JP7295644B2 - フィーダ運搬装置 - Google Patents

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本明細書は、複数のフィーダを台車に積載して運搬するフィーダ運搬装置に関する技術を開示したものである。
近年、特許文献1(国際公開WO2018/127956号公報)に記載されているように、複数台の部品実装機を配列した部品実装ラインの上流側に、各部品実装機にセットするフィーダや各部品実装機から取り外した使用済みのフィーダを一時的に保管するフィーダ保管庫を設置し、更に、作業者がフィーダ調整作業等を行う作業場所と部品実装ラインのフィーダ保管庫との間を自動走行するフィーダ運搬装置を配置し、各部品実装機にセットする複数のフィーダを、フィーダ運搬装置に積載してフィーダ保管庫まで運搬し、このフィーダ運搬装置からフィーダをフィーダ保管庫に載せ替えたり、フィーダ保管庫から使用済みのフィーダをフィーダ運搬装置に載せ替えたりした後、フィーダ運搬装置を元の作業場所まで走行させて使用済みのフィーダを回収するようにしたものがある。
国際公開WO2018/127956号公報
ところで、フィーダ運搬装置に積載した複数のフィーダの中には、電源ショートやテープ送り動作の異常が発生したフィーダが含まれている場合があるが、フィーダ運搬装置に積載した各フィーダが電源ショートやテープ送り動作の異常が発生しているか否かは不明である。このため、フィーダ運搬装置で運搬した異常のフィーダがフィーダ保管庫や部品実装機のフィーダセット部にセットされてしまう可能性がある。その結果、フィーダの電源ショートによりフィーダ保管庫や部品実装機の電気回路が故障したり、生産中にフィーダのテープ送り動作の異常により部品実装機の部品吸着不良が頻発して生産が停止してしまい、生産時間のロスが発生するという問題があった。
上記課題を解決するために、回路基板に部品を実装する複数台の部品実装機と、前記複数台の部品実装機にセットするフィーダを一時的に保管するフィーダ保管庫とを備えた部品実装ラインに使用され、所定の作業場所と前記フィーダ保管庫との間を複数のフィーダを台車に積載して運搬するフィーダ運搬装置において、前記台車に積載した各フィーダに電源を供給する電源供給部と、前記台車に積載した各フィーダの異常の有無を検査する検査部と、前記台車に積載した各フィーダを前記フィーダ保管庫に載せ替える移載装置とを備え、前記移載装置は、前記検査部が異常を検出したフィーダについては載せ替えを行わず、前記検査部が異常を検出しなかったフィーダのみを前記フィーダ保管庫に載せ替えるようにしたものである。
或は、フィーダ運搬装置は、前記電源供給部と、前記検査部と、前記部品実装ラインの生産を管理する生産管理コンピュータ及び/又は前記部品実装ラインの各部品実装機の制御装置と通信する通信部とを備え、前記検査部は、前記台車に積載した各フィーダの制御部との間で通信して各フィーダの識別情報を取得し、前記通信部は、前記検査部がいずれかのフィーダの異常を検出したときにそのフィーダの異常の情報をそのフィーダの識別情報と関連付けて前記生産管理コンピュータ及び/又は前記各部品実装機の制御装置へ送信して異常なフィーダを使用しないように管理するようにしても良い。
この構成では、フィーダ運搬装置の台車に積載した各フィーダに電源を供給してテープ送り動作させて台車上で各フィーダの異常の有無を検査することができる。これにより、台車に積載した複数のフィーダの中に異常なフィーダが含まれている場合には、台車上で異常なフィーダを発見して使用しないように処置することができる。例えば、検査部がいずれかのフィーダの異常を検出したときに、そのフィーダの異常を表示及び/又は音声で作業者に知らせるようにしたり、或は、そのフィーダの異常の情報を部品実装ラインの生産管理コンピュータ及び/又は部品実装機の制御装置へ送信して、異常なフィーダを使用しないようにするようにしても良い。
図1は一実施例の部品実装ライン全体の構成を示す斜視図である。 図2は自動交換装置と部品実装機の構成を概略的に示す斜視図である。 図3は自動交換装置付きの部品実装ラインの構成を概略的に示すブロック図である。 図4はフィーダ運搬装置の側面図である。 図5はフィーダ運搬装置の電気的構成を示すブロック図である。
以下、本明細書に開示した一実施例を説明する。
まず、図1乃至図3を用いて部品実装ライン10の構成を説明する。
部品実装ライン10は、回路基板11の搬送方向(X方向)に沿って複数台の部品実装機12を配列して構成され、当該部品実装ライン10の上流側(基板搬入側)には、回路基板11に半田を印刷する半田印刷機(図示せず)や、カセット式のフィーダ14を一時的に保管するフィーダ保管庫19等が設置されている。
図2に示すように、各部品実装機12には、回路基板を搬送する2本のコンベア13と、フィーダ14から供給される部品を吸着して回路基板11に実装する吸着ノズル(図示せず)を交換可能に保持する実装ヘッド15と、この実装ヘッド15をXY方向(左右前後方向)に移動させるヘッド移動装置16と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置23(図1参照)等が設けられている。
部品実装ライン10の各部品実装機12は、上流側の部品実装機12から搬送されてくる回路基板11をコンベア13によって所定位置まで搬送してクランプ機構(図示せず)で当該回路基板11をクランプすると共に、フィーダ14により供給される部品を、実装ヘッド15の吸着ノズルで吸着して、その吸着位置から撮像位置へ移動させて、当該部品をその下面側から部品撮像用カメラ(図示せず)で撮像して当該部品の吸着位置ずれ量等を判定した後、当該部品の吸着位置ずれ量を補正するように実装ヘッド15を回路基板11の上方へ移動させて当該部品を回路基板11に実装して部品実装基板を生産する。
図1に示すように、部品実装ライン10の前面側には、複数台の部品実装機12のフィーダセット部51に対してフィーダ14の自動交換(セット及び取り外し)を行う自動交換装置26がフィーダ保管庫19と複数台の部品実装機12とに跨がって移動するように配置されている。各部品実装機12のフィーダセット部51の下方には、当該部品実装機12のフィーダセット部51に対して自動交換するフィーダ14を一時的に収納するストック部71が設けられている。自動交換装置26は、フィーダ保管庫19から取り出したフィーダ14をいずれかの部品実装機12のフィーダセット部51又はストック部71にセットしたり、いずれかの部品実装機12のストック部71から取り出したフィーダ14を当該部品実装機12のフィーダセット部51にセットしたり、いずれかの部品実装機12のフィーダセット部51から取り外したフィーダ14を当該部品実装機12のストック部71に回収したり、いずれかの部品実装機12のフィーダセット部51又はストック部71から取り外したフィーダ14をフィーダ保管庫19に回収する。
フィーダ保管庫19には、部品実装機12のフィーダセット部51と同様に、複数のフィーダ14をセットする複数のスロット(図示せず)が設けられ、各スロットにそれぞれ電源供給及び通信兼用のコネクタ(図示せず)が設けられている。フィーダ保管庫19に保管されている各フィーダ14は、その取り付け方向側の端面部に設けられたコネクタ43(図4参照)をフィーダ保管庫19側のコネクタに差し込み接続することで、フィーダ保管庫19側から各フィーダ14内の制御部38やテープ送り装置のステッピングモータ39等の各種電装品に電源が供給される。これにより、フィーダ保管庫19の制御部31(図3参照)は、各フィーダ14の制御部38と通信して、各フィーダ14の識別情報(フィーダID)を取得して各フィーダ14の種別と各フィーダ14がセットされているスロットの位置(スロット番号)を認識する。
図3に示すように、部品実装ライン10の各部品実装機12の制御部20とフィーダ保管庫19の制御部31と自動交換装置26の制御部27は、部品実装ライン10全体を管理する生産管理コンピュータ70と有線LAN又は無線LAN等のネットワーク28を介して相互に通信可能に接続され、この生産管理用コンピュータ70によって部品実装ライン10の各部品実装機12の動作と自動交換装置26の動作が管理される。
更に、本実施例の部品実装ライン10には、作業者がフィーダ調整作業等を行う作業場所とフィーダ保管庫19との間を自動走行するフィーダ運搬装置76(図1及び図4参照)が配置され、前記作業場所で作業者がフィーダ運搬装置76の台車77に交換用のフィーダ14を積載してフィーダ運搬装置76がフィーダ保管庫19まで運搬し、フィーダ運搬装置76が交換用のフィーダ14をフィーダ保管庫19に載せ替えると共に、フィーダ保管庫19に回収されている使用済みのフィーダ14をフィーダ運搬装置76の台車77に載せ替えて前記作業場所に戻るようにしている。このようにすれば、フィーダ保管庫19から離れた作業場所で、作業者が交換用のフィーダ14の補給と、回収した使用済みのフィーダ14のテープリールの交換、メンテナンスや修理を能率良く行うことができる。
尚、複数本の部品実装ライン10が並設された工場では、各部品実装ライン10毎にそのライン専用のフィーダ運搬装置76を設けても良いし、複数本の部品実装ライン10で同じフィーダ運搬装置76を共用するようにしても良い。複数本の部品実装ライン10で同じフィーダ運搬装置76を共用するようにすれば、複数本の部品実装ライン10のフィーダ保管庫19への交換用のフィーダ14の補給と、複数本の部品実装ライン10から回収した交換済みのフィーダ14のテープリールの交換、メンテナンスや修理を、共通の作業場所で同じ作業者が行うことが可能となる。これにより、各部品実装ライン10毎に作業場所やフィーダ運搬装置76を設ける必要がなく、その分、工場内に複数本の部品実装ライン10をコンパクトに設置できると共に、複数本の部品実装ライン10の管理に従事する作業者の人数を削減することができて、一層の省力化が可能となる。
フィーダ運搬装置76の台車77には、フィーダ保管庫19と同様に、複数のフィーダ14をセットする複数のスロットが設けられ、各スロットにそれぞれ電源供給及び通信兼用のコネクタ78(図4参照)が設けられている。フィーダ運搬装置76の台車77に積載されている各フィーダ14は、そのコネクタ43をフィーダ運搬装置76側のコネクタ78に差し込み接続することで、フィーダ運搬装置76の電源供給部81(図5参照)から各フィーダ14内の制御部38やテープ送り装置のステッピングモータ39等の各種電装品に電源が供給される。これにより、フィーダ運搬装置76の制御装置80(図5参照)は、各フィーダ14の制御部38と通信して、各フィーダ14の識別情報(フィーダID)を取得して各フィーダ14の種別と各フィーダ14がセットされているスロットの位置(スロット番号)を認識する。
フィーダ運搬装置76の制御装置80は、1台又は複数台のコンピュータ(CPU)とその周辺回路により構成され、車輪82を駆動する車輪駆動装置83の動作を制御してフィーダ運搬装置76の自動走行を制御すると共に、台車77とフィーダ保管庫19との間でフィーダ14を載せ替える移載装置84の動作を制御する。更に、フィーダ運搬装置76の制御装置80は、台車77に積載した各フィーダ14の上端面に設けられた画像処理用の基準マークを撮像するカメラ85と、このカメラ85をフィーダ14の配列方向とその直角方向に移動させるカメラ移動装置86の動作を制御すると共に、台車77に積載したフィーダ14の異常を後述する検査部88の検査により検出したときにそのフィーダ14の異常を表示及び/又は音声で作業者に知らせる異常報知部87の動作を制御する。
このフィーダ運搬装置76の制御装置80は、生産管理コンピュータ70と無線LAN等で通信する通信部89を備え、台車77に積載した各フィーダ14から取得したフィーダIDを各フィーダ14の位置(スロット番号)と関連付けて生産管理コンピュータ70へ送信する。これにより、生産管理コンピュータ70は、フィーダ運搬装置76の台車77に積載した各フィーダ14のフィーダIDと位置(スロット番号)の情報を管理し、その情報をフィーダ保管庫19の制御部31に送信する。更に、フィーダ運搬装置76の制御装置80は、台車77に積載したフィーダ14の異常を後述する検査部88の検査により検出したときにそのフィーダ14の異常の情報をそのフィーダ14の位置(スロット番号)と関連付けて生産管理コンピュータ70へ送信する。生産管理コンピュータ70は、受信した異常なフィーダ14の情報をフィーダ保管庫19の制御部31や各部品実装機12の制御部20に転送するようにしても良い。或は、フィーダ運搬装置76の制御装置80から生産管理コンピュータ70を経由せずにフィーダ保管庫19の制御部31や各部品実装機12の制御部20に異常なフィーダ14の情報を送信するようにしても良い。これにより、フィーダ保管庫19の制御部31や各部品実装機12の制御部20が異常なフィーダ14の情報を共有できれば、異常なフィーダ14を使用しないように処置することができる。
更に、フィーダ運搬装置76の制御装置80は、台車77に積載した各フィーダ14の異常の有無を検査する検査部88としても機能する。以下、この検査部88の各検査機能(1)~(7)について説明する。
(1)フィーダ電源ショート検査機能
フィーダ運搬装置76の制御装置80には、フィーダ14の電源ショートを検知する電源ショート検知回路(図示せず)が設けられている。この電源ショート検知回路は、フィーダ14の電源がショートしている場合に、フィーダ運搬装置76の制御装置80の入力ポートの電位が変化するように構成され、その入力ポートの電位の変化によりフィーダ14の電源ショートが検知される。
(2)画像処理用の基準マーク位置ずれ量検査機能
この機能は、台車77に積載した各フィーダ14の上端面に設けられた画像処理用の基準マークをカメラ85で撮像し、その画像を処理することで、基準マークの位置の設計値からのずれ量を計測し、その計測位置ずれ量が許容誤差範囲(正常範囲)内であるか否かでフィーダ14の正常/異常を検査する。この検査を行う理由は、フィーダ14の基準マークの位置ずれ量が許容誤差範囲を超えていると、部品実装機12が吸着ノズルで部品を吸着する部品吸着位置のずれ量が過大になって部品吸着不良を発生しやすくなるためである。
(3)ステッピングモータのトルク検査機能
この機能は、テープ送り動作の駆動源となるステッピングモータ39のトルクを計測して、その計測トルクがトルクの許容誤差範囲(正常範囲)内であるか否かでフィーダ14の正常/異常を検査する。この検査を行う理由は、ステッピングモータ39のトルクが不足したり、トルク変動量が過大になると、テープ送り動作が異常(不安定)になって部品吸着不良を発生しやすくなるためである。具体的なトルク計測方法は、例えば、ステッピングモータ39が1回転する間に複数の回転角度でトルクを計測し、その計測トルクの平均値(平均トルクTav)を算出すると共に、最大の計測トルクTmax と平均トルクTavとの差分(Tmax -Tav)を算出し、平均トルクTavと差分(Tmax -Tav)の両方が各々の許容誤差範囲(正常範囲)内であるか否かでフィーダ14の正常/異常を検査する。
(4)バックラッシ検査機能
この検査は、ステッピングモータ39で駆動するテープ送り用のスプロケット(図示せず)のバックラッシ量を計測し、その計測値が許容誤差範囲(正常範囲)内であるか否かでフィーダ14の正常/異常を検査する。この検査を行う理由は、スプロケットのバックラッシ量が許容誤差範囲を超えていると、部品供給テープの先頭の部品(吸着ノズルで吸着する部品)の停止位置のずれ量が過大になって部品吸着不良を発生しやすくなるためである。尚、スプロケットの複数の回転角度でバックラッシ量を計測するようにしても良い。スプロケットの回転角度によってバックラッシ量が変動する場合があるためである。
(5)テープ送り穴位置ずれ量検査機能
この検査は、各フィーダ14にセットされた部品供給テープの送り穴をカメラ85で撮像し、その画像を処理することで、送り穴の位置の設計値からのずれ量を計測し、その計測位置ずれ量が許容誤差範囲(正常範囲)内であるか否かでフィーダ14の正常/異常を検査する。この検査を行う理由は、スプロケットの歯と噛み合う部品供給テープの送り穴の位置ずれ量が許容誤差範囲を超えていると、部品供給テープの先頭の部品(吸着ノズルで吸着する部品)の停止位置のずれ量が過大になって部品吸着不良を発生しやすくなるためである。
(6)停止精度検査機能
この検査は、スプロケットが1回転した前後でのスプロケットの基準歯のずれ量を計測し、その計測ずれ量が許容誤差範囲(正常範囲)内であるか否かでフィーダ14の正常/異常を検査する。この検査を行う理由は、スプロケットが1回転した前後での基準歯のずれ量が許容誤差範囲を超えていると、部品供給テープの先頭の部品(吸着ノズルで吸着する部品)の停止位置のずれ量が過大になって部品吸着不良を発生しやすくなるためである。
上述した検査機能(3)~(6)は、テープ送り動作の異常の有無を検査する機能の具体例である。
(7)スプライシングセンサ検査機能
この検査は、部品供給テープの継ぎ目を検出するスプライシングセンサ(図示せず)の動作を確認する検査で、所定時間内(例えば数十秒以内)にスプライシングセンサのON信号を検出できたか否かでフィーダ14の正常/異常を検査する。この検査を行う理由は、部品供給テープの継ぎ目を正しく検出できないと、その継ぎ目の後の部品供給テープの先頭の部品の停止位置がずれて部品吸着不良を発生する可能性があるためである。
尚、上述した検査機能(1)~(7)のうちの一部の検査機能を省略した構成としても良い。
上述した検査部88の検査機能(1)~(7)のいずれかでフィーダ14の異常を検出した場合には、移載装置84は、異常が検出されたフィーダ14についてはフィーダ保管庫19への載せ替えを行わず、異常が検出されなかったフィーダ14のみをフィーダ保管庫19に載せ替える。更に、検査部88は、上述した検査機能(1)~(7)のいずれかでフィーダ14の異常を検出した場合には、異常報知部87を動作させて、フィーダ14の異常を表示及び/又は音声で作業者に知らせると共に、フィーダ14の異常の情報をそのフィーダ14の位置(スロット番号)と関連付けて生産管理コンピュータ70へ送信して、部品実装ライン10で異常なフィーダ14を使用しないように管理する。
以上説明した本実施例によれば、フィーダ運搬装置76の台車77に積載した各フィーダ14に電源を供給してテープ送り動作させて台車77上で各フィーダ14の異常の有無を検査することができるので、台車77に積載した複数のフィーダ14の中に異常なフィーダ14が含まれている場合には、台車77上で異常なフィーダ14を発見して異常なフィーダ14を部品実装ライン10のフィーダ保管庫19に載せ替えないようにすることができる。これにより、台車77に積載した複数のフィーダ14の中に電源がショートしたフィーダ14が含まれている場合には、そのフィーダ14の電源ショートによりフィーダ保管庫19の制御部31が故障することを未然に防止できる。また、台車77に積載した複数のフィーダ14の中に、テープ送り動作の異常等により部品吸着不良が発生しやすいフィーダ14が含まれている場合には、その部品吸着不良が発生しやすいフィーダ14は部品実装ライン10のフィーダ保管庫19に載せ替えられないため、テープ送り動作の異常等により部品吸着不良が発生しやすいフィーダ14が部品実装機12のフィーダセット部51にセットされることを未然に防止でき、部品吸着不良による生産停止の頻度を低減して部品実装ライン10の稼働率を向上させることができる。
尚、本実施例では、フィーダ運搬装置76とフィーダ保管庫19との間のフィーダ14の載せ替えを移載装置84によって自動的に行うようにしたが、このフィーダ14の載せ替えを作業者が手作業で行うようにしても良い。この場合でも、フィーダ運搬装置76の台車77に積載した複数のフィーダ14の中に、異常なフィーダ14が含まれている場合には、検査部88によって異常なフィーダ14を検出して異常報知部87によってフィーダ14の異常を表示及び/又は音声で作業者に知らせることができるため、作業者が異常なフィーダ14を部品実装ライン10のフィーダ保管庫19に載せ替えることを防止することができる。
また、本実施例では、各部品実装機12のフィーダセット部51に対するフィーダ14の交換を自動交換装置26によって自動的に行うようにしたが、フィーダ運搬装置76と各部品実装機12のフィーダセット部51との間のフィーダ14の載せ替えを作業者が手作業で行うようにしても良い。
その他、本発明は、フィーダ運搬装置76の構成を変更したり、部品実装ライン10や部品実装機12の構成を変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは勿論である。
10…部品実装ライン、11…回路基板、12…部品実装機、14…フィーダ、15…実装ヘッド、19…フィーダ保管庫、20…部品実装機の制御部、23…表示装置、26…自動交換装置、27…自動交換装置の制御部、28…ネットワーク、31…フィーダ保管庫の制御部、38…フィーダの制御部、39…ステッピングモータ、43…コネクタ、51…フィーダセット部、71…ストック部、76…フィーダ運搬装置、77…台車、78…コネクタ、80…フィーダ運搬装置の制御装置、81…電源供給部、82…車輪、83…車輪駆動装置、84…移載装置、85…カメラ、86…カメラ移動装置、87…異常報知部、88…検査部、89…通信部

Claims (5)

  1. 回路基板に部品を実装する複数台の部品実装機と、前記複数台の部品実装機にセットするフィーダを一時的に保管するフィーダ保管庫とを備えた部品実装ラインに使用され、所定の作業場所と前記フィーダ保管庫との間を複数のフィーダを台車に積載して運搬するフィーダ運搬装置において、
    前記台車に積載した各フィーダに電源を供給する電源供給部と、
    前記台車に積載した各フィーダの異常の有無を検査する検査部と
    前記台車に積載した各フィーダを前記フィーダ保管庫に載せ替える移載装置と
    を備え、
    前記移載装置は、前記検査部が異常を検出したフィーダについては載せ替えを行わず、前記検査部が異常を検出しなかったフィーダのみを前記フィーダ保管庫に載せ替える、フィーダ運搬装置。
  2. 回路基板に部品を実装する複数台の部品実装機と、前記複数台の部品実装機にセットするフィーダを一時的に保管するフィーダ保管庫とを備えた部品実装ラインに使用され、所定の作業場所と前記フィーダ保管庫との間を複数のフィーダを台車に積載して運搬するフィーダ運搬装置において、
    前記台車に積載した各フィーダに電源を供給する電源供給部と、
    前記台車に積載した各フィーダの異常の有無を検査する検査部と、
    前記部品実装ラインの生産を管理する生産管理コンピュータ及び/又は前記部品実装ラインの各部品実装機の制御装置と通信する通信部
    を備え、
    前記検査部は、前記台車に積載した各フィーダの制御部との間で通信して各フィーダの識別情報を取得し、
    前記通信部は、前記検査部がいずれかのフィーダの異常を検出したときにそのフィーダの異常の情報をそのフィーダの識別情報と関連付けて前記生産管理コンピュータ及び/又は前記部品実装機の制御装置へ送信して異常なフィーダを使用しないように管理する、フィーダ運搬装置。
  3. 前記検査部がいずれかのフィーダの異常を検出したときにそのフィーダの異常を表示及び/又は音声で作業者に知らせる異常報知部を備える、請求項1又は2に記載のフィーダ運搬装置。
  4. 前記検査部は、少なくともフィーダの電源ショート、画像処理用の基準マークの位置ずれ、テープ送り動作の異常の有無のうちの少なくとも1つを検査する、請求項1乃至のいずれかに記載のフィーダ運搬装置。
  5. 前記検査部は、テープ送り動作の駆動源となるモータのトルク、バックラッシ、部品供給テープの送り穴の位置ずれ量、停止位置精度のうちの少なくとも1つを計測してその計測値が正常範囲内に収まっていないときにテープ送り動作の異常と判定する、請求項に記載のフィーダ運搬装置。
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