JP7293848B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、コージェネレーションシステムに関する。
従来、この種のコージェネレーションシステムとしては、発電に伴って発熱する燃料電池(熱源装置)と、燃料電池からの排熱と水との間で熱交換する熱交換器と、熱交換器の熱交換により加熱された湯水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクに接続されポンプの駆動により湯水を循環させる循環配管とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムは、凍結防止用のヒータと、ヒータの周囲に配置された蓄熱材とを備え、ヒータへの通電中にその発熱を蓄熱材に蓄えておき、ヒータへの通電終了後に蓄熱材から放熱させることで循環配管内の水などの凍結防止を図るものとしている。
特開2008-282572号公報
上述したコージェネレーションシステムでは、ヒータへの通電終了後に凍結防止を図ることができるものの、そのために蓄熱材を備える必要がある。このため、蓄熱材の使用量が増えてコストの増加を招くことがある。
本発明は、蓄熱材の使用量を抑えつつ、システム内の凍結防止を図ることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のコージェネレーションシステムは、
発電に伴って熱を発生する熱源装置を備えるコージェネレーションシステムであって、
前記熱源装置からの排熱と水との間で熱交換する熱交換器と、
水が循環する循環配管に接続され、前記熱交換器の熱交換により加熱された湯水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの下部側が露出するように該貯湯タンクの上部側を覆う蓄熱材と、
を備えることを要旨とする。
本発明のコージェネレーションシステムは、熱交換器の熱交換により加熱された湯水を貯留して蓄熱する貯湯タンクの下部側が露出するように、貯湯タンクの上部側を覆う蓄熱材を備える。これにより、貯湯タンクの全体を蓄熱材で覆うものに比して蓄熱材の使用量を抑えることができる。また、湯水を貯留する貯湯タンクの熱を貯湯タンクの下部から放熱させることでシステム内の凍結防止を図ることができる。このように、貯湯タンクの熱を有効利用して凍結防止を図ることにより、例えば循環配管や他の水配管などを蓄熱材で覆う必要がないものとすることができる。したがって、蓄熱材の使用量を抑えつつ、システム内の凍結防止を図ることができる。
本発明のコージェネレーションシステムにおいて、前記貯湯タンクは、前記コージェネレーションシステムの筐体における金属製の底板に金属製のブラケットを介して配設されているものとしてもよい。こうすれば、貯湯タンクの熱を筐体の底板に効率よく伝えて、底板から放熱させることができるから、筐体内を全体的に温めてシステム内全体の凍結防止を図ることができる。
本発明のコージェネレーションシステムにおいて、前記循環配管に設けられたヒータと、前記貯湯タンク内または前記循環配管内の水温が所定水温以下の場合に、前記循環配管を循環する水を加熱するように前記ヒータを制御する制御装置と、を備えるものとしてもよい。こうすれば、熱交換による加熱だけでは貯湯タンク内の湯水の温度を維持することができない場合でも、貯湯タンク内の湯水の温度が下がるのを防止することができるから、貯湯タンクからの放熱を適切に継続可能としてシステム内の凍結防止を図ることができる。
本発明のコージェネレーションシステムにおいて、前記循環配管は、前記ヒータの下流側の配管が前記コージェネレーションシステムの筐体における金属製の底板に金属製のブラケットを介して固定されているものとしてもよい。こうすれば、ヒータの加熱に伴って発生する熱を筐体の底板に効率よく伝達させて、底板から放熱させることができるから、筐体内を全体的に温めてシステム内全体の凍結防止を図ることができる。
本発明のコージェネレーションシステムにおいて、前記ヒータは、前記循環配管を循環する水が該ヒータ内を流通するように設けられているものとしてもよい。こうすれば、循環配管を循環する水にヒータの発熱を効率よく伝えることができるから、ヒータの数を削減しつつ貯湯タンクに貯留される湯水の水温が低下するのを防止することができる。したがって、システム内の凍結防止をより適切に図ることができる。
燃料電池システム10の構成の概略を示す構成図である。 燃料電池システム10の一部の配置の概略を示す配置図である。 循環水ヒータ65の構成の概略を示す構成図である。 凍結防止制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は燃料電池システム10の構成の概略を示す構成図であり、図2は燃料電池システム10の一部の配置の概略を示す配置図であり、図3は循環水ヒータ65の構成の概略を示す構成図である。燃料電池システム10は、図1に示すように、発熱を伴って発電を行う発電ユニット20や、発電ユニット20からの熱により加熱された湯水を貯留する貯湯タンク80、システム全体を制御する制御装置90などを備える。これらは、筐体12内に収容されている。なお、燃料電池システム10は、発電ユニット20により発電された電力を図示しない住宅の家電製品などに供給可能であり、貯湯タンク80に貯留された湯水を浴室シャワーや洗面所などに供給可能である。
発電ユニット20は、図1に示すように、発電モジュール30と、原燃料ガス供給装置40と、エア供給装置45と、改質水供給装置50と、排熱回収装置60とを備える。
発電モジュール30は、改質水を気化して水蒸気を生成する気化器32と、天然ガスやLPガスなどの原燃料ガスを水蒸気改質により改質する改質器33と、改質ガスと酸化剤ガスとの供給を受けて発電する燃料電池スタック35などを有する。気化器32と改質器33と燃料電池スタック35は、断熱性材料により形成された箱型のモジュールケース31内に収容されている。モジュールケース31内には、燃料電池スタック35の起動や、気化器32における水蒸気の生成、改質器33における水蒸気改質反応に必要な熱を供給するために、燃料電池スタック35を通過した燃料オフガス(アノードオフガス)と酸化剤オフガス(カソードオフガス)とを燃焼させる燃焼部36が設けられている。
燃料電池スタック35は、酸素イオン伝導体からなる固体電解質と、固体電解質の一方の面に設けられたアノードと、固体電解質の他方の面に設けられたカソードとを備える固体酸化物燃料電池セルが積層されたものである。燃料電池スタック35は、アノードに供給される燃料ガス中の水素とカソードに供給されるエア中の酸素とによる電気化学反応によって発電する。
原燃料ガス供給装置40は、ガス供給源1と気化器32とを接続する原燃料ガス供給管41を有する。原燃料ガス供給管41には、ガス供給源1側から順に、ガス供給弁42やガスポンプ43、脱硫器44、図示しない流量センサなどが設けられている。また、原燃料ガス供給管41のガス供給弁42とガスポンプ43との間には、オリフィス41aが設けられている。原燃料ガス供給装置40は、ガス供給弁42を開弁した状態でガスポンプ43を駆動することにより、ガス供給源1からの原燃料ガスを脱硫して気化器32へ供給する。
改質器33で生成された改質ガスを燃料電池スタック35へ供給する改質ガス供給管34には、改質ガスの一部を脱硫器44に還流させて脱硫に必要な水素を供給するための還流管37が連結されている。還流管37は、一端が改質ガス供給管34に接続され、他端が原燃料ガス供給管41におけるガスポンプ43の上流側(オリフィス41aとガスポンプ43との間)に接続される。なお、還流管37には、改質ガス供給管34から脱硫器44に還流させる改質ガスの流量を調整するためのオリフィス37aが設けられている。
また、還流管37には、その還流管37を流れる改質ガスが冷却されて凝縮された凝縮水を排出するための排水管38(図2では一点鎖線で図示)が連結されている。排水管38は、一端が還流管37におけるオリフィス37aの上流側に接続され、他端が排熱回収装置60の後述する熱交換器70に接続されている。排水管38は、水が滞留可能に屈曲した形状となっており、還流管37を流れる改質ガス中のガス成分(水素)が排水管38を通って外部へ排出されないように、滞留した水によって排水管38を水封する水封部(水封構造)を形成する。
エア供給装置45は、外気と連通するフィルタ47と燃料電池スタック35とを接続するエア供給管46を有する。エア供給管46には、エアブロワ48が設けられており、エアブロワ48を駆動することにより、フィルタ47を介して吸入したエアを燃料電池スタック35へ供給する。なお、エア供給管46には、図示しない流量センサなどが設けられている。
改質水供給装置50は、改質水を貯蔵する改質水タンク53と気化器32とを接続する改質水供給管51を有する。改質水タンク53には、改質水ポンプ52が設けられており、改質水ポンプ52を駆動することにより改質水タンク53内の改質水を汲み上げて改質水供給管51を介して気化器32へ供給する。なお、改質水供給管51には、図示しない流量センサなどが設けられている。
排熱回収装置60は、循環ポンプ63の駆動により貯湯タンク80の湯水(水)を循環させる循環配管61と、循環配管61内の湯水と燃焼部36からの燃焼排ガスとの間で熱交換を行う熱交換器70とを有する。また、循環配管61には、循環ポンプ63の駆動により循環する湯水を加熱するための循環水ヒータ65と、循環する湯水を冷却するためのラジエータ68と、ラジエータ68に送風するラジエータファン69と、循環する湯水の水温を検出するための温度センサ64とが設けられている。
循環水ヒータ65は、循環配管61を循環する湯水が内部を流通する際に湯水を瞬間的に加熱するものである。循環水ヒータ65は、図3に示すように、一端が閉塞された底付きの略円筒状のヒータケース66と、ヒータケース66内に配置され両端が開口した円筒状のヒータ本体67とを備える。なお、ヒータ本体67は、例えばセラミックヒータである。この循環水ヒータ65では、循環配管61を循環する湯水がヒータ本体67の一端側の流入口65aから流入し、ヒータ本体67内を他端側まで流通し、ヒータ本体67の他端側からヒータ本体67の外周面とヒータケース66の内周面との間を流通した後、ヒータケース66に形成された流出口65bから循環配管61に流出する(図3中の矢印参照)。また、循環水ヒータ65の流出口65bに接続される循環配管61は、金属製のブラケット62を介して筐体12の金属製の底板14に支持されている。
燃焼部36からの燃焼排ガスは、熱交換器70の熱交換により水蒸気成分が凝縮され、凝縮された水(凝縮水)が凝縮水供給管71を介して改質水タンク53に回収可能となっている。凝縮水供給管71には水精製器72が設けられており、水精製器72により精製(浄化)された水が改質水タンク53に回収される。また、残りの排気ガス(ガス成分)は、排気ガス排出管73を介して外気へ排出される。なお、熱交換器70には、凝縮水供給管71と排気ガス排出管73とが接続される他、上述したように還流管37の凝縮水を排出するための排水管38も接続されており、熱交換器70内でこれらが互いに連通している。このため、熱交換器70からの凝縮水は、排水管38にも流入可能であり、排水管38から溢れた水(凝縮水)は、凝縮水供給管71から水精製器72を介して改質水タンク53に回収可能である。
貯湯タンク80は、略円筒状の金属製タンクであり、図2に示すように、下部側が露出するように上部側を覆う蓄熱材81が設けられている。本実施形態では、貯湯タンク80の上面と側面の上半分とを蓄熱材81が覆い、底面と側面の下半分とが露出するものとなっている。また、貯湯タンク80は、底部が金属製のブラケット82を介して、筐体12の金属製の底板14に支持されている。なお、上述した排水管38は、発電モジュール30(還流管37)から下方に延在して貯湯タンク80の底部の下側を回り込んでから上方に延在して、熱交換器70に接続されている。
制御装置90は、図示は省略するが、CPUを中心としたマイクロコンピュータであり、CPUの他に、ROM,RAM,タイマ,入出力ポートおよび通信ポートを含む。制御装置90には、各流量センサからの検出流量や循環配管61の温度センサ64からの循環水温TH1などの各種検出信号が入力ポートを介して入力される。また、制御装置90は、各部への駆動信号や制御信号などを出力ポートを介して出力する。
こうして構成された燃料電池システム10では、制御装置90は、運転中の発電処理において、原燃料ガス供給制御とエア供給制御と改質水供給制御とを実行する。原燃料ガス供給制御では、システム要求出力に基づいて目標ガス流量を設定し、設定した目標ガス流量により原燃料ガスが供給されるようガスポンプ43を制御する。エア供給制御では、目標ガス流量に対して所定の空燃比となるように目標エア流量を設定し、設定した目標エア流量によりエアが供給されるようエアブロワ48を制御する。改質水供給制御では、システム要求出力に基づいて目標水量を設定し、設定した目標水量により改質水が供給されるよう改質水ポンプ52を制御する。
また、制御装置90は、排熱回収装置60の循環配管61内に湯水を循環させながら熱交換器70による熱交換が行われるように循環ポンプ63を制御する排熱回収制御も実行する。排熱回収制御では、熱交換器70を通過した後の湯水の温度を検出する図示しない温度センサや温度センサ64により検出される循環水温TH1が目標温度となるように、循環ポンプ63やラジエータファン69を制御する。この排熱回収制御により、貯湯タンク80には、熱交換により加熱された湯水が貯湯されることになる。本実施形態では、貯湯タンク80の上部側は、蓄熱材81により覆われているから、上部側に貯湯されている湯水の温度を適切に維持して、貯湯タンク80からの湯水の供給を適切に行うことができる。一方、貯湯タンク80の下部側は、蓄熱材81に覆われずに露出しているから、下部側に貯湯されている湯水の熱を放熱させて筐体12内を温めることができる。このため、例えばシステム内の温度や外気温度が所定の凍結防止温度以下となっている低温状態などにおいて、循環配管61以外の筐体12内の各配管(凝縮水供給管71や排水管38など)や水精製器72、改質水タンク53などが凍結するのを防止することができる。したがって、筐体12内の各配管などの凍結防止のためのヒータや蓄熱材を省略することができる。
次に、制御装置90により実行される凍結防止制御について説明する。図4は凍結防止制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。凍結防止制御ルーチンでは、制御装置90は、まず、温度センサ64からの循環水温TH1が所定水温Tref以下であるか否かを判定する(S100)。所定水温Trefは、貯湯タンク80の下部側からの十分な放熱が見込まれない温度として予め定めらている。制御装置90は、循環水温TH1が所定水温Tref以下でないと判定すると、そのまま凍結防止制御ルーチンを終了する。
一方、制御装置90は、S100で循環水温TH1が所定水温Tref以下であると判定すると、循環ポンプ63を作動させると共に(S110)、循環水ヒータ65をオンとする(S120)。なお、循環水温TH1が所定水温Tref以下に低下している場合、通常はラジエータファン69が駆動していることはないが、ラジエータファン69が駆動していれば制御装置90はラジエータファン69の駆動を停止させる。また、制御装置90は、例えば、所定水温Trefよりも高く、貯湯タンク80の下部側から十分に放熱可能となる温度を設定温度として、循環水ヒータ65を駆動制御する。そして、制御装置90は、循環水温TH1が設定温度を超える状態が所定時間継続するのを待つ(S130)。なお、所定時間は、貯湯タンク80の貯湯量や循環配管61の流量(循環ポンプ63の吐出量)などに基づいて、貯湯タンク80内の湯水が十分に昇温されたと判定できる程度の時間に予め定められている。制御装置90は、循環水温TH1が設定温度を超える状態が所定時間継続したと判定すると、循環水ヒータ65をオフとすると共に(S140)、循環ポンプ63を停止して(S150)、凍結防止制御ルーチンを終了する。これにより、低温状態などにおいて下部側からの放熱により貯湯タンク80内の水温が低下した場合でも、貯湯タンク80の湯水の温度を十分に放熱できる温度まで高めることができるから、システム内の凍結防止を適切に行うことができる。このため、排水管38や改質水供給管51、凝縮水供給管71などの配管や水精製器72、改質水タンク53などの凍結を防止することができる。特に、排水管38は、貯湯タンク80の底部の下側を回り込むように配設したから、凍結をより確実に防止して、凍結防止用ヒータを不要とすることができる。
以上説明した燃料電池システム10は、貯湯タンク80の下部側が露出するように貯湯タンク80の上部側を覆う蓄熱材81を備える。これにより、貯湯タンク80の全体を蓄熱材で覆うものに比して蓄熱材81の使用量を抑えつつ、貯湯タンク80の下部側から放熱させることでシステム内の凍結防止を図ることができる。また、貯湯タンク80の全体を蓄熱材で覆うものでは、循環配管61内を循環する湯水の水温が高くなりやすいから、冷却のためにラジエータファン69を駆動する頻度が多いものとなる。本実施形態では、貯湯タンク80の下部側を露出して放熱を促すことにより、ラジエータファン69を駆動する頻度を低減させることができるから、電力消費を抑えることもできる。これらのことから、貯湯タンク80に貯湯されている湯水の熱を有効利用して、システム内の凍結防止を図ると共にシステムのエネルギ効率を向上させることができる。
また、貯湯タンク80は、筐体12の金属製の底板14に金属製のブラケット82を介して配設されているから、貯湯タンク80の熱を底板14に効率よく伝えて底板14から放熱させることができる。このため、筐体12内を全体的に温めてシステム内全体の凍結防止を図ることができる。
また、循環水温TH1が所定水温Tref以下の場合に循環水ヒータ65を駆動するから、貯湯タンク80内の湯水の温度が低下した場合でも、貯湯タンク80からの放熱を継続可能としてシステム内の凍結防止を図ることができる。
また、循環水ヒータ65の流出口65b側の循環配管61が金属製の底板14に金属製のブラケット62を介して固定されているから、循環水ヒータ65の駆動に伴って発生する熱を底板14に効率よく伝達させて、底板14から放熱させることができる。このため、筐体12内を全体的に温めてシステム内全体の凍結防止を図ることができる。
また、循環水ヒータ65は、循環配管61を循環する水が内部を流通するように構成されているから、循環水ヒータ65(ヒータ本体67)の熱を効率よく伝えることができる。このため、循環水ヒータの数を削減しつつ貯湯タンク80の湯水の水温が低下するのを防止することができる。
上述した実施形態では、循環配管61を循環する水が循環水ヒータ65内を流通するように構成されているものとしたが、これに限られず、循環配管61の外周面に巻き付けられるようにヒータが設けられるものなどとしてもよい。また、循環水ヒータ65を備えるものに限られず、循環水ヒータ65を備えないものとしてもよい。
実施形態では、循環水ヒータ65の流出口65b側の凝縮水供給管71が底板14に金属製のブラケット62で固定されているものとしたが、これに限られず、耐熱樹脂などの樹脂製のブラケットなどで固定されているものなどとしてもよい。また、貯湯タンク80が底板14に金属製のブラケット82を介して配設されているものとしたが、これに限られず、耐熱樹脂などの樹脂製のブラケットなどで固定されているものなどとしてもよい。また、貯湯タンク80は、金属製に限られず、耐熱樹脂などの樹脂製などとしてもよい。
実施形態では、循環配管61の循環水温TH1が所定水温Tref以下の場合に循環水ヒータ65を駆動するものとしたが、これに限られず、貯湯タンク80内の水温が所定水温以下の場合に循環水ヒータ65を駆動するものなどとしてもよい。また、低温状態などの場合に循環水ヒータ65を駆動するものであればよく、例えば、筐体12内の温度や外気温を検出するための温度センサの検出温度が所定の凍結防止温度以下の場合に循環水ヒータ65を駆動するものなどとしてもよい。
実施形態では、貯湯タンク80の上半分が蓄熱材81で覆われているものとしたが、これに限られず、貯湯タンク80の下部側が露出するように上部側が蓄熱材81で覆われるものであればよく、蓄熱材81で覆われる上部側と露出する下部側との比率は適宜定めるものとすればよい。
実施形態では、本発明のコージェネレーションシステムを、燃料電池システム10に適用して説明したが、これに限られず、発電に伴って熱を発生する熱源装置を備えるシステムに適用するものなどとしてもよい。
本実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。本実施形態では、発電モジュール30が「熱源装置」に相当し、熱交換器70が「熱交換器」に相当し、貯湯タンク80が「貯湯タンク」に相当し、蓄熱材81が「蓄熱材」に相当する。また、筐体12が「筐体」に相当し、底板14が「底板」に相当し、ブラケット82が貯湯タンク用の「ブラケット」に相当する。また、循環水ヒータ65が「ヒータ」に相当し、制御装置90が「制御装置」に相当する。また、ブラケット62が循環配管用の「ブラケット」に相当する。
なお、本実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、本実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、本実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、コージェネレーションシステムの製造産業などに利用可能である。
1 ガス供給源、10 燃料電池システム、12 筐体、14 底板、20 発電ユニット、30 発電モジュール、31 モジュールケース、32 気化器、33 改質器、34 改質ガス供給管、35 燃料電池スタック、36 燃焼部、37 還流管、37a オリフィス、38 排水管、40 原燃料ガス供給装置、41 原燃料ガス供給管、41a オリフィス、42 ガス供給弁、43 ガスポンプ、44 脱硫器、45 エア供給装置、46 エア供給管、47 フィルタ、48 エアブロワ、50 改質水供給装置、51 改質水供給管、52 改質水ポンプ、53 改質水タンク、60 排熱回収装置、61 循環配管、62 ブラケット、63 循環ポンプ、64 温度センサ、65 循環水ヒータ、65a 流入口、65b 流出口、66 ヒータケース、67 ヒータ本体、68 ラジエータ、69 ラジエータファン、70 熱交換器、71 凝縮水供給管、72 水精製器、73 排気ガス排出管、80 貯湯タンク、81 蓄熱材、82 ブラケット、90 制御装置。

Claims (5)

  1. 改質ガスと酸化剤ガスとの供給を受けて発電し、発電に伴って熱を発生する燃料電池スタックを備えるコージェネレーションシステムであって、
    前記燃料電池スタックからの排熱と水との間で熱交換する熱交換器と、
    水が循環する循環配管に接続され、前記熱交換器の熱交換により加熱された湯水を貯留する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの下部側が露出するように該貯湯タンクの上部側を覆う蓄熱材と、
    前記燃料電池スタックに供給される前記改質ガスの一部を還流させる還流管と、
    前記還流管に連結され、前記還流管を流れる改質ガスが冷却されて凝縮された凝縮水を排出するための排水管と、
    を備え
    前記排水管は、前記貯湯タンクの底部の下側を回り込んでから上方に延在するように配設されている
    コージェネレーションシステム。
  2. 請求項1に記載のコージェネレーションシステムであって、
    前記貯湯タンクは、前記コージェネレーションシステムの筐体における金属製の底板に金属製のブラケットを介して配設されている
    コージェネレーションシステム。
  3. 請求項1または2に記載のコージェネレーションシステムであって、
    前記循環配管に設けられたヒータと、
    前記貯湯タンク内または前記循環配管内の水温が所定水温以下の場合に、前記循環配管を循環する水を加熱するように前記ヒータを制御する制御装置と、
    を備えるコージェネレーションシステム。
  4. 請求項3に記載のコージェネレーションシステムであって、
    前記循環配管は、前記ヒータの下流側の配管が前記コージェネレーションシステムの筐体における金属製の底板に金属製のブラケットを介して固定されている
    コージェネレーションシステム。
  5. 請求項3または4に記載のコージェネレーションシステムであって、
    前記ヒータは、前記循環配管を循環する水が該ヒータ内を流通するように設けられている
    コージェネレーションシステム。
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