JP7296281B2 - 液体撮影装置 - Google Patents

液体撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7296281B2
JP7296281B2 JP2019160788A JP2019160788A JP7296281B2 JP 7296281 B2 JP7296281 B2 JP 7296281B2 JP 2019160788 A JP2019160788 A JP 2019160788A JP 2019160788 A JP2019160788 A JP 2019160788A JP 7296281 B2 JP7296281 B2 JP 7296281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
cylindrical member
photographing
imaging
turbidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019160788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021039012A (ja
Inventor
耕大 吉崎
麻未 冨田
俊一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2019160788A priority Critical patent/JP7296281B2/ja
Priority to CN202080048100.5A priority patent/CN114051721A/zh
Priority to PCT/JP2020/023500 priority patent/WO2021044697A1/ja
Publication of JP2021039012A publication Critical patent/JP2021039012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7296281B2 publication Critical patent/JP7296281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

本発明は、槽内に貯留される液体中に浮遊する凝集フロックと、凝集フロックが沈降した上澄み液とを同時に撮影するための液体撮影装置に関する。
従来、例えば浄水場等において、図14に示すような汚泥処理を行っている。すなわち、原水101(汚泥)を混和槽102に供給し、混和槽102内の原水101に凝集剤103を注入して攪拌し、その後、凝集槽104において、混和槽102から供給された微小フロック群を攪拌用パドル105によって順次攪拌し、粒径の大きな凝集フロック106を形成する。その後、沈殿池107において、凝集槽104から供給された凝集フロック106を沈殿させ、上澄み液120を処理した後に放流している。
凝集槽104には、凝集槽104内の原水101中の凝集フロック106を撮影する撮影装置110が設けられている。この撮影装置110は、図15に示すように、工業用のテレビカメラ111(ITV)を気密容器112内に収納し、凝集槽104内の原水101の水面109下に没したものである。気密容器112には透明な観察窓113が設けられ、観察窓113を通してテレビカメラ111で原水101中の凝集フロック106を撮影し、撮影した画像に基づいて凝集フロック106の大きさの分布や個数等を観測している。
気密容器112には、観察窓113の表面の汚れを取り除くためのワイパー114が設けられている。また、観察窓113の上方には、凝集フロック106を照射する照明装置115が配置されている。この照明装置115は凝集槽104内の原水101の水面109下に没している。
また、図14に示すように、沈殿池107の出口には、沈殿池107内の上澄み液120の濁度を測定する濁度測定装置121が設けられている。濁度測定装置121は、図16に示すように、工業用のテレビカメラ122(ITV)と照明装置123とを気密容器124内に収納し、沈殿池107内の水面117下に没したものである。
気密容器124には、ガラス窓125,126と、ガラス窓125,126の表面の汚れを取り除くためのワイパー127とが設けられている。照明装置123の照明光は、ガラス窓125,126と両ガラス窓125,126間の上澄み液120とを経て、テレビカメラ122に取り込まれる。
これによると、濁度測定装置121で沈殿池107内の上澄み液120の濁度を測定し、この測定値に基づいて混和槽102への凝集剤103の注入量等を調節している。例えば、測定した上澄み液120の濁度が基準値よりも高い場合、凝集剤103の注入量を増加させ、測定した上澄み液120の濁度が基準値よりも低い場合、凝集剤103の注入量を減少させている。
上記のような汚泥処理システムについては例えば下記特許文献1に記載されている。
特公平6-61410
しかしながら上記の従来形式では、図15に示すように、撮影装置110については、テレビカメラ111を内蔵した気密容器112が原水101の水面109下に没した状態で凝集フロック106を撮影するため、観察窓113の表面に汚れが付着し易く、正確な撮影データを得ることができなくなる虞がある。このため、ワイパー114を作動して、頻繁に観察窓113を清掃する必要があるが、このようなワイパー114等の清掃手段が必要になるため、撮影装置110の構造が複雑化し、ワイパー114と観察窓113との間に異物が挟まってワイパー114が破損したり、観察窓113に傷が付くといった不具合が発生し易い。
同様に、図16に示すように、濁度測定装置121については、テレビカメラ122と照明装置123とを内蔵した気密容器124が沈殿池107内の水面117下に没した状態で撮影するため、ガラス窓125,126の表面に汚れが付着し易く、正確な撮影データを得ることができなくなる虞がある。このため、ワイパー127を作動して、頻繁にガラス窓125,126を清掃する必要があるが、このようなワイパー127等の清掃手段が必要になるため、濁度測定装置121の構造が複雑化し、ワイパー127とガラス窓125,126との間に異物が挟まってワイパー127が破損したり、ガラス窓125,126に傷が付くといった不具合が発生し易い。
また、通常、凝集槽104における攪拌工程に数十分の時間を要し、沈殿池107における沈殿工程に数時間を要するため、上記のように沈殿池107の出口で測定した濁度に基づいて凝集剤103の注入量を調節する際、数時間のタイムラグが発生し、凝集剤103を最適な注入量に調節することが困難であった。
このようなタイムラグを低減させるための対策として、凝集槽104内に貯留される原水101(汚泥)の濁度を測定することが考えられる。しかしながら、凝集槽104内の液面上からカメラ撮影しようとすると、凝集槽104内の原水101が攪拌用パドル105等の攪拌装置で攪拌されているため、凝集槽104内の水面109が大きく波打ち、安定した画像を得ることができず、また、凝集槽104内の原水101中でカメラ撮影しようとすると、凝集槽104内の凝集フロック106が妨げとなって、本来測定したい凝集フロック106を除いた原水101の濁度が測定できないといった問題がある。
本発明は、簡素な構造で、安定した画像を得ることが可能な液体撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、槽内に貯留される液体中に浮遊する凝集フロックと、凝集フロックが沈降した上澄み液とを同時に撮影するための液体撮影装置であって、
筒部材と、筒部材に固定された撮影手段とを有し、
筒部材は、液面下に没する水没部と、液面上に突出する突出部とを有し、
筒部材内は、水没部において、凝集フロックを撮影する筒状の第1撮影室と、凝集フロックが沈降した上澄み液を撮影する筒状の第2撮影室とに分けられており、
第1撮影室の上方と第2撮影室の上方とが筒部材の突出部内において連通し、
筒部材内の液面下に没する濁度判定標識が第2撮影室内に設けられ、
撮影手段は筒部材内の液面の上方から第1および第2撮影室内を撮影可能であり、
第1および第2撮影室は共に下端が液体中に浸漬された状態で開口し、
第2撮影室は第1撮影室よりも下方に長く形成された下方延長部を有しており、
下方延長部内で且つ濁度判定標識の下方には、液体中の凝集フロックが沈降する凝集フロック沈降領域が形成されているものである。
これによると、撮影手段で筒部材内の第1および第2撮影室内を撮影することにより、撮影された第1撮影室内の液面から、液体中の凝集フロックの画像が得られるとともに、撮影された第2撮影室内の液面から、濁度判定標識の画像が得られる。
このようにして得られた凝集フロックの画像に基づいて、凝集フロックの個数、大きさ、形状等を観測することができる。また、得られた濁度判定標識の画像に基づいて、第2撮影室内の液体の濁度を求めることができる。
この際、筒部材の水没部が槽内の液面下に没しているため、筒部材の周囲の液面が波打っていても、この波は筒部材に当って遮断され、筒部材内の液面は波立ちの少ない平穏な状態に保たれる。これにより、安定した画像を得ることができる。
また、撮影手段は、液面下に没せず、筒部材内の液面よりも上方に位置するため、液体中の汚れが撮影手段に付着することはなく、ガラス窓を清掃する等の清掃手段が不要になる。これにより、液体撮影装置の構造が簡素化される。
また、一台の液体撮影装置によって、槽内の凝集フロックの観測と濁度の測定とが行えるため、凝集フロック観測専用の撮影装置と濁度測定専用の撮影装置とを個別に設ける場合と比べて、小型軽量化を図ることができる。
また、下方延長部内の凝集フロック沈降領域において液体中の凝集フロックが沈降するため、第2撮影室内の液面付近には、粗大化した凝集フロックが少ない上澄み液が出現し、濁度判定標識は筒部材内の液面下に没した状態で上澄み液中に存在する。撮影手段で第1および第2撮影室内を撮影することによって得られた濁度判定標識の画像に基づいて、第2撮影室内の上澄み液の濁度を求めることができる。
本第発明における液体撮影装置は、筒部材は上端が閉口し、
筒部材内の液面が筒部材外の液面よりも低いものである。
これによると、筒部材内は大気圧よりも高い正圧で水封された状態となり、筒部材内の液面の変動と波立ちが抑制される。
本第発明における液体撮影装置は、筒部材内の液面よりも上方から第1および第2撮影室内を照射可能な第1照明装置を有し、
筒部材は遮光性を備え、
撮影手段の撮影中心軸が、筒部材内の液面に対し、斜め下方に向けて傾いているものである。
これによると、撮影手段の撮影中心軸が筒部材内の液面に対して斜め下方に向けて傾いているため、第1照明装置の照射光が筒部材内の液面に反射して生じる反射光が撮影手段の視野に入り込む量を低減することができる。これにより、撮影した画像に反射光が映り込んでしまうのを低減することができるため、得られた画像に基づいて、第1撮影室内の液体中の凝集フロックの個数や大きさを正確に観測するとともに第2撮影室内の液体の濁度を正確に求めることができる。
また、外部から筒部材内に入射しようとする光が遮断されるため、外部からの光が筒部材内の液面で反射する等の悪影響を防止することができる。
本第発明における液体撮影装置は、筒部材内は、筒部材内の液面よりも上方位置から、第1撮影室と第2撮影室とに仕切られ又は分岐しているものである。
本第発明における液体撮影装置は、筒部材内に気体を供給する気体供給装置と、
筒部材内の液体を揚水して筒部材外へ排出する揚水管とを有し、
揚水管は、一端が筒部材内で開口するとともに、他端が筒部材外で開口し、
揚水管の一端開口部が筒部材外の液面よりも下位であり、
揚水管の他端開口部が筒部材外の液面よりも上位であるものである。
これによると、気体供給装置から筒部材内に気体を供給することにより、筒部材内の液体が、揚水管の一端開口部から流入する気体に同伴して押し上げられて揚水管内を上昇し、揚水管の他端開口部から筒部材外に排出される。
このように筒部材内の液体が揚水管を通って筒部材外に排出されると、これに伴って、槽内の液体が筒部材の下端開口から筒部材内に流入するため、筒部材内の液体が筒部材の外部との間でゆっくりと循環して入れ替えられる。これにより、常に最新の性状の液体を筒部材内に導入することができる。
本第発明における液体撮影装置は、濁度判定標識の上面に、明度および大きさの少なくともいずれかが異なる標識が表示されているものである。
これによると、撮影手段で筒部材内の第1および第2撮影室内を撮影することにより、撮影された第2撮影室内の液面から標識の画像が得られ、この画像に基づいて、第2撮影室内の液体の濁度を求めることができる。
本第発明における液体撮影装置は、濁度判定標識は上面が上下方向に傾斜しているものである。
これによると、上面が傾斜せずに水平になった濁度判定標識を用いた場合に比べて、濁度の測定精度を向上させることができる。
本第発明における液体撮影装置は、撮影深さを制限するための背景板が第1撮影室内に設けられ、
背景板は筒部材内の液面よりも下方の所定深さ位置に備えられているものである。
これによると、背景板によって撮影深さが制限されるため、液体中の複数個の凝集フロックが上下方向において重なった場合に1個の大きな凝集フロックとして撮影されてしまう頻度を大幅に低減することができる。これにより、得られた画像から凝集フロックの個数や大きさを正確に観測することができる。
本第発明における液体撮影装置は、背景板に映る凝集フロックの影を消すための第2照明装置が備えられているものである。
これによると、背景板に映る凝集フロックの影を実在する凝集フロックと誤認してしまうのを防止することができる。これにより、得られた画像から凝集フロックの個数や大きさを正確に観測することができる。
以上のように本発明によると、簡素な構造で、安定した画像を得ることが可能な液体撮影装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における液体撮影装置を備えた凝集槽を有する汚泥処理システムの一部を示す図である。 同、凝集槽に備えられた液体撮影装置の縦断面図である。 図2におけるX-X矢視図である。 同、液体撮影装置の筒部材の斜視図である。 同、液体撮影装置によって撮影された標識の二値化後の画像の面積値と濁度との関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態における液体撮影装置の濁度判定標識を傾斜させた図である。 本発明の第3の実施の形態における凝集槽に備えられた液体撮影装置の縦断面図である。 本発明の第4の実施の形態における凝集槽に備えられた液体撮影装置の縦断面図である。 図8におけるX-X矢視図である。 同、液体撮影装置の底面図である。 本発明の第5の実施の形態における液体撮影装置の横断面図である。 本発明の第6の実施の形態における液体撮影装置の横断面図である。 本発明の第7の実施の形態における液体撮影装置の横断面図である。 従来の撮影装置と濁度測定装置を備えた汚泥処理システムを示す図である。 同、撮影装置の断面図である。 同、濁度測定装置の断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は産業廃水処理システムの一部であり、凝集槽2と、その下流側に設置された沈殿池3とを有している。凝集槽2には、凝集槽2内に貯留される汚泥5(液体の一例)に高分子凝集剤6を注入する注入装置7と、凝集槽2内の汚泥5を攪拌する攪拌装置8と、液体撮影装置10とが備えられている。
尚、図1および図2では、液体撮影装置10の構造を理解し易くするために、凝集槽2のサイズに対して液体撮影装置10のサイズを実際のサイズ以上に大きく表現しており、実機においては、凝集槽2のサイズに対する液体撮影装置10のサイズは図1および図2に示す割合よりも小さいものである。また、後述する他の実施の形態(図7および図8)についても同様である。
高分子凝集剤6を注入装置7から凝集槽2内の汚泥5に注入し、攪拌装置8で攪拌することにより、径の大きな凝集フロック12(粗大フロック)が汚泥5中に形成される。
また、沈殿池3では汚泥5中の凝集フロック12を沈殿させ、上澄み液13を沈殿池3の出口から取り出して中和処理等を行った後に放流する。
液体撮影装置10は、汚泥5中に浮遊する凝集フロック12と、凝集フロック12が沈降した上澄み液14とを同時に撮影するための装置であり、図2~図4に示すように、筒部材20と、筒部材20に固定されたカメラ21(撮影手段の一例)と、背景板22と、濁度判定標識23と、第1照明装置24と、第2照明装置25と、筒部材20内に圧縮空気26(気体の一例)を供給する空気供給装置27(気体供給装置の一例)と、筒部材20内の汚泥5を揚水して筒部材20外へ排出する揚水管28と、筒部材20を凝集槽2に取り付ける取付部材29とを有している。
筒部材20は、金属製又は樹脂製の遮光体からなり、円筒状の周壁部30と、周壁部30の上端に設けられた天井部31と、液面35下に没する水没部32と、液面35上に突出する突出部33とを有している。尚、筒部材20の上部が突出部33として構成され、突出部33の下方が水没部32として構成されている。
筒部材20内は、水没部32において、凝集フロック12を撮影する半円筒状の第1撮影室38と、上澄み液14を撮影する半円筒状の第2撮影室39とに分けられている。すなわち、第1撮影室38と第2撮影室39とは、筒部材20内に設けられた仕切壁40によって仕切られている。
第1撮影室38は、半円周分の周壁部30aと仕切壁40とで囲まれており、下端が汚泥5中に浸漬された状態で開口する第1下端開口部41を有している。また、第2撮影室39は、残り半円周分の周壁部30bと仕切壁40とで囲まれており、第1撮影室38よりも下方に長く形成された下方延長部43と、下方延長部43の下端が汚泥5中に浸漬された状態で開口する第2下端開口部44を有している。
尚、第2撮影室39の下方延長部43の周壁部30bは、第1撮影室38の周壁部30aよりも下方に長く形成されている。また、仕切壁40は、その下端が下方延長部43の周壁部30bの下端と同じ高さになるように、下方に長く形成されている。筒部材20内の液面37から下方延長部43の下端までの長さAは筒部材20の内径Dの1~10倍(より好ましくは4~6倍)に設定されている。
仕切壁40の上端部は筒部材20内の液面37よりも上方に突出しており、これにより、筒部材20内は、筒部材20内の液面37よりも上方位置から、第1撮影室38と第2撮影室39とに仕切られている。
第1撮影室38の上方と第2撮影室39の上方とは筒部材20の突出部33内において連通している。また、筒部材20内の液面37は筒部材20外の液面35よりも低く保たれている。
カメラ21は、筒部材20の天井部31に取り付けられて、筒部材20内の液面37よりも上方に位置しており、第1および第2撮影室38,39内を撮影可能である。尚、カメラ21の撮影中心軸46は筒部材20内の液面37に対して直交している。また、カメラ21にはケーブル47を介して画像処理装置(図示省略)が接続されている。
第1照明装置24は、円環状の照明であり、カメラ21のレンズ部分の周囲を取り囲むようにして筒部材20の天井部31に取り付けられており、筒部材20内の液面37よりも上方から第1および第2撮影室38,39内を照射可能である。尚、第1照明装置24の光源には例えばLED等が使用されている。
空気供給装置27は、エアポンプ等からなり、給気管49を介して筒部材20の天井部31に接続されている。
揚水管28は、一端が筒部材20内で開口するとともに、他端が筒部材20外で開口し、上下方向の直管部28aが筒部材20内に設けられている逆L形の管である。揚水管28の一端開口部50は、筒部材20外の液面35よりも下位にあり、第2撮影室39内において下向きに開口している。また、揚水管28の他端開口部51は、筒部材20外の液面35よりも上位にあり、横向きに開口している。
背景板22は、撮影深さを制限するための板であり、第1撮影室38内に設けられて、筒部材20内の液面37よりも下方の所定深さ位置に備えられている。背景板22には、光が透過し易い(透光性を有する)半透明の樹脂製或いはガラス製の板が用いられる。尚、背景板22は、筒部材20内の液面37に対して平行になるように、取付軸53を介して第1撮影室38の周壁部30aと仕切壁40との間に取り付けられている。
第2照明装置25は、背景板22上面に映る凝集フロック12の影を消すための照明装置であり、仕切壁40に取り付けられて、背景板22の下方に位置している。尚、第2照明装置25には、例えば防水機能を有するLED等が使用されている。
濁度判定標識23は、平板状の部材であり、第2撮影室39内に設けられて、筒部材20内の液面37下に没している。尚、濁度判定標識23は、その上面を筒部材20内の液面37に対して平行にし、取付軸54を介して第2撮影室39の周壁部30bと仕切壁40との間に取り付けられている。
濁度判定標識23の上面には、大きさが同じで且つ明度(濃淡)が異なる複数の円形の標識56a~56eが表示されている。このうち、一端部に配置された標識56aは最も黒色に近い濃い灰色であり、他端部に配置された標識56eは最も白色に近い濃い灰色であり、中間部に配置された標識56b~56dは白黒の濃淡の度合いが段階的に異なった灰色である。
第2撮影室39の下方延長部43内で且つ濁度判定標識23の下方には、汚泥5中の凝集フロック12が沈降する凝集フロック沈降領域57が形成されている。
尚、図3に示すように、第1撮影室38と第2撮影室39とは仕切壁40を介して隣接しているため、カメラ21の撮影視野59(撮影可能範囲)内に第1撮影室38の背景板22と第2撮影室39の濁度判定標識23とを収めることができる。
以下、上記構成におる作用を説明する。
高分子凝集剤6を注入装置7から凝集槽2内の汚泥5に注入し、凝集槽2内の汚泥5を攪拌装置8で攪拌することにより、径の大きな凝集フロック12を凝集槽2内の汚泥5中に形成する。
この際、後述するように、筒部材20内の第2撮影室39の汚泥5が揚水管28を通じて筒部材20外へ排出されるため、筒部材20外の汚泥5が第2下端開口部44から第2撮影室39に流入するが、第2撮影室39の凝集フロック沈降領域57において汚泥5中の凝集フロック12が沈降するため、筒部材20内の第2撮影室39の液面37付近には、粗大化した凝集フロック12が少ない上澄み液14が出現し、濁度判定標識23は筒部材20内の液面37下に没した状態で上澄み液14中に存在する。
そして、第1照明装置24で第1および第2撮影室38,39内を照射し、カメラ21で第1および第2撮影室38,39内を撮影することにより、撮影された第1撮影室38内の液面37から、汚泥5中の凝集フロック12の画像が得られるとともに、撮影された第2撮影室39内の液面37から、濁度判定標識23の画像が得られる。
このようにして得られた凝集フロック12の画像に基づいて、凝集フロック12の個数、大きさ、形状等を観測することができる。また、得られた濁度判定標識23の画像に基づいて、汚泥5中の凝集フロック12に妨げられることなく、第2撮影室39内の上澄み液14の濁度を求めることができる。
この際、筒部材20の水没部32が凝集槽2内の液面35下に没しているため、筒部材20の周囲の液面35が波打っていても、この波は筒部材35に当って遮断され、筒部材20内の液面37は波立ちの少ない平穏な状態に保たれる。これにより、安定した画像を得ることができる。
また、カメラ21は、液面37下に没せず、筒部材20内の液面37よりも上方に位置するため、汚泥5中の汚れがカメラ21に付着することはなく、ガラス窓を清掃する等の清掃手段が不要になる。これにより、液体撮影装置10の構造が簡素化される。
また、一台の液体撮影装置10によって、凝集槽2内の凝集フロック12の観測と濁度の測定とが行えるため、凝集フロック観測専用の撮影装置と濁度測定専用の撮影装置とを個別に設ける場合と比べて、小型軽量化を図ることができる。
また、空気供給装置27から筒部材20内に圧縮空気26を供給することにより、筒部材20の第2撮影室39内の上澄み液14が、揚水管28の一端開口部50から流入する圧縮空気26の気泡に同伴して押し上げられて揚水管28内を上昇し、他端開口部51から筒部材20外に排出される。
このようなエアリフト作用によって第2撮影室39内の上澄み液14が揚水管28を通って筒部材20外に排出されると、これに伴って、凝集槽2内の汚泥5が第2撮影室39の第2下端開口部44から下方延長部43内に流入するため、下方延長部43内の汚泥5が筒部材20の外部との間でゆっくりと循環して入れ替えられる。これにより、常に最新の性状の汚泥5を下方延長部43内に導入して、その濁度を測定することができる。
この際、筒部材20内は大気圧よりも高い正圧で水封された状態となり、筒部材20内の液面37の変動と波立ちが抑制される。
また、凝集フロック12の沈降速度をV1(通常は数cm/分)とし、上澄み液14と気泡との混合流体が揚水管28内を下から上へ流れる時の管内流速をV2とすると、管内流速V2が沈降速度V1よりも低速(すなわちV1>V2)になるように設計されている。
これにより、筒部材20の下方延長部43内の凝集フロック沈降領域57において凝集フロック12が確実に沈降し、凝集フロック沈降領域57の凝集フロック12が上昇して揚水管28内に流入するのを防止することができる。
尚、図2に示すように、筒部材20内の液面37から下方延長部43の下端までの長さAを筒部材20の内径Dの1~10倍に設定しているため、攪拌装置8による攪拌の影響を受け難くなり、濁度測定までのタイムラグを短くすることができる。例えば、仮に上記長さAを上記内径Dの1倍未満に設定すると、第2下端開口部44が濁度判定標識23の下方近傍に位置することになるため、攪拌装置8による攪拌の影響を受け易くなってしまう。また、仮に上記長さAが上記内径Dの10倍を超えると、第2下端開口部44から筒部材20内に流入した汚泥5が上昇して濁度判定標識23に達するまでに時間を要し、濁度測定までのタイムラグが長くなってしまう。
また、筒部材20は遮光体からなるため、外部から筒部材20内に入射しようとする光が遮断され、これにより、外部からの光が筒部材20内の液面37で反射する等の悪影響を防止することができる。
また、上記のようにカメラ21で第1および第2撮影室38,39内を撮影する際、第1撮影室38内において、背景板22によって撮影深さが制限されるため、背景板22よりも深い箇所の凝集フロック12は撮影されることはなく、背景板22よりも浅い箇所の凝集フロック12が撮影される。このように、背景板22よりも深い箇所の凝集フロック12を間引いて撮影することができるため、汚泥5中の複数個の凝集フロック12が上下方向において重なった場合に1個の大きな凝集フロック12として撮影されてしまう頻度を大幅に低減することができる。これにより、得られた画像から凝集フロック12の個数や大きさを正確に観測することができる。
また、第2照明装置25を点灯することにより、第2照明装置25の照射光の一部が下方から上方へ背景板22を透過するため、背景板22の上面に映る凝集フロック12の影が消去される。これにより、背景板22の上面に映る凝集フロック12の影を実在する凝集フロック12と誤認してしまうのを防止することができ、得られた画像から凝集フロック12の個数や大きさを正確に観測することができる。
また、上記のようにして撮影された濁度判定標識23の標識56a~56eは以下のような画像処理を施される。すなわち、カメラ21で撮影された標識56a~56eの画像を所定の明度閾値で二値化し、二値化後の標識56a~56eの画像の面積値と濁度との相関関係に基づいて、濁度を求める。
例えば、筒部材20内の第2撮影室39の上澄み液14中の濁質が黒色や赤色等の有色成分を含んでいる場合、上澄み液14の濁り具合が上昇すると、撮影された標識56a~56eの画像を所定の明度閾値で二値化した場合、各標識56a~56eの画像のうちの黒と認識される部分の面積(又は標識の数)が増えるとともに、白と認識される部分の面積(又は標識の数)が減る関係がある。また、上澄み液14の濁り具合が低下すると、撮影された標識56a~56eの画像を所定の明度閾値で二値化した場合、各標識56a~56eの画像のうちの黒と認識される部分の面積(又は標識の数)が減るとともに、白と認識される部分の面積(又は標識の数)が増える関係がある。
図5は、二値化後の標識56a~56eの画像の黒と認識される部分の面積値と濁度との相関関係を示すグラフである。これによると、濁度が上昇した場合、二値化後の標識56a~56eの画像の黒と認識される部分の面積値が一定の割合で上昇する。このうち、第1のグラフG1は、上記第1の実施の形態において、図2に示すように上面を水平方向にした濁度判定標識23を使用した場合に該当する。また、第2のグラフG2は、後述する第2の実施の形態において、上面が上下方向に傾斜している濁度判定標識23を使用した場合に該当する。
尚、上記第1の実施の形態では、上澄み液14中の濁質が有色成分を含んでいる場合について説明したが、上澄み液14中の濁質が白色成分のみを含んでいる場合は、濁度が大きくなるほど、白と認識される部分の面積値が増加するため、図5のグラフとは逆の関係になり、黒と認識される部分の面積値が小さくなるので、この点について注意が必要である。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図6に示すように、濁度判定標識23は、その上面が上下方向に傾斜した状態で、第2撮影室39内に設けられている。ここでは、一端部に配置された最も黒色に近い濃い灰色の標識56aを上位にし、他端部に配置された最も白色に近い淡い灰色の標識56eを下位にして、上位ほど明度が小さくなるように濁度判定標識23を傾斜させている。濁度判定標識23の傾斜角度Bは例えば45°に設定されている。
これによると、二値化後の標識56a~56eの画像の黒と認識される部分の面積値と濁度とは図5の第2のグラフG2のような関係になる。図5の第2のグラフG2の傾きC2は第1のグラフG1の傾きC1よりも大きいため、第1のグラフG1と比べて第2のグラフG2の方が、面積値の変化量に対する濁度の変化量が小さくなる。これにより、第1のグラフG1よりも第2のグラフG2の方が、面積値の誤差に対する濁度の誤差が小さくなるので、濁度判定標識23を傾斜させた方が、濁度判定標識23を水平方向にした第1の実施の形態と比べて、濁度の測定精度を向上させることができる。
また、第2撮影室39内の上澄み液14中に、凝集フロック12より微細な固形粒子が存在しても、このような微細固形粒子は傾斜した濁度判定標識23の上面に堆積し難いため、安定した測定が可能である。
尚、上記第2の実施の形態では、濁度判定標識23の傾斜角度Bを45°に設定しているが、濁度判定標識23を45°以外の傾斜角度Bで傾斜させてもよい。また、濁度判定標識23の傾斜角度Bを変更可能にし、汚泥5の性状等に応じて最適な傾斜角度Bに調節してもよい。
上記第2の実施の形態では、一端部に配置された最も黒色に近い濃い灰色の標識56aが上位で且つ他端部に配置された最も白色に近い淡い灰色の標識56eが下位になるように濁度判定標識23を傾斜しているが、逆に、一端部に配置された標識56aが下位で且つ他端部に配置された標識56eが上位になるように濁度判定標識23を傾斜してもよい。或いは、最も黒色に近い濃い灰色の標識56aのみを複数個配列した濁度判定標識を傾斜させてもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図7に示すように、筒部材20は汚泥5の液面35,37に対して所定角度で傾斜しており、これにより、カメラ21の撮影中心軸46が、筒部材20内の液面37に対し、斜め下方に向けて所定角度Eで傾いている。
これによると、第1照明装置24の照射光62が筒部材20内の液面37に反射して生じる反射光63がカメラ21の撮影視野59に入り込む量を低減することができる。これにより、撮影した画像に反射光63が映り込んでしまうのを低減することができるため、得られた画像に基づいて、第1撮影室38内の汚泥5中の凝集フロック12の個数や大きさを正確に観測するとともに第2撮影室39内の上澄み液14の濁度を正確に求めることができる。
上記第3の実施の形態では、筒部材20を液面35,37に対して所定角度で傾斜させることにより、カメラ21の撮影中心軸46を筒部材20内の液面37に対して斜め下方に向けて所定角度Eで傾斜させているが、筒部材20を液面35,37に対して傾斜させずに垂直に立てたままで(図2参照)、カメラ21を筒部材20の天井部31に傾斜して取り付けることにより、撮影中心軸46を、筒部材20内の液面37に対し、斜め下方に向けて所定角度Eで傾斜させてもよい。また、第1照明装置24を筒部材20の周壁部30に傾斜して取り付け、第1照明装置24の光軸を、筒部材20内の液面37に対し、斜め下方に向けて傾斜させてもよい。
(第4の実施の形態)
先述した第1の実施の形態では、図2に示すように、仕切壁40を介して筒部材20内を第1撮影室38と第2撮影室39とに仕切っているが、以下に説明する第4の実施の形態では、図8~図10に示すように、筒部材20内を第1撮影室38と第2撮影室39とに分岐している。
すなわち、筒部材20は、長円形の筒状に形成された周壁部70と、周壁部70の下端部から分岐した円筒状の第1および第2分岐筒71,72と、これら両分岐筒71,72の上端部外周間に設けられた閉止板73とを有している。第1分岐筒71の上端部外周と第2分岐筒72の上端部外周との間は閉止板73によって閉止されている。
第1および第2分岐筒71,72はそれぞれ上下両端が開口しており、第1分岐筒71内に第1撮影室38が形成され、第2分岐筒72内に第2撮影室39が形成されている。
第1下端開口部41は第1分岐筒71の下端に形成されている。また、第2分岐筒72は第1分岐筒71よりも下方に長く形成された下方延長部43を有しており、第2下端開口部44は下方延長部43の下端に形成されている。
第1および第2分岐筒71,72の上端部はそれぞれ筒部材20内の液面37よりも上方に突出しており、これにより、筒部材20内は、筒部材20内の液面37よりも上方位置から、第1撮影室38と第2撮影室39とに仕切られている。
これによると、先述した第1の実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
第5の実施の形態として、図11に示すように、濁度判定標識23の標識56a~56eは、明度が同じ(全て黒色)で大きさが異なっているものでもよい。また、第6の実施の形態として、図12に示すように、濁度判定標識23の標識56a~56eは、明度と大きさの両者が異なっているものでもよい。さらに、第7の実施の形態として、図13に示すように、濁度判定標識23の標識56a~56eは、1つの円の中心ほど濃く、円の外周ほど薄くなるものであってもよい。
また、標識56a~56eは、円形に限定されるものではなく、円形以外の形状例えば四角形等であってもよい。また、標識56a~56eは白色と黒色の濃淡を段階的に変化させているが、白黒に限定されるものではなく、汚泥5等の液体の性状に応じて例えば青色や赤色の濃淡を段階的に変化させてもよい。
上記各実施の形態では、濁度判定標識23は筒部材20内の液面37下に完全に没しているが、全ての標識56a~56eが筒部材20内の液面37下に没していれば、濁度判定標識23の一部が筒部材20内の液面37上に突出していてもよい。
上記各実施の形態では、第1照明装置24で第1撮影室38と第2撮影室39とを広範囲にわたり全体的に照射しているが、第1照明装置24を用いて、カメラ21の撮影視野59のみをピンポイントで照射してもよい。
上記各実施の形態では、液体撮影装置10に第2照明装置25を備えているが、凝集フロック12の影が背景板22に映るといった不具合の影響が問題にならないほど少ない場合は、第2照明装置25を備えていない液体撮影装置10であってもよい。
また、液体撮影装置10に背景板22を備えているが、複数個の凝集フロック12が上下方向において重なって1個の大きな凝集フロック12として撮影されてしまうといった不具合の影響が問題にならないほど少ない場合は、背景板22を備えていない液体撮影装置10であってもよい。
2 凝集槽
5 汚泥(液体)
10 液体撮影装置
12 凝集フロック
14 上澄み液
20 筒部材
21 カメラ(撮影手段)
22 背景板
23 濁度判定標識
24 第1照明装置
25 第2照明装置
26 圧縮空気(気体)
27 空気供給装置(気体供給装置)
28 揚水管
32 水没部
33 突出部
35 筒部材外の液面
37 筒部材内の液面
38 第1撮影室
39 第2撮影室
43 下方延長部
46 撮影中心軸
50 一端開口部
51 他端開口部
56a~56e 標識
57 凝集フロック沈降領域

Claims (9)

  1. 槽内に貯留される液体中に浮遊する凝集フロックと、凝集フロックが沈降した上澄み液とを同時に撮影するための液体撮影装置であって、
    筒部材と、筒部材に固定された撮影手段とを有し、
    筒部材は、液面下に没する水没部と、液面上に突出する突出部とを有し、
    筒部材内は、水没部において、凝集フロックを撮影する筒状の第1撮影室と、凝集フロックが沈降した上澄み液を撮影する筒状の第2撮影室とに分けられており、
    第1撮影室の上方と第2撮影室の上方とが筒部材の突出部内において連通し、
    筒部材内の液面下に没する濁度判定標識が第2撮影室内に設けられ、
    撮影手段は筒部材内の液面の上方から第1および第2撮影室内を撮影可能であり、
    第1および第2撮影室は共に下端が液体中に浸漬された状態で開口し、
    第2撮影室は第1撮影室よりも下方に長く形成された下方延長部を有しており、
    下方延長部内で且つ濁度判定標識の下方には、液体中の凝集フロックが沈降する凝集フロック沈降領域が形成されていることを特徴とする液体撮影装置。
  2. 筒部材は上端が閉口し、
    筒部材内の液面が筒部材外の液面よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の液体撮影装置。
  3. 筒部材内の液面よりも上方から第1および第2撮影室内を照射可能な第1照明装置を有し、
    筒部材は遮光性を備え、
    撮影手段の撮影中心軸が、筒部材内の液面に対し、斜め下方に向けて傾いていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体撮影装置。
  4. 筒部材内は、筒部材内の液面よりも上方位置から、第1撮影室と第2撮影室とに仕切られ又は分岐していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液体撮影装置。
  5. 筒部材内に気体を供給する気体供給装置と、
    筒部材内の液体を揚水して筒部材外へ排出する揚水管とを有し、
    揚水管は、一端が筒部材内で開口するとともに、他端が筒部材外で開口し、
    揚水管の一端開口部が筒部材外の液面よりも下位であり、
    揚水管の他端開口部が筒部材外の液面よりも上位であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液体撮影装置。
  6. 濁度判定標識の上面に、明度および大きさの少なくともいずれかが異なる標識が表示されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の液体撮影装置。
  7. 濁度判定標識は上面が上下方向に傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液体撮影装置。
  8. 撮影深さを制限するための背景板が第1撮影室内に設けられ、
    背景板は筒部材内の液面よりも下方の所定深さ位置に備えられていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の液体撮影装置。
  9. 背景板に映る凝集フロックの影を消すための第2照明装置が備えられていることを特徴とする請求項8に記載の液体撮影装置。
JP2019160788A 2019-09-04 2019-09-04 液体撮影装置 Active JP7296281B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160788A JP7296281B2 (ja) 2019-09-04 2019-09-04 液体撮影装置
CN202080048100.5A CN114051721A (zh) 2019-09-04 2020-06-16 液体拍摄装置以及具备液体拍摄装置的凝聚槽
PCT/JP2020/023500 WO2021044697A1 (ja) 2019-09-04 2020-06-16 液体撮影装置および液体撮影装置を備えた凝集槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160788A JP7296281B2 (ja) 2019-09-04 2019-09-04 液体撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021039012A JP2021039012A (ja) 2021-03-11
JP7296281B2 true JP7296281B2 (ja) 2023-06-22

Family

ID=74848523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019160788A Active JP7296281B2 (ja) 2019-09-04 2019-09-04 液体撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7296281B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030054384A (ko) 2001-12-24 2003-07-02 주식회사 포스코 폐산 재생장치 및 이로부터 재생된 산을 이용한 알칼리폐수 처리방법
JP2010167363A (ja) 2009-01-22 2010-08-05 Ishigaki Co Ltd 検視装置、汚濁凝集処理装置及び汚濁凝集処理システム
JP2019162602A (ja) 2018-03-20 2019-09-26 月島機械株式会社 希釈汚泥撮像システム、凝集剤添加量制御システム、汚泥濃縮システム、希釈汚泥撮像方法
JP2019209271A (ja) 2018-06-06 2019-12-12 株式会社明電舎 汚水処理施設の水質判定装置及び水質判定方法
JP2019215743A (ja) 2018-06-13 2019-12-19 水ing株式会社 データベースの製造方法、及び水処理または汚泥処理システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0865554A (ja) * 1994-08-23 1996-03-08 Hitachi Denshi Ltd 水中監視tvカメラ用カメラハウジング
JP2001094851A (ja) * 1998-10-09 2001-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水中撮影装置
JP4746385B2 (ja) * 2005-09-02 2011-08-10 株式会社東芝 水処理プラントに適用する凝集剤注入制御装置
JP6746073B2 (ja) * 2016-10-14 2020-08-26 株式会社Jmuアムテック 水中調査装置および方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030054384A (ko) 2001-12-24 2003-07-02 주식회사 포스코 폐산 재생장치 및 이로부터 재생된 산을 이용한 알칼리폐수 처리방법
JP2010167363A (ja) 2009-01-22 2010-08-05 Ishigaki Co Ltd 検視装置、汚濁凝集処理装置及び汚濁凝集処理システム
JP2019162602A (ja) 2018-03-20 2019-09-26 月島機械株式会社 希釈汚泥撮像システム、凝集剤添加量制御システム、汚泥濃縮システム、希釈汚泥撮像方法
JP2019209271A (ja) 2018-06-06 2019-12-12 株式会社明電舎 汚水処理施設の水質判定装置及び水質判定方法
JP2019215743A (ja) 2018-06-13 2019-12-19 水ing株式会社 データベースの製造方法、及び水処理または汚泥処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021039012A (ja) 2021-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8379211B2 (en) Apparatus for sensing precipitation density of sludge in waste water treatment tank and method therefor
JP6774977B2 (ja) 凝集剤添加量制御装置、汚泥濃縮システム、凝集剤添加量制御方法
KR100714402B1 (ko) 오폐수 처리조의 침전 슬러지 농도 측정장치
JP6730467B2 (ja) 凝集沈殿制御装置、凝集沈殿装置、凝集沈殿制御方法及びコンピュータプログラム
JP7296281B2 (ja) 液体撮影装置
JP7360852B2 (ja) 浮遊物撮影装置
JP7353105B2 (ja) 濁度測定装置および凝集槽
JP2021099222A (ja) 浮遊物検出方法および液体撮像装置
WO2021044697A1 (ja) 液体撮影装置および液体撮影装置を備えた凝集槽
JP7461778B2 (ja) 判定標識および液体測定装置
JP2017051906A (ja) 凝集沈殿制御装置、凝集沈殿制御方法及びコンピュータプログラム
JP7360853B2 (ja) 浮遊物撮影装置
KR101715613B1 (ko) 수처리시설의 플록 모니터링 장치
JP2023129764A (ja) 液体撮影装置の浮遊物除去方法
JP7003165B2 (ja) 凝集処理システム、凝集処理方法、コンピュータプログラム及び凝集処理制御装置
JP7153550B2 (ja) 浮遊物撮影装置
JPS6250607A (ja) 画像計測装置
JP2023172652A (ja) 監視システムおよび水槽
JP2022141986A (ja) 濁度評価方法および凝集剤注入量調整方法
JP2019162601A (ja) 凝集剤添加量制御装置、汚泥濃縮システム、凝集剤添加量制御方法
JPH02184304A (ja) 凝集剤注入制御方法
JP2003029322A (ja) 水中粒子の撮影システム
NL2030407B1 (en) Remote on-line monitoring device of sv30 and svi of sludge
JP7361521B2 (ja) 凝集体の撮影装置
CN216537029U (zh) 一种具有控制装置的沉淀池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7296281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150