JP7290139B2 - 鋼帯の巻取り方法及び巻取り設備 - Google Patents

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Description

本発明は、熱間圧延ラインにおける鋼帯の巻取り方法及び巻取り設備に関するものである。
熱間圧延ラインにおける鋼帯の巻取り設備では、例えば特許文献1などに示されるように、仕上げ圧延機の下流側に、鋼帯をその幅方向で規制(センタリング)して案内するためのサイドガイドが設けられ、このサイドガイドの下流側に、巻取り機を構成するピンチロールとダウンコイラーが順に設けられている。また、ピンチロールの出側には、鋼帯先端部を検出するための検出センサが設けられている。
サイドガイドは、通常、平行ガイド部と、この平行ガイド部の上流側端部に回動自在に枢着され、上流側に向けてハの字に開いたベルマウスガイド部で構成されている。このサイドガイドの平行ガイド部は、電動モータやスクリューシャフト等からなる駆動装置によりパスラインに向けて対称に移動可能(接近・離間可能)であるとともに、ショートストロークシリンダによって鋼帯幅方向に進退可能となっている。
ここで、鋼帯の先端部がピンチロールに噛み込まれる前に、サイドガイドを構成する平行ガイド部を鋼帯幅と略同一の開度にしておくと、鋼帯先端部がサイドガイドに衝突若しくは強接触し、その抵抗によって通板ミスが発生する恐れがあるので、一般には、予め、平行ガイド部を駆動装置によって鋼帯幅よりも広い間隔に待機させておき、搬送されてきた鋼帯の先端部がサイドガイドを通過し、鋼帯先端部がピンチロールに噛み込まれたことを検出センサが検出した時点で、ショートストロークシリンダを作動させることにより、サイドガイドの平行ガイド部を設定開度である鋼帯幅と略同一の間隔に閉じるようにしている。これによって、鋼帯の後続部分をサイドガイドでセンタリングしつつ、ダウンコイラーに鋼帯を巻き取っていく。なお、サイドガイドのベルマウスガイド部は、鋼帯の先端部がサイドガイドに進入する際に、平行ガイド部に円滑に案内する役目をする。
鋼帯の先端部がサイドガイドに進入する際の待機開度は、例えば、特許文献2などに示されるように、サイドガイドの上流側に設置されているキャンバー計より計測される鋼帯先端部の曲がり量に基づき決められる。すなわち、キャンバー計より鋼帯先端部の曲がり量が計測され、この曲がり量に基づいて、鋼帯先端部の衝突や強接触を生じないサイドガイドの待機開度となるように、ショートストロークシリンダによりサイドガイドの間隔が調整(拡張)される。この状態で鋼帯先端部がサイドガイドに進入し、鋼帯先端部がサイドガイドを通過してピンチロールに噛み込まれた時に、サイドガイドの間隔を狭めて通常運転状態のサイドガイドの開度(鋼帯幅と略同一の開度)とする。
特開平1-317614号公報 特開平6-339726号公報
しかし、特許文献2に示されるような、キャンバー計で計測された鋼帯先端部の曲がり量だけでサイドガイドの開度設定を行う方法では、板厚が比較的薄い鋼帯の場合に鋼帯先端部がサイドガイドに衝突若しくは強接触し、ミスロールが発生することがある。このため、サイドガイドの上流側に設置されている監視装置によるITV画像をもとに、オペレーターが手介入にてサイドガイドの待機開度を広げることで対応しているのが現状である。すなわち、オペレーターの目視により通板リスクが大きいと判断される際に、手介入によりサイドガイドの待機開度を広げ、鋼帯先端部がサイドガイドに衝突若しくは強接触することを防止している。
しかしながら、オペレーターには鋼帯先端通板時のITV監視以外にも諸々の設備監視・操作業務があることや、薄物材は通板速度が700mpm以上と速いことなどの理由から、ITV監視するといってもすべての鋼帯の巻取時に対応できる訳ではない。また、判断基準がオペレーターに委ねられるため、オペレーターによって判断にばらつきを生じるおそれがある。
したがって本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決し、搬送されてくる鋼帯先端部の通板状況に応じて、サイドガイドの待機開度を鋼帯先端部が衝突若しくは強接触しないような大きさに適切に制御し、ミスロールの発生を防止することができる鋼帯の巻取り方法及び巻取り設備を提供することにある。
上記課題を解決するために、オペレーターが手介入にてサイドガイドの待機開度を広げる判断をする際の影響因子について検討した結果、その影響因子としては、鋼帯先端部のオフセンター量に加えて、鋼帯先端部の浮き上がり量があること判った。そして、この点に着目して検討を進めた結果、(i)鋼帯が薄物材(特に板厚3.0mm未満の鋼帯)の場合、通板挙動が不安定となって板(鋼帯先端部)の浮き上がりが生じやすくなり、この浮き上がり量が大きくなると、鋼帯先端部がサイドガイドに衝突若しくは強接触(以下、説明の便宜上「衝突」という)しやすくなること、(ii)したがって、サイドガイドの上流側において、鋼帯先端部のオフセンター量とともに浮き上がり量を計測し、この計測結果に基づきサイドガイドの待機開度を調整する(決定する)ことにより、鋼帯先端部とサイドガイドの衝突によるミスロール発生頻度を抑制できること、(iii)その場合、特に「鋼帯先端部のオフセンター量と浮き上がり量の和」によってサイドガイドの待機開度を調整する(決定する)ことが好ましいこと、などを知見した。
本発明は、以上のような知見に基づきなされたもので、以下を要旨とするものである。
[1]巻取り機(1)の上流側にサイドガイド(2)が設置された巻取り設備における鋼帯の巻取り方法であって、
サイドガイド(2)の上流側で鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yを計測し、鋼帯(S)の先端部がサイドガイド(2)に衝突するおそれがある計測結果が得られたときに、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げ、その待機開度のサイドガイド(2)に鋼帯(S)を進入させることを特徴とする鋼帯の巻取り方法。
[2]上記[1]の巻取り方法において、計測された鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和が閾値を超えたときに、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げ、その待機開度のサイドガイド(2)に鋼帯(S)を進入させることを特徴とする鋼帯の巻取り方法。
[3]上記[1]又は[2]の巻取り方法において、サイドガイド(2)は、平行ガイド部(20)と、該平行ガイド部(20)の入側にベルマウスガイド部(21)を有するサイドガイドであることを特徴とする鋼帯の巻取り方法。
[4]上記[1]~[3]のいずれかの巻取り方法において、鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの計測結果に基づき、サイドガイド(2)に鋼帯(S)が進入する前に、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げた場合において、
鋼帯(S)の先端部がサイドガイド(2)に進入したときに、サイドガイド(2)の開度を、鋼帯(S)を進入させる際に予め設定されている前記開度まで狭め、その後、鋼帯(S)の先端部が巻取り機(1)を構成するマンドレルに巻き付き開始したときに、サイドガイド(2)の開度を通常運転状態の開度まで狭めることを特徴とする鋼帯の巻取り方法。
[5]巻取り機(1)の上流側にサイドガイド(2)が設置された巻取り設備であって、
サイドガイド(2)の上流側で鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yを計測する計測手段(3)と、
該計測手段(3)により、鋼帯(S)の先端部がサイドガイド(2)に衝突するおそれがある計測結果が得られたときに、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げるように制御するコントローラ(4)を備えることを特徴とする鋼帯の巻取り設備。
[6]上記[5]の巻取り設備において、コントローラ(4)は、計測手段(3)により計測された鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和が閾値を超えたときに、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げるように制御することを特徴とする鋼帯の巻取り設備。
[7]上記[5]又は[6]の巻取り設備において、サイドガイド(2)は、平行ガイド部(20)と、該平行ガイド部(20)の入側にベルマウスガイド部(21)を有するサイドガイドであることを特徴とする鋼帯の巻取り設備。
[8]上記[5]~[7]のいずれかの巻取り設備において、コントローラ(4)は、
鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの計測結果に基づき、サイドガイド(2)に鋼帯(S)が進入する前に、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げた場合において、
鋼帯(S)の先端部がサイドガイド(2)に進入したときに、サイドガイド(2)の開度を、鋼帯(S)を進入させる際に予め設定されている前記開度まで狭め、その後、鋼帯(S)の先端部が巻取り機(1)を構成するマンドレルに巻き付き開始したときに、サイドガイド(2)の開度を通常運転状態の開度まで狭めることを特徴とする鋼帯の巻取り設備。
本発明によれば、巻取り設備において鋼帯を巻取る際に、搬送されてくる鋼帯先端部の通板状況に応じて、サイドガイドの待機開度を鋼帯先端部が衝突若しくは強接触しないような大きさに適切に制御することができ、これによりミスロールの発生を効果的に防止することができる。ここで、鋼帯先端部がサイドガイドに衝突若しくは強接触しやすいのは鋼帯が薄物材(特に板厚3.0mm未満の鋼帯)の場合であるので、本発明の巻取り方法は鋼帯が薄物材(特に板厚3.0mm未満の鋼帯)の場合に特に有用である。
(1)式を鋼帯の板厚で整理し直して得られた鋼帯板厚と通板安定性との関係を示すグラフ 板厚3mm未満の鋼帯と板厚3mm以上の鋼帯のミスロール比率を示すグラフ 鋼帯先端部の通板時のITV画像をもとにオペレーターが手介入にてサイドガイドの待機開度を広げた鋼帯(板厚3mm以上の鋼帯と板厚3mm未満の鋼帯)について、鋼帯先端部のオフセンター量と浮き上がり量をオペレーターの目視判断による板先端(鋼帯先端部)飛び出し量で整理したグラフ 板厚3mm以上の鋼帯と板厚3mm未満の鋼帯について、「鋼帯先端部のオフセンター量と浮き上がり量の和」をオペレーターの目視判断による板先端(鋼帯先端部)飛び出し量で整理したグラフ 本発明の鋼帯の巻取り方法の実施に供される巻取り設備の一実施形態を示す説明図 図5の巻取り設備を用いた実施形態において、計測された鋼帯先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和に基づくサイドガイドの待機開度の制御内容を示す説明図
本発明者らは、サイドガイドの待機開度を適切に制御し、鋼帯先端部とサイドガイドの衝突によるミスロールを生じることなく、鋼帯を安定的に巻き取る方法を見出すべく、以下のような検討を行った。
まず、オペレーターがITV画像より通板リスクが大きいと判断し、手介入でサイドガイドの待機開度を広げる際の影響因子について検討を行い、その因子の一つとして、不安定通板による鋼帯先端部の浮き上がりに着目した。仕上げ圧延機を出てから巻取り設備まで搬送される際に生じる鋼帯先端部の通板不安定現象は、鋼帯搬送用のローラテーブルのロールと鋼帯先端部の衝突によって生じる圧縮荷重による座屈現象で説明できることが判った。この座屈現象は下記(1)式で表すことができる。
Figure 0007290139000001
ここで、vcは座屈現象が生じない(=通板が安定する)鋼板限界速度、Lはローラテーブルのロールピッチ、E、I、ρ、Aはそれぞれ鋼板のヤング率、断面二次モーメント、密度、断面積である。
図1に、上記(1)式を鋼帯の板厚で整理し直して得られた鋼帯板厚と通板安定性との関係を示す。同図に示されるように、板厚が3mmを下回る範囲では、仕上げ圧延機を出てから巻取り設備まで搬送される際に生じる圧縮荷重による座屈現象が発生することで、鋼帯先端部の通板が不安定となり、鋼帯先端部の浮き上がりが顕著となる。
図2に、薄物材(板厚3mm未満の鋼帯)とそれ以外の材料(板厚3mm以上の鋼帯)について、ミスロール比率(全コイル数に対するミスロールが発生したコイル数の割合)を調べた結果を示すが、薄物材のミスロール比率は、それ以外の材料の約2.5倍もあることが判る。
この原因を調べた結果、鋼帯先端部がサイドガイドに進入する際に、鋼帯先端部の浮き上がりに起因する板の飛び出し具合に対して、サイドガイドの開度が十分に取れていないことによるものであることが判った。したがって、通板が不安定となり鋼帯先端部の浮き上がりが顕著となる薄物材(鋼帯)を巻き取る場合には、それ以上の板厚の鋼帯を巻き取る場合よりもサイドガイドの待機開度を広げる必要があることが判った。但し、鋼帯先端部との衝突を避けるためにサイドガイドの待機開度を大きくしすぎると、ピンチロールに噛み込み後にサイドガイド開度を狭める際にサイドガイドの移動量が増加し、テレスコ部が増大してしまう。
図3に、鋼帯先端部の通板時のITV画像をもとにオペレーターが手介入にてサイドガイドの待機開度を広げた鋼帯(板厚3mm以上の鋼帯と板厚3mm未満の鋼帯)について、鋼帯先端部のオフセンター量と浮き上がり量をオペレーターの目視判断による板先端(鋼帯先端部)飛び出し量(集計期間1ヶ月間で対象コイル約10000本のうちオペレーターが手介入にてサイドガイドの待機開度を広げたコイルについて、オペレーターがITV画像の目視判断により板先端の飛び出しの程度を大、中、小で評価し、それぞれ3、2、1と数値化したもの)整理したグラフを示す。同図から判るように、板厚3mm以上の鋼帯の実績では、板先端飛び出し量と浮き上がり量の相関係数Rは0.33とあまり相関がみられない。一方、板厚3mm未満の鋼帯の実績では、板先端飛び出し量と浮き上がり量の相関係数Rは0.81と正の相関関係が確認される。以上のことからも、通板が不安定となる板厚3mm未満の鋼帯では、鋼帯先端部の浮き上がりにより、サイドガイド進入時における鋼帯先端部の飛び出しリスクが増加することが判る。
さらに、図4に、板厚3mm以上の鋼帯と板厚3mm未満の鋼帯について、「鋼帯先端部のオフセンター量と浮き上がり量の和」をオペレーターの目視判断による板先端飛び出し量で整理したグラフを示す。これによれば、板厚3mm未満の鋼帯では、板先端飛び出し量と「鋼帯先端部のオフセンター量と浮き上がり量の和」の相関係数Rは0.91と強い正の相関を示すことが判る。
以上の相関係数を表1に示す。これによれば、板厚3mm未満の鋼帯では、鋼帯先端部のオフセンター量と浮き上がり量に応じた待機開度を設定することで、鋼帯先端部とサイドガイドの衝突によるミスロール発生頻度を抑制させることが可能となることが判る。
Figure 0007290139000002
そこで、本発明では、巻取り設備において鋼帯を巻取る際に、サイドガイドの上流側で鋼帯先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yを計測し、鋼帯先端部がサイドガイドに衝突するおそれがある計測結果が得られたときに、サイドガイドの待機開度を予め設定されている開度(予め材料毎に設定されている待機開度)から広げ、鋼帯をサイドガイドに進入させるものである。また、好ましくは、鋼帯先端部がサイドガイドに衝突するおそれがあるか否かの指標(判定基準)として「鋼帯先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和」を用い、計測された鋼帯先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和が閾値を超えたときに、上記のような待機開度の調整(拡張)を行う。これにより、ミスロール防止に必要なサイドガイドの待機開度を素早く正確に設定することができる。ミスロール生じやすいのは鋼帯が薄物材(特に板厚3.0mm未満の鋼帯)の場合であり、したがって、鋼帯がそのような薄物材である場合に特に有効である。
ここで、鋼帯先端部のオフセンター量x(mm)とは、鋼帯先端部のセンター位置の板道(パスライン)センターからのずれ量(オフセンター量)を意味する。また、鋼帯先端部の浮き上がり量y(mm)とは、鋼帯先端部の高さ方向位置の板道(パスライン)高さとの差分を意味する。
上記のように「鋼帯先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和」の閾値を設定し、計測値(x+y)がその閾値を超えたときに待機開度の調整(拡張)を行う場合、図4の結果では計測値(x+y)が170mmの場合にミスロールの発生実績があることから、その閾値は170mm未満の範囲で設定することが望ましい。
図5は、本発明の鋼帯の巻取り方法の実施に供される巻取り設備の一実施形態を示すものである。
巻取り設備Aは、巻取り機1の上流側にサイドガイド2を備えたものであり、この巻取り設備Aは、熱間圧延設備を構成する仕上げ圧延機(図示せず)の下流側に設けられる。
巻取り機1は、ライン上に設けられるピンチロール11と、このピンチロール11の下流側の斜め下方に設けられるダウンコーラー10などで構成される。また、ダウンコーラー10は、マンドレル及びラッパーロールなどで構成される。
サイドガイド2は、平行ガイド部20と、この平行ガイド部20の上流側端部に回動自在に枢着され、上流に向けてハの字に開いたベルマウスガイド部21で構成されている。なお、サイドガイド2は、ベルマウスガイド部21を備えないものであってもよい。
サイドガイド2を構成する平行ガイド部20は、図示しないモータ・減速機・スクリューシャフト等からなる駆動手段によってパスラインに向けて対称に移動可能(接近・離間可能)であり、この移動機構により材料毎に設定された待機開度に移動できるようになっている。さらに、平行ガイド部20は、第2の駆動手段である油圧シリンダ5(ショートストロークシリンダ)によって鋼帯幅方向に移動可能であり、この油圧シリンダ5によって平行ガイド部20の開度を任意に変えられるようにしてある。これにより、例えば、平行ガイド部20の開度を鋼帯先端部位置に応じた目標開度に段階的に変えることができる。
各油圧シリンダ5にはそれぞれ位置検出器6が設けられ、この位置検出器6によって各シリンダロッド50のストローク位置、すなわち平行ガイド部20の開度が検出可能であり、その検出信号がコントローラ4に供給されるようになっている。各油圧シリンダ5は、サーボ弁7を介して供給される油圧によって駆動する。
サイドガイド2の上流側の位置(好ましくはサイドガイド2の入口近傍の上流位置)には、仕上げ圧延機側から搬送されてきた鋼帯Sの先端部のオフセンター量x及び浮き上がり量yを計測する計測手段3が設置されている。この計測手段3によって、鋼帯先端部に発生しているオフセンター量xと浮き上がり量yが検出され、それに応じた信号がコントローラ4に供給される。
なお、計測手段3の設置位置は、計測手段3による鋼帯先端部の検出に基づいたサイドガイド2の開度調整(制御)が間に合う限度で、サイドガイド2の入口に可能な限り近い上流位置とすることが好ましい。
計測手段3としては、任意の方式のものを用いることができ、例えば、板道(パスライン)下方に光源を配し、板道上方に検出部である複数台のCCDカメラ(鋼帯先端部のオフセンター及び浮き上がりの程度に関わりなく、少なくとも鋼帯両エッジ部を撮影できる複数台(例えば4台)のCCDカメラ)を配した計測手段を用いることができる。この計測手段は、通板する鋼帯に対して下方の光源からの光を当て、この光を鋼帯が遮る様子を上方のCCDカメラで撮影し、この画像からステレオ視の原理により鋼帯のエッジ部の位置(板幅方向及び高さ方向の位置)を求め、このエッジ部の位置情報を総合して鋼帯先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yを算出するものである。
なお、計測手段3としては、オフセンター量xと浮き上がり量yを別々の検出機構(検出器)で検出するものを用いてもでもよい。
コントローラ4は、計測手段3から送られてきた信号に基づきオフセンター量xと浮き上がり量yの和を計算するとともに、その値を予め設定されている閾値と比較し、その値が閾値を超えたときに、油圧シリンダ5を制御してサイドガイド2の待機開度を広げる機能を有する。また、それ以外の場合を含めて、コントローラ4は、位置検出器6からの検出信号に基づき油圧シリンダ5のストロークを制御し、サイドガイド2の開度を制御する機能を有する。
以下、本実施形態の巻取り方法の詳細を図6を参照しながら説明する。
サイドガイド2の開度は、予め材料(鋼帯)毎に設定されている(鋼帯の材質、板厚、板幅などによって通板安定性が異なるので、それに応じて基本の待機開度が設定されている)ので、巻取りを行う鋼帯Sに応じて、平行ガイド部20が駆動手段により設定された開度に移動され、基本の待機開度の状態にしてある。
鋼帯Sは、図示しない仕上げ圧延機からローラテーブルを介してサイドガイド2に向けて搬送され、その鋼帯先端部が計測手段3を通過する際に、計測手段3によりオフセンター量xと浮き上がり量yが測定され、それに応じた信号がコントローラ4に供給される。コントローラ4は、その信号をもとに、鋼帯Sの先端部がサイドガイド2に衝突するおそれがあると判定されるときに、サイドガイド2(平行ガイド部20)の待機開度を予め設定されている開度(上述した基本の待機開度)から広げ、その待機開度のサイドガイド2に鋼帯Sを進入させる。
図6に示すように、本実施形態のコントローラ4は、計測手段3からの上記信号に基づきオフセンター量xと浮き上がり量yの和を算出するとともに、この値(x+y)を閾値と比較し、この値が閾値を超えている(x+y>閾値)ときに、鋼帯先端部がサイドガイド2に衝突するおそれがあると判定し、サイドガイド2(平行ガイド部20)の待機開度を予め設定されている開度(上述した基本の待機開度)から広げるよう各油圧シリンダ5(サーボ弁7)に制御信号を出し、これにより油圧シリンダ5はサイドガイド2(平行ガイド部20)の開度を広げ、鋼帯先端部がサイドガイド2に衝突するおそれのない待機開度にする。そして、この待機開度のサイドガイド2に鋼帯Sを進入させる。一方、値(x+y)が閾値以下(x+y≦閾値)ときには、サイドガイド2(平行ガイド部20)の開度を広げることなく、基本の待機開度のまま維持し、この待機開度のサイドガイド2に鋼帯Sを進入させる。
なお、上記のようにコントローラ4からの信号でサイドガイド2(平行ガイド部20)の待機開度を予め設定されている開度(上述した基本の待機開度)から広げる場合、広げる開度(間隔)は材料毎に予め設定した開度(間隔)とするのが望ましいが、計測機器と巻取り機の位置関係が近いために油圧の動作速度が間に合わない場合には、広げる開度を予め設定することなく、開指令(開度を広げる信号)を送り続けるような制御形態としてもよい。また、上記のようにコントローラ4からの信号でサイドガイド2の開度を広げるタイミングは、計測手段3で計測した鋼帯先端部の通過時刻と鋼帯の通板速度に基づき制御される。
以上のようにオフセンター量xと浮き上がり量yの計測結果に基づいてサイドガイド2の待機開度を調整する(設定する)ことにより、鋼帯Sがサイドガイド2に衝突することを防止でき、ミスロール発生頻度を抑えることができる。
鋼帯Sの先端部がサイドガイド2に進入した後は、所定のタイミングでサイドガイド2の開度を狭める制御を行う。その方法は任意であるが、上述したように鋼帯先端部がサイドガイド2に衝突することを防止するためにサイドガイド2の待機開度を予め設定されている開度(上述した基本の待機開度)から広げ、その待機開度のサイドガイド2に鋼帯Sを進入させた場合には、以下のような2段階でサイドガイド2の開度を狭める方法が好ましい。
上述したように鋼帯先端部がサイドガイド2に衝突することを防止するためにサイドガイド2の待機開度を予め設定されている開度(上述した基本の待機開度)から広げ、その待機開度のサイドガイド2に鋼帯Sを進入させた場合、コントローラ4から、サイドガイド2の各油圧シリンダ5に第1段階のショートストローク信号が出力され、これによりサイドガイド2の間隔を狭めて予め材料毎に設定された待機開度(上述した基本の待機開度)、すなわち板幅W+予め材料毎に設定された開度分とする。この場合、例えば、ピンチロール前に設置しているHMDセンサのオン信号をもってサイドガイド2に鋼帯Sが進入したことを検出し、この検出のタイミングでサイドガイド2の間隔を狭める。次いで、鋼帯先端部がマンドレルに巻き付き開始したとき(例えば、マンドレルのトルクが閾値を超えたとき)に、コントローラ4からサイドガイド2の各油圧シリンダ5に第2段階(最終段階)のショートストローク信号が出力され、これによりサイドガイド2の間隔をさらに狭めて通常運転状態のサイドガイド2の開度(板幅W+予め材料毎に設定された開度分)、例えば、サイドガイド2と鋼帯Sとの片側の隙間を0~10mmとする。
なお、サイドガイド2の開度を広げることなく、基本の待機開度のまま維持し、この待機開度のサイドガイド2に鋼帯Sを進入させた場合には、当然のことながら、上記第2段階の開度調整(開度を狭める)のみが行われる。
上記のような2段階でのサイドガイド2の開度調整(ショートストロークによる開度調整)は、待機状態から第1段階、第1段階から第2段階のそれぞれの間に滑らかに開度(間隔)を変化させて鋼帯Sに当てながら所定の位置に鋼帯Sを案内することが好ましく、短時間で開度(間隔)を変化させるようにすることもできる。このようにサイドガイド2の開度調整を「待機状態から第1段階まで」と「第1段階から第2段階まで」の2段階のショートストロークに分けて実施することにより、鋼帯先端部がピンチロール11に噛み込まれる(すなわち巻取り開始される)までの間に、鋼帯Sのサイドガイド通過を円滑に行いながら、鋼帯Sを所定の位置に案内することができ、換言すると鋼帯Sの位置決めを素早く且つ正確に実施することができ、これによりダウンコイラー10に巻き取る際のテレスコープ発生を低減できる。
なお、鋼帯端部の塑性変形等による品質欠陥の発生を防止するために、各油圧シリンダ5への供給圧力を鋼帯Sの板厚、強度、板幅等の条件に応じて変更することが好ましい。
通常の巻取り設備Aでは、特許文献1,2に示されるように、ライン方向で複数基の巻取り機1が設置され、それらを順に切り替えて鋼帯Sの巻取りを行うが、このような巻取り設備Aにおいて、本発明の巻取り方法は、いずれの巻取り機1を用いる場合にも適用することができる。
A 巻取り設備
1 巻取り機
2 サイドガイド
3 計測手段
4 コントローラ
5 油圧シリンダ
6 位置検出器
7 サーボ弁
10 ダウンコイラー
11 ピンチロール
20 平行ガイド部
21 ベルマウスガイド部
50 シリンダロッド
S 鋼帯

Claims (6)

  1. 巻取り機(1)の上流側にサイドガイド(2)が設置された巻取り設備における鋼帯の巻取り方法であって、
    サイドガイド(2)の上流側で鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yを計測し、該鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和が閾値を超えたときに、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げ、その待機開度のサイドガイド(2)に鋼帯(S)を進入させることを特徴とする鋼帯の巻取り方法。
  2. サイドガイド(2)は、平行ガイド部(20)と、該平行ガイド部(20)の入側にベルマウスガイド部(21)を有するサイドガイドであることを特徴とする請求項1に記載の鋼帯の巻取り方法。
  3. 鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの計測結果に基づき、サイドガイド(2)に鋼帯(S)が進入する前に、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げた場合において、
    鋼帯(S)の先端部がサイドガイド(2)に進入したときに、サイドガイド(2)の開度を、鋼帯(S)を進入させる際に予め設定されている前記開度まで狭め、その後、鋼帯(S)の先端部が巻取り機(1)を構成するマンドレルに巻き付き開始したときに、サイドガイド(2)の開度を通常運転状態の開度まで狭めることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼帯の巻取り方法。
  4. 巻取り機(1)の上流側にサイドガイド(2)が設置された巻取り設備であって、
    サイドガイド(2)の上流側で鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yを計測する計測手段(3)と、
    該計測手段(3)により計測された鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの和が閾値を超えたときに、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げるように制御するコントローラ(4)を備えることを特徴とする鋼帯の巻取り設備。
  5. サイドガイド(2)は、平行ガイド部(20)と、該平行ガイド部(20)の入側にベルマウスガイド部(21)を有するサイドガイドであることを特徴とする請求項4に記載の鋼帯の巻取り設備。
  6. コントローラ(4)は、
    鋼帯(S)の先端部のオフセンター量xと浮き上がり量yの計測結果に基づき、サイドガイド(2)に鋼帯(S)が進入する前に、サイドガイド(2)の待機開度を予め設定されている開度から広げた場合において、
    鋼帯(S)の先端部がサイドガイド(2)に進入したときに、サイドガイド(2)の開度を、鋼帯(S)を進入させる際に予め設定されている前記開度まで狭め、その後、鋼帯(S)の先端部が巻取り機(1)を構成するマンドレルに巻き付き開始したときに、サイドガイド(2)の開度を通常運転状態の開度まで狭めることを特徴とする請求項4又は5に記載の鋼帯の巻取り設備。
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