JP2017103509A - ヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システム - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システム Download PDF

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Abstract

【課題】被災情報を適正に判定することのできるヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システムを提供する。
【解決手段】ヘッドマウントディスプレイ200は、ユーザーの頭部に装着され、画像が表示される表示部211と、外部装置との通信を行う通信部240と、位置情報を取得する位置情報取得部250と、ユーザーの周囲を撮像するカメラ230と、を有し、緊急災害情報を受信するとカメラ230での撮像を開始し、位置情報取得部250が取得した位置情報およびカメラ230が撮像した画像を送信するように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システムに関するものである。
例えば、特許文献1には、ある地域に災害が起きた際、その地域にいる人間が被災しているか否かを判定するシステムが開示されている。このようなシステムは、携帯電話等の移動機が備える測位システムを用いて災害発生時刻の前後で携帯電話が移動しているか否かを判定し、移動していなければその携帯電話のユーザーが被災していると判定し、移動していれば、ユーザーが被災していないと判定するように構成されている。
特開2011−29748号公報
しかしながら、このようなシステムでは、例えば、携帯電話を持たずに避難した場合や、逆に、携帯電話だけが移動した場合には、適正な判定を行うことができないという問題がある。
本発明の目的は、被災情報を適正に判定することのできるヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システムを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のヘッドマウントディスプレイは、ユーザーの頭部に装着され、画像が表示される表示部と、
外部装置との通信を行う通信部と、
位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記ユーザーの周囲を撮像する撮像部と、を有し、
緊急災害情報を受信すると前記撮像部での撮像を開始し、前記位置情報取得部が取得した位置情報および前記撮像部が撮像した画像を送信するように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、撮像部で撮像した画像に基づいて、周囲の被災状況およびユーザーが被災しているか否かを確認することができる。そのため、被災情報を適正に判定することのできるヘッドマウントディスプレイとなる。
本発明のヘッドマウントディスプレイでは、前記撮像部は、少なくとも前記ユーザーの前方を撮像することが好ましい。
これにより、ユーザーの周囲の環境(被災状況)をより正確に確認することができる。
本発明のヘッドマウントディスプレイでは、前記撮像部は、前記ヘッドマウントディスプレイが前記ユーザーの頭部に装着されている状態を撮像することができることが好ましい。
これにより、ヘッドマウントディスプレイがユーザーに装着されているか否かを確実に判定することができる。
本発明のヘッドマウントディスプレイでは、前記外部装置が前記画像に基づいて前記ユーザーが被災していると判定したときは、前記表示部に被災に関する情報が表示されることが好ましい。
これにより、ユーザーに有用な情報を報知することができる。
本発明のヘッドマウントディスプレイでは、前記外部装置が前記画像に基づいて前記ユーザーの周囲で災害が発生していると判定したときは、前記表示部に災害に関する情報が表示されることが好ましい。
これにより、ユーザーに有用な情報を報知することができる。
本発明の被災判定方法は、ユーザーの頭部に装着され、前記ユーザーの周囲を撮像可能な撮像部を備えるヘッドマウントディスプレイを用い、
前記ヘッドマウントディスプレイが緊急災害情報を受信することで前記撮像部による撮像を開始するステップと、
前記撮像部により撮像された画像および前記ヘッドマウントディスプレイの位置情報を取得するステップと、
前記画像に基づいて、前記ユーザーが被災しているか否かを判定するステップと、を有することを特徴とする。
これにより、被災情報を適正に判定することのできる被災判定方法となる。
本発明の被災判定方法では、前記画像に基づいて、前記ヘッドマウントディスプレイの周囲で災害が発生しているか否かを判定するステップをさらに有することが好ましい。
これにより、災害が発生したと思われるエリアの実際の被災状況を判定することができる。
本発明の被災判定方法では、前記画像および前記位置情報に基づいて被災状況のマップを作成するステップをさらに有することが好ましい。
これにより、全体的な被災状況を確認することができる。
本発明の被災判定システムは、撮像部および位置情報取得部を備え、緊急災害情報を受信することで前記撮像部による撮像が開始され、前記撮像部により撮像された画像および前記位置情報取得部により取得された位置情報を送信するヘッドマウントディスプレイと、
前記ヘッドマウントディスプレイから送信された前記画像および前記位置情報を受信する外部装置と、を有し、
前記画像から前記ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザーが被災しているか否かを判定することを特徴とする。
これにより、被災情報を適正に判定することのできる被災判定システムとなる。
本発明の被災判定システムでは、前記画像から前記ヘッドマウントディスプレイの周囲で災害が発生しているか否かを判定することが好ましい。
これにより、災害が発生したと思われるエリアの実際の被災状況を判定することができる。
本発明の被災判定システムでは、前記画像および前記位置情報に基づいて被災状況のマップを作成することが好ましい。
これにより、全体的な被災状況を確認することができる。
本発明の好適な実施形態に係る被災判定システムの構成図を示す図である。 図1に示す各構成の機能を説明するための機能ブロック図である。 マップデータの一例を示す図である。 図1に示すHMDの斜視図である。 被災判定システムにおける各構成の連携を説明するシーケンス図である。 図5に示したユーザー管理サーバーの動作を説明するためのフローチャートである。 図5に示した安否状態管理サーバーの動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明のヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システムの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る被災判定システムの構成図を示す図である。図2は、図1に示す各構成の機能を説明するための機能ブロック図である。図3は、マップデータの一例を示す図である。図4は、図1に示すHMDの斜視図である。図5は、被災判定システムにおける各構成の連携を説明するシーケンス図である。図6は、図5に示したユーザー管理サーバーの動作を説明するためのフローチャートである。図7は、図5に示した安否状態管理サーバーの動作を説明するためのフローチャートである。
図1に示す被災判定システム100は、測位機能およびカメラ機能付きのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)200と、HMD200と通信する外部装置1000と、を備えている。また、外部装置1000は、ユーザー管理サーバー300と、安否状態管理サーバー400と、地図データベース500と、災害管理サーバー600と、を備えている。
また、被災判定システム100は、IPネットワーク網Nを介して気象庁管理データベース910や市町村管理データベース920といった各種関係機関と接続されている。また、安否状態管理サーバー400は、複数の情報伝達装置710と接続されており、複数の情報伝達装置710は、それぞれ、複数の基地局装置720と接続されている。そして、各基地局装置720は、その通信範囲内に位置するHMD200と無線通信するようになっている。
このような構成の被災判定システム100では、災害が発生すると、その報告を受けたHMD200が撮像を自動的に開始し、HMD200が撮像した画像に基づいて、そのHMD200のユーザーの安否を判定し、その判定結果およびHMD200の位置に基づいて災害情報のマップを作成するようになっている。なお、災害としては、特に限定されず、例えば、大雨(大雨による浸水、土砂崩れ、河川の氾濫)、地震(地震による建物の崩壊、津波)、原子力発電所からの放射性物質漏れ等が挙げられる。
以下、被災判定システム100が備える各部について順次説明する。
(災害管理サーバー600)
図2に示すように、災害管理サーバー600は、被災エリア特定部610と、緊急災害情報送信部620と、を備えている。被災エリア特定部610は、気象庁管理データベース910や市町村管理データベース920から災害の発生や被災状況を判定すべきエリアについての情報を受信し、受信した情報から被災状況を判定すべき被災エリアSを特定する。緊急災害情報送信部620は、被災エリア特定部610で特定された被災エリアSおよび災害発生の情報を「緊急災害情報」としてユーザー管理サーバー300に送信する。
(ユーザー管理サーバー300)
図2に示すように、ユーザー管理サーバー300は、ユーザープロファイル保持部310と、HMD識別番号保持部320と、ユーザー位置情報保持部330と、被災エリア内ユーザープロファイル送信部340と、を備えている。
ユーザープロファイル保持部310は、例えば、ユーザーが使用するHMD200のアドレス、ユーザーを特定する氏名や住所の情報を含んだプロファイル情報を保持する。また、HMD識別番号保持部320は、HMD200の個体識別番号を保存する。
ユーザー位置情報保持部330は、基地局装置720から送信されたHMD200の在圏情報を保持する。具体的には、HMD200は、起動時や通信セルの切替り時に基地局装置720に位置登録を要求する。基地局装置720は、位置登録の要求に応じてHMD200が位置する通信セルを特定し、この特定された通信セルの範囲内にHMD200が位置することを前記在圏情報として登録する。ユーザー管理サーバー300は、基地局装置720によって登録された在圏情報を受信し、ユーザー位置情報保持部330に保持する。
被災エリア内ユーザープロファイル送信部340は、緊急災害情報を受信すると、ユーザー位置情報保持部330に保持されている在圏情報から、指定された被災エリアS内に位置するHMD200(図1の場合は、HMD200a、200b)を特定する。そして、特定されたHMD200のプロファイル情報や識別番号を安否状態管理サーバー400に送信する。
(安否状態管理サーバー400)
安否状態管理サーバー400は、図2に示すように、緊急災害情報受信部410と、被災エリア内ユーザー情報受信部420と、緊急災害情報送信部430と、安否状態判定部440と、安否状態送信部450と、情報提供部460と、を備えている。
緊急災害情報受信部410は、ユーザー管理サーバー300を介して緊急災害情報を受信する。この緊急災害情報の受信は、安否状態管理サーバー400における被災状況判定処理開始のトリガーとなっている。また、被災エリア内ユーザー情報受信部420は、被災エリア内ユーザープロファイル送信部340によって送信されたプロファイル情報等を受信する。
緊急災害情報送信部430は、被災エリア内ユーザープロファイル送信部340から送信された情報に基づいて、被災エリアS内にあるHMD200に対して緊急災害情報を送信する。後述するように、この緊急災害情報を受信したHMD200は、カメラによる撮像を開始すると共に現在地を測位し、画像および位置情報を安否状態管理サーバー400に送信するようになっている。
安否状態判定部440は、被災エリアS内にあるHMD200から送信された画像に基づいて、そのHMD200のユーザーが被災しているか否かを判定する。また、安否状態判定部440は、被災エリアS内にあるHMD200から送信された画像に基づいて、そのHMD200の周囲の被災状況(災害の発生状況)を判定する。このように、HMD200からの映像によれば、そのユーザーが被災しているか否かをより正確に判定することができると共に、HMD200の周囲の被災状況を正確に把握することができる。安否状態判定部440は、被災エリアS内に位置するHMD200の全てについて、上記した手順でユーザーの安否を判定すると共にHMD200の周囲の被災状況を記録する。そして、安否および被災状況の判定結果を集計する。この判定結果は、安否状態送信部450によって送信される。
情報提供部460は、安否状態判定部440によってユーザーが被災していると判定されたHMD200に対して被災に関する情報を送信する。この情報は、画像としてHMD200に表示され、ユーザーに視認される。なお、被災に関する情報とは、被災時に役に立つあらゆる情報のことを言う。例えば、ユーザーが身動きを取れない状態にある場合には救助を待つための体力温存方法・栄養補給方法であってもよいし、ユーザーが怪我をしている場合にはその応急処置方法であってもよい。また、ユーザーが自力で移動できる場合には避難場所の場所や避難所までの避難経路であってよい。
また、情報提供部460は、安否状態判定部440によって周囲に災害が発生していると判定されたHMD200に対して災害に関する情報を送信する。この情報は、画像としてHMD200に表示され、ユーザーに視認される。なお、災害に関する情報とは、災害時に役に立つあらゆる情報のことを言う。例えば、災害の種類(火災、津波、建物の崩壊、原理力発電所からの放射性物質漏れ)や規模、避難場所に関する情報、避難所の場所、避難所までの避難経路等が挙げられる。
(地図データベース500)
地図データベース500は、図2に示すように、被災者位置情報マッピング部510と、被災地状況提供部520と、を備えている。被災者位置情報マッピング部510は、安否状態管理サーバー400で判定された安否判定結果を集計し、エリアごとに人的被災状況を示すデータを生成する。そして、生成されたデータを地図データと合成し、例えば図3に示すような被災状況のマップを作成する。一方、被災地状況提供部520は、気象庁や消防署等、他の機関によって収集された被災地の状況を示すデータが蓄積されるデータベースである。地図データベース500は、被災者位置情報マッピング部510によってマップを作成し、そのマップに、被災地状況提供部520に蓄積された情報を付加することができる。このようなマップを作成することで、全体的な被害状況(ユーザーの場所や安否、災害発生状況)を理解し易くなる。
(HMD200)
HMD200は、図4に示すように、眼鏡のような外観をなし、ユーザーの頭部に装着して使用され、ユーザーに画像を外界像と重畳した状態で視認させる装置である。このようなHMD200は、ユーザーの頭部に装着されるフレーム210と、フレーム210に支持された画像形成ユニット220、カメラ(撮像部)230、通信部240および位置情報取得部250と、を有している。
フレーム210は、眼鏡フレームのような形状をなし、本来レンズである部位には表示部211が設けられている。表示部211は、例えば、ホログラム素子、ハーフミラー等で構成され、ユーザーには現実世界からの情報(景色)と画像形成ユニット220からの情報(画像)とが重なって見えるようになっている。
画像形成ユニット220は、例えば、光源と、光源から出射された光を走査する光スキャナーと、を有しており、表示部211に向けて光を走査することで表示部211に画像を形成するようになっている。また、位置情報取得部250は、GPS(グローバルポジショニングシステム)等の測位装置を備え、HMD200の位置情報(現在地)を取得することができる。
また、通信部240は、外部装置1000と無線通信することができるようになっており、安否状態管理サーバー400からの緊急災害情報や災害・被災に関する情報を受信したり、カメラ230で撮像した画像や位置情報取得部250で取得した位置情報を送信したりすることができる。
また、カメラ230は、第1カメラ231と、第2カメラ232と、を備えている。第1カメラ231は、HMD200の前方(ユーザーの正面方向)を撮像できるように配置されている。一方、第2カメラ232は、HMD200の後方(ユーザーの背面方向)を撮像できるように配置されている。このように、HMD200の前方および後方を撮像することで、HMD200(ユーザー)の周囲の状況をより広く撮像することができる。そのため、前述した安否状態管理サーバー400によって、より正確に、そのHMD200の周囲の被災状況を判定することができる。
ここで、第2カメラ232は、HMD200がユーザーの頭部に装着されている状態を撮像することもできる。なお、本実施形態の第2カメラ232は、HMD200を装着したユーザーの耳を撮像できるようになっている。そのため、第2カメラ232からの画像を用いれば、前述した安否状態管理サーバー400によって、HMD200がユーザーに装着されているか否かを判定することができる。
このようなHMD200では、通信部240が安否状態管理サーバー400からの緊急災害情報を受信すると、自動的にカメラ230による撮像が開始され、さらには、位置情報取得部250によって現在のHMD200の位置情報が取得される。そして、カメラ230で撮像した画像および位置情報取得部250で取得した位置情報は、通信部240によって安否状態管理サーバー400に送信される。なお、このような画像および位置情報の送信は、所定時間(安否状態管理サーバー400で安否を判定するのに十分な時間:例えば、30秒〜5分程度)にわたって継続される。このような構成とすることで、カメラ230で撮像した画像に基づいて、周囲の被災状況およびユーザーが被災しているか否かを確認することができるため、被災情報を適正に判定することのできるHMD200となる。
HMD200は、さらに、安否状態管理サーバー400による安否判定の結果を受けて、通信部240が安否状態管理サーバー400からの災害・被災に関する情報を受信した場合には、その情報に基づいた画像が表示部211に表示されるようになっている。そのため、ユーザーに対して有用な情報を報知することができる。
以上、HMD200について説明したが、HMD200の構成としては、上記の機能を発揮することができれば特に限定されない。また、例えば、第1、第2カメラ231、232のいずれか一方を省略してもよい。
以上、被災判定システム100の構成について説明した。次に、被災判定システム100の動作を説明する。
図5に示すように、被災判定システム100の動作は、災害管理サーバー600がユーザー管理サーバー300に対して緊急災害情報を送信した時点で開始する(ステップS1)。次に、ユーザー管理サーバー300は、受信した緊急災害情報を安否状態管理サーバー400に転送し(ステップS2)、被災エリアS内にあるHMD200のユーザーのプロファイル情報を安否状態管理サーバー400に送信する(ステップS3)。安否状態管理サーバー400は、緊急災害情報を受信すると、被災エリアS内にあるHMD200に緊急災害情報を転送し(ステップS4)、HMD200から画像および位置情報の受信を開始する(ステップS5)。そして、受信した画像に基づいてユーザーの安否状況および周囲の被災状況を判定し、判定結果を位置情報と共に地図データベース500に送信する(ステップS6)。また、安否状態管理サーバー400は、ユーザーが被災していると判定したHMD200に対して被災に関する情報を送信し、ユーザーの周囲で災害が発生していると判定したHMD200に対して災害に関する情報を送信する(ステップS7)。地図データベース500は、送信された判定結果とHMD200の位置情報とを用いて被災エリアS内にいるユーザーの状況および被災状況を示すマップを作成する。
ここで、図6に基づいて、上述のステップS3の手順について詳細に説明する。ユーザー管理サーバー300は、緊急災害情報受信の有無に関わらず、基地局装置720からHMD200の在圏情報を受信し、保存している。そして、緊急災害情報を受信すると(ステップS31)、緊急災害情報に含まれる被災エリアSに関する情報を抽出する(ステップS32)。そして、保存されている在圏情報に基づいて、被災エリアS内に位置するHMD200を特定し、このHMD200のユーザーのプロファイル情報を抽出し(ステップS33)、抽出したプロファイル情報を安否状態管理サーバー400に送信する(ステップS34)。
次に、図7に基づいて、上述のS4〜S6の手順について詳細に説明する。安否状態管理サーバー400は、緊急災害情報を受信すると(ステップS41)、ユーザーの状況を判定する処理を開始する(ステップS42)。そして、被災エリアS内に位置するHMD200のプロファイル情報をユーザー管理サーバー300から受信する(ステップS43)。
次に、安否状態管理サーバー400は、HMD200から、位置情報取得部250で測位された位置情報およびカメラ230で撮像された画像を受信し(ステップS51)、受信した画像に基づいてユーザーが被災しているか否かおよびユーザーの周囲で災害が発生しているか否かを判定する(ステップS52)。
ユーザーが被災しているか否かについての判定について、例えば、ユーザーが瓦礫に埋もれている映像、反乱した河川に流されているような映像、ユーザーが怪我を負っている映像等を受信した場合には、安否状態管理サーバー400は、ユーザーが被災していると判定する。反対に、ユーザーが正常に歩行している映像、既に安全な場所に避難が完了している映像等を受信した場合には、安否状態管理サーバー400は、ユーザーが被災していないと判定する。なお、HMD200がユーザーに装着されていない映像を受信した場合には、安否状態管理サーバー400は、ユーザーが被災したか否かは不明があると判定してもよい。
一方、ユーザーの周囲で災害が発生しているか否かについての判定について、例えば、周囲の建物が崩壊している映像、津波が発生している映像、河川が氾濫している映像、土砂崩れが発生している映像等を受信した場合には、安否状態管理サーバー400は、ユーザーの周囲で災害が発生していると判定する。反対に、特に異常のない映像を受信した場合には、安否状態管理サーバー400は、ユーザーの周囲で災害が発生していないと判定する。
そして、ユーザーが被災しているか否かおよびユーザーの周囲で災害が発生しているか否かの判定結果(すなわち、ユーザー被災あり/周囲被災あり、ユーザー被災あり/周囲被災なし、ユーザー被災なし/周囲被災あり、ユーザー被災なし/周囲被災なし、ユーザー被災不明/周囲被災あり、または、ユーザー被災不明/周囲被災なし)にHMD200から送信された位置情報を付加し(ステップS53)、それを安否状態として登録する(ステップS54)。このようにして登録された安否状態は、地図データベース500に送信される(ステップS55)。
以上のような被災判定システム100の動作によれば、カメラ230を用いてユーザーの安否や周囲の被災状況を判定するため、被災情報を適正に判定することができる。また、災害についてより多くの情報を得ることができる。
以上、本発明のヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システムについて、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明のヘッドマウントディスプレイ、被災判定方法および被災判定システムでは、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができ、また、他の任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、ヘッドマウントディスプレイから送信される画像に基づいて、ユーザーの安否および周囲の被災状況を判定するようになっているが、例えば、ヘッドマウントディスプレイにマイクを配置し、カメラからの画像とマイクからの音声とに基づいてユーザーの安否および周囲の被災状況を判定するようになっていてもよい。これにより、より精度よく、ユーザーの安否および周囲の被災状況を判定することができるようになる。
100…被災判定システム、200、200a、200b…HMD、210…フレーム、211…表示部、220…画像形成ユニット、230…カメラ、231…第1カメラ、232…第2カメラ、240…通信部、250…位置情報取得部、300…ユーザー管理サーバー、310…ユーザープロファイル保持部、320…HMD識別番号保持部、330…ユーザー位置情報保持部、340…被災エリア内ユーザープロファイル送信部、400…安否状態管理サーバー、410…緊急災害情報受信部、420…被災エリア内ユーザー情報受信部、430…緊急災害情報送信部、440…安否状態判定部、450…安否状態送信部、460…情報提供部、500…地図データベース、510…被災者位置情報マッピング部、520…被災地状況提供部、600…災害管理サーバー、610…被災エリア特定部、620…緊急災害情報送信部、710…情報伝達装置、720…基地局装置、910…気象庁管理データベース、920…市町村管理データベース、1000…外部装置、N…IPネットワーク網、S…被災エリア

Claims (11)

  1. ユーザーの頭部に装着され、画像が表示される表示部と、
    外部装置との通信を行う通信部と、
    位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記ユーザーの周囲を撮像する撮像部と、を有し、
    緊急災害情報を受信すると前記撮像部での撮像を開始し、前記位置情報取得部が取得した位置情報および前記撮像部が撮像した画像を送信するように構成されていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記撮像部は、少なくとも前記ユーザーの前方を撮像する請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記撮像部は、前記ヘッドマウントディスプレイが前記ユーザーの頭部に装着されている状態を撮像することができる請求項1または2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記外部装置が前記画像に基づいて前記ユーザーが被災していると判定したときは、前記表示部に被災に関する情報が表示される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記外部装置が前記画像に基づいて前記ユーザーの周囲で災害が発生していると判定したときは、前記表示部に災害に関する情報が表示される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. ユーザーの頭部に装着され、前記ユーザーの周囲を撮像可能な撮像部を備えるヘッドマウントディスプレイを用い、
    前記ヘッドマウントディスプレイが緊急災害情報を受信することで前記撮像部による撮像を開始するステップと、
    前記撮像部により撮像された画像および前記ヘッドマウントディスプレイの位置情報を取得するステップと、
    前記画像に基づいて、前記ユーザーが被災しているか否かを判定するステップと、を有することを特徴とする被災判定方法。
  7. 前記画像に基づいて、前記ヘッドマウントディスプレイの周囲で災害が発生しているか否かを判定するステップをさらに有する請求項6に記載の被災判定方法。
  8. 前記画像および前記位置情報に基づいて被災状況のマップを作成するステップをさらに有する請求項6または7に記載の被災判定方法。
  9. 撮像部および位置情報取得部を備え、緊急災害情報を受信することで前記撮像部による撮像が開始され、前記撮像部により撮像された画像および前記位置情報取得部により取得された位置情報を送信するヘッドマウントディスプレイと、
    前記ヘッドマウントディスプレイから送信された前記画像および前記位置情報を受信する外部装置と、を有し、
    前記画像から前記ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザーが被災しているか否かを判定することを特徴とする被災判定システム。
  10. 前記画像から前記ヘッドマウントディスプレイの周囲で災害が発生しているか否かを判定する請求項9に記載の被災判定システム。
  11. 前記画像および前記位置情報に基づいて被災状況のマップを作成する請求項9または10に記載の被災判定システム。
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