JP2018169089A - 冷温水式空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡略構造で低コストな冷温水式空気調和機を得る。
【解決手段】 外気、還気その他の空調用空気を熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第1処理を行う第1熱交換器1と、空調用空気を熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第2処理を行う第2熱交換器2と、空調用空気を被空調空間Sへ供給する送風機10と、熱交換用水を第1熱交換器1に流通させてから第2熱交換器2に流通させる第1水路3と、第1水路3から分岐して第1処理後の熱交換用水を第2熱交換器2を通さずに迂回させる第2水路4と、熱交換用水の流通量を変動させて第1処理の能力を調整する第1水量調整弁5と、第2熱交換器2と第2水路4の熱交換用水の流通量の配分を変動させて第2処理の能力を調整する第2水量調整弁6と、第1水量調整弁5と第2水量調整弁6を操作して空調用空気を被空調空間Sの空調に適した空気状態に調整する空調機制御装置11と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】 外気、還気その他の空調用空気を熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第1処理を行う第1熱交換器1と、空調用空気を熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第2処理を行う第2熱交換器2と、空調用空気を被空調空間Sへ供給する送風機10と、熱交換用水を第1熱交換器1に流通させてから第2熱交換器2に流通させる第1水路3と、第1水路3から分岐して第1処理後の熱交換用水を第2熱交換器2を通さずに迂回させる第2水路4と、熱交換用水の流通量を変動させて第1処理の能力を調整する第1水量調整弁5と、第2熱交換器2と第2水路4の熱交換用水の流通量の配分を変動させて第2処理の能力を調整する第2水量調整弁6と、第1水量調整弁5と第2水量調整弁6を操作して空調用空気を被空調空間Sの空調に適した空気状態に調整する空調機制御装置11と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は冷温水式空気調和機に関するものである。
所定延べ面積以上のビルの室内は二酸化炭素濃度が基準値以下になるように外気を取入れることが定められている。これに対応する空気調和機は、特許文献1に示すように、2つの熱交換器で空調用空気の外気と還気を別々に熱交換した後で混合させ、被空調空間に供給して冷房又は暖房する構成となっている。
この空気調和機で冷房する場合、冷却除湿した低温の外気に、顕熱冷却した還気を混ぜることで、冷水及び温水で行うレヒートと同様の温度及び湿度制御効果を得られる。そのため、熱交換用水として冷水と温水を同時に使う4管式が不要となり、熱源機や熱交換用水の配管設備が簡略化されて省エネ、省コストとなる利点がある。
上記空気調和機は、2つの熱交換器に直列に熱交換用水を流す配管と、熱交換器をバイパスさせる配管と、前記配管に設けられた4つの二方弁と、を備えた構造である。この4つの二方弁を使って熱交換器の熱交換用水の流通量を調整することで、冷房又は暖房する能力を制御しているため、二方弁や配管などの部品が多くなり構造が複雑でコスト高となる問題がある。
本発明は上記課題を解決するため、外気、還気その他の空調用空気を熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第1処理を行う第1熱交換器と、前記空調用空気を前記熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第2処理を行う第2熱交換器と、前記空調用空気を被空調空間へ供給する送風機と、前記熱交換用水を前記第1熱交換器に流通させてから前記第2熱交換器に流通させる第1水路と、前記第1水路から分岐して前記第1処理後の前記熱交換用水を前記第2熱交換器を通さずに迂回させる第2水路と、前記熱交換用水の流通量を変動させて前記第1処理の能力を調整する第1水量調整弁と、前記第2熱交換器と前記第2水路の前記熱交換用水の流通量の配分を変動させて前記第2処理の能力を調整する第2水量調整弁と、前記第1水量調整弁と前記第2水量調整弁を操作して前記空調用空気を前記被空調空間の空調に適した空気状態に調整する空調機制御装置と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1水路と第2水路を構成する配管、第1水量調整弁、第2水量調整弁などの部品を最少限に抑えて構造を簡略化し、コストダウンできる。
請求項2の発明によれば、2つの水量調整弁だけで、被空調空間の空調負荷の変動に応じて、空調用空気を空調に適した空気状態に精度良く細かく調整できる。例えば、空調負荷がピークの場合は、2つの水量調整弁で両方の熱交換器の熱交換用水の流通量を最大にする。空調負荷が減ってくれば、2つの水量調整弁で熱交換用水の流通量を空調負荷の減少量に応じて少なくする。さらに空調負荷が減ってくれば、第2水量調整弁で第2熱交換器の熱交換用水をバイパスさせ、第1水量調整弁で第1熱交換器のみに熱交換用水を流通させる。空調負荷が最小になれば、第2水量調整弁で第2熱交換器の熱交換用水をバイパスさせ、第1水量調整弁で第1熱交換器の熱交換用水の流通量を最少にする。
請求項2の発明によれば、2つの水量調整弁だけで、被空調空間の空調負荷の変動に応じて、空調用空気を空調に適した空気状態に精度良く細かく調整できる。例えば、空調負荷がピークの場合は、2つの水量調整弁で両方の熱交換器の熱交換用水の流通量を最大にする。空調負荷が減ってくれば、2つの水量調整弁で熱交換用水の流通量を空調負荷の減少量に応じて少なくする。さらに空調負荷が減ってくれば、第2水量調整弁で第2熱交換器の熱交換用水をバイパスさせ、第1水量調整弁で第1熱交換器のみに熱交換用水を流通させる。空調負荷が最小になれば、第2水量調整弁で第2熱交換器の熱交換用水をバイパスさせ、第1水量調整弁で第1熱交換器の熱交換用水の流通量を最少にする。
請求項3の発明によれば、冷温水式空気調和機を、市販部品の二方弁と三方弁で構成できるのでコストダウンとなる。
請求項4の発明によれば、エンタルピーが大きい空調用空気の風量を減少させ、エンタルピーが小さい空調用空気の風量を増加させるので、余分な空調負荷が減り省エネを図れる。
請求項4の発明によれば、エンタルピーが大きい空調用空気の風量を減少させ、エンタルピーが小さい空調用空気の風量を増加させるので、余分な空調負荷が減り省エネを図れる。
請求項5の発明によれば、冬期に被空調空間の方角などによって寒暖差が生じても、2管式で暖房と外気冷房を自由に切換して快適性の向上を図れる。
請求項6の発明によれば、気化式加湿器とすれば気化冷却を活用できるので省エネとなる。蒸気式加湿器、又は、2つの気化式加湿器とすれば、外気冷房時にも加湿不足とならず快適な環境となる。
請求項6の発明によれば、気化式加湿器とすれば気化冷却を活用できるので省エネとなる。蒸気式加湿器、又は、2つの気化式加湿器とすれば、外気冷房時にも加湿不足とならず快適な環境となる。
図1と図2は本発明の冷温水式空気調和機を示している。この冷温水式空気調和機は、第1熱交換器1、第2熱交換器2、第1水路3、第2水路4、第1水量調整弁5、第2水量調整弁6、加湿器7、第1ダンパ8、第2ダンパ9、送風機10、空調機制御装置11及びケーシング12を備えている。
図例では第1熱交換器1、第2熱交換器2、加湿器7及び送風機10をケーシング12内に設けているが、空調機制御装置11、第1水路3、第2水路4、第1水量調整弁5、第2水量調整弁6、第1ダンパ8及び第2ダンパ9もケーシング12内に設けてもよい。
前記冷温水式空気調和機を、建物の室内やホールなどの被空調空間Sと、屋外に、図示省略のダクトで連結する。屋外から空調用空気の外気(OA)と、被空調空間Sから空調用空気の還気(RA)を、前記冷温水式空気調和機へ送り、前記冷温水式空気調和機から空調用空気の給気(SA)を被空調空間Sへ供給する。各図において実線の太い矢印は気流方向を示す。
空調機制御装置11は、被空調空間Sの空調負荷の変動に応じて第1水量調整弁5、第2水量調整弁6、加湿器7、第1ダンパ8、第2ダンパ9及び送風機10を操作して、外気、還気その他の空調用空気を被空調空間Sの空調に適した空気状態(温度及び湿度)に調整する。
第1熱交換器1は、熱交換用水の流通で空調用空気の外気を冷却又は加熱する第1処理を行う。第2熱交換器2は、熱交換用水の流通で空調用空気の還気を冷却又は加熱する第2処理を行う。第1水路3は、熱交換用水を第1熱交換器1に流通させてから第2熱交換器2に連続して流通させるように水配管を設けて構成する。第2水路4は、第1水路3から分岐して第1処理後の熱交換用水を第2熱交換器2を通さずに迂回させるように水配管を設けて構成する。
第1水量調整弁5は第1水路3の途中に設け、第2水量調整弁6は第1水路3と第2水路4の分岐部に設ける。第1水量調整弁5は、第1処理前の熱交換用水の流通量を変動させて第1熱交換器1の第1処理の能力を調整するように比例制御の二方弁で構成する。第2水量調整弁6は、第1水路3と第2水路4の熱交換用水の流通量の配分を変動させて第2熱交換器2の第2処理の能力を調整するように比例制御の三方弁で構成する。この第2水量調整弁6は、第1水路3と第2水路4のいずれか一方に全量流れて他方は流れないように切換える機構のみの三方弁で構成してもよい。
加湿器7は、第1熱交換器1と第2熱交換器2の一方又は両方(図例では両方)の風下で空調用空気を水の気化蒸発で加湿する気化式で構成する。第1ダンパ8は、第1処理を行う空調用空気の風量を増減調整する。第2ダンパ9は、第2処理を行う空調用空気の風量を増減調整する。図例では、空調用空気の外気が第1ダンパ8、第1熱交換器1及び加湿器7を通り、空調用空気の還気が第2ダンパ9、第2熱交換器2及び加湿器7を通り、送風機10で前記空調用空気が被空調空間Sへ供給される。
図2に示すように、第1熱交換器1は、一般的なプレートフィンコイルと同様に伝熱板13の群に伝熱管14の群を挿着して構成する。伝熱管14の内部に冷水又は温水の熱交換用水を流し、伝熱管14及び伝熱板13に空調用空気を接触させることで、空調用空気と熱交換用水を熱交換して空調用空気を冷却又は加熱する。第2熱交換器2も第1熱交換器1と同様に構成する。
空調機制御装置11は、外気の温度及び湿度を検出する外気センサー15、還気の温度及び湿度を検出する還気センサー16、給気の温度及び湿度を検出する給気センサー17、被空調空間Sの二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度センサー18、空調能力制御部19、空調能力補償部20、二酸化炭素濃度制御部21、気化冷却制御部22、外気冷房制御部23及び水温差制御部24を備えている。空調機制御装置11はマイクロプロセッサ、各種センサー、その他の制御機器で構成する。
空調能力制御部19は、第1水量調整弁5及び第2水量調整弁6を操作して熱交換用水を第1熱交換器1及び第2熱交換器2の両方に流通させながら流通量を変動させる制御と、第1水量調整弁5及び第2水量調整弁6を操作して熱交換用水を第1熱交換器1のみに流通させながら流通量を変動させる制御と、を被空調空間Sの空調負荷の変動に応じて切換える。例えば、第1熱交換器1の第1処理のみ行っても被空調空間Sを冷房又は暖房する能力が不足する場合は、第2熱交換器2の第2処理を併用して能力不足を補うことができる。
空調能力補償部20は、第1熱交換器1の第1処理に要するエンタルピーと第2熱交換器2の第2処理に要するエンタルピーとを比較して、前記エンタルピーが大きい空調用空気の風量を少なくし、前記エンタルピーが小さい空調用空気の風量が多くなるように第1ダンパ8と第2ダンパ9を操作する。ここで、第1処理に要するエンタルピーとは、第1処理前の空調用空気を予め設定された給気温度まで冷却又は加熱するのに要するエンタルピーであり、第2処理に要するエンタルピーとは、第2処理前の空調用空気を予め設定された給気温度まで冷却又は加熱するのに要するエンタルピーである。
例えば、第1処理に要するエンタルピーが第2処理に要するエンタルピーよりも小さい場合、第1処理前の外気の風量を増加させ、第2処理前の還気の風量を減少させて、無駄に使用される冷却又は加熱のエネルギーを減らす。第1処理及び第2処理に要するエンタルピーは、外気センサー15と還気センサー16で検出された温度及び湿度から演算する。
二酸化炭素濃度制御部21は、第1ダンパ8と第2ダンパ9の一方又は両方を操作して二酸化炭素濃度センサー18で検出された被空調空間Sの二酸化炭素濃度が予め設定された範囲になるように空調用空気の外気風量を調整する。図例では、第1ダンパ8で外気風量を調整し、第2ダンパ9で還気風量を調整している。
気化冷却制御部22は、第1熱交換器1の第1処理前と第2熱交換器2の第2処理前の一方又は両方の空調用空気の湿度が、予め設定された被空調空間Sの設定湿度より低い場合に、第1処理と第2処理の一方又は両方で気化冷却するように加湿器7を操作する。例えば、冷房運転時に、第1処理前の外気湿度と第2処理前の還気湿度の一方又は両方が、被空調空間Sの設定湿度よりも低い場合に、第1熱交換器1と第2熱交換器2の一方又は両方の熱交換用水の流通量(冷却のエネルギー)を増やさずに、気化蒸発で加湿しながら冷却するので省エネとなる。被空調空間Sの湿度は還気センサー16で検出し、外気湿度は外気センサー15で検出する。
外気冷房制御部23は、空調用空気の外気温度が被空調空間Sの温度より低い場合に加湿器7で加湿して被空調空間Sを冷房する。例えば、第1熱交換器1の第1処理前の外気温度が被空調空間Sの温度より低い場合に、気化冷却を利用しながら被空調空間Sを外気冷房することができる。
水温差制御部24は、熱交換用水を第1熱交換器1に流通させてから第2熱交換器2に連続して流通させる場合に、第1熱交換器1及び第2熱交換器2の流通前と流通後の熱交換用水の水温度差が予め設定した設定水温度差になるように、第1水量調整弁5と第2水量調整弁6を操作して熱交換用水の流通量を制御する。熱交換用水を第1熱交換器1と第2熱交換器2に連続して流通させることで水温度差を拡大させ、水温度差の変動を抑えることで、熱源機の運転効率が向上し省エネとなる。
熱交換用水が冷水で夏期に除湿が必要な冷房運転をする場合、外気を第1熱交換器1で冷却除湿して、第2熱交換器2で除湿せずに冷却した還気と混合して、目標の給気温度及び給気湿度に制御する。これにより、被空調空間Sを予め設定された温度及び湿度に空調する。外気の除湿が不要な冷房運転時には、加湿器7よる気化冷却を併用して冷房運転することもできる。
熱交換用水が温水で冬期に暖房運転する場合、外気を第1熱交換器1で加熱し、還気を第2熱交換器2で加熱し、状況に応じて加湿器7で加湿し、混合することで給気の温度及び湿度を制御する。熱交換用水が温水で冬期に冷房運転する場合、被空調空間Sの温度より低温の外気を、第1熱交換器1で加熱せずにそのまま又は冷房に適した温度まで第1熱交換器1で加熱し、還気は第2熱交換器2で加熱せずにそのまま、被空調空間Sに供給して外気冷房する。このとき状況に応じて加湿器7で加湿するが、温度の高い還気を加湿することで、気化式でも加湿量を増やすことができる。
図3は図1の実施例において、加湿器7を、第1熱交換器1と第2熱交換器2の一方又は両方(図例では第1熱交換器1のみ)の風下で空調用空気を蒸気で加湿する蒸気式とし、気化冷却制御部22を省略したものである。この場合、中間期などに蒸気加湿による暖房も可能となる。その他の構成や運転例は図1の実施例と同様であるので説明を省略する。
なお、本発明は上述の実施例に限定されない。第1水量調整弁5及び第2水量調整弁6は二方弁や三方弁以外でもよい。上述の実施例の説明において空調用空気の外気を還気と、還気を外気と、各々読替えて構成したものとするも自由である。また、加湿器7を、気化式加湿器と蒸気式加湿器を両方有するもので構成してもよい。たとえば、空調用空気に対して、先ずエネルギー消費の少ない気化式加湿器で加湿し、気化式加湿器で加湿不足となる場合には、その不足分のみを蒸気加湿器で最低限加湿することで、加湿精度向上と消費エネルギー削減の両立を図れる。
1 第1熱交換器
2 第2熱交換器
3 第1水路
4 第2水路
5 第1水量調整弁
6 第2水量調整弁
7 加湿器
8 第1ダンパ
9 第2ダンパ
10 送風機
11 空調機制御装置
19 空調能力制御部
20 空調能力補償部
23 外気冷房制御部
S 被空調空間
2 第2熱交換器
3 第1水路
4 第2水路
5 第1水量調整弁
6 第2水量調整弁
7 加湿器
8 第1ダンパ
9 第2ダンパ
10 送風機
11 空調機制御装置
19 空調能力制御部
20 空調能力補償部
23 外気冷房制御部
S 被空調空間
請求項1の発明によれば、第1水路と第2水路を構成する配管、二方弁、三方弁などの部品を最少限に抑えて構造を簡略化し、コストダウンできる。二方弁と三方弁の2つだけで、被空調空間の空調負荷の変動に応じて、外気と還気を空調に適した空気状態に精度良く細かく調整できる。例えば、空調負荷がピークの場合は、2つの水量調整弁で両方の熱交換器の熱交換用水の流通量を最大にする。空調負荷が減ってくれば、2つの水量調整弁で熱交換用水の流通量を空調負荷の減少量に応じて少なくする。さらに空調負荷が減ってくれば、第2水量調整弁で第2熱交換器の熱交換用水をバイパスさせ、第1水量調整弁で第1熱交換器のみに熱交換用水を流通させる。空調負荷が最小になれば、第2水量調整弁で第2熱交換器の熱交換用水をバイパスさせ、第1水量調整弁で第1熱交換器の熱交換用水の流通量を最少にする。
請求項2の発明によれば、外気と還気の両方を第1熱交換器及び第2熱交換器の熱交換用水の流通で冷却又は加熱する場合において、エンタルピーが大きい方の外気又は還気の風量を減少させ、エンタルピーが小さい方の外気又は還気の風量を増加させるので、余分な空調負荷が無くなり、無駄に使用される冷却又は加熱のエネルギーが減って省エネを図れる。
請求項3の発明によれば、冬期に被空調空間の方角などによって寒暖差が生じても、2管式で暖房と外気冷房を自由に切換して快適性の向上を図れる。
外気冷房制御部23は、外気の温度が被空調空間Sの温度より低い場合に外気を第1熱交換器1で加熱せずにそのまま又は第1熱交換器1で冷房に適した温度まで加熱して被空調空間Sに供給する。
Claims (6)
- 外気、還気その他の空調用空気を熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第1処理を行う第1熱交換器(1)と、前記空調用空気を前記熱交換用水の流通で冷却又は加熱する第2処理を行う第2熱交換器(2)と、前記空調用空気を被空調空間(S)へ供給する送風機(10)と、前記熱交換用水を前記第1熱交換器(1)に流通させてから前記第2熱交換器(2)に流通させる第1水路(3)と、前記第1水路(3)から分岐して前記第1処理後の前記熱交換用水を前記第2熱交換器(2)を通さずに迂回させる第2水路(4)と、前記熱交換用水の流通量を変動させて前記第1処理の能力を調整する第1水量調整弁(5)と、前記第2熱交換器(2)と前記第2水路(4)の前記熱交換用水の流通量の配分を変動させて前記第2処理の能力を調整する第2水量調整弁(6)と、前記第1水量調整弁(5)と前記第2水量調整弁(6)を操作して前記空調用空気を前記被空調空間(S)の空調に適した空気状態に調整する空調機制御装置(11)と、を備えたことを特徴とする冷温水式空気調和機。
- 空調機制御装置(11)が、第1水量調整弁(5)及び第2水量調整弁(6)を操作して熱交換用水を第1熱交換器(1)及び第2熱交換器(2)の両方に流通させながら流通量を変動させる制御と前記第1水量調整弁(5)及び前記第2水量調整弁(6)を操作して前記熱交換用水を前記第1熱交換器(1)のみに流通させながら流通量を変動させる制御とを被空調空間(S)の空調負荷の変動に応じて切換える空調能力制御部(19)を、備えた請求項1に記載の冷温水式空気調和機。
- 第1水量調整弁(5)を二方弁で構成し、第2水量調整弁(6)を三方弁で構成した請求項1又は2に記載の冷温水式空気調和機。
- 第1処理を行う空調用空気の風量を増減調整する第1ダンパ(8)と、第2処理を行う空調用空気の風量を増減調整する第2ダンパ(9)と、を備え、空調機制御装置(11)が、前記第1処理に要するエンタルピーと前記第2処理に要するエンタルピーとを比較して前記エンタルピーが大きい前記空調用空気の風量が減少し前記エンタルピーが小さい前記空調用空気の風量が増加するように前記第1ダンパ(8)と前記第2ダンパ(9)を操作する空調能力補償部(20)を、備えた請求項1から3のいずれかに記載の冷温水式空気調和機。
- 第1熱交換器(1)と第2熱交換器(2)の一方又は両方の風下で前記空調用空気を加湿する加湿器(7)を、備え、空調機制御装置(11)が、前記空調用空気の外気温度が前記被空調空間(S)の温度より低い場合に前記加湿器(7)で加湿して前記被空調空間(S)を冷房する外気冷房制御部(23)を、備えた請求項1から4のいずれかに記載の冷温水式空気調和機。
- 加湿器(7)を、空調用空気を水の気化蒸発で加湿する気化式、又は、前記空調用空気を蒸気で加湿する蒸気式とした請求項5に記載の冷温水式空気調和機。
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- 2017-03-30 JP JP2017066570A patent/JP2018169089A/ja active Pending
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