JP7299060B2 - 車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラム - Google Patents

車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7299060B2
JP7299060B2 JP2019088450A JP2019088450A JP7299060B2 JP 7299060 B2 JP7299060 B2 JP 7299060B2 JP 2019088450 A JP2019088450 A JP 2019088450A JP 2019088450 A JP2019088450 A JP 2019088450A JP 7299060 B2 JP7299060 B2 JP 7299060B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
emergency information
receiving
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019088450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020183906A (ja
Inventor
宏明 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2019088450A priority Critical patent/JP7299060B2/ja
Publication of JP2020183906A publication Critical patent/JP2020183906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7299060B2 publication Critical patent/JP7299060B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、車両を避難場所まで誘導する車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラムに関する。
トラック等の車両の運行管理を行う事務所では、緊急地震速報や気象警報情報(以下、本明細書では、「緊急情報」という)を車両の運転者等の搭乗者(以下、本明細書において「搭乗者」という)に迅速に伝達することが求められている。
従来、車両に搭載されるデジタルタコグラフと、事務所に配置されデジタルタコグラフとネットワークを介して接続される事務所PCとを備え、事務所PCにて、緊急情報をデジタルタコグラフに送信し、搭乗者に緊急情報を伝達するというような技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-25875号公報
ところで、緊急情報を伝達された搭乗者によっては、緊急情報に関する情報収集を行うことが困難な場合があり得る。ここで、「緊急情報に関する情報収集を行うことが困難な場合」として、例えば、搭乗者がスマートフォン等の携帯端末を所持していない、搭乗者が運転中のため携帯端末を見ることができない、又は、搭乗者がラジオ等を聴いていない等の事情が想定される。
上記のような緊急情報に関する情報収集を行うことが困難な搭乗者に対して、事務所は、避難誘導を行うことが難しく、緊急情報受信時にどのように対応すべきか各搭乗者に任せることが多くなっていた。したがって、各搭乗者に対し、安全に避難誘導を行うことが難しいというような問題点があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、搭乗者に対し、安全に避難誘導を行うことができる車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラムを提供することを課題とする。
(1) 上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の車両誘導システムは、車両に搭載される車載器と、
前記車両の外部に配置され前記車載器と通信網を介して接続される管理装置と、
を備え、
前記車載器に、
該車載器が緊急情報を受信した際、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する機能をもたせ、
前記管理装置に、
前記車載器を搭載する前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに、前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させ、前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルートと、を前記地図情報から選択し、前記避難場所及び前記走行可能なルートの情報を前記車載器に送信する機能をもたせたことを特徴とする。
(2) 請求項2記載の本発明の車両誘導システムは、請求項1に記載の車両誘導システムにおいて、
前記車載器は、
前記車両周辺撮像する撮像手段と、
前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段と、
前記緊急情報と、前記管理装置から送信される情報と、を受信可能な外部情報受信手段と、
前記車両の搭乗者にメッセージを発話通知する発話通知手段と、
前記緊急情報を受信した場合、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する安否確認手段と、
を備え、
前記管理装置は、
前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を受信する車両情報受信手段と、
前記個別車両情報と、前記地図情報と、を記憶させた記憶手段と、
前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記避難場所と、前記走行可能なルートと、を前記地図情報から選択する機能をもたせた避難ルート選択手段と、
前記避難場所及び前記走行可能なルートの情報を前記車載器の前記外部情報受信手段に送信する避難ルート送信手段と、
を備えることを特徴とする。
(3) 上記課題を解決するためになされた請求項3記載の本発明の車載器は、車両に搭載されるものであり、且つ、該車両の外部に配置され前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させた管理装置と通信網を介して接続されるものであり、
緊急情報を受信した際、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する機能と、
前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記管理装置にて前記地図情報から選択された前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルートと、を前記管理装置から受信する機能と、
をもたせたことを特徴とする。
(4) 上記課題を解決するためになされた請求項4記載の本発明の車両誘導プログラムは、車両に搭載される車載器における外部情報受信手段にて緊急情報を受信する緊急情報受信ステップと、
前記緊急情報を受信した際の前記車両の現在位置を表す車両位置情報を前記車載器における車両位置情報取得手段にて取得する車両位置情報取得ステップと、
前記緊急情報を受信した後、該緊急情報受信時の車両周辺画像を前記車載器における撮像手段にて撮像する撮像ステップと、
前記緊急情報を受信した後、前記車載器における発話通知手段にて前記車両の搭乗者にメッセージを発話通知する発話通知ステップと、
前記緊急情報を受信した際、前記車載器における安否確認手段にて、該緊急情報を受信した旨を、前記車両の外部に配置され前記車載器と通信網を介して接続される管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記安否確認手段にて、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する安否確認ステップと、
予め、前記管理装置における記憶手段に、前記車載器を搭載する前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに、前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させる記憶ステップと、
前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置における車両情報受信手段にて受信する車両情報受信ステップと、
前記地図情報にて前記各車両の最新の車両位置情報を確認する最新位置情報確認ステップと、
前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルートと、を前記管理装置における避難ルート選択手段にて前記地図情報から選択する避難ルート選択ステップと、
前記避難場所及び前記走行可能なルートの情報を前記管理装置における避難ルート送信手段にて前記車載器の前記外部情報受信手段に送信する避難ルート送信ステップと、
を備えることにより前記車両を前記避難場所まで誘導することを特徴とする。
上記(1)、(2)、(3)、又は、(4)のような特徴を有する本発明によれば、車載器が緊急情報を受信した際、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺画像とが車載器にて管理装置に送信され、管理装置にて、個別車両情報と、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺画像とに基づいて、緊急情報受信時の車両の位置から最も近い避難場所と、避難場所まで車両が走行可能なルートとが地図情報から選択され、避難場所及び走行可能なルートの情報が車載器に送信される。
本発明によれば、緊急情報受信時に車載器と管理装置とをつなぐことにより、搭乗者に対し、安全に避難誘導を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、緊急情報受信時の対応を各搭乗者に依存しないため、組織として緊急時の対応を行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る車両誘導システムの実施例を簡略的に示す概略構成図である。 本発明に係る車両誘導システムの実施例を図1よりも詳細に示す概略構成図である。 事務所PCの記憶部を示す概略構成図である。 走行可能ルートが表示された地図情報を示す図である。 車両誘導システムの処理を示すフローチャートである。
以下、図1-図5を参照しながら、本発明に係る車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラムの実施例について説明する。
図1は本発明に係る車両誘導システムの実施例を簡略的に示す概略構成図、図2は本発明に係る車両誘導システムの実施例を図1よりも詳細に示す概略構成図、図3は事務所PCの記憶部を示す概略構成図、図4は走行可能ルートが表示された地図情報を示す図、図5は車両誘導システムの処理を示すフローチャートである。
図1及び図2において、引用符号1は、本実施例における車両誘導システムを示している。本実施例における車両誘導システム1は、トラック運送会社やバス会社等の事業者の設備として導入されるものである。車両誘導システム1は、ネットワーク100を介して互いに接続されるデジタルタコグラフ3と、事務所PC4とを備えている。ここで、デジタルタコグラフ3も本発明の1つである。また、車両誘導システム1による処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム(車両誘導プログラム)それ自体も本発明の1つである。以下、車両誘導システム1の各構成について説明する。
まず、ネットワーク100について説明する。
ネットワーク100は、特許請求の範囲に記載される「通信網」に相当するものである。図1及び図2に図示するネットワーク100は、デジタルタコグラフ3と広域通信を行う無線基地局5や事務所PC4が接続されるインターネット等のパケット通信網であり、デジタルタコグラフ3と事務所PC4と間で行われるデータ通信を中継するものである。デジタルタコグラフ3と無線基地局5との間の通信は、LTE(Long Term Evolution)/4G(4th Generation)等のモバイル通信網(携帯回線網)で行われてもよいものとし、無線LAN(Local Area Network)で行われてもよいものとする。
つぎに、デジタルタコグラフ3について説明する。
デジタルタコグラフ3は、特許請求の範囲に記載される「車載器」に相当するものである。デジタルタコグラフ3は、トラックやバス等の車両2に搭載され、出入庫時刻、走行距離、走行時間、走行速度、速度オーバー、エンジン回転数オーバー、急発進、急加速、急減速等の運行データを記録するものである。図2に図示するように、デジタルタコグラフ3は、CPU6と、揮発メモリ7と、不揮発メモリ8と、記録部9と、カードI/F10と、音声I/F11と、RTC(時計IC)12と、SW入力部13と、表示部14とを備えている。
CPU6は、デジタルタコグラフ3の各部を統括的に制御するものである。不揮発メモリ8は、CPU6によって実行される動作プログラム等を格納するものである。
記録部9は、運行データや映像等のデータを記録するものである。カードI/F10には、搭乗者が所持するメモリカード15が挿抜自在に接続されるものである。CPU6は、カードI/F10に接続されたメモリカード15に対し運行データ、映像等のデータを書き込むものである。音声I/F11には、内蔵のスピーカ16が接続されている。スピーカ16は、搭乗者に対し、メッセージを音声にて発する(発話通知する)ものである。
RTC12は、現在時刻を計時するものである。SW入力部13には、出庫ボタン、入庫ボタン等の各種ボタンのON/OFF信号が入力される。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)で構成され、通信や動作の状態の他、警報や、後述する地図情報46(図4参照)等を表示するものである。
また、デジタルタコグラフ3は、速度I/F17と、エンジン回転I/F18と、外部入力I/F19と、センサ入力I/F20と、アナログ入力I/F21と、GPS受信部22と、カメラI/F23と、安否確認ボタン24と、通信部26と、電源部27とを備えている。
速度I/F17には、車速センサ28からの速度パルスが入力される。エンジン回転I/F18には、図示しないエンジン回転数センサからの回転パルスが入力される。外部入力I/F19は、図示しない外部機器が接続されるものである。
センサ入力I/F20には、加速度(G値)を検知する(衝撃を感知する)加速度センサ(Gセンサ)29からの信号が入力される。
アナログ入力I/F21には、エンジン温度(冷却水温)を検知する図示しない温度センサ、燃料量を検知する図示しない燃料量センサ等の信号が入力される。CPU6は、これらのI/Fを介して入力される情報に基づき各種の運転状態を検出する。
GPS受信部22は、GPSアンテナ30に接続され、GPS衛星から送信される信号を受信し、現在位置(GPS位置情報)を取得するものである。
カメラI/F23には、車両2の周辺(車両周辺)と車両2の室内(車両室内)とを撮像するカメラ31からの車両周辺及び車両室内の画像が入力される。
安否確認ボタン24は、デジタルタコグラフ3(後述する通信部26)が緊急情報を受信した際に搭乗者が押下するボタンである。安否確認ボタン24を押下すると、緊急情報を受信した旨を事務所PC4に通信部26にて通知するとともに、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とが、通信部26にて事務所PC4に送信される。一方、安否確認ボタン24が押下されず、緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とが、通信部26にて事務所PC4に送信される。
通信部26は、広域通信を行い、携帯回線網(モバイル通信網)を介して無線基地局5に接続されると、無線基地局5と繋がるネットワーク100を介して、事務所PC4と通信を行うものである。通信部26は、GPS受信部22で取得した現在位置を車両2の現在位置として事務所PC4に送信するものである。また、通信部25は、気象警報情報等の緊急情報を受信するものである。また、通信部26は、搭乗者が所持するスマートフォン等の携帯端末と通信可能である。
電源部27は、イグニッションスイッチのオン等によりデジタルタコグラフ3の各部に電力を供給するものである。
つぎに、事務所PC4について説明する。
事務所PC4は、特許請求の範囲に記載される「管理装置」に相当するものである。図1及び図2に図示する事務所PC4は、車両2の外部(事務所)に設置された汎用のコンピュータ装置で構成され、車両の運行状況を管理する他、各種の処理を行うものである。図2に図示するように、事務所PC4は、CPU32と、通信部33と、表示部34と、記憶部35と、カードI/F36と、操作部37と、出力部38と、音声I/F39とを備えている。
CPU32は、事務所PC4の各部を統括的に制御するものである。通信部33は、ネットワーク100を介してデジタルタコグラフ3と通信可能なものである。また、通信部33は、ネットワーク100に接続された図示しない各種のデータベースとも接続可能なものであり、必要なデータを取得するものである。また、通信部33は、搭乗者や事務所の管理者等が所持するスマートフォン等の携帯端末と通信可能なものである。
また、通信部33は、ネットワーク100に接続された気象庁200が保持する気象データ201にアクセスして、必要な気象データを取得可能なものである。気象庁200は、日本全国に配置された多くの観測地点op1、op2、・・・、opnを管轄する。各観測地点op1、op2、・・・、opnには、それぞれ地震計等を備えた気象観測所210-1、210-2、・・・、210-nが設置されている。気象庁200は、これらの観測地点op1、op2、・・・、opnで気象観測所210-1、210-2、・・・、210-nにより観測されたデータを収集し、気象データの分析等を行う。気象庁200で収集された観測データは、気象業務支援センタ230にも提供される。
気象業務支援センタ220は、ネットワーク100、もしくは、直接、気象庁200に接続され、気象庁200が収集した観測データの提供を受けるとともに、これらの観測データに基づき、分析した気象情報をユーザに提供する。
表示部34は、運行管理画面の他、後述する地図情報46(図4参照)を表示するものである。
記憶部35には、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等から構成され、CPU32によって実行される動作プログラムの他、図3に図示するように、搭乗者データ42、個別車両情報データ43、運行データ44、地図情報データベース45等が格納されている。
搭乗者データ42は、搭乗者毎に、搭乗者識別情報(ID)、氏名、性別、年齢、勤続年数、家族構成、病歴等の情報の他、搭乗者が所持するスマートフォン等の携帯端末に関する情報(電話番号、メールアドレス等)を含むものとする。個別車両情報データ43は、車両番号、車両高さ(車高)、車両重量等を含むものとする。運行データ44は、出入庫時刻、速度、走行距離等の他、急加減速、急ハンドル、速度オーバー、エンジン回転数オーバー等を含むものとする。地図情報データベース45は、各車両2の最新の位置情報に基づく日本全国の地図情報を記憶する。
カードI/F36は、メモリカード15が挿抜自在に装着されるものである。カードI/F36は、デジタルタコグラフ3によって計測され、メモリカード15に記憶された運行データを入力するものである。
操作部37は、キーボードやマウス等を有し、事務所の管理者の操作を受け付けるものである。出力部38は、各種データを出力するものである。
音声I/F39には、マイク40及びスピーカ41が接続されている。事務所の管理者は、マイク40及びスピーカ41を用いて音声通話を行うことが可能であり、災害等が発生した場合、救急や警察等への連絡を行うことが可能である。
以上の各部を備えるCPU32は、個別車両情報と、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とに基づいて、緊急情報受信時の車両2の位置から最も近い避難場所と、避難場所まで車両2が走行可能なルート(走行可能ルート48)とを、地図情報データベース45から読み出した地図情報46(図4参照)から選択(検索)する。
ここで、避難場所及び走行可能ルート48の検索について簡潔に説明する。
図4に図示するように、地図情報46において「〇」印(走行不可マーク47a、47b、47c、47d、47e、・・・)が赤色(図4においてはグレー)で表示されているルートは「走行不可」として走行可能ルートの検索からは除外されるものとする。また、車両2の車高や重量の制限上、車両2の走行が難しいルートも「走行不可」として走行可能ルートの検索からは除外されるものとする。避難場所及び走行可能ルート48が検索されると、図4に図示するように、走行可能ルート48が地図情報46上に赤色(図4においてはグレー)で表示される。
つぎに、図5を参照しつつ、本実施例における車両誘導システム1の動作について説明する。図5に図示するフローチャートは、車両誘導システム1の動作について、デジタルタコグラフ3における処理と、事務所PC4における処理とに分けて図示するものである。図5に図示するフローチャートは、車両誘導システム1によって繰り返し実行される。
まず、図5に図示するステップS1(緊急情報受信ステップ)において、デジタルタコグラフ3のCPU6は、通信部26にて緊急情報(ここでは、一例として、緊急地震速報)を受信したか否かを判定する処理を行う。CPU6が、緊急情報を受信したと判定(Yes判定)した場合は、図5に図示するステップS2に進む。なお、図5に特に図示しないが、緊急情報を受信すると、緊急情報受信時の車両位置情報をGPS受信部22にて取得する処理を行う(車両位置情報取得ステップ)とともに、緊急情報受信後、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像をカメラ31にて撮像する処理を行う(撮像ステップ)。一方、CPU6が、緊急情報を受信していないと判定(No判定)した場合は、図5に図示するステップS1を繰り返す。
図5に図示するステップS2(発話通知ステップ)において、スピーカ16は、搭乗者に対し、例えば、「地震が発生しました。安全な場所に停車し、安否確認ボタンを押してください。」といった安否確認ボタン24の押下を促すメッセージを発話通知する処理を行う。しかる後、図5に図示するステップS3に進む。
図5に図示するステップS3(安否確認ステップ)において、デジタルタコグラフ3のCPU6は、搭乗者が、ステップS2におけるメッセージの発話通知にしたがって安否確認ボタン24を押下したか否かを判定する処理を行う。CPU6が、安否確認ボタン24を押下したと判定(Yes判定)した場合は、図5に図示するステップS4に進む。一方、CPU6が、安否確認ボタン24を押下していないと判定(No判定)した場合は、図5に図示するステップS5に進む。
図5に図示するステップS4(安否確認ステップ)において、デジタルタコグラフ3のCPU6は、緊急情報を受信した旨を、事務所PC4に通知するとともに、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とを、通信部26にて事務所PC4に送信する処理を行う。しかる後、図5に図示するステップS6に進む。
図5に図示するステップS5(安否確認ステップ)において、デジタルタコグラフ3のCPU6は、搭乗者が安否確認ボタン24を押下せず、一定時間を経過したか否かを判定する処理を行う。ここで、上記「一定時間」は、初期設定においては1分となっているが、例えば、3分、5分・・・等、所定の時間に変更することもできる。CPU6が、一定時間を経過したと判定(Yes判定)した場合は、図5に図示するステップS4に進む。図5に図示するステップS5におけるYes判定を経てステップS4に進んだ場合、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とを、通信部26にて事務所PC4に送信する処理を行う。しかる後、図5に図示するステップS6に進む。一方、CPU6が、一定時間を経過していないと判定(No判定)した場合は、図5に図示するステップS5を繰り返す。
図5に図示するステップS6(車両情報受信ステップ)において、事務所PC4のCPU32は、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とを、事務所PC4の通信部33にて受信する処理を行う。なお、図5に図示するステップS3におけるYes判定を経てステップS4、ステップS6と進んだ場合、上記の他、デジタルタコグラフ3が、緊急情報を受信した旨も通知する処理を行う。しかる後、図5に図示するステップS7に進む。
なお、図5に特に図示しないが、事務所PC4のCPU32は、予め、事務所PC4の記憶部35に、各車両2それぞれの情報である個別車両情報と、各車両2の最新の位置情報に基づく地図情報とを記憶させる処理を行う(記憶ステップ)。
図5に図示するステップS7(最新位置情報確認ステップ)において、事務所PC4のCPU32は、地図情報にて各車両2の最新の車両位置情報を確認する処理を行う。しかる後、図5に図示するステップS8に進む。
図5に図示するステップS8(避難ルート選択ステップ)において、事務所PC4のCPU32は、個別車両情報と、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とに基づいて、緊急情報受信時の車両2の位置から最も近い避難場所と、避難場所までの走行可能ルート48(図4参照)とを地図情報46(図4参照)から選択(検索)する処理を行う。避難場所及び走行可能ルート48の検索については、先に説明したので、ここでの説明は省略する。しかる後、図5に図示するステップS9に進む。
図5に図示するステップS9(避難ルート送信ステップ)において、事務所PC4のCPU32は、避難場所及び走行可能ルート48(図4参照)の情報を、事務所PC4の通信部33にて、デジタルタコグラフ3の通信部26に送信する処理を行う。しかる後、図5に図示するステップS10に進む。
図5に図示するステップS10(避難ルート受信ステップ)において、デジタルタコグラフ3のCPU6は、避難場所及び走行可能ルート48(図4参照)の情報を、通信部26にて受信する処理を行う。CPU6は、受信した避難場所及び走行可能ルート48(図4参照)の情報を、地図情報46(図4参照)として表示部14に表示する処理を行う。しかる後、図5に図示するステップS11に進む。
図5に図示するステップS11(避難ステップ)において、搭乗者は、避難場所及び走行可能ルート48(図4参照)が表示された地図情報46(図4参照)を参考に、避難場所へ移動する。以上で車両誘導システム1の動作フローが終了する。
以上のような本実施例によれば、デジタルタコグラフ3が緊急情報を受信した際、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とがデジタルタコグラフ3にて事務所PC4に送信され、事務所PC4にて、個別車両情報と、緊急情報受信時の車両位置情報と、緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像とに基づいて、緊急情報受信時の車両2の位置から最も近い避難場所と、避難場所までの走行可能ルート48とが地図情報46から選択され、避難場所及び走行可能ルート48の情報がデジタルタコグラフ3に送信される。
つぎに、本実施例の効果について説明する。
以上、図1-図5を参照しながら説明してきたように、本実施例によれば、緊急情報受信時にデジタルタコグラフ3と事務所PC4とをつなぐことにより、搭乗者に対し、安全に避難誘導を行うことができるという効果を奏する。
また、本実施例によれば、上記の効果の他、つぎのような効果を奏する。すなわち、緊急情報受信時の対応を各搭乗者に依存しないため、組織として緊急時の対応を行うことができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
上記説明では、車両誘導システム1は、事業者の運行に供する車両に適用するものとしているが、これに限らず、広く一般の車両の利用者に対して適用することも可能である。
ここで、上述した本実施例に係る車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラムの特徴を、それぞれ、以下(1)~(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1) 車両誘導システムは、「車両に搭載される車載器(デジタルタコグラフ3)と、
前記車両の外部に配置され前記車載器(デジタルタコグラフ3)と通信網(ネットワーク100)を介して接続される管理装置(事務所PC4)と、
を備え、
前記車載器(デジタルタコグラフ3)に、
該車載器(デジタルタコグラフ3)が緊急情報を受信した際、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置(事務所PC4)に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信する機能をもたせ、
前記管理装置(事務所PC4)に、
前記車載器(デジタルタコグラフ3)を搭載する前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに、前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させ、前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、に基づいて、前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルート(走行可能ルート48)と、を前記地図情報から選択し、前記避難場所及び前記走行可能なルート(走行可能ルート48)の情報を前記車載器(デジタルタコグラフ3)に送信する機能をもたせた」ことを特徴とする。
(2) 車両誘導システムは、「上記(1)に記載の車両誘導システムにおいて、
前記車載器(デジタルタコグラフ3)は、
前記車両周辺及び車両室内を撮像する撮像手段(カメラ31)と、
前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段(GPS受信部22)と、
前記緊急情報と、前記管理装置(事務所PC4)から送信される情報と、を受信可能な外部情報受信手段(通信部26)と、
前記車両の搭乗者にメッセージを発話通知する発話通知手段(スピーカ16)と、
前記緊急情報を受信した場合、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置(事務所PC4)に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信する安否確認手段(CPU6、通信部26、安否確認ボタン29)と、
を備え、
前記管理装置(事務所PC4)は、
前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を受信する車両情報受信手段(通信部33)と、
前記個別車両情報と、前記地図情報と、を記憶させた記憶手段(記憶部35)と、
前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、に基づいて、前記避難場所と、前記走行可能なルート(走行可能ルート48)と、を前記地図情報から選択する機能をもたせた避難ルート選択手段(CPU32)と、
前記避難場所及び前記走行可能なルート(走行可能ルート48)の情報を前記車載器の前記外部情報受信手段に送信する避難ルート送信手段(通信部33)と、
を備える」ことを特徴とする。
(3) 車載器(デジタルタコグラフ3)は、「車両に搭載されるものであり、且つ、該車両の外部に配置され前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させた管理装置(事務所PC4)と通信網(ネットワーク100)を介して接続されるものであり、
緊急情報を受信した際、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置(事務所PC4)に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信する機能と、
前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、に基づいて、前記管理装置(事務所PC4)にて前記地図情報から選択された前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルート(走行可能ルート48)と、を前記管理装置(事務所PC4)から受信する機能と、
をもたせた」ことを特徴とする。
(4) 車両誘導プログラムは、「車両に搭載される車載器(デジタルタコグラフ3)における外部情報受信手段(通信部26)にて緊急情報を受信する緊急情報受信ステップと、
前記緊急情報を受信した際の前記車両の現在位置を表す車両位置情報を前記車載器(デジタルタコグラフ3)における車両位置情報取得手段(GPS受信部22)にて取得する車両位置情報取得ステップと、
前記緊急情報を受信した後、該緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像を前記車載器(デジタルタコグラフ3)における撮像手段(カメラ31)にて撮像する撮像ステップと、
前記緊急情報を受信した後、前記車載器(デジタルタコグラフ3)における発話通知手段(スピーカ16)にて前記車両の搭乗者にメッセージを発話通知する発話通知ステップと、
前記緊急情報を受信した際、前記車載器(デジタルタコグラフ3)における安否確認手段(CPU6、通信部26、安否確認ボタン29)にて、該緊急情報を受信した旨を、前記車両の外部に配置され前記車載器(デジタルタコグラフ3)と通信網(ネットワーク100)を介して接続される管理装置(事務所PC4)に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記安否確認手段(CPU6、通信部26、安否確認ボタン29)にて、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)に送信する安否確認ステップと、
予め、前記管理装置(事務所PC4)における記憶手段(記憶部35)に、前記車載器(デジタルタコグラフ3)を搭載する前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに、前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させる記憶ステップと、
前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、を前記管理装置(事務所PC4)における車両情報受信手段(通信部33)にて受信する車両情報受信ステップと、
前記地図情報にて前記各車両の最新の車両位置情報を確認する最新位置情報確認ステップと、
前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺及び車両室内の画像と、に基づいて、前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルート(走行可能ルート48)と、を前記管理装置(事務所PC4)における避難ルート選択手段(CPU32)にて前記地図情報から選択する避難ルート選択ステップと、
前記避難場所及び前記走行可能なルート(走行可能ルート48)の情報を前記管理装置(事務所PC4)における避難ルート送信手段(通信部33)にて前記車載器(デジタルタコグラフ3)の前記外部情報受信手段(通信部26)に送信する避難ルート送信ステップと、
を備えることにより前記車両を前記避難場所まで誘導する」ことを特徴とする。
1…車両誘導システム、 2…車両、 3…デジタルタコグラフ(車載器)、 4…事務所PC(管理装置)、 5…無線基地局、 6、32…CPU、 7…揮発メモリ、 8…不揮発メモリ、 9…記録部、 10、36…カードI/F、 11、39…音声I/F、 12…RTC(時計IC)、 13…SW入力部、 14、34…表示部、 15…メモリカード、 16、41…スピーカ、 17…速度I/F、 18…エンジン回転I/F、 19…外部入力I/F、 20…センサ入力I/F、 21…アナログ入力I/F、 22…GPS受信部、 23…カメラI/F、 24…安否確認ボタン、 26、33…通信部、 27…電源部、 28…車速センサ、 29…加速度センサ(Gセンサ)、 30…GPSアンテナ、 31…カメラ、 35…記憶部、 37…操作部、 38…出力部、 40…マイク、 42…搭乗者データ、 43…個別車両情報データ、 44…運行データ、 45…地図情報データベース、 46…地図情報、 47a、47b、47c、47d、47e…走行不可マーク、 48…走行可能ルート、 100…ネットワーク(通信網)、 200…気象庁、 201…気象データ、 210-1、210-2、・・・、210-n…気象観測所、 220…気象業務支援センタ、 op1、op2、・・・、opn…観測地点

Claims (4)

  1. 車両に搭載される車載器と、
    前記車両の外部に配置され前記車載器と通信網を介して接続される管理装置と、
    を備え、
    前記車載器に、
    該車載器が緊急情報を受信した際、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する機能をもたせ、
    前記管理装置に、
    前記車載器を搭載する前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに、前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させ、前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルートと、を前記地図情報から選択し、前記避難場所及び前記走行可能なルートの情報を前記車載器に送信する機能をもたせた
    ことを特徴とする車両誘導システム。
  2. 請求項1に記載の車両誘導システムにおいて、
    前記車載器は、
    前記車両周辺撮像する撮像手段と、
    前記車両の現在位置を表す車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段と、
    前記緊急情報と、前記管理装置から送信される情報と、を受信可能な外部情報受信手段と、
    前記車両の搭乗者にメッセージを発話通知する発話通知手段と、
    前記緊急情報を受信した場合、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する安否確認手段と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を受信する車両情報受信手段と、
    前記個別車両情報と、前記地図情報と、を記憶させた記憶手段と、
    前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記避難場所と、前記走行可能なルートと、を前記地図情報から選択する機能をもたせた避難ルート選択手段と、
    前記避難場所及び前記走行可能なルートの情報を前記車載器の前記外部情報受信手段に送信する避難ルート送信手段と、
    を備える
    ことを特徴とする車両誘導システム。
  3. 車両に搭載されるものであり、且つ、該車両の外部に配置され前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させた管理装置と通信網を介して接続されるものであり、
    緊急情報を受信した際、該緊急情報を受信した旨を前記管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する機能と、
    前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記管理装置にて前記地図情報から選択された前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルートと、を前記管理装置から受信する機能と、
    をもたせた
    ことを特徴とする車載器。
  4. 車両に搭載される車載器における外部情報受信手段にて緊急情報を受信する緊急情報受信ステップと、
    前記緊急情報を受信した際の前記車両の現在位置を表す車両位置情報を前記車載器における車両位置情報取得手段にて取得する車両位置情報取得ステップと、
    前記緊急情報を受信した後、該緊急情報受信時の車両周辺画像を前記車載器における撮像手段にて撮像する撮像ステップと、
    前記緊急情報を受信した後、前記車載器における発話通知手段にて前記車両の搭乗者にメッセージを発話通知する発話通知ステップと、
    前記緊急情報を受信した際、前記車載器における安否確認手段にて、該緊急情報を受信した旨を、前記車両の外部に配置され前記車載器と通信網を介して接続される管理装置に通知するとともに、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信し、前記緊急情報を受信した旨の通知が一定時間行われなかった場合、前記安否確認手段にて、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置に送信する安否確認ステップと、
    予め、前記管理装置における記憶手段に、前記車載器を搭載する前記各車両それぞれの情報である個別車両情報を記憶させるとともに、前記各車両の最新の位置情報に基づく地図情報を記憶させる記憶ステップと、
    前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、を前記管理装置における車両情報受信手段にて受信する車両情報受信ステップと、
    前記地図情報にて前記各車両の最新の車両位置情報を確認する最新位置情報確認ステップと、
    前記個別車両情報と、前記緊急情報受信時の車両位置情報と、前記緊急情報受信時の車両周辺画像と、に基づいて、前記緊急情報受信時の前記車両の位置から最も近い避難場所と、該避難場所まで前記車両が走行可能なルートと、を前記管理装置における避難ルート選択手段にて前記地図情報から選択する避難ルート選択ステップと、
    前記避難場所及び前記走行可能なルートの情報を前記管理装置における避難ルート送信手段にて前記車載器の前記外部情報受信手段に送信する避難ルート送信ステップと、
    を備えることにより前記車両を前記避難場所まで誘導することを特徴とする車両誘導プログラム。
JP2019088450A 2019-05-08 2019-05-08 車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラム Active JP7299060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019088450A JP7299060B2 (ja) 2019-05-08 2019-05-08 車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019088450A JP7299060B2 (ja) 2019-05-08 2019-05-08 車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020183906A JP2020183906A (ja) 2020-11-12
JP7299060B2 true JP7299060B2 (ja) 2023-06-27

Family

ID=73044195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019088450A Active JP7299060B2 (ja) 2019-05-08 2019-05-08 車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7299060B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203039A (ja) 2007-02-19 2008-09-04 Sanyo Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP2011159299A (ja) 2011-02-21 2011-08-18 Denso It Laboratory Inc 移動体搭載装置及び移動体管理装置
WO2012056688A1 (ja) 2010-10-27 2012-05-03 三洋電機株式会社 端末装置
JP2013239123A (ja) 2012-05-17 2013-11-28 Sharp Corp 災害通知システム、情報表示装置、災害通知方法およびプログラム
JP2016184822A (ja) 2015-03-25 2016-10-20 株式会社富士通エフサス 安否確認システム、安否確認方法および安否確認プログラム
JP2017103509A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 セイコーエプソン株式会社 ヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6546028B2 (ja) * 2015-07-29 2019-07-17 株式会社デンソーテン サーバ、送信システム、送信方法、及び、プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203039A (ja) 2007-02-19 2008-09-04 Sanyo Electric Co Ltd ナビゲーション装置
WO2012056688A1 (ja) 2010-10-27 2012-05-03 三洋電機株式会社 端末装置
JP2011159299A (ja) 2011-02-21 2011-08-18 Denso It Laboratory Inc 移動体搭載装置及び移動体管理装置
JP2013239123A (ja) 2012-05-17 2013-11-28 Sharp Corp 災害通知システム、情報表示装置、災害通知方法およびプログラム
JP2016184822A (ja) 2015-03-25 2016-10-20 株式会社富士通エフサス 安否確認システム、安否確認方法および安否確認プログラム
JP2017103509A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 セイコーエプソン株式会社 ヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020183906A (ja) 2020-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230116116A1 (en) Roadside and emergency assistance system
US20200278957A1 (en) Method and Apparatus For Social Telematics
US10015299B2 (en) Information display apparatus and information display method
US6889137B1 (en) Navigation method and navigation system for motor vehicles
US8823502B2 (en) Method and system for implementing a geofence boundary for a tracked asset
US9848447B2 (en) Method and system for emergency notification
JP4678779B2 (ja) 携帯型端末を用いたタクシー配車システム
JP2006101507A (ja) 双方向監視・保安システム
CN102300152A (zh) 借助于无线移动装置使用车辆位置信息的方法
CN101918991A (zh) 用于发出紧急呼叫的方法和系统
WO2004012473A2 (en) Wireless non-voice communications device and method therefor
KR100764112B1 (ko) 텔레메틱스 단말기 및 이를 이용한 텔레메틱스 서비스 서버
JP2015148582A (ja) 案内装置
US20110105098A1 (en) System and method for synchronizing languages
EP1280120A1 (en) Emergency location and warning device and method for means of transport
JP7299060B2 (ja) 車両誘導システム、車載器、及び、車両誘導プログラム
JP2017087812A (ja) 事故通報装置、事故通報アプリケーション、事故通報システム、事故通報方法
JP6095835B1 (ja) 事故通報装置、事故通報アプリケーション、事故通報システム、事故通報方法
JP2017075968A (ja) 表示装置
JP3920589B2 (ja) バス到着管理システム
JP3033709B2 (ja) 列車情報システム
US20180053424A1 (en) Automatic motor vehicle accident reporting
JP6189089B2 (ja) 配信サーバ、及び情報配信システム
JP2009129047A (ja) カーナビゲーション装置、カーナビゲーション装置の制御方法およびプログラム
JP2012047488A (ja) カーナビゲーションシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210115

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7299060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150