JP7360853B2 - 浮遊物撮影装置 - Google Patents
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Description
上端が閉口し、下端が開口する筒部材と、
筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段とを有し、
筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬されることで、筒部材内の液面が筒部材外の液面よりも下方に位置し、
撮影手段は、筒部材の上部に設けられて、筒部材内の液面よりも上方に位置するものである。
本第2発明における浮遊物撮影装置は、筒部材に、内外に貫通する通気孔が形成され、筒部材内の液面が通気孔と同じ高さに保たれるものである。
本第8発明は、液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置であって、
下端が開口する筒部材と、
筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段とを有し、
筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬され、
撮影手段は筒部材内の液面よりも上方に位置し、
筒部材内の液面よりも下方の所定深さ位置に、撮影深さを制限するための背景板が備えられるものである。
本第9発明における浮遊物撮影装置は、背景板に映る浮遊物の影を消すための第2照明装置が備えられているものである。
第1の実施の形態では、図1~図3に示すように、1は、汚泥凝集処理システムにおいて、凝集剤が混合され攪拌された汚泥2(液体の一例)を貯留する処理槽である。汚泥2中には多数の凝集フロック3(浮遊物の一例)が存在している。
この際、筒部材11の下端部が汚泥2中に浸漬されているため、筒部材11の周囲の液面35が波打っていても、この波は筒部材11に当って遮断される。また、筒部材11内の液面12は、通気孔22と同じ高さに保たれるため、筒部材11の周囲(外部)の液面35よりも下方に位置する。このように筒部材11内の液面12と筒部材11の周囲の液面35との間に上下方向の段差が発生するため、筒部材11内は大気圧よりも高い正圧に保たれ、筒部材11の周囲の液面35が波打っていても、この波のエネルギーは上記段差の存在によって筒部材11内の液面12に伝播し難くなる。このようなことから、筒部材11内の液面12は波立ちの少ない平穏な状態に保たれ、これにより、安定した画像を得ることができ、画像処理装置23で処理された画像に基づいて凝集フロック3の大きさの分布や個数等を正確に観測することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図4,図5に示すように、筒部材11内の液面12よりも下方の所定深さ位置に、撮影深さを制限するための背景板41が備えられている。背景板41は、光が透過し易い(透光性を有する)半透明の樹脂製或いはガラス製の円板であり、周方向の複数箇所に設けられたサポート部材42を介して、筒部材11内の下部に水平に取り付けられている。尚、背景板41は通気孔22よりも所定距離だけ下方に位置している。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態として、カメラ13に偏光フィルターを取り付けてもよい。尚、偏光フィルターは複数の狭いスリットを有するものである。これによると、カメラ13で筒部材11内の液面12を撮影する際、第1照明装置14の照射光が上方から筒部材11内の液面12に反射し偏光フィルターを通過してカメラ13に入射するため、液面12がキラキラと輝いてしまうのを防止することができる。これにより、鮮明な画像を得ることができる。
3 凝集フロック(浮遊物)
10 撮影装置
11 筒部材
12 筒部材内の液面
13 カメラ(撮影手段)
14 第1照明装置
15 空気(気体)
16 給気装置
17 昇降装置
35 液面(筒部材外の液面)
41 背景板
45 第2照明装置
46 凝集フロックの影
P1 下降位置
P2 上昇位置
Claims (9)
- 液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置であって、
上端が閉口し、下端が開口する筒部材と、
筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段とを有し、
筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬されることで、筒部材内の液面が筒部材外の液面よりも下方に位置し、
撮影手段は、筒部材の上部に設けられて、筒部材内の液面よりも上方に位置することを特徴とする浮遊物撮影装置。 - 筒部材に、内外に貫通する通気孔が形成され、
筒部材内の液面が通気孔と同じ高さに保たれることを特徴とする請求項1に記載の浮遊物撮影装置。 - 筒部材内に、筒部材内の液面よりも上方位置から筒部材内の液面を照射可能な第1照明装置が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の浮遊物撮影装置。
- 筒部材内の液面よりも上方から筒部材内に気体を供給する給気装置が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の浮遊物撮影装置。
- 筒部材内の液面よりも下方の所定深さ位置に、撮影深さを制限するための背景板が備えられることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の浮遊物撮影装置。
- 背景板に映る浮遊物の影を消すための第2照明装置が備えられていることを特徴とする請求項5に記載の浮遊物撮影装置。
- 下端部が液体中に浸漬される下降位置と下端部が液面の上方に離間する上昇位置との間で筒部材を昇降可能な昇降装置が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の浮遊物撮影装置。
- 液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置であって、
下端が開口する筒部材と、
筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段とを有し、
筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬され、
撮影手段は筒部材内の液面よりも上方に位置し、
筒部材内の液面よりも下方の所定深さ位置に、撮影深さを制限するための背景板が備えられることを特徴とする浮遊物撮影装置。 - 背景板に映る浮遊物の影を消すための第2照明装置が備えられていることを特徴とする請求項8に記載の浮遊物撮影装置。
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