JP7290534B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体構造に関する。
従来、サイドシルの側面に、略車幅方向内側へ延びる貫通孔と、ドアの下部に設けられ、略車幅方向内側へ向けて突出し、ドア下部が車幅方向外側へ曲げ変形した場合に、ドアの下部と一体的に移動して貫通孔に係合する係合部を備えた自動車用ドアの車室内侵入防止構造が知られている(例えば、特許文献1)。このような自動車用ドアの車室内侵入防止構造によれば、ドアの重量を大幅に増加することなしに、ドアの下部のサイドシルから離間する方向への湾曲を阻止して、ドアの車室内への侵入を防止することができる。
特開平06-305331号
しかしながら、このような自動車用ドアの車室内侵入防止構造は、貫通孔は、サイドシルの側面に設けられており、係合部は、ドア下部に設けられており、略車幅方向内側へ向けて突出していることから、側面から衝撃が入力された場合に、確実な係合を担保することが困難であるという問題点がある。
本発明は、係る問題点に鑑み、側面から衝撃が入力された場合に、確実な係合を担保することが可能な車体構造を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る車体構造は、ドアと、前記ドアの下方に設けられ、車室の側方下端部を形成するサイドシルと、前記ドアの下端部に形成され、前記ドアを閉塞したときに前記サイドシルの下端部に位置するストッパと、前記サイドシルの下面に形成される係合部と、を有し、前記係合部は、前記ドアを開閉したときには、前記ストッパと係合せず、車体の側面から衝撃が入力された場合には、前記ドアの変形により前記ストッパと係合することを特徴とする。
また、本発明に係る車体構造は、前記ドアの下方に設けられた下面傾斜部と、前記サイドシルの上方に設けられた上面傾斜部と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る車体構造は、前記ドアの内部に配置され、前記車体の側面からの衝撃を吸収するサイドビームと、を更に備え、前記サイドビームは、第1サイドビームと、前記第1サイドビームの下方に配置された第2サイドビームと、により構成されており、前記車体の側面から衝撃が入力された場合に、前記第1サイドビームと、前記第2サイドビームとの相対変位によって、前記係合部と、前記ストッパとが係合することを特徴とする。
また、本発明に係る車体構造は、前記サイドビームに設けられ、前記ストッパを張設する張設部材と、を更に備え、前記車体の側面から衝撃が入力された場合に、前記張設部材の張力によって、前記係合部と、前記ストッパとが係合することを特徴とする。
本発明によれば、側面から衝撃が入力された場合に、確実な係合を担保することが可能な車体構造を提供することができる。
車両の構造を示す図である。 ストッパと、係合部との構造を示す図である。 左フロントドアを開放したときにおけるストッパと、係合部との関係を示す図である。 左側方から衝撃が入力されたときにおけるストッパと、係合部との関係を示す図である。 第2実施形態におけるストッパと、係合部との関係を示す図である。 第3実施形態におけるストッパと、係合部との関係を示す図である。 第4実施形態におけるストッパと、係合部との関係を示す図である。 変形例における係合部を示す図である。
(第1実施形態)
図1~図4を用いて、本発明における第1実施形態の説明を行う。
(車両1の構造)
まず、図1を用いて、車両1の構造について説明を行う。なお、図1(A)は、車両1の右側面図である。また、図1(B)は、車両1の左側面図である。
図1に示す通り、車両1は、フロントガラス2と、リアガラス3と、フロントドア4と、リアドア5と、フロントピラー6と、センターピラー7と、リアピラー8と、サイドシル9とを備えている。
フロントガラス2は、一定の板厚で形成されており、車両1の幅方向中央部分が、車両1の前方側に突出するように、緩やかに湾曲している。
リアガラス3は、一定の板厚で形成されており、車両1の幅方向中央部分が、車両1の後方側に突出するように、緩やかに湾曲している。
フロントドア4は、フロントピラー6と、センターピラー7との間の空間に設けられ、運転者が運転席に乗車するための右フロントドア4aと、乗員が助手席に乗車するための左フロントドア4bとにより構成されている。また、フロントドア4は、アウタパネルと、フロントドア4を開閉するためのドアノブとを備えている。
リアドア5は、センターピラー7と、リアピラー8との間の空間に設けられ、乗員が右後部座席に乗車するための右リアドア5aと、乗員が左後部座席に乗車するための左リアドア5bとにより構成されている。また、リアドア5は、アウタパネルと、リアドア5を開閉するためのドアノブとを備えている。
フロントピラー6は、フロントガラス2の幅方向端部に沿って、車両1の上下方向を長手方向として延在して左右一対に設けられる。また、フロントピラー6は、フロントガラス2の右側に設けられた右フロントピラー6aと、フロントガラス2の左側に設けられた左フロントピラー6bとにより構成されている。
センターピラー7は、フロントドア4と、リアドア5との間に設けられており、車両1の上下方向を長手方向として延在して左右一対に設けられる。また、センターピラー7は、右フロントドア4aと、右リアドア5aとの間に設けられた右センターピラー7aと、左フロントドア4bと、左リアドア5bとの間に設けられた左センターピラー7bとにより構成されている。
リアピラー8は、リアガラス3の幅方向端部に沿って、車両1の上下方向を長手方向として延在して左右一対に設けられる。また、リアピラー8は、リアガラス3の右側に設けられた右リアピラー8aと、リアガラス3の左側に設けられた左リアピラー8bとにより構成されている。
ここで、フロントピラー6と、センターピラー7と、リアピラー8とは、車両1の上下方向を長手方向として延在している。これにより、車両1の車室の上下方向の骨格を形成している。
サイドシル9は、フロントドア4や、リアドア5の下方に設けられている。また、サイドシル9は、車両1の車室の側方下端部を形成している。
(ストッパ12と、係合部13との構造)
次に、図2を用いて、ストッパ12と、係合部13との構造について説明を行う。なお、図2は、車両1の背面から視た図でもある。
図2に示す通り、左フロントドア4bの下面には、下面傾斜部10が設けられている。また、サイドシル9の上面には、上面傾斜部11が設けられている。
また、左フロントドア4bの下端部に形成され、左フロントドア4bを閉塞したときに、サイドシル9の下端部には、ストッパ12が位置している。ここで、ストッパ12は、車両1の左側方からの衝撃が入力された場合に、係合部13と係合するために吊設されている。また、サイドシル9の下面には、車両1の左側方からの衝撃が入力された場合に、ストッパ12と係合する係合部13が設けられている。
なお、図2では、左フロントドア4bの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシル9の下面に設けられた係合部13を例示して説明したが、左リアドア5bの下面にも、車両1の左側方からの衝撃が入力された場合に、係合部13と係合するストッパ12が吊設されている。また、サイドシル9の下面には、車両1の左側方からの衝撃が入力された場合に、左リアドア5bの下端部に形成されたストッパ12と係合する係合部13が設けられている。
また、右フロントドア4aの下面にも、車両1の右側方からの衝撃が入力された場合に、係合部13と係合するストッパ12が吊設されている。また、サイドシル9の下面には、車両1の右側方からの衝撃が入力された場合に、右フロントドア4aの下端部に形成されたストッパ12と係合する係合部13が設けられている。
同様に、右リアドア5aの下面にも、車両1の右側方からの衝撃が入力された場合に、係合部13と係合するストッパ12が吊設されている。また、サイドシル9の下面には、車両1の右側方からの衝撃が入力された場合に、右リアドア5aの下端部に形成されたストッパ12と係合する係合部13が設けられている。
(左フロントドア4bを開放したときにおけるストッパ12と、係合部13との関係)
次に、図3を用いて、左フロントドア4bを開放したときにおけるストッパ12と、係合部13との関係について説明を行う。なお、図3は、車両1の背面から視た図でもある。
まず、図3(A)に示す通り、左フロントドア4bが開放されると、左フロントドア4bは、左側方に移動することとなる。
次に、図3(B)に示す通り、左フロントドア4bが左側方に移動する場合において、ストッパ12は、係合部13と係合しない。具体的には、左フロントドア4bの開放時において、サイドシル9の下面9aと、ストッパ12の上面12aとは、それぞれが当接しない高さで設けられている。
なお、図3では、左フロントドア4bが開放される場合を例示して説明したが、左リアドア5bが開放される場合についても、左リアドア5bの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシルの下面に設けられた係合部13とが係合することはない。
また、右フロントドア4aが開放される場合についても、右フロントドア4aの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシルの下面に設けられた係合部13とが係合することはない。同様に、右リアドア5aが開放される場合についても、右リアドア5aの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシルの下面に設けられた係合部13とが係合することはない。
(左側方から衝撃が入力されたときにおけるストッパ12と、係合部13との関係)
次に、図4を用いて、左側方から衝撃が入力されたときにおけるストッパ12と、係合部13との関係について説明を行う。なお、図4は、車両1の背面から視た図でもある。
図4(A)に示す通り、左側方から衝撃が入力されると、左フロントドア4bは、車両1の車室側方向に移動することとなる。
次に、図4(B)に示す通り、左フロントドア4bは、左側方から衝撃が入力され、車室側方向に移動すると、下面傾斜部10と、サイドシル9に設けられた上面傾斜部11とが当接し、車室側上方にせり上がりを起こすこととなる。
そして、図4(C)に示す通り、左フロントドア4bは、車室側上方にせり上がりを起こすことによって、ストッパ12もせり上がることとなる。これにより、せり上がったストッパ12と、サイドシル9に設けられた係合部13とが係合することとなる。
なお、図4では、左フロントドア4bに対して左側方から衝撃が入力された場合を例示して説明したが、左リアドア5bに対して左側方から衝撃が入力された場合には、左リアドア5bの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシル9の下面に設けられた係合部13とが係合することとなる。
また、右フロントドア4aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右フロントドア4aの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシル9の下面に設けられた係合部13とが係合することとなる。同様に、右リアドア5aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右リアドア5aの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシル9の下面に設けられた係合部13とが係合することとなる。
(第2実施形態におけるストッパ12と、係合部13との関係)
図5を用いて、第2実施形態におけるストッパ12と、係合部13との関係について説明を行う。なお、図5は、車両1の背面から視た図でもある。
図5(A)に示す通り、第2実施形態における左フロントドア4bの内部には、車体の側面からの衝撃を吸収するためのサイドビーム14が配置されている。ここで、サイドビーム14は、第1サイドビーム14aと、第1サイドビーム14aの下方に配置された第2サイドビーム14bとにより構成されている。
そして、図5(B)に示す通り、左フロントドア4bは、他の車両が衝突することにより、左側方から衝撃が入力されると、第1サイドビーム14aと、第2サイドビーム14bとのうち、何れか一方を支点とする相対変位によってせり上がることとなる。具体的には、第1サイドビーム14a、及び第2サイドビーム14bは、少なくとも一部が結合されており、第1サイドビーム14aを支点とする相対変位により、第2サイドビームが移動することとなり、左フロントドア4bがせり上がることとなる。
さらに具体的には、図5(B)に示す通り、左フロントドア4bに対して左側方から衝撃が入力された場合に、第2サイドビーム14bは、第1サイドビーム14aを支点として、反時計回り方向に移動することとなる。これにより、第1サイドビーム14aと、第2サイドビーム14bとにより傾斜面が形成された状態で他の車両が車室側に侵入してくるため、左フロントドア4bが逆断層のようにせり上がることとなる。そして、左フロントドア4bが逆断層のようにせり上がることによって、ストッパ12が上方へ遷移することとなる。この結果、上方に遷移したストッパ12と、サイドシル9に設けられた係合部13とが係合することとなる。これにより、第2サイドビーム14bは、移動前の位置Aから、移動後の位置Bまで移動することとなる。そして、第2サイドビーム14bが移動後の位置Bまで移動することにより、ストッパ12に対して車外側への張力が発生することとなり、ストッパ12がせり上がることとなる。この結果、せり上がったストッパ12と、サイドシル9に設けられた係合部13とが係合することとなる。
なお、図5では、左フロントドア4bに対して左側方から衝撃が入力された場合を例示して説明したが、左リアドア5bに対して左側方から衝撃が入力された場合には、左リアドア5bの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシル9の下面に設けられた係合部13とが係合することとなる。
また、右フロントドア4aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右フロントドア4aの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシル9の下面に設けられた係合部13とが係合することとなる。同様に、右リアドア5aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右リアドア5aの下端部に形成されたストッパ12と、サイドシル9の下面に設けられた係合部13とが係合することとなる。
(第3実施形態におけるストッパ12と、係合部13との関係)
図6を用いて、第3実施形態におけるストッパ12と、係合部13との関係について説明を行う。なお、図6は、車両1の左側面から視た図でもある。
図6に示す通り、第3実施形態における左フロントドア4bの内部には、第1サイドビーム14aと、第2サイドビーム14bとが設けられている。そして、左フロントドア4bの内部であって、第2サイドビーム14bの下方には、ストッパ12を張設する張設部材15が設けられている。ここで、左フロントドア4bは、左側方から衝撃が入力されると、張設部材15の張力によってせり上がることとなる。そして、左フロントドア4bがせり上がることによって、ストッパ12もせり上がることとなる。これにより、せり上がったストッパ12と、サイドシル9に設けられた係合部13とが係合することとなる。
なお、図6では、左フロントドア4bに対して左側方から衝撃が入力された場合を例示して説明したが、左リアドア5bに対して左側方から衝撃が入力された場合には、左リアドア5bの内部に設けられた張設部材15の張力によって、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。
また、右フロントドア4aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右フロントドア4aの内部に設けられた張設部材15の張力によって、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。同様に、右リアドア5aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右リアドア5aの内部に設けられた張設部材15の張力によって、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。
なお、第3実施形態において、サイドビーム14は、第1サイドビーム14aと、第2サイドビーム14bとの二本が配置されているが、これに限定されることはなく、サイドビーム14が配置される本数は、単数であってもよいし、二本よりも多い複数の本数であってもよい。
(第4実施形態におけるストッパ12と、係合部13との関係)
図7を用いて、第4実施形態におけるストッパ12と、係合部13との関係について説明を行う。なお、図7は、車両1の背面から視た図でもある。
図7に示す通り、車両1には、車両1の本体部に取り付けられる固定側ヒンジ部材と、左フロントドア4bに取り付けられる回動側ヒンジ部材とにより構成されるヒンジ部材16が設けられている。また、ヒンジ部材16の近傍には、左フロントドア4bの左側方から衝撃が入力された場合に、ヒンジ部材16をせり上げる、せり上げ部材17が設けられている。
ここで、左フロントドア4bの左側方から衝撃が入力されると、ヒンジ部材16は、せり上げ部材17によって矢印方向に移動することとなる。そうすると、左フロントドア4bがせり上がることとなり、ストッパ12もせり上がることとなる。これにより、せり上がったストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。
なお、図7では、左フロントドア4bに対して左側方から衝撃が入力された場合を例示して説明したが、左リアドア5bに対して左側方から衝撃が入力された場合には、左リアドア5bに設けられたヒンジ部材16と、せり上げ部材17とによって、左リアドア5bがせり上げられる。これにより、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。
また、右フロントドア4aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右フロントドア4aに設けられたヒンジ部材16と、せり上げ部材17とによって、右フロントドア4aがせり上げられる。これにより、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。同様に、右リアドア5aに対して右側方から衝撃が入力された場合には、右リアドア5aに設けられたヒンジ部材16と、せり上げ部材17とによって、右リアドア5aがせり上げられる。これにより、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。
(変形例における係合部13)
図8を用いて、変形例における係合部13について説明を行う。なお、図8は、車両1の背面から視た図でもある。
上述した各実施形態において、係合部13は、サイドシル9の下面に設けられている。これに対して、変形例における係合部13は、図8に示す通り、サイドシル9の下方に別体として取り付けられた係合部材18の下面に設けられている。
そして、変形例において、左リアドア5bの下方に設けられたストッパ12は、サイドシル9の下方に取り付けられた係合部材18と係合することとなる。同様に、右フロントドア4aの下方に設けられたストッパ12は、サイドシル9の下方に取り付けられた係合部材18と係合することとなり、右リアドア5aの下方に設けられたストッパ12は、サイドシル9の下方に取り付けられた係合部材18と係合することとなる。
(その他変形例)
以下において、その他変形例について説明を行う。
ストッパ12を電気的に制御することとしてもよい。例えば、ドアが閉塞されている場合においては、ストッパ12を上方に延出させる制御を行うことにより、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。一方で、ドアを開放するときにおいては、ストッパ12を下方に縮退させる制御を行うことにより、ストッパ12と、係合部13との係合を解除することとなる。
また、ストッパ12の上面12aが傾斜していてもよい。例えば、ストッパ12の上面12aは、ドア側から車室側に向けて低くなるように傾斜することとしてもよい。これにより、ストッパ12と、係合部13との係合をより確実に行うことができる。
このように、本発明における車体構造よれば、左フロントドア4bの左側方から衝撃が入力された場合に、左フロントドア4bの下面に設けられた下面傾斜部10と、サイドシル9の上面に設けられた上面傾斜部11とが当接し、左フロントドア4bがせり上がることとなる。そして、左フロントドア4bがせり上がることで、ストッパ12と、係合部13とが係合することとなる。これにより、側面から衝撃が入力された場合に、確実な係合を担保することが可能な車体構造を提供することができる。また、ドアの引っ張り方向の力を利用することで、車両1の変形を小さくすることができる。
なお、本発明の実施について図面を用いて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。また、各図面で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図面の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図面を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1:車両、2:フロントガラス、3:リアガラス、4:フロントドア、4a:右フロントドア、4b:左フロントドア、5:リアドア、5a:右リアドア、5b:左リアドア、6:フロントピラー、6a:右フロントピラー、6b:左フロントピラー、7:センターピラー、7a:右センターピラー、7b:左センターピラー、8:リアピラー、8a:右リアピラー、8b:左リアピラー、9:サイドシル、10:下面傾斜部、11:上面傾斜部、12:ストッパ、13:係合部、14:サイドビーム、14a:第1サイドビーム、14b:第2サイドビーム、15:張設部材、16:ヒンジ部材、17:せり上げ部材、18:係合部材

Claims (4)

  1. ドアと、
    前記ドアの下方に設けられ、車室の側方下端部を形成するサイドシルと、
    前記ドアの下端部に形成され、前記ドアを閉塞したときに前記サイドシルの下端部に位置するストッパと、
    前記サイドシルの下面に形成される係合部と、
    を有し、
    前記係合部は、
    前記ドアを開閉したときには、前記ストッパと係合せず、
    車体の側面から衝撃が入力された場合には、前記ドアの変形により前記ストッパと係合する、
    車体構造。
  2. 前記ドアの下方に設けられた下面傾斜部と、
    前記サイドシルの上方に設けられた上面傾斜部と、
    を更に備えた、
    請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記ドアの内部に配置され、前記車体の側面からの衝撃を吸収するサイドビームと、
    を更に備え、
    前記サイドビームは、
    第1サイドビームと、
    前記第1サイドビームの下方に配置された第2サイドビームと、
    により構成されており、
    前記車体の側面から衝撃が入力された場合に、前記第1サイドビームと、前記第2サイドビームとの相対変位によって、前記係合部と、前記ストッパとが係合する、
    請求項1に記載の車体構造。
  4. 前記サイドビームに設けられ、前記ストッパを張設する張設部材と、
    を更に備え、
    前記車体の側面から衝撃が入力された場合に、前記張設部材の張力によって、前記係合部と、前記ストッパとが係合する、
    請求項3に記載の車体構造。
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