JP7294747B2 - 回転状態検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転状態検出装置に関する。
従来、車輪に回転トルクが発生したときのトルクを検出するブレーキ回転状態検出装置が知られている。例えば特許文献1では、ブレーキキャリパのキャリパ取付部にブレーキ回転状態検出装置としての歪みゲージが設けられている。
特開2004-264029号公報
特許文献1では、歪みゲージをキャリパ支持部に設ける必要があるため、制動装置にて発生した熱の影響を受けやすい。また、安定した計測を行うためには、歪みゲージからの信号を用いた演算を行うための装置を歪みゲージの近くに設置する必要があり、構成が複雑になる。本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車輪の回転方向に生じるトルクを適切に検出可能な回転状態検出装置を提供することにある。
本発明の回転状態検出装置は、被検出部(35、135)と、第1センサ部(31、131)と、第2センサ部(32、132)と、制御部(45)と、を備える。被検出部は、車輪(92)と一体に回転する磁気リングである。第1センサ部は、被検出部を検出することで車輪の回転状態を検出する。第2センサ部は、被検出部を検出することで車輪の回転状態を検出するものであって、第1センサ部とは離間して設けられる。
制御部は、トルク演算部(452)を有する。トルク演算部は、第1センサ部の検出信号である第1検出信号、および、第2センサ部の検出信号である第2検出信号に基づき、車輪の回転方向のトルクを演算する。第1センサ部および第2センサ部は、車輪速センサであって、共通の磁気リングの回転による磁界の変化を検出する。離間して設けられる2つのセンサ部の検出信号を用いることで、車輪の回転方向に生じるトルクを適切に検出することができる。
第1実施形態による回転状態検出装置を示す断面図である。 第1実施形態による第1センサ部および第2センサ部の配置を説明する平面図である。 第1実施形態による演算部を示すブロック図である。 第1実施形態による論理回路を示す図である。 第1実施形態において、制動トルクが発生していないときの第1検出信号および第2検出信号を説明する説明図である。 第1実施形態において、制動トルクが発生しているときの第1検出信号および第2検出信号を説明する説明図である。 第1実施形態による第1検出信号、第2検出信号および合成信号を説明するタイムチャートである。 第1実施形態によるパラメータ演算処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態による論理回路を示す図である。 第2実施形態による第1検出信号、第2検出信号および合成信号を説明するタイムチャートである。 第3実施形態による論理回路を示す図である。 第3実施形態による第1検出信号、第2検出信号および合成信号を説明するタイムチャートである。 第3実施形態によるパラメータ演算処理を説明するフローチャートである。 第4実施形態によるパラメータ演算処理を説明するフローチャートである。 第5実施形態による演算部を示すブロック図である。 第5実施形態によるパラメータ演算処理を説明するフローチャートである。 第6実施形態による回転状態検出装置を示す断面図である。 第6実施形態による第1センサ部および第2センサ部の配置を説明する平面図である。
本発明による回転状態検出装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態を図1~図8に示す。図1に示すように、回転状態検出装置30は、車両の制動装置10による制動トルクの検出に用いられる。制動装置10は、電動ブレーキ装置であって、ブレーキディスク15と、制動力発生部20と、制動力発生部20を駆動する動力を発生する図示しないアクチュエータと、を備える。ブレーキディスク15は、車軸91に設けられ、車輪92と一体に回転する。車軸91には、ハブベアリング93が設けられる。ハブベアリング93は、外輪94、内輪95、および、ボール96を有する。
制動力発生部20は、キャリパ21およびブレーキパッド22を有する。キャリパ21は、ブレーキパッド22を保持している。一対のブレーキパッド22は、ブレーキディスク15を挟んで両側に設けられる。アクチュエータの駆動力により図示しないピストン等を作動させ、ブレーキパッド22がブレーキディスク15を挟持することで、制動力が発生する。キャリパ21の一方側は、外輪94から径方向外側に延びるキャリパ支持部97に支持される。
図1および図2に示すように、回転状態検出装置30は、第1センサ部31、第2センサ部32、被検出部としての磁気リング35、および、演算部40等を有する。磁気リング35は、内輪95側に設けられ、車軸91と一体に回転する。
センサ部31、32は、外輪94側に設けられており、磁気リング35の回転による磁界の変化を検出する。これにより、車輪92の回転速度である車輪速を検出可能である。図中適宜、第1センサ部31を「車速センサ1」、第2センサ部32を「車速センサ2」と記載する。第1センサ部31の検出信号Sg1、および、第2センサ部32の検出信号Sg2は、出力回路部41に出力される。
図2に示すように、キャリパ支持部97は、外輪94の径方向外側の2箇所から突出して形成されている。キャリパ支持部97の個数や形状は異なっていてもよい。本実施形態では、キャリパ支持部97が比較的幅狭に形成されており、制動力を受けて変形する。ここで、制動力を受けて相対的に変形が大きい領域を変形領域Rt、制動力を受けて概ね変形しない領域を非変形領域Rnとする。本実施形態では、キャリパ支持部97の両端で規定されるキャリパ21側の領域を変形領域Rtとする。変形領域Rtおよび非変形領域Rnは、キャリパ支持部97の形状等に応じて設定される。後述の第5実施形態に係る変形領域Rtおよび非変形領域Rnも同様である。
第1センサ部31は非変形領域Rnに設けられ、第2センサ部32は変形領域Rtに設けられる。センサ部31、32は、制動トルクが生じることでセンサ間の相対距離の変化による信号出力変化が検出可能な程度、離間して設けられる。2つのセンサ部31、32の取付位置を離すことで、ハブベアリング93やキャリパ支持部97の剛性を確保可能である。
図3に示すように、演算部40は、出力回路部41、および、制御部45を有する。出力回路部41は、出力信号合成部411を有する。出力信号合成部411は、第1センサ部31からの検出信号Sg1および第2センサ部32からの検出信号Sg2を合成し、合成信号Sc_aを生成する。検出信号Sg1、Sg2は正弦波信号であって、合成信号Sc_aの生成前に、適宜、矩形波信号に変換される。センサ部31、32および磁気リング35は、車輪92の1回転に対し、検出信号Sg1、Sg2が複数パルスとなるように構成されている。1回転中のパルス数を多くすることで、分解能を高めることができる。
図4に示すように、本実施形態の出力信号合成部411は、論理回路であるOR回路を有する。出力回路部41を制御部45と別途に設け、合成信号Sc_aが制御部45に入力されるようにすることで、制御部45側のポート数等の構成の変更が不要である。
図3に戻り、制御部45は、マイコン等を主体として構成され、内部にはいずれも図示しないCPU、ROM、RAM、I/O、及び、これらの構成を接続するバスライン等を備えている。制御部45における各処理は、ROM等の実体的なメモリ装置(すなわち、読み出し可能非一時的有形記録媒体)に予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。
制御部45は、機能ブロックとして、回転速度演算部451、回転トルク演算部452、および、制動力制御部455等を有する。図3では、回転速度演算部451、回転トルク演算部452および制動力制御部455が1つの制御部に設けられているが、少なくとも1つの機能ブロックを別途の制御部として構成してもよい。
回転速度演算部451は、合成信号Sc_aの信号周期に基づき、車輪92の回転速度である車輪速検出値spdを演算する。回転トルク演算部452は、合成信号Sc_aのパルス幅に基づき、車軸91に生じる回転トルクとしての制動トルク検出値trqを演算する。制動力制御部455は、図示しないブレーキペダルの踏込量を検出するストロークセンサの検出値、および、演算された制動トルク検出値trq等に基づき、制動力を制御する。
検出信号Sg1、Sg2を図5および図6に基づいて説明する。図5および図6では、いずれも(a)がセンサ部31、31を示しており、(b)が検出信号Sg1、Sg1、(c)が矩形波換算後の検出信号Sg1、Sg2を示す。
図5に示すように、センサ部31、32は、制動トルクが生じていない状態において、検出信号Sg1、Sg2に任意の位相差が生じるように設けられている。このとき検出信号Sg1、Sg2の位相差は無くても良い。本実施形態では、第1センサ部31は制動トルクによる変形が生じにくい非変形領域Rnに設けられており、第2センサ部32は制動トルクによる変形が生じやすい変形領域Rtに設けられている。
そのため、図6(a)に示すように、制動トルクが発生すると、第2センサ部32が制動トルクに応じて変位し(矢印A1参照)、センサ部31、32間の相対距離が変化する。これにより、図6(b)および図6(c)に示すように、検出信号Sg1、Sg2の位相差が変化する。本実施形態では、検出信号Sg1、Sg2の位相差の変化量に基づき、制動トルクを演算可能である。
図7の上段には、無負荷時、すなわち制動トルクが発生していないときの検出信号Sg1、Sg2および合成信号Sc_aを示し、下段には、負荷時、すなわち制動トルクが発生しているときの検出信号Sg1、Sg2および合成信号Scを示した。図7では、検出信号Sg1、Sg2として、矩形波変換後の波形を示し、以下適宜、矩形波変換後の信号を、単に「検出信号Sg1、Sg2」という。後述の実施形態に係る図10および図12も同様である。
無負荷時において、検出信号Sg1、Sg2は、エッジ幅およびパルス幅が等しく、位相がずれている。また、合成信号Sc_aは、パルス幅Plが検出信号Sg1、Sg2の位相差に応じた幅となる。合成信号Sc_aのエッジ幅Edは、検出信号Sg1、Sg2のエッジ幅と等しい。ここで、エッジ幅Edは、エッジの立ち上がり周期と捉えることもできる。
制動トルクによる負荷が発生すると、第1センサ部31の変位は、第2センサ部32の変位よりも十分小さく、検出信号Sg1と検出信号Sg2との位相が無負荷時とずれる。そのため、負荷発生時において、合成信号Sc_aのパルス幅Plが変化する。また、合成信号Sc_aのエッジ幅Edは、無負荷時と負荷時とで変化しない。そこで本実施形態では、合成信号Sc_aのパルス幅Plに基づいて制動トルク検出値trqを演算し、エッジ幅Edに基づいて車輪速検出値spdを演算する。
本実施形態のパラメータ演算処理を図8のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、制御部45において、合成信号Sc_aのパルスエッジの立ち上がりが検出される毎に実行される。また、例えば複数パルス毎や所定期間毎に演算する、といった具合に、演算周期を適宜変更してもよい。以下、ステップS101の「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。他のステップも同様である。
S101では、制御部45は、合成信号Sc_aを出力回路部41から取得する。S102では、回転トルク演算部452は、合成信号Sc_aのパルス幅変化量ΔPlを演算する。パルス幅変化量ΔPlは、取得された合成信号Sc_aのパルス幅Plと無負荷時のパルス幅Pl0との差分である。S103では、回転トルク演算部452は、パルス幅変化量ΔPlに基づき、制動トルク検出値trqを演算する。
S104では、回転速度演算部451は、合成信号Sc_aのエッジ立ち上がり周期を演算する。S105では、回転速度演算部451は、合成信号Sc_aのエッジ立ち上がり周期に基づき、車輪速検出値spdを演算する。なお、S102~S105の処理は、適宜順番を入れ替えてもよいし、並列に実施してもよい。後述の実施形態に係るパラメータ演算処理も同様である。
従来の油圧ブレーキでは、油圧配管の油圧とピストン底面の面積とからピストンに作用する押圧力を算出し、制動力を演算可能である。一方、電動ブレーキ装置においては、油圧からの制動力演算ができない。そこで本実施形態では、取付位置を離して設けられた2つの車輪速センサの検出値を用いることで、制動トルクを検出する。これにより、油圧センサを用いることなく制動トルクを演算することができる。また、例えば1回転で1検出を行うマーカーセンサ等を用いる場合と比較し高い分解能で制動トルクを演算することができる。
さらにまた、本実施形態では、マイコン等である制御部45の外部に設けられた出力回路部41にて合成信号Sc_aを生成し、合成信号Sc_aを制御部45に入力し、1つの合成信号Sc_aを用いて車輪速検出値spdおよび制動トルク検出値trqの2つの情報を演算している。これにより、1つの車輪速センサが設けられる構成から、ポート数等のマイコン側の仕様を変更することなく、1つの合成信号Sc_aに基づき、車輪速検出値spdに加え、制動トルク検出値trqを演算することができる。
以上説明したように、本実施形態の回転状態検出装置30は、磁気リング35と、第1センサ部31と、第2センサ部32と、制御部45と、を備える。磁気リング35は、車輪92と一体に回転する。第1センサ部31は、磁気リング35を検出することで車輪92の回転状態を検出する。第2センサ部32は、磁気リング35を検出することで車輪92の回転状態を検出するものであって、第1センサ部31とは離間して設けられる。詳細には、センサ部31、32は、車輪92の回転に伴う磁界の変化を検出する。
制御部45は、トルク演算部452を有する。トルク演算部452は、第1センサ部31の検出信号である第1検出信号Sg1、および、第2センサ部32の検出信号である第2検出信号Sg2に基づき、車輪92の回転方向のトルクを演算する。
本実施形態では、共通の磁気リング35を検出する第1センサ部31および第2センサ部32を離間して設けることで、検出信号Sg1、S2から車輪92の回転方向のトルクを適切に演算することができる。
第1センサ部31は、車輪92の回転方向のトルク変化による変位が相対的に小さい領域である非変形領域Rnに設けられ、第2センサ部32は、車輪92の回転方向のトルク変化による変位が相対的に大きい領域である変形領域Rtに設けられる。本実施形態では、2つのセンサ部31、32の一方を変形領域Rt、他方を非変形領域Rnに設けており、変形領域Rtに設けた第2センサ部32の検出信号Sg2は、回転方向のトルク変化により変化する。回転方向のトルクによる検出信号Sg2の変化を、非変形領域Rnに設けられた第1センサ部31の検出信号Sg1を基準として検出することで、回転方向のトルクを適切に演算することができる。
第1センサ部31および第2センサ部32は、車輪速センサである。制御部45は、第1検出信号Sg1および第2検出信号Sg2の少なくとも一方、または、第1検出信号Sg1および第2検出信号Sg2を用いて生成された信号の信号周期に基づき、車輪92の回転速度を演算する速度演算部451を有する。本実施形態では、第1検出信号Sg1および第2検出信号Sg2を用いて生成された信号である合成信号Sc_aを用いて車輪速を演算する。トルク演算部452は、第1検出信号Sg1と第2検出信号Sg2の位相差に基づき、車輪92の回転方向のトルクを演算する。
すなわち本実施形態では、2つの車輪速センサの検出値に基づき、車輪92の回転速度、および、車輪92の回転方向のトルクを演算している。これにより、比較的簡素な構成にて、車輪92の回転速度および回転方向のトルクを演算可能である。
また、車輪92の回転方向のトルクにより第2検出信号Sg2が変化しても、回転速度に対する合成信号Sc_aのエッジ幅Edは変わらないので、エッジ幅Edに基づき、回転速度を適切に演算することができる。これにより、1つの合成信号Sc_aに基づき、車輪92の回転方向のトルク、および、回転速度の2つのパラメータを適切に演算することができる。実施形態では、エッジ幅Edが「信号周期」に対応する。
回転状態検出装置30は、第1検出信号Sg1と第2検出信号Sg2とを合成した合成信号Sc_aを生成する出力信号合成部411をさらに備える。制御部45は、合成信号Sc_aを取得し、合成信号Sc_aに基づいて車輪92の回転方向のトルクおよび車輪92の回転速度を演算する。制御部45では、合成信号Sc_aを用いるので、制御部45の内部の演算を変更すれば、ポート等のハード構成を従来の車輪速センサから変更することなく、車輪92の回転速度および回転方向のトルクを演算することができる。
出力信号合成部411は、論理回路を有する。本実施形態の論理回路は、OR回路である。これにより、検出信号Sg1、Sg2を適切に合成することができる。また、OR回路とすることで、検出信号Sg1、Sg2の一方が検出不能となる異常が生じた場合であっても、正常である信号を用いて、車輪速検出値spdの検出を継続可能である。
合成信号Sc_aは、矩形波信号であって、トルク演算部452は、合成信号Sc_aのパルス幅Plに基づき、車輪92の回転方向のトルクを演算する。本実施形態では、第1センサ部31が非変形領域Rnに設けられ、第2センサ部32が変形領域Rtに設けられているので、制動トルクにより第2センサ部32が移動することで第1センサ部31と第2センサ部32との相対距離が変化する。相対距離の変化により、第2検出信号Sg2の位相がずれると、合成信号Sc_aのパルス幅Plが変化するので、合成信号Sc_aのパルス幅Plに基づき、回転方向のトルクを適切に検出することができる。
なお、合成信号Sc_aのパルス幅は、検出信号Sg1、Sg2の位相差に応じて変化するため、合成信号Sc_aのパルス幅に基づいてトルク演算を行うことは、「第1検出信号と第2検出信号との位相差に基づき、車輪の回転方向のトルクを演算する」という概念に含まれる、と捉えられる。
回転状態検出装置30は、トルク演算部452は、車輪92の回転方向のトルクとして、制動トルクを演算する。これにより、油圧センサを用いることなく、車輪速センサの検出値に基づき、制動トルクを適切に演算することができるので、電動ブレーキ装置に好適に適用可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態を図9および図10に示す。図9に示すように、本実施形態の出力信号合成部412は、論理回路であるAND回路を有する。図10は、図7と対応する図であって、検出信号Sg1、Sg2は第1実施形態と同様である。合成信号Sc_bは、制動トルクによる負荷が発生すると、無負荷時とはパルス幅Plが変化し、エッジ幅Edは変化しない。したがって、波形は異なるものの、第1実施形態と同様、1つの合成信号Sc_bを用い、パルス幅Plに基づいて制動トルク検出値trqを演算可能であり、かつ、エッジ幅Edに基づいて車輪速検出値spdを演算可能である。このように構成しても上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
第3実施形態を図11~図13に示す。図11に示すように、本実施形態の出力信号合成部413は、論理回路であるXOR回路を有する。図12は、図7と対応する図であって、検出信号Sg1、Sg2は第1実施形態と同様である。合成信号Sc_cは、制動トルクによる負荷が発生すると、無負荷時とはパルス幅が変化する。また、XOR回路で生成した合成信号Sc_cは、2パルス分が検出信号Sg1、Sg2の1パルス分に対応しており、2パルス分のエッジ幅Ed_cが、検出信号Sg1、Sg2の1パルスのエッジ幅Edと一致する。したがって、合成信号Sc_cの2パルス分のエッジ幅Ed_cを用いることで、車輪速検出値spdを演算可能である。
本実施形態のパラメータ演算処理を図13のフローチャートに基づいて説明する。S201では、制御部45は、合成信号Sc_cを取得する。S202では、制御部45は、合成信号Sc_cのパルスタイミングを判定する。パルスタイミング判定では、例えば無負荷時のパルス形状や位相を予め記憶しておき、合成信号Sc_cのパルスが第1検出信号Sg1によるものなのか、第2検出信号Sg2によるものなのかを判定する。また、合成信号Sc_cのパルス数をカウントし、カウント数が奇数か偶数かに応じてパルスタイミングを判定してもよい。
S203~S206の処理は、図8中のS102~S105の処理と同様である。S203~S207では、検出されたパルスが第1検出信号Sg1か第2検出信号Sg2かに応じた演算を行う。トルク演算については、第1検出信号Sg1に応じたパルスを検出したときは、検出信号Sg1に対応したパルス幅Pl_1に基づいてトルク演算を行い、第2検出信号Sg2に応じたパルスを検出したときは、検出信号Sg2に対応したパルス幅Pl_2に基づいてトルク演算を行う。車輪速演算については、上述の通り、2パルス分のエッジ幅Ed_cに基づいて演算する。
なお、トルク演算および車輪速演算の少なくとも一方において、例えば、第1検出信号Sg1に応じたパルス検出のタイミングで演算を行い、第2検出信号Sg2に応じたパルス検出のタイミングでは演算をスキップするようにしてもよい。また例えば、第2検出信号Sg2のタイミングで演算し、第1検出信号Sg1のタイミングで演算をスキップするようにしてもよい。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第3実施形態と同様、論理回路はXOR回路である。また本実施形態では、制御部45は、合成信号Sc_cとは別に、合成前の第1検出信号Sg1を取得する。第1検出信号Sc1に替えて、第2検出信号Sc2を取得し、用いてもよい。また、後述の実施形態のように、制御部45が、検出信号Sg1、Sg2を個別に取得し、制御部45にて内部的に合成信号Sc_cを生成するようにしてもよい。
本実施形態のパラメータ演算処理を図14のフローチャートに基づいて説明する。制御部45は、S251にて検出信号Sg1を取得し、S252にて合成信号Sc_cを取得する。S253では、第1検出信号Sg1の立ち上がりエッジ検出タイミングか否か判断する。第1検出信号Sg1の立ち上がりエッジ検出タイミングではないと判断された場合(S253:NO)、S254以降の処理をスキップする。第1検出信号S1の立ち上がりエッジ検出タイミングであると判断された場合(S253:YES)、S254へ移行する。S254~S257の処理は、S203~S206の処理と同様である。なお本実施形態では、車輪速の演算は、合成信号Sc_cを用いて行ってもよいし、第1検出信号Sg1を用いて行ってもよい。また、第1検出信号Sg1を用いてタイミング判定を行った後、第3実施形態のように、検出したパルスに応じた演算を行ってもよい。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第5実施形態)
第5実施形態を図15および図16に示す。図15に示すように、本実施形態の演算部49では、出力回路部41が省略されており、検出信号Sg1、Sg2は、合成されず、個別に制御部45に入力される。
本実施形態のパラメータ演算処理を図16のフローチャートに基づいて説明する。S301では、制御部45は、検出信号Sg1、Sg2を取得する。S302では、制御部45は、取得した検出信号Sg1、Sg2を矩形波変換する。
S303では、回転トルク演算部452は、検出信号Sg1、Sg2の位相差を演算する。S304では、回転トルク演算部452は、検出信号Sg1、Sg2の位相差に基づき、制動トルク検出値trqを演算する。
S305では、回転速度演算部451は、検出信号Sg1の信号周期を演算する。検出信号Sg1に替えて、検出信号Sg2を用いてもよい。S306では、回転速度演算部451は、信号周期に基づき、車輪速検出値spdを演算する。
なお、矩形波変換された検出信号Sg1、Sg2が制御部45に入力されるように構成されていれば、S302は省略可能である。また、S302を省略して矩形波変換を行わず、周波数解析等により位相差や信号周期を演算するようにしてもよい。また、内部的に合成信号を生成し、上記実施形態と同様の演算としてもよい。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第6実施形態)
第6実施形態を図17および図18に示す。本実施形態の回転状態検出装置130は、第1センサ部131および第2センサ部132の検出値に基づき、インホイールモータ60の回転速度および制駆動トルクを演算する。インホイールモータ60は、第1ハウジング61、第2ハウジング62、ステータ65、および、ロータ66等を有する。
第1ハウジング61は、底部611、頂部613、および、筒部615を有し、略円筒状に形成され、車輪92に固定される。すなわち、第1ハウジング61は、車輪92と一体に回転する。車輪92側に設けられる底部611には、ハブベアリングの内輪側を構成する突出部612が、車輪92と反対側に突出して形成される。頂部613には、開口614が形成される。
第2ハウジング62は、基部621、および、基部621の車輪92側に設けられる筒部625を有する。基部621は、平面視略円形に形成され、径方向外側に突出するベアリング保持部622(図18参照)にて車体側に固定される。本実施形態では、ベアリング保持部622は、比較的幅狭に形成されている。図18ではベアリング保持部622が3箇所に設けられているが、2以上であればいくつであってもよい。
筒部625は、開口614に挿入される。筒部625は、先端側に突出部612が挿入され、ハブベアリングの外輪側を構成する。突出部612と筒部625との間には、ボール63が設けられる。
ステータ65は、第2ハウジング62の筒部625の径方向外側に固定される。ロータ66は、第1ハウジング61の筒部615の径方向内側に固定され、ステータ65に巻回される巻線への通電により回転可能に支持されている。これにより、ステータ65への通電により、ロータ66、第1ハウジング61および車輪92が一体となって回転する。ロータ66と車輪92との間には、適宜ギア等を設けてもよい。
回転状態検出装置130は、第1センサ部131、第2センサ部132、被検出部としての磁気リング135、および、演算部40等を備える。磁気リング135は、第1ハウジング61の頂部613に設けられる。センサ部131、132は、磁気リング135の回転による磁束の変化を検出可能なように、第2ハウジング62の基部621に設けられる。
図18に示すように、第1センサ部131は、2つのベアリング保持部622の中間位置に設けられている。ベアリング保持部622の中間位置は、制動力による変形が相対的に小さい非変形領域Rnと捉えることができ、第1センサ部131は非変形領域Rnに設けられている、といえる。
第2センサ部132は、基部621の中心点を挟んで第1センサ部131とは反対側であって、ベアリング保持部622に隣接して設けられる。ベアリング保持部622に隣接する箇所は、制動力による変形が相対的に大きい変形領域Rtと捉えることができ、第2センサ部132は変形領域Rtに設けられており、制動トルクにより変位する。なお、図18中では、煩雑になることを避けるため、センサ部131、132が設けられる箇所について、変形領域Rtおよび非変形領域Rnを記載した。
本実施形態では、第1センサ部131が非変形領域Rnに設けられており、第2センサ部132が変形領域Rtに設けられているので、インホイールモータ60の制駆動トルクによりセンサ間距離が変化し、第1センサ部131の検出信号Sg11と第2センサ部132の検出信号Sg12との位相差が変化する。上記実施形態の検出信号Sg1を検出信号Sg11、検出信号Sg2を検出信号Sg12と読み替えれば、制駆動トルク検出値trq_dおよび車輪速検出値spdの演算の詳細は、上記実施形態と同様である。
本実施形態の回転状態検出装置130は、インホイールモータ60に適用される。制御部45は、車輪92の回転方向のトルクとして、インホイールモータ60の制駆動トルクを演算する。これにより、インホイールモータ60の制駆動トルクを適切に演算することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、非変形領域および変形領域に1つずつのセンサ部が設けられる。他の実施形態では、非変形領域および変形領域の少なくとも一方に複数のセンサ部が設けられていてもよい。上記実施形態では、被検出部が磁気リングであり、センサ部は磁気センサである。他の実施形態では、センサ部は、車輪の回転を検出可能であればよく、例えば光学センサ等であってもよい。被検出部は、センサ部に応じたものを用いればよい。上記実施形態では、制動装置は電動ブレーキ装置である。他の実施形態では、制動装置として油圧式のものを用いてもよい。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
10・・・制動装置
30、130・・・回転状態検出装置
31、131・・・第1センサ部
32、132・・・第2センサ部
35、135・・・磁気リング(被検出部)
41・・・出力回路部
411~413・・・出力信号合成部
45・・・制御部
451・・・回転速度演算部 452・・・トルク演算部

Claims (8)

  1. 車輪(92)と一体に回転する磁気リングである被検出部(35、135)と、
    前記被検出部を検出することで前記車輪の回転状態を検出する第1センサ部(31、131)と、
    前記被検出部を検出することで前記車輪の回転状態を検出するものであって、前記第1センサ部とは離間して設けられる第2センサ部(32、132)と、
    前記第1センサ部の検出信号である第1検出信号、および、前記第2センサ部の検出信号である第2検出信号に基づき、前記車輪の回転方向のトルクを演算するトルク演算部(452)を有する制御部(45)と、
    を備え
    前記第1センサ部および前記第2センサ部は、車輪速センサであって、共通の磁気リングの回転による磁界の変化を検出する回転状態検出装置。
  2. 前記第1センサ部は、前記車輪の回転方向のトルク変化による変位が相対的に小さい領域である非変形領域に設けられ、
    前記第2センサ部は、前記車輪の回転方向のトルク変化による変位が相対的に大きい領域である変形領域に設けられる請求項1に記載の回転状態検出装置。
  3. 記制御部は、前記第1検出信号および前記第2検出信号の少なくとも一方、または、前記第1検出信号および前記第2検出信号を用いて生成された信号の信号周期に基づき、前記車輪の回転速度を演算する回転速度演算部(451)を有し、
    前記トルク演算部は、前記第1検出信号と前記第2検出信号との位相差に基づき、前記車輪の回転方向のトルクを演算する請求項1または2に記載の回転状態検出装置。
  4. 前記第1検出信号と前記第2検出信号とを合成した合成信号を生成する出力信号合成部(411~413)をさらに備える請求項1~3のいずれか一項に記載の回転状態検出装置。
  5. 前記出力信号合成部は、論理回路を有する請求項4に記載の回転状態検出装置。
  6. 前記合成信号は、矩形波信号であって、
    前記トルク演算部は、前記合成信号のパルス幅に基づき、前記車輪の回転方向のトルクを演算する請求項4または5に記載の回転状態検出装置。
  7. 制動装置(10)に適用され、
    前記トルク演算部は、前記車輪の回転方向のトルクとして前記制動装置の制動トルクを演算する請求項1~6のいずれか一項に記載の回転状態検出装置。
  8. インホイールモータ(60)に適用され、
    前記トルク演算部は、前記車輪の回転方向のトルクとして前記インホイールモータの制駆動トルクを演算する請求項1~6のいずれか一項に記載の回転状態検出装置。
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