JP6393094B2 - アイアン型ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、耐久性能を低下させることなく反発性能を向上させたアイアン型ゴルフクラブヘッドに関する。
従来、優れた打球の反発性能を有するアイアン型ゴルフクラブヘッドが提案されている。例えば、フェース部材と、フェース部材が装着されるフェース取付部を有するヘッド本体とを含むアイアン型ゴルフクラブヘッドが知られている。フェース部材は、フェース取付部と接触する第1部分と、第1部分で囲まれかつフェース取付部と接触していない第2部分とを含み、第2部分は、第1部分よりも小さい厚さを有している。このようなヘッドは、ボール打撃時、第2部分が自由にヘッド背面側に撓み得るため、大きな反発性能が得られる。
しかしながら、上述のヘッドは、優れた反発性能を有するが、第1部分と第2部分との間にクラック等が生じ易く、耐久性能が低いという問題があった。
特開2012−65803号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、フェース部材の形状を改善することを基本として、耐久性能を低下させることなく反発性能を向上させたアイアン型ゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明は、ボールを打撃する面であるフェースを有するフェース部材と、前記フェース部材が装着されるフェース取付部を有するヘッド本体とを含むアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部材は、前記フェースを形成する前面と、その反対側の面である背面と、前記前面から前記背面までの厚さとを有し、前記フェース部材は、前記背面が前記フェース取付部と接触して支えられている第1部分と、前記第1部分で囲まれかつ前記フェース取付部と接触していない第2部分とを含み、前記第2部分は、前記第1部分よりも小さい厚さで前記フェースと平行にのびる前記背面を有する主部と、前記主部と前記第1部分との間で、前記第1部分から前記主部に向かって前記厚さが漸減している副部とを有していることを特徴としている。
本発明にかかるアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線を含むヘッド断面において、前記副部が、前記第1部分から前記主部に向かってテーパー状であるのが望ましい。
本発明にかかるアイアン型ゴルフクラブヘッドにおいて、前記副部の前記背面が、前記フェース部材の厚さの方向に対して、35〜60°の角度でのびていることが望ましい。
本発明にかかるアイアン型ゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース部材は、前記第1部分の厚さと前記第2部分の前記主部の厚さとの差が0.3〜1.0mmであるのが望ましい。
本発明にかかるアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線を含むヘッド断面において、前記副部が、前記フェースに沿って0.3〜1.0mmの長さを有しているのが望ましい。
本発明にかかるアイアン型ゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース部材の前記主部が、第1主部と、その内側に形成されかつ前記第1主部よりも小さい厚さの第2主部とを含んでいるのが望ましい。
本発明にかかるアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線を含むヘッド断面において、前記副部が、前記第1部分と前記主部とがなすコーナ部に面取り状の円弧を含んでいるのが望ましい。
上記本発明にかかるアイアン型ゴルフクラブヘッドを備えるアイアン型ゴルフクラブセットを構成してもよい。この場合、前記アイアン型ゴルフクラブセットは、ロフト角が異なる少なくとも2つの番手のアイアン型ゴルフクラブを含み、前記アイアン型ゴルフクラブのヘッドにおいて前記副部は、番手の小さい方のゴルフクラブのヘッドにおいて、前記フェース部材のトップ側およびソール側に形成されている、アイアン型ゴルフクラブセットであることが好ましい。
上記本発明のアイアン型ゴルフクラブセットにおいてさらに、番手の大きい方のゴルフクラブのヘッドでは前記副部が、前記フェース部材のソール側にのみ形成されていてもよい。
本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ボールを打撃する面であるフェースを有するフェース部材と、フェース部材が装着されるフェース取付部を有するヘッド本体とを含んでいる。フェース部材は、フェースと、その反対側の面である背面と、フェースから背面までの厚さとを有している。フェース部材は、背面がフェース取付部と接触して支えられている外周側の第1部分と、第1部分で囲まれかつフェース取付部と接触していない第2部分とを含んでいる。このような第2部分は、ボール打撃時、フェース部材がヘッド後方に自由に撓み得る領域を確保するため、大きな反発性能を提供する。
第2部分は、第1部分よりも小さい厚さでフェースと平行にのびる主部と、主部と第1部分との間で、第1部分から主部に向かって厚さが漸減している副部とを有している。このような副部は、第1部分と第2部分との間の応力集中を防ぐことができる。従って、本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、優れた耐久性能と反発性能とを具える。
本発明の一実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの基準状態の正面図である。 図1の背面図である。 図1のA−A線断面図である。 本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 図3のソール側の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態のフェース部材のソール側の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態のフェース部材のソール側の断面図である。 (a)は、比較例の実施形態を示すアイアン型ゴルフクラブヘッドの断面図、(b)は、(a)のフェース部材のソール側の拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッド1の基準状態の正面図を示している。図2は、図1の背面図を示している。図3は、図1のA−A線断面図を示している。図4は、アイアン型ゴルフクラブヘッド1の組立前の分解斜視図を示している。
本明細書において、アイアン型ゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の基準状態とは、ヘッド1が規定のライ角α及びロフト角β(ロフト角βについては図3に示される。)で水平面HPに置かれた状態である。本明細書において、特に言及されていない場合、ヘッド1は、基準状態にあるものとされる。「規定のライ角」及び「規定のロフト角」とは、当該ヘッド1に定められたライ角及びロフト角を意味している。
ヘッド1のライ角αやロフト角βは、特に限定されない。典型的には、ライ角αは、例えば50〜70度、ロフト角βは、例えば15〜70度の範囲でそれぞれ定められるのが良い。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のヘッド1は、ヘッド基体2及びホーゼル部3を含んでいる。
ヘッド基体2は、フェースFと、フェース背面4と、ヘッド外周面5とで区画されている。
フェースFは、ボールを打撃する面である。フェースFは、インパクトエリアマーキング6を除いて、実質的に単一の平面で形成されている部分である。インパクトエリアマーキング6としては、例えば、典型的には溝が採用されるが、パンチマーク等でも良い。フェースFは、ヘッド重心GからフェースFに引いた垂線との交点であるスイートスポットSSを有している。
図2に示されるように、フェース背面4は、フェースFとの反対側の面である。本実施形態のフェース背面4には、キャビティCが形成されている。
図3に示されるように、ヘッド外周面5は、フェースFとフェース背面4との間を繋いでいる。図1に示されるように、ヘッド外周面5は、トップ7、ソール8及びトウ面9を含んでいる。
トップ7は、ヘッド上面を形成するように、フェースFの上縁からヘッド後方にのびている。ヘッドの前後方向については、フェース側が前、背面側が後とされる。ヘッドの上下方向については、水平面HPに近い方向が下側、水平面から遠ざかる方向が上側とされる。
ソール8は、ヘッド底面を形成するように、フェースFの下縁からヘッド後方にのびている。
トウ面9は、トップ7とソール8との間を繋いでいる。トウ面9は、トウ側に向かって凸となる円弧状で形成されている。
フェースFの上縁は、最も上側の位置であるトウ側の高点P1と、最も下側の位置であるヒール側の低点P2とを含んでいる。トウ側の高点P1を通りかつフェースFと直角な垂直面VP1と、ヒール側の低点P2を通りかつフェースFと直角な垂直面VP2を定義した場合、トップ7は、ヘッド外周面5のうち、ヘッド上面側において、トウ側の垂直面VP1とヒール側の垂直面VP2との間をのびる部分である。ソール8は、ヘッド外周面5のうち、ヘッド底面側において、トウ側の垂直面VP1とヒール側の垂直面VP2との間をのびる部分である。
ホーゼル部3は、筒状である。ホーゼル部3は、ヘッド基体2のヒール側に設けられている。ホーゼル部3は、底を有したシャフト差込孔3aが形成されている。シャフト差込孔3aには、図示しないシャフトが装着される。基準状態のヘッド1を得る場合、シャフト差込孔3aの軸中心線CLは、シャフトの軸中心線として用いられても良い。
本実施形態のヘッド1は、構成部材として、ヘッド本体10と、ヘッド本体10に装着されるフェース部材11とを含んでいる。
本実施形態のヘッド本体10は、フェース受け部12と、錘部材13とを接合して構成されている。ただし、ヘッド本体10は、このような態様に限定されるものではなく、一体成形品でも良い。
図4に示されるように、本実施形態のフェース受け部12は、前後に貫通する開口部Oを区画するように環状にのびている。
フェース受け部12は、例えば、トップ部枠12a、ソール部枠12b、トウ部枠12c及びヒール部枠12dを含んでいる。
トップ部枠12aは、トップ7を形成している。
ソール部枠12bは、ソール8を部分的に形成している。より多くの質量をヘッドの低所に配分するために、ソール部枠12bは、ヘッド前後方向の幅が最も大きく形成されているのが望ましい。ソール部枠12bには、ソール8を切り欠いたトウ・ヒール方向にのびる凹溝14が形成されている。
トウ部枠12cは、トウ側でトップ部枠12aとソール部枠12bとを接続し、トウ面9を形成している。
ヒール部枠12dは、ヒール側でトップ部枠12aとソール部枠12bとを接続している。ヒール部枠12dは、ヒール側の端面12hが上下にのびる平面で構成されている。ただし、この端面12hに、凹溝14の一部が形成されてもよいし、凹溝14と別に図示しない凹部を形成してもよい。なお、この凹部はヘッド1の組み立て後に視認されない様に形成されている。
フェース受け部12は、前側に、フェース部材11が取り付けられるフェース取付部15を具えている。本実施形態のフェース取付部15は、開口部Oに沿って環状に連続している。
図3に示されるように、フェース取付部15は、ヘッド1の中心側を向く内向き面15aと、フェース側を向く前向き面15bとを含んでいる。内向き面15aには、例えば、その前側に、フェース部材11の移動を拘束するための凸部19が形成されている。凸部19は、ヘッド1の中心側に突出している。好ましい態様では、凸部19は、内向き面15aに沿って環状に形成されている。凸部19と前向き面15bとの間の空間に、フェース部材11の外周面の一部が、抜け止め状態でしっかりと保持される。このような凸部19は、例えば、フェース部材11がフェース取付部15に装着された後、フェース取付部15の一部を押し潰して塑性変形させるいわゆる「かしめ」によって形成され得る。
本実施形態では、フェース部材11が、上述のかしめによってフェース取付部15に固着されている。他の実施形態として、フェース部材11は、例えば、接着、圧入、溶接、ロウ付け又はネジ止め等の接合手段により、フェース取付部15に固着されても良い。フェース取付部15にフェース部材11が固着されることにより、開口部Oは閉じられる。
フェース受け部12は、比重の大きい材料が望ましい。これにより、フェースFの周囲により多くの質量が配分され、スイートエリアが拡大する。フェース受け部12には、例えば、ステンレス鋼、マレージング鋼、Ni系合金又は軟鉄が好適である。
図4に示されるように、錘部材13は、第1錘部13Aと第2錘部13Bとを有している。本実施形態では、第1錘部13Aと第2錘部13Bとが一体に形成されている。
錘部材13は、フェース受け部12よりも大きい比重を有する材料で形成されているのが望ましい。錘部材13としては、例えば、ステンレス、タングステン、タングステン合金、銅合金及びニッケル合金などの1種又は2種以上の金属材料が好適である。本実施形態の錘部材13には、タングステンニッケル合金が採用されている。
第1錘部13Aは、ソール8をトウ・ヒール方向にのびている。第1錘部13Aは、ソール8の一部を構成するように、ヘッド底面に露出している。第2錘部13Bは、ホーゼル部3を構成している。従って、錘部材13は、ヘッド1の底部をトウ・ヒール方向に連続して多くの質量を配分し、とりわけ、ヒール側に、多くの質量を配分する。
図3及び図4に示されるように、第1錘部13Aの形状は、凹溝14の形状と実質的に一致している。従って、第1錘部13Aは、凹溝14内に挿入されることにより、一義的に位置決めされる。
第1錘部13Aの上面13aは、本実施形態において、トウ側に向かって複数段のステップ状(段階的)にのびている。このような第1錘部13Aは、トウ側により多くの質量を配分することが可能になる。
第2錘部13Bは、ホーゼル部3として、ヘッド1の外表面を構成する外面13b及び、上下にのびる当接面13cを含んでいる。この当接面13cは、第1錘部13Aが凹溝14に挿入されることにより、ヒール部枠12dのヒール側の端面12hに向き合うように形成されている。しかる後、例えば、溶接等によってフェース受け部12とホーゼル部3とが固着される。
フェース部材11は、前面16と、背面17と、外周面18とを含んでいる。
フェース部材11の前面16は、フェースFを構成している面であり、ヘッド1を前方から見たときに視認される面である。本実施形態のフェース部材11の前面16は、好ましい態様として、フェースFの主要部を構成している。フェース部材11の前面16は、好ましくは、フェースFの全面積の60%以上、より好ましくは、70%以上の面積を有する。図1に示されるように、フェース部材11の前面16には、例えば、溝やパンチマークといったインパクトエリアマーキング6が設けられている。前面16は、このインパクトエリアマーキング6を除いて、実質的に一つの平面を構成している。
図3に示されるように、フェース部材11の背面17は、フェース部材11の前面16と反対側の面である。換言すれば、フェース部材11の背面17は、フェース部材11単体を、前面16の反対側から見たときに視認される面である。本実施形態の背面17は、いくつかの異なる面を含んで構成されている。これにより、フェース部材11は、異なる厚さを有する。図3では、フェース部材11のある位置の厚さが符号“T”で代表的に表されている。フェース部材11の厚さTは、インパクトエリアマーキング6(図1に示す)を除いた位置で(又は、インパクトエリアマーキング6が無いものと仮定した状態で)測定される。
フェース部材11の外周面18は、前面16と背面17とを接続している面であり、環状に連続している。本実施形態のフェース部材11の外周面18は、背面17側に、ヘッド外方に突出するフランジ部27が設けられるように、断面略ステップ状に形成されている。このフランジ部27は、フェース取付部15の凸部19と前向き面15bとの間の空間で保持されている。
図4に示されるように、外周面18は、トップ部面18a、ソール部面18b、トウ部面18c、及び、ヒール部面18dを含んでいる。
トップ部面18aは、トップ7とほぼ平行にのびている。ソール部面18bは、ソール8とほぼ平行にのびている。トウ部面18cは、トウ面9とほぼ平行にのびている。ヒール部面18dは、例えば、ヒール側の垂直面VP2(図1に示す)よりもトウ側に形成されかつトップ部面18aとソール部面18bとの間をほぼ垂直にのびている。
反発性能を高めるために、フェース部材11には、例えば、低比重かつ高強度のチタン合金が好適に用いられる。
図5は、図3のソール側の部分拡大図であり、ヘッド重心G(図3に示す)からフェースFに下ろした垂線を含むヘッド1の部分断面図に相当している。図5に示されるように、フェース部材11は、第1部分20と第2部分21とを含んでいる。
フェース部材11の第1部分20とは、フェース部材11のうち、背面17がフェース取付部15と接触して支えられている部分を意味する。本実施形態の第1部分20は、フェース部材11の外周面18側に提供されており、好ましくは、フェース部材11の外周面18に沿って環状に提供されている。また、第1部分20は、フェース取付部15の内向き面15aにも接触して支えられている。このような第1部分20により、フェース部材11がフェース取付部15へしっかりと固着される。
本実施形態の第1部分20は、かしめのために設けられているフランジ部27を除いて、実質的に一定の厚さT1で形成されている。フェース部材11とフェース取付部15との接合部での耐久性能を向上させるために、第1部分20の厚さT1は、好ましくは2.5〜4.0mmである。
フェース部材11の第2部分21とは、フェース部材11のうち、第1部分20で囲まれてはいるが、フェース取付部15とは接触していない部分を意味する。図5には、理解しやすいように、第1部分20と第2部分21との境界J1が、仮想線で示されている。第2部分21は、ボール打撃時、ヘッド後方に自由に撓み得るため、優れた反発性能を提供する。
第2部分21は、主部22と副部23とを有している。主部22は、第1部分20の前記厚さT1よりも小さい厚さT2でフェースFと平行にのびる背面17を有する部分である。このような主部22は、ボール打撃時のフェース部材11の撓み量を大きくして、さらに、反発性能を向上させる。
本実施形態の主部22は、薄肉部24と、薄肉部24よりも厚さが大きい厚肉部25とを含んでいる。本実施形態の薄肉部24は、一定の厚さT2aで形成されている。この厚さT2aは、フェース部材11の中で最も小さい。また、薄肉部24は、フェース部材11の中で最も大きな面積を占めている。このような薄肉部24は、ボール打撃時、フェース部材11により大きな撓みを提供するのに役立つ。本実施形態の厚肉部25は、薄肉部24よりもヘッド1の外周側に設けられている。図5には、薄肉部24と厚肉部25との境界J2が、仮想線で示されている。ただし、主部22は、連続して単一の厚さを有するものでも良い。
また、薄肉部24と厚肉部25とは、フェースFに対し垂直な面Faを介して段差状に接続されている。このような薄肉部24及び厚肉部25は、フェース部材11の反発性能と耐久性能とをバランス良く向上する。薄肉部24と厚肉部25の厚さの差(T2b−T2a)については、過度に大きい場合、フェース部材11の耐久性が低下するおそれがあるので、好ましくは、0.2〜0.6mmとされる。
副部23は、第2部分21のうち、主部22と第1部分20との間で、第1部分20から主部22に向かって厚さが漸減している部分である。図5には、副部23と主部22との境界J3が、仮想線で示されている。副部23は、第1部分20と主部22との間の応力集中を防ぐことができる。従って、フェース部材11の耐久性能が向上する。本実施形態のように、フェース部材11とヘッド本体10とがかしめで固着される場合、副部23は、かしめ工程時の荷重による応力集中も効果的に緩和することができる。
本実施形態の副部23は、第1部分20から主部22に向かって厚さが漸減するテーパー状である。そのため、本実施形態のようにフェース部材11をかしめによってフェース取付部15に取り付ける場合に、耐久性に関し特に効果的である。つまり、副部23がテーパー状のため、かしめ部分からテーパー部分までの肉厚が確保される。これにより、フェース部材11の強度が増大し、耐久性が向上する。
図5のような断面において、副部23の背面は、例えば、フェース部材11の厚さの方向に対して、35〜60°の角度θでのびているのが望ましい。副部23の角度θが35°未満の場合、第1部分20と主部22との間の応力集中を効果的に防ぐことができず、耐久性能が悪化するおそれがある。副部23の角度θが60°を超える場合、主部22の面積が小さくなり、反発性能が小さくなるおそれがある。副部23の角度θは、より好ましくは、40〜55°である。
副部23の厚さの変化(この実施形態では、第1部分20の厚さT1と、主部22の厚肉部25の厚さT2bとの差(T1−T2b))は、好ましくは、0.3〜1.0mmである。副部23の厚さの変化(T1−T2b)が0.3mm未満の場合、ボール打撃時、第2部分21が前向き面15bと接触し、反発性能が悪化するおそれがある。副部23の厚さの変化(T1−T2b)が1.0mmを超える場合、第2部分21の厚さT2が小さくなり、フェース部材11の耐久性能が悪化するおそれがある。
上述の作用を効果的に発揮させるため、副部23のフェースFに沿った長さLaは、好ましくは、0.3〜1.0mmである。副部23の長さLaが0.3mm未満の場合、十分な応力集中の緩和が得られないおそれがある。副部23の長さLaが1.0mmを超える場合、ヘッド1の反発性能が悪化するおそれがある。なお、長さLaは、前記ヘッド断面での長さである。
副部23が設けられる位置は、特に限定されるものではない。例えば、本実施形態のように、第1部分20が環状に形成されている場合、副部23は、第1部分20と主部22との間の任意の位置に設けることができる。例えば、副部23は、環状に連続して形成されても良い。副部23が非環状で設けられる場合、例えば、フェース部材11のトップ部面18a、トウ部面18c、及び、ヒール部面18dの少なくとも一つに近接して設けられても良い。さらに好ましい態様では、打撃時に大きな力を受けやすいソール部側及び又はトップ部側に設けられる。
図6には、副部23のさらに他の実施形態として、フェース部材11のソール8側部分の断面図が示される。図6は、ヘッド重心G(図3に示す)からフェースFに下ろした垂線を含むヘッド1の部分断面図に相当している。図6に示されるように、副部23の背面は、第1部分20と主部22とがなすコーナ部26に円弧Rを含んでいる。このような態様の副部23も、第1部分20と主部22との間の応力集中を効果的に低減し、フェース部材11の耐久性を向上させる。本実施形態の円弧Rは、フェースF側に凸となるようにのびている。円弧Rは、複数の円弧で形成されても良い。図6に示されていない部分は、図1〜5の実施形態と同一である。
図7には、副部23のさらに他の実施形態として、フェース部材11のソール8側部分の断面図が示される。図7は、ヘッド重心G(図3に示す)からフェースFに下ろした垂線を含むヘッド1の部分断面図に相当している。図7に示されるように、この実施形態では、副部23の背面は、円弧部Raと直線部Saとを含んでいる。円弧部Raは、第1部分20側の第1円弧R1と、主部22側の第2円弧R2とを含んでいる。直線部Saは、第1円弧R1と第2円弧R2との間を接続している。第1円弧R1と第2円弧R2とは、直線又は曲線で滑らかに接続されるのが良い。図7に示されていない部分は、先の実施形態と同一である。
また、副部23は、例えば、角度θの異なる直線が組み合わされた折れ曲がりのテーパー状(図示省略)で形成されても良い。
例えば、上記の実施形態のアイアン型のゴルフクラブにおいて、ゴルフクラブセットを構成してもよい。この場合、このゴルフクラブセットは、ロフト角が異なる少なくとも2つの番手のアイアン型ゴルフクラブを含む。そして、図示しないが、このアイアン型ゴルフクラブのヘッドにおいて上述の副部23は、番手の小さい方のゴルフクラブヘッドにおいて、フェース部材11のトップ7側およびソール8側の双方に形成されている。一般に、番手の小さいゴルフクラブでは、反発係数が小さくなる傾向がある。そのため、番手の小さいゴルフクラブの番手間ほど飛距離の差が出にくい傾向がある。これに対し、このように副部23を形成することで、番手間での飛距離の差が出易くなる。
同様に、上記の実施形態のアイアン型のゴルフクラブにおいて、上述のゴルフクラブセットを構成し、さらに、番手の大きい方のゴルフクラブのヘッドでは副部23が、フェース部材11のソール8側にのみ形成されていてもよい。このようにアイアン型ゴルフクラブセットを構成することにより、さらに番手間での飛距離の差を出易くすることができる。
以上、本発明の実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されるものでなく、種々の態様に変更して実施される。
図1〜4の基本構造を有するクラブヘッドが、表1の仕様に基づき試作され、各試供ヘッドの反発性能及び耐久性能がテストされた。比較例のヘッドの形状は、図8(a)、図8(b)に示される通りである。各ヘッドの主な共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
ヘッド:6番アイアン
ライ角α:61.5°
ロフト角β:27°
錘部材の材料:タングステン合金(比重:9.5)
フェース部材の材料:チタン合金(比重:4.38)
フェース受け部の材料:SUS630(比重:7.78)
フランジ部のフェース方向の長さLb(図5に示す):0.5mm
フランジ部の厚さTa(図5に示す):2.05mm
第1部分のフェース方向の長さL1(図5に示す):2.0mm
テスト方法は、次の通りである。
<反発性能>
U.S.G.A.の Procedure for Measuring the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999)に準拠して反発係数が計算された。但し、ボールの衝突位置は、フェースのスイートスポットの他、スイートスポットからトップ側、ソール側、トウ側及びヒール側にそれぞれフェースに沿って10mmを隔てたトップ側位置、トウ側位置及びヒール側位置の合計5カ所とした。結果は、比較例1でテストした5カ所の平均値を100とした値である。数値が大きいほど反発性能が良好である。
<耐久性能>
各テストヘッドにダンロップスポーツ株式会社製のカーボンシャフト(MP−600、フレックスS)が装着され、37.5インチのアイアン型ゴルフクラブが試作された。そして、これらが株式会社ミヤマエ製のスイングロボットに取り付けられ、ヘッドスピード50m/sでゴルフボールを打撃し、フェース部材が破損するまでの打撃数(上限を10000発とする。)が計測された。破損の有無は、フェース部材の第1部分と第2部分との間のクラックの発生を肉眼で観察することにより行われた。打撃数が大きいほど耐久性能が良好である。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006393094
テストの結果、図3に示さるように、副部の厚さが第1部分から主部に向かって漸減している実施例のヘッドは、図8の比較例のヘッドに比して、耐久性が維持されつつ、反発性能が向上していることが確認できた。なお、実施例2では、耐久性能が若干落ちているが、ゴルフクラブヘッドの品質を十分に満たす結果である。
1 アイアン型ゴルフクラブヘッド
10 ヘッド本体
11 フェース部材
17 背面
15 フェース取付部
20 第1部分
21 第2部分
22 主部
23 副部
F フェース

Claims (13)

  1. ボールを打撃する面であるフェースを有するフェース部材と、前記フェース部材が装着されるフェース取付部を有するヘッド本体とを含むアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部材は、前記フェースを形成する前面と、その反対側の面である背面と、前記前面から前記背面までの厚さとを有し、
    前記フェース部材は、前記背面が前記フェース取付部と接触して支えられている第1部分と、前記第1部分で囲まれかつ前記フェース取付部と接触していない第2部分とを含み、
    前記第2部分は、前記第1部分よりも小さい厚さで前記フェースと平行にのびる前記背面を有する主部と、前記主部と前記第1部分との間で、前記第1部分から前記主部に向かって前記厚さが漸減している副部とを有し
    前記副部は、前記フェース部材のソール側に形成されているが、前記フェース部材のトップ側には形成されていない、
    ことを特徴とするアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  2. ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線を含むヘッド断面において、
    前記副部は、前記第1部分から前記主部に向かってテーパー状である請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  3. 前記副部の前記背面は、前記フェース部材の厚さの方向に対して、35〜60°の角度でのびている請求項1又は2記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  4. 前記フェース部材は、前記第1部分の厚さと前記第2部分の前記主部の厚さとの差が0.3〜1.0mmである請求項1乃至3のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  5. ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線を含むヘッド断面において、
    前記副部は、前記フェースに沿って0.3〜1.0mmの長さを有している請求項1乃至4のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  6. 前記フェース部材の前記主部は、第1主部と、その内側に形成されかつ前記第1主部よりも小さい厚さの第2主部とを含んでいる請求項1乃至5のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  7. ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線を含むヘッド断面において、
    前記副部は、前記第1部分と前記主部とがなすコーナ部に面取り状の円弧を含んでいる請求項1、4、5又は6のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  8. ヘッド重心から前記フェースに下ろした垂線を含むヘッド断面において、
    前記副部の背面は、第1円弧、第2円弧、及び、前記第1円弧と前記第2円弧とを接続する直線部とを含んでいる請求項1、4、5又は6のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  9. 前記フェース取付部は、前記アイアン型ゴルフクラブヘッドの中心側を向く内向き面を有し、
    前記内向き面は、前記アイアン型ゴルフクラブヘッドの中心側に突出する凸部が形成されている請求項1乃至8のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  10. 前記ヘッド本体は、前記フェース部材が取付けられるフェース受け部と、前記フェース受け部よりも大きい比重の錘部材とを有し、
    前記錘部材は、トウ・ヒール方向にのびている第1錘部を含み、
    前記第1錘部は、その上面が、トウ側に向かって複数段のステップ状にのびている請求項1乃至9のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  11. 前記ヘッド本体は、前記フェース部材が取付けられるフェース受け部と、前記フェース受け部よりも大きい比重の錘部材とを有し、
    前記錘部材は、ホーゼル部を構成する第2錘部を含み、
    前記第2錘部は、底を有したシャフト差込孔を有する請求項1乃至10のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  12. 前記第2錘部は、前記第1錘部と一体に形成される請求項11記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  13. ボールを打撃する面であるフェースを有するフェース部材と、前記フェース部材が装着されるフェース取付部を有するヘッド本体とを含み、
    前記フェース部材は、前記フェースを形成する前面と、その反対側の面である背面と、前記前面から前記背面までの厚さとを有し、
    前記フェース部材は、前記背面が前記フェース取付部と接触して支えられている第1部分と、前記第1部分で囲まれかつ前記フェース取付部と接触していない第2部分とを含み、
    前記第2部分は、前記第1部分よりも小さい厚さで前記フェースと平行にのびる前記背面を有する主部と、前記主部と前記第1部分との間で、前記第1部分から前記主部に向かって前記厚さが漸減している副部とを有するアイアン型ゴルフクラブヘッドを含むアイアン型ゴルフクラブセットであって、
    前記アイアン型ゴルフクラブセットは、ロフト角が異なる少なくとも2つの番手のアイアン型ゴルフクラブを含み、
    前記アイアン型ゴルフクラブのヘッドにおいて、前記副部は、番手の小さい方のゴルフクラブのヘッドにおいて、前記フェース部材のトップ側およびソール側に形成され、番手の大きい方のゴルフクラブのヘッドでは、前記フェース部材のソール側にのみ形成されている、アイアン型ゴルフクラブセット。
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