JP7328919B2 - 磁気センサ及び診断装置 - Google Patents
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Description
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1(a)及び図1(b)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。
図1(a)は、図1(b)の矢印ARからみた平面図である。図1(b)は、図1(a)のA1-A2線断面図である。
第1~第8モデルMD1~MD8における第4長さL4、第2長さL2、厚さt1及び厚さt2が図2に示されている。第1モデルMD1においては、第4長さL4は、第2長さL2と同じであり、厚さt2が0である。第1モデルMD1における第1中間磁性層11iの磁化の回転率を基準としたゲインGが用いられる。ゲインGは、回転率向上の増大倍率に対応する。第1モデルMD1におけるゲインGは、1である。
図3の横軸は、第1素子E1に印加される外部磁界Hexの強度である。縦軸は、第1磁性部10Aと第1磁性層11Lとの間の電気抵抗Rxである。電気抵抗Rxは、例えば、第1端子T1と第2端子T2との間の電気抵抗に対応する。図3は、R-H特性に対応する。
図4(a)は、第1素子E1に印加される信号磁界Hsig(外部磁界)が0のときの特性を示す。図4(b)は、信号磁界Hsigが正のときの特性を示す。図4(c)は、信号磁界Hsigが負のときの特性を示す。これらの図は、磁界Hと抵抗R(電気抵抗Rxに対応)との関係を示す。
図5(a)に示す磁気センサ110A及び磁気センサ装置210Aにおいては、周波数発生器72Gが設けられる。周波数発生器72Gは、交流周波数fac(第1周波数)を有する信号を発生する。この信号が、電流供給回路70aに供給される。電流供給回路70aは、交流周波数fac(第1周波数)を有する交流電流を第1配線51に供給する。
図6に示すように、磁気センサ110aにおいて、第1素子E1は、第1磁性部材11Mをさらに含んでも良い。磁気センサ110aにおける他の構成は、磁気センサ110における構成と同様で良い。
図7に示すように、磁気センサ110bにおいて、第1磁性層11Lは、第1磁性膜11f、第2磁性膜12f及び第1非磁性膜11nfを含む。磁気センサ110bにおける他の構成は、磁気センサ110aにおける構成と同様で良い。
図9(a)、図9(b)、図10(a)、図10(b)、図11(a)及び図11(b)は、第1実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。
図12(a)及び図12(b)は、図1(b)に対応する。
図13(a)及び図13(b)は、第2実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。
図14は、第2実施形態に係る磁気センサを例示する模式的平面図である。
図13(a)は、図13(b)の矢印ARからみた平面図である。図13(b)は、図13(a)のAx1-Ax2線断面図である。図14は、磁気センサ120の一部を例示している。
図15の横軸は、第1素子E1に印加される外部磁界Hexの強度である。縦軸は、第1磁性部10Aと第1磁性層11Lとの間の電気抵抗Rxである。電気抵抗Rxは、例えば、第1端子T1と第2端子T2との間の電気抵抗に対応する。図15は、R-H特性に対応する。
図16(a)は平面図である。図16(b)は、図16(a)のAy1-Ay2線断面である。図16(c)は、図16(a)のBy1-By2線断面である。図17(a)は平面図である。図17(b)は、図17(a)のCy1-Cy2線断面である。図17(c)は、図17(a)のDy1-Dy2線断面である。
図19(a)、図19(b)、図20、図21(a)、図21(b)、図22、図23(a)、図23(b)及び図24は、第2実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。
シミュレーションにおいて、センサは、図8に例示したブリッジの構成を有する。1つの素子の形状は、図2に例示した第8モデルMD8の構成を有する。第8モデルMD8において、ゲインGは、103である。第1~第4配線51~54のそれぞれに供給される交流電流の値は、図15に例示するR-H特性において最大傾斜が得られる外部磁界Hexに対応する値に設定される。交流電流の周波数fは、1MHzである。第1~第4素子E1~E4のそれぞれの磁気抵抗変化率(ΔR/R)は200%である。第1~第4磁性部10A~10Dのそれぞれの飽和磁界Hsは、0.5mTである。バイアス電圧Vbは、0.5Vである。
Vn ={α×Vd×Vd/A/f}1/2
上記の式において、「A」は、第1~第4積層体SB1~SB4のそれぞれのX-Y平面における面積であり、18×18μm2である。シミュレーションの結果、0.2μV/pTの信号Vsigが得られ、0.08μV/(Hz)1/2の1/fノイズVnが得られる。SN比が1となる最小検出磁界は0.4pTである。このように、実施形態によれば、1pT以下の微小磁界の検出が可能になる。
図25は、実施形態に係る磁気センサの応用例を示す模式的斜視図である。
図26は、実施形態に係る磁気センサの応用例を示す模式的平面図である。
(第3実施形態)
図27は、第3実施形態に係る磁気センサ及び診断装置を示す模式図である。
図27に示すように、診断装置500は、磁気センサ150を含む。磁気センサ150は、第1実施形態及び第2実施形態に関して説明した磁気センサ(及び磁気センサ装置)、及び、それらの変形を含む。
図28は、磁計の一例である。図28に示す例では、平板状の硬質の基体305上にセンサ部301が設けられる。
(構成1)
第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有する、第1磁性部と、
第1磁性層であって、前記第1部分から前記第1磁性層への方向は、前記第2方向に沿う、前記第1磁性層と、
前記第1部分と前記第1磁性層との間に設けられた第1非磁性部と、
前記第1部分と前記第1非磁性部との間に設けられた第1中間磁性層と、
前記第3方向に沿って延び前記第2方向において前記第1部分の少なくとも一部と重なる部分を含む第1配線と、
を含む第1素子を備えた磁気センサ。
前記第1磁性層の磁化は、前記第3方向に沿う、構成1記載の磁気センサ。
前記第1磁性部と前記第1磁性層との間の電気抵抗は、前記第1素子に印加される磁界に対して偶関数の特性を有する、構成1または2に記載の磁気センサ。
前記第1磁性部と前記第1磁性層との間の電気抵抗は、前記第1素子に第1磁界が印加されたときに第1値であり、前記第1素子に第2磁界が印加されたときに第2値であり、前記第1素子に第3磁界が印加されたときに第3値であり、
前記第1磁界の絶対値は、前記第2磁界の絶対値よりも小さく、前記第3磁界の絶対値よりも小さく、
前記第2磁界の向きは、前記第3磁界の向きと逆であり、
前記第1値は、前記第2値よりも小さく、前記第3値よりも小さい、構成1または2に記載の磁気センサ。
回路部をさらに備え、
前記回路部は、
前記第1配線に交流電流を供給可能な電流供給回路と、
前記電気抵抗に対応する値を検出可能な検出回路と、
を含む、構成3または4に記載の磁気センサ。
前記第1中間磁性層の一部は、前記第2方向において、前記第2部分及び前記第3部分と重なる、構成1~5のいずれか1つに記載の磁気センサ。
前記第1素子は、第1磁性部材をさらに含み、
前記第1磁性部材は、Ir-Mn、Pt-Mn、及び、Ni-Mnよりなる群から選択された少なくとも1つかを含み、
前記第1磁性層は、前記第2方向において前記第1非磁性部と前記第1磁性部材との間にある、構成1~6のいずれか1つに記載の磁気センサ。
第2素子、第3素子及び第4素子をさらに備え、
前記第1素子は、前記第3方向に沿って延びる部分を含む第1配線をさらに含み、
前記第2素子は、第2磁性部、第2磁性層、第2非磁性部、第2中間磁性層及び第2配線を含み、
前記第2磁性部は、第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、第4方向に沿い、前記第4部分は、前記第4方向において前記第5部分と前記第6部分との間にあり、前記第4部分は、前記第4方向と交差する第5方向に沿う第7長さと、前記第4方向及び前記第5方向を含む平面と交差する第6方向に沿う第8長さと、を有し、前記第5部分は、前記第7長さよりも長い前記第5方向に沿う第9長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第6方向に沿う第10長さの少なくともいずれかを有し、前記第6部分は、前記第7長さよりも長い前記第5方向に沿う第11長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第6方向に沿う第12長さの少なくともいずれかを有し、
前記第4部分から前記第2磁性層への方向は、前記第5方向に沿い、
前記第2非磁性部は、前記第4部分と前記第2磁性層との間に設けられ、
前記第2中間磁性層は、前記第4部分と前記第2非磁性部との間に設けられ、
前記第2配線は、前記第6方向に沿って延びる部分を含み、
前記第3素子は、第3磁性部、第3磁性層、第3非磁性部、第3中間磁性層及び第3配線を含み、
前記第3磁性部は、第7部分、第8部分及び第9部分を含み、前記第8部分から前記第9部分への方向は、第7方向に沿い、前記第7部分は、前記第7方向において前記第8部分と前記第9部分との間にあり、前記第7部分は、前記第7方向と交差する第8方向に沿う第13長さと、前記第7方向及び前記第8方向を含む平面と交差する第9方向に沿う第14長さと、を有し、前記第8部分は、前記第13長さよりも長い前記第8方向に沿う第15長さ、及び、前記第14長さよりも長い前記第9方向に沿う第16長さの少なくともいずれかを有し、前記第9部分は、前記第13長さよりも長い前記第8方向に沿う第17長さ、及び、前記第14長さよりも長い前記第9方向に沿う第18長さの少なくともいずれかを有し、
前記第7部分から前記第3磁性層への方向は、前記第8方向に沿い、
前記第3非磁性部は、前記第7部分と前記第3磁性層との間に設けられ、
前記第3中間磁性層は、前記第7部分と前記第3非磁性部との間に設けられ、
前記第3配線は、前記第9方向に沿って延びる部分を含み、
前記第4素子は、第4磁性部、第4磁性層、第4非磁性部、第4中間磁性層及び第4配線を含み、
前記第4磁性部は、第10部分、第11部分及び第12部分を含み、前記第11部分から前記第12部分への方向は、第10方向に沿い、前記第10部分は、前記第10方向において前記第11部分と前記第12部分との間にあり、
前記第10部分は、前記第10方向と交差する第11方向に沿う第19長さと、前記第7方向及び前記第8方向を含む平面と交差する第12方向に沿う第20長さと、を有し、
前記第11部分は、前記第19長さよりも長い前記第11方向に沿う第21長さ、及び、前記第20長さよりも長い前記第12方向に沿う第22長さの少なくともいずれかを有し、
前記第12部分は、前記第19長さよりも長い前記第11方向に沿う第23長さ、及び、前記第20長さよりも長い前記第12方向に沿う第24長さの少なくともいずれかを有し、
前記第10部分から前記第4磁性層への方向は、前記第11方向に沿い、
前記第4非磁性部は、前記第10部分と前記第4磁性層との間に設けられ、
前記第4中間磁性層は、前記第10部分と前記第4非磁性部との間に設けられ、
前記第4配線は、前記第12方向に沿って延びる部分を含む、構成1~4のいずれか1つに記載の磁気センサ。
回路部をさらに備え、
前記回路部は、電流供給回路を含み、
前記電流供給回路は、前記第1配線に第1交流電流を供給可能であり、前記第2配線に第2交流電流を供給可能であり、前記第3配線に第3交流電流を供給可能であり、前記第4配線に第4交流電流を供給可能であり、
前記第1交流電流により生じ前記第1部分に印加される第1電流磁界の向きは、前記第2交流電流により生じ前記第4部分に印加される第2電流磁界の向きと逆の成分を含み、前記第3交流電流により生じ前記第7部分に印加される第3電流磁界の向きと逆の成分を含み、
前記第4交流電流により生じ前記第10部分に印加される第4電流磁界の向きは、前記第2電流磁界の前記向きと逆の前記成分を含み、前記第3電流磁界の前記向きと逆の前記成分を含む、構成8記載の磁気センサ。
前記回路部は、検出回路をさらに含み、
前記検出回路は、第1接続点と、第2接続点と、の間の電位差に対応する信号を出力し、
前記第1接続点において、前記第1磁性部及び前記第1磁性層を含む第1電流経路と、前記第3磁性部及び前記第3磁性層を含む第3電流経路と、が互いに直列に電気的に接続され、
前記第2接続点において、前記第2磁性部及び前記第2磁性層を含む第2電流経路と、前記第4磁性部及び前記第4磁性層を含む第4電流経路と、が互いに直列に電気的に接続された、構成9記載の磁気センサ。
第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有する、第1磁性部と、
第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第1部分から前記第4部分への方向は、前記第2方向に沿い、前記第2部分から前記第5部分への方向は、前記第2方向に沿い、前記第3部分から前記第6部分への方向は、前記第2方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にあり、前記第4部分は、前記第2方向に沿う第7長さと、前記第3方向に沿う第8長さと、を有し、前記第5部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第9長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第10長さの少なくともいずれかを有し、前記第6部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第11長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第12長さの少なくともいずれかを有する、第1対向磁性部と、
前記第1部分と前記第4部分との間に設けられた第1非磁性部と、
前記第1部分と前記第1非磁性部との間に設けられた第1中間磁性層と、
前記第1非磁性部と前記第4部分との間に設けられた第1対向中間磁性層と、
前記第3方向に沿って延び前記第2方向において前記第1部分と重なる部分を含む第1配線と、
を含む第1素子を備えた磁気センサ。
前記第5部分の磁化は、前記第2部分の磁化の反対の向きに沿い、
前記第6部分の磁化は、前記第3部分の磁化の反対の向きに沿う、構成11記載の磁気センサ。
前記第1磁性部と前記第1対向磁性部との間の電気抵抗は、前記第1素子に印加される磁界に対して偶関数の特性を有する、構成11または12に記載の磁気センサ。
前記第1磁性部と前記第1対向磁性部との間の電気抵抗は、前記第1素子に第1磁界が印加されたときに第1値であり、前記第1素子に第2磁界が印加されたときに第2値であり、前記第1素子に第3磁界が印加されたときに第3値であり、
前記第1磁界の絶対値は、前記第2磁界の絶対値よりも小さく、前記第3磁界の絶対値よりも小さく、
前記第2磁界の向きは、前記第3磁界の向きと逆であり、
前記第1値は、前記第2値よりも大きく、前記第3値よりも大きい、構成11または12に記載の磁気センサ。
回路部をさらに備え、
前記回路部は、
前記第1配線に交流電流を供給可能な電流供給回路と、
前記電気抵抗に対応する値を検出可能な検出回路と、
を含む、構成13または14に記載の磁気センサ。
前記第1素子は、第1膜、第2膜、第3膜及び第4膜をさらに含み、
前記第1膜及び前記第2膜は、第1材料及び第2材料の一方を含み、
前記第3膜及び前記第4膜は、前記第1材料及び前記第2材料の他方を含み、
前記第1材料は、Ru、Ir及びRhの少なくともいずれかを含み、
前記第2材料は、Co、Fe及びNiの少なくともいずれかを含み、
前記第2部分は、第1部分領域及び第2部分領域を含み、前記第1部分領域から前記第2部分領域への方向は、前記第3方向に沿い、
前記第5部分は、第3部分領域及び第4部分領域を含み、前記第3部分領域から前記第4部分領域への方向は、前記第3方向に沿い、
前記第1素子は、第1磁性部材、第2磁性部材、第3磁性部材及び第4磁性部材をさらに含み、
前記第1磁性部材、前記第2磁性部材、前記第3磁性部材及び前記第4磁性部材は、Ir-Mn、Pt-Mn、及び、Ni-Mnよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第1膜は、前記第1部分領域と前記第1磁性部材との間に設けられ、
前記第2膜は、前記第2部分領域と前記第2磁性部材との間に設けられ、
前記第3膜は、前記第3部分領域と前記第3磁性部材との間に設けられ、
前記第4膜は、前記第4部分領域と前記第4磁性部材との間に設けられた、構成11~15のいずれか1つに記載の磁気センサ。
前記第1素子は、第5膜、第6膜、第7膜及び第8膜をさらに含み、
前記第5膜及び前記第6膜は、前記第1材料及び前記第2材料の前記一方を含み、
前記第7膜及び前記第8膜は、前記第1材料及び前記第2材料の前記他方を含み、
前記第3部分は、第5部分領域及び第6部分領域を含み、前記第5部分領域から前記第6部分領域への方向は、前記第3方向に沿い、
前記第6部分は、第7部分領域及び第8部分領域を含み、前記第7部分領域から前記第8部分領域への方向は、前記第3方向に沿い、
前記第1素子は、第5磁性部材、第6磁性部材、第7磁性部材及び第8磁性部材をさらに含み、
前記第5磁性部材、前記第6磁性部材、前記第7磁性部材及び前記第8磁性部材は、Ir-Mn、Pt-Mn、及び、Ni-Mnよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第5膜は、前記第5部分領域と前記第5磁性部材との間に設けられ、
前記第6膜は、前記第6部分領域と前記第6磁性部材との間に設けられ、
前記第7膜は、前記第7部分領域と前記第7磁性部材との間に設けられ、
前記第8膜は、前記第8部分領域と前記第8磁性部材との間に設けられた、構成16記載の磁気センサ。
回路部、第2素子、第3素子及び第4素子をさらに備え、
前記第2素子は、第2磁性部、第2対向磁性部、第2非磁性部、第2中間磁性層、第2対向中間磁性層及び第2配線を含み、
前記第2磁性部は、第7部分、第8部分及び第9部分を含み、前記第8部分から前記第9部分への方向は、第4方向に沿い、前記第7部分は、前記第4方向において前記第8部分と前記第9部分との間にあり、前記第7部分は、前記第4方向と交差する第5方向に沿う第13長さと、前記第4方向及び前記第5方向を含む平面と交差する第6方向に沿う第14長さと、を有し、前記第8部分は、前記第13長さよりも長い前記第5方向に沿う第15長さ、及び、前記第14長さよりも長い前記第6方向に沿う第16長さの少なくともいずれかを有し、前記第9部分は、前記第13長さよりも長い前記第5方向に沿う第17長さ、及び、前記第14長さよりも長い前記第6方向に沿う第18長さの少なくともいずれかを有し、
前記第2対向磁性部は、第10部分、第11部分及び第12部分を含み、前記第7部分から前記第10部分への方向は、前記第5方向に沿い、前記第8部分から前記第11部分への方向は、前記第5方向に沿い、前記第9部分から前記第12部分への方向は、前記第5方向に沿い、前記第10部分は、前記第4方向において前記第11部分と前記第12部分との間にあり、前記第10部分は、前記第5方向に沿う第19長さと、前記第6方向に沿う第20長さと、を有し、前記第11部分は、前記第19長さよりも長い前記第5方向に沿う第21長さ、及び、前記第20長さよりも長い前記第6方向に沿う第22長さの少なくともいずれかを有し、前記第12部分は、前記第19長さよりも長い前記第5方向に沿う第23長さ、及び、前記第20長さよりも長い前記第6方向に沿う第24長さの少なくともいずれかを有し、
前記第2非磁性部は、前記第7部分と前記第10部分との間に設けられ、
前記第2中間磁性層は、前記第7部分と前記第2非磁性部との間に設けられ、
前記第2対向中間磁性層は、前記第2非磁性部と前記第10部分との間に設けられ、
前記第2配線は、前記第6方向に沿って延びる部分を含み、
前記第3素子は、第3磁性部、第3対向磁性部、第3非磁性部、第3中間磁性層、第3対向中間磁性層及び第3配線を含み、
前記第3磁性部は、第13部分、第14部分及び第15部分を含み、前記第14部分から前記第15部分への方向は、第7方向に沿い、前記第13部分は、前記第7方向において前記第14部分と前記第15部分との間にあり、前記第13部分は、前記第7方向と交差する第8方向に沿う第25長さと、前記第7方向及び前記第8方向を含む平面と交差する第9方向に沿う第26長さと、を有し、前記第14部分は、前記第25長さよりも長い前記第8方向に沿う第27長さ、及び、前記第26長さよりも長い前記第9方向に沿う第28長さの少なくともいずれかを有し、前記第15部分は、前記第25長さよりも長い前記第8方向に沿う第29長さ、及び、前記第26長さよりも長い前記第9方向に沿う第30長さの少なくともいずれかを有し、
前記第3対向磁性部は、第16部分、第17部分及び第18部分を含み、前記第13部分から前記第16部分への方向は、前記第8方向に沿い、前記第14部分から前記第17部分への方向は、前記第8方向に沿い、前記第15部分から前記第18部分への方向は、前記第8方向に沿い、前記第16部分は、前記第7方向において前記第17部分と前記第18部分との間にあり、前記第16部分は、前記第8方向に沿う第31長さと、前記第9方向に沿う第32長さと、を有し、前記第17部分は、前記第31長さよりも長い前記第8方向に沿う第33長さ、及び、前記第32長さよりも長い前記第9方向に沿う第34長さの少なくともいずれかを有し、前記第18部分は、前記第31長さよりも長い前記第8方向に沿う第35長さ、及び、前記第32長さよりも長い前記第9方向に沿う第36長さの少なくともいずれかを有し、
前記第3非磁性部は、前記第13部分と前記第16部分との間に設けられ、
前記第3中間磁性層は、前記第13部分と前記第3非磁性部との間に設けられ、
前記第3対向中間磁性層は、前記第3非磁性部と前記第16部分との間に設けられ、
前記第3配線は、前記第9方向に沿って延びる部分を含み、
前記第4素子は、第4磁性部、第4対向磁性部、第4非磁性部、第4中間磁性層、第4対向中間磁性層及び第4配線を含み、
前記第4磁性部は、第19部分、第20部分及び第21部分を含み、前記第20部分から前記第21部分への方向は、第10方向に沿い、前記第19部分は、前記第10方向において前記第20部分と前記第21部分との間にあり、前記第19部分は、前記第10方向と交差する第11方向に沿う第37長さと、前記第10方向及び前記第11方向を含む平面と交差する第12方向に沿う第38長さと、を有し、前記第20部分は、前記第37長さよりも長い前記第11方向に沿う第39長さ、及び、前記第38長さよりも長い前記第12方向に沿う第40長さの少なくともいずれかを有し、前記第21部分は、前記第37長さよりも長い前記第11方向に沿う第41長さ、及び、前記第38長さよりも長い前記第12方向に沿う第42長さの少なくともいずれかを有し、
前記第4対向磁性部は、第22部分、第23部分及び第24部分を含み、前記第23部分から前記第24部分への方向は、前記第11方向に沿い、前記第20部分から前記第23部分への方向は、前記第11方向に沿い、前記第21部分から前記第24部分への方向は、前記第11方向に沿い、前記第22部分は、前記第10方向において前記第23部分と前記第24部分との間にあり、前記第22部分は、前記第11方向に沿う第43長さと、前記第12方向に沿う第44長さと、を有し、前記第23部分は、前記第43長さよりも長い前記第11方向に沿う第45長さ、及び、前記第44長さよりも長い前記第12方向に沿う第46長さの少なくともいずれかを有し、前記第24部分は、前記第43長さよりも長い前記第11方向に沿う第47長さ、及び、前記第44長さよりも長い前記第12方向に沿う第48長さの少なくともいずれかを有し、
前記第4非磁性部は、前記第19部分と前記第22部分との間に設けられ、
前記第4中間磁性層は、前記第19部分と前記第4非磁性部との間に設けられ、
前記第4対向中間磁性層は、前記第4非磁性部と前記第22部分との間に設けられ、
前記第4配線は、前記第12方向に沿って延びる部分を含み、
前記回路部は、電流供給回路を含み、
前記電流供給回路は、前記第1配線に第1交流電流を供給可能であり、前記第2配線に第2交流電流を供給可能であり、前記第3配線に第3交流電流を供給可能であり、前記第4配線に第4交流電流を供給可能であり、
前記第1交流電流により生じ前記第1部分に印加される第1電流磁界の向きは、前記第2交流電流により生じ前記第7部分に印加される第2電流磁界の向きと逆の成分を含み、前記第3交流電流により生じ前記第13部分に印加される第3電流磁界の向きと逆の成分を含み、
前記第4交流電流により生じ前記第19部分に印加される第4電流磁界の向きは、前記第2電流磁界の前記向きと逆の前記成分を含み、前記第3電流磁界の前記向きと逆の前記成分を含む、構成11~14のいずれか1つに記載の磁気センサ。
前記回路部は、検出回路をさらに含み、
前記検出回路は、第1接続点と、第2接続点と、の間の電位差に対応する信号を出力し、
前記第1接続点において、前記第1磁性部及び前記第1磁性層を含む第1電流経路と、前記第3磁性部及び前記第3磁性層を含む第3電流経路と、が互いに直列に電気的に接続され、
前記第2接続点において、前記第2磁性部及び前記第2磁性層を含む第2電流経路と、前記第4磁性部及び前記第4磁性層を含む第4電流経路と、が互いに直列に電気的に接続された、構成18記載の磁気センサ。
前記第1非磁性部は、マグネシウム及び酸素を含む、構成1~19のいずれか1つに記載の磁気センサ。
構成1~20のいずれか1つに記載の磁気センサと、
前記磁気センサから得られる出力信号を処理する処理部と、
を備えた診断装置。
図29(a)~図29(d)は、第4実施形態に係る磁気センサを例示する模式図である。
図29(a)は、図29(c)及び図29(d)の矢印ARからみた平面図である。図29(b)は、図29(a)のB1-B2線断面図である。図29(c)は、図29(a)のA1-A2線断面図である。図29(d)は、図29(a)のA3-A4線断面図である。
図30(a)は、図30(c)及び図30(d)の矢印ARからみた平面図である。図30(b)は、図30(a)のB1-B2線断面図である。図30(c)は、図30(a)のA1-A2線断面図である。図30(d)は、図30(a)のA3-A4線断面図である。
図31に示すように、実施形態に係る磁気センサ132は、複数の第2構造体82を含む。例えば、複数の第2構造体82の1つは、複数の第1構造体81を含む。複数の第1構造体81は、第3方向D3に沿って並ぶ。
図32に示すように、実施形態に係る磁気センサ132aは、複数の第2構造体82を含む。例えば、複数の第2構造体82の1つは、複数の第1構造体81を含む。複数の第1構造体81は、第3方向D3に沿って並ぶ。磁気センサ132aにおいては、複数の第2構造体82が並列に電気的に接続される。磁気センサ132aにおいても、例えば、ノイズがより低減できる。
図33(a)は、図33(b)及び図33(c)の矢印ARからみた平面図である。図33(b)は、図33(a)のA1-A2線断面図である。図33(c)は、図33(a)のA3-A4線断面図である。
図34(a)は、図34(b)及び図34(c)の矢印ARからみた平面図である。図34(b)は、図34(a)のA1-A2線断面図である。図34(c)は、図34(a)のA3-A4線断面図である。
図35(a)及び図36は、図35(b)及び図35(c)の矢印ARからみた平面図である。図35(b)は、図35(a)のA1-A2線断面図である。図35(c)は、図35(a)のA3-A4線断面図である。
図37(a)及び図38は、図37(b)及び図37(c)の矢印ARからみた平面図である。図37(b)は、図37(a)のA1-A2線断面図である。図37(c)は、図37(a)のA3-A4線断面図である。
図39(a)は、図39(c)及び図39(d)の矢印ARからみた平面図である。図39(b)は、図39(a)のB1-B2線断面図である。図39(c)は、図39(a)のA1-A2線断面図である。図39(d)は、図39(a)のA3-A4線断面図である。
図40(a)は、図40(c)及び図40(d)の矢印ARからみた平面図である。図40(b)は、図40(a)のB1-B2線断面図である。図40(c)は、図40(a)のA1-A2線断面図である。図40(d)は、図40(a)のA3-A4線断面図である。
図41に示すように、実施形態に係る磁気センサ137cは、複数の第2構造体82を含む。例えば、複数の第2構造体82の1つは、複数の第1構造体81を含む。複数の第1構造体81は、第3方向D3に沿って並ぶ。
図42(a)は、図42(b)及び図42(c)の矢印ARからみた平面図である。図42(b)は、図42(a)のA1-A2線断面図である。図42(c)は、図42(a)のA3-A4線断面図である。
図43(a)は、図43(b)及び図43(c)の矢印ARからみた平面図である。図43(b)は、図43(a)のA1-A2線断面図である。図43(c)は、図43(a)のA3-A4線断面図である。
図44は、回路部70の一部の構成を例示している。この例では、第1素子E1と第4素子E4とが電気的に直列に接続される。第2素子E2と第3素子E3とが電気的に直列に接続される。第1素子E1と第4素子E4との接続点と、第2素子E2と第3素子E3との接続点と、の電位差がアンプ75aに入力される。アンプ75aは、例えば差動増幅器である。アンプ75aの出力が抵抗75b及びインダクタ75c介してグランドGNDに電気的に接続される。インダクタ75cは、例えば、第1~第4配線54などに対応する。このような回路は、例えば、負帰還回路である。このような回路を用いることで、これらの素子の特性の変化が、フィードバックされる例えば、検出対象の磁界による第1~第4素子E1~E4の動作点が変動することが抑制された状態で、磁界の検出が可能となる。例えば、素子の動作点変動が抑制され、安定した検出出力が得られる。このような回路は、上記の任意の磁気センサに適用できる。
(構成A12)
第1部分、第2部分及び第3部分を含む第1磁性部であって、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有する、前記第1磁性部と、
第4部分、第5部分及び第6部分を含む第2磁性部であって、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にあり、前記第4部分は、前記第2方向に沿う第7長さと、前記第3方向に沿う第8長さと、を有し、前記第5部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第9長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第10長さの少なくともいずれかを有し、前記第6部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第11長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第12長さの少なくともいずれかを有する、前記第2磁性部と、
第1導電部材であって、前記第1部分の一部から前記第1導電部材の一部への方向は、前記第2方向に沿い、前記第4部分の一部から前記第1導電部材の別の一部への方向は、前記第2方向に沿う、前記第1導電部材と、
前記第1部分の前記一部と前記第1導電部材の前記一部との間に設けられた第1磁性層と、
前記第4部分の前記一部と前記第1導電部材の前記別の一部との間に設けられた第2磁性層と、
前記第1部分の前記一部と前記第1磁性層との間に設けられた第1非磁性部と、
前記第4部分の前記一部と前記第2磁性層との間に設けられた第2非磁性部と、
を含む第1構造体を備えた、磁気センサ。
第1配線をさらに備え、
前記第1配線の少なくとも一部は、前記第3方向に沿う、
構成A12記載の磁気センサ。
複数の前記第1構造体を備え、
前記複数の第1構造体は、前記第3方向に沿って並び、
前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の第1構造体の別の1つの前記第2磁性部と、が、電気的に接続された、構成A12またはA13に記載の磁気センサ。
複数の第2構造体をさらに備え、
前記複数の第2構造体の1つは、複数の前記第1構造体を含み、
前記複数の第1構造体は、前記第3方向に沿って並び、
前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の前記第1構造体の別の1つの前記第2磁性部と、が、電気的に接続され、
前記複数の第2構造体は、前記第1方向に沿って並び、
前記複数の第2構造体の1つと、前記複数の第2構造体の別の1つとは、電気的に接続された、構成A12記載の磁気センサ。
前記複数の前記第2構造体の前記1つに含まれる前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の前記第2構造体の前記別の1つに含まれる前記複数の第1構造体の別の1つの前記第1磁性部と、の間の前記第1方向に沿う距離は、前記第3長さ及び前記第5長さの少なくともいずれかよりも短い、構成A15記載の磁気センサ。
第1素子と、
第2素子と、
第3素子と、
第4素子と、
第1磁性部品と、
を備え、
前記第1素子、前記第2素子、前記第3素子及び前記第4素子のそれぞれは、第1磁性部、第1導電部材及び第1磁性層を含み、
前記第1磁性部は、第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有し、
前記第1磁性層は、前記第2方向において、前記第1部分の少なくとも一部と、前記第1導電部材の少なくとも一部と、の間にあり、
前記第1素子から前記第2素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第3素子から前記第4素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第1素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第3素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第4素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1素子の前記第1導電部材は、前記第4素子の前記第1導電部材と電気的に接続され、
前記第2素子の前記第1導電部材は、前記第3素子の前記第1導電部材と電気的に接続された、磁気センサ。
回路部をさらに備え、
前記回路部は、前記第1素子、前記第2素子、前記第3素子及び前記第4素子に電流を供給し、
前記第1素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きは、前記第2素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きと同じ成分を含み、
前記第1素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の前記向きは、前記第4素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きと同じ成分を含み、
前記第3素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きは、前記第2素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の前記向きと同じ成分を含む、構成A17記載の磁気センサ。
第1素子と、
第2素子と、
第3素子と、
第4素子と、
第1磁性部品と、
第2磁性部品と、
を備え、
前記第1素子、前記第2素子、前記第3素子及び前記第4素子のそれぞれは、第1磁性部、第1導電部材及び第1磁性層を含み、
前記第1磁性部は、第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有し、
前記第1磁性層は、前記第2方向において、前記第1部分の少なくとも一部と、前記第1導電部材の少なくとも一部と、の間にあり、
前記第1素子から前記第2素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第3素子から前記第4素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第1素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第3素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第2磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第4素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第2磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1素子の前記第1導電部材は、前記第4素子の前記第1導電部材と電気的に接続され、
前記第2素子の前記第1導電部材は、前記第3素子の前記第1導電部材と電気的に接続された、磁気センサ。
回路部をさらに備え、
前記回路部は、前記第1素子、前記第2素子、前記第3素子及び前記第4素子に電流を供給し、
前記第1素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きは、前記第2素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きと逆の成分を含み、
前記第1素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の前記向きは、前記第4素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きと同じ成分を含み、
前記第3素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の向きは、前記第2素子の前記第1導電部材を流れる前記電流の前記向きと同じ成分を含む、構成A17記載の磁気センサ。
第1配線と、
第2配線と、
第3配線と、
第4配線と、
電流供給回路と、
をさらに備え、
前記第1配線の一端は、前記第4配線の一端と電気的に接続され、
前記第2配線の一端は、前記第3配線の一端と電気的に接続され、
前記電流供給回路は、前記第1配線及び前記第4配線を含む電流経路に交流電流を供給し、前記第2配線及び前記第3配線を含む電流経路に交流電流を供給する、構成A20記載の磁気センサ。
第1部分、第2部分及び第3部分を含む第1磁性部であって、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有する、前記第1磁性部と、
第4部分、第5部分及び第6部分を含む第2磁性部であって、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にあり、前記第4部分は、前記第2方向に沿う第7長さと、前記第3方向に沿う第8長さと、を有し、前記第5部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第9長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第10長さの少なくともいずれかを有し、前記第6部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第11長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第12長さの少なくともいずれかを有する、前記第2磁性部と、
第1磁性層であって、前記第1部分の一部から前記第1磁性層の一部への方向は、前記第2方向に沿い、前記第4部分の一部から前記第1磁性層の別の一部への方向は、前記第2方向に沿う、前記第1磁性層と、
前記第1部分の前記一部と前記第1磁性層の前記一部との間に設けられた第1非磁性部と、
前記第4部分の前記一部と前記第1磁性層の前記別の一部との間に設けられた第2非磁性部と、
を含む第1構造体を備えた、磁気センサ。
第1配線をさらに備え、
前記第1配線の少なくとも一部は、前記第3方向に沿う、構成A22記載の磁気センサ。
複数の前記第1構造体を備え、
前記複数の第1構造体は、前記第3方向に沿って並び、
前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の第1構造体の別の1つの前記第2磁性部と、が、電気的に接続された、構成A22またはA23に記載の磁気センサ。
複数の第2構造体をさらに備え、
前記複数の第2構造体の1つは、複数の前記第1構造体を含み、
前記複数の第1構造体は、前記第3方向に沿って並び、
前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の前記第1構造体の別の1つの前記第2磁性部と、が、電気的に接続され、
前記複数の第2構造体は、前記第1方向に沿って並び、
前記複数の第2構造体の1つと、前記複数の第2構造体の別の1つとは、電気的に接続され、
前記複数の前記第2構造体の前記1つに含まれる前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の前記第2構造体の前記別の1つに含まれる前記複数の第1構造体の別の1つの前記第1磁性部と、の間の前記第1方向に沿う距離は、前記第3長さ及び前記第5長さの少なくともいずれかよりも短い、構成A22記載の磁気センサ。
第1素子と、
第2素子と、
第3素子と、
第4素子と、
第1磁性部品と、
を備え、
前記第1素子、前記第2素子、前記第3素子及び前記第4素子のそれぞれは、第1磁性部、第1磁性層及び第1非磁性部を含み、
前記第1磁性部は、第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有し、
前記第1非磁性部は、前記第2方向において、前記第1部分の少なくとも一部と、前記第1磁性層の少なくとも一部と、の間にあり、
前記第1素子から前記第2素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第3素子から前記第4素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第1素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第3素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第4素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1素子の前記第1磁性層は、前記第4素子の前記第1磁性層と電気的に接続され、
前記第2素子の前記第1磁性層は、前記第3素子の前記第1磁性層と電気的に接続された、磁気センサ。
第1素子と、
第2素子と、
第3素子と、
第4素子と、
第1磁性部品と、
第2磁性部品と、
を備え、
前記第1素子、前記第2素子、前記第3素子及び前記第4素子のそれぞれは、第1磁性部、第1導電部材及び第1磁性層を含み、
前記第1磁性部は、第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有し、
前記第1磁性層は、前記第2方向において、前記第1部分の少なくとも一部と、前記第1導電部材の少なくとも一部と、の間にあり、
前記第1素子から前記第2素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第3素子から前記第4素子への方向は、前記第1方向に沿い、
前記第1素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第1磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第3素子の前記第1磁性部の前記第3部分から前記第2磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第4素子の前記第1磁性部の前記第2部分から前記第2磁性部品の一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1素子の前記第1磁性層は、前記第4素子の前記第1磁性層と電気的に接続され、
前記第2素子の前記第1磁性層は、前記第3素子の前記第1磁性層と電気的に接続された、磁気センサ。
第1配線と、
第2配線と、
第3配線と、
第4配線と、
電流供給回路と、
をさらに備えた構成A27記載の磁気センサ。
構成A12~A28のいずれか1つに記載の磁気センサと、
前記磁気センサから得られる出力信号を処理する処理部と、
を備えた診断装置。
Claims (10)
- 第1部分、第2部分及び第3部分を含み、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有する、第1磁性部と、
第1磁性層であって、前記第1部分から前記第1磁性層への方向は、前記第2方向に沿う、前記第1磁性層と、
前記第1部分と前記第1磁性層との間に設けられた第1非磁性部と、
前記第1部分と前記第1非磁性部との間に設けられた第1中間磁性層と、
を含む第1素子と、
前記第3方向に沿って延び前記第2方向において前記第1部分の少なくとも一部と重なる部分を含む第1配線と、
回路部と、
を備え、
前記第1磁性部と前記第1磁性層との間の電気抵抗は、前記第1素子に印加される磁界に対して偶関数の特性を有し、
前記回路部は、
前記第1配線に第1交流電流を供給可能な電流供給回路と、
前記電気抵抗に対応する値を検出可能な検出回路と、
を含み、
前記検出回路は、検出部を含み、
前記検出部は、前記第1交流電流の周波数を含む範囲の周波数を有する交流信号を検出する、または、前記第1交流電流の前記周波数の2倍以上の周波数の成分を減衰させる、磁気センサ。 - 前記電気抵抗は、前記第1素子に第1磁界が印加されたときに第1値であり、前記第1素子に第2磁界が印加されたときに第2値であり、前記第1素子に第3磁界が印加されたときに第3値であり、
前記第1磁界の絶対値は、前記第2磁界の絶対値よりも小さく、前記第3磁界の絶対値よりも小さく、
前記第2磁界の向きは、前記第3磁界の向きと逆であり、
前記第1値は、前記第2値よりも小さく、前記第3値よりも小さい、請求項1記載の磁気センサ。 - 第2素子、第3素子及び第4素子をさらに備え、
前記第2素子は、第2磁性部、第2磁性層、第2非磁性部、第2中間磁性層及び第2配線を含み、
前記第2磁性部は、第4部分、第5部分及び第6部分を含み、前記第5部分から前記第6部分への方向は、第4方向に沿い、前記第4部分は、前記第4方向において前記第5部分と前記第6部分との間にあり、前記第4部分は、前記第4方向と交差する第5方向に沿う第7長さと、前記第4方向及び前記第5方向を含む平面と交差する第6方向に沿う第8長さと、を有し、前記第5部分は、前記第7長さよりも長い前記第5方向に沿う第9長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第6方向に沿う第10長さの少なくともいずれかを有し、前記第6部分は、前記第7長さよりも長い前記第5方向に沿う第11長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第6方向に沿う第12長さの少なくともいずれかを有し、
前記第4部分から前記第2磁性層への方向は、前記第5方向に沿い、
前記第2非磁性部は、前記第4部分と前記第2磁性層との間に設けられ、
前記第2中間磁性層は、前記第4部分と前記第2非磁性部との間に設けられ、
前記第2配線は、前記第6方向に沿って延びる部分を含み、
前記第3素子は、第3磁性部、第3磁性層、第3非磁性部、第3中間磁性層及び第3配線を含み、
前記第3磁性部は、第7部分、第8部分及び第9部分を含み、前記第8部分から前記第9部分への方向は、第7方向に沿い、前記第7部分は、前記第7方向において前記第8部分と前記第9部分との間にあり、前記第7部分は、前記第7方向と交差する第8方向に沿う第13長さと、前記第7方向及び前記第8方向を含む平面と交差する第9方向に沿う第14長さと、を有し、前記第8部分は、前記第13長さよりも長い前記第8方向に沿う第15長さ、及び、前記第14長さよりも長い前記第9方向に沿う第16長さの少なくともいずれかを有し、前記第9部分は、前記第13長さよりも長い前記第8方向に沿う第17長さ、及び、前記第14長さよりも長い前記第9方向に沿う第18長さの少なくともいずれかを有し、
前記第7部分から前記第3磁性層への方向は、前記第8方向に沿い、
前記第3非磁性部は、前記第7部分と前記第3磁性層との間に設けられ、
前記第3中間磁性層は、前記第7部分と前記第3非磁性部との間に設けられ、
前記第3配線は、前記第9方向に沿って延びる部分を含み、
前記第4素子は、第4磁性部、第4磁性層、第4非磁性部、第4中間磁性層及び第4配線を含み、
前記第4磁性部は、第10部分、第11部分及び第12部分を含み、前記第11部分から前記第12部分への方向は、第10方向に沿い、前記第10部分は、前記第10方向において前記第11部分と前記第12部分との間にあり、
前記第10部分は、前記第10方向と交差する第11方向に沿う第19長さと、前記第7方向及び前記第8方向を含む平面と交差する第12方向に沿う第20長さと、を有し、
前記第11部分は、前記第19長さよりも長い前記第11方向に沿う第21長さ、及び、前記第20長さよりも長い前記第12方向に沿う第22長さの少なくともいずれかを有し、
前記第12部分は、前記第19長さよりも長い前記第11方向に沿う第23長さ、及び、前記第20長さよりも長い前記第12方向に沿う第24長さの少なくともいずれかを有し、
前記第10部分から前記第4磁性層への方向は、前記第11方向に沿い、
前記第4非磁性部は、前記第10部分と前記第4磁性層との間に設けられ、
前記第4中間磁性層は、前記第10部分と前記第4非磁性部との間に設けられ、
前記第4配線は、前記第12方向に沿って延びる部分を含む、請求項1記載の磁気センサ。 - 前記電流供給回路は、前記第2配線に第2交流電流を供給可能であり、前記第3配線に第3交流電流を供給可能であり、前記第4配線に第4交流電流を供給可能であり、
前記第1交流電流により生じ前記第1部分に印加される第1電流磁界の向きは、前記第2交流電流により生じ前記第4部分に印加される第2電流磁界の向きと逆の成分を含み、前記第3交流電流により生じ前記第7部分に印加される第3電流磁界の向きと逆の成分を含み、
前記第4交流電流により生じ前記第10部分に印加される第4電流磁界の向きは、前記第2電流磁界の前記向きと逆の前記成分を含み、前記第3電流磁界の前記向きと逆の前記成分を含む、請求項3記載の磁気センサ。 - 前記検出回路は、第1接続点と、第2接続点と、の間の電位差に対応する信号を出力し、
前記第1接続点において、前記第1磁性部及び前記第1磁性層を含む第1電流経路と、前記第3磁性部及び前記第3磁性層を含む第3電流経路と、が互いに直列に電気的に接続され、
前記第2接続点において、前記第2磁性部及び前記第2磁性層を含む第2電流経路と、前記第4磁性部及び前記第4磁性層を含む第4電流経路と、が互いに直列に電気的に接続された、請求項4記載の磁気センサ。 - 第1部分、第2部分及び第3部分を含む第1磁性部であって、前記第2部分から前記第3部分への方向は、第1方向に沿い、前記第1部分は、前記第1方向において前記第2部分と前記第3部分との間にあり、前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う第1長さと、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する第3方向に沿う第2長さと、を有し、前記第2部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第3長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第4長さの少なくともいずれかを有し、前記第3部分は、前記第1長さよりも長い前記第2方向に沿う第5長さ、及び、前記第2長さよりも長い前記第3方向に沿う第6長さの少なくともいずれかを有する、前記第1磁性部と、
第4部分、第5部分及び第6部分を含む第2磁性部であって、前記第5部分から前記第6部分への方向は、前記第1方向に沿い、前記第4部分は、前記第1方向において前記第5部分と前記第6部分との間にあり、前記第4部分は、前記第2方向に沿う第7長さと、前記第3方向に沿う第8長さと、を有し、前記第5部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第9長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第10長さの少なくともいずれかを有し、前記第6部分は、前記第7長さよりも長い前記第2方向に沿う第11長さ、及び、前記第8長さよりも長い前記第3方向に沿う第12長さの少なくともいずれかを有する、前記第2磁性部と、
第1導電部材であって、前記第1部分の一部から前記第1導電部材の一部への方向は、前記第2方向に沿い、前記第4部分の一部から前記第1導電部材の別の一部への方向は、前記第2方向に沿う、前記第1導電部材と、
前記第1部分の前記一部と前記第1導電部材の前記一部との間に設けられた第1磁性層と、
前記第4部分の前記一部と前記第1導電部材の前記別の一部との間に設けられた第2磁性層と、
前記第1部分の前記一部と前記第1磁性層との間に設けられた第1非磁性部と、
前記第4部分の前記一部と前記第2磁性層との間に設けられた第2非磁性部と、
を含む第1構造体と、
第1配線と、
電流供給回路と、
検出回路と、
を備え、
前記第1配線の少なくとも一部は、前記第3方向に沿い、前記第2方向において前記第1部分の少なくとも一部と重なり、
前記第1磁性部と前記第1磁性層との間の電気抵抗は、前記第1磁性部に印加される磁界に対して偶関数の特性を有し、
前記電流供給回路は、前記第1配線に交流電流を供給可能であり、
前記検出回路は、前記電気抵抗に対応する値を検出可能であり、
前記検出回路は、検出部を含み、
前記検出部は、前記交流電流の周波数を含む範囲の周波数を有する交流信号を検出する、または、前記交流電流の前記周波数の2倍以上の周波数の成分を減衰させる、磁気センサ。 - 複数の前記第1構造体を備え、
前記複数の第1構造体は、前記第3方向に沿って並び、
前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の第1構造体の別の1つの前記第2磁性部と、が、電気的に接続された、請求項6に記載の磁気センサ。 - 複数の第2構造体を備え、
前記複数の第2構造体の1つは、複数の前記第1構造体を含み、
前記複数の第1構造体は、前記第3方向に沿って並び、
前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の前記第1構造体の別の1つの前記第2磁性部と、が、電気的に接続され、
前記複数の第2構造体は、前記第1方向に沿って並び、
前記複数の第2構造体の1つと、前記複数の第2構造体の別の1つとは、電気的に接続された、請求項6記載の磁気センサ。 - 前記複数の前記第2構造体の前記1つに含まれる前記複数の第1構造体の1つの前記第1磁性部と、前記複数の前記第2構造体の前記別の1つに含まれる前記複数の第1構造体の別の1つの前記第1磁性部と、の間の前記第1方向に沿う距離は、前記第3長さ及び前記第5長さの少なくともいずれかよりも短い、請求項8記載の磁気センサ。
- 請求項1~9のいずれか1つに記載の磁気センサと、
前記磁気センサから得られる出力信号を処理する処理部と、
を備えた診断装置。
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