JP7292234B2 - 磁気センサ及び診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気センサ及び診断装置に関する。
磁性層を用いた磁気センサがある。磁気センサを用いた診断装置がある。磁気センサにおいて、感度の向上が望まれる。
特開2019-74481号公報
本発明の実施形態は、感度の向上が可能な磁気センサ及び診断装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、磁気センサは、第1磁性部、第1磁性部材、第2磁性部、第2磁性部材、第1素子、第2素子、第3素子、第4素子及び第1配線を含む。前記第1磁性部は、第1部分、第2部分及び第3部分を含む。前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿う。前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にある。前記第1部分から前記第1磁性部材への第2方向は、前記第1方向と交差する。前記第2磁性部は、第4部分、第5部分及び第6部分を含む。前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿う。前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にある。前記第4部分から前記第2磁性部材への方向は、前記第2方向に沿う。前記第1素子は、第1磁性層を含む。前記第1素子と前記第2部分との間の距離は、前記第1素子と前記第1部分との間の距離よりも短い。前記第2素子は、第2磁性層を含む。前記第2素子と前記第3部分との間の距離は、前記第2素子と前記第1部分との間の距離よりも短い。前記第3素子は、第3磁性層を含む。前記第3素子と前記第5部分との間の距離は、前記第3素子と前記第4部分との間の距離よりも短い。前記第4素子は、第4磁性層を含む。前記第4素子と前記第6部分との間の距離は、前記第4素子と前記第4部分との間の距離よりも短い。前記第1配線は、第1配線部分及び第2配線部分を含む。前記第1配線部分から前記第1磁性部材への向きは、前記第2配線部分から前記第2磁性部材への向きと逆の成分を含む。
図1(a)~図1(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図2は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式的平面図である。 図3(a)~図3(c)は、第1実施形態に係る磁気センサにおける動作を例示する模式図である。 図4は、第1実施形態に係る磁気センサの特性を例示するグラフ図である。 図5(a)~図5(c)は、第1実施形態に係る磁気センサの特性を例示するグラフ図である。 図6(a)~図6(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図7(a)~図7(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図8(a)~図8(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図9(a)~図9(c)は、第2実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図10(a)~図10(d)は、実施形態に係る磁気センサの一部を例示する模式的斜視図である。 図11は、実施形態に係る磁気センサの応用例を示す模式的斜視図である。 図12は、実施形態に係る磁気センサの応用例を示す模式的平面図である。 図13は、第3実施形態に係る磁気センサ及び診断装置を示す模式図である。 図14は、第3実施形態に係る磁気センサを示す模式図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1(a)~図1(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図1(a)は、図1(b)及び図1(c)の矢印ARからみた平面図である。図1(b)は、図1(a)のA1-A2線断面図である。図1(c)は、図1(a)のA3-A4線断面図である。
図1(a)~図1(c)に示すように、実施形態に係る磁気センサ110は、第1磁性部61、第1磁性部材81、第2磁性部62、第2磁性部材82、第1素子E1、第2素子E2、第3素子E3及び第4素子E4を含む。
この例では、磁気センサ110は、第3磁性部63、第4磁性部64、第5磁性部65及び第6磁性部66をさらに含む。これらの磁性部については、後述する。
図1(b)に示すように、第1磁性部61は、第1部分p1、第2部分p2及び第3部分p3を含む。第2部分p2から第3部分p3への方向は、第1方向D1に沿う。第1部分p1は、第1方向D1において第2部分p2と第3部分p3との間にある。例えば、第2部分p2及び第3部分p3は、第1磁性部61の2つの端部に対応する。
第1方向D1をX軸方向とする。X軸方向に対して垂直な方向をZ軸方向とする。X軸方向及びZ軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
図1(b)に示すように、第1部分p1から第1磁性部材81への第2方向D2は、第1方向D1と交差する。第2方向D2は、例えば、Z軸方向である。
図1(c)に示すように、第2磁性部62は、第4部分p4、第5部分p5及び第6部分p6を含む。第5部分p5から第6部分p6への方向は、第1方向D1に沿う。第4部分p4は、第1方向D1において第5部分p5と第6部分p6との間にある。例えば、第5部分p5及び第6部分p6は、第2磁性部62の2つの端部に対応する。
図1(c)に示すように、第4部分p4から第2磁性部材82への方向は、第2方向D2に沿う。
この例では、第2磁性部62から第1磁性部61への方向は、第3方向D3に沿う。第3方向D3は、第1方向D1及び第2方向D2を含む平面と交差する。第3方向D3は、例えば、Y軸方向である。この例では、第1磁性部材81から第2磁性部材82への方向は、第3方向D3(例えばY軸方向)に沿う。
図1(b)に示すように、第1素子E1は、第1磁性層11Lを含む。この例では、第1素子E1は、第1対向磁性層11oと、第1非磁性層11nと、を含む。第1非磁性層11nは、第1対向磁性層11oと第1磁性層11Lとの間にある。
図1(b)に示すように、第2素子E2は、第2磁性層12Lを含む。この例では、第2素子E2は、第2対向磁性層12oと、第2非磁性層12nと、を含む。第2非磁性層12nは、第2対向磁性層12oと第2磁性層12Lとの間にある。
図1(c)に示すように、第3素子E3は、第3磁性層13Lを含む。この例では、第3素子E3は、第3対向磁性層13oと、第3非磁性層13nと、を含む。第3非磁性層13nは、第3対向磁性層13oと第3磁性層13Lとの間にある。
図1(c)に示すように、第4素子E4は、第4磁性層14Lを含む。この例では、第4素子E4は、第4対向磁性層14oと、第4非磁性層14nと、を含む。第4非磁性層14nは、第4対向磁性層14oと第4磁性層14Lとの間にある。
図1(b)に示すように、第1素子E1と第2部分p2との間の距離は、第1素子E1と第1部分p1との間の距離よりも短い。図1(b)に示すように、第2素子E2と第3部分p3との間の距離は、第2素子E2と第1部分p1との間の距離よりも短い。例えば、第1素子E1は、第2部分p2の近くに設けられる。第2素子E2は、第3部分p3の近くに設けられる。
図1(c)に示すように、第3素子E3と第5部分p5との間の距離は、第3素子E3と第4部分p4との間の距離よりも短い。図1(c)に示すように、第4素子E4と第6部分p6との間の距離は、第4素子E4と第4部分p4との間の距離よりも短い。例えば、第3素子E3は、第5部分p5の近くに設けられる。第4素子E4は、第6部分p6の近くに設けられる。
例えば、第1磁性部材81及び第2磁性部材82に検出対象の外部磁界が加わる。外部磁界の一部は、第1磁性部材81をZ方向に向けて通り、例えば、第1磁性部61を通過して、第1素子E1及び第2素子E2に加わる。外部磁界は、-X方向に沿って第1素子E1に加わる。外部磁界は、+X方向(第1素子E1の場合と逆方向)に沿って、第2素子E2に加わる。同様に、外部磁界の別の一部は、第2磁性部材82をZ方向に向けて通り、例えば、第2磁性部62を通過して、第3素子E3及び第4素子E4に入る。外部磁界は、-X方向に沿って第3素子E3に加わる。外部磁界は、+X方向(第3素子E3の場合と逆方向)に沿って、第4素子E4に加わる。第1磁性部材81及び第2磁性部材82は、例えば、MFC(Magnetic Field Concentrator)として機能する。
第1磁性部材81及び第2磁性部材82を通過する外部磁界は、例えば、Z軸方向の成分を有する。例えば、第1磁性部材81及び第2磁性部材82を通過した磁界は、第1磁性部61及び第2磁性部62において、X軸方向の成分を有する磁界となる。この磁界が、第1~第4素子E1~E4に入る。
第1~第4素子E1~E4に磁界が加わると、磁性層の磁化と対向磁性層の磁化との間の角度が変化する。これらの素子の電気抵抗は、磁界の強度に応じて変化する。電気抵抗の変化は、例えば、磁気抵抗効果に基づく。これらの素子は、例えば、GMR(Giant Magneto Resistive effect)素子である。これらの素子は、例えば、TMR(Tunnel Magneto Resistance effect)素子でも良い。
実施形態において、第1配線51は、第1配線部分51p及び第2配線部分51qを含む。第1配線部分51p及び第2配線部分51qは、第3方向D3(例えば、Y軸方向)に沿う。
第1配線部分51pから第1磁性部材81への向きは、第2配線部分51qから第2磁性部材82への向きと逆の成分を含む。例えば、第1配線部分51pから第1磁性部材81への向きは、第1方向D1の成分(例えば+X向きの成分)を含む。例えば、第2配線部分51qから第2磁性部材82への向きは、第1方向D1に沿う成分(-X向きの成分)を含む。
この例では、第1配線部分51pから第1磁性部材81への向きは、図1(a)において右向きである。この例では、第2配線部分51qから第2磁性部材82への向きは、図1(a)において左向きである。例えば、第1配線部分51pと第1磁性部材81との位置関係が、第2配線部分51qと第2磁性部材82との位置関係と逆である。
第1配線51に電流が流れると、電流による電流磁界が、Z方向に沿って、第1磁性部材81及び第2磁性部材82に加わる。上記のように、第1配線部分51pと第1磁性部材81との位置関係が、第2配線部分51qと第2磁性部材82との位置関係と逆である。このため、第1磁性部材81における電流磁界の向きが、第2磁性部材82における電流磁界の向きと逆になる。第1配線部分51pに流れる電流の向きは、第2配線部分51qに流れる電流の向きと同じである。
実施形態においては、2つの磁性部(例えば、第1磁性部61及び第2磁性部62)と、2つの磁性部材(例えば、第1磁性部材81及び第2磁性部材82)と、が設けられる。さらに、2つの磁性部材と第1配線51との位置関係が逆である。このような構成により、第1磁性部材81と第2磁性部材82とにおいて、電流磁界の向きが互いに逆となる。例えば、第1磁性部61を通じて第1素子E1の-X方向に電流磁界が加わり、第2素子E2の+X方向に電流磁界が加わる場合には、第2磁性部62を通じて第3素子E3の+X方向に電流磁界が加わり、第4素子E4の-X方向に電流磁界が加わる。例えば、第1磁性部61を通じて第1素子E1の+X方向に電流磁界が加わり、第2素子E2の-X方向に電流磁界が加わる場合には、第2磁性部62を通じて第3素子E3の-X方向に電流磁界が加わり、第4素子E4の+X方向に電流磁界が加わる。その結果、外部磁界が、Z方向に沿って、第1磁性部材81及び第2磁性部材82に加わると(電流磁界と異なり同方向)、電流磁界と検出磁界とを合わせた磁界に対して、第1素子E1及び第2素子E2の抵抗が増大する場合には、第3素子E3及び第4素子Eの抵抗変化は減少する。一方、第1素子E1及び第2素子E2の抵抗が減少する場合には、第3素子E3及び第4素子E4の抵抗変化は増大する。その結果、第1素子E1から第4素子E4に向けて通電する配線の中間と、第3素子E3から第2素子E2に向けて通電する配線の中間と、において、配線51の交流電流の周波数を有する差分電圧が発生する。その電圧を検出回路70D(図2参照)で検出する。外部磁界がゼロで電流磁界のみが第1~第4素子E1~E4に加わる場合には、中間点の差分電圧はゼロとなり、外部磁界に応じて線形に差分電圧が発生する。このような第1磁性部61及び第2磁性部62の端部に第1~第4素子E1~E4が設けられ、これらの素子から得られる信号を処理することで、ノイズの影響を抑制して外部磁界を高感度で検出できる。実施形態によれば、感度の向上が可能な磁気センサを提供できる。上記の磁界の例については、後述する。
図1(a)~図1(c)に示すように、この例では、磁気センサ110は、第3磁性部63、第4磁性部64、第5磁性部65及び第6磁性部66をさらに含む。第1磁性部61は、第1方向D1において、第3磁性部63と第4磁性部64との間にある。第2磁性部62は、第1方向D1において、第5磁性部65と第6磁性部66との間にある。
図1(b)に示すように、第1素子E1から、第3磁性部63と第1磁性部61との間の領域r1に向かう方向は、第2方向D2に沿う。第2素子E2から、第1磁性部61と第4磁性部64との間の領域r2に向かう方向は、第2方向D2に沿う。図1(c)に示すように、第3素子E3から、第5磁性部65と第2磁性部62との間の領域r3に向かう方向は、第2方向D2に沿う。第4素子E4から、第2磁性部62と第6磁性部66との間の領域r4に向かう方向は、第2方向D2に沿う。
このような第1~第6磁性部61~66により、外部磁界が第1~第4素子E1~E4により効果的に集中できる。感度をより向上できる。
図1(a)に示すように、磁気センサ110は、回路部70を含んでも良い。回路部70は、交流回路70Aを含む。交流回路70Aは、第1配線51に交流電流Iacを供給可能である。例えば、交流回路70Aと第1配線51とを電気的に接続する配線78Aが設けられる。
後述するように、第1~第4素子E1~E4から得られる検出信号は、交流回路70Aから供給される交流電流Iacにより変調される。このような検出信号を処理することで、より高感度の検出が可能になる。交流電流Iacによる変調の例については、後述する。
図2は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式的平面図である。
図2は、第1~第4素子E1~E4の電気的な接続の例を示している。
図2に示すように、磁気センサ110は、第1接続部79a及び第2接続部79bを含んでも良い。第1接続部79aは、第1素子E1と第4素子E4とを電気的に接続する。第2接続部79bは、第2素子E2と第3素子E3とを電気的に接続する。
図2に示すように、磁気センサ110は、第1回路71を含んでも良い。第1回路71は、回路部70に含まれても良い。
例えば、第1素子E1は、第1素子端部a1及び第1素子他端部b1を含む。第2素子E2は、第2素子端部a2及び第2素子他端部b2を含む。第3素子E3は、第3素子端部a3及び第3素子他端部b3を含む。第4素子E4は、第4素子端部a4及び第4素子他端部b4を含む。
例えば、第1接続部79aは、第1素子他端部b1と第4素子端部a4とを電気的に接続する。第2接続部79bは、第2素子他端部b2と第3素子端部a3とを電気的に接続。例えば、第1素子端部a1及び第3素子他端部b3が、第1回路71に電気的に接続される。この接続は、例えば、配線78aにより行われる。例えば、第2素子端部a2及び第4素子他端部b4が、グランドGNDに電気的に接続される。この接続は、例えば、配線78bにより行われる。このような構成により、ブリッジ回路が形成される。
例えば、磁気センサ110のブリッジ回路は、例えば、第1経路cp1及び第2経路cp2を含む。第1経路cp1は、第1素子E1、第1接続部79a及び第4素子E4を含む。第2経路cp2は、第2素子E2、第2接続部79b及び第3素子E3を含む。
第1回路71は、第1経路cp1に第1電流i1を供給可能である。第1回路71は、第2経路cp2に第2電流i2を供給可能である。
図2に示すように、第1素子E1における第1電流i1の向きは、第2素子E2における第2電流i2の向きと逆の成分を含む。第3素子E3における第2電流i2の向きは、第4素子E4における第1電流i1の向きと逆の成分を含む。その結果、前述したように、第1素子E1から第4素子Eに向けて通電する配線の中間と、第3素子E3から第2素子E2に向けて通電する配線の中間と、の電位差を検出回路70D(図2参照)により検出できる。このようなブリッジ回路を用いることで、ノイズなどの影響をより抑制できる。
図2に示すように、磁気センサ110は、検出回路70Dを含んでも良い。検出回路70Dは、回路部70に含まれても良い。検出回路70Dは、第1接続部79aと第2接続部79bとの間に生じる信号Sig1を検出可能である。検出回路70Dは、例えば、ブリッジ回路の中間点の電位(信号Sig1)に対応する信号を出力可能である。
図3(a)~図3(c)は、第1実施形態に係る磁気センサにおける動作を例示する模式図である。
図3(a)は平面図である。図3(b)及び図3(c)は、断面図である。図3(a)~図3(c)に示すように、第1磁性部材81及び第2磁性部材82に外部磁界Hexが加わると、第1~第4素子E1~E4に、第1磁性部材81、第2磁性部材82、第1磁性部61及び第2磁性部62を介して、外部磁界Hexが加わる。外部磁界Hexの向きは、これらの素子において同じである。
一方、第1配線51に交流電流Iacが供給される。交流電流Iacは、例えば、交流回路70Aから供給される。交流電流Iacに基づいて、交流磁界Hac(電流磁界)が生じる。図3(a)~図3(c)には、1つの時刻における交流電流Iacの向きが例示されている。
例えば、図3(a)~図3(c)に示すように、1つの時刻において、第1素子E1及び第2素子E2に加わる交流磁界Hacの向きは、図中において、第1磁性部材81から左右への向きである。1つの時刻において、第3素子E3及び第4素子E4に加わる交流磁界Hacの向きは、図中において、左右から第2磁性部材82への向きである。
このように、実施形態においては、第1~第4素子E1~E4に、非対称な交流磁界Hacが加わる。このような第1~第4素子E1~E4をブリッジ接続することで、よりノイズを抑制できる。
以下、第1~第4素子E1~E4の特性の例について説明する。
図4は、第1実施形態に係る磁気センサの特性を例示するグラフ図である。
図4の横軸は、第1素子E1に印加される外部磁界Hexの強度である。縦軸は、第1素子E1の電気抵抗Rxである。
図4に示すように、電気抵抗Rxは、第1素子E1に印加される磁界(外部磁界Hex)に対して偶関数の特性を有する。
例えば、電気抵抗Rxは、第1素子E1に第1磁界Hex1が印加されたときに第1値R1である。電気抵抗Rxは、第1素子E1に第2磁界Hex2が印加されたときに第2値R2である。電気抵抗Rxは、第1素子E1に第3磁界Hex3が印加されたときに第3値R3である。第1磁界Hex1の絶対値は、第2磁界Hex2の絶対値よりも小さく、第3磁界Hex3の絶対値よりも小さい。例えば、第1磁界Hex1は、実質的に0である。第2磁界Hex2の向きは、第3磁界Hex3の向きと逆である。第1値R1は、第2値R2よりも小さく、第3値R3よりも小さい。第2~第4素子E2~E4も、第1素子E1と同様の特性(例えば偶関数)を有する。
以下、第1配線51に交流電流Iacが供給され、交流電流Iacによる交流磁界Hacが第1素子E1に印加されるときの電気抵抗Rxの変化の例について説明する。
図5(a)~図5(c)は、第1実施形態に係る磁気センサの特性を例示するグラフ図である。
図5(a)は、第1素子E1に印加される信号磁界Hsig(外部磁界)が0のときの特性を示す。図5(b)は、信号磁界Hsigが正のときの特性を示す。図5(c)は、信号磁界Hsigが負のときの特性を示す。これらの図は、磁界Hと抵抗R(電気抵抗Rxに対応)との関係を示す。
図5(a)に示すように、信号磁界Hsigが0のときは、抵抗Rは、正負の磁界Hに対して対称な特性を示す。交流磁界Hacがゼロのときに、抵抗Rは、低抵抗Roである。第1対向磁性層11o(例えば自由層)の磁化が、正負の磁界Hに対して実質的に同じように回転する。このため、対称な抵抗変化の特性が得られる。交流磁界Hacに対する抵抗Rの変動は、正負の極性で同じ値になる。抵抗Rの変化の周期は、交流磁界Hacの周期の2倍となる。抵抗Rの変化は、交流磁界Hacの周波数成分を実質的に有しない。
図5(b)に示すように、正の信号磁界Hsigが加わると、抵抗Rの特性は、正の磁界Hの側にシフトする。正側の交流磁界Hacにおいて、抵抗Rが大きくなる。負側の交流磁界Hacにおいて、抵抗Rは小さくなる。
図5(c)に示すように、負の信号磁界Hsigが加わると、抵抗Rの特性は、負の磁界Hの側にシフトする。正側の交流磁界Hacにおいて、抵抗Rが小さくなる。負側の交流磁界Hacにおいて、抵抗Rは大きくなる。
所定の大きさの信号磁界Hsigが加わったときに、交流磁界Hacの正負に対して、互いに異なる抵抗Rの変動が生じる。交流磁界Hacの正負に対する抵抗Rの変動の周期は、交流磁界Hacの周期と同じである。信号磁界Hsigに応じた交流周波数成分の出力電圧が発生する。
信号磁界Hsigが時間的に変化しない場合に上記の特性が得られる。信号磁界Hsigが時間的に変化する場合は、以下となる。信号磁界Hsigの周波数を信号周波数fsigとする。交流磁界Hacの周波数を交流周波数facとする。このとき、fac±fsigの周波数において、信号磁界Hsigに応じた出力が発生する。
信号磁界Hsigが時間的に変化する場合において、信号周波数fsigは、例えば、1kHz以下である。一方、交流周波数facは、信号周波数fsigよりも十分に高い。例えば、交流周波数facは、信号周波数fsigの10倍以上である。
例えば、磁気センサ110を用いて生体から生じる磁界を検出する用途がある。このような生体磁場(例えば、脳磁、心磁、または、神経細胞など)を検出する場合には、信号周波数fsigは、1Hz以上1kHz以下となる。この場合、交流周波数facは、例えば、10kHz以上である。交流周波数facは、10kHz以上で、高いことが好ましい。
第2~第4素子E2~E4においても、図5(a)~図5(c)に関して説明した特性と同様な特性が生じる。
実施形態に係る磁気センサ110においては、このような特性を用いて、検出対象である外部磁界Hex(信号磁界Hsig)を高い感度で検出することができる。
例えば、第1~第4素子E1~E4によりブリッジ回路が形成され、検出回路70Dにより、ブリッジ回路の中間点の電位(信号Sig1)に対応する信号を出力可能である。検出回路70Dは、例えば、信号Sig1に含まれる、交流電流Iacの周波数の成分の強度を検出可能である。例えば、FFT(Fast Fourier Transform)処理などが行われる。このような処理により得られるスペクトルから、交流電流Iacの周波数の1/2の周波数の成分の強度を検出することで、検出対象の外部磁界Hexを高感度で検出できる。
図6(a)~図6(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図6(a)は、図6(b)及び図6(c)の矢印ARからみた平面図である。図6(b)は、図6(a)のA1-A2線断面図である。図6(c)は、図6(a)のA3-A4線断面図である。
図6(a)~図6(c)に示すように、実施形態に係る磁気センサ111も、第1~第6磁性部61~66、第1磁性部材81、第2磁性部材82、及び、第1~第4素子E1~E4を含む。磁気センサ111においては、第1~第4素子E1~E4の位置が磁気センサ110におけるそれとは異なる。磁気センサ111におけるそれ以外の構成は、磁気センサ110と同様で良い。
図6(a)及び図6(b)に示すように、第1磁性部61は、第1方向D1において、第3磁性部63と第4磁性部64との間にある。図6(a)及び図6(c)に示すように、第2磁性部62は、第1方向D1において、第5磁性部65と第6磁性部66との間にある。図6(b)に示すように、第1素子E1の少なくとも一部は、第1方向D1において、第3磁性部63と第1磁性部61との間にある。第2素子E2の少なくとも一部は、第1方向D1において、第1磁性部61と第4磁性部64との間にある。図6(c)に示すように、第3素子E3の少なくとも一部は、第1方向D1において、第5磁性部65と第2磁性部62との間にある。第4素子E4の少なくとも一部は、第1方向D1において、第2磁性部62と第6磁性部66との間にある。磁気センサ111においても、感度の向上が可能な磁気センサが提供できる。
図7(a)~図7(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図7(a)は、図7(b)及び図7(c)の矢印ARからみた平面図である。図7(b)は、図7(a)のA1-A2線断面図である。図7(c)は、図7(a)のA3-A4線断面図である。
図7(a)~図7(c)に示すように、実施形態に係る磁気センサ112は、第1~第6磁性部61~66、第1磁性部材81、第2磁性部材82、及び、第1~第4素子E1~E4に加えて、第1導電部材58a、第2導電部材58b及び第1電流供給回路72aを含む。磁気センサ112におけるそれ以外の構成は、磁気センサ110(または磁気センサ111)と同様で良い。
例えば、第1導電部材58aの一部は、第2方向D2において、第1素子E1と重なる。第1導電部材58aの別の一部は、第2方向D2において、第3素子E3と重なる。第2導電部材58bの一部は、第2方向D2において、第2素子E2と重なる。第2導電部材58bの別の一部は、第2方向D2において、第4素子E4と重なる。
第1電流供給回路72aは、例えば、第1導電部材58aへの第1供給電流id1、及び、第2導電部材58bへの第2供給電流id2が供給可能である。第1供給電流id1は、直流成分を含んでも良い。第2供給電流id2は、直流成分を含んでも良い。
例えば、第1導電部材58a及び第2導電部材58bのそれぞれに供給される第1供給電流id1及び第2供給電流id2により生じる磁界が、第1~第4素子E1~E4に加わる。
例えば、地磁気のような外部からのノイズ磁界が加わる場合などがある。このような場合に、第1導電部材58a及び第2導電部材58bに直流電流を供給する。これにより、ノイズ磁界を相殺する電流磁界が第1~第4素子E1~E4に加わり、外部磁界ノイズの影響を低減できる。
例えば、第1~第4素子E1~E4から得られる信号に応じて、第1導電部材58a及び第2導電部材58bに供給する直流電流を変化させても良い。例えば、負帰還制御が行われても良い。これにより、より安定して高感度の検出が可能になる。
図7(b)に示すように、この例では、第1素子E1の第2方向D2における位置は、第1導電部材58aの第2方向D2における位置と、第1磁性部61の第2方向D2における位置と、の間にある。第2素子E2の第2方向D2における位置は、第2導電部材58bの第2方向D2における位置と、第1磁性部61の第2方向D2における位置と、の間にある。第3素子E3の第2方向D2における位置は、第1導電部材58aの第2方向D2における位置と、第2磁性部62の第2方向D2における位置と、の間にある。第4素子E4の第2方向D2における位置は、第2導電部材58bの第2方向D2における位置と、第2磁性部62の第2方向D2における位置と、の間にある。このような構成により、導電部材による磁界が効果的に素子に加わる。磁気センサ112のサイズを小さくし易い。
図8(a)~図8(c)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図8(a)は、図8(b)及び図8(c)の矢印ARからみた平面図である。図8(b)は、図8(a)のA1-A2線断面図である。図8(c)は、図8(a)のA3-A4線断面図である。
図8(a)~図8(c)に示すように、実施形態に係る磁気センサ113は、第1~第6磁性部61~66、第1磁性部材81、第2磁性部材82、及び、第1~第4素子E1~E4に加えて、第1~第4導電部材58a~58d、及び、第1~第4電流供給回路72a~72dを含む。磁気センサ113におけるそれ以外の構成は、磁気センサ110(または磁気センサ111)と同様で良い。
例えば、第1導電部材58aの少なくとも一部は、第2方向D2において、第1素子E1と重なる。第2導電部材58bの少なくとも一部は、第2方向D2において、第2素子E2と重なる。第3導電部材58cの少なくとも一部は、第2方向D2において、第3素子E3と重なる。第4導電部材58dの少なくとも一部は、第2方向D2において、第4素子E4と重なる。
第1電流供給回路72aは、第1導電部材58aに、第1供給電流id1を供給可能である。第2電流供給回路72bは、第2導電部材58bに第2供給電流id2を供給可能である。第3電流供給回路72cは、第3導電部材58cに第3供給電流id3を供給可能である。第4電流供給回路72dは、第4導電部材58dに第4供給電流id4を供給可能である。例えば、第1~第4供給電流id1~id4は、直流成分を含んで良い。
第1供給電流id1、第2供給電流id2、第3供給電流id3、及び、第4供給電流id4の少なくとも2つは、互いに独立して制御可能である。
例えば、第1~第4素子E1~E4の特性が、不均一で、偶関数からのずれの大きさが互いに異なる場合などがある。このような場合に、第1~第4導電部材58a~58dに供給する電流を独立して制御することで、特性の不均一さを補正できる。より安定して高感度の検出が可能になる。
例えば、図8(b)に示すように、第1導電部材58aの少なくとも一部は、第2方向D2において、第1素子E1と重なる。例えば、第2導電部材58bの少なくとも一部は、第2方向D2において、第2素子E2と重なる。図8(c)に示すように、例えば、第3導電部材58cの少なくとも一部は、第2方向D2において、第3素子E3と重なる。例えば、第4導電部材58dの少なくとも一部は、第2方向D2において、第4素子E4と重なる。第1~第4導電部材58a~58dのそれぞれが、対応する素子の近くに設けられることで、効果的な補正が可能である。
例えば、図8(a)に示すように、第1素子E1の第2方向D2における位置は、第1導電部材58aの第2方向D2における位置と、第1磁性部61の第2方向D2における位置と、の間にある。第2素子E2の第2方向D2における位置は、第2導電部材58bの第2方向D2における位置と、第1磁性部61の第2方向D2における位置と、の間にある。第3素子E3の第2方向D2における位置は、第3導電部材58cの第2方向D2における位置と、第2磁性部62の第2方向D2における位置と、の間にある。第4素子E4の第2方向D2における位置は、第4導電部材58dの第2方向D2における位置と、第2磁性部62の第2方向D2における位置と、の間にある。
磁気センサ111~113において、図2に関して説明した構成(例えばブリッジ回路)が適用されても良い。
(第2実施形態)
図9(a)~図9(c)は、第2実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。 図9(a)は、図9(b)及び図9(c)の矢印ARからみた平面図である。図9(b)は、図9(a)のA1-A2線断面図である。図9(c)は、図9(a)のA3-A4線断面図である。
図9(a)~図9(c)に示すように、実施形態に係る磁気センサ120は、第1磁性部61、第1磁性部材81、第2磁性部62、第2磁性部材82、第1素子E1、第2素子E2、第3素子E3及び第4素子E4、第1配線51、第1~第4導電部材58a~58d、及び、交流回路70Aを含む。
第1磁性部61は、第1部分p1、第2部分p2及び第3部分p3を含む。第2部分p2から第3部分p3への方向は、第1方向D1に沿う。第1部分p1は、第1方向D1において第2部分p2と第3部分p3との間にある。第1部分p1から第1磁性部材81への第2方向D2は、第1方向D1と交差する。
第2磁性部62は、第4部分p4、第5部分p5及び第6部分p6を含む。第5部分p5から第6部分p6への方向は、第1方向D1に沿う。第4部分p4は、第1方向D1において第5部分p5と第6部分p6との間にある。第4部分p4から第2磁性部材82への方向は、第2方向D2に沿う。
第1素子E1は、第1磁性層11Lを含む。第1素子E1は、第1対向磁性層11o及び第1非磁性層11nを含んでも良い。第1素子E1と第2部分p2との間の距離は、第1素子E1と第1部分p1との間の距離よりも短い。
第2素子E2は、第2磁性層12Lを含む。第2素子E2は、第2対向磁性層12o及び第2非磁性層12nを含んでも良い。第2素子E2と第3部分p3との間の距離は、第2素子E2と第1部分p1との間の距離よりも短い。
第3素子E3は、第3磁性層13Lを含む。第3素子E3は、第3対向磁性層13o及び第3非磁性層13nを含んでも良い。第3素子E3と第5部分p5との間の距離は、第3素子E3と第4部分p4との間の距離よりも短い。
第4素子E4は、第4磁性層14Lを含む。第4素子E4は、第4対向磁性層14o及び第4非磁性層14nを含んでも良い。第4素子E4と第6部分p6との間の距離は、第4素子E4と第4部分p4との間の距離よりも短い。
第1配線51は、第1配線部分51p及び第2配線部分51qを含む。例えば、第1配線部分51p及び第2配線部分51qは、第3方向D3(例えば、Y軸方向)に沿う。第1配線部分51pから第1磁性部材81への向きは、第2配線部分51qから第2磁性部材82への向きと同じ成分を含む。例えば、第1配線部分51pから第1磁性部材81への向きは、+X方向であり、第2配線部分51qから第2磁性部材82への向きは、+X方向である。
第1導電部材58aは、例えば、第2方向D2において、第1素子E1と重なる。第2導電部材58bは、例えば、第2方向D2において、第2素子E2と重なる。第3導電部材58c、例えば、第2方向D2において、第3素子E3と重なる。第4導電部材58dは、例えば、第2方向D2において、第4素子E4と重なる。
第1導電部材58aは、第1端e1及び第1他端f1を含む。第2導電部材58bは、第2端e2及び第2他端f2を含む。第3導電部材58cは、第3端e3及び第3他端f3を含む。第4導電部材58dは、第4端e4及び第4他端f4を含む。交流回路70Aは、第1端子T1及び第2端子T2を含む。
図9(a)に示すように、第1端e1は、第1端子T1と電気的に接続される。第1他端f1は、第4端e4と電気的に接続される。第2端e2は、第2端子T2と電気的に接続される。第2他端f2は、第3端e3と電気的に接続される。第3他端f3は、第4他端f4と電気的に接続される。上記の電気的な接続は、例えば、配線78a~78fなどにより行われる。
交流回路70Aは、第1~第4導電部材58a~58dに交流電流Iacを供給可能である。
磁気センサ120においては、第1~第4導電部材58a~58dを流れる交流電流Iacによる交流磁界Hacの向きが、第1素子E1と第2素子E2とで逆である。交流磁界Hacの向きが、第3素子E3と第4素子E4とで逆である。交流磁界Hacの向きが、第1素子E1と第4素子E4とで同じである。交流磁界Hacの向きが、第2素子E2と第3素子E3と同じである。このような第1~第4素子E1~E4によりブリッジ回路を形成することで、ノイズの影響を効果的に抑制できる。交流電流Iacの周波数の周波成分を検出することで、高い感度の検出が可能になる。
磁気センサ120は、第1電流供給回路72aを含んでも良い。第1電流供給回路72aは、第1配線51に第1供給電流id1を供給可能である。第1供給電流id1により生じる電流磁界が、第1磁性部材81及び第2磁性部材82に印加される。電流磁界の向きは、第1磁性部材81及び第2磁性部材82において同じである。第1供給電流id1を制御することで、素子の特性を補正できる。高い感度が安定して得やすくなる。第1供給電流id1は、直流成分を含んで良い。第1電流供給回路72aは、前述した負帰還制御を実施可能でも良い。
図10(a)~図10(d)は、実施形態に係る磁気センサの一部を例示する模式的斜視図である。
図10(a)に示すように、第1素子E1の第1方向D1に沿う長さLx1は、第1素子E1の第3方向D3に沿う長さLy1よりも短いことが好ましい。図10(b)に示すように、第2素子E2の第1方向D1に沿う長さLx2は、第2素子E2の第3方向D3に沿う長さLy2よりも短いことが好ましい。図10(c)に示すように、第3素子E3の第1方向D1に沿う長さLx3は、第3素子E3の第3方向D3に沿う長さLy3よりも短いことが好ましい。第4素子E4の第1方向D1に沿う長さLx4は、第4素子E4の第3方向D3に沿う長さLy4よりも短いことが好ましい。
このような長さの関係により、例えば、磁気異方性が生じる。これにより、素子の磁化の向きが第3方向D3に沿い易くなる。
例えば、磁界が実質的に加わっていないときに、磁化11LM~14LM、及び、磁化11oM~14oMは、第3方向D3に沿っていることが好ましい。これにより、偶関数の特性が得やすくなる。
例えば、第1素子E1の電気抵抗は、第1素子E1に加わる磁界に対して実質的に偶関数の特性を有する。例えば、第2素子E2の電気抵抗は、第2素子E2に加わる磁界に対して実質的に偶関数の特性を有する。例えば、第3素子E3の電気抵抗は、第3素子E3に加わる磁界に対して実質的に偶関数の特性を有する。例えば、第4素子E4の電気抵抗は、第4素子E4に加わる磁界に対して実質的に偶関数の特性を有する。
図10(a)に示すように、例えば、第1対向磁性層11oから第1磁性層11Lへの方向は、第2方向D2に沿う。図10(b)に示すように、例えば、第2対向磁性層12oから第2磁性層12Lへの方向は、第2方向D2に沿う。図10(c)に示すように、例えば、第3対向磁性層13oから第3磁性層13Lへの方向は、第2方向D2に沿う。図10(d)に示すように、例えば、第4対向磁性層14oから第4磁性層14Lへの方向は、第2方向D2に沿う。
実施形態において、第1~第4磁性層11L~14L、及び、第1~第4対向磁性層11o~14o、及び、第1~第6磁性部61~66の少なくともいずれは、例えば、Fe、Co及びNiよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1~第4非磁性層11n~14nは、例えば、Cuなどを含む。
以下、実施形態に係る磁気センサの応用の例について説明する。
図11は、実施形態に係る磁気センサの応用例を示す模式的斜視図である。
図12は、実施形態に係る磁気センサの応用例を示す模式的平面図である。
図11及び図12に示すように、実施形態に係る磁気センサ150aは、電池610とともに用いられても良い。例えば、電池システム600は、電池610及び磁気センサ150aを含む。磁気センサ150aは、電池610に流れる電流により生じる磁界を検出できる。
例えば、図12に示すように、磁気センサ150aは、例えば、実施形態に係る複数の磁気センサを含む。この例では、磁気センサ150aは、複数の磁気センサ(例えば磁気センサ110など)を含む。複数の磁気センサは、例えば、2つの方向(例えば、X軸方向及びY軸方向)に沿って並ぶ。複数の磁気センサ110は、例えば、基板80sの上に設けられる。
磁気センサ150aは、電池610に流れる電流により生じる磁界を検出できる。例えば、電池610が異常な状態に近づくと、電池610に異常な電流が流れる場合がある。磁気センサ150aにより異常な電流を検出することで、電池610の状態の変化を知ることができる。例えば、電池610に近づけて磁気センサ150aが置かれた状態で、2つの方向のセンサ群駆動手段を用いて、電池610の全体を短時間で検査できる。磁気センサ150aは、電池610の製造における、電池610の検査に用いられても良い。
実施形態に係る磁気センサは、例えば、診断装置などに応用できる。以下、実施形態に係る磁気センサを用いた診断装置の例について説明する。
(第3実施形態)
図13は、第3実施形態に係る磁気センサ及び診断装置を示す模式図である。
図13に示すように、診断装置500は、磁気センサ150を含む。磁気センサ150は、第1実施形態及び第2実施形態に関して説明した磁気センサ(及び磁気センサ装置)、及び、それらの変形を含む。
診断装置500において、磁気センサ150は、例えば、脳磁計である。脳磁計は、脳神経が発する磁界を検出する。磁気センサ150が脳磁計に用いられる場合、磁気センサ150に含まれる磁気素子のサイズは、例えば、1mm以上10mm未満である。このサイズは、例えば、MFCを含めた長さである。
図13に示すように、磁気センサ150(脳磁計)は、例えば、人体の頭部に装着される。磁気センサ150(脳磁計)は、センサ部301(第1センサ部SU1など)を含む。磁気センサ150(脳磁計)は、複数のセンサ部301(第1センサ部SU1及び第2センサ部SU2など)を含んでも良い。複数のセンサ部301の数は、例えば、約100個(例えば50個以上150個以下)である。複数のセンサ部301は、柔軟性を有する基体302に設けられる。
磁気センサ150は、例えば、差動検出などの回路を含んでも良い。磁気センサ150は、磁気センサとは別のセンサ(例えば、電位端子または加速度センサなど)を含んでも良い。
磁気センサ150(第1実施形態及び第2実施形態に関して説明した磁気センサ)のサイズは、従来のSQUID磁気センサのサイズに比べて小さい。このため、複数のセンサ部301の設置が容易である。複数のセンサ部301と、他の回路と、の設置が容易である。複数のセンサ部301と、他のセンサと、の共存が容易である。
基体302は、例えばシリコーン樹脂などの弾性体を含んでも良い。基体302に、例えば、複数のセンサ部301が繋がって設けられる。基体302は、例えば、頭部に密着できる。
センサ部301の入出力コード303は、診断装置500のセンサ駆動部506及び信号入出力部504と接続される。センサ駆動部506からの電力と、信号入出力部504からの制御信号と、に基づいて、センサ部301において、磁界測定が行われる。その結果は、信号入出力部504に入力される。信号入出力部504で得た信号は、信号処理部508に供給される。信号処理部508において、例えば、ノイズの除去、フィルタリング、増幅、及び、信号演算などの処理が行われる。信号処理部508で処理された信号が、信号解析部510に供給される。信号解析部510は、例えば、脳磁計測のための特定の信号を抽出する。信号解析部510において、例えば、信号位相を整合させる信号解析が行われる。
信号解析部510の出力(信号解析が終了したデータ)が、データ処理部512に供給される。データ処理部512では、データ解析が行われる。このデータ解析において、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)などの画像データが取り入られることが可能である。このデータ解析においては、例えば、EEG(Electroencephalogram)などの頭皮電位情報などが取り入れられることが可能である。データ解析により、例えば、神経発火点解析、または、逆問題解析などが行われる。
データ解析の結果は、例えば、画像化診断部516に供給される。画像化診断部516において、画像化が行われる。画像化により、診断が支援される。
上記の一連の動作は、例えば、制御機構502によって制御される。例えば、一次信号データ、または、データ処理途中のメタデータなどの必要なデータは、データサーバに保存される。データサーバと制御機構とは、一体化されても良い。
本実施形態に係る診断装置500は、磁気センサ150と、磁気センサ150から得られる出力信号を処理する処理部と、を含む。この処理部は、例えば、信号処理部508及びデータ処理部512の少なくともいずれかを含む。処理部は、例えば、コンピュータなどを含む。
図13に示す磁気センサ150では、センサ部301は、人体の頭部に設置されている。センサ部301は、人体の胸部に設置されても良い。これにより、心磁測定が可能となる。例えば、センサ部301を妊婦の腹部に設置しても良い。これにより、胎児の心拍検査を行うことができる。
被験者を含めた磁気センサ装置は、シールドルーム内に設置されるのが好ましい。これにより、例えば、地磁気または磁気ノイズの影響が抑制できる。
例えば、人体の測定部位、または、センサ部301を局所的にシールドする機構を設けても良い。例えば、センサ部301にシールド機構を設けても良い。例えば、信号解析またはデータ処理において、実効的なシールドを行っても良い。
実施形態において、基体302は、柔軟性を有しても良く、柔軟性を実質的に有しなくても良い。図13に示す例では、基体302は、連続した膜を帽子状に加工したものである。基体302は、ネット状でも良い。これにより、例えば、良好な装着性が得られる。例えば、基体302の人体への密着性が向上する。基体302は、ヘルメット状で、硬質でも良い。
図14は、第3実施形態に係る磁気センサを示す模式図である。
図14は、磁計の一例である。図14に示す例では、平板状の硬質の基体305上にセンサ部301が設けられる。
図14に示した例において、センサ部301から得られる信号の入出力は、図13に関して説明した入出力と同様である。図14に示した例において、センサ部301から得られる信号の処理は、図13に関して説明した処理と同様である。
生体から発生する磁界などの微弱な磁界を計測する装置として、SQUID (Superconducting Quantum Interference Device:超伝導量子干渉素子)磁気センサを用いる参考例がある。この参考例においては、超伝導を用いるため、装置が大きく、消費電力も大きい。測定対象(患者)の負担が大きい。
実施形態によれば、装置が小型にできる。消費電力を抑制できる。測定対象(患者)の負担が軽減できる。実施形態によれば、磁界検出のSN比を向上できる。感度を向上できる。
実施形態は、以下の構成(例えば技術案)を含む。
(構成1
第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にある、第1磁性部と、
第1磁性部材であって、前記第1部分から前記第1磁性部材への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1磁性部材と、
第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にある、第2磁性部と、
第2磁性部材であって、前記第4部分から前記第2磁性部材への方向は、前記第2方向に沿い、
第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子と前記第2部分との間の距離は、前記第1素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第1素子と、
第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子と前記第3部分との間の距離は、前記第2素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第2素子と、
第3磁性層を含む第3素子であって、前記第3素子と前記第5部分との間の距離は、前記第3素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第3素子と、
第4磁性層を含む第4素子であって、前記第4素子と前記第6部分との間の距離は、前記第4素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第4素子と、
第1配線部分及び第2配線部分を含む第1配線であって、前記第1配線部分から前記第1磁性部材への向きは、前記第2配線部分から前記第2磁性部材への向きと逆の成分を含む、前記第1配線と、
を備えた磁気センサ。
(構成2)
第1導電部材と、
第2導電部材と、
第1電流供給回路と、
を備え、
前記第1導電部材の一部は、前記第2方向において、前記第1素子と重なり、
前記第1導電部材の別の一部は、前記第2方向において、前記第3素子と重なり、
前記第2導電部材の一部は、前記第2方向において、前記第2素子と重なり、
前記第2導電部材の別の一部は、前記第2方向において、前記第4素子と重なり、
前記第1電流供給回路は、前記第1導電部材への第1供給電流、及び、前記第2導電部材への第2供給電流の少なくともいずれか供給可能である、構成1記載の磁気センサ。
(構成3)
前記第1素子の前記第2方向における位置は、前記第1導電部材の前記第2方向における位置と、前記第1磁性部の前記第2方向における位置と、の間にある、構成2記載の磁気センサ。
(構成4)
第1導電部材と、
第2導電部材と、
第3導電部材と、
第4導電部材と、
前記第1導電部材に第1供給電流を供給可能な第1電流供給回路と、
前記第2導電部材に第2供給電流を供給可能な第2電流供給回路と、
前記第3導電部材に第3供給電流を供給可能な第3電流供給回路と、
前記第4導電部材に第4供給電流を供給可能な第4電流供給回路と、
を備え、
前記第1供給電流、前記第2供給電流、前記第3供給電流、及び、前記4供給電流の少なくとも2つは、互いに独立して制御可能である、構成1記載の磁気センサ。
(構成5)
前記第1導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第1素子と重なり、
前記第2導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第2素子と重なり、
前記第3導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第3素子と重なり、
前記第4導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第4素子と重なる、構成4記載の磁気センサ。
(構成6)
前記第1素子の前記第2方向における位置は、前記第1導電部材の前記第2方向における位置と、前記第1磁性部の前記第2方向における位置と、の間にある、構成4または5に記載の磁気センサ。
(構成7)
前記第1配線に交流電流を供給可能な交流回路をさらに備えた、構成1~6のいずれか1つに記載の磁気センサ。
(構成8)
第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にある、第1磁性部と、
第1磁性部材であって、前記第1部分から前記第1磁性部材への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1磁性部材と、
第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にある、第2磁性部と、
第2磁性部材であって、前記第4部分から前記第2磁性部材への方向は、前記第2方向に沿い、
第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子と前記第2部分との間の距離は、前記第1素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第1素子と、
第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子と前記第3部分との間の距離は、前記第2素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第2素子と、
第3磁性層を含む第3素子であって、前記第3素子と前記第5部分との間の距離は、前記第3素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第3素子と、
第4磁性層を含む第4素子であって、前記第4素子と前記第6部分との間の距離は、前記第4素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第4素子と、
第1配線部分及び第2配線部分を含む第1配線であって、前記第1配線部分から前記第1磁性部材への向きは、前記第2配線部分から前記第2磁性部材への向きと同じ成分を含む、前記第1配線と、
前記第1素子と重なる第1導電部材と、
前記第2素子と重なる第2導電部材と、
前記第3素子と重なる第3導電部材と、
前記第4素子と重なる第4導電部材と、
第1端子及び第2端子を含む交流回路と、
を備え、
前記第1導電部材の第1端は、前記第1端子と電気的に接続され、
前記第1導電部材の第1他端は、前記第4導電部材の第4端と電気的に接続され、
前記第2導電部材の第2端は、前記第2端子と電気的に接続され、
前記第2導電部材の第2他端は、前記第3導電部材の第3端と電気的に接続され、
前記第3導電部材の第3他端は、前記第4導電部材の第4他端と電気的に接続され、
前記交流回路は、前記第1~第4導電部材に交流電流を供給可能である、磁気センサ。
(構成9)
第1電流供給回路をさらに備え、
前記第1電流供給回路は、前記第1配線に第1供給電流を供給可能である、構成8記載の磁気センサ。
(構成10)
前記第1素子と前記第4素子とを電気的に接続する第1接続部と、
前記第2素子と前記第3素子とを電気的に接続する第2接続部と、
をさらに備えた、構成1~9のいずれか1つに記載の磁気センサ。
(構成11)
第1回路をさらに備え、
前記第1回路は、前記第1素子、前記第1接続部及び前記第4素子を含む第1経路に第1電流を供給可能であり、
前記第1回路は、前記第2素子、前記第2接続部及び前記第3素子を含む第2経路に第2電流を供給可能であり、
前記第1素子における前記第1電流の向きは、前記第2素子における第2電流の向きと逆の成分を含む、構成10記載の磁気センサ。
(構成12)
前記第1接続部と前記第2接続部との間に生じる信号を検出可能な検出回路をさらに備えた、構成11記載の磁気センサ。
(構成13)
前記検出回路は、前記信号に含まれる、前記交流電流の周波数の1/2の周波数の成分の強度を検出可能である、構成12記載の磁気センサ。
(構成14)
第3磁性部と、
第4磁性部と、
第5磁性部と、
第6磁性部と、
をさらに備え、
前記第1磁性部は、前記第1方向において、前記第3磁性部と前記第4磁性部との間にあり、
前記第2磁性部は、前記第1方向において、前記第5磁性部と前記第6磁性部との間にあり、
前記第1素子から、前記第3磁性部と前記第1磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2素子から、前記第1磁性部と前記第4磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿い、
前記第3素子から、前記第5磁性部と前記第2磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿い、
前記第4素子から、前記第2磁性部と前記第6磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿う、構成1~13のいずれか1つに記載の磁気センサ。
(構成15)
第3磁性部と、
第4磁性部と、
第5磁性部と、
第6磁性部と、
をさらに備え、
前記第1磁性部は、前記第1方向において、前記第3磁性部と前記第4磁性部との間にあり、
前記第2磁性部は、前記第1方向において、前記第5磁性部と前記第6磁性部との間にあり、
前記第1素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第3磁性部と前記第1磁性部との間にあり、
前記第2素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第1磁性部と前記第4磁性部との間にあり、
前記第3素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第5磁性部と前記第2磁性部との間にあり、
前記第4素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第2磁性部と前記第6磁性部との間にある、構成1~11のいずれか1つに記載の磁気センサ。
(構成16)
前記第1素子の前記第1方向に沿う長さは、前記第1素子の前記第3方向に沿う長さよりも短く、
前記第2素子の前記第1方向に沿う長さは、前記第2素子の前記第3方向に沿う長さよりも短く、
前記第3素子の前記第1方向に沿う長さは、前記第3素子の前記第3方向に沿う長さよりも短く、
前記第4素子の前記第1方向に沿う長さは、前記第4素子の前記第3方向に沿う長さよりも短い、構成1~15のいずれか1つに記載の磁気センサ。
(構成17)
前記第1素子は、第1対向磁性層と、第1非磁性層と、を含み、前記第1非磁性層は、前記第1対向磁性層と前記第1磁性層との間にあり、
前記第2素子は、第2対向磁性層と、第2非磁性層と、を含み、前記第2非磁性層は、前記第2対向磁性層と前記第2磁性層との間にあり、
前記第3素子は、第3対向磁性層と、第3非磁性層と、を含み、前記第3非磁性層は、前記第3対向磁性層と前記第3磁性層との間にあり、
前記第4素子は、第4対向磁性層と、第4非磁性層と、を含み、前記第4非磁性層は、前記第4対向磁性層と前記第4磁性層との間にある、構成1~16のいずれか1つに記載の磁気センサ。
(構成18)
前記第1磁性層の磁化及び第1対向磁性層の磁化の少なくともいずれかは、前記第3方向に沿う、構成17記載の磁気センサ。
(構成19)
前記第1対向磁性層から前記第1磁性層への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2対向磁性層から前記第2磁性層への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第3対向磁性層から前記第3磁性層への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第4対向磁性層から前記第4磁性層への方向は、前記第2方向に沿う、構成17または18に記載の磁気センサ。
(構成20)
構成1~19のいずれか1つに記載の磁気センサと、
前記磁気センサから得られる出力信号を処理する処理部と、
を備えた診断装置。
実施形態によれば、感度の向上が可能な磁気センサ及び診断装置が提供できる。
本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気センサに含まれる素子、磁性層、非磁性部、配線、抵抗部及び回路部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した磁気センサ及び診断装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気センサ及び診断装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11L~14L…第1~第4磁性層、 11LM~14LM…磁化、 11n~14n…第1~第4非磁性層、 11o~14o…第1~第4対向磁性層、 11oM~14oM…磁化、 51…第1配線、 51p、51q…第1、第2配線部分、 58a~58d…第1~第4導電部材、 61~66…第1~第6磁性部、 70…回路部、 70A…交流回路、 70D…検出回路、 71…第1回路、 72a~72d…第1~第4電流供給回路、 78A、78a~78f…配線、 79a、79b…第1、第2接続部、 80s…基板、 81、82…磁性部材、 110~113、120、150、150a…磁気センサ、 301…センサ部、 302…基体、 303…入出力コード、 305…基体、 500…診断装置、 502…制御機構、 504…信号入出力部、 506…センサ駆動部、 508…信号処理部、 510…信号解析部、 512…データ処理部、 516…画像化診断部、 600…電池システム、 610…電池、 AR…矢印、 D1~D3…第1~第3方向、 E1~E4…第1~第4素子、 GND…グランド、 H…磁界、 Hac…交流磁界、 Hex…外部磁界、 Hex1~Hex3…第1~第3磁界、 Hsig…信号磁界、 Iac…交流電流、 Lx1~Lx4、Ly1~Ly4…長さ、 R…抵抗、 R1~R3…第1~第3値、 Ro…低抵抗、 Rx…電気抵抗、 SU1、SU2…第1、第2センサ部、 Sig1…信号、 T1、T2…第1~第2端子、 a1~a4…第1~第4素子端部、 b1~b4…第1~第4素子他端部、 cp1、cp2…第1、第2経路、 e1~e4…第1~第4端、 f1~f4…第1~第4他端、 i1、i2…第1、第2電流、 id1~id4…第1~第4供給電流、 p1~p6…第1~第6部分、 r1~r4…領域

Claims (10)

  1. 第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にある、第1磁性部と、
    第1磁性部材であって、前記第1部分から前記第1磁性部材への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1磁性部材と、
    第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にある、第2磁性部と、
    第2磁性部材であって、前記第4部分から前記第2磁性部材への方向は、前記第2方向に沿い、
    第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子と前記第2部分との間の距離は、前記第1素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第1素子と、
    第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子と前記第3部分との間の距離は、前記第2素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第2素子と、
    第3磁性層を含む第3素子であって、前記第3素子と前記第5部分との間の距離は、前記第3素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第3素子と、
    第4磁性層を含む第4素子であって、前記第4素子と前記第6部分との間の距離は、前記第4素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第4素子と、
    第1配線部分及び第2配線部分を含む第1配線であって、前記第1配線部分から前記第1磁性部材への向きは、前記第2配線部分から前記第2磁性部材への向きと逆の成分を含む、前記第1配線と、
    第1導電部材と、
    第2導電部材と、
    第1電流供給回路と、
    を備え
    前記第1導電部材の一部は、前記第2方向において、前記第1素子と重なり、
    前記第1導電部材の別の一部は、前記第2方向において、前記第3素子と重なり、
    前記第2導電部材の一部は、前記第2方向において、前記第2素子と重なり、
    前記第2導電部材の別の一部は、前記第2方向において、前記第4素子と重なり、
    前記第1電流供給回路は、前記第1導電部材への第1供給電流、及び、前記第2導電部材への第2供給電流の少なくともいずれか供給可能である、磁気センサ。
  2. 第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にある、第1磁性部と、
    第1磁性部材であって、前記第1部分から前記第1磁性部材への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1磁性部材と、
    第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にある、第2磁性部と、
    第2磁性部材であって、前記第4部分から前記第2磁性部材への方向は、前記第2方向に沿い、
    第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子と前記第2部分との間の距離は、前記第1素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第1素子と、
    第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子と前記第3部分との間の距離は、前記第2素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第2素子と、
    第3磁性層を含む第3素子であって、前記第3素子と前記第5部分との間の距離は、前記第3素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第3素子と、
    第4磁性層を含む第4素子であって、前記第4素子と前記第6部分との間の距離は、前記第4素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第4素子と、
    第1配線部分及び第2配線部分を含む第1配線であって、前記第1配線部分から前記第1磁性部材への向きは、前記第2配線部分から前記第2磁性部材への向きと逆の成分を含む、前記第1配線と、
    第1導電部材と、
    第2導電部材と、
    第3導電部材と、
    第4導電部材と、
    前記第1導電部材に第1供給電流を供給可能な第1電流供給回路と、
    前記第2導電部材に第2供給電流を供給可能な第2電流供給回路と、
    前記第3導電部材に第3供給電流を供給可能な第3電流供給回路と、
    前記第4導電部材に第4供給電流を供給可能な第4電流供給回路と、
    を備え、
    前記第1供給電流、前記第2供給電流、前記第3供給電流、及び、前記第4供給電流の少なくとも2つは、互いに独立して制御可能である、磁気センサ。
  3. 前記第1導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第1素子と重なり、
    前記第2導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第2素子と重なり、
    前記第3導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第3素子と重なり、
    前記第4導電部材の少なくとも一部は、前記第2方向において、前記第4素子と重なる、請求項記載の磁気センサ。
  4. 前記第1素子の前記第2方向における位置は、前記第1導電部材の前記第2方向における位置と、前記第1磁性部の前記第2方向における位置と、の間にある、請求項またはに記載の磁気センサ。
  5. 第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にある、第1磁性部と、
    第1磁性部材であって、前記第1部分から前記第1磁性部材への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1磁性部材と、
    第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にある、第2磁性部と、
    第2磁性部材であって、前記第4部分から前記第2磁性部材への方向は、前記第2方向に沿い、
    第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子と前記第2部分との間の距離は、前記第1素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第1素子と、
    第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子と前記第3部分との間の距離は、前記第2素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第2素子と、
    第3磁性層を含む第3素子であって、前記第3素子と前記第5部分との間の距離は、前記第3素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第3素子と、
    第4磁性層を含む第4素子であって、前記第4素子と前記第6部分との間の距離は、前記第4素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第4素子と、
    第1配線部分及び第2配線部分を含む第1配線であって、前記第1配線部分から前記第1磁性部材への向きは、前記第2配線部分から前記第2磁性部材への向きと同じ成分を含む、前記第1配線と、
    前記第1素子と重なる第1導電部材と、
    前記第2素子と重なる第2導電部材と、
    前記第3素子と重なる第3導電部材と、
    前記第4素子と重なる第4導電部材と、
    第1端子及び第2端子を含む交流回路と、
    を備え、
    前記第1導電部材の第1端は、前記第1端子と電気的に接続され、
    前記第1導電部材の第1他端は、前記第4導電部材の第4端と電気的に接続され、
    前記第2導電部材の第2端は、前記第2端子と電気的に接続され、
    前記第2導電部材の第2他端は、前記第3導電部材の第3端と電気的に接続され、
    前記第3導電部材の第3他端は、前記第4導電部材の第4他端と電気的に接続され、
    前記交流回路は、前記第1~第4導電部材に交流電流を供給可能である、磁気センサ。
  6. 前記第1素子と前記第4素子とを電気的に接続する第1接続部と、
    前記第2素子と前記第3素子とを電気的に接続する第2接続部と、
    をさらに備えた、請求項1~のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  7. 第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にある、第1磁性部と、
    第1磁性部材であって、前記第1部分から前記第1磁性部材への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1磁性部材と、
    第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にある、第2磁性部と、
    第2磁性部材であって、前記第4部分から前記第2磁性部材への方向は、前記第2方向に沿い、
    第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子と前記第2部分との間の距離は、前記第1素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第1素子と、
    第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子と前記第3部分との間の距離は、前記第2素子と前記第1部分との間の距離よりも短い、前記第2素子と、
    第3磁性層を含む第3素子であって、前記第3素子と前記第5部分との間の距離は、前記第3素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第3素子と、
    第4磁性層を含む第4素子であって、前記第4素子と前記第6部分との間の距離は、前記第4素子と前記第4部分との間の距離よりも短い、前記第4素子と、
    第1配線部分及び第2配線部分を含む第1配線であって、前記第1配線部分から前記第1磁性部材への向きは、前記第2配線部分から前記第2磁性部材への向きと逆の成分を含む、前記第1配線と、
    前記第1素子と前記第4素子とを電気的に接続する第1接続部と、
    前記第2素子と前記第3素子とを電気的に接続する第2接続部と、
    を備えた磁気センサ。
  8. 第3磁性部と、
    第4磁性部と、
    第5磁性部と、
    第6磁性部と、
    をさらに備え、
    前記第1磁性部は、前記第1方向において、前記第3磁性部と前記第4磁性部との間にあり、
    前記第2磁性部は、前記第1方向において、前記第5磁性部と前記第6磁性部との間にあり、
    前記第1素子から、前記第3磁性部と前記第1磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿い、
    前記第2素子から、前記第1磁性部と前記第4磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿い、
    前記第3素子から、前記第5磁性部と前記第2磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿い、
    前記第4素子から、前記第2磁性部と前記第6磁性部との間の領域に向かう方向は、前記第2方向に沿う、請求項1~7のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  9. 第3磁性部と、
    第4磁性部と、
    第5磁性部と、
    第6磁性部と、
    をさらに備え、
    前記第1磁性部は、前記第1方向において、前記第3磁性部と前記第4磁性部との間にあり、
    前記第2磁性部は、前記第1方向において、前記第5磁性部と前記第6磁性部との間にあり、
    前記第1素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第3磁性部と前記第1磁性部との間にあり、
    前記第2素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第1磁性部と前記第4磁性部との間にあり、
    前記第3素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第5磁性部と前記第2磁性部との間にあり、
    前記第4素子の少なくとも一部は、前記第1方向において、前記第2磁性部と前記第6磁性部との間にある、請求項1~7のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  10. 請求項1~9のいずれか1つに記載の磁気センサと、
    前記磁気センサから得られる出力信号を処理する処理部と、
    を備えた診断装置。
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