイ本体193の外側面の凹条部25
1、251、・・・内でその奥面に沿って位置してお
り、これによって、切離しが容易となり、また、切断端
がボデイ本体193の側面から突出することもない。
【0209】そして、上記切離しと同時に、ボデイ本体
193の主部195の打抜き孔261、261、・・・
が形成され、該打抜き孔261、261、・・・の形成
によって各コンタクト210、218、226、232
間を連結していた連帯部256、256、・・・が切断
され、これによって、各コンタクト210、218、2
26、232が独立して互いに電気的に絶縁された状態
となる。
【0210】図56乃至図61は上記ルームランプ19
2におけるスイッチノブとその取付に関する変形例を示
すものである。
【0211】図56に示すものは、ボデイ本体193に
前端に達するすり割り262を有する取付ピン263を
突設し、該取付ピン263をスイッチノブ237の取付
孔242に挿通し、その前端部に形成された係合突起2
64、264を取付孔242の前部開口縁に係合させ
て、スイッチノブ237をボデイ本体193に回動可能
に支持したものである。
【0212】図57に示すものは、上記図56に示した
ものにおける取付ピン263の表面をボデイ本体193
にインサート成形により一体化された金属板265、2
65で覆ったものである。
【0213】図58に示すものは、略L字状をした金属
板266、266をインサート成形によりボデイ本体1
93に一体化し、その一部266a、266aを互いに
近接した状態で前方へ突出させ、該突出部266a、2
66aをスイッチノブ237の取付孔242に挿通し、
突出部266a、266aの前端部に互いに反対方向に
突出するように形成された膨隆部266b、266bを
取付孔242の前端開口縁に係合させて、スイッチノブ
237をボデイ本体193に回動可能に支持したもので
ある。
【0214】図59に示すものは、スイッチノブ237
の後面から後端に達するすり割り267を有する取付ピ
ン268をモールド部238に一体に突設し、該取付ピ
ン268をボデイ本体193の主部195に形成した取
付孔269に挿通し、取付ピン268の先端部に形成さ
れた係合突起270、270をボデイ本体193の取付
孔269の後側開口縁に係合させて、これによって、ス
イッチノブ237をボデイ本体193に回動可能に取り
付けたものである。
【0215】図60に示すものは、接片部239の挿通
孔244の縁部から一体に突設された被覆部271、2
71で図59における取付ピン268の表面を覆ったも
のである。
【0216】図61に示すものは、モールド部238の
後面から互いに近接した状態で後方へ突出する取付脚片
272、272を接片部239の挿通孔244の縁部か
ら一体に突設し、該取付脚片272、272をボデイ本
体193の主部195に形成した取付孔269に挿通
し、該取付脚片272、272の後端部に互いに反対方
向に突出するように形成された膨隆部272a、272
aを取付孔269の後端開口縁に係合させて、スイッチ
ノブ237をボデイ本体193に回動可能に支持したも
のである。
【0217】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明一体的な金属部材を有する合成樹脂部品の製
造方法は、複数種類の金属部材を組みとして成る金属部
材セットの複数組みを連結部を介して一体に形成し、成
形用金型を備えた成形機の成形用金型内に上記金属部材
セットをインサートし、該成形用金型への樹脂の射出に
先立って一方の金型を通して押圧ピンにより少なくとも
1種類の金属部材を他方の金型に押しつけて、該成形用
金型内に成形用樹脂を射出して、金属部材が一体化され
た合成樹脂部品を順次成形して複数の合成樹脂部品が連
設された合成樹脂部品連続体を形成した後、上記連結部
を切り離して複数の合成樹脂部品を製造することを特徴
とする。
【0218】また、本発明一体的な金属部材を有する合
成樹脂部品は、連結部を介して一体に形成された各組が
複数種類の金属部材を組として成る複数組の金属部材セ
ットの各組を各別にインサートして一体成形された複数
の合成樹脂部品を上記連結部で切り離して形成され、イ
ンサートされたコンタクトのうちの2つのものの一部が
ボデイ本体外に突出されて端子片とされ該端子片同士で
スイッチ部の開閉接点が構成され、一方の端子片のコン
タクト主部に連結された接続部がボデイ本体内に埋設さ
れていると共に、該接続部に曲折部が形成されて端子片
間の間隔が調整されていることを特徴とする。
【0219】従って、本発明一体的な金属部材を有する
合成樹脂部品の製造方法にあっては、複数組の金属部材
セットが一体化されたものの各金属部材セットを成形用
金型内にインサートして成形を行って合成樹脂部品連続
体を形成し、それから各合成樹脂部品を切り離して一体
的な金属部材を有する合成樹脂部品を製造するものであ
るので、極めて能率良く一体的な金属部材を有する合成
樹脂部品の製造を行うことができ、コストの低減を図る
ことができると共に、各金属部材間の組付精度が向上す
る。
【0220】また、本発明一体的な金属部材を有する合
成樹脂部品にあっては、組み込まれる複数種類の金属部
材が一体に形成されたものをインサート成形により合成
樹脂部品に一体に成形したものであるので、複数種類の
金属部材を各別に合成樹脂部品に組み込む手間がかから
ず、省力化ができ、コストの低減が可能となる。また、
インサートされたコンタクトのうちの2つのものの一部
がボデイ本体外に突出されて端子片とされ該端子片間の
間隔が調整されるので、各コンタクト間の組付精度が向
上し、さらに、各金属部材の不要部分は樹脂によって覆
われるため、金属部材同士が不必要に接触してしまうよ
うなことがない。
【0221】尚、上記した実施例に示した具体的な形状
や構造あるいは手法等は、何れも本発明の実施に際して
の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらに
よって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはなら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一体的な金属部材を有する合成樹脂部品
をバニティミラーのランプボデイに適用した実施の一例
を示すものであり、サンバイザーに取付けられたバニテ
ィミラーに組み込まれた状態を一部を切り欠いて示す正
面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】斜視図である。
【図5】正面図である
【図6】図5の6−6線に沿う断面図である。
【図7】側面図である。
【図8】図5の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】図5の9−9線に沿う拡大断面図である。
【図10】要部の拡大斜視図である。
【図11】図12乃至図15と共に本発明一体的な金属
部材を有する合成樹脂部品の製造方法の概略を示す図で
あり、本図は金属部材セット連続体製造用の材料を示す
斜視図である。
【図12】図11の材料を打ち抜き加工して成形された
原形金属部材セット連続体を示す斜視図である。
【図13】原形金属部材セット連続体の一部を拡大して
示す正面図である。
【図14】原形金属部材セット連続体を折曲加工して成
形された金属部材セット連続体を示す斜視図である。
【図15】金属部材セット連続体をインサートして成形
されたランプボデイ連続体を示す斜視図である。
【図16】図17乃至図40と共に本発明一体的な金属
部材を有する合成樹脂部品及びその製造方法をバニティ
ミラー用ランプボデイ及びその製造方法に適用した第2
の実施例を示すものであり、本図はバニティミラー用ラ
ンプボデイの拡大斜視図である。
【図17】バニティミラーをカバーを開きかつランプの
レンズを外した状態で示す正面図である。
【図18】バニティミラーの背面図である。
【図19】カバーの背面図である。
【図20】図17における20−20線に沿って切断し
カバーを閉じた状態で示す拡大断面図である。
【図21】図17の21−21線に沿って切断しカバー
を閉じた状態で示す拡大断面図である。
【図22】図17の22−22線に沿って切断しカバー
を閉じた状態で示す断面図である。
【図23】バニティミラーのボデイの正面図である。
【図24】オスターミナルを示す要部の拡大斜視図であ
る。
【図25】オスターミナルの変形例を示す要部の拡大斜
視図である。
【図26】オスターミナルの別の変形例を示す要部の拡
大斜視図である。
【図27】図17の27−27線に沿って切断しカバー
を閉じた状態で示す拡大断面図である。
【図28】図17の28−28線に沿って切断しカバー
を閉じた状態で示す拡大断面図である。
【図29】ミラー係合部を示す拡大斜視図である。
【図30】ミラー係合部にミラーの端縁が係合された状
態を示す拡大斜視図である。
【図31】メスターミナルを示す拡大斜視図である。
【図32】図31の32−32線に沿う拡大断面図であ
る。
【図33】メスターミナルの拡大正面図である。
【図34】メスターミナルを展開して示す拡大図であ
る。
【図35】メスターミナルにオスターミナルが接続され
た状態を示す要部の拡大断面図である。
【図36】カバーが開放状態にあるときのスイッチ部の
状態を示す要部の拡大断面図である。
【図37】カバーが閉塞状態にあるときのスイッチ部の
状態を示す要部の拡大断面図である。
【図38】カバーが閉塞状態にあるときカバーを該閉塞
状態に保持する手段を示す要部の拡大断面図である。
【図39】カバーが開放状態にあるときカバーを該開放
状態に保持する手段を示す要部の拡大断面図である。
【図40】コンタクトセット連続体を示す拡大斜視図で
ある。
【図41】第2の実施例にかかるバニティミラー用ラン
プボデイの変形例を示す拡大斜視図である。
【図42】図41の42−42線に沿う断面図である。
【図43】図41の43−43線に沿う断面図である。
【図44】図45乃至図61と共に本発明一体的な金属
部材を有する合成樹脂部品及び一体的な金属部材を有す
る合成樹脂部品の製造方法をルームランプのランプボデ
イとその製造方法に適用した第3の実施例を示すもので
あり、本図はルームランプをレンズの一部を切り欠いて
示す拡大正面図である。
【図45】ルームランプの拡大背面図である。
【図46】図45の46−46線に沿う断面図である。
【図47】図45の47−47線に沿う断面図である。
【図48】図45の48−48線に沿う断面図である。
【図49】電球保持部を示す拡大断面図である。
【図50】レンズ下端部のボデイ本体との係合部を示す
拡大断面図である。
【図51】レンズ上端部のボデイ本体との係合部を示す
拡大断面図である。
【図52】スイッチノブの拡大斜視図である。
【図53】スイッチの接点部を拡大して示す正面図であ
る。
【図54】ランプボデイの背面に形成されたコネクタ部
を示す拡大斜視図である。
【図55】コンタクトセット連続体を示す拡大斜視図で
ある。
【図56】スイッチノブとその取付の変形例を示す要部
の拡大断面図である。
【図57】スイッチノブとその取付の別の変形例を示す
要部の拡大断面図である。
【図58】スイッチノブとその取付の更に別の変形例を
示す要部の拡大断面図である。
【図59】スイッチノブとその取付の更にまた別の変形
例を示す要部の拡大断面図である。
【図60】スイッチノブとその取付の更にまた別の変形
例を示す要部の拡大断面図である。
【図61】スイッチノブとその取付の更にまた別の変形
例を示す要部の拡大断面図である。
【図62】図62と共に従来のランプボデイの一例を示
すものであり、本図は要部の斜視図である。
【図63】分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ランプボデイ(一体的な金属部材を有する合成樹脂
部品) 3 コンタクト(金属部材) 4 コンタクト(金属部材) 5 コンタクト(金属部材) 8 打抜孔 14 凹条部16 端子片 17 接続部 22 曲折部(スイッチ部の開閉接点) 25 端子片 56 連帯部(連結部) 58 連帯部(連結部) 61 下横枠の両端部(連結部) 62 連帯部(非接触の状態にあるべき金属部材間を連
続している連設部) 63 コンタクトセット(金属部材セット) 65 ランプボデイ連続体(合成樹脂部品連続体) 66 押圧ピン 67 一方の金型 69 他方の金型 71 切断箇所(切断端) 73 ランプボデイ(一体的な金属部材を有する合成樹
脂部品) 75 コンタクト(金属部材) 76 コンタクト(金属部材) 77 コンタクト(金属部材) 78 補強片(金属部材) 79 補強片(金属部材) 82 打抜き孔 86 凹条部 176 コンタクトセット(金属部材セット) 179 連帯部(連結部) 180 連帯部(連結部) 181 連帯部(連結部) 182 連帯部(連結部) 183 コンタクトセット連続体(金属部材セット連続
体) 185 切り離し箇所 73A ランプボデイ(一体的な金属部材を有する合成
樹脂部品) 75A コンタクト(金属部材) 76A コンタクト(金属部材) 77A コンタクト(金属部材) 210 第1のコンタクト(金属部材) 218 第2のコンタクト(金属部材) 226 第3のコンタクト(金属部材) 232 第4のコンタクト(金属部材) 251 凹条部 255 コンタクトセット(金属部材セット) 256 連帯部(連結部) 257 コンタクトセット連続体(金属部材セット連続
体) 258 連結帯(非接触の状態にあるべき金属部材間を
連続している連設部) 259 ランプボデイ(一体的な金属部材を有する合成
樹脂部品) 260 切り離し箇所 261 打抜き孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 芳英 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小 糸製作所 静岡工場内 (56)参考文献 特開 平2−6246(JP,A) 特開 平4−49017(JP,A) 特開 昭58−218714(JP,A) 特開 昭63−31817(JP,A) 特開 昭63−41234(JP,A) 特開 平2−192627(JP,A) 特開 昭59−201324(JP,A) 実開 平2−22520(JP,U) 米国特許4785532(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60Q 3/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の金属部材を組みとして成る金
    属部材セットの複数組みを連結部を介して一体に形成
    し、成形用金型を備えた成形機の成形用金型内に上記金
    属部材セットをインサートし、該成形用金型への樹脂の
    射出に先立って一方の金型を通して押圧ピンにより少な
    くとも1種類の金属部材を他方の金型に押しつけて、
    成形用金型内に成形用樹脂を射出して、金属部材が一体
    化された合成樹脂部品を順次成形して複数の合成樹脂部
    品が連設された合成樹脂部品連続体を形成した後、上記
    連結部を切り離して複数の合成樹脂部品を製造すること
    を特徴とする一体的な金属部材を有する合成樹脂部品の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 各合成樹脂部品の隣接した側面に凹条部
    が形成され、該凹条部に上記連結部の一部が位置してお
    り、該連結部は該凹条部に位置している部分が切断され
    て合成樹脂部品が切り離されることを特徴とする請求項
    1に記載の一体的な金属部材を有する合成樹脂部品の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 非接触の状態にあるべき金属部材の少な
    くとも2個が連設部によって連続して形成されており、
    上記連続部の切り離し時に上記2個の金属部材の連設部
    をも切り離すようにしたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の一体的な金属部材を有する合成樹脂部
    品の製造方法。
  4. 【請求項4】 連結部を介して一体に形成された各組が
    複数種類の金属部材を組として成る複数組の金属部材セ
    ットの各組を各別にインサートして一体成形された複数
    の合成樹脂部品を上記連結部で切り離して形成され、イ
    ンサートされたコンタクトのうちの2つのものの一部が
    ボデイ本体外に突出されて端子片とされ該端子片同士で
    スイッチ部の開閉接点が構成され、一方の端子片のコン
    タクト主部に連結された接続部がボデイ本体内に埋設さ
    れていると共に、該接続部に曲折部が形成されて端子片
    間の間隔が調整されていることを特徴とする一体的な金
    属部材を有する合成樹脂部品。
  5. 【請求項5】 合成樹脂部品の側面に凹条部が形成さ
    れ、該凹条部に上記連結部の切断端が位置していること
    を特徴とする請求項4に記載の一体的な金属部材を有す
    る合成樹脂部品。
  6. 【請求項6】 合成樹脂部品の一部に打抜孔が形成さ
    れ、該打抜孔の形成位 置において連続していた2個の金
    属部材が切り離されていることを特徴とする請求項4又
    は請求項5に記載の一体的な金属部材を有する合成樹脂
    部品。
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