JP7295204B2 - 低分子量ケラチン加水分解物 - Google Patents
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Description
・ 毛髪の内部構造を改善すること
・ 毛髪に損傷を与える環境の影響から保護すること
・ 損傷した毛髪を修復すること
・ ヒト毛髪の引っ張り強度
・ ヒト毛髪の水分バランスを安定させること
・ ヒト毛髪の櫛通り
・ ヒト毛髪の破壊
・ ヒト毛髪の再構築能
・ ヒト毛髪の弾力性の損失を減少させること
のうちの少なくとも1つを改善するための、タンパク質加水分解物の使用に関する。
・ 毛髪の内部構造を改善すること
・ 毛髪に損傷を与える環境の影響から保護すること
・ 損傷した毛髪を修復すること
・ ヒト毛髪の引っ張り強度
・ ヒト毛髪の水分バランスを安定させること
・ ヒト毛髪の櫛通り
・ ヒト毛髪の破壊
・ ヒト毛髪の再構築能
・ ヒト毛髪の弾力性の損失を減少させること
のうちの少なくとも1つを改善するために使用される。
界面活性物質には、陰イオン性、非イオン性、陽イオン性、両性又は双性イオン性の界面活性剤が含まれていてもよく、組成物中のその割合は、慣習的に約1から70、好ましくは、5から50、特に10から30重量%である。陰イオン性界面活性剤の典型的な例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノ-及びジアルキルスルホスクシネート、モノ-及びジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸及びそれらの塩、アルキルポリグリコールエーテルシトレート(アルケニルポリグリコールエーテルシトレート)及びそれらの塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N-アシルアミノ酸、例えば、アシルラクチレート、アシルタルトレート、アシルグルタメート及びアシルアスパルテート等、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、小麦に基づいた植物生成物)並びにアルキル(エーテル)ホスフェートである。陰イオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含む場合、それらは、従来の同族体分布を有していてもよいが、狭い同族体分布を有することが好ましい。
RO-[G]p
(式中、Rは、4から22個の炭素原子を有するアルキル基及び/又はアルケニル基を表し、Gは、5又は6個の炭素原子を有する糖基を表し、pは、1から10までの数を表す)に対応するアルキルオリゴグリコシド及びアルケニルオリゴグリコシドが好ましい。これらは、関連した有機化学的調製方法によって得ることができる。アルキルオリゴグリコシド及び/又はアルケニルオリゴグリコシドは、5又は6個の炭素原子を有するアルドース又はケトースから、好ましくは、グルコースから誘導され得る。好ましいアルキルオリゴグリコシド及び/又はアルケニルオリゴグリコシドは、したがって、アルキルオリゴグルコシド及び/又はアルケニルオリゴグルコシドである。指数pは、オリゴマー化度(DP)、すなわち、モノ-及びオリゴグリコシドの分布を決定し、1から10の間の数である。所定の化合物中のpは、常に整数でなければならず、ここでは特に、値p=1から6と想定され得るのに対して、特定のアルキルオリゴグリコシドについての値pは、ほとんどの場合において小数である、分析的に決定された計算されたパラメーターである。1.1から3.0の平均オリゴマー化度pを有するアルキルオリゴグリコシド及び/又はアルケニルオリゴグリコシドを使用することが好ましい。技術的な適用の観点から、そのオリゴマー化度が1.7未満、特に、1.2から1.4の間であるアルキルオリゴグリコシド及び/又はアルケニルオリゴグリコシドが好ましい。
有用な油体は、例えば、6から18、好ましくは、8から10個の炭素原子を有する脂肪アルコールに基づいたゲルベアルコール、直鎖若しくは分岐C6~C22脂肪アルコールとの直鎖C6~C22脂肪酸のエステル、又は直鎖若しくは分岐C6~C22脂肪アルコールとの分岐C6~C13カルボン酸のエステル、例えば、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ミリスチル、イソステアリン酸ミリスチル、オレイン酸ミリスチル、ベヘン酸ミリスチル、エルカ酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸セチル、イソステアリン酸セチル、オレイン酸セチル、ベヘン酸セチル、エルカ酸セチル、ミリスチン酸ステアリル、パルミチン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、イソステアリン酸ステアリル、オレイン酸ステアリル、ベヘン酸ステアリル、エルカ酸ステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ベヘン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ミリスチン酸オレイル、パルミチン酸オレイル、ステアリン酸オレイル、イソステアリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ベヘン酸オレイル、エルカ酸オレイル、ベミリスチン酸ヘニル、パルミチン酸ベヘニル、ステアリン酸ベヘニル、イソステアリン酸ベヘニル、オレイン酸ベヘニル、ベヘン酸ベヘニル、エルカ酸ベヘニル、ミリスチン酸エルシル、パルミチン酸エルシル、ステアリン酸エルシル、イソステアリン酸エルシル、オレイン酸エルシル、ベヘン酸エルシル及びエルカ酸エルシルである。更に好適なのは、分岐アルコール、特に、2-エチルヘキサノールとの直鎖C6~C22脂肪酸のエステル、直鎖又は分岐C6~C22脂肪アルコールとのC18~C38アルキルヒドロキシカルボン酸のエステル、特に、マレイン酸ジオクチル、多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、ダイマージオール又はトリマートリオール等)及び/又はゲルベアルコールとの直鎖及び/又は分岐脂肪酸のエステル、C6~C10脂肪酸に基づいたトリグリセリド、C6~C18脂肪酸に基づいたモノ-/ジ-/トリグリセリド混合液、芳香族カルボン酸、特に、安息香酸とのC6~C22脂肪アルコール及び/又はゲルベアルコールのエステル、1から22個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐アルコール又は2から10個の炭素原子及び2から6個のヒドロキシル基を有するポリオールとのC2~C12ジカルボン酸のエステル、植物油、分岐第一級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖及び分岐C6~C22脂肪アルコールカーボネート、例えば、ジカプリリルカーボネート(Cetiol(登録商標)CC)等、6から18、好ましくは、8から10個の炭素原子を有する脂肪アルコールに基づいたゲルベカーボネート、直鎖及び/又は分岐C6~C22アルコールとの安息香酸のエステル(例えば、Finsolv(登録商標)TN)、1個のアルキル基当たり6から22個の炭素原子を有する直鎖又は分岐の対称又は非対称のジアルキルエーテル、例えば、ジカプリリルエーテル(Cetiol(登録商標)OE)等、ポリオールとのエポキシ化脂肪酸エステルの開環生成物、シリコーン油(中でも、(INCI)シクロメチコンと呼ばれる、環状ジメチコン、(INCI)ジメチコンと呼ばれる、ポリメチルシロキサン、(INCI)アモジメチコン及びトリメチルシリルアモジメチコンと呼ばれる、アミノ官能性シリコーン)、並びに/又は脂肪族若しくはナフテン系の炭化水素、例えば、スクアラン、スクアレン又はジアルキルシクロヘキサン等である。好適なシリコーン油は、本明細書によって明白に参照がなされる、欧州特許EP1830798号の8~14頁に記載されている。
好適な乳化剤は、例えば、以下の群のうちの少なくとも1つからの非イオン生成性界面活性剤である:
・ 8から22個の炭素原子を有する直鎖脂肪アルコールへの、12から22個の炭素原子を有する脂肪酸への、アルキル基中に8から15個の炭素原子を有するアルキルフェノール、及びアルキル基中に8から22個の炭素原子を有するアルキルアミンへの2から30molのエチレンオキシド及び/又は0から5molのプロピレンオキシドの付加生成物、
・ ヒマシ油及び/又は水添ヒマシ油への1から15molのエチレンオキシドの付加生成物、
・ ヒマシ油及び/又は水添ヒマシ油への15から60molのエチレンオキシドの付加生成物、
・ 12から22個の炭素原子を有する不飽和の直鎖若しくは飽和の分岐の脂肪酸及び/又は3から18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸とのグリセロール及び/又はソルビタンの部分エステル上に1から30molのエチレンオキシドを有する付加物、
・ 12から22個の炭素原子を有する飽和及び/若しくは不飽和の直鎖若しくは分岐の脂肪酸並びに/又は3から18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸との、ポリグリセロール(平均自己縮合度2から8)、ポリエチレングリコール(分子量400から5000)、ソルビタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、糖アルコール(例えば、ソルビトール)、アルキルグルコシド(例えば、メチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)、及びポリグルコシド(例えば、セルロース)の部分エステル、並びに1から30molのエチレンオキシドを有するそれらの付加物、
・ ペンタエリスリトール、脂肪酸、クエン酸及び脂肪アルコールの混合エステル、並びに/又は6から22個の炭素原子を有する脂肪酸、メチルグルコース及びポリオール、好ましくは、グリセロール又はポリグリセロールの混合エステル、
・ モノ、ジ及びトリアルキルホスフェート、並びにモノ、ジ及び/又はトリPEG-アルキルホスフェート、並びにそれらの塩、
・ ウールワックスアルコール、
・ ポリシロキサン-ポリアルキル-ポリエーテルコポリマー及び対応する誘導体、
・ ブロックコポリマー、例えば、ポリエチレングリコール-30ジポリヒドロキシステアレート、
・ ポリマー乳化剤、例えば、GoodrichからのPemulenグレード(TR-1、TR-2)、
・ ポリアルキレングリコール、並びに
・ グリセロールカーボネート。
真珠光沢ワックスは、化粧品組成物に微光白色のパール様の効果を付与し、これは、特に、ヘアシャンプー及びシャワージェルにおいて価値がある。真珠光沢効果のないワックスもヘアトリートメント組成物中に含有されていてもよい。
R1CO(OA)nOR2 (I)
(式中、R1COは、6から22個の炭素原子を有する直鎖又は分岐の飽和又は不飽和のアシル基であり、R2は、水素又はR1COであり、Aは、2から4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキレン基であり、nは、1から5までの数である)を有するアルキレングリコールのモノ-及び/又はジエステルである。典型的な例は、6から22、好ましくは、12から18個の炭素原子を有する脂肪酸:カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パームオレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸及びエルカ酸並びにテクニカルグレードのこれらの混合物との、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール又はテトラエチレングリコールのモノ-及び/又はジエステルである。モノステアリン酸エチレングリコール及び/又はジステアリン酸エチレングリコールの使用が特に好ましい。
R3CO-NR4-B-OH (II)
(式中、R3COは、6から22個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の飽和又は不飽和のアシル基であり、R4は、水素又は場合によって、1から4個の炭素原子を有するヒドロキシ置換アルキル基であり、Bは、1から4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキレン基である)の脂肪酸アルカノールアミド等である。典型的な例は、カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パームオレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸及びエルカ酸並びにテクニカルグレードのこれらの混合物との、エタノールアミン、メチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、プロパノールアミン、メチルプロパノールアミン及びジプロパノールアミン並びにこれらの混合物の縮合生成物である。ステアリン酸エタノールアミドを使用することが特に好ましい。
R8OH (IV)
(式中、R8は、16から48、好ましくは、18から36個の炭素原子を有する、直鎖の、場合によってヒドロキシ置換されたアルキル基及び/又はアシル基である)を有する脂肪アルコールが使用されてもよい。好適なアルコールの典型的な例は、セテアリルアルコール、ヒドロキシステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及び長鎖パラフィンの酸化生成物である。
R9-CO-R10 (V)
(式中、R9及びR10は、それらが、合計で少なくとも24個及び好ましくは32から48個の炭素原子を有するという条件で、それぞれ独立に、1から22個の炭素原子を有するアルキル基及び/又はアルケニル基である)を有することが好ましい。これらのケトンは、従来技術による方法によって、例えば、対応する脂肪酸マグネシウム塩の熱分解によって調製され得る。ケトンは、対称又は非対称であってもよいが、好ましくは、2つの基R13及びR14は、1個の炭素原子によってのみ異なり、16から22個の炭素原子を有する脂肪酸から誘導される。
R11COH (VI)
(式中、R11COは、24から48、好ましくは、28から32個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アシル基である)に対応することが好ましい。
R12-O-R13 (VII)
(式中、R12及びR13は、それらが、合計で少なくとも24個及び好ましくは32から48個の炭素原子を有するという条件で、それぞれ独立に、1から22個の炭素原子を有するアルキル基及び/又はアルケニル基である)のものである。言及した型の脂肪エーテルは、典型的には、対応する脂肪アルコールの酸縮合によって調製される。特に有利な真珠光沢特性を有する脂肪エーテルは、16から22個の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えば、セチルアルコール、セテアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール及び/又はエルシルアルコール等の縮合によって得られる。
R14O-CO-OR15 (VIII)
(式中、R14及びR15は、それらが、合計で少なくとも24個及び好ましくは32から48個の炭素原子を有するという条件で、それぞれ独立に、1から22個の炭素原子を有するアルキル基及び/又はアルケニル基である)の脂肪カーボネートである。これらの物質は、それ自体で知られている様式において、例えば、ジメチルカーボネート又はジエチルカーボネートと対応する脂肪アルコールとのトランスエステル化によって得られる。したがって、脂肪カーボネートは、対称又は非対称であってもよい。しかし、R14及びR15が同一であり、16から22個の炭素原子を有するアルキル基であるカーボネートを使用することが好ましい。モノ-及びジエステルの形態又はテクニカルグレードのこれらの混合物である、セチルアルコール、セテアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール及び/又はエルシルアルコールとのジメチルカーボネート又はジエチルカーボネートのトランスエステル化生成物が特に好ましい。
好適な稠度調整剤は、主として、12から22、及び好ましくは、16から18個の炭素原子を有する脂肪アルコール又はヒドロキシ脂肪アルコール、及びまた部分グリセリド、脂肪酸又はヒドロキシ脂肪酸である。これらの物質と、同鎖長のアルキルオリゴグルコシド及び/若しくは脂肪酸N-メチルグルカミド、並びに/又はポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレートとの組合せが好ましい。好適な増粘剤は、例えば、エーロシルグレード(親水性シリカ)、多糖、特に、キサンタンガム、グアーガム、寒天、アルギネート及びチロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロース、更により高分子量のポリエチレングリコール脂肪酸モノエステル及びジエステル、ポリアクリレート(例えば、Goodrichからのcarbopols(登録商標)及びペムレングレード、SigmaからのSynthalens(登録商標)、KelcoからのKeltrolグレード、SeppicからのSepigelグレード、Allied ColloidsからのSalcareグレード)、ポリアクリルアミド、ポリマー、ポリビニルアルコール、並びにポリビニルピロリドンである。ベントナイト、例えば、シクロペンタシロキサン、ジステアルジモニウムヘクトライト及びプロピレンカーボネートの混合物である、Bentone(登録商標)Gel VS-5PC(Rheox)等も特に有効であることが判明している。界面活性剤、例えば、エトキシル化脂肪酸グリセリド、ポリオールとの脂肪酸のエステル、例えばペンタエリスリトール若しくはトリメチロールプロパン等、狭い同族体分布を有する脂肪アルコールエトキシレート、又はアルキルオリゴグルコシド等、並びに、塩化ナトリウム及び塩化アンモニウム等の電解質も好適である。
過脂肪剤として、例えば、ラノリン及びレシチンを使用することができ、更に、ポリエトキシル化又はアシル化されたラノリン及びレシチンの誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリド、並びに脂肪酸アルカノールアミド等の物質も使用することができ、後半のものは、同時に気泡安定剤として働く。
使用可能な安定剤は、脂肪酸の金属塩、例えば、ステアリン酸又はリシノール酸マグネシウム、アルミニウム及び/又は亜鉛等である。
少なくとも1種の陽イオン性ポリマーが存在することが有利であり、好ましくは、陽イオンで修飾されたセルロース誘導体、PQ 10、PQ 67、陽イオンで修飾されたグアー誘導体、例えば、Dehyquart(登録商標)Guar N、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、アクリルアミドに基づいた陽イオン性のホモポリマー又はコポリマー、ビニルピロリドンに基づいた陽イオン性のホモポリマー又はコポリマー、第四級化ビニルイミダゾールに基づいた陽イオン性のホモポリマー又はコポリマー、及びメタクリレートに基づいた陽イオン性のホモポリマー又はコポリマーの群からのものである。
好適なシリコーン化合物は、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーンであり、更に、アミノ、脂肪酸、アルコール、ポリエーテル、エポキシ、フッ素、グリコシド及び/又はアルキルで修飾されたシリコーン化合物であり、これらは、室温で、液体又は他に樹脂形態のいずれかであってもよい。シメチコンも好適であり、これは、200から300までのジメチルシロキサン単位の平均鎖長を有するジメチコンと水添シリケートとの混合物である。
UV光保護因子は、例えば、室温で液体又は結晶であり、紫外線を吸収する能力及び吸収されたエネルギーをより長波長の放射の形態、例えば、熱で再放出する能力がある有機物(光保護フィルター)を意味すると理解される。UVBフィルターは、油溶性又は水溶性であり得る。油溶性物質の例は:
・ 3-ベンジリデンカンファー又は3-ベンジリデンノルカンファー及びそれらの誘導体、例えば、記載されている3-(4-メチルベンジリデン)カンファー、
・ 4-アミノ安息香酸誘導体、好ましくは、4-(ジメチルアミノ)安息香酸2-エチルヘキシル、4-(ジメチルアミノ)安息香酸2-オクチル及び4-(ジメチルアミノ)安息香酸アミル、
・ 桂皮酸のエステル、好ましくは、4-メトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、4-メトキシ桂皮酸プロピル、4-メトキシ桂皮酸イソアミル、2-シアノ-3,3-フェニル桂皮酸2-エチルヘキシル(オクトクリレン)、
・ サリチル酸のエステル、好ましくは、サリチル酸2-エチルヘキシル、サリチル酸4-イソプロピルベンジル、サリチル酸ホモメンチル、
・ ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、
・ ベンザルマロン酸のエステル、好ましくは、4-メトキシベンゾマロン酸ジ-2-エチルヘキシル、
・ トリアジン誘導体、例えば、2,4,6-トリアニリノ-(p-カルボ-2'-エチル-1'-ヘキシルオキシ)-1,3,5-トリアジン及びオクチルトリアゾン又はジオクチルブタミドトリアゾン(Uvasorb(登録商標)HEB)等、
・ プロパン-1,3-ジオン、例えば、1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)プロパン-1,3-ジオン、
・ ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体
である。
・ 2-フェニルベンゾイミダゾール-5-スルホン酸、並びにそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩及びグルクアンモニウム塩、
・ ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸及びその塩、
・ 3-ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば、4-(2-オキソ-3-ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸及び2-メチル-5-(2-オキソ-3-ボルニリデン)スルホン酸並びにそれらの塩
である。
生物起源の有効成分は、例えば、トコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、(デオキシ)リボ核酸及びその断片化産物、β-グルカン、レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール、AHA酸、アミノ酸、セラミド、擬似セラミド、精油、植物抽出物、例えば、サクラ属(Prunus)抽出物、バンバラナッツ抽出物等、又はビタミン複合体を意味すると理解される。
慣例的な膜形成剤は、例えば、キトサン、微結晶キトサン、第四級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系ポリマー、第四級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸及びその塩並びに類似の化合物である。
好適なフケ防止有効成分には、ピロクトンオラミン(1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-(1H)-ピリジノンモノエタノールアミン塩)、Baypival(登録商標)(クリンバゾール)、ketoconazole(登録商標)、(4-アセチル-1-{-4-[2-(2.4-ジクロロフェニル)r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イルメトキシフェニル}ピペラジン、ケトコナゾール、エルビオール、二硫化セレン、コロイド状硫黄、硫黄ポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、硫黄リシノールポリエトキシレート、硫黄タール留分、サリチル酸(及び/又はヘキサクロロフェンとの組合せ)、ウンデシレン酸モノエタノールアミドスルホスクシネートナトリウム塩、Lamepon(登録商標)UD(タンパク質-ウンデシレン酸縮合物)、亜鉛ピリチオン、アルミニウムピリチオン及びマグネシウムピリチオン/ジピリチオン-硫酸マグネシウムが含まれる。
使用され得る水相用の膨潤剤は、モンモリロナイト、粘土鉱物物質、ペムレン及びアルキル修飾Carbopolグレード(Goodrich)である。更なる好適なポリマー及び膨潤剤は、Cosm.Toil. 108、95(1993)にあるR. Lochheadによる概説において見出すことができる。好適な防虫剤は、N,N-ジエチル-m-トルアミド、1,2-ペンタンジオール又はエチルブチルアセチルアミノプロピオネートであり、好適なセルフタンニング剤は、ジヒドロキシアセトンである。メラニンの形成を妨げ脱色組成物中に適用される、使用可能なチロシン阻害剤は、例えば、アルブチン、フェルラ酸、コウジ酸、クマル酸及びアスコルビン酸(ビタミンC)である。
所望により、従来技術から知られている更なるタンパク質加水分解物が使用されてもよく、例えば、ケラチンに基づいた、例えば、市販のNutrilan(登録商標)Keratin W PP、又はコムギに基づいた、例えば、Gluadin(登録商標)WLM Benz、Gluadin(登録商標)WK又はGluadin(登録商標)WPである。少量の遊離アミノ酸、例えば、リシン又はアルギニンを添加することも可能である。
流動性を向上させるために、ヒドロトロープ、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール又はポリオールの使用が更になされてもよい。ここで好適なポリオールは、2から15個の炭素原子及び少なくとも2個のヒドロキシル基を有することが好ましい。ポリオールは、更に他の官能基、特に、アミノ基を含んでいてもよく、又は窒素で修飾されていてもよい。典型的な例は、
・ グリセロール、
・ アルキレングリコール、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、及び100から1000ダルトンまでの平均分子量を有するポリエチレングリコール、
・ 1.5から10までの自己縮合度を有するテクニカルグレードのオリゴグリセロール混合物、例えば、40から50重量%までのジグリセロール含有量を有するテクニカルグレードのジグリセロール混合物、
・ メチロール化合物、例えば、特に、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトール及びジペンタエリスリトール、
・ 低級アルキルグルコシド、特に、アルキル基中に1から8個の炭素原子を有するもの、例えば、メチルグルコシド及びブチルグルコシド、
・ 5から12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えば、ソルビトール又はマンニトール、
・ 5から12個の炭素原子を有する糖、例えば、グルコース又はスクロース、
・ アミノ糖、例えば、グルカミン、
・ ジアルコールアミン、例えば、ジエタノールアミン又は2-アミノ-1,3-プロパンジオール
である。
好適な保存料の例は、ベンゾエート、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオール、ソルビン酸、レブリン酸及びアラキドン酸であり、また名称Surfacine(登録商標)で公知の銀錯体、並びにCosmetics Directiveの付録6、パートA及びBに挙げられている更なる物質のクラスである。
香油として、言及され得るのは、天然及び合成の芳香性物質の混合物である。天然の芳香性物質は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイラン)、茎及び葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニス、コリアンダー、キャラウェー、ジュニパー)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(ナツメグ、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アヤメ、ショウブ)、木(マツ、ビャクダン、グアヤク、シーダー、シタン)、ハーブ及び草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針葉及び枝(トウヒ、モミ、マツ、矮性マツ)、樹脂及びバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、オリバナム、オポパナックス)からの抽出物である。動物性原料、例えば、シベット及びカストリウム等も好適である。典型的な合成芳香性化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコール及び炭化水素型の生成物である。エステル型の芳香性化合物は、例えば、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、酢酸p-tert-ブチルシクロヘキシル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、グリシン酸エチルメチルフェニル、プロピオン酸アリルシクロヘキシル、プロピオン酸スチラリル及びサリチル酸ベンジルである。エーテルには、例えば、ベンジルエチルエーテルが含まれ、アルデヒドには、例えば、8から18個の炭素原子を有する直鎖状アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアール及びブルゲオナールが含まれ、ケトンには、例えば、イオノン、α-イソメチルイオノン及びメチルセドリルケトンが含まれ、アルコールには、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコール及びテルピネオールが含まれ、炭化水素には、主としてテルペン及びバルサムが含まれる。しかし、心地良い香気ノートを共に発する異なる芳香性物質の混合物を使用することが好ましい。アロマ構成成分として使用されることが多い、比較的揮発性の低い精油も香油として好適であり、例えば、セージ油、カモミール油、クローブ油、メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、リンデン花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油及びラバンジン油である。ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボアザンブレンフォルテ、アンブロキサン、インドール、ヘディオン、サンデリス、レモン油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタール、ラバンジン油、クラリセージ油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、サリチル酸シクロヘキシル、ベルトフィックスカール、イソEスーパー、フィクソリドNP(Fixolide NP)、エベルニル、イラルデインガンマ(Iraldein gamma)、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミラット、イロチル及びフロラマットを単独で又は混合して使用することが好ましい。好適なアロマの例には、ハッカ油、スペアミント油、アニス油、スターアニス油、クミン油、ユーカリ油、ウイキョウ油、レモン油、ウインターグリーン油、クローブ油、メントール等が含まれる。
使用可能な染料は、例えば、Farbstoffkommission der Deutschen Forschungsgemeinschaft[ドイツ研究振興協会の染料委員会]からの刊行物「Kosmetische Farbemittel」[化粧品用着色料]、Verlag Chemie、Weinheim、1984、81~106頁に挙げられているような、化粧品用目的で承認されたそれに好適な物質である。例は、コチニールレッドA(C.I. 16255)、パテントブルーV(C.I. 42051)、インジゴチン(C.I. 73015)、クロロフィリン(C.I. 75810)、キノリンイエロー(C.I. 47005)、二酸化チタン(C.I. 77891)、インダンスレンブルーRS(C.I. 69800)及びマッダーレーキ(C.I. 58000)である。発光染料として、ルミノールが存在することも可能である。これらの染料は、混合物全体に基づいて、通常、0.001から0.1重量%の濃度で使用される。
本発明の文脈において、本発明のケラチン加水分解物の他に、更なる陽イオン性ポリマー又は陽イオン性若しくは疑似陽イオン性界面活性剤を含む化粧品組成物が特に好ましい。
・ 陽イオン性界面活性剤
・ ワックス、好ましくは、グリセリドエステル及び/又は脂肪アルコール、及び
・ 水、及びまた
・ 場合によって、少なくとも1種の陽イオン性ポリマー及び/又は
・ 場合によって、非イオン性界面活性剤
を含む。
活性物質含有量に基づいて、0.002から0.4重量%の本発明のケラチン加水分解物、
0.1から15重量%の陽イオン性界面活性剤、
0.5から15重量%のワックス、好ましくは、トリグリセリドエステル及び/又は脂肪アルコール、及び
0.0から5重量%の少なくとも1種の陽イオン性ポリマー及び/又は
0.0から15重量%の非イオン性界面活性剤、
を含有することが好ましく、ここで、場合によって更なる慣例的な成分が存在していてもよく、100重量%になるように水が存在している。
活性物質含有量に基づいて、0.002から0.4重量%の本発明のケラチン加水分解物、
8から15重量%の陰イオン性界面活性剤、
0.5から5重量%の両性界面活性剤又は双性イオン性界面活性剤、
0.0から5重量%の少なくとも1種の陽イオン性ポリマー、
0.0から3重量%の非イオン性界面活性剤、及び
0.0から2重量%の真珠光沢ワックス
が存在し、また場合によって、慣例的にスキントリートメント組成物に含まれる更なる成分も存在していてもよく、100重量%になるように水が存在している。
本発明の実施例1:低分子量ケラチン加水分解物
100gの水を最初に入れ、塩基でpH10に調整した。次いで、10gのケラチンウールを撹拌しながら入れ、5gの30%強度の過酸化水素(H2O2)溶液の添加により、ウールの酸化的前処理を開始した(継続時間:約10時間)。その後、pHをpH8.5に調整し、最初に0.15gのプロテアーゼ(バチルス・リケニフォルミス由来、例えば、NovozymesからのAlcalase(登録商標))を添加した。この酵素を用いた完全加水分解後、pHをpH7まで低下させ、次いで、0.15gのエキソペプチダーゼ(アスペルギルス・オリザエ由来、例えば、NovozymesからのFlavourzyme(登録商標))を添加して、再び同様に完全加水分解を行った。次いで、残りの水不溶性のウール残留物を濾過によって分離し、得られた生成物を安定化のためにpH4.2に調整した。
100gの水を最初に入れ、塩基で約pH9.4に調整した。次いで、3.75gのケラチンウールを撹拌しながら入れ、1.9gの30%強度の過酸化水素(H2O2)溶液の添加により、ウールの酸化的前処理を開始した(継続時間:約10時間)。次いで、0.10gのプロテアーゼ(例えば、バチルス・リケニフォルミス由来、NovozymesからのAlcalase)を添加した。完全加水分解後、残りの水不溶性のウール残留物を濾過によって分離し、得られた生成物を安定化のためにpH4.2に調整した。
溶質の分子をそれらのサイズに基づいて分離する液体クロマトグラフィーである、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を使用して、分子量及びまたモル質量の分布を決定した。SECは、タンパク質用の慣例的な方法である(2016.06.17日付の、ゲル浸透クロマトグラフィーに関連したWikipedia項目も参照されたい)。GE Healthcare Life SciencesからのSuperdex Peptideクロマトグラフィーカラムをタンパク質及びペプチドの高分解能分離のために選択し、これは、100から7000の範囲内の分子量を有するタンパク質断片を決定するのに特によく適している。
B1)毛髪の強度及び弾力性に対するケラチン加水分解物の影響を分析するための引っ張り強度法
引っ張り強度法を使用して、毛髪、特に、皮質領域の力学的安定性を決定することができる。この目的のために、個々の毛髪を長さ方向に引くのに必要とされる力を測定する。次いで、測定された力を毛髪の断面積に対して標準化し、これにより、応力-ひずみグラフと呼ばれるものが示され、それによって毛髪の特性を決定することができる。
力学的ストレスに対する毛髪の耐性を、「毛髪破壊試験」と呼ばれるものによって決定した。この目的のために、ケラチン加水分解物を含むコンディショナー(組成については下記を参照されたい)で毛髪の房を処理した。3分間作用させた後に、1分間すすぎを行い、この過程をもう一度繰り返した。次いで、毛髪の房をグリッド上に配置し、ブロードライヤーで1時間乾燥した。次いで、毛髪の房を梳毛機で50000回梳いた。破壊された毛髪断片を計量し、毛髪の房の重量と関連付けした。
以下の組成を有するコンディショナーを調製した(重量%での値):
この効果は、比較例によるケラチン加水分解物を有する製剤では検出されなかった。
以下の製剤を調製した。値は、重量%におけるものである。
(1)存在するタンパク質断片のうちの少なくとも30%が、1000Da未満の分子量を有する、ケラチン加水分解物。
(2)存在するタンパク質断片のうちの少なくとも35%が、1000Da未満の分子量を有する、(1)に記載のケラチン加水分解物。
(3)1000Da未満の分子量を有する存在するタンパク質断片のうちの少なくとも50%が、100Daを超える分子量を有する、(1)又は(2)に記載のケラチン加水分解物。
(4)タンパク質断片のうちの少なくとも15%が、500Da未満の分子量を有する、(1)に記載のケラチン加水分解物。
(5)500Da未満の分子量を有する存在するタンパク質断片のうちの少なくとも50%が、100Daを超える分子量を有する、(4)に記載のケラチン加水分解物。
(6)(1)に記載のケラチン加水分解物を調製する方法であって、最初に、a)ケラチンを酸化的に前処理し、b)少なくとも1種のエンドペプチダーゼの存在下で酵素的に加水分解し、次いで、c)少なくとも1種のエキソペプチダーゼの存在下でそれをもう一度酵素的に加水分解する、方法。
(7)b)が、バチルス属の株、特に、バチルス・リケニフォルミスから選択されるエンドペプチダーゼの存在下で酵素的に加水分解することである、(6)に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
(8)c)が、アスペルギルス・オリザエから入手可能なエキソペプチダーゼの存在下で酵素的に加水分解することである、(6)又は(7)に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
(9)ヘアトリートメント組成物における特性:
- 毛髪の内部構造を改善すること
- 毛髪に損傷を与える環境の影響から保護すること
- 損傷した毛髪を修復すること
- ヒト毛髪の引っ張り強度
- ヒト毛髪の水分バランスを安定させること
- ヒト毛髪の櫛通り
- ヒト毛髪の破壊
- ヒト毛髪の再構築能
- ヒト毛髪の弾力性の損失を減少させること
のうちの少なくとも1つを改善するための、(1)又は(6)に記載のケラチン加水分解物の使用。
(10)ヘアトリートメント組成物におけるコンディショナーとしての、(1)又は(6)に記載のケラチン加水分解物の使用。
(11)皮膚及び/又は毛髪を洗浄するための化粧品組成物における感触、特に、全身洗浄料又はシャワージェルにおける、好ましくは泡の感触を改善するための、(1)又は(6)に記載のケラチン加水分解物の使用。
(12)ケラチン加水分解物の活性物質含有量に基づいて0.002から0.4重量%の量でケラチン加水分解物を含む、(1)又は(6)に記載のケラチン加水分解物を含む化粧品組成物。
(13)(1)又は(6)及び/又は(12)に記載のケラチン加水分解物、並びに更なる陽イオン性ポリマー又は陽イオン性若しくは疑似陽イオン性界面活性剤を含む、コンディショニングヘアトリートメント用の化粧品組成物。
(14)(1)又は(6)及び/又は(12)に記載のケラチン加水分解物、並びに更なる陰イオン性界面活性剤及び両性又は双性イオン性界面活性剤を含む、皮膚及び/又は毛髪を洗浄するための化粧品組成物。
Claims (13)
- 存在するタンパク質断片の数のうちの少なくとも30%が1000未満の分子量を有するケラチン加水分解物を調製する方法であって、最初に、a)ケラチンを酸化的に前処理し、b)エンドペプチダーゼの存在下で酵素的に加水分解し、次いで、c)少なくとも1種のエキソペプチダーゼの存在下でそれをもう一度酵素的に加水分解する、方法。
- 存在するタンパク質断片の数のうちの少なくとも35%が1000未満の分子量を有する、請求項1に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
- 1000未満の分子量を有する存在するタンパク質断片の数のうちの少なくとも50%が100を超える分子量を有する、請求項1に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
- 存在するタンパク質断片の数のうちの少なくとも15%が500未満の分子量を有する、請求項1に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
- 500未満の分子量を有する存在するタンパク質断片の数のうちの少なくとも50%が100を超える分子量を有する、請求項4に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
- b)が、バチルス属の株に由来するエンドペプチダーゼの存在下で酵素的に加水分解することである、請求項1に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
- エンドペプチダーゼがバチルス・リケニフォルミスに由来する、請求項6に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
- c)が、アスペルギルス・オリザエ由来のエキソペプチダーゼの存在下で酵素的に加水分解することである、請求項1に記載のケラチン加水分解物を調製する方法。
- ヘアトリートメント組成物における特性:
- 毛髪の内部構造を改善すること
- 毛髪に損傷を与える環境の影響から保護すること
- 損傷した毛髪を修復すること
- ヒト毛髪の引っ張り強度
- ヒト毛髪の水分バランスを安定させること
- ヒト毛髪の櫛通り
- ヒト毛髪の破壊
- ヒト毛髪の再構築能
- ヒト毛髪の弾力性の損失を減少させること
のうちの少なくとも1つを、請求項1に記載のケラチン加水分解物を含まないヘアトリートメント組成物と比較して改善するための、請求項1に記載の方法によって調製されたケラチン加水分解物の使用。 - ヘアトリートメント組成物におけるコンディショナーとしての、請求項1に記載の方法によって調製されたケラチン加水分解物の使用。
- 皮膚及び/又は毛髪を洗浄するための化粧品組成物における感触を改善するための、請求項1に記載の方法によって調製されたケラチン加水分解物の使用。
- 皮膚及び/又は毛髪を洗浄するための化粧品組成物が全身洗浄料又はシャワージェルである、請求項11に記載の使用。
- 泡の感触を改善するための、請求項11又は12に記載の使用。
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