JP7298439B2 - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents
電動パーキングブレーキ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7298439B2 JP7298439B2 JP2019191427A JP2019191427A JP7298439B2 JP 7298439 B2 JP7298439 B2 JP 7298439B2 JP 2019191427 A JP2019191427 A JP 2019191427A JP 2019191427 A JP2019191427 A JP 2019191427A JP 7298439 B2 JP7298439 B2 JP 7298439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- equalizer
- vehicle
- braking
- brake device
- actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
本発明の第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置10(以下「ブレーキ装置10」)の一例について図1~図20を用いて説明する。なお、図中に示す矢印Hは車両上下方向であって鉛直方向を示し、矢印Lは車両の走行方向である車両前後方向であって水平方向を示し、矢印Wは車両幅方向であって水平方向を示す。
ブレーキ装置10は、図2、図3に示されるように、枠状のフレーム12と、イコライザ20と、イコライザ20を車両前方へ変位させる変位機構26と、フレーム12に取り付けられるメインブロック60とを備えている。さらに、ブレーキ装置10は、変位機構26をメインブロック60に取り付ける取付ボルト96と、メインブロック60をフレーム12に取り付ける取付ボルト98とを備えている。また、ブレーキ装置10は、ブレーキレバー150(図1参照)からの操作力をイコライザ20へ伝達する伝達ケーブル180と、制動対象部材である後輪に制動力を伝達する一対の制動ケーブル186とを備えている。さらに、ブレーキ装置10は、図9に示されるように、各部を制御する制御部54と、変位機構26に備えられたアクチュエータ40を稼働させるスイッチ56と、を備えている。
伝達ケーブル180は、図1、図2、図3に示されるように、ブレーキレバー150の巻取機構156から車両後方へ延びており、後端がイコライザ20に連結されている。これにより、伝達ケーブル180を介してブレーキレバー150の操作力がイコライザ20へ伝達され、イコライザ20が車両前方向へ変位する。伝達ケーブル180は、伝達部の一例である。
フレーム12は、金属材料で形成されており、図2、図3に示されるように、車両上下方向が開放された枠状で、車両前後方向に延びている。フレーム12は、板厚方向を車両幅方向とした一対の側板14と、一対の側板14の後端部を連結する後端板16と、一対の側板14の先端部を連結する前端板18とを有している。そして、フレーム12は、図示せぬ取付具を用いて、車両のフロアパネル110(図1参照)の上面に着脱可能に取り付けられている。
イコライザ20は、金属材料で形成されており、図2、図3に示されるように、フレーム12の内側に配置されている。イコライザ20は、板厚方向を車両上下方向とした板状で、板厚方向から見て、車両幅方向に延びる矩形状とされている。
変位機構26は、図2、図3に示されるように、一対のアクチュエータ40と、アクチュエータ40の稼働によって車両前後向へ移動する移動部材30と、移動部材30に取り付けられているサポート部材36、38と、サブブロック50とを備えている。さらに、変位機構26は、サポート部材36、38及び移動部材30をアクチュエータ40に取り付ける一対の取付ボルト90と、サブブロック50をアクチュエータ40に取り付ける一対の取付ボルト92とを備えている。
アクチュエータ40は、図2、図3に示されるように、車両上下方向において、イコライザ20を間において一対設けられている。一対のアクチュエータ40の構成は、車両上下方向で対称とされているため、車両上方側に配置されたアクチュエータ40について説明する。車両上下方向は、他の直交方向の一例である。
サブブロック50は、一対設けられており、図2、図3に示されるように、アクチュエータ40の板部48に対して車両上下方向の上側又は下側に配置されている。具体的には、一方のサブブロック50は、車両上方に配置されたアクチュエータ40の板部48に対して車両下方側に配置され、他方のサブブロック50は、車両下方に配置されたアクチュエータ40の板部48に対して車両上方側に配置されている。
移動部材30は、金属材料で形成されており、図2、図3に示されるように、車両上下方向において、少なくとも一部が一対のアクチュエータ40の間に配置されている。また、移動部材30は、車両幅方向から見て車両前方側が開放されたハット形状とされている。移動部材30は、図5に示されるように、U字状のU字部32と、U字部32の両端から車両上下方向に夫々延びる一対のフランジ部34とを有している。そして、U字部32の内側に、イコライザ20(図2参照)の長手方向の中央部分が配置されている。
サポート部材36、38は、金属材料で形成されており、図2、図3に示されるように、移動部材30の車両前方側に配置され、板厚方向が車両前後方向とされた板状とされている。そして、サポート部材36及びサポート部材38は、この順番で、移動部材30のフランジ部34に重ねられる。また、サポート部材36、38の外形は、車両前後方向から見て、移動部材30の一対のフランジ部34を車両前方から覆うように、車両上下方向に延びる矩形状とされている。
メインブロック60は、金属材料で形成されており、図2、図3に示されるように、車両上下方向で、一対のサブブロック50に挟まれており、車両幅方向に延びる直方体状とされている。
図9に示すスイッチ56は、図示せぬインストルメントパネルに取り付けられており、車両のドライバーが、変位機構26に備えられたアクチュエータ40を稼働させるときに、スイッチ56を操作する。
ブレーキ装置10は、ECU190からの電気信号をアクチュエータ40へ伝達する図示せぬ信号配線と、電力をアクチュエータ40に供給する図示せぬ供給配線とを備えている。さらに、ブレーキ装置10は、イコライザ20の位置を検出する検出センサ82(図9参照)と、インストルメントパネルに取り付けられたインジケータランプ84(図9参照)とを備えている。
次に、ブレーキ装置10の作用について説明する。
ドライバーが、シートベルトを着用し、ブレーキレバー150のグリップ部152を解除位置(図1の二点鎖線参照)に配置し、イグニッションスイッチをONにしてシフトレバーをDレンジ(ドライブレンジ)に入れて車両を運転している状態では、アクチュエータ40の可動部46が収納位置(図7(A)参照)に配置されている。この状態では、図10に示されるように、イコライザ20は、後方位置に配置され、イコライザ20と移動部材30のビード部32bとは、車両前後方向で離間している。そして、インジケータランプ84は、消灯し、ブレーキ装置10は、解除状態となっている。また、この解除状態のブレーキ装置10が制動状態へ切り換えられる場合について以下に説明する。
ドライバーがブレーキレバー150のグリップ部152を把持し、図1の二点鎖線で示す解除位置から実線で示す制動位置へグリップ部152を移動させると、ブレーキレバー150の巻取機構156が、伝達ケーブル180を巻き取る。巻取機構156によって巻き取られた伝達ケーブル180は、ブレーキレバー150からの操作力をイコライザ20へ伝達し、図10、図12に示されるように、イコライザ20を車両前方へ変位させる。
ブレーキ装置10が解除状態で、ドライバーがスイッチ56を操作すると、制御部54がスイッチ56から切換情報を取得し、図10、図11に示されるように、アクチュエータ40の可動部46を収納位置から突出位置へ移動させる。具体的には、アクチュエータ40に電力が供給され、本体部42のモータが正方向に回転する。そして、本体部42に備えられたギア群がこの回転力を可動部46へ伝達することで、可動部46は、収納位置から突出位置へ移動する。そして、可動部46が収納位置から突出位置へ移動すると、図示せぬリミッタによって、アクチュエータ40への電力の供給が停止される。なお、アクチュエータ40への電力の供給が停止しても、本体部42のギア群のギア比が高減速比であるため、可動部46が、突出位置で停止した状態が保たれる。
ドライバーが、シフトレバーをPレンジに入れ、イグニッションスイッチをOFFにし、シートベルトを外して車両を駐車させ、ブレーキレバー150のグリップ部152を制動位置(図1の実線参照)に配置した状態では、アクチュエータ40の可動部46が突出位置(図7(B)参照)に配置されている。
先ず、ドライバーが、ブレーキレバー150のグリップ部152を把持して解除ボタン154を押し、グリップ部152を、図1の実線で示す制動位置から二点鎖線で示す解除位置へ移動させる。そうすると、ブレーキレバー150の巻取機構156が、伝達ケーブル180を巻き出す。巻取機構156によって巻き出された伝達ケーブル180には、図11に示されるように、緩みが生じる。
次に、車両が販売された後、変位機構26を既存のブレーキ装置に取り付けてブレーキ装置10を組み立てる場合について説明する。具体的には、車両が販売されたときには、ブレーキレバー150のグリップ部152の操作だけでしかブレーキ装置を解除状態又は制動状態へ切り換えられることができない手動のブレーキ装置を、電力によっても解除状態又は制動状態へ切り換えられるブレーキ装置10とする場合について説明する。
次に、アクチュエータ40の可動部46が突出位置に配置された状態で、アクチュエータ40が故障した場合について説明する。
以上説明したように、ブレーキ装置10では、ドライバーが手動でブレーキレバー150のグリップ部152を操作することで、ブレーキ装置10が、制動状態から解除状態となる。このため、可動部46が収納位置に配置されたアクチュエータ40への電力の供給が停止した場合でも、手動で後輪(制動対象部材)に対して制動力を作用させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置210(以下「ブレーキ装置210」)の一例について図21を用いて説明する。第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置310(以下「ブレーキ装置310」)の一例について図22を用いて説明する。第3実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
12 フレーム
20 イコライザ
26 変位機構
30 移動部材
40 アクチュエータ
150 ブレーキレバー(操作部の一例)
180 伝達ケーブル(伝達部の一例)
186 制動ケーブル(制動部の一例)
210 電動パーキングブレーキ装置
210 ブレーキ装置
230 移動部材
310 ブレーキ装置
310 電動パーキングブレーキ装置
330 移動部材
Claims (4)
- イコライザと、
前記イコライザと連結され、操作部からの操作力を前記イコライザへ伝達して前記イコライザを車両前方向に変位させる伝達部と、
前記イコライザと連結され、前記イコライザが車両前方向に変位すると制動対象部材に対して制動力を伝達し、前記イコライザが車両後方向に変位すると制動対象部材に対して制動力を解除する解除力を伝達する制動部と、
電力によって前記イコライザを車両前方向へ変位させる変位機構と、を備え、
前記変位機構は、アクチュエータと、前記アクチュエータの稼働によって車両前方向へ移動して前記イコライザを車両前方向へ変位させる移動部材とを含んで構成され、
前記アクチュエータ、及び前記移動部材が取り付けられるフレームを備え、
前記イコライザ、前記伝達部、及び前記制動部が配置された状態で、前記アクチュエータ及び前記移動部材を前記フレームに取り付けることができる構成とされている電動パーキングブレーキ装置。 - 前記変位機構を用いて前記制動対象部材に対して制動力を伝達した状態で、前記イコライザと、前記移動部材とは、接触し、前記制動対象部材に対する制動力が解除された状態で、前記イコライザと、前記移動部材とは、車両前後方向で離間している請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。
- 前記制動部は、車両前後方向に対して直交する直交方向に並んで一対設けられ、一方の前記制動部は、前記直交方向において前記イコライザの一方側の部分に連結され、他方の前記制動部は、前記直交方向において前記イコライザの他方側の部分に連結されており、
前記移動部材は、前記直交方向で、前記イコライザにおいて一方の前記制動部が連結されている部分と、他方の前記制動部が連結されている部分との間に接触して前記イコライザを変位させる請求項1又は2に記載の電動パーキングブレーキ装置。 - 前記アクチュエータは、前記直交方向及び車両前後方向に対して直交する他の直交方向において、前記イコライザを間に置いて、一対設けられている請求項3に記載の電動パーキングブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019191427A JP7298439B2 (ja) | 2019-10-18 | 2019-10-18 | 電動パーキングブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019191427A JP7298439B2 (ja) | 2019-10-18 | 2019-10-18 | 電動パーキングブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021066272A JP2021066272A (ja) | 2021-04-30 |
JP7298439B2 true JP7298439B2 (ja) | 2023-06-27 |
Family
ID=75638145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019191427A Active JP7298439B2 (ja) | 2019-10-18 | 2019-10-18 | 電動パーキングブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7298439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117120763A (zh) | 2021-04-09 | 2023-11-24 | 本田技研工业株式会社 | 燃料电池电源管理装置以及燃料电池电源管理方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000309255A (ja) | 1999-04-23 | 2000-11-07 | Nippon Cable Syst Inc | 電動式のパーキングブレーキ操作装置 |
JP2003522316A (ja) | 2000-02-11 | 2003-07-22 | ピィ・ビィ・アール・オーストラリア・プロプライエタリー・リミテッド | 電気ブレーキアクチュエータ |
JP2009248942A (ja) | 2008-04-11 | 2009-10-29 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | 車輌停止機構 |
JP2017088055A (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動ブレーキ装置および車両用ブレーキ装置 |
-
2019
- 2019-10-18 JP JP2019191427A patent/JP7298439B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000309255A (ja) | 1999-04-23 | 2000-11-07 | Nippon Cable Syst Inc | 電動式のパーキングブレーキ操作装置 |
JP2003522316A (ja) | 2000-02-11 | 2003-07-22 | ピィ・ビィ・アール・オーストラリア・プロプライエタリー・リミテッド | 電気ブレーキアクチュエータ |
JP2009248942A (ja) | 2008-04-11 | 2009-10-29 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | 車輌停止機構 |
JP2017088055A (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動ブレーキ装置および車両用ブレーキ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021066272A (ja) | 2021-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7757823B2 (en) | Electric parking brake | |
US6997289B2 (en) | Electrically-operated parking brake device | |
US6662909B2 (en) | Electrically operated parking brake apparatus | |
WO2007017961A1 (ja) | 自動車の運転補助装置 | |
JP2004142729A (ja) | シフトレバーのシフトロック装置 | |
JP2005075320A (ja) | ペダル反力装置 | |
JPH04230467A (ja) | サーボ補助式パーキングブレーキ | |
JP2002205627A (ja) | 電気パーキングブレーキ | |
CN107054324B (zh) | 驻车制动辅助装置及车辆 | |
US4312246A (en) | Dual operating system for controlling a brake or the like, including a counter system to prevent or reverse operation | |
JP7298439B2 (ja) | 電動パーキングブレーキ装置 | |
US10308114B2 (en) | Hand control throttle system | |
WO2020139790A2 (en) | Adjustable brake lever sensor system | |
CN102427975A (zh) | 一种车辆控制装置,特别用于控制车辆的加速和刹车系统 | |
JP3942990B2 (ja) | 可動ペダル装置 | |
JP2004353569A (ja) | 運転補助装置 | |
JP2004230952A (ja) | シフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造 | |
KR100361815B1 (ko) | 파킹 케이블의 장력조정 너트 | |
JP7126715B2 (ja) | 連結機構 | |
DE10118436A1 (de) | Kombiniertes Gas-/Bremspedal in Kraftfahrzeugen und Verfahren zum Betreiben eines solchen kombiniertes Gas-/Bremspedals | |
KR101356154B1 (ko) | 차량용 페달의 답력 조절장치 | |
JPH10324285A (ja) | バーハンドル車両用ブレーキ装置 | |
JP2007131100A (ja) | ペダル両踏抑制装置 | |
JP4180330B2 (ja) | 車両における足踏みペダルの開放位置調整装置 | |
KR200150619Y1 (ko) | 주차브레이크케이블 조절장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230328 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230529 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7298439 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |