JP7293088B2 - 止水板及びこれを用いた止水構造 - Google Patents
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Description
建物開口の外部にあたる前方から内部にあたる後方に向けての水の浸入を防止する止水板であって、
複数の板体を高さ方向に連設して構成され、前記建物開口の前方端縁に当接する開口当接面と、グラウンドに当接するグラウンド当接面と、を含み、前記建物開口の前方に載置される立設板状の止水板本体を具備して構成され、
(1)前記高さ方向に連設する一方の板体と他方の板体のうち、
前記一方の板体の、他方の板体と連設する端部に、凸条が形成され、
前記他方の板体の、一方の板体と連設する端部に、前記凸条と嵌装する凹溝が形成されており、
(2)前記他方の板体が、建物開口の間口方向の両端部に前記凹溝の側縁の少なくとも一部を閉塞する側壁を具備しており、
(3)前記一方の板体の凸条の、建物開口の間口方向の少なくとも一方の端縁が、前記他方の板体との連設面の垂直方向に対して傾斜していること、
を特徴とする止水板、
を提供する。
前記一方の板体の凸条の傾斜部が垂直部に続いて傾斜していること、
が好ましい。
前記一方の板体の他方の板体側端部の前方側外縁及び後方側外縁に、前記他方の板体の一方の板体側端部を嵌装させる立設面が形成されていること、
が好ましい。
前記後方側外縁に位置する前記立設面が、前記止水板本体の前記開口当接面以外に形成されていること、
が好ましい。
前記止水板本体が、前記止水板本体を上方から下方に向けて押圧する下向き押圧機構を具備して構成されていること、
が好ましい。
を特徴とする建物開口の止水構造、
も提供する。
図は、本発明の一実施形態に係る止水板1の概要を示す模式図である。図1に示すとおり、本実施形態の止水板1は、例えば有事の際に発生した洪水等の大量の水が、建物開口81の外部にあたる前方X1(図1の左手前側)から内部にあたる後方X2(図1の右奥側)に向けての水の侵入を防止するものである。
上述のとおり、止水板本体3は、複数の板体を高さ方向Zに連設して構成されるものであり、本実施形態では下側板体となる一方の板体11と、上側板体となる他方の板体13と、の2枚を高さ方向Zに連設することによって構成されている。以下、一方の板体11及び他方の板体13の構造について詳述する。
図2~図5を用いて、一方の板体11の構造について詳細に説明する。図2は、一方の板体11の構造を示す図であって、図2(a)は、一方の板体11の正面図(建物開口の前方側から建物開口側をみた状態)であり、図2(b)は、図2(a)における矢視Aの側面図である。図3は、一方の板体11の上端部の構造を示す図であって、図3(a)は、図2(a)における矢視Bの部分側面図であり、図3(b)は、図2(a)における矢視Cの部分断面図であり、図3(c)は、図2(a)の破線領域を拡大した部分正面図である。図4は、図2(a)における矢視Dの平面図である。
図7~図9を用いて、他方の板体13の構造について詳細に説明する。図7は、他方の板体13の構造を示す図であって、図7(a)は、他方の板体13の正面図であり、図7(b)は、図7(a)における矢視Eの側面図である。図8は、他方の板体13の下端部の構造を示す図であって、図8(a)は、図7(a)における矢視Fの部分側面図であり、図8(b)は、図7(a)における矢視Gの部分断面図であり、図8(c)は、図7(a)の破線領域を拡大した部分正面図である。図9は、図7(a)における矢視Hの平面図である。
・一方の板体11と他方の板体13と間口方向の幅 略同一
・B(垂直部35bの無い場合も同様) 1~5mm程度
・A 1~5mm程度
・D(内側凸条35の高さ) 10~50mm程度
・C(垂直部35bの高さ) 0~10mm程度
好ましくは1~5mm程度
次に、図11~図13を用いて、止水板1を用いた止水方法について詳細に説明する。図11は、建物開口81に一方の板体11を設置した状態を示す模式図である。図12は、一方の板体11の上端部と他方の板体13の下端部との嵌装態様を示す図であって、図13(a)は、一方の板体11の上端部と他方の板体13の下端部とを接近させる状態を示す模式図であり、図13(b)は、一方の板体11の上端部と他方の板体13の下端部とが嵌装した状態を示す模式図である。図13は、建物開口81に止水板1を設置した状態の模式図である。
3 止水板本体
5 開口当接面
7 グラウンド当接面
9 下向き押圧機構
11 一方の板体
11a 連設面
13 他方の板体
15 立設面
17 止水パッキン
19 付勢装置
21 把持部
23 グラウンド当接部
25 傾斜板
27 一方の端部
29 他方の端部
31 立設片
33 立設ガイド面
35 内側凸条
35a 傾斜部
35b 垂直部
37 止水パッキン
39 側板
41 内側凹溝
43 把持部
45 押圧体
47 端面
49 側板
51 側壁
81 建物開口
83 端縁
85 グラウンド
87 内向き立設面
L 開口当接面域
Claims (6)
- 建物開口の外部にあたる前方から内部にあたる後方に向けての水の浸入を防止する止水板であって、
複数の板体を高さ方向に連設して構成され、前記建物開口の前方端縁に当接する開口当接面と、グラウンドに当接するグラウンド当接面と、を含み、前記建物開口の前方に載置される立設板状の止水板本体を具備して構成され、
(1)前記高さ方向に連設する一方の板体と他方の板体のうち、
前記一方の板体の、他方の板体と連設する端部に、凸条が形成され、
前記他方の板体の、一方の板体と連設する端部に、前記凸条と嵌装する凹溝が形成されており、
(2)前記他方の板体が、建物開口の間口方向の両端部に前記凹溝の側縁の少なくとも一部を閉塞する側壁を具備しており、
(3)前記一方の板体の凸条の、建物開口の間口方向の少なくとも一方の端縁が、前記他方の板体との連設面の垂直方向に対して傾斜していること、
を特徴とする止水板。 - 前記一方の板体の凸条の傾斜部が垂直部に続いて傾斜していること、
を特徴とする請求項1に記載の止水板。 - 前記一方の板体の他方の板体側端部の前方側外縁及び後方側外縁に、前記他方の板体の一方の板体側端部を嵌装させる立設面が形成されていること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の止水板。 - 前記後方側外縁に位置する前記立設面が、前記止水板本体の前記開口当接面以外に形成されていること、
を特徴とする請求項3に記載の止水板。 - 前記止水板本体が、前記止水板本体を上方から下方に向けて押圧する下向き押圧機構を具備して構成されていること、
を特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の止水板。 - 請求項1~5のいずれかに記載された止水板を前記建物開口に載置することにより前記建物開口からの水の浸入を防止すること、
を特徴とする建物開口の止水構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3042891U (ja) | 1996-12-03 | 1997-11-04 | 株式会社有美社 | 簡易施工建築用コンクリートブロック |
JP2015151748A (ja) | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 三和シヤッター工業株式会社 | 防水扉 |
JP2015175192A (ja) | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 中国電力株式会社 | 通路用防水設備 |
JP2016223120A (ja) | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 文化シヤッター株式会社 | 止水パネル |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0416204U (ja) * | 1990-05-31 | 1992-02-10 |
-
2019
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JP2016223120A (ja) | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 文化シヤッター株式会社 | 止水パネル |
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