JP7291103B2 - 施工支援システム - Google Patents
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Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、水中或いは水上施工における作業効率及び安全性を高めることにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の施工支援システムは、主に水中での施工に用いられるものであって、撮影手段として、水中の施工箇所ないしその周辺を撮影する水中カメラが利用される。そして、処理制御手段は、その水中カメラによって撮影された映像に重ね合わせるための拡張データとして、物体を目標位置へ誘導するための拡張データを、設計関連データに基づいて算出する。物体を目標位置へ誘導するための拡張データとは、例えばブロックなどの吊荷を据え付ける際に、設計関連データに含まれる据え付けの目標位置へ物体を誘導するために、矢印や目標位置などを水中の映像に重ねて表示するための拡張データである。これにより、単なる水中カメラの映像では濁りなどの影響で把握し難かった水中の状況が、従来からの潜水士による音声での報告に加えて、上記のような拡張データが重ねられた水中カメラの映像によっても伝達されるため、より正確に把握されるものとなる。更に、水中の状況の把握だけでなく、物体の誘導にも利用されるため、施工精度の向上も期待されるものとなる。
本項に記載の施工支援システムは、主に水中での施工に用いられるものであって、撮影手段として、水中の施工箇所ないしその周辺を撮影する水中カメラが利用される。そして、処理制御手段は、その水中カメラによって撮影された映像に重ね合わせるための様々な拡張データを、設計関連データに基づいて算出する。そのような拡張データに、水底への範囲提示のための拡張データ、水底の形状に係る拡張データ、物体を目標位置へ誘導するための拡張データ、及び、水底に構築する構造物の完成形状を示す拡張データが含まれるものである。
水底への範囲提示のための拡張データとは、設計関連データに含まれる施工範囲や検査範囲などの範囲を示す情報を、着色や枠表示などを用いて水底の映像に重ねて表示するための拡張データである。水底の形状に係る拡張データとは、設計関連データに含まれる事前測量の結果などに基づいて、例えばコンター図のような形状に係る情報を、水底の映像に重ねて表示するための拡張データである。物体を目標位置へ誘導するための拡張データとは、例えばブロックなどの吊荷を据え付ける際に、設計関連データに含まれる据え付けの目標位置へ物体を誘導するために、矢印や目標位置などを水中の映像に重ねて表示するための拡張データである。水底に構築する構造物の完成形状を示す拡張データとは、設計関連データに含まれている、水底に構築する予定の構造物の完成形状を示す映像を、水底の映像に重ねて表示するための拡張データである。これにより、単なる水中カメラの映像では濁りなどの影響で把握し難かった水中の状況が、従来からの潜水士による音声での報告に加えて、上記のような様々な拡張データが重ねられた水中カメラの映像によっても伝達されるため、より正確に把握されるものとなる。更に、拡張データの内容に応じて、水中の状況の把握だけでなく、物体の誘導などにも利用されるため、施工精度の向上も期待されるものとなる。
本項に記載の施工支援システムは、特に夜間などの視界が悪い環境における水上での施工に用いられるものであって、撮影手段として、水上の施工箇所ないしその周辺を撮影する赤外線カメラが利用される。そして、処理制御手段は、その赤外線カメラによって撮影された映像に重ね合わせるための拡張データとして、水上への範囲提示のための拡張データと、施工内容に応じた設計数値を示す拡張データとを、設計関連データに基づいて算出する。そして、本項に記載の施工支援システムは、浚渫工事に適用されるものであって、水上への範囲提示のための拡張データが、浚渫工事の施工範囲を水上へと示すものであり、施工内容に応じた設計数値を示す拡張データが、浚渫箇所の端部に設けられる勾配の大きさを示すものである。これにより、赤外線カメラで撮影された映像に重ねて、浚渫工事の施工範囲と共に、勾配の大きさが提示されるため、夜間などの視界が悪い環境下での作業であっても、浚渫工事が効率よく行われるものとなる。
本項に記載の施工支援システムは、特に夜間などの視界が悪い環境における水上での施工に用いられるものであって、撮影手段として、水上の施工箇所ないしその周辺を撮影する赤外線カメラが利用される。そして、処理制御手段は、その赤外線カメラによって撮影された映像に重ね合わせるための様々な拡張データを、設計関連データに基づいて算出する。そのような拡張データに、水上への範囲提示のための拡張データ、施工内容に応じた設計数値を示す拡張データ、水上の障害物を提示する拡張データ、及び、工事用の船舶を施工箇所まで案内するための拡張データが含まれるものである。
水上への範囲提示のための拡張データとは、設計関連データに含まれる施工範囲や、施工中に工事用の船舶や重機などが接触する虞のある構造物が配置された危険エリアなどの、範囲を示す情報を、着色や枠表示などを用いて水上の映像に重ねて表示するための拡張データである。施工内容に応じた設計数値を示す拡張データとは、施工内容に応じて予め設計関連データとして設定される、施工によって構築或いは変形する対象物の形状や位置に関する数値などを、水上の映像に重ねて表示するための拡張データである。水上の障害物を提示する拡張データとは、施工中に工事用船舶や重機などが接触する虞のある構造物などの障害物そのものを、例えば工事用船舶との離隔距離などの情報と共に着色や明滅表示などによって、水上の映像に重ねて表示するための拡張データである。
本項に記載の施工支援システムは、浚渫工事に適用されるものであって、水上への範囲提示のための拡張データが、浚渫工事の施工範囲を水上へと示すものであり、施工内容に応じた設計数値を示す拡張データが、浚渫箇所の浚渫深さと、浚渫箇所の端部に設けられる勾配の大きさとのうち、少なくとも一方を示すものである。これにより、赤外線カメラで撮影された映像に重ねて、浚渫工事の施工範囲と共に、浚渫深さや勾配の大きさが提示されるため、夜間などの視界が悪い環境下での作業であっても、浚渫工事が効率よく行われるものとなる。
本項に記載の施工支援システムは、方位計測手段が、全地球航法衛星システムを利用するGNSS方位計であることで、撮影手段の撮影方向が高精度で計測されるものとなり、拡張映像データがより現実に近い形で提供されるものである。
本項に記載の施工支援システムは、処理制御手段が、設定された設計関連データ、撮影手段や方位計測手段から取得したデータ、拡張映像データなどの演算したデータといった様々なデータを、クラウドへアップロードするものである。これにより、アップロードされた様々なデータが、クラウドに接続された複数の端末から閲覧可能になるため、施工の関係者とリアルタイムに施工状況などの情報が共有されるものとなる。
図1は、本発明の実施の形態に係る施工支援システム10の構成の一例を示している。施工支援システム10は、水中UW(図2~図5参照)や水上AW(図6~図8参照)での施工を支援するものであり、基本的に、その施工に利用される工事用の船舶30や施工を支援する船舶30などに設置される。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る施工支援システム10は、撮影手段12、方位計測手段14、処理制御手段16、及び表示手段18を含んでいる。
加えて、本発明の実施の形態に係る施工支援システム10は、処理制御手段16が、設定された設計関連データ、撮影手段12や方位計測手段14から取得したデータ、拡張映像データなどの演算したデータといった様々なデータを、図1に示すようにクラウド22へアップロードするものである。これにより、アップロードした様々なデータを、クラウド22に接続された複数の端末24から閲覧することができるため、施工の関係者とリアルタイムに施工状況などの情報を共有することが可能となる。
Claims (3)
- 水中或いは水上での施工を支援するためのシステムであって、
施工箇所ないしその周辺を撮影するための撮影手段と、
該撮影手段の撮影方向を計測する方位計測手段と、
予め或いは随時設定される設計関連データと前記撮影手段及び前記方位計測手段から取得するデータとに基づいて演算を行う処理制御手段と、
該処理制御手段から出力されるデータを表示するための表示手段と、を含み、
前記処理制御手段は、前記撮影手段により撮影される映像データに拡張データを重ねた拡張映像データを、前記表示手段へ出力し、
前記撮影手段は、水上の施工箇所ないしその周辺を撮影する赤外線カメラであり、
前記処理制御手段は、水上への範囲提示のための拡張データと、施工内容に応じた設計数値を示す拡張データとを算出して前記拡張映像データへ反映し、
前記範囲提示のための拡張データが、浚渫工事の施工範囲を示すものであり、前記設計数値を示す拡張データが、浚渫箇所の端部に設けられる勾配の大きさを示すものであることを特徴とする施工支援システム。 - 前記方位計測手段が、GNSS方位計であることを特徴とする請求項1記載の施工支援システム。
- 前記処理制御手段は、入力されたデータ及び/又は演算したデータの少なくとも一部をクラウドへアップロードすることを特徴とする請求項1又は2記載の施工支援システム。
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