JP7290021B2 - アイアン型ゴルフクラブヘッド及びアイアン型ゴルフクラブセット - Google Patents

アイアン型ゴルフクラブヘッド及びアイアン型ゴルフクラブセット Download PDF

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Description

本発明は、飛距離性能に優れたアイアン型ゴルフクラブヘッド及びアイアン型ゴルフクラブセットに関する。
下記特許文献1には、ヘッド本体のソールに重量物が取り付けられたアイアン型ゴルフクラブヘッドが記載されている。前記重量物は、ソールをトウ・ヒール方向に延びている。また、前記重量物は、ソールとバック部とに跨って配置されたトウ側の第1部分と、ソールのみに配置されたヒール側の第2部分とを一体に具える。この種のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、低いヘッド重心及び大きな重心深度を提供する。
特開2018-471号公報
一般に、アイアン型ゴルフクラブヘッドでは、フェースのスイートスポットでゴルフボールを打撃すると、大きな飛距離が得られる。「スイートスポット」は、ヘッド重心からフェースに下ろした垂線がフェースに交差する点である。一方、多くのゴルファは、視覚的に分かりやすいフェースライン(スコアラインとも呼ばれる)のトウ・ヒール方向の中間位置での打撃を試みる。また、アイアン型ゴルフクラブヘッドでは、地面に直に置かれたボールを打撃することが多い。したがって、アイアン型ゴルフクラブヘッドの飛距離性能を高めるには、スイートスポットをフェースラインの前記中間位置に近づけ、かつ、スイートスポットを低くすることが重要である。
一方、アイアン型ゴルフクラブヘッドは、重量の大きいホーゼル部を有するため、ヘッド重心は、トウ・ヒール方向において、フェースラインの前記中間位置よりもヒール側に位置する。したがって、飛距離性能に優れたアイアン型ゴルフクラブヘッドを提供するためには、ヘッド重心をできるだけトウ側に寄せるような設計が必要である。
ここで、ヘッド重心をトウ側に寄せるためには、トウ側に大きな重量物を配置することになる。しかしながら、一般に、アイアン型ゴルフクラブヘッドの場合、ソールの形状がトウ側に向かうほど上方に向かって延びるように形成されている。このため、重量物をできるだけトウ側に配置しようとすると重量物が高い位置に配置されることとなり、ひいては、ヘッド重心が高くなり、スイートスポットも高くなるという問題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ヘッド重心を低く維持しながら、ヘッド重心を深く、かつ、トウ側に位置させることが可能なアイアン型ゴルフクラブヘッド及びアイアン型ゴルフクラブセットを提供することを主たる課題としている。
本発明は、トウ・ヒール方向に延びるフェースラインが設けられたフェースを有するアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、ヘッド本体と、前記ヘッド本体のソール部に固着され、かつ、トウ・ヒール方向に延びる外部重量物とを含み、前記外部重量物の比重は、前記ヘッド本体の比重よりも大きく、前記外部重量物の重心は、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置よりもトウ側に位置し、前記外部重量物は、ヘッド前後方向の幅が大きい幅広部と、前記幅広部よりもヘッド前後方向の幅が小さい幅狭部とを含み、前記幅広部は、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置よりもトウ側に位置し、前記幅狭部は、前記幅広部よりもヒール側に位置し、前記幅広部は、前記フェース側をリーディングエッジに沿って延びる第1エッジを有し、前記幅狭部は、前記フェース側を前記リーディングエッジに沿って延びる第2エッジを有し、前記第1エッジは前記第2エッジよりも前記フェース側に位置する、アイアン型ゴルフクラブヘッドである。
本発明の他の態様では、前記幅広部は、トウ・ヒール方向において、前記フェースラインの最もトウ側端の位置を含むように配されても良い。
本発明の他の態様では、前記幅狭部は、トウ・ヒール方向において、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置を含むように配されても良い。
本発明の他の態様では、前記フェースラインの最もトウ側端の位置における前記幅広部の前記幅は、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置における前記幅狭部の前記幅の1.35倍以上とされても良い。
本発明の他の態様では、前記フェースラインの最もトウ側端の位置における前記幅広部の前記幅は、23mm以上とされても良い。
本発明の他の態様では、前記ヘッド本体と前記外部重量物との間に、前記外部重量物よりも比重の大きい内部重量物が配置されており、前記内部重量物の重心は、トウ・ヒール方向において、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置よりトウ側に位置しても良い。
本発明の他の態様では、スイートスポット高さが19mm未満であり、重心深度が8mm以上であり、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置とスイートスポットとの間のトウ・ヒール方向の距離が4mm未満であるように構成されても良い。
本発明の他の態様は、ロフト角が異なる複数のアイアン型ゴルフクラブを含むアイアン型ゴルフクラブセットであって、前記複数のアイアン型ゴルフクラブのそれぞれは、上記のいずれかに記載されたアイアン型ゴルフクラブヘッドを具えており、前記ロフト角が小さいアイアン型ゴルフクラブほど、前記外部重量物の重心と、前記アイアン型ゴルフクラブヘッドの前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置との間のトウ・ヒール方向の距離が大きいアイアン型ゴルフクラブセットである。
本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、前記ヘッド本体のソール部をトウ・ヒール方向に延びる外部重量物とを含み、前記外部重量物の比重は、前記ヘッド本体の比重よりも大きく構成されている。したがって、本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、低いヘッド重心を提供することができる。低いヘッド重心は、スイートスポットの位置を下げる。上述の通り、アイアン型ゴルフクラブヘッドでは地面に直に置かれたボールを打撃することが多いため、スイートスポットの位置が低くなることにより、フェース上の打点にスイートスポットが近づくこととなる。これは、打撃されたゴルフボールの飛距離を増大させるのに役立つ。また、通常、地面に直に置かれたボールを打撃する場合、アイアン型ゴルフクラブヘッドの構造上、スイートスポットはフェース上の打点よりも上側にある。そのため、スイートスポットの位置が低くなりスイートスポットが打点に近づくことによって、ボール打撃時にフェースが下を向く方向へのヘッドの回転が抑制され、ボールの打ち出し角の低下を抑制することができる。これも、打撃されたゴルフボールの飛距離を増大させるのに役立つ。
また、前記外部重量物は、ヘッド前後方向の幅が大きい幅広部と、前記幅広部よりもヘッド前後方向の幅が小さい幅狭部とを含む。前記幅広部は、フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置よりもトウ側に位置し、前記幅狭部は、前記幅広部よりもヒール側に位置する。このようなアイアン型ゴルフクラブヘッドでは、ヘッド重心をトウ側に寄せることができる。したがって、本発明のアイアン型ゴルフヘッドでは、スイートスポットが、トウ・ヒール方向において、ゴルファの通常の打撃位置となるフェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置に近づくので、打球の飛距離がさらに増大する。
さらに、前記幅広部は、フェース側をリーディングエッジに沿って延びる第1エッジを有し、前記幅狭部は、フェース側をリーディングエッジに沿って延びる第2エッジを有し、前記第1エッジは前記第2エッジよりもフェース側に位置する。したがって、ソール部のトウ側では、ソール部のヘッド前後方向の広い範囲に前記幅広部を配置できる。これにより、ヘッドのトウ側により多くの重量を配分できるため、ヘッド重心を、さらにトウ側に寄せるのに貢献する。また、前記ソール部のヒール側では、前記ソール部のヘッド後方側により多くの重量を配分することができる。これにより、ヘッド重心がヘッド後方に移動し、大きな重心深度を提供する。
以上のように、本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド重心を低く維持しながら、ヘッド重心を深く、かつ、トウ側に位置させることができる。
本発明の一実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの正面図である。 図1のアイアン型ゴルフクラブヘッドの背面図である。 図1のアイアン型ゴルフクラブヘッドの底面図である。 (A)及び(B)は、それぞれ、図1のアイアン型ゴルフクラブヘッドの位置C及び位置P1の断面図である。 本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの正面側から見た分解斜視図である。 本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドのソール部側から見た分解斜視図である。 (A)及び(B)は、アイアン型ゴルフクラブヘッドの正面図及び断面図である。 (A)~(C)は、本実施形態のアイアン型ゴルフクラブセットのトウ側から見た部分側面図である。 (A)~(C)は、本実施形態のアイアン型ゴルフクラブセットの部分正面図である。 アイアン型ゴルフクラブヘッドの基準状態を説明するためのアイアン型ゴルフクラブヘッドの概略斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1~3は、本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の正面図、背面図及び底面図をそれぞれ示している。図4(A)及び(B)は、図1の位置P1及び位置Cの断面図をそれぞれ示している。図5及び図6は、図1のヘッド1の分解斜視図が示されている。
[基準状態]
本明細書において、ヘッド1の「基準状態」とは、図10に概念的に示されるように、ヘッド1のフェース2に形成されたフェースライン7が、水平面HPに平行とされた状態で、ヘッド1が水平面HP上に載置された状態である。基準状態では、ヘッド1のシャフト差込穴8の中心軸線CL(クラブシャフトの軸線)が基準垂直面VP内に配される。基準垂直面VPは、水平面HPに対して垂直な平面である。この基準状態において、フェースライン7は、水平面HPに平行であり、かつ、基準垂直面VPに平行である。本明細書及び特許請求の範囲において、特に言及されていない場合、ヘッド1は、基準状態に置かれているものとして、各部の構成が説明されている。
[ヘッドの方向]
図10を参照して、ヘッド1の前側は、基準状態において、ボールを打撃するフェース2の側を意味する。ヘッド1の後側又は背面側は、その反対側を意味する。また、図10において、x軸はヘッド前後方向を示す。y軸は、ヘッド1のトウ・ヒール方向を示し、これは、ヘッド前後方向と直交する水平な方向を意味する。ヘッド1の「上側」及び「下側」は、基準状態での「上側」及び「下側」をそれぞれ意味し、z軸はヘッド上下方向を示す。ゴルフ業界の慣習に鑑み、ゴルフクラブヘッドの「下面」は、「底面」、「ソール」又は「ソール面」と呼ばれることもある。なお、図10において、αはライ角、βはロフト角をそれぞれ示している。
[ヘッドの基本形状]
図1~6に示されるように、本実施形態のヘッド1は、典型的なアイアン型の形状を有し、フェース2、トップ3、ソール部4、トウ5、ホーゼル6及びバック部9を含んでいる。
フェース2は、ボールを打撃する実質的に平坦な面である。フェース2には、ボールとの摩擦を高めるために、複数本のフェースライン7が設けられている。これらのフェースライン7は、互いに平行に、ヘッド1のトウ・ヒール方向yに延びている。
トップ3は、フェース2の上縁から後方にのびているヘッド1の上面部分である。
ソール部4は、図3に示されるように、ヘッド底面視において、リーディングエッジLeとトレーリングエッジTeで挟まれた部分とされる。リーディングエッジLeは、ヘッド横断面(前記基準垂直面VP及び前記水平面HPにともに直交する横断面であり、以下同様である。)において、フェース2と、ソール部4とが交差する部分であり、最もヘッド前方に位置する。トレーリングエッジTeは、前記ヘッド横断面において、ソール部4とバック部9とが交差する位置である。外観上、この位置が明瞭なエッジによって識別しうる場合には、トレーリングエッジTeは当該エッジとされる。一方、上記位置が外観上明瞭ではない場合には、ソール部4の曲率半径をリーディングエッジLe側からヘッド後方に向かって測定し、前記曲率半径が初めて15mm以下となる位置をトレーリングエッジTeとして定め得る。
バック部9は、ソール部4のトレーリングエッジTeから上部に延びる部分である。
トウ5は、ホーゼル6から最も離れた部分であり、トップ3とソール部4との間を滑らかに接続している。
ホーゼル6は、クラブシャフト(図示省略)が差し込まれるシャフト差込穴8(図10に示す)を有する部分であり、例えば、筒状に構成されている。シャフト差込穴8の中心軸線CLは、クラブシャフト(図示省略)がそこに固着されたときに、クラブシャフトの軸線に本質的に一致する。
本実施形態のゴルフクラブヘッド1は、図4~図6に良く表わされるように、ヘッド本体10及び外部重量物20を含んで構成されている。
[ヘッド本体]
ヘッド本体10は、ゴルフクラブヘッド1の主要部を構成するもので、本実施形態では、フェース2、トップ3、ソール部4、トウ5、ホーゼル6及びバック部9を含んでいる。ヘッド本体10は、例えば、金属材料で構成されている。
好ましい態様として、図5及び6に示されるように、ヘッド本体10は、フェースプレート12と、フェース受け部14とを含む。本実施形態では、フェースプレート12及びフェース受け部14とは、互いに異なる金属材料で構成されている。
フェースプレート12は、例えば、ゴルフクラブヘッド1を構成する金属材料の中で最も小さい比重を有する金属材料で構成されている。好ましい態様では、フェースプレート12には、比重が4.5以下の比強度に優れたチタン合金が採用され得る。これは、ヘッド重心を調整するための重量マージンを生み出す他、ヘッド重心をより後方かつ下方に位置させるのに役立つ。
フェース受け部14は、トップ3、ソール部4及びトウ5で囲まれた前後に貫通する開口部Oを有している。フェース受け部14は、開口部Oの周りに、フェースプレート12の周縁部が固着されるフェース取付部16が設けられている。フェース取付部16にフェースプレート12が固着されることにより、開口部Oは閉じられる。フェースプレート12とフェース受け部14とは、例えば、溶接、ろう付け、接着剤又はカシメ等の接合手段によって一体に固着される。フェース受け部14は、さらに、ホーゼル6を一体に具えている。
フェース受け部14は、例えば、フェースプレート12よりも大きな比重を有する金属材料で構成される。好ましい態様では、フェースプレート12は、基本的な強度と良好な加工性を具える金属材料として、鉄基合金、とりわけ、ステンレス又は炭素鋼などが用いられる。これらの比重は、7.0を超えるもので、好ましくは、7.5以上とされる。このように、フェース受け部14が、フェースプレート12よりも高い比重の金属材料で構成された場合、ヘッド重心は、より後方にかつより下方に位置することが可能である。代替的に、本発明の他の態様では、ヘッド本体10は、1種類又は3種類以上の材料で構成されても良い。
1種類の材料で構成されたヘッド本体10は、典型的には、フェースプレート12とフェース受け部14とが別部材ではなく、これらが一体的に一つの部材で作られた1ピース構造のヘッド本体10である。他の例として、ヘッド本体10は、例えば、同一の材料からなるフェースプレート12及びフェース受け部14が一体に固着されたマルチピース構造であっても良い。また、3種類以上の材料で構成されたヘッド本体10としては、例えば、フェース受け部14を2以上の部材で構成し、フェースプレート12と一体に固着したマルチピース構造が挙げられる。この場合、フェースプレート12及びフェース受け部14を構成する各部材が、互いに異なる3種類以上の材料で形成される。
図4及び図6に示されるように、ヘッド本体10(より詳しくは、フェース受け部14)のソール部4には、例えば、凹部18が設けられている。この凹部18には、外部重量物20が配置されている。図3及び図4から明らかなように、外部重量物20は、ソール部4の外面の一部を構成するように、ヘッド外部に露出している。
[外部重量物]
外部重量物20は、ソール部4をトウ・ヒール方向に延びており、例えば、図5に示されるように、略一定の厚さで形成されている。また、外部重量物20は、例えば、金属材料であって、ヘッド本体10よりも大きい比重を有する。したがって、外部重量物20は、ヘッド重心を外部重量物20の重心位置に近づけるのに役立つ。また、外部重量物20は、ソール部4において、ヘッド外部に露出するように配されているため、低いヘッド重心を提供するのにも役立つ。ここで、ヘッド本体10が1種類の材料から構成されている場合、ヘッド本体10の比重は、当該材料の比重を意味する。一方、ヘッド本体10が比重の異なる複数の材料を組み合わせて構成されている場合、ヘッド本体10の比重は、各材料の比重を、各材料が構成している部材の体積で重み付けした加重平均値として特定される。
好ましい態様では、外部重量物20は、W、Ni及びFeを含むタングステン・ニッケル・鉄合金で構成されても良い。上記合金は、例えば、その化学成分中、Feに対するWの割合を高めることによって、より大きな比重とされる。一方、上記合金は、Feを含有するため、軟鉄やステンレス等の鉄基合金からなるヘッド本体10との溶接固着が可能である。本実施形態の外部重量物20は、ヘッド本体10と溶接可能な範囲でWの割合が高められている。外部重量物20の比重は、ヘッド本体10のそれよりも大きければ特に限定されないが、好ましくは8.0以上、より好ましくは9.0以上とされる。
図1及び図3に示されるように、外部重量物20の重心g1は、ヘッド1のフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cよりもトウ側に位置する。
ここで、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cは、トウ・ヒール方向yにおいて、フェースライン7の最もトウ側端の位置P1及び最もヒール側端の位置P2からそれぞれ等距離の位置である。図3から明らかなように、本実施形態の外部重量物20は、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cを横切るように延びている。なお、図1に符号FCで示されているのは、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cにおけるフェース2の上下方向の中間位置であるフェースセンターである。
外部重量物20を上述のように形成することにより、ヘッド重心を、低い位置でかつヘッド1のトウ側に寄せることができる。低いヘッド重心は、フェース2のスイートスポットの位置を下げる。上述の通り、アイアン型ゴルフクラブヘッドでは地面に直に置かれたボールを打撃することが多いため、スイートスポットの位置が低くなることにより、フェース20上の打点にスイートスポットが近づくこととなる。これは、打撃されたゴルフボールの飛距離を増大させるのに役立つ。また、通常、地面に直に置かれたボールを打撃する場合、アイアン型ゴルフクラブヘッドの構造上、スイートスポットはフェース20上の打点よりも上側にある。そのため、スイートスポットの位置が低くなりスイートスポットが打点に近づくことによって、ボール打撃時にフェースが下を向く方向へのヘッドの回転が抑制され、ボールの打ち出し角の低下を抑制することができる。これも、打撃されたゴルフボールの飛距離を増大させるのに役立つ。また、ヘッド重心をトウ側に寄せることで、トウ・ヒール方向において、スイートスポットがフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置C(これは、ゴルファの多くが打撃を試みる位置である)に近づき、ひいては、打球の飛距離がさらに増大する確率が増す。
上述のような外部重量物20の重心g1の位置を得るために、外部重量物20は、図3に示されるように、ヘッド前後方向xの幅(例えば、W1)が大きい幅広部22と、幅広部22よりもヘッド前後方向の幅(例えば、W2)が小さい幅狭部24とを含む。
本実施形態では、幅広部22と幅狭部24との間には、これらの境界を画定するような段差部26が設けられている。この段差部26は、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cよりもトウ側において、例えば、ヘッド前後方向xに延びている。
本実施形態の外部重量物20では、幅広部22は、幅狭部24よりも大きな重量を持つ。幅広部22は、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cよりもトウ側に位置し、かつ、幅狭部24は、幅広部22よりもヒール側に位置する。これにより、外部重量物20は、ヘッド1のヒール側よりもトウ側により大きな重量を配分できる。
幅広部22は、フェース2側をリーディングエッジLeに沿って延びる第1エッジ22aを有する。同様に、幅狭部24は、フェース2側をリーディングエッジLeに沿って延びる第2エッジ24aを有する。
本実施形態のヘッド1では、第1エッジ22aは第2エッジ24aよりもフェース2側に位置している。このため、ソール部4のトウ側では、ソール部4のヘッド前後方向xのより広い範囲に幅広部22を配置することができる。これにより、ヘッド1のトウ側かつ低い位置により多くの重量を配分することを可能にする。一方、幅狭部24の第2エッジ24aは、幅広部22の第1エッジ22aよりもヘッド後方に位置するので、ソール部4のヒール側では、ヘッド後方側に集中的に多くの重量を配分することができる。これらの作用により、本実施形態のヘッド1では、ヘッド重心を低く、かつ、トウ側に位置させることができ、ひいては、飛距離性能に優れたヘッド1を提供できる。
なお、外部重量物20の幅広部22によってヘッド重心はトウ側に移動するものの、ヘッド重心をフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cよりもトウ側に位置させることは、慣例的なアイアン型ヘッドの形状においてヘッド重心を低く維持することを前提とする限り困難である。本実施形態では、ヘッド重心はフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cに近づくが、それでもまだこの中間位置Cよりはヒール側に位置する態様が示されている。
好ましい態様では、図3に示されるように、幅広部22は、トウ・ヒール方向yにおいて、フェースライン7の最もトウ側端の位置P1を含むように配される。より好ましくは、外部重量物20のトウ側の端部20tは、フェースライン7の最もトウ側端の位置P1をトウ側に越えて位置する。これにより、ソール部4のトウ側に、さらに多くの重量が配分される。
好ましい態様では、幅狭部24は、トウ・ヒール方向yにおいて、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cを含むように配される。より好ましくは、幅狭部24は、前記中間位置Cを横切るように配されている。これにより、ソール部4のフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cよりもヒール側では、ヘッド後方にさらに多くの重量が配分される。なお、外部重量物20のヒール側の端部20hは、フェースライン7の最もヒール側端の位置P2をヒール側に越えて位置する。
好ましい態様では、フェースライン7の最もトウ側端の位置P1における幅広部22の幅W1は、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cにおける幅狭部24の幅W2の1.35倍以上、より好ましくは1.40倍以上、さらに好ましくは1.50倍以上とされる。これにより、ヘッド重心をよりトウ側に位置させることができる。
好ましい態様では、ヘッド重心をよりトウ側に位置させるために、フェースライン7の最もトウ側端の位置P1における幅広部22の幅W1は23mm以上、より好ましくは25mm以上、さらに好ましくは26mm以上とされる。幅W1の上限は、特に限定されないが、ソール部4のトウ側のヘッド前後方向xの幅の範囲で適宜定められれば良い。
図2に示されるように、外部重量物20は、ヘッド1の後方に、第3エッジ20eを有する。第3エッジ20eは、トレーリングエッジTeに沿って、トウ・ヒール方向に延びている。より具体的には、第3エッジ20eは、例えば、トレーリングエッジTeよりも上方で、トウ・ヒール方向に延びている。また、外部重量物20の第3エッジ20eは、トウ・ヒール方向yにおいて、トレーリングエッジTeに沿って滑らかに延びている。また、外部重量物20のトウ側の端部20tは、トウ側により多くの重量を配分するために、トウ5の輪郭形状に沿ってやや上方に向かって延びて終端している。
好ましい態様では、ヘッド重心をより低く維持するために、外部重量物20の水平面HPからの最大高さhは、好ましくは、フェースの最大高さHの35%以下、より好ましくは、30%以下とされる。
好ましい態様では、図5及び図6に示されるように、ヘッド本体10と外部重量物20との間に、内部重量物30が配置されても良い。
[内部重量物]
本実施形態において、内部重量物30は、例えば、図4(A)に示されるように、ヘッド外部からは見えないように、ヘッド本体10(の凹部18)と外部重量物20とで挟持されている。好ましい態様では、図4(A)及び図6に示されるように、ヘッド本体10の凹部18は、内部重量物30を収容するために、凹み深さが局部的に大きく形成された第1凹部18aと、内部重量物30を収容しない第2凹部18bとを含む。第2凹部18bは、第1凹部18aよりも凹み深さが浅く形成されており、この第2凹部18bは、図4(B)に示されるように、外部重量物20と実質的に接触している。
内部重量物30は、外部重量物20よりも比重の大きい金属材料で構成される。好ましい態様では、内部重量物30は、例えば、外部重量物20と同様にタングステン・ニッケル・鉄合金で構成される。内部重量物30の比重は、特に限定されるものではないが、好ましくは11.0以上、より好ましくは12.0以上の範囲とされる。内部重量物30の比重の上限値は、上記のいずれかの下限値との組み合わせにおいて、好ましくは18.5以下とされる。本実施形態の内部重量物30には、ヘッド本体10と溶接できない程度までWの割合を高めて高比重化された上記合金が用いられている。
図3に示されるように、内部重量物30の重心g2は、トウ・ヒール方向yにおいて、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cよりトウ側に位置する。このような態様は、ヘッド重心をさらにヘッド1のトウ側に位置させるのに役立つ。特に好ましい態様として、本実施形態の内部重量物30は、その全体が、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cよりもトウ側に配置されている。
好ましい態様では、図6に示されるように、内部重量物30には、貫通孔32が形成されている。また、この貫通孔32に対応するように、ヘッド本体10の第1凹部18aには、凸部19が形成されている。したがって、内部重量物30を第1凹部18aにセットすると、その貫通孔32には、凸部19が差し込まれる。これにより、内部重量物30は、凹部18の表面との接触のみならず、その貫通孔32が凸部19と係合することで、位置決めが確実になされる。
好ましい態様では、貫通孔32と凸部19との間に、内部重量物30をヘッド本体10に固定するための溶接ビード(図示省略)が配置されても良い。このような溶接ビードは、貫通孔32と凸部19との間に形成される隙間を埋め、両者の相対的な移動を、摩擦の作用又は機械的な係合によって拘束する。溶接ビードは、流動性を有する溶融金属が固化したもので、本実施形態では凸部19を構成している金属材料(即ち、ヘッド本体10を形成している金属材料)と溶融・一体化することができる。したがって、ヘッド本体10に対する内部重量物30(これは、ヘッド本体10に溶接できない)の振動が抑えられ、この内部重量物30の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
[ヘッドのスペック等]
本実施形態のヘッド1は、上述の構成により、ヘッド重心を低く維持しながら、ヘッド重心を深く、かつ、トウ側に位置させることが可能である。好ましい例では、図7(A)及び(B)を参照して、スイートスポット高さSSHが19mm未満、重心深度SSDが8mm以上、及び、スイートスポットSSとフェースライン7(図1に示すが、図7(A)では省略されている。)のトウ・ヒール方向yの中間位置Cとの間のトウ・ヒール方向の距離SSXが4mm未満とされることが望ましい。
ここで、スイートスポット高さSSHは、図7(B)に示されるように、水平面HPからスイートスポットSSまでの垂直高さである。また、重心深度SSDは、図7(B)に示されるように、フェース2からヘッド重心Gまでの最短距離である。さらに、フェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置CとスイートスポットSSとの間のトウ・ヒール方向の距離SSXは、図7(A)に示されるように、フェースライン7のトウ・ヒール方向の中間位置Cを基準として、ヒール側をプラス(+)、トウ側をマイナス(-)として表示される。
[アイアン型ゴルフクラブセット]
本発明の他の態様では、図8(A)~(C)に示されるように、ロフト角βが異なる複数のアイアン型ゴルフクラブ(以下、単に「ゴルフクラブ」ということがある。)100からなるアイアン型ゴルフクラブセット(以下、単に「セット」ということがある。)が提供される。
図8の(A)~(C)には、本実施形態のセットに含まれるゴルフクラブ100(100a、100b及び100c)の基準状態のトウ側から見た側面図を示す。また、図9の(A)~(C)には、図8のゴルフクラブ100(100a、100b及び100c)の各ゴルフクラブヘッド1の正面図が示されている。ゴルフクラブ100a、100b及び100cは、連続する番手のゴルフクラブが示されており、ロフト角βに関して、ゴルフクラブ100a<ゴルフクラブ100b<ゴルフクラブ100cの関係となっている。
図8~9に示されるように、本実施形態のセットは、異なるロフト角βのゴルフクラブヘッド1を具えた複数のゴルフクラブ100(100a、100b及び100c)を揃えている。本明細書において、アイアン型ゴルフクラブセットとは、クラブ製造業者からいわゆるセット販売されているか又はセット販売が推奨されている複数のアイアン型ゴルフクラブの群を指す。セットに含まれるゴルフクラブ100は、例えば、デザイン的な統一感が与えられている一方、それぞれの異なるロフト角β等に応じ、クラブ毎に意図された異なる飛距離を打ち分けることができるように構成されている。
セットにおいて、最も小さなロフト角βは、例えば19~27度程度が設定され、最も大きなロフト角βは、例えば44~60度程度に設定される。セット内のゴルフクラブ100によって、広い範囲の飛距離を打ち分けるために、セット内で隣接する番手間のロフト角βの差は、例えば3~10度程度とされるのが望ましい。また、セットに含まれるゴルフクラブ100の合計本数は特に定めないが、例えば、3本以上が望ましく、典型的には5~10本程度で構成されるのが望ましい。
セットに含まれるゴルフクラブ100の複数本は、上述した外部重量物20を具えたヘッド1と、シャフトSとを具える。なお、セット内に、外部重量物20を具えない1以上のゴルフクラブが含まれていても良い。そして、本実施形態のセットでは、ロフト角βが小さいゴルフクラブ100ほど、外部重量物20の重心g1とフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cとの間のトウ・ヒール方向の距離AXが大きく構成されている。
一般に、ロフト角βが小さいゴルフクラブ100(いわゆるロングアイアン)ほど、大きな飛距離が要求されている。したがって、本実施形態のように、ロフト角βが小さいゴルフクラブ100ほど、外部重量物20の重心g1とフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cとの間のトウ・ヒール方向の距離AXを大きく構成することにより、フェース2のスイートスポットSSがフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cに近づき、ひいては、高い反発性能が得られる。
好ましい態様では、上述の構成により、ロフト角βが小さいゴルフクラブ100ほど、スイートスポットSSとフェースライン7のトウ・ヒール方向yの中間位置Cとの間のトウ・ヒール方向の距離SSX(図7(A)に示す)が小さく構成されていることが望ましい。なお、前記距離SSXの絶対値は、好ましくは、上述のとおり、4.0mm未満とされるが、最も小さいもので、1.0mm未満とされるのが望ましい。
以上、本発明の実施形態が、種々説明されたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形することができる。特に、異なる実施形態間において、それぞれの特徴部分を互いに置換することや、転用することが可能であることは言うまでもない。
図1~6に示したアイアン型ゴルフクラブヘッド(ロフト角違いで6種類)が試作され(実施例)、それらのヘッド重心の位置に関連するパラメータが測定された。各ゴルフクラブヘッドの仕様は、表1に示される。
Figure 0007290021000001
表1から明らかなように、実施例のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、いずれもヘッド重心を低く維持しながら、ヘッド重心を深く、かつ、トウ側に位置させることが確認できる。
1 アイアン型ゴルフクラブヘッド
2 フェース
4 ソール部
5 トウ
7 フェースライン
10 ヘッド本体
20 外部重量物
22 幅広部
22a 第1エッジ
24 幅狭部
24a 第2エッジ
30 内部重量物
100 ゴルフクラブ
C フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置
g1 外部重量物の重心
g2 内部重量物の重心

Claims (8)

  1. トウ・ヒール方向に延びるフェースラインが設けられたフェースを有するアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、
    ヘッド本体と、前記ヘッド本体のソール部に固着され、かつ、トウ・ヒール方向に延びる外部重量物とを含み、
    前記外部重量物の比重は、前記ヘッド本体の比重よりも大きく、
    前記外部重量物の重心は、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置よりもトウ側に位置し、
    前記外部重量物は、ヘッド前後方向の幅が大きい幅広部と、前記幅広部よりもヘッド前後方向の幅が小さい幅狭部とを含み、
    前記幅広部は、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置よりもトウ側に位置し、
    前記幅狭部は、前記幅広部よりもヒール側に位置し、
    前記幅広部は、ヘッド底面図において、前記フェース側をリーディングエッジに沿って延びる第1エッジを有し、
    前記幅狭部は、ヘッド底面図において、記フェース側を前記リーディングエッジに沿って延びる第2エッジを有し、
    前記第1エッジは前記第2エッジよりも前記フェース側に位置し、
    前記フェースは、ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線が前記フェースに交差する点であるスイートスポットを有し、
    前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置と前記スイートスポットとの間のトウ・ヒール方向の距離は4mm未満であり、
    ヘッド底面図において、前記幅狭部のヘッド前後方向の幅は、前記外部重量物のヒール側の端から前記幅広部まで連続的に増加する、
    アイアン型ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記幅広部は、トウ・ヒール方向において、前記フェースラインの最もトウ側端の位置を含むように配されている、請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  3. 前記幅狭部は、トウ・ヒール方向において、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置を含むように配されている、請求項2記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  4. 前記フェースラインの最もトウ側端の位置における前記幅広部の前記幅は、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置における前記幅狭部の前記幅の1.35倍以上である、請求項3記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  5. 前記フェースラインの最もトウ側端の位置における前記幅広部の前記幅は、23mm以上である、請求項2ないし4のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  6. 前記ヘッド本体と前記外部重量物との間に、前記外部重量物よりも比重の大きい内部重量物が配置されており、
    前記内部重量物の重心は、トウ・ヒール方向において、前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置よりトウ側に位置する、請求項1ないし5のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  7. スイートスポット高さが19mm未満であり、重心深度が8mm以上である、請求項1ないし6のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  8. ロフト角が異なる複数のアイアン型ゴルフクラブを含むアイアン型ゴルフクラブセットであって、
    前記複数のアイアン型ゴルフクラブのそれぞれは、請求項1ないし7のいずれかに記載されたアイアン型ゴルフクラブヘッドを具えており、
    前記ロフト角が小さいアイアン型ゴルフクラブほど、前記外部重量物の重心と、前記アイアン型ゴルフクラブヘッドの前記フェースラインのトウ・ヒール方向の中間位置との間のトウ・ヒール方向の距離が大きい、
    アイアン型ゴルフクラブセット。
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