JP7290593B2 - 飲料製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料製造装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2019-76782号公報(特許文献1)がある。この公報には、「抽出対象から飲料液を抽出する抽出装置が設けられた本体と、前記本体に対して開閉可能であり、前記抽出装置を覆うカバー体と、を備える飲料製造装置であって、前記抽出装置は、前記抽出対象と液体とが収容される抽出容器を含み、前記飲料製造装置は、前記抽出容器内を液体により洗浄する機能を有し、前記カバー体は、抽出対象から飲料液が前記抽出容器内で抽出される様子を外部から視認可能にする透過部を含み、前記透過部によって、前記抽出容器が液体により洗浄される様子も外部から視認可能である。」と記載されている(要約参照)。
特開2019-76782号公報
しかし、特許文献1の技術では、飲料を作るための水の容器と、製造後の飲料を貯留する容器とが別体であり、液体が様々な経路を通過して飲料の抽出が行われるため、使用後に洗浄が必要な部品の点数が多くなるという不具合がある。
そこで、本発明は、洗浄すべき部品の数を低減し、また、洗浄が行い易い飲料製造装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、容器と、前記容器が着脱自在で当該容器を加熱する加熱装置と、前記容器内で飲料が抽出される被抽出物を保持して当該容器内に収納される保持部と、前記保持部に設けられた第1磁石と、前記加熱装置に前記容器を装着したときに当該容器の下方に位置する第2磁石と、前記第1磁石と前記第2磁石との位置関係を可変する可変装置と、前記第1磁石と前記第2磁石とが前記可変装置によって所定程度離れたときは当該両者の磁力に抗して前記保持部を前記容器内の前記飲料中で浮上させる浮上装置とを備え、前記浮上装置は、前記保持部を上側に付勢する付勢部材であることを特徴とする。
本発明によれば、洗浄すべき部品の数を低減し、また、洗浄が行い易い飲料製造装置を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る飲料製造装置の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置の保持部の斜視図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置の保持部の上面図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置の保持部の側面図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置の保持部の縦断面図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置で使用するマドラーの斜視図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置の制御系のブロック図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードAにおける処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置の保持部の作用を説明する概念図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置の保持部の作用を説明する概念図である。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードBにおける処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードBにおける容器中の温度の時間変化を示すグラフである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置において、マドラーを回転させる際の円板の回転速度の時間変化を説明するグラフである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置において、マドラーを回転させる際の円板の回転速度の時間変化の例を示すグラフである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置において、マドラーを回転させる際の円板の回転速度の時間変化の例を示すグラフである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードCにおける処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードCにおける容器中の温度の時間変化を示すグラフである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードDにおける処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードDにおける容器中の温度の時間変化を示すグラフである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードEにおける処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る飲料製造装置のモードEにおける容器中の温度の時間変化を示すグラフである。 本発明の実施例2に係る飲料製造装置の保持部の斜視図である。 本発明の実施例2に係る飲料製造装置の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の実施例2に係る飲料製造装置の全体構成を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
まず、本実施例の課題について説明する。本件の背景技術として、特開2019-76782号公報(特許文献1)、特開2016-112254号公報等を挙げることができる。
しかし、これらの背景技術では、飲料を作るための水の容器と、製造後の飲料を貯留する容器とが別体であり、液体が様々な経路を通過して飲料の抽出が行われるため、使用後に洗浄が必要な部品の点数が多くなるという不具合がある。
そこで、洗浄すべき部品の数を低減することができる飲料製造装置を提供できるようにしたい。また、単に洗浄すべき部品の数を低減するだけでなく、洗浄すべき部品の洗浄が行い易いようにしたい。
また、前記の背景技術では、飲料を抽出することはできても、その飲料に食感付けを行うことができないという不具合がある。
そこで、製造した飲料に食感付けを行うことができるようにしたい。
そこで、以下には、洗浄すべき部品の数を低減でき、洗浄すべき部品の洗浄が行い易すくなり、飲料に食感付けを行うことができる飲料製造装置について説明する。
図1は、実施例1に係る飲料製造装置の全体構成を示す縦断面図である。
飲料製造装置1は、本体10と、例えばカップ状の容器2(本体カップ)を備えている。容器2は本体10の上部に設けられたカップ状の加熱装置3(加熱カップ)に対して着脱自在である。容器2は加熱装置3の内部の形状に合っている。加熱装置3内にはヒータ4(図4)が内蔵されていて、容器2、ひいては容器2内の内容物を加熱することができる。蓋体2aは、容器2の上部の開口を閉塞する部材である。その上面中央には取っ手2cが設けられている。
加熱装置3内には保持部5が収納可能である。保持部5は、容器2内で飲料(スープや出汁等)が抽出される被抽出物(図示せず)を保持する。被抽出物については特に限定されるものではないが、例えば、紙などの水を透過する材料で形成されたパックに乾燥した魚などを収納したものである。保持部5の例えば下側から視て略円形である底板5a部分に、その円形の周方向に所定間隔を空けて並ぶように複数個の第1磁石8が設けられている。その他の保持部5の構成については後述する。
加熱装置3の下部には、モータ6(図4も参照)の駆動によって水平方向(周方向)に回転する円板7(可変装置)が設けられている。この円板7の上には、円板7の円形の周方向に所定間隔を空けて並ぶように複数個の第2磁石9が設けられている。そして、加熱装置3に容器2を装着し、容器2内に保持部5が沈んでいる状態では、円板7が回転すると、各第2磁石9は各第1磁石8の直下の位置を通過するようになる。円板7の回転により、第2磁石9と第1磁石8との位置関係を可変することができる。第2磁石9と第1磁石8とは互いに異極の磁石であって引き合う。そのため、円板7が回転すると、円板7とともに回転する第2磁石9に第1磁石8が引かれて、保持部5は、円板7とともに連れ回りする。
加熱装置3には、ヒートシンク11が連結されている。ヒートシンク11は先端部が本体10の筐体内に延出して、加熱装置3を介して、容器2内を冷却することができる。また、ヒートシンク11の下方で、本体10の筐体の底板内面には、冷却ファン12(図4も参照)が設けられている。冷却ファン12は、風を起こしてヒートシンク11を冷却し、ヒートシンク11による容器2内の冷却を促進する。このように、ヒートシンク11及び冷却ファン12は冷却装置となる。
本体10の筐体の内部には、飲料製造装置1を制御する制御装置13が設けられている。
図2Aは、保持部5の斜視図、図2Bは同上面図、図2Cは同側面図、図2Dは同縦断面図である。保持部5の本体部5aの上部は被抽出物を支持する窪み5bをなし、その中央部には底部まで貫通する孔5cが形成されている。窪み5bの上面は孔5cに向かって下り傾斜した傾斜部5dをなしている。本体部5aの孔5cを取り囲む外周部は、密閉された空洞となっており、浮き5e(浮上装置)を形成する。保持部5は、その本体部5a上部の両端部をかけ渡すようにアーチ状の支持部材5fを備えている。支持部材5fの頂部からは、円柱状のガイド部材5gが上側に延出するように設けられている。ガイド部材5gは図1に示す蓋体2aの孔2bに挿通して、保持部5の動きをガイドする。
図3は、飲料製造装置で使用するマドラーの斜視図である。このマドラー21は保持部5と交換で容器2内に収納することができる。マドラー21は、円板22と、円板22の外周部上部の周方向に所定間隔を空けて上側に向けて延出するように複数本設けられている攪拌羽根23とを備えている。円板22には複数個の第1磁石24が設けられている。円板22における第1磁石24の配置は、保持部5の略円形の底部における第1磁石8と同等であり、図3の例では攪拌羽根23を避けて円板22の外周部上部の周方向に所定間隔を空けて3個設けられている。円板7が回転すると、第2磁石9は第1磁石24の直下を通過するように回転する。第1磁石24と第2磁石9も異極同士であり、円板22側を下にしてマドラー21を容器2内に収納すると、円板7が回転する動きにマドラー21が連れ回りして回転する。
円板22の中心部からは上側に向かって円柱状のガイド部材25が上側に延出するように設けられている。ガイド部材25は、蓋体2aの孔2bに挿通してマドラー21の動きをガイドする。
図4は、飲料製造装置の制御系のブロック図である。制御装置13は、例えばマイクロコンピュータで構成されている。制御装置13には、所定のインターフェイスを介して、ヒータ4、モータ6、冷却ファン12、操作パネル31、温度センサ32が接続されている。操作パネル31は、ユーザから各種の操作を受け付け、ユーザに各種のメッセージを報知する。ユーザへのメッセージの報知は、液晶パネル等にメッセージを報知することによって行ってもよいし、ランプの点滅等によってもよいし、所定のスピーカからの出音によってもよいし、これらの組み合わせによってもよい。温度センサ32は、容器2内の水や飲料の温度を検出する。また、制御装置13には無線通信インターフェイス(I/F)33が接続されていてもよい。無線通信I/F33は、制御装置13が、ユーザのスマートフォン等の端末装置と通信を行って、前記のユーザへのメッセージの報知を当該端末装置宛てに行うための装置である。
制御装置13は、所定のプログラムに基づいて、選択受付部35と、制御部36の機能を実行する。選択受付部35は、操作パネル31を介して、飲料製造装置1を運転する複数のモードからユーザの所望のモードの選択を受け付ける。制御部36は、選択受付部35で受け付けたモードで飲料製造装置1が動作するように、飲料製造装置1の各部を制御する。各モードの詳細は後述するとおりであるが、各モードの動作は、基本的には、容器2内で被抽出物から飲料を抽出する動作と、この抽出した飲料に食感付け加工する動作からなる(後者の動作の存在しないモードもある)。
まず、モードAの処理について説明する。モードAは、飲料製造装置1で単純に飲料(スープ)を製造するモードである。ユーザがモードAを選択すると、図5のフローチャートに示すような処理が実行される。
容器2に被抽出物を保持した保持部5と水とを投入して、加熱装置3にセットして、操作パネル31によりモードAの運転の実行を指示することによって図5の処理が開始する。これによって、制御部36は、ヒータ4による容器2の加熱が開始し(S10)、容器2内の温度が上昇する。制御部36は、温度センサ32の検出温度が所定の設定温度になるまで(S11のYes)、加熱を継続し(S11のNo,S12)、容器2内の温度を上昇させていく。温度センサ32の検出温度が所定の設定温度になると(S11のYes)、制御部36は、その設定温度での保温を開始する(S13)。すなわち、制御部36は、温度センサ32の検出温度が設定温度を維持するようにヒータ4をフィードバック制御する。そして、制御部36は、この保温時間が所定の設定時間に達するまで(S14のYes)、当該保温を継続する(S14のNo)。なお、S10からS14のYesとなるまでの期間、制御部36は、円板7、ひいては保持部5を間欠的に又は連続的に緩く回転させて、容器2内の温度ムラを解消させるようにしてもよい。
保温時間が設定時間に達したときは(S14のYes)、制御部36は、保温(S13)を停止して、保持部5を脱調させて切り離す(S15)。すなわち、円板7を比較的低速で回転させれば、第1磁石8と第2磁石9とが引き合って、保持部5は円板7の回転に連れ回りする。よって、円板7が停止しているとき、又は比較的低速で回転しているときは、第1磁石8と第2磁石9との吸引によって保持部5は容器2の底部に張り付いた状態にある(図6A)。しかし、S15では、制御部36は、円板7を比較的高速で回転させる。すると、第1磁石8は第2磁石9の動きについていけずに、保持部5の動きは円板7の動きから切り離される(脱調する)。これによって、保持部5は、浮き5eの浮力により、容器2内で水面に浮上する(図6B)。
すなわち、保温時間が設定時間に達したときは(S14のYes)、容器2内の水が十分な時間、十分な温度で加熱されて、被抽出物から成分が十分抽出され、この水が飲料(スープ)になっている。そして、このタイミングで、保持部5は水面に浮上するので、保持部5に保持されている被抽出物の周囲の飲料は、保持部5の中央部の孔5cから下方に流出する。このとき、保持部5の上部には傾斜部5dが形成されているため、保持部5に付着している飲料も孔5cを介して流れやすい。あとは、飲料の水面に浮いている保持部5を被抽出物ごと除去すれば、容器2内には飲料のみとなる。この容器2は飲料製造装置1の本体10から取り外して内部の飲料を利用に供することができる。また、飲料(スープ)中に必要以上長時間被抽出物が浸かっていると、飲料(スープ)中に雑味が出る場合があり、水面に浮上した保持部5を被抽出物ごと速やかに除去することは、このような不具合を防ぐことにもなる。
次に、モードB(第3モード)について説明する。モードBは、モードAと同様に飲料を抽出した後、当該飲料に補助剤(アガー)を投入して、飲料に半固形状の食感を与える処理である。容器2に被抽出物を保持した保持部5と水とを投入して、加熱装置3にセットして、操作パネル31のユーザの操作によってモードBの運転の実行を指示することによって図7の処理が開始する。モードBの処理の際における容器2内の温度の時間変化は図8のグラフに示している。これによって、制御部36は、S20~S24の処理を実行する。S20~S24の処理は、前記したモードAのS10~S14の処理と同様である。図8において、時刻t1でS20の加熱が開始する。そして時間T1の間、容器2内の温度が上昇し、時刻t2で容器2内は設定温度となる(S21のYes)。その後(23の保温開始後)、時間T2の間が設定時間(S24)となり、時刻t3で当該設定時間が終了する(S24のYes)。このタイミング(時刻t3)で、制御部36は、S25の処理を行う。当該処理は、前記S15の処理と同様である。以上の処理により、飲料が抽出され、保持部5も被抽出物ごと容易に除去可能となる。
次に、制御部36は、操作パネル31のメッセージの表示やユーザの端末装置へのメッセージの送信によって、ユーザに指示を出す(S26)。この指示は、保持部5を容器2から取り出すこと、補助剤となるアガーを容器2内に投入すること、及びマドラー21(図3)の容器2内へのセットである。また、制御部36は、ユーザが当該操作を行ったか否かを判断する(S27)。この判断は、前記の指示で、当該指示内容を実行したときに操作パネル31で所定の操作をユーザが行うように促し、当該操作パネル31の操作がなされたときに、制御部36は、ユーザが保持部5を容器2から取り出す等の操作を行ったと判断する(S27のYes)。
この場合(S27のYes)、制御部36は、低速モードでマドラー21によって容器2内の攪拌を行い、また、冷却ファン12を駆動して容器2内の冷却を行う(S28)。制御部36が円板7を回転してマドラー21による飲料の攪拌動作を開始し、冷却ファン12の駆動開始するタイミングは、マドラー21の容器2内へのセットで等をユーザが行ったと判断したときである(S27のYes)。マドラー21の回転には、比較的低速で回転させる低速モードと、低速モードより高速で回転させる高速モードとがある。ここでは、制御部36は、マドラー21を低速モードで回転する。このS28の処理は図8の時間T3の間継続され、容器2内の温度は所定温度まで低下する。容器2内の飲料は、アガーの投入後、マドラー21によるゆっくりした攪拌と温度の低下によって、半固形状(例えばゼリー状)の食感に変化する。その後(時刻t4以後)、制御部36は、ヒータ4の制御によって、半固形状の食感に変化した飲料を所定温度に保温する(S29)。これが、図8の時間T4である。
なお、先にマドラー21の回転を行いつつ、アガーを容器2内に投入するようにS26で指示してもよい。マドラー21を回転させつつアガーを投入した方が、アガーがダマにならずに飲料に溶け込みやすいからである。さらに、アガーの投入はユーザが行わなくても、飲料製造装置1にアガーの投入装置を設けて自動投入するようにしてもよい。
図9A~図9Cは、マドラー21を回転させる際の円板7の回転速度の時間変化の例を示すグラフである。制御部36は、円板7を回転させる際に、図9Aに示すように一方向に常時一定速で回転させることは行わない。この様な回転を行うと、第1磁石8と第2磁石24とが離れてしまったときに、マドラー21は脱調して、円板7の回転に連れ回りすることができなくなって停止してしまうからである。
そこで、制御部36は、図9Bに示すように、円板7を正方向に回転させては停止し、再度正方向に回転させる間欠的な回転を円板7に行わせる。あるいは、制御部36は、図9Cに示すように、円板7を正方向に回転させては停止し、今度は逆方向に回転させて停止し、再度正方向に回転させるといった間欠的な回転を円板7に行わせる。この図9B又は図9Cの制御を行えば、円板7が停止する時間帯があるので、その前にマドラー21が脱調していても、当該時間帯で第1磁石8と第2磁石24とが引き合って脱調が解消されるので、マドラー21が停止しても再度回転させることができる。
また、図9A、図9Bにおいて、グラフが右肩上がり又は右肩下がりの時間帯は、円板7の回転速度を正回転方向又は逆回転方向に徐々に上昇させている時間帯である。よって、円板7が高速回転に向かう間の時間、マドラー21が脱調してしまうことを防止することができる。
次に、モードC(第1モード)について説明する。モードCは、モードAと同様に飲料を抽出した後、当該飲料に補助剤(乾燥卵白)を投入して、飲料を泡立てて食感を変える処理である。容器2に被抽出物を保持した保持部5と水とを投入して、加熱装置3にセットして、操作パネル31のユーザの操作によってモードCの運転の実行を指示することによって図10の処理が開始する。モードCの処理の際における容器2内の温度の時間変化は図11のグラフに示している。これによって、制御部36は、S30~S34の処理を行う。かかる処理は前記したS20~S24の処理と同様である。図11に示すように、ここまでの処理で図8と同様に時間T1、時間T2が経過し、図8と同様に時刻t1~t3を示している。
その後、制御部36は、冷却ファン12を駆動して容器2内を冷却する(S35)。制御部36は、この冷却をS33とは異なる設定温度まで容器2内の温度が下がるまで継続する。この冷却時間が図11の時間T3の間継続し、時刻t4で終了する(S36のYes)。そして、制御部36は、保持部5を脱調により切り離す(S37)。これは、S25の処理と同様である。なお、S37の処理をS34とS35の間に実施してもよい。すなわち、制御部36により、保温時間が設定時間行われた後に(S34のYes)、速やかに保持部5を切り離して(S37)、直ちに保持部5及び被抽出物を除去できるようにする。これによって、飲料(スープ)中に被抽出物が必要以上長時間浸かっていることによって雑味等が出るのを防止することができる。
そして、制御部36は、操作パネル31のメッセージの表示やユーザの端末装置へのメッセージの送信によって、ユーザに指示を出す(S38)。この指示は、保持部5を容器2から取り出すこと、補助剤となる乾燥卵白を容器2内に投入すること、及びマドラー21(図3)の容器2内へのセットである。また、制御部36は、ユーザが当該操作を行ったか否かを判断する(S39)。この判断は、前記の指示で、当該指示内容を実行したときに操作パネル31で所定の操作を行うように促し、当該操作パネル31の操作がなされたときに、制御部36は、ユーザが保持部5を容器2から取り出す等の操作を行ったと判断する(S39のYes)。なお、冷却してから(S35,S36)卵白を投入するのは(S38)、卵白はたんぱく質を多く含むので、飲料が高温の状態で投入されると卵白が凝固を起こしてしまうからである。
この操作パネル31の操作がなされたことをトリガとして、制御部36は、マドラー21を前記高速モードで回転して容器2内の飲料を攪拌する(S40)。当該攪拌は図11の時間T4の間行われる。マドラー21による攪拌は高速モード、すなわち、比較的高速回転で行われる。よって、飲料は泡立ち、泡を含んだ食感となる。この高速モードにおいても、円板7の回転は、前記した図9B又は図9Cの間欠運転で行う。その後、制御部36は、ヒータ4(図4)を制御して泡立った食感となった飲料の保温を行う(S41)。この時間が図11の時間T5である。
次に、モードD(第2モード)について説明する。モードDは、モードAと同様に飲料を抽出した後、当該飲料に補助剤(乾燥卵白)を投入して、飲料を泡立てるのはモードCと共通だが、当該泡立った飲料を半固形状とするものである。よって、出来上がった飲料は半固形状の食感であるが、内部に泡立てたことによる小さな空洞を多数感じるような食感となる。容器2に被抽出物を保持した保持部5と水とを投入して、加熱装置3にセットして、操作パネル31のユーザの操作によってモードDの運転の実行を指示することによって図12の処理が開始する。モードDの処理の際における容器2内の温度の時間変化は図13のグラフに示している。これによって、制御部36は、S50~S60の処理を行う。かかる処理は前記したS30~S40の処理と同様である。図13に示すように、ここまでの処理で図11と同様に時間T1~時間T4が経過し、図11と同様に時刻t1~t4を示している。ここまでの処理によってモードCと同様に泡立った食感の飲料が生成される。
その後、制御部36は、マドラー21による攪拌を止めて、ヒータ4(図4)を制御して飲料の再加熱を行う(S61)。これにより図13に示す時間T5に示すように容器2内の温度が再び上昇する。この再加熱によって飲料に投入されている卵白が凝固する。これによって、泡立った飲料は半固形状になる。その後、時刻t6で制御部36は、容器2内を保温する(S62)。これが図13の時間T6である。
次に、モードEについて説明する。モードEは、被抽出物の成分の抽出のために加熱を行わずに水出しで飲料を抽出し、その飲料をモードCと同様に泡立てることによって、泡立った食感を飲料に与えるものである。容器2に被抽出物を保持した保持部5と水とを投入して、加熱装置3にセットして、操作パネル31のユーザの操作によってモードEの運転の実行を指示することによって図14の処理が開始する。容器2内の加熱は行わず、所定の設定時間が経過するまで(S71のYes)、被抽出物を水に漬け込んでおき、被抽出物を水出しする(S71,S72)。その後、S73~S76の処理は、前記したS37~S40の処理と同様である。図15のグラフに示すように、時間T1で被抽出物の水出しを行い(時刻t1~t2)、時間T2でマドラー21による飲料の攪拌を行う(時刻t2~t3)。その後は(時間T3)保温も行わない。よって、時間T1,T2,T3で一貫して容器2内の温度は略一定である。モードEによれば泡立った食感の飲料を水出しで生成することができる。
以上説明した実施例1の飲料製造装置1によれば、容器2内に水と被抽出物を投入し、飲料の製造後、保持部5、マドラー21を撤去すれば、容器2内には完成した飲料のみが残る。そのため、装置の洗い物としては、容器2、蓋体2a、保持部5、マドラー21だけでよい。そのため、洗浄すべき部品の数を低減することができる。特に、被抽出物として魚等を用い、補助剤として乾燥卵白を用いる等、扱う食材にたんぱく質の多い食材を用いるときは、食材で汚れた部品はカビが発生しやすくなる。そのため、洗浄すべき部品の数を低減できる意義は大きい。
また、被抽出物から成分を抽出した後は、保持部5を容器2の底部側から切り離して、浮き5eの浮力で飲料の水面まで浮上させることができるので、使用後の保持部5の脱着も容易である。そのため、洗浄すべき部品である保持部5の洗浄が行い易くなる。
さらに、保持部5は、飲料中を浮上した当該保持部5に保持されている被抽出物の周囲の飲料を流出させる孔5cを備えているので、被抽出物から成分を抽出した後の保持部5、被抽出物の水切りが自然に行える。
そのうえ、保持部5に設けられた傾斜部5dにより飲料中を浮上した当該保持部5に付着している当該飲料を流しやすくすることができ、この点でも、被抽出物から成分を抽出した後の保持部5、被抽出物の水切りが自然に行える。
また、モードB~Dでは、所定温度を検出したときに飲料に補助剤を投入するようにユーザに指示等するので(S26,S38,S58)、補助剤の添加により食感を変えた飲料を製造することができる。また、モードEでは、温度にかかわらず飲料の水出しが終わったときに飲料に補助剤を投入するようにユーザに指示等するので(S74)、やはり補助剤の添加により食感を変えた飲料を製造することができる。
マドラー21を回転させるときは、円板7を間欠的に回転させるので(図9B、図9C)、円板7の動きに対してマドラー21が脱調しても元に復帰することができるので、安定してマドラー21を回転させることができる。
モードCでは(図10参照)、飲料が設定温度まで冷えてから(S35,S36)、乾燥卵白を飲料に投入するので(S38)、卵白の凝固を防止して、泡立った食感の飲料を製造することができる。
モードDでは、飲料を泡立てることで形成された細かな空洞が多数形成された半固形状の食感を飲料に付加することができる。
モードB~Eでは、モードに応じて、使用する補助剤の種類と投入タイミングを変えている(S26,S38,S58,S74)。よって、モードごとに適切な補助剤を適切なタイミングで投入することができる。
モードBでは、飲料に半固形状(例えばゼリー状)の食感を与える。この際、マドラー21の回転は低速モードで行うことで、完成した飲料の見た目が悪くなるのを防止することができる。
飲料製造装置1は、ヒートシンク11及び冷却ファン12を冷却装置として備えていて、飲料を冷やす必要があるときには積極的に冷やすので、飲料中で雑菌が発生するのを抑制することができる。
実施例2では、実施例1と異なる点を中心に説明し、共通する技術内容については詳細な説明を省略する。実施例2が実施例1と異なる点は、主として保持部5に代えて保持部5Aを用いている点である。図16は、この保持部の斜視図である。図17、図18は、この保持部を装着した飲料製造装置の縦断面図である。
保持部5Aは、上面視円形のカゴ状の部材である。その本体部であるカゴ5A1の内部には、被抽出物が収納され、この被抽出物が保持される。カゴ5A1の上部の一端から他端までかけ渡すように細板状の支持部材5A2が設けられ、支持部材5A2の長手方向中央からは円柱状のガイド部材5A3が上側に向かって延出している。ガイド部材5A3の上端部からは係止部材5A4が水平方向に張り出している。
図17に示すように、保持部5Aを飲料製造装置1Aの容器2内に装着した際には、実施例1と同様に保持部5Aの底部に設けられた第1磁石8と円板7の第2磁石9とが引き合って、保持部5Aは容器2の底部側に引き付けられている。蓋体2aの取っ手2cは、実施例1とは異なり蓋体2aとは別体となっており、蓋体2aの下部には係止部材5A4が固定されている。ガイド部材5A3は、孔2bに挿通していて、その上に突き出しており、ガイド部材5A3は付勢部材となるコイルばね51(浮上装置)に挿通している。そして、コイルばね51の上端は、係止部材5A4に当接し、下端は蓋体2aに当接している。図17のように、保持部5Aは容器2の底部側に第1磁石8と第2磁石9との吸引力で引き付けられている状態では、コイルばね51は圧縮されて、保持部5Aを上側に付勢するような状態で停止している。
このような保持部5Aを用いた飲料製造装置1Aでは、容器2内で被抽出物から成分が抽出された後は、実施例1と同様に円板7の回転によって保持部5Aは円板7側からは切り離される。これによって、図18に示すように、保持部5Aはコイルばね51の付勢力によって容器2内で水面上に浮上する。すなわち、本実施例2では、浮き5eの代わりにコイルばね51によって、被抽出物が抽出済の保持部5Aを自動で浮上させている。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1,1A 飲料製造装置
2 容器(本体カップ)
3 加熱装置(加熱カップ)
5,5A 保持部
5c 孔
5d 傾斜部
5e 浮き(浮上装置)
6 モータ(可変装置、攪拌装置)
7 円板(可変装置)
8 第1磁石(可変装置、攪拌装置)
9 第2磁石(可変装置、攪拌装置)
11 ヒートシンク(冷却装置)
12 冷却ファン(冷却装置)
21 マドラー(攪拌装置)
32 温度センサ
35 選択受付部
36 制御部
51 コイルばね(付勢部材、浮上装置)

Claims (3)

  1. 容器と、
    前記容器が着脱自在で当該容器を加熱する加熱装置と、
    前記容器内で飲料が抽出される被抽出物を保持して当該容器内に収納される保持部と、
    前記保持部に設けられた第1磁石と、
    前記加熱装置に前記容器を装着したときに当該容器の下方に位置する第2磁石と、
    前記第1磁石と前記第2磁石との位置関係を可変する可変装置と
    前記第1磁石と前記第2磁石とが前記可変装置によって所定程度離れたときは当該両者の磁力に抗して前記保持部を前記容器内の前記飲料中で浮上させる浮上装置とを備え、
    前記浮上装置は、前記保持部を上側に付勢する付勢部材であることを特徴とする飲料製造装置。
  2. 前記保持部に設けられ前記飲料中を浮上した当該保持部に保持されている前記被抽出物の周囲の当該飲料を流出させる孔を備えることを特徴とする請求項に記載の飲料製造装置。
  3. 前記保持部に設けられ前記飲料中を浮上した当該保持部に付着している当該飲料を流しやすくする傾斜部を備えることを特徴とする請求項に記載の飲料製造装置。
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