JP2000018627A - コージェネレーションシステム - Google Patents

コージェネレーションシステム

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JP2000018627A
JP2000018627A JP10185509A JP18550998A JP2000018627A JP 2000018627 A JP2000018627 A JP 2000018627A JP 10185509 A JP10185509 A JP 10185509A JP 18550998 A JP18550998 A JP 18550998A JP 2000018627 A JP2000018627 A JP 2000018627A
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Japan
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heat
water
user
exhaust gas
cooling water
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JP10185509A
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Takao Tanaka
貴雄 田中
Yukinori Kurahashi
幸▲徳▼ 倉橋
Yasushi Kurahashi
泰 倉橋
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Sanyo Electric Co Ltd
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PADO KK
Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02B30/18Domestic hot-water supply systems using recuperated or waste heat
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギーの利用効率を高め,かつ,原動機
の運転状態に関わらず一定の温度,水量のユーザ用水E
を安定供給できるようにする。 【解決手段】 冷却水熱回収装置10及び排ガス熱回収
装置20で熱交換されて加熱されたユーザ用水Eを加熱
装置30によりさらに加熱する。加熱されて所定温度に
なったユーザ用水Eは保温貯湯装置60により保温貯湯
する。このとき加熱装置30は,動作流体Eを蒸発気化
するヒートポンプ部40,該蒸発気化した動作流体Dを
圧縮することにより高温化してユーザ用水Eを加熱する
圧縮部50により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,自家発電等におけ
る原動機から廃棄される熱を回収して,エネルギー利用
効率を高めることができるようにしたコージェネレーシ
ョンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日,エネルギーの有効利用は,各産業
界において重要な問題となっている。例えば,自家発電
装置等においては,ディーゼルエンジン等の原動機によ
り発電機を回転させて発電が行われるが,そのときの発
電効率は40%程度しか得られないのが現状である。
【0003】そこで,より効率的な発電が行われるよう
に種々の開発が行われると共に,一方で原動機の冷却水
や排ガスの熱を再利用することが試みられている。
【0004】かかる原動機の冷却水や排ガスの熱を再利
用するために,図6に示すようなコージェネレーション
システムが提案されている。当該装置は,ディーゼルエ
ンジン等の原動機101,該原動機101に駆動される
発電機102,冷却水熱交換器103,排ガス熱回収器
104,吸収式冷凍機105,暖房,給湯等の熱負荷機
器106を有している。
【0005】以下,吸収式冷凍機105及び熱負荷機器
106等に供給される水をユーザ用水と総称する。
【0006】そして,原動機101の冷却水は,配管1
11を介して冷却水熱交換器103を循環するように形
成され,当該冷却水熱交換器103で配管143を介し
て循環してきたユーザ用水と熱交換し,当該ユーザ用水
を加熱するようになっている。
【0007】その後,ユーザ用水は,配管141を介し
て排ガス熱回収器104に循環し,当該排ガス熱回収器
104で排気ガスと熱交換することにより,さらに加熱
されて吸収式冷凍機105や熱負荷機器106に供給さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,原動機
101は常に定格運転されるとは限らないので,電力需
要が少なくなる深夜等においては排ガス量等が少なり,
最終的に得られるユーザ用水の温度が低くなったり,逆
に昼間のように電力需要が多いときはユーザ用水の温度
が高くなりすぎることがある。
【0009】このようにユーザ用水の温度が変動する
と,温水吸水冷凍機105や熱負荷機器106の能力も
それに伴い変動するため,所定の冷暖房能力等が得られ
なくなる。
【0010】また,原動機101の稼働率に依存して温
水吸水冷凍機105や熱負荷機器106に供給できるユ
ーザ用水の水量も変動するため,例えば原動機101が
フル稼働している場合にはユーザ用水を十分に供給でき
ても,フル稼働していない深夜等において水量不足する
場合も生じる。
【0011】このため,ユーザ用水の温度調整や水量調
整を行う必要が生じるが,かかる調整を原動機101の
稼働率を調整したり,電熱器等を別途用意して調整する
ことにより行うとエネルギー利用効率の低下を招く問題
がある。
【0012】例えば,原動機101をフル稼働しなくて
もよいのに所定温度,所定水量のユーザ用水を確保する
ために当該原動機101をフル稼働するような場合に
は,発電に用いられるエネルギーが無駄になり,全体と
してエネルギー利用効率が低下し,時にはマイナスのエ
ネルギー利用となる。
【0013】そこで,本発明は,エネルギーの利用効率
を高め,かつ,原動機の運転状態に関わらず一定の温
度,水量のユーザ用水を安定供給できるようにしたコー
ジェネレーションシステムを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1にかかる発明は,原動機の冷却水の熱を回
収する冷却水熱回収装置と、当該原動機の排ガスの熱を
回収する排ガス熱回収装置とを有し、これら熱回収装置
で回収する熱を用いてユーザーが利用するユーザー用水
を加熱するように成したコージェネレーションシステム
において、空気を熱源とし作動冷媒を循環させるヒート
ポンプシステムと,冷却水熱回収装置及び排ガス熱回収
装置で加熱された後のユーザー用水をこのヒートポンプ
サイクルを用いて再加熱可能に循環させると共に、冷却
水熱回収装置及び排ガス熱回収装置での熱回収量が少な
い際にヒートポンプシステムを有効に作用させる制御装
置とを有して,エネルギーの利用効率を高めて,原動機
の運転状態に関わらず一定の温度を持つ温水が安定供給
できるようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項2にかかる発明は,冷却水熱回収装
置及び排ガス熱回収装置で加熱された後のユーザー用水
を所定温度まで昇温させる昇温装置と,この所定温度ま
で加熱されたユーザー用水を貯湯する保温貯湯装置とを
備えて,エネルギーの利用効率を高めて,原動機の運転
状態に関わらず一定の温度を持つ温水が安定供給できる
ようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は,本発明にかかるコージェネレーシ
ョンシステムの構成図である。
【0017】当該システムは,ディーゼルエンジン等の
原動機4の冷却水から熱を回収してユーザ用水を加熱す
る冷却水熱回収装置10,当該原動機4の排ガスから熱
を回収してユーザ用水を加熱する排ガス熱回収装置2
0,冷却水熱回収装置10及び排ガス熱回収装置20で
加熱されたユーザ用水を更に加熱する加熱装置30,加
熱されたユーザ用水を貯湯する保温貯湯装置60,これ
ら各装置の動作を制御する制御装置80等を主要構成と
している。
【0018】保温貯湯装置60は,低温用貯湯槽61及
び高温用貯湯槽63からなり断熱材により形成され,又
は槽が真空槽で形成された断熱構造となっている。
【0019】無論,当該低温用貯湯槽61及び高温用貯
湯槽63に蓄熱材を用いて,保温等を行うようにするこ
とも可能である。
【0020】このような,保温貯湯装置60を用いてユ
ーザ用水を保温貯留することにより,ユーザ用水の需要
が少ない時に冷却水熱回収装置10等で回収した熱を有
効に利用することが可能になっている。
【0021】冷却水熱回収装置10には,冷却水Aが循
環して,原動機4からの当該冷却水Aを貯留する冷却水
受水タンク11,該冷却水受水タンク11からの冷却水
Aとユーザ用水吸水タンク71からのユーザ用水Eと熱
交換する冷却水熱交換器13,該冷却水熱交換器13か
らの冷却水Aを貯留して原動機4に給水する冷却水給水
タンク14等を有している。
【0022】なお,以下の説明では冷却水受水タンク1
1と冷却水給水タンク14とを両方備える場合について
説明するが,本発明はこれに限定されるものではなくい
ずれか1つのタンクでまかなうようにすることも可能で
ある。
【0023】そして,冷却水Aは冷却水給水タンク14
→原動機4→冷却水受水タンク11→冷却水熱交換器1
3→冷却水給水タンク14へと循環する。
【0024】これにより,原動機4のオイルジャケット
チャージャ高温部等を冷却して温度が上昇した冷却水A
は,冷却水受水タンク11に貯留され,ポンプ12によ
り冷却水熱交換器13に送られる。
【0025】当該冷却水熱交換器13で,ユーザ用水給
水タンク71からポンプ72を介して循環したユーザ用
水Eと熱交換し冷却水給水タンク14に貯留され,ポン
プ15により原動機4に給水される。
【0026】排ガス熱回収装置20は,排ガス熱回収器
21及び排ガス熱交換器22等を有して,これらを熱回
収水Bが循環している。
【0027】なお,ユーザ用水Eを直接排ガス熱回収器
21に供給する構成も可能であり,かかる場合には排ガ
ス熱交換器22は不要となる。
【0028】そして,排ガス熱回収器21で排ガスと熱
回収水Bとを熱交換させることにより排ガスの熱を回収
し,排ガス熱交換器22で当該熱回収水Bとユーザ用水
Eとを熱交換させている。
【0029】加熱装置30は,空気を熱源とし作動冷媒
Cを循環させるヒートポンプシステムであるヒートポン
プ部40及び加熱用の動作流体Dが循環する昇温装置で
ある圧縮部50等を有して,ヒートポンプ部40は,外
気等から吸熱して動作流体Dを蒸発させ,また圧縮部5
0は蒸発気化した動作流体Dを多段圧縮することにより
所定温度まで加熱している。
【0030】なお,動作流体Dには,水や不凍液等のブ
ラインを用いることができる。
【0031】ヒートポンプ部40は,冷媒Cを圧縮して
高温高圧のガス冷媒Cにする圧縮機41,該圧縮機41
からの冷媒Cと動作流体Dと熱交換させて,当該冷媒C
を凝縮させ,そのときの凝縮熱で動作流体Dを蒸発気化
させる凝縮器42,凝縮した冷媒Cを貯留する冷媒タン
ク43,該冷媒タンク43からの冷媒Cと外気等の熱源
と熱交換させて,当該冷媒Cを蒸発させる蒸発器44等
を有してヒートポンプサイクルを形成している。
【0032】圧縮部50は,ヒートポンプ部40の凝縮
器42で蒸発気化した動作流体Dを圧縮する多段圧縮機
51(51a〜51f),該多段圧縮機51で圧縮加熱
された動作流体Dを飽和蒸気にして,後段の圧縮機に供
給する過熱度除去器52(52a〜52e),多段圧縮
機51から抽気された動作流体D及び吐出された動作流
体Dと冷却水熱交換器13からのユーザ用水Eとを熱交
換させて,当ユーザ用水Eを加熱させると共に当該動作
流体Dを復水させる加熱復水器53(53d〜53
f),該加熱復水器53で復水しなかった動作流体Dを
トラップするトラップ54,復水した動作流体Dを貯留
する復水タンク55等を有している。
【0033】なお,多段圧縮機51は,第1段〜第6段
圧縮機51a〜51fから構成され,過熱度除去器52
は第1段〜第5過熱度除去器52a〜52eから構成さ
れて,第1段〜第5段過熱度除去器52a〜52eは第
1段〜第5段圧縮機51a〜51eで圧縮され動作流体
Dを冷却して,後段の圧縮機に戻している。
【0034】例えば,第1段圧縮機51aから第1段過
熱度除去器52aに供給された動作流体Dは,当該第1
段過熱度除去器51aから第2段圧縮機51bに供給さ
れる。
【0035】加熱復水器53は前段加熱復水器53d,
中段加熱復水器53e,後段加熱復水器53fから構成
され,前段及び中段加熱復水器53d,53eは,第4
段圧縮機51d,第5段圧縮機51eから抽気された動
作流体Dとユーザ用水Eとを熱交換させ,後段加熱復水
器53fは第6段圧縮機51fから吐出された動作流体
Dとユーザ用水Eとを熱交換させている。
【0036】トラップ54は,前段加熱復水器53dに
接続された前段トラップ54d,中段加熱復水器53d
に接続された中段トラップ54e,後段加熱復水器53
dに接続された後段トラップ54fから構成されて,そ
れぞれの加熱復水器53で復水しなかった動作流体Dを
トラップするようになっている。
【0037】次に詳細な構成及び動作を図2〜図5を参
照して説明する。なお,これらの図に示される数値は例
示であることをあえて付言する。
【0038】また,以下の説明ではユーザ用水Eは,ユ
ーザ用水給水タンク71に貯留され,低温貯湯槽61か
らはポンプ62によりユーザ用水Eが図示しない給湯器
に供給され,高温用貯湯槽63からはポンプ64により
ユーザ用水Eが図示しない吸収式冷凍機に供給されるも
のとして説明する。
【0039】ユーザ用水給水タンク71に貯留されたユ
ーザ用水Eは,ポンプ72を介して冷却水熱交換器13
に供給され,当該冷却水熱交換器13で冷却水Aと熱交
換する。
【0040】これによりユーザ用水Eの温度は,給湯用
の温水としては十分な温度となるが,吸収式冷凍機に供
給するには十分でない。
【0041】そこで,ユーザ用水Eの一部を低温用貯湯
槽61に貯湯して給湯用等に供給すると共に,残りを排
ガス熱回収装置20及び加熱装置30に供給してさらに
高い温度にする。
【0042】即ち,冷却水熱交換器13で熱交換したユ
ーザ用水Eの一部は低温用貯湯槽61に貯留され,残り
はポンプ73により排ガス熱回収装置20の排ガス熱交
換器22に供給される。
【0043】このとき,原動機4がフル稼働している場
合は,排ガス温度(排ガス量)も高いので排ガス熱交換
器22で熱交換したユーザ用水Eを吸収式冷凍機に供給
するには十分な温度となる。
【0044】しかし,原動機4がフル稼働していない場
合,排ガス温度は低く,当該排ガス熱交換器22で熱交
換したユーザ用水Eを吸収式冷凍機に供給するには十分
な温度でない。
【0045】そこで,制御装置80は,昼間等のように
原動機4がフル稼働している場合には,排ガス熱交換器
22で熱交換したユーザ用水Eを保温貯湯装置60の高
温用貯湯槽63に直接貯湯させる。
【0046】一方,深夜のように原動機4がフル稼働し
ていない場合は,加熱装置30を駆動して,排ガス熱交
換器22で熱交換したユーザ用水Eを当該加熱装置30
に供給させ,当該加熱装置30でさらに加熱して保温貯
湯装置60の高温用貯湯槽63に貯湯させる。
【0047】なお,加熱装置30の駆動は,エネルギー
利用効率を勘案して適宜設定できることは言うまでもな
いが,ヒートポンプ部40のモータ45及び圧縮部50
のモータ57が商用電力により駆動するような場合に
は,当該商用電力が安くなる深夜が好ましい。
【0048】加熱装置30は,冷媒Cが循環するヒート
ポンプ部40と動作流体Dが循環する圧縮部50とを有
して,ヒートポンプ部40で動作流体を蒸発させ,圧縮
部50でこれを圧縮することにより高温の動作流体Dを
得て,当該動作流体Dでユーザ用水Eを加熱している。
【0049】即ち,ヒートポンプ部40では,モータ4
5により圧縮機41を駆動して冷媒Cを圧縮し,これに
より高温高圧のガス冷媒Cにして凝縮器42に供給して
いる。
【0050】凝縮器42の凝縮管48には,ポンプ56
で復水タンク55から圧送された動作流体Dがノズル4
7により噴霧されている。
【0051】これにより,動作流体Dは,凝縮管48を
流動する高温の冷媒Cにより加熱されて蒸発し,また冷
媒Cは凝縮して冷媒タンク43に貯留される。貯留され
た冷媒Cは図示しない減圧装置により減圧又は絞れて低
温の冷媒Cとなって蒸発器44に供給される。
【0052】当該蒸発器44には,ファン46により外
気等が送風されている。これにより,冷媒Cは当該外気
から蒸発熱を受取って蒸発しガス冷媒Cとなって圧縮機
41に戻る。
【0053】このようにヒートポンプ部40で外気等の
熱源からエネルギーを汲上て用いているので,エネルギ
ー効率が改善される。
【0054】凝縮器42で蒸気となった動作流体Dは圧
縮部50に送られる。当該圧縮部5は複数のタービンか
らなる多段圧縮機51で,モータ57によりタービン翼
が回転して動作流体Dを略断熱圧縮している。
【0055】そして凝縮器42から第1段圧縮機51a
に供給された動作流体Dは,当該圧縮機51aで略断熱
圧縮される。これにより動作流体Dの圧力及び温度が上
昇して過熱蒸気となる(図2において,PS1→PE
1)。
【0056】図2は,圧縮部50におけるH−S線図で
あり,同図においてPS1〜PS6は第1段〜第5段圧
縮機51a〜51fに供給される動作流体Dの状態を示
し,PE1〜PE6は第1段〜第5段圧縮機51a〜5
1fで圧縮された動作流体Dの状態を示している。また
図中,T,H,P,Lはそれぞれ温度(℃),比エンタ
ルピー(kcal/kg),圧力(kgf/cm2),
飽和蒸気圧曲線を示している。
【0057】そこで,第1段〜第5段圧縮機51a〜5
1eからの動作流体Dの過熱度を第1段〜第5段過熱度
除去器52a〜52eで除去することにより飽和蒸気に
している(図2において,PE1→PS2)。
【0058】即ち,第1段〜第5段過熱度除去器52a
〜52eには,復水タンク55から凝縮器42に供給さ
れる動作流体Dの一部が貯留され,第1段から第5段圧
縮機51a〜51eで圧縮されて高温高圧になった動作
流体Dが当該貯留された動作流体D中に吐出される。こ
れにより,当該貯留されている動作流体Dの温度が上昇
して蒸発して過熱度が除去される。
【0059】このときの多段圧縮機51及び過熱度除去
器52における点K1〜K17,M1〜M5の動作流体
の温度,圧力,比エンタルピー,流量,熱量,仕事熱量
を例示したのが図3及び図4である。
【0060】このような手順で順次圧縮,過熱度除去が
行われて,動作流体Dの温度が徐々に高められて最終段
の圧縮機51fから高温蒸気として加熱復水器53fに
供給される。
【0061】なお,図1に示すように,第4段及び第5
段圧縮機51d,51eで圧縮された動作流体Dの一部
が抽気されて,前段,中段加熱復水器53d,53eに
供給されている。
【0062】無論,抽気回数,どの圧縮機51から抽気
するか等はエネルギー利用効率を勘案して適宜設計でき
ることはいうまでもない。
【0063】ポンプ74により加熱復水器53に送られ
てきたユーザ用水Eは動作流体Dと熱交換して加熱され
て保温貯湯装置60の高温用貯湯槽63に貯湯される。
【0064】一方,加熱復水器53で熱交換して温度の
下がった動作流体Dの大部分は復水し,復水していない
動作流体Dは蒸気トラップ54によりトラップされて,
復水タンク55に貯留され,上述したように凝縮器42
等に供給される。
【0065】このときの,加熱復水器53における点L
1〜L4,K12〜K16の動作流体及びユーザ用水の
温度,圧力,比エンタルピー,流量,熱量,仕事熱量を
例示したのが図5である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように,請求項1にかかる
発明によれば,空気を熱源とし作動冷媒を循環させるヒ
ートポンプシステムと,冷却水熱回収装置及び排ガス熱
回収装置で加熱された後のユーザー用水をこのヒートポ
ンプサイクルを用いて再加熱可能に循環させると共に、
冷却水熱回収装置及び排ガス熱回収装置での熱回収量が
少ない際にヒートポンプシステムを有効に作用させる制
御装置と設けたので,発電機における原動機のエネルギ
ー利用効率が向上して,一定の温度を持つ温水が安定供
給できるようになる。
【0067】請求項2にかかる発明によれば,冷却水熱
回収装置及び排ガス熱回収装置で加熱された後のユーザ
ー用水を所定温度まで昇温させる昇温装置と,この所定
温度まで加熱されたユーザー用水を貯湯する保温貯湯装
置とを設けたので,発電機における原動機のエネルギー
利用効率が向上して,一定の温度を持つ温水が安定供給
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用されるコージ
ェネレーションシステムの構成図である。
【図2】多段圧縮機におけるH−S線図である。
【図3】多段圧縮機における動作流体の諸特性表であ
る。
【図4】過熱度除去器における動作流体の諸特性表であ
る。
【図5】復水加熱器における動作流体の諸特性表であ
る。
【図6】従来の技術の説明に適用されるコージェネレー
ションシステムの構成図である。
【符号の説明】
10 冷却水熱回収装置 11 冷却水受水タンク 13 冷却水熱交換器 14 冷却水給水タンク 20 排ガス熱回収装置 21 排ガス熱回収器 22 排ガス熱交換器 30 加熱装置 40 ヒートポンプ部(ヒートポンプシステム) 41 圧縮機 42 凝縮器 43 冷媒タンク 44 蒸発器 50 圧縮部(昇温装置) 51(51a〜51f)多段圧縮機 52(52a〜52e)過熱度除去器 53(53d〜53f)加熱復水器 54(54d〜54f)トラップ 55 復水タンク 60 保温貯湯装置 61 低温用貯湯槽 63 高温用貯湯槽 71 ユーザ用水給水タンク 80 制御装置 A 冷却水 B 熱回収水 C 冷媒 D 動作流体 E ユーザ用水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉橋 幸▲徳▼ 大阪府箕面市箕面八丁目17−18 (72)発明者 倉橋 泰 神奈川県横浜市中区桜木町3丁目8番地 横浜塩業ビル 株式会社ぱど内 Fターム(参考) 3L073 AA07 AA14 AB02 AB09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機の冷却水の熱を回収する冷却水熱
    回収装置と、当該原動機の排ガスの熱を回収する排ガス
    熱回収装置とを有し、これら熱回収装置で回収する熱を
    用いてユーザーが利用するユーザー用水を加熱するよう
    に成したコージェネレーションシステムにおいて、 空気を熱源とし作動冷媒を循環させるヒートポンプシス
    テムと,前記冷却水熱回収装置及び排ガス熱回収装置で
    加熱された後のユーザー用水をこのヒートポンプサイク
    ルを用いて再加熱可能に循環させると共に、前記冷却水
    熱回収装置及び排ガス熱回収装置での熱回収量が少ない
    際に前記ヒートポンプシステムを有効に作用させる制御
    装置とを有することを特徴とするコージェネレーション
    システム。
  2. 【請求項2】 前記冷却水熱回収装置及び排ガス熱回収
    装置で加熱された後のユーザー用水を所定温度まで昇温
    させる昇温装置と,この所定温度まで加熱されたユーザ
    ー用水を貯湯する保温貯湯装置とを備えることを特徴と
    するコージェネレーションシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103398414A (zh) * 2013-07-17 2013-11-20 大连兆和科技发展有限公司 工业冷却水余热回收利用系统
CN103398428A (zh) * 2013-08-19 2013-11-20 苏州惠林节能材料有限公司 一种热管式自回温除湿型供冷新风机组
JP2020184455A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 アイシン精機株式会社 コージェネレーションシステム

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