JP7290614B2 - 通報システム、通信装置、通報方法、及び、プログラム - Google Patents

通報システム、通信装置、通報方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7290614B2
JP7290614B2 JP2020144021A JP2020144021A JP7290614B2 JP 7290614 B2 JP7290614 B2 JP 7290614B2 JP 2020144021 A JP2020144021 A JP 2020144021A JP 2020144021 A JP2020144021 A JP 2020144021A JP 7290614 B2 JP7290614 B2 JP 7290614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
wheeled vehicle
accident
speed
reporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020144021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022039148A (ja
Inventor
光司 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2020144021A priority Critical patent/JP7290614B2/ja
Publication of JP2022039148A publication Critical patent/JP2022039148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7290614B2 publication Critical patent/JP7290614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、通報に関し、特に、二輪車の事故を通報する通報システムなどに関する。
二輪車の事故は、四輪自動車の事故とは異なる点がある。例えば、二輪車の事故形態には、衝突に加え、転倒がある。
そこで、二輪車用の通報技術が、開発されている(例えば、特許文献1及び2を参照)。
特許文献1に記載の二輪車事故通報システムは、走行中において、加速度を閾値と比較して事故の発生を判定する。そして、二輪車事故通報システムは、事故有りと判定すると、位置情報などを基地局に通報する。
特許文献2に記載の二輪車の事故自動通報装置は、所定の傾斜角度が所定時間以上継続した場合に事故と判定する。
特開2001-027647号公報 特開2001-328580号公報
二輪車を含め、車両は、ネットワークを介して、多くの情報を送信及び受信するようになってきている。例えば、事故に関連する情報を受け付ける組織は、受け付ける情報の量が増大している。そのため、不要な情報の通報の削減が望まれている。
不要な通報の原因の一つとして、二輪車の転倒には、「立ちごけ」がある。
「立ちごけ」とは、オートバイ及び自転車などの二輪車で発生する転倒の一種である。具体的には、「立ちごけ」とは、二輪車の停車中又は停車しようとする際に二輪車を支えることができずに転倒することである。
「立ちごけ」では、二輪車は、表面の傷など軽度の損傷を受ける。しかし、乗員は、負傷しない場合が多い。このような場合、通報は、不要である。
しかし、「立ちごけ」は、二輪車の角度の変化としては、通常の事故との差はない。そして、特許文献2に記載の技術は、角度を用いて事故を判定する。そのため、特許文献2に記載の技術は、「立ちごけ」と、通常の事故とを区別できない。その結果、特許文献2に記載の技術は、通報が不要な「立ちごけ」についても、通報する。このように、特許文献2に記載の技術は、不要な通報を削減できないという問題点があった。
また、事故には、乗員が巻き込まれない事故がある。例えば、駐車場などに停車して乗員が離れている二輪車に他の車両が接触して転倒した場合などは、乗員が、通報の必要性を判断して、必要な場合に通報すればよい。
しかし、特許文献1に記載の技術は、二輪車の搭載されたセンサを用いて事故を判定する。そのため、特許文献1に記載の技術は、乗員が巻き込まれない事故と、乗員が巻き込まれた事故とを区別できない。つまり、特許文献1に記載の技術は、乗員が巻き込まれていないため、通報が不要な事故についても、事故として通報する。このように、特許文献1に記載の技術は、不要な通報を削減できなという問題点があった。
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、不要な通報を削減する通報システムなどを提供することにある。
本発明の一形態における通報システムは、
二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を検知する第1の加速度検知手段と、
第1の加速度を送信する送信手段と
を含む乗員が携帯する携帯装置と、
第1の加速度を受信する受信手段と、
二輪車の加速度である第2の加速度を検知する第2の加速度検知手段と、
第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する判定手段と、
事故が発生したと判定された場合、事故に関する通報を実行する通報手段と
を含む二輪車に搭載された通信装置と
を含む。
本発明の二輪車に搭載された通信装置は、
二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を受信する受信手段と、
二輪車の加速度である第2の加速度を検知する加速度検知手段と、
第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する判定手段と、
事故が発生したと判定された場合、事故に関する通報を実行する通報手段と
を含む。
本発明の一形態における通報方法は、
二輪車の乗員が携帯する携帯装置が、
二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を検知し、
第1の加速度を送信し、
二輪車に搭載された通信装置が、
第1の加速度を受信し、
二輪車の加速度である第2の加速度を検知し、
第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定し、
事故が発生したと判定された場合、事故に関する通報を実行する。
本発明の一形態における通報方法は、
二輪車に搭載された通信装置が、
二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を受信し、
二輪車の加速度である第2の加速度を検知し、
第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定し、
事故が発生したと判定された場合、事故に関する通報を実行する。
本発明の一形態におけるプログラムは、
二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を受信する処理と、
二輪車の加速度である第2の加速度を検知する処理と、
第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する処理と、
事故が発生したと判定された場合、事故に関する通報を実行する処理と
を二輪車に搭載されたコンピュータに実行させる。
本発明に基づけば、不要な通報を削減するとの効果を奏することができる。
図1は、第1の実施形態にかかる通報システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態にかかる通報装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態にかかる携帯無線通話装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態にかかる通報システムの動作の一例を示すフロー図である。 図5は、第1の実施形態にかかる通報システムにおけるタイマの停止の判定動作の一例を示すフロー図である。 図6は、第1の実施形態にかかる判定部のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態にかかる通報システムの一例を示すブロック図である。 図8は、第2の実施形態にかかる通報システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図9は、第3の実施形態にかかる通信装置の構成の一例を示すブロック図である。
次に、本発明における実施形態について図面を参照して説明する。
各図面は、本発明の実施形態を説明するためのものである。ただし、本発明は、各図面の記載に限られるわけではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を、省略する場合がある。また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合もある。
なお、以下の説明おいて、加速度を検知する検知部(センサ)の一例として、「衝撃センサ」を用いる。
「衝撃センサ」とは、外部から加わった加速度のなかでも、特に、衝撃などにおける加速度を検知する特性を備えたセンサである。例えば、「衝撃センサ」は、衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度を検知するセンサである。なお、以下の説明において、衝撃センサが検知した加速度に関する情報を「衝撃に関する情報」又は「衝撃」と呼ぶ。
ただし、各実施形態が用いる加速度検知部は、衝撃センサに限定されない。各実施形態は、想定する事故に対応した加速度の検知に適した加速度検知部を用いることができる。なお、加速度検知部が検知した加速度に関する情報を、単に「加速度」と呼ぶ場合もある。
また、各実施形態は、図示しない所定の装置に、事故に関する情報を通報する。例えば、各実施形態は、事故の情報を収集する緊急通報センターの通信装置に、事故に関する情報を通報する。ただし、事故に関する情報の通報先の装置は、任意である。そこで、以下の説明では、事故に関する情報の通報先の装置を、例示的に「通報先装置」と呼ぶ。
また、各実施形態において無線を用いる構成は、それぞれアンテナを備えている。ただし、以下の説明では、説明の便宜のため、アンテナについての説明を省略する。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、第1の実施形態について説明する。
なお、第1の実施形態の通報システム30は、通報先装置を介して、所定の人物との音声通信を実行してもよい。例えば、第1の実施形態は、緊急通報センターの担当者との通話を実現してもよい。ただし、音声通信の相手は、任意である。そこで、以下の説明では、例示的に、音声通信の相手を「通話者」と呼ぶ。
[構成の説明]
図1は、第1の実施形態にかかる通報システム30の構成の一例を示すブロック図である。
通報システム30は、通信装置1と、携帯装置14とを含む。
通信装置1は、二輪車の車体(以下、単に「二輪車」と呼ぶ)に搭載されている装置である。
携帯装置14は、二輪車の乗員が携帯する装置、又は、乗員が身に着ける物品に内蔵された装置である。例えば、携帯装置14は、乗員が被るヘルメットに内蔵された装置である。あるいは、携帯装置14は、乗員が連絡用に保持する携帯電話に含まれていてもよい。
なお、図1は、例示として、逆三角形を用いて、アンテナを示している。また、その他の図面も、同様に、逆三角形を用いて、アンテナを示す。ただし、既に説明した通り、以下の説明では、説明の便宜のため、アンテナについての説明を省略する。
通信装置1は、無線装置2と、衝撃センサ3と、傾斜センサ4と、速度センサ5と、判定部6と、通報装置7と、無線通話装置12とを含む。
携帯装置14は、衝撃センサ15と、無線装置16と、携帯無線通話装置17とを含む。
無線装置2は、携帯装置14から衝撃センサ15が検知した衝撃に関する情報(以下、単に「衝撃」と呼ぶ)を受信する。
判定部6は、衝撃センサ3が検知した衝撃に関する情報(以下、単に「衝撃」と呼ぶ)と、携帯装置14から受信した衝撃とを用いて、事故が発生したか否かを判定する。
通報装置7は、判定部6が事故と判定した場合に、事故に関する通報を実行する。なお、通報装置7が実行する通報は、任意である。例えば、通報装置7は、通報先装置に、事故に関する情報を送信してもよい。あるいは、通報装置7は、図示しない警報装置及び/又は警告灯を起動してもよい。
図面を参照して、通報装置7を説明する。
図2は、第1の実施形態にかかる通報装置7の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示す通報装置7は、Global Positioning System(GPS)8と、通信部9と、スピーカー10と、マイク11と、タイマ13と、制御部21と、スイッチ22とを含む。
制御部21は、判定部6が事故と判定した場合に、通報装置7の構成要素を制御して通報を実現する。さらに、制御部21は、通報の停止を実現する。例えば、制御部21は、スイッチ22の押下を検出すると、通報を停止する。あるいは、制御部21は、無線通話装置12を介して、携帯無線通話装置17のスイッチ23の押下の通知を受信すると、通報を停止する。
さらに、制御部21は、通信部9を介した無線通話装置12と通報先装置との通信を制御する。
スイッチ22は、通報を停止する場合に、乗員が押下するスイッチである。
GPS8は、二輪車の位置を測定する。制御部21は、通信部9を介して、位置の情報を通報先装置に送信してもよい。なお、GPS8は、位置を測定する構成の一例である。そのため、GPS8を位置測定部と呼ぶ場合もある。
通信部9は、事故に関する情報の通報先装置との通信を中継する。さらに、通信部9は、スピーカー10及びマイク11を用いた乗員と通話者との音声信号の通信を中継する。
スピーカー10は、通信部9を介して通報先装置から受信した音声信号を音声に変換する。
マイク11は、二輪車の乗員の音声を音声信号に変換する。変換された音声信号は、通信部9を介して、通報先装置に送信される。
タイマ13は、制御部21に制御されて、時間を計測する。
図1を参照した説明に戻る。
無線通話装置12は、携帯装置14の携帯無線通話装置17と無線を介して接続し、通報装置7と携帯装置14との音声信号の通信を中継する。そして、通報装置7は、無線通話装置12及び携帯無線通話装置17と協働して、二輪車の乗員と通話者との音声信号の通信を中継する。
なお、通報装置7が、無線通話装置12を含んでいてもよい。
衝撃センサ3は、通信装置1を搭載した二輪車の所定の部分に取り付けられ、その部分における衝撃を検知する。
例えば、衝撃センサ3は、二輪車のヘッドライト付近、テールランプ付近、左ハンドル端付近、及び、右ハンドル端付近に取り付けられ、その部分における衝撃を検知する。
なお、通信装置1は、一つ又は複数の衝撃センサ3を含む。図1に示した通信装置1は、一例として、m個(mは正の整数)の衝撃センサ3を含む。ただし、これは例示である。通信装置1は、一つの衝撃センサ3を含んでもよい。あるいは、通信装置1は、2つ以上の衝撃センサ3を含んでもよい。
傾斜センサ4は、二輪車の傾斜を測定する。
速度センサ5は、二輪車の速度を測定する。
衝撃センサ15は、携帯装置14を携帯する乗員の衝撃を検知する。
例えば、衝撃センサ15は、乗員が被るヘルメットの前面顎付近、後頭部、左耳付近、及び、右耳付近に取り付けられ、その部分の衝撃を検知する。
なお、携帯装置14は、一つ又は複数の衝撃センサ15を含む。図1に示した携帯装置14は、一例として、n個(nは正の整数)の衝撃センサ15を含む。ただし、これは例示である。携帯装置14は、一つの衝撃センサ15を含んでもよい。あるいは、携帯装置14は、2つ以上の衝撃センサ15を含んでもよい。
無線装置16は、衝撃センサ15が検知した衝撃を通信装置1の無線装置2に送信する。
携帯無線通話装置17は、無線通話装置12及び通報装置7を介して、乗員と通話者との音声通信を実現する。
図3は、第1の実施形態にかかる携帯無線通話装置17の構成の一例を示すブロック図である。
携帯無線通話装置17は、無線通信部18と、スピーカー19と、マイク20と、スイッチ23とを含む。
無線通信部18は、無線通話装置12との無線通信を実現する。さらに、無線通信部18は、スイッチ23の押下を検出すると、無線通話装置12を介して、通報装置7に、スイッチ23の押下を通知する。
スイッチ23は、通報を停止する場合に、乗員が押下するスイッチである。
スピーカー19(第2のスピーカー)及びマイク20(第2のマイク)は、スピーカー10(第1のスピーカー)及びマイク11(第1のマイク)と同様の機能を実現する。
スピーカー19は、通報装置7、無線通話装置12、及び無線通信部18を介して通報先装置から受信した音声信号を音声に変換する。
マイク20は、二輪車の乗員の音声を音声信号に変換する。変換された音声信号は、無線通信部18、無線通話装置12、及び、通報装置7を介して、通報先装置に送信される。
携帯無線通話装置17は、これらの構成要素を用いて、停止の指示と、乗員と通話者との音声通信を実現する装置である。例えば、携帯無線通話装置17は、相互通話式構内電話(Intercommunication system(intercom))である。
なお、スイッチ22及び23は、乗員が通話の停止を指示するときに操作する構成である。そのため、スイッチ22及び23は、通報停止の指示を受け付ける通報停止部の一例である。
そして、通報装置7の制御部21は、スイッチ22及び/又はスイッチ23(通報停止部)が通報停止の指示を受けると、通報を停止する。
なお、通報システム30は、スイッチ22及び23のどちらか一つを含んでもよい。
[動作の説明]
次に、通報システム30の動作の概要を説明する。
判定部6は、衝撃センサ3が検知した衝撃と、衝撃センサ15が検知した衝撃とを用いて事故が発生したか否かを判定する。判定部6は、事故の判定において、速度センサ5が測定した速度を用いてもよい。
事故が発生と判定した場合、判定部6は、通報装置7を起動する。
通報装置7の制御部21は、タイマ13における所定時間の計測を開始する。
そして、制御部21は、所定時間内に、通報の停止操作を検出した場合、通報を中止する。
停止操作は、任意である。次に、停止操作の例を説明する。
(1)二輪車の動作の停止:例えば、二輪車からキーが抜かれたことを検出。
(2)二輪車の引き起こし:例えば、傾斜センサ4が測定した傾斜が、二輪車が引き起こされた状態における傾斜となる。
(3)通報停止の操作:例えば、スイッチ22及び/又はスイッチ23の操作を検出。
所定時間を経過しても通報の停止操作を検出しない場合、制御部21は、通信部9を介して通報先装置への通報を開始する。
通報の動作において、制御部21は、GPS8が測定した位置を、通報先装置に送信してもよい。
なお、通報先装置への通報内容は、任意である。
例えば、制御部21は、所定の情報を送信してもよい。あるいは、制御部21は、通報装置7のスピーカー10及びマイク11を使用した通話を開始してもよい。あるいは、制御部21は、携帯装置14の携帯無線通話装置17のスピーカー19及びマイク20を使用した通話を開始してもよい。
次に、通報システム30の動作の詳細について、図面を参照して説明する。
なお、以下の説明における動作の順番は、一例である。少なくとも一部の動作は、順番が変更となってもよい。あるいは、少なくとも一部の動作は、並行に動作してもよい。
例えば、通報システム30は、衝撃センサ15における衝撃の検知を契機として、動作を開始してもよい。
あるいは、通報システム30は、衝撃センサ3及び衝撃センサ15が衝撃を検知した場合に、動作を開始してもよい。
あるいは、衝撃センサ3及び衝撃センサ15が複数の場合、通報システム30は、所定数の衝撃センサ3及び衝撃センサ15が、衝撃を検知した場合に、動作を開始してもよい。
あるいは、通報システム30は、衝撃センサ3又は衝撃センサ15が所定数の衝撃を検知した場合に、動作を開始してもよい。
図4は、第1の実施形態にかかる通報システム30の動作の一例を示すフロー図である。
通信装置1の衝撃センサ3は、衝撃を検知した場合(ステップA1でYes)、判定部6に検知した衝撃を通知する。なお、衝撃センサ3は、衝撃を検知しない場合(ステップA1でNo)、衝撃の検知するまで検知動作を繰り返す。
少なくとも一つの衝撃センサ3から衝撃の通知を受信した場合、判定部6は、速度センサ5が測定した速度が、所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップA2)。
速度が閾値未満の場合(ステップA2でNo)、判定部6は、所定数(例えば、2つ)以上の衝撃センサ3が衝撃を検知しているか否かを確認する(ステップA3)。
所定数以上の衝撃センサ3が衝撃を検知していない場合(ステップA3でNo)、通報システム30は、動作を終了する。
通報システム30が、ステップA2ないしA3の動作を備える理由について説明する。
速度が閾値未満の場合とは、例えば、停止中の転倒、又は、交差点等で右左折するときのギア抜け、又は、路面の影響でタイヤが滑って転んでしまうような徐行程度での転倒が想定される。これらの転倒では、複数の衝撃センサ3における一部の衝撃センサ3が、衝撃を検知する。例えば、二輪車の転倒した側(左又は右)に取り付けられた衝撃センサ3が、衝撃を検知する。この場合の転倒では、通信装置1から通報は、不要である。
ただし、速度が閾値未満の場合の転倒には、自動車などに追突される事故の場合も想定される。
自動車は、前後左右のいずれの方向からでも追突してくる可能性がある。そして、追突された後は、二輪車は、左又は右のどちらかに転倒する。
例えば、前又は後から追突された場合、追突された側(つまり、前又は後)に近い衝撃センサ3と、二輪車が倒れた側(左又は右)の衝撃センサ3とが、衝撃を検知する。このように、少なくとも2つの衝撃センサ3が、衝撃を検知する。
左又は右から追突された場合、二輪車は、追突され側の反対方向に側に倒れると想定される。そのため、この場合、追突された側の衝撃センサ3と、倒れた側の衝撃センサ3とが、衝撃を検知する。つまり、この場合も、少なくとも2つ以上の衝撃センサ3が衝撃を検知する。
そこで、判定部6は、速度が閾値未満の場合には、衝撃を検知した衝撃センサ3の数、つまり、ステップA2及びA3の動作を用いて、通報が不要な転倒か否かを判定する。言い換えると、判定部6は、速度が閾値未満の場合でも、所定数以上の衝撃センサ3が衝撃を検知した場合、事故の可能性が高いとして、携帯装置14の衝撃センサ15を用いたい判定に進む。
なお、上記の説明は、2つ以上の衝撃センサ3が衝撃を検知する場合を説明している。ただし、ステップA3の判定に用いる衝撃センサ3の数は、2つに限定されない。利用者などは、衝撃センサ3の設置場所などに基づいて、判定に用いる衝撃センサの数を、予め設定しておけばよい。
なお、通信装置1が速度センサ5を備えていない場合、判定部6は、ステップA2及びA3の動作を省略してもよい。
あるいは、衝撃センサ3が一つの場合、判定部6は、ステップA3の動作を省略してもよい。
所定数以上の衝撃センサ3が衝撃を検知している場合(ステップA3のYes)、又は、速度が閾値以上の場合(ステップA2でYes)、判定部6は、携帯装置14の少なくとも一つの衝撃センサ15が衝撃を検知したか否かを確認する(ステップA4)。
いずれの衝撃センサ15も衝撃を検知していない場合(ステップA4でNo)、通報システム30は、動作を終了する。
少なくとも一つの衝撃センサ15が衝撃を検知している場合(ステップA4でYes)は、判定部6は、通報装置7を起動する(ステップA5)。
通報装置7の制御部21は、タイマ13を起動して所定時間の計測を開始する(ステップA6)。
制御部21は、所定時間の経過前にタイマ13が停止となったか否かを判定する(ステップA7)。なお、ステップA7の動作については、後ほど詳細に説明する。
タイマ13が停止された場合(ステップA7でYes)、通報システム30は、動作を中了する。つまり、通信装置1は、通報先装置への通報を、停止する。
タイマ13が停止されなかった場合(ステップA7でNo)、通報装置7の制御部21は、通報先装置への通報を開始する(ステップA8)。
なお、制御部21は、通報の開始後、GPS8が測定した位置を通報先装置に送信する。これは、例えば、負傷などのため、乗員が通報装置7又は携帯無線通話装置17を用いた通話に対応できない場合でも、通報先装置に事故の場所を連絡するためである。そのため、乗員が通話できない場合でも、通報先装置の担当者は、通報先装置が受信した位置を用いて、所定の組織に救助を依頼することができる。
通報の開始後、制御部21は、通報装置7(スピーカー10及びマイク11)、及び/又は、携帯無線通話装置17(スピーカー19及びマイク20)を用いた、乗員と通話者と通話を開始する(ステップA9)。
なお、通報システム30が、通報装置7に加え、携帯無線通話装置17を備えているのは、次のような場合を想定しているためである。
例えば、事故の転倒により、二輪車から離れた位置に放り出され、意識あるが、負傷などで、乗員が二輪車に近づけない場合がある。そのような場合でも、乗員が、携帯無線通話装置17を用いて、通話者との通話を可能とするためである。
なお、例えば、乗員が初心者の場合、乗員は、通報停止などの操作について、適切に行動できるとは限らない。そこで、無線通話装置12、又は、通報装置7が、乗員のための音声案内のデータを保存し、通報装置7が起動されたときに、携帯装置14の携帯無線通話装置17に音声案内のデータを送付してもよい。この場合、乗員は、スピーカー19からの操作案内に従って、必要な操作(例えば、停止操作)を実行すればよい。
次に、図面を参照して、ステップA7におけるタイマ13の停止の判定動作を説明する。
図5は、第1の実施形態にかかる通報システム30におけるタイマ13の停止の判定動作の一例を示すフロー図である。
なお、以下の動作において、制御部21は、必要に応じて、所定の構成(例えば、二輪車の制御コントローラ)から情報を取得する。
タイマ13における所定時間の計測を起動すると(ステップA6)、制御部21は、二輪車の動作が停止したか否かを判定する(ステップB1)。例えば、制御部21は、二輪車のキーが抜かれた場合に、二輪車の動作が停止したと判定する。
二輪車の動作が停止していない場合(ステップB1でNo)、制御部21は、二輪車が起こされているか否かを判定する(ステップB2)。例えば、制御部21は、傾斜センサ4が測定した傾斜が二輪車を起こされた傾斜の場合、二輪車が起こされたと判断する。
二輪車が起こされていない場合(ステップB2でNo)、制御部21は、通報停止の操作が行われたか否かを判定する(ステップB3)。例えば、制御部21は、通信装置1の通報装置7のスイッチ22又は携帯装置14の携帯無線通話装置17のスイッチ23の押下を検出した場合に、通報停止の操作が行われたと判定する。
通報停止の操作が行われていない場合(ステップB3でNo)、制御部21は、タイマ13が測定する時間が所定の時間を経過したか否かを判定する(ステップB4)。
所定時間を経過していない場合(ステップB4でNo)、制御部21は、ステップB1の動作に戻る。
所定時間を経過している場合(ステップB4でYes)、制御部21は、通報先装置への通報を開始する(ステップA8)。
二輪車の動作が停止している場合(ステップB1でYes)、二輪車が起こされている場合(ステップB2でYes)、又は、通報停止の操作が行われている場合(ステップB3でYes)、制御部21は、タイマ13を停止する(B5)。そして、通報システム30は、動作を終了する。つまり、通報システム30は、通報先装置への通報を停止する。
[効果の説明]
次に第1の実施形態にかかる通報システム30の効果について説明する。
第1の実施形態かかる通報システム30は、不要な通報を削減するとの効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
通報システム30は、乗員が携帯する携帯装置14と、二輪車に搭載された通信装置1とを含む。通信装置1は、無線装置2と、衝撃センサ3と、判定部6と、通報装置7とを含む。携帯装置14は、衝撃センサ15と、無線装置16とを含む。衝撃センサ15は、二輪車の乗員の衝撃(第1の衝撃)を検知する。無線装置16は、第1の衝撃を送信する。無線装置2は、第1の衝撃を受信する。衝撃センサ3は、二輪車の衝撃(第2の衝撃)を検知する。判定部6は、第1の衝撃及び第2の衝撃を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する。通報装置7は、事故が発生したと判定された場合、事故に関する通報を実行する。
通報システム30は、二輪車に搭載された通信装置1の衝撃に加え、乗員が携帯する携帯装置14の衝撃を用いて事故を判定する。そのため、通報システム30は、二輪車の衝撃を用いた事故の判定に比べ、より適切に事故を判定できる。その結果、通報システム30は、不要な通報を削減するとの効果を得ることができる。
具体的には、通報システム30は、乗員に衝撃などの加速度が加わらない場合、通報を実行しない。例えば、「立ちごけ」において、乗員は、衝撃などを受けない。そのため、通報システム30は、「立ちごけ」の場合に、通報を実行しない。このように、通報システム30は、不要な通報を削減する。
さらに、通報システム30は、通報停止の指示を受け付けるスイッチ22及び23を含む。そして、通報装置7の制御部21は、スイッチ22及び23のいずれかの押下、つまり、停止の指示を受け付けると通報と停止する。
そのため、通報システム30は、通報装置7に判断に関わらず、不要な通知を停止できる。そのため、通報システム30は、さらに、不要な通報を削減するとの効果を得ることができる。
さらに、通報システム30の通報装置7は、スピーカー10及びマイク11を備える。通報装置7は、通信部9を介して、所定の装置と音声信号を通信する。
そのため、乗員は、通話者に、事故などに関する情報を提供できる。
さらに、携帯装置14の携帯無線通話装置17は、スピーカー19及びマイク20を備える。さらに、通信装置1は、携帯無線通話装置17と通報装置7との音声の通信を中継する無線通話装置12を備える。これらの構成を用いて、通報装置7は、携帯装置14のスピーカー19及びマイク20を用いた音声信号の通信を実現する。
そのため、乗員が二輪車に近づけない場合でも、通報システム30は、乗員と通話者との通話を実現できる。
そのため、乗員は、二輪車に近づけない場合でも、通話者に、事故などに関する情報を提供できる。
さらに、通信装置1は、速度センサ5を含む。速度センサ5を用いて、通信装置1の判定部6は、衝撃センサ3及び15が検知した衝撃を用いた事故の判定の精度を向上することができる。
さらに、通信装置1は、傾斜センサ4を含む。傾斜センサ4を用いて、通信装置1の通報装置7は、二輪車の引き起こしにおいて、通報を停止できる。
[バリエーション]
第1の実施形態のバリエーションを説明する。
携帯装置14の衝撃センサ15の取り付け位置は、ヘルメットに限られず、任意である。例えば、衝撃センサ15は、乗員が身に着けているプロテクターに取り付けられてもよい。この場合、衝撃センサ15は、乗員の頭への衝撃ではなく、プロテクターの取り付け位置(例えば、肘、膝、及び/又は、胸部)の衝撃を検知する。
図1の携帯装置14は、一つの無線装置16を含んでいる。ただし、無線装置16の数は任意である。例えば、携帯装置14は、衝撃センサ15ごとに無線装置16を備えていてもよい。
[ハードウェア構成]
次に、判定部6のハードウェア構成について説明する。
判定部6の各構成部は、ハードウェア回路で構成されてもよい。
あるいは、判定部6において、各構成部は、内部バスを介して接続した複数の装置を用いて、構成されてもよい。
あるいは、判定部6において、複数の構成部は、1つのハードウェアで構成されてもよい。
あるいは、判定部6は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。判定部6は、上記構成に加え、さらに、インターフェース回路(IFC:Interface Circuit)を含むコンピュータ装置として実現されてもよい。
図6は、判定部6のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
判定部6は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、記憶装置640と、IFC680とを含み、コンピュータ装置を構成している。
CPU610は、ROM620及び/又は記憶装置640からプログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM630と、記憶装置640と、IFC680とを制御する。そして、CPU610を含むコンピュータは、これらの構成を制御し、図1に示されている、判定部6としての各機能を実現する。
CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630又は記憶装置640を、プログラムの一時的な記憶媒体として使用してもよい。
また、CPU610は、コンピュータで読み取り可能にプログラムを記憶した記録媒体690が含むプログラムを、図示しない記録媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。あるいは、CPU610は、IFC680を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取り、RAM630又は記憶装置640に保存して、保存したプログラムを基に動作してもよい。
ROM620は、CPU610が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、P-ROM(Programmable-ROM)又はフラッシュROMである。
RAM630は、CPU610が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、D-RAM(Dynamic-RAM)である。
記憶装置640は、判定部6が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。また、記憶装置640は、CPU610の一時記憶装置として動作してもよい。記憶装置640は、例えば、ハードディスク装置、又は、SSD(Solid State Drive)である。
ROM620と記憶装置640とは、不揮発性(non-transitory)の記録媒体である。一方、RAM630は、揮発性(transitory)の記録媒体である。そして、CPU610は、ROM620、記憶装置640、又は、RAM630に記憶されているプログラムを基に動作可能である。つまり、CPU610は、不揮発性記録媒体又は揮発性記録媒体を用いて動作可能である。
IFC680は、判定部6と通信装置1の各構成とのデータのやり取りを中継する。IFC680は、例えば、CAN(Controller Area Network)回路である。なお、IFC680は、有線でも無線でもよい。
このように構成された判定部6は、図1に示された判定部6と同様の効果を得ることができる。
その理由は、判定部6のCPU610が、プログラムに基づいて、図1の判定部6と同様の機能を実現できるためである。
なお、通報装置7の制御部21が、図6に示されたコンピュータ装置と同様の構成を用いて実現されてもよい。
<第2の実施形態>
次に、通報システム30の概要を第2の実施形態として説明する。
図7は、第2の実施形態にかかる通報システム100の構成の一例を示すブロック図である。
通報システム100は、二輪車に搭載された通信装置101と、乗員が携帯する携帯装置114とを含む。通信装置101は、受信部102と、加速度検知部103と、判定部106と、通報部107とを含む。携帯装置114は、加速度検知部115と、送信部116とを含む。加速度検知部115(第1の加速度検知部)は、二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を検知する。送信部116は、第1の加速度を送信する。受信部102は、第1の加速度を受信する。加速度検知部103(第2の加速度検知部)は、二輪車の加速度である第2の加速度を検知する。判定部106は、第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する。通報部107は、事故が発生したと判定された場合に、事故に関する通報を実行する。
通報システム100の各構成は、通報システム30における対応する各構成と同様の機能を実現する。
なお、第1の実施形態の説明における構成と、第2の実施形態の説明における構成との対応関係は、次の通りである。
無線装置2は、受信部102の一例である。
衝撃センサ3は、加速度検知部103(第2の加速度検知部)の一例である。
判定部6は、判定部106の一例である。
通報装置7は、通報部107の一例である。
衝撃センサ15は、加速度検知部115(第1の加速度検知部)の一例である。
無線装置16は、送信部116の一例である。
図8は、第2の実施形態にかかる通報システム100の動作の一例を示すシーケンス図である。
加速度検知部115(第1の加速度検知部)が、二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を検知する(S101)。
送信部116が、第1の加速度を通信装置101に送信する(S102)。
受信部102が、第1の加速度を受信する(S203)。
加速度検知部103が、二輪車の加速度(第2の加速度)を検知する(S204)。
なお、S101からS203の動作と、S204の動作との順番は、任意である。例えば、S101からS203の動作と、S204の動作とは、順番が入れ替わってもよく、少なくとも一部の動作が並行に実行されてもよい。
判定部106が、第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する(S205)。
事故が発生したと判定された場合(S206でYes)、通報部107は、事故に関する通報を実行する(S207)。
事故が発生したと判定されなかった場合(S206でNo)、通報システム100は、動作を終了する。
このように構成された通報システム100は、通報システム30と同様に、不要な通報を削減するとの効果を得ることができる。
その理由は、通報システム100の各構成が、通報システム30における対応する構成と同様の機能を実現するためである。
なお、通報システム100は、第1の実施形態における通報システム30の最小構成である。
なお、判定部106は、図6に示されているコンピュータ装置を用いて実現されてもよい。
<第3の実施形態>
通信装置1は、二輪車の乗員の加速度を受信できれば動作可能である。例えば、通信装置1は、携帯装置14とは異なる構成の装置から加速度を受信してもよい。以下、通信装置1の概要を第3の実施形態として説明する。
[構成の説明]
図9は、第3の実施形態にかかる通信装置201の構成の一例を示すブロック図である。
通信装置201は、第2の実施形態の通信装置101と同様の構成を備える。ただし、通信装置201は、図示しない装置から二輪車の乗員の加速度(第1の加速度)を受信して動作する。
すなわち、通信装置201は、二輪車に搭載される。そして、通信装置201は、受信部102と、加速度検知部103と、判定部106と、通報部107とを含む。受信部102は、二輪車の乗員の加速度である第1の加速度を受信する。加速度検知部103は、二輪車の加速度である第2の加速度を検知する。判定部106は、第1の加速度及び第2の加速度を用いて、乗員及び二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する。通報部107は、事故が発生したと判定された場合、事故に関する通報を実行する。
通信装置201の各構成は、通信装置1及び通信装置101における対応する各構成と同様の機能を実現する。
なお、第1の実施形態の説明における構成と、第3の実施形態の説明における構成との対応関係は、次の通りである。
無線装置2は、受信部102の一例である。
衝撃センサ3は、加速度検知部103の一例である。
判定部6は、判定部106の一例である。
通報装置7は、通報部107の一例である。
このように構成された通信装置201は、通報システム30と同様に、不要な通報を削減するとの効果を得ることができる。
その理由は、通信装置201の各構成が、通報システム30の通信装置1における対応する構成と同様の機能を実現するためである。
なお、通信装置201は、第1の実施形態における通報システム30の通信装置1の最小構成である。
なお、判定部106は、図6に示されているコンピュータ装置を用いて実現されてもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、自動二輪、及び、自転車の事故判定装置及び通報装置に適用できる。
また、本発明は、三輪自動車の事故判定装置及び通報装置に適用できる。
1 通信装置
2 無線装置
3 衝撃センサ
4 傾斜センサ
5 速度センサ
6 判定部
7 通報装置
8 GPS
9 通信部
10 スピーカー
11 マイク
12 無線通話装置
13 タイマ
14 携帯装置
15 衝撃センサ
16 無線装置
17 携帯無線通話装置
18 無線通信部
19 スピーカー
20 マイク
21 制御部
22 スイッチ
23 スイッチ
30 通報システム
100 通報システム
101 通信装置
102 受信部
103 加速度検知部
106 判定部
107 通報部
114 携帯装置
115 加速度検知部
116 送信部
201 通信装置
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 記憶装置
680 IFC
690 記録媒体

Claims (9)

  1. 二輪車の乗員の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第1の加速度を検知する第1の加速度検知手段と、
    前記第1の加速度を送信する送信手段と
    を含む前記乗員が携帯する携帯装置と、
    前記二輪車に搭載された通信装置と、
    を含み、
    前記通信装置は
    前記第1の加速度を受信する受信手段と、
    前記二輪車の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第2の加速度を検知する第2の加速度検知手段と、
    前記二輪車の速度を測定する速度測定手段と、
    前記第1の加速度、前記第2の加速度及び前記速度を用いて、前記乗員及び前記二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する判定手段と、
    前記事故が発生したと判定された場合、前記事故に関する通報を実行する通報手段と
    を含み、
    前記第2の加速度検知手段が前記第2の加速度を検知した場合に、前記判定手段は前記速度が閾値以上であるか否かを判定し、前記速度が閾値未満の場合、前記通報手段は前記事故に関する通報を実行せず、前記速度が閾値以上の場合、前記判定手段は前記第1の加速度検知手段が前記第1の加速度を検知したか否かを確認する
    通報システム。
  2. 前記通信装置は複数の前記第2の加速度検知手段を含み、
    前記速度が閾値未満の場合、所定数以上の前記第2の加速度検知手段が前記第2の加速度を検知しているか否かを確認し、所定数以上の前記第2の加速度検知手段が検知していない場合、前記通報手段は前記事故に関する通報を実行せず、所定数以上の前記第2の加速度検知手段が検知している場合、前記判定手段は前記第1の加速度検知手段が前記第1の加速度を検知したか否かを確認する
    請求項1に記載の通報システム。
  3. 前記通信装置及び/又は前記携帯装置が、さらに、通報停止の指示を受け付ける通報停止手段を含み、
    前記通報手段が、前記通報停止手段が前記通報停止の指示を受け付けると通報を停止する
    請求項1又は2に記載の通報システム。
  4. 前記通報手段が、さらに、第1のスピーカー及び第1のマイクを含み、
    前記第1のスピーカー及び第1のマイクを用いて、所定の装置と音声信号を通信する
    請求項1ないし3のいずれかに記載の通報システム。
  5. 前記携帯装置が、さらに、第2のスピーカー及び第2のマイクを含む携帯無線通話装置を含み、
    前記通信装置が、さらに、前記携帯無線通話装置と音声信号を通信する無線通話装置を含み、
    前記通報手段が、前記無線通話装置を介して、前記携帯装置の前記第2のスピーカー及び第2のマイクを用いて、所定の装置と音声信号を通信する
    請求項4に記載の通報システム。
  6. 二輪車の乗員の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第1の加速度を受信する受信手段と、
    前記二輪車の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第2の加速度を検知する加速度検知手段と、
    前記二輪車の速度を測定する速度測定手段と、
    前記第1の加速度、前記第2の加速度及び前記速度を用いて、前記乗員及び前記二輪車を含む事故が発生したか否かを判定する判定手段と、
    前記事故が発生したと判定された場合、前記事故に関する通報を実行する通報手段と
    を含み、
    前記加速度検知手段が前記第2の加速度を検知した場合に、前記判定手段は前記速度が閾値以上であるか否かを判定し、前記速度が閾値未満の場合、前記通報手段は前記事故に関する通報を実行せず、前記速度が閾値以上の場合、前記判定手段は前記受信手段が前記第1の加速度を受信したか否かを確認する
    前記二輪車に搭載された通信装置。
  7. 二輪車の乗員が携帯する携帯装置が、
    二輪車の乗員の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第1の加速度を検知し、
    前記第1の加速度を送信し、
    前記二輪車に搭載された通信装置が、
    前記第1の加速度を受信し、
    前記二輪車の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第2の加速度を検知し、
    前記二輪車の速度を測定し、
    前記第2の加速度を検知した場合に、前記速度が閾値以上であるか否かを判定し、前記速度が閾値未満の場合、事故に関する通報を実行せず、前記速度が閾値以上の場合、前記第1の加速度を検知したか否かを確認し、
    前記事故が発生したと判定された場合、前記事故に関する通報を実行する
    通報方法。
  8. 二輪車に搭載された通信装置が、
    前記二輪車の乗員の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第1の加速度を受信し、
    前記二輪車の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第2の加速度を検知し、
    前記二輪車の速度を測定し、
    前記第2の加速度を検知した場合に、前記速度が閾値以上であるか否かを判定し、前記速度が閾値未満の場合、事故に関する通報を実行せず、前記速度が閾値以上の場合、前記第1の加速度を受信したか否かを確認し、
    前記事故が発生したと判定された場合、前記事故に関する通報を実行する
    通報方法。
  9. 二輪車に搭載されたコンピュータに、
    前記二輪車の乗員の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第1の加速度を受信する処理と、
    前記二輪車の衝撃において発生するような比較的早い周波数の加速度である第2の加速度を検知する処理と、
    前記二輪車の速度を測定する処理と、
    前記第2の加速度を検知した場合に、前記速度が閾値以上であるか否かを判定し、前記速度が閾値未満の場合、事故に関する通報を実行せず、前記速度が閾値以上の場合、前記第1の加速度を受信したか否かを確認する処理と、
    前記事故が発生したと判定された場合、前記事故に関する通報を実行する処理と
    を実行させるプログラム。
JP2020144021A 2020-08-28 2020-08-28 通報システム、通信装置、通報方法、及び、プログラム Active JP7290614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020144021A JP7290614B2 (ja) 2020-08-28 2020-08-28 通報システム、通信装置、通報方法、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020144021A JP7290614B2 (ja) 2020-08-28 2020-08-28 通報システム、通信装置、通報方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022039148A JP2022039148A (ja) 2022-03-10
JP7290614B2 true JP7290614B2 (ja) 2023-06-13

Family

ID=80498289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020144021A Active JP7290614B2 (ja) 2020-08-28 2020-08-28 通報システム、通信装置、通報方法、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7290614B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001328580A (ja) 2000-05-19 2001-11-27 Honda Motor Co Ltd 二輪車の事故自動通報装置
JP2007058796A (ja) 2005-08-26 2007-03-08 Horiba Ltd 車両用事故盗難通報装置
US20100302029A1 (en) 2007-05-30 2010-12-02 Continental Teves Ag & Co. Ohg Transmission of an emergency call from a motor cycle
JP2016030481A (ja) 2014-07-28 2016-03-07 株式会社デンソー 車両用緊急通報装置及び車両事故通報システム
JP2017526825A (ja) 2014-07-22 2017-09-14 アルパインスターズ リサーチ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 膨張可能な防護装置を備える防護服及び関連する膨張方法
JP2018160866A (ja) 2017-03-24 2018-10-11 マツダ株式会社 緊急通報システム、緊急通報装置及び緊急通報方法
EP3509047A2 (en) 2017-03-31 2019-07-10 Centro Tecnologico del Mueble y La Madera de la Region de Murcia System for detecting and reporting motorcycle accidents

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001328580A (ja) 2000-05-19 2001-11-27 Honda Motor Co Ltd 二輪車の事故自動通報装置
JP2007058796A (ja) 2005-08-26 2007-03-08 Horiba Ltd 車両用事故盗難通報装置
US20100302029A1 (en) 2007-05-30 2010-12-02 Continental Teves Ag & Co. Ohg Transmission of an emergency call from a motor cycle
JP2017526825A (ja) 2014-07-22 2017-09-14 アルパインスターズ リサーチ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 膨張可能な防護装置を備える防護服及び関連する膨張方法
JP2016030481A (ja) 2014-07-28 2016-03-07 株式会社デンソー 車両用緊急通報装置及び車両事故通報システム
JP2018160866A (ja) 2017-03-24 2018-10-11 マツダ株式会社 緊急通報システム、緊急通報装置及び緊急通報方法
EP3509047A2 (en) 2017-03-31 2019-07-10 Centro Tecnologico del Mueble y La Madera de la Region de Murcia System for detecting and reporting motorcycle accidents

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022039148A (ja) 2022-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4345948B2 (ja) 二輪車の事故自動通報装置
JP5817812B2 (ja) 歩行者衝突検知システム及び歩行者衝突通報システム
US10037681B2 (en) Emergency notification within an alarm community
US20110279263A1 (en) Event Detection
US10464515B2 (en) Method for motorcycle accident detection and notification
US9008896B2 (en) System for detecting run over accident
CA2439437A1 (en) An automobile computer control system for limiting the usage of wireless telephones in moving automobiles
CA2566595A1 (en) Localized accident notification
KR101882478B1 (ko) 센서를 이용한 이륜차의 위험 상황 감지 시스템 및 이를 이용한 응급 구난 신호 전송 방법
EP2518710A1 (en) Portable apparatus and method for detecting and notifying of vehicle accidents
JP4174921B2 (ja) 二輪車の事故通報装置
CN111824055B (zh) 事故判定系统、事故判定方法和介质
KR20140059933A (ko) 블루투스를 이용한 차량의 구난 통보 방법
KR101921055B1 (ko) 차량사고 확인 시스템 및 차량사고 확인 방법
JP7290614B2 (ja) 通報システム、通信装置、通報方法、及び、プログラム
KR20140106338A (ko) 오토바이 사고 알림 장치
JP4186356B2 (ja) 車両用緊急通報装置及び車両の緊急通報方法
JP4692369B2 (ja) 車両用緊急通報システム
GB2387006A (en) Motorcycle wireless communication system employing a tilt sensor to detect an emergency situation which is transmitted to a remote location
Pinart et al. ECall-compliant early crash notification service for portable and nomadic devices
JP3812303B2 (ja) 緊急時対応システム及び装置
JP2001027647A (ja) 二輪車の事故通報システム
JP2000118336A (ja) 車両転落検知装置及び緊急通報システム
JP2007112435A (ja) 事故通報システム及び事故通報方法
JP2006166120A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20211110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230601

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7290614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151