JP7292915B2 - 空気調和システム - Google Patents
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Description
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、エネルギーを効率的に利用しつつ、快適な室内環境を提供可能な空気調和システムを提供することを目的とする。
本構成によれば、効率的に熱エネルギーを利用しつつ快適な室内環境を提供することができる。
また、前記空気装置は、室内の還気を筐体内に吸引する還気ファンと、前記給気とされた空気を筐体から送出する給気ファンと、室内に送出する給気の風量を調整する可変風量装置と、を備え、可変風量装置の動作状態に基づいて還気ファン及び給気ファンの回転が制御される構成としても良い。
また、前記空気装置は、室内から還気を空気調和機に流す5の経路と、前記5の経路の途中で還気を大気中への放出するための6の経路と、前記6の経路を開放・閉鎖する6のダンパーと、を備え、前記制御装置が運転状態に基づいて6のダンパーの開閉動作を制御する構成としても良い。
また、前記空気装置は、空気調和機から給気を室内に送出する7の経路と、前記7の経路の途中から外気を流入させるための8の経路と、前記8の経路開放・閉鎖する8のダンパーと、を備え、前記制御装置が運転状態に基づいて8のダンパーの開閉動作を制御する構成としても良い。
また、前記空気調和機から送出された給気は、室内の床下に設けられた給気流入口から室内に流入する構成としても良い。
また、前記第1の弁は、三方弁であって、前記熱源から供給される熱媒体を前記外気用コイルに流入させる流路と前記外気用コイルを迂回させる流路とを有し、前記外気用コイルを通過した熱媒体と、前記迂回した熱媒体とが合流した熱媒体とを前記第2の弁に供給する流路を備え、前記第2の弁は、三方弁であって、
前記合流した熱媒体を前記還気用コイルに流入させる流路と、前記還気用コイルを迂回させる流路とを有し、
前記還気用コイルを通過した熱媒体と、前記還気用コイルを迂回した熱媒体とが合流した熱媒体を前記熱源に戻す流路を備えた構成としても良い。
図2(a)は、図1に示す熱交換装置2のみを抽出した図である。以下、図2(a)及び図1を参照しつつ熱交換装置2の構成について説明する。
図2(a)に示すように、本実施形態に係る熱交換装置2は、室内環境を調整するための熱源としての熱媒体を供給する熱源機器10と、室内Rに供給する空気(以下給気という)に熱源機器10から供給される熱媒体の熱を伝達する2つの熱交換コイル(以下、単にコイルという)12;13と熱媒体のコイル12;13への流路を形成する2つの三方弁14;15とを含んで構成される熱交換部8とを備える。
以下の説明では、流出部10A及び流入部10Bのそれぞれに流出側センサー116Aとして温度センサー及び流量センサー、流入側センサー116Bとして温度センサー及び流量センサーが設けられるものとして説明する。流出部10A及び流入部10Bのそれぞれにおいて検出された熱媒体の温度及び流量は、制御装置100に出力される。
流出部10Aには、管21を介してポンプ20が接続され、熱源機器10により所定温度に調整された熱媒体が管21を通じてポンプ20に送出される。ポンプ20は、制御装置100と電気的に接続され、制御装置100から出力される信号に基づいて、熱源機器10から供給される熱媒体の吐出量(流量)が制御される。ポンプ20の吐出量の制御は、例えば、図外のインバーターを介して制御され、流出部10A及び流入部10Bのそれぞれにおいて検出された熱媒体の温度及び流量に基づいて、制御装置100が流出部10A及び流入部10Bにおける熱媒体の熱量を算出し、流出部10A及び流入部10Bにおける熱媒体の温度差が大きくなるように制御装置100によって制御される。このようにポンプ20を制御することにより、ポンプ20への熱媒体の流量を少なくすることができる。
本実施形態では、ポンプ20を一つとして説明するが、その数は限定されない。好ましくは、必要とされる能力を複数のポンプで負担することが望ましい。一般に大型ポンプ、小型ポンプのいずれも吐出量は、モーターの回転数によって制御される。モーターの回転数は、大型ポンプ、小型ポンプのいずれも制御可能な範囲がほぼ同じである。したがって、大型ポンプと小型ポンプを制御可能な最小回転数で回転させた場合、大型ポンプよりも小型ポンプの吐出量が少ないことは明らかである。そうすると、大型ポンプの最大吐出量を賄うことができる複数の小型ポンプを用い、小型ポンプの運転台数や回転数を制御することにより、大型ポンプ1台で制御可能な吐出量の範囲よりも広い範囲で熱媒体の吐出量を制御できることになる。これにより、流出部10A及び流入部10Bにおける熱媒体の温度差を大きくするための流量の制御がより広い範囲で行うことができる。
また、本実施形態では、ポンプ20を流出部10A側に設けるものとしたが、流入部10B側に設けても良く、また、流出部10A側及び流入部10B側の双方に設けても良い。
図2(a)に示すように、ポンプ20の動作により流出部10Aから流出し、管21;22を経て三方弁14に達した熱媒体が管23、管24の双方を流れるように三方弁14を動作させることにより、熱媒体は、三方弁14に接続された管23を経てコイル12を経由するルートと、管24を経てコイル12を迂回するルートとに分かれて流れる。コイル12を経由した熱媒体は、管25を経て、コイル12を迂回して管24を流れた熱媒体と合流し、管26を経て三方弁15に達する。三方弁15に達した熱媒体が管27、管28の双方を流れるように三方弁15を動作させることにより、熱媒体は、三方弁15に接続された管27を経てコイル13を経由するルートと、管28を経てコイル13を迂回するルートとに分かれて流れる。コイル13を経由した熱媒体は、管29を経て、コイル13を迂回して管28を流れた熱媒体と合流し、合流管30を経て流入部10Bへと戻る。
図1に示すように、空気装置5は、前述のコイル12;13が設けられる空気調和機50と、対象となる室内Rと空気調和機50とを接続する複数のダクト等により構成される。
室内Rには、空気調和機50において温度や湿度が調整された空気(以下、給気という)を送出するための吹出口R1と、室内Rの空気を空気調和機50に還気として送出する還気口R2とが設けられる。吹出口R1は、例えば、床FLに複数設けられる。床下Ufは、例えば、各吹出口R1に共通する空間として利用される。床下Ufには、給気が流入する給気流入口48が設けられる。給気流入口48は、ダクト42、ダクト41、可変風量装置49、ダクト40を介して空気調和機50と接続される。
外気取入口61及び還気排出口63の間には、この外気取入口61及び還気排出口63とが設けられた壁面から、対向する壁面に向けて達することなく延長する仕切り壁53が設けられる。
これにより、筐体52の内壁と仕切り壁53とで囲まれる外気通路56と還気通路58が形成される。外気通路56及び還気通路58は、仕切り壁53に沿って平行に延長し、外気通路56を流れた外気と、還気通路58を流れた還気とが仕切り壁53の終端部を過ぎて合流可能に構成される。この外気と還気とが合流する空間が給気生成室60である。
ダクト34には、還気経路を開放・閉鎖するダンパー(以下、還気経路開閉ダンパーという)38が設けられる。還気経路開閉ダンパー38は、電気的に開閉動作が制御可能に構成され、制御装置100と接続される。そして、制御装置100から出力される信号に基づいて還気経路を開閉する。
制御装置100は、熱源機器10と空気調和機50との間に設けられた流量計116A;116B、空気調和機50、室内R及び屋外等に設けられた複数のセンサー102;104;106;108;110;112;114A;114B;114C等により検出された情報に基づいて、熱源機器10の運転モードの切り替えやポンプ20の運転、空気調和機50の2つの三方弁14;15、複数のダンパー68;70;72;78;86、還気ファン90、給気ファン92、開閉弁83、可変風量装置49、複数のダンパー38;39;43;47等を制御対象としてその動作を制御する。
図5は、冷房運転時の空気調和システム1の動作状態を示している図である。
制御装置100は、冷房運転において、還気、外気及び給気の流通経路に設けられた複数のダンパーを次のように開閉させる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を閉じ、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を開く。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
図6は、暖房運転時の空気調和システム1の動作状態を示す図である。
制御装置100は、暖房運転において、還気、外気及び給気の流通経路に設けられた複数のダンパーを次のように開閉させる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を閉じ、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を開く。
(3)給気の流通経路に設けられた外外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
図7は、外気冷却・除湿運転時の空気調和システム1の動作状態を示す図である。
外気冷却・除湿運転は、屋外に設けられた温度センサー114A及び湿度センサー114Bにより検出された外気温度及び外気湿度が、制御装置100にあらかじめ設定された室内温度より低く、室内露点温度より高く、また、室内Rにおける発熱が少なく、冷房負荷が小さいときに好適な運転である。このような運転は、例えば、梅雨時等の利用が挙げられる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を閉じ、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を開く。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
図8は、外気加温・加湿運転時の空気調和システム1の動作状態を示す図である。
外気加温・加湿運転は、屋外に設けられた温度センサー114A及び湿度センサー114Bにより検出された温度及び湿度が、制御装置100にあらかじめ設定された室内温度及び室内露点温度よりも共に低く、さらに室内Rにおける発熱量が多く、暖房負荷が小さいときに好適な運転である。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を閉じ、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を開く。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
図9は、室内発熱運転時の空気調和システム1の動作状態を示す図である。
室内発熱処理運転は、屋外に設けられた温度センサー114A及び湿度センサー114Bにより検出された温度及び湿度が、あらかじめ設定された室内温度より低く、室内湿度より低く、室内Rにおける発熱量が多く、室内Rを冷却したいときに好適な運転である。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を閉じ、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を開く。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
また、空気調和システム1の稼働後の予冷または予熱運転中は、外気を取り入れる必要がないため、排気ダンパー70及び外気ダンパー78を閉じるように制御する。
図10は、室内発熱不足運転時の空気調和システム1の動作状態を示す図である。
室内発熱不足運転は、屋外に設けられた温度センサー114A検出された室内温度が、制御装置100にあらかじめ設定された温度より高く、室内Rにおける発熱量が小さく、暖房負荷が大きいときに好適な運転である。このような状況は、例えば、建物が冷えた状態にある場合が挙げられる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を閉じ、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を開く。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
また、空気調和システム1の稼働後の予冷または予熱運転中は、外気を取り入れる必要がないため、排気ダンパー70及び外気ダンパー78を閉じるように制御する。
図11は、自然換気運転時の空気調和システム1の動作状態を示す図である。
自然換気運転は、屋外に設けられた温度センサー114Aにより検出された温度が、制御装置100にあらかじめ設定された設定温度範囲にあり、湿度センサー114Bにより検出された外気湿度が制御装置100にあらかじめ設定された設定湿度より低く、風速センサー114Cにより検出される風速が、排気塔37の稼働可能な設定風速以上のときに可能な運転であり、特に外気冷房、或いはナイトバージに好適である。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を開き、還気経路開閉ダンパー38を閉じる。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を閉じ、給気室外気ダンパー86を開く。
(3)給気の流通経路に設けられた外外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
これにより、室内R内の気圧が外気圧よりも低くなり、空気調和機50において開口する外気取入口66から外気が給気生成室60に吸い込まれる。
さらに、給気生成室60、給気経路を経て吹出口R1から室内Rに流入することにより室内Rを自然換気することができる。
この場合、外気は、外気取入口45から取り込まれ、フィルタ46が一体化されたフィルタユニット、外気経路を形成するダクト44、給気経路を形成するダクト42を通じて吹出口R1から室内Rに流入する。
図12は、強制換気(第一種)運転の空気調和システム1の動作状態を示す図である。
強制換気(第一種)運転は、還気ファン90及び給気ファン92を稼働させて強制的に室内換気を行い、かつ、風量バランスにより室内を正圧,負圧にすることができる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を開き、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を閉じる。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
これにより、空気調和機50の外気取入口66から外気が給気生成室60に取り込まれ、給気経路を経て吹出口R1から室内Rに流入する。
さらに、室内Rに流入した外気は、還気口R2から還気経路を経て空気調和機50に取り込まれ、流入側還気通路58Aを通じて還気直排気口64から排気として排出され、室内Rを強制的に換気することができる。
尚、還気ファン90及び給気ファン92の回転数をそれぞれ制御することにより、室内R内の気圧を外気圧に対して高くすることもできるし、低くすることもできる。
強制換気(第二種)運転は、給気ファン92のみを稼働させて室内Rの空気を強制的に換気する運転である。即ち、強制換気(第一種)運転では、還気ファン90及び給気ファン92を稼働させて室内Rを強制的に換気をするものとして説明したが、強制換気(第二種)運転では、給気ファン92のみを稼働させて強制的に室内換気を行い、室内を正圧にすることができる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を開き、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を閉じる。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
これにより、室内R内の気圧が外気圧よりも高くなり、空気調和機50の外気取入口66から外気が給気生成室60に取り込まれ、給気経路を経て吹出口R1から室内Rに流入する。
さらに、室内Rに流入した外気は、還気口R2から還気経路を経て空気調和機50に取り込まれ、流入側還気通路58Aを通じて還気直排気口64から排気として排出され、室内Rを強制的に換気することができる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を開き、還気経路開閉ダンパー38を閉じる。
(2)空気調和機50に設けられた給気室外気ダンパー86を開き、還気直排気ダンパー68、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を閉じる。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
強制換気(第三種)運転は、還気ファン90のみを稼働させて室内Rの空気を強制的に換気する運転方法である。即ち、強制換気(第一種)運転では還気ファン90及び給気ファン92を稼働させ、強制換気(第二種)運転では給気ファン92のみを稼動させて、室内Rを強制的に換気をするものとして説明したが、強制換気(第三種)運転では、還気ファン90のみを稼働させて強制的に室内換気を行い、室内を負圧にすることができる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68及び給気室外気ダンパー86を開き、排気ダンパー70、還気ダンパー72及び外気ダンパー78を閉じる。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を閉じ、給気経路開閉ダンパー43を開く。
これにより、室内Rの圧力が外気圧よりも低くなり、空気調和機50の外気取入口66から外気が取り込まれ、給気経路を経て吹出口R1から室内Rに流入する。
さらに、室内Rに流入した外気は、還気口R2から還気経路を経て空気調和機50に取り込まれ、流入側還気通路58Aを通じて還気直排気口64から排出され、室内Rを強制的に換気することができる。
(1)還気の流通経路に設けられた還気放出路開閉ダンパー39を閉じ、還気経路開閉ダンパー38を開く。
(2)空気調和機50に設けられた還気直排気ダンパー68を開き、排気ダンパー70、還気ダンパー72、外気ダンパー78及び給気室外気ダンパー86を閉じる。
(3)給気の流通経路に設けられた外気導入路開閉ダンパー47を開き、給気経路開閉ダンパー43を閉じる。
なお、空気調和システム1の動作については、上述した運転例に限定されず適宜、三方弁14;15の開閉量や各ダンパーの開閉等を制御すれば良い。
10 熱源機器、12;13 コイル(熱交換コイル)、14;15 三方弁、
20 ポンプ、37 排気塔、49 可変風量装置、50 空気調和機、
56 外気通路、58 還気通路、58A 流入側還気通路、
58B 給気側還気通路、60 給気生成室、74 全熱交換器、80 加湿器、
90 還気ファン、92 給気ファン、100 制御装置、
102 露点温度センサー、104;106;108 温度センサー、
110 湿度センサー、114A 温度センサー、114B 湿度センサー、
114C 風速センサー
Claims (6)
- 対象となる室内の環境を調整するための熱源となる熱媒体を供給する熱交換装置と、前記熱交換装置から供給される熱媒体の熱を利用し、室内の空気の状態を調整する空気装置と、熱交換装置及び空気装置の動作を制御する制御装置と、を備えた空気調和システムであって、
前記熱交換装置は、
外気と熱交換をするための前記外気用コイルと、
還気と熱交換をするための前記還気用コイルと、
運転状態に応じて前記外気用コイルと前記還気用コイルの両方又はいずれか一方を流通、若しくは外気用コイルや還気用コイルを経由せずに流通し、循環する熱媒体の温度を調節する熱源と、
前記熱源により温度が調整された熱媒体を前記外気用コイルと前記還気用コイルの両方又はいずれか一方、若しくは外気用コイルや還気用コイルを経由せずに流通させるポンプと、
前記熱源から供給される熱媒体の前記外気用コイルに流入する流量を調整する第1の弁と、
前記第1の弁の下流側に設けられ、前記還気用コイルに流入する前記熱媒体の流量を調整する第2の弁と、を備え、
空気装置は、
室内に送出する給気を生成する空気調和機を備え、
前記空気調和機は、
外界と隔絶された空間を形成し、前記外気用コイルと、前記還気用コイルと、還気の熱を外気に伝達する全熱交換器と、が設けられた筐体を有し、
筐体は、
室内の還気が流入する流路と、
外気が流入する流路と、
筐体内に流入した還気を還気用コイルに通過させ、熱交換した後に給気とする1の流路と、
前記1の流路を流れる還気の流量を制御する1のダンパーと、
筐体内に流入した還気を全熱交換器に通過させ、全熱交換器と熱交換した後に筐体外への排出を可能とする2の流路と、
前記2の流路を流れる還気の流量を制御する2のダンパーと
筐体内に流入した還気を全熱交換器及び還気用コイルと熱交換することなく筐体外に排出を可能とする3の流路と、
前記3の流路を開放、閉鎖する3のダンパーと、
筐体内に流入した外気を全熱交換器及び外気用コイルを通過させ、熱交換した後に給気とする4の流路と、
前記4の流路を流れる外気の流量を制御する4のダンパーと、
筐体内に流入した外気を全熱交換器及び外気用コイルと熱交換することなく給気とする5の流路と、
前記5の流路を開放、閉鎖するダンパーと、を備え、
制御装置は、
運転状態に応じて前記熱源、前記ポンプ、前記第1の弁、前記第2の弁及び前記1乃至5のダンパーの動作を制御することを特徴とする空気調和システム。 - 前記空気装置は、
室内の還気を筐体内に吸引する還気ファンと、
前記給気とされた空気を筐体から送出する給気ファンと、
室内に送出する給気の風量を調整する可変風量装置と、を備え、
可変風量装置の動作状態に基づいて還気ファン及び給気ファンの回転が制御されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。 - 前記空気装置は、
室内から還気を空気調和機に流す5の経路と、
前記5の経路の途中で還気を大気中への放出するための6の経路と、
前記6の経路を開放・閉鎖する6のダンパーと、
を備え、
前記制御装置が運転状態に基づいて6のダンパーの開閉動作を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和システム。 - 前記空気装置は、
空気調和機から給気を室内に送出する7の経路と、
前記7の経路の途中から外気を流入させるための8の経路と、
前記8の経路開放・閉鎖する8のダンパーと、
を備え、
前記制御装置が運転状態に基づいて8のダンパーの開閉動作を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の空気調和システム。 - 前記空気調和機から送出された給気は、室内の床下に設けられた給気流入口から室内に流入することを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の空気調和システム。
- 前記第1の弁は、三方弁であって、前記熱源から供給される熱媒体を前記外気用コイルに流入させる流路と前記外気用コイルを迂回させる流路とを有し、
前記外気用コイルを通過した熱媒体と、前記迂回した熱媒体とが合流した熱媒体とを前記第2の弁に供給する流路を備え、
前記第2の弁は、三方弁であって、
前記合流した熱媒体を前記還気用コイルに流入させる流路と、
前記還気用コイルを迂回させる流路とを有し、
前記還気用コイルを通過した熱媒体と、前記還気用コイルを迂回した熱媒体とが合流した熱媒体を前記熱源に戻す流路を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載の空気調和システム。
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