JP7290016B2 - ゲームプログラム、サーバ装置およびゲームシステム - Google Patents

ゲームプログラム、サーバ装置およびゲームシステム Download PDF

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Description

本発明は、ゲームプログラム、サーバ装置およびゲームシステムに関する。
近年、コンピュータゲームでの対戦をスポーツ競技としてとらえたeスポーツ(electronic sports)が注目を集めており、このeスポーツを盛り上げるための技術が知られている。例えば、特許文献1には、ネットワークを介してコンピュータゲームでの対戦に観戦者が参加でき、この観戦者の参加状態に応じて対戦ゲームのゲーム状態を変更する技術が記載されている。特許文献1の技術によれば、観戦者に応じて対戦ゲームを盛り上がることができる。
特開2019-54838号公報
ここでeスポーツなどのコンピュータゲームにより地域活性化を図りたいというニーズがある。しかしながら、上記従来技術では、コンピュータゲームにより地域活性化を図るにあたって、プレイヤまたはキャラクタと地域との関係に改善の余地があった。
本開示は、プレイヤまたはキャラクタと地域との関係を改善することができるゲームプログラム、ゲーム装置およびゲームシステムを提供する。
第1の側面は、コンピュータを、
プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇属性を特定する属性特定手段、
前記位置情報と前記優遇属性との間の第1関係を判定する判定手段、
前記第1関係に応じて前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させる、
ゲームプログラムである。
また、第1の側面において、前記属性特定手段は、第1期間における前記位置情報の履歴に基づいて、前記プレイヤの優遇属性を特定することができる。
また、第1の側面において、前記属性特定手段は、第2期間における前記プレイヤのプレイ実績にさらに基づいて、前記プレイヤの優遇属性を特定することができる。
また、第1の側面において、前記属性特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者の属性である観客属性を特定し、前記観客属性に基づいて、前記プレイヤの優遇属性を特定することができる。
また、第1の側面において、前記属性特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者それぞれの属性に基づいて、前記プレイヤの優遇属性を特定し、
前記属性は、前記観戦者が、前記ゲーム進行手段により進行されているゲーム、または過去に実行されたゲームにおいて前記プレイヤに対して所定行動をとった特定プレイヤであることを含むことができる。
また、第1の側面において、前記属性特定手段は、特定の属性を有する前記観戦者の数、前記観戦者全体に対する特定の属性を有する前記観戦者の割合、前記特定プレイヤの数、または、前記観戦者全体に対する前記特定プレイヤの割合に基づいて、前記プレイヤの優遇属性を特定することができる。
また、第1の側面において、前記属性特定手段は、前記キャラクタに関する現実の事象が所定条件を満たす場合、前記事象が発生した位置に基づいて、前記キャラクタの優遇属性を特定することができる。
また、第1の側面において、前記コンピュータを、複数のユーザそれぞれから前記キャラクタに対する選択を受け付ける受付手段としてさらに機能させ、
前記属性特定手段は、前記キャラクタを選択した複数のプレイヤの属性の中でその数または全体に対するその割合が最も多い属性を、前記キャラクタの優遇属性として特定することができる。
また、第1の側面において、前記プレイヤは、操作入力により複数のキャラクタを指定し、
前記判定手段は、前記複数のキャラクタそれぞれの優遇属性と前記位置情報とが前記第1関係を満たすか否かを判定し、
前記進行制御手段は、前記第1関係を満たすと判定された優遇属性のキャラクタによるゲームの進行を優遇し、さらに、前記第1関係を満たす前記優遇属性の組み合わせに応じて前記優遇の度合いを決定することができる。
また、第1の側面において、前記ゲーム進行手段は、複数のプレイヤからの操作入力に応じてそれぞれのキャラクタを操作することによりゲームを進行させ、
前記判定手段は、前記複数のプレイヤそれぞれの前記優遇属性と前記位置情報とが前記第1関係を満たすか否かを判定し、
前記進行制御手段は、前記第1関係を満たすと判定された優遇属性のプレイヤのゲームの進行を優遇し、さらに、前記第1関係を満たす前記優遇属性の組み合わせに応じて前記優遇の度合いを決定することができる。
また、第1の側面において、前記属性特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者それぞれの属性に基づいて、前記ゲームについて観客属性を特定し、
前記判定手段は、前記観客属性と前記優遇属性との間の第2関係を判定し、
前記進行制御手段は、前記第2関係に応じて前記ゲームの進行をさらに優遇することができる。
第2の側面は、
プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行部と、
前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定部と、
前記プレイヤおよび前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇属性を特定する属性特定部と、
前記位置情報と前記優遇属性との間の第1関係を判定する判定部と、
前記第1関係に応じて前記ゲームの進行を優遇する進行制御部と、を備える、

ゲーム装置である。
プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行部と、
前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定部と、
前記プレイヤおよび前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇属性を特定する属性特定部と、
前記位置情報と前記優遇属性との間の第1関係を判定する判定部と、
前記第1関係に応じて前記ゲームの進行を優遇する進行制御部と、を備える、
ゲームシステムである。
本開示によれば、プレイヤまたはキャラクタと地域との関係を改善することができるゲームプログラム、ゲーム装置およびゲームシステムを提供する。
第1実施形態におけるゲームシステムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるゲームシステムの概要を説明するための図である。 第1実施形態におけるゲームシステムでのプレイヤと優遇地との関係の一例を示す図である。 第1実施形態におけるゲームシステムの一連の動作を表すシーケンス図である。 第2実施形態におけるゲームシステムの概要を説明するための図である。 第2実施形態におけるゲームシステムの概要を説明するための図である。
[第1実施形態]
本開示の実施形態にかかるゲームシステム1について、図面を参照して説明する。
<ゲームの説明>
図1に示すゲームシステム1では、サーバ装置2および複数のゲーム装置5が通信ネットワーク6を介して互いに通信可能に接続され、ゲーム装置5においてゲームが実行される。
本実施形態にかかるゲーム(以下、単に「ゲーム」ともいう)は、プレイヤキャラクタ同士が対戦する対戦ゲームであり、いわゆるeスポーツである。また、本実施形態では、この対戦ゲームが地域で開催されるゲームの大会(以下、単に「大会」ともいう)でプレイされるものとするが、本実施形態にかかるゲームをこれに限る趣旨ではない。
本実施形態にかかるゲームでは、プレイヤまたはキャラクタの属性であってゲームの進行において優遇されうる属性(以下、「優遇属性」ともいう)が存在する。また、ゲームでは、地域活性化を図るため、この優遇属性と位置情報との関係に応じて、その進行が優遇される。
「位置情報」とは、ユーザの位置を示す情報である。このユーザは、ゲームをプレイする際のプレイヤやゲームを観戦する観戦者などを含む。位置情報は、例えば、ゲームをプレイする際のプレイヤの位置やゲームを観戦する観戦者の位置を示す。位置情報は、ゲームの開始前に、ユーザ情報としてユーザDB221に予め登録されてもよい。他の例として、位置情報は、ユーザの位置としてゲーム装置5の位置を示す情報であってもよい。位置情報は、この場合、ゲーム装置5の測位部58を用いてゲームの開始前または進行中に測位された特定の時刻におけるゲーム装置5の緯度経度座標であってもよい。また、他の例として、位置情報は、ゲーム装置5にインストールされている他のアプリ(例えば、SNSアプリや地図アプリなど)から連携されてもよい。
本実施形態では、ゲームの大会でのプレイの場合、プレイヤのプレイする位置(以下、「プレイ地」ともいう)がゲームの大会の開催地と一致する場合がある。例えば、優遇属性が優遇地であり、かつゲームの大会の開催地とこのプレイヤの優遇地が一致する場合、本実施形態にかかるゲームでは、このプレイヤによるゲームの進行を優遇することができる。ここで「優遇地」とは、プレイヤまたはキャラクタに関する場所であってプレイヤまたはキャラクタによるゲームの進行が優遇される場所を示す。優遇地の詳細は後述する。なお本実施形態では、この場所を、一定のエリア(例えば、都道府県別または市町村別など)で区分けして説明するが、これに限る趣旨ではない。
ここで図2を参照して、ゲームシステム1の概要を説明する。図2に示すように、本例では、ゲームシステム1を利用して、北海道にプレイヤや運営者が集合してオフライン大会としてeスポーツ大会が開催されているものとする。このため、このeスポーツ大会で対戦プレイするプレイヤAとプレイヤBのプレイ地はいずれも北海道となる。
ゲームシステム1は、プレイヤの優遇地を、プレイヤ自身に関する場所で特定する。例えば、ゲームシステム1は、プレイヤAの出身地(北海道)や実績地(東京)に基づいてプレイヤAの優遇地が特定する。ここで「実績地」とは、プレイヤが過去にプレイした場所である。実績地の詳細は後述する。また、ゲームシステム1は、プレイヤの優遇地を、プレイヤのファンに関する場所で特定する。ゲームシステム1は、例えば、プレイヤの優遇地を、プレイヤAのファンの出身地の統計に基づいて特定する。本例では、プレイヤAの優遇地は北海道と東京と特定され、プレイヤBの優遇地は沖縄と大阪と島根と特定されたものする。ここでいう「ファン」とは、具体的には、プレイヤに対して好意的な行動などの所定行動をとる特定プレイヤをいう。この所定行動および特定プレイヤの詳細は後述する。
ゲームシステム1は、プレイ地と優遇地とが一致する場合、ゲームの進行を優遇する。ゲームシステム1は、例えば、プレイヤAのプレイ地と優遇地とが北海道で一致する場合、この優遇措置として、プレイヤAのプレイヤキャラクタの攻撃力をアップさせる。他方、ゲームシステム1は、例えば、プレイヤBのプレイ地と優遇地とが一致しない場合は、プレイヤBのプレイヤキャラクタの攻撃力はアップさせない。
例えば、現実のスポーツ観戦において、本拠地のあるホームタウンでの対戦(ホーム戦)は、対戦相手のホームタウンでの対戦(アウェイ戦)より有利な傾向にある。上記構成によれば、ゲームシステム1は、開催地に縁のあるプレイヤ、すなわちホーム戦でのプレイヤのゲームの進行を、そうでないプレイヤに対して有利にすることができる。このため、上記構成によれば、ゲームシステム1は、ホーム戦でのプレイを有利にすることで、より現実のスポーツ競技に近い興趣性を与えることができる。
上記構成によれば、ゲームシステム1は、プレイヤの優遇地(例えば、実績地)と開催地とが一致するとゲームの進行を有利にするため、プレイヤに対して開催地に密着させるモチベーションを与えることができる。このため、上記構成によれば、ゲームシステム1は、地域とプレイヤとの関係を改善することができ、ひいては、地域活性化を図ることができる。
図1に戻って説明を続ける。上記のようなゲームは、プレイステーション(登録商標)などの家庭用ゲーム機、ニンテンドースイッチ(登録商標)などの携帯用ゲーム機、もしくは、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットなどの電子機器であるゲーム装置5、を用いて実行される。
<ゲームシステム1の概要>
ゲームシステム1は、サーバ装置2および複数のゲーム装置5にて構成される。サーバ装置2は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、ゲーム装置5の(下記のアカウント情報ごとの)ゲームデータの管理を行う。
ゲーム装置5は、ユーザの操作に基づいて所定のゲームを実行する。そのために、ゲーム装置5は、通信ネットワーク6を介して、サーバ装置2からゲームプログラムおよびゲームデータを受信(具体的にはダウンロードおよびインストール)する。各ユーザには、ゲーム装置5に対応づけて、識別情報およびパスワードを含むアカウント情報が、ユーザごとに割り当てられている。このアカウント情報は、ログイン時、ゲーム装置5からサーバ装置2に送信され、サーバ装置2におけるユーザ認証に利用される。
ユーザ認証を経て、サーバ装置2とゲーム装置5との相互通信が可能となる。ログイン後、ゲーム装置5は、ゲーム進行に必要なデータ(ゲーム進行状況に関するデータ)をサーバ装置2から受信すると、ユーザの操作に基づいてゲーム画像や音声をディスプレイ61およびスピーカ62に出力しながら、ゲームを進行させる。
<ゲームシステム1の構成>
以下、図1を参照して、サーバ装置2およびゲーム装置5の各ハードウェア構成について説明する。なお、複数のゲーム装置5それぞれは、互いに同じ構成を有する。
<サーバ装置2の構成>
図1に示すように、サーバ装置2は、ネットワークインタフェース21、記憶部22および制御部23を有する。ネットワークインタフェース21および記憶部22は、バス29を介して制御部23と電気的に接続されている。
ネットワークインタフェース21は、インターネットおよびLANなどの通信ネットワーク6を介して各ゲーム装置5と通信可能接続されている。
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびSSD(Solid State Drive)などで構成される。記憶部22には、本実施形態にかかるゲームプログラムの一部を含む各種プログラムの他、ユーザDB221、抽せんリスト222などの各種データなどが記憶されている。
ユーザDB221には、ゲームをプレイするユーザの識別番号ごとに、ユーザが操作するプレイヤキャラクタに関する情報(ステータスなど)、仮想ゲーム空間内にて使用可能な消費媒体の額、ゲームデータ、ゲーム装置情報、機器情報、位置情報、属性情報などが、対応づけられて記憶されている。以降、これらの情報を総称して「ユーザ情報」ともいう。
「消費媒体」とは、仮想ゲーム空間内で使用可能な通貨やポイントなどであって、ゲームを進めるにあたりゲーム内で消費される媒体である。消費媒体は、クエストのクリア報酬として、また、現実社会での課金により、ユーザに付与される。
「ゲームデータ」とは、ゲーム装置5でプレイされている各ゲームを実行させるためのデータである。ゲームデータは、例えば、各ゲームを識別するための情報、各ゲームの状況(例えば、各ゲーム媒体が有する各パラメータの値)、各ゲームを進行させるためのゲームの設定情報(例えば、ゲームに関する処理の内容を規定した情報)、キャラクタを操作するための操作データなどを含む。
「属性情報」とは、ユーザの属性またはユーザが操作するプレイヤキャラクタの属性を示す情報である。属性情報は、例えば、ユーザの出身地、実績地、訪問地などを含む。また、属性情報は、例えば、各ユーザにおける特定プレイヤを識別するための情報(識別番号)を含んでもよい。
「特定プレイヤ」とは、ゲーム進行手段234により進行されているゲーム、または過去に実行されたゲームにおいて、プレイヤに対して所定行動をとったプレイヤである。特定プレイヤは、典型的にはプレイヤのファンであるが、これに限らない。
所定行動とは、典型的にはファン行動であり、具体的には、現在進行中または過去に実行されたゲームにおいて、プレイヤに対する応援(プレイヤのプレイに対するよい評価(いわゆる「いいね!」など)や投げ銭を含む)、チャットでの好意的なコメント投稿などの行動である。例えば、プレイヤAに対するコメント投稿1000件のうち好意的なコメントが800件ある場合、属性特定手段236は、この800件のコメントを投稿したユーザそれぞれの出身地を集計する。そして、800件の出身地の内訳が東京300件、大阪250件、北海道250件である場合、属性特定手段236は、プレイヤAに対する特定プレイヤ(ファン)の優遇地(属性)を東京として特定してもよい。
ゲームの状況は、例えば、選択されたゲームモード、ゲームの動作状況(例えば、起動中、スリープ中、停止中など)、ゲームにおける各ステージや各シーンの進行状況(例えば、未プレイ、進行中(プレイ中)や完了(クリア)など)、またはユーザが操作するプレイヤキャラクタ、その他の仮想ゲーム空間オブジェクト(ゲーム空間の地形、フィールドを構成するオブジェクト、もしくは敵キャラクタ等のNPC(non player character)オブジェクト)などの状態を表すパラメータの値などである。
「パラメータ」とは、例えば、キャラクタの戦力、HP、攻撃力、防御力、体力、賢さ、スキルレベル、スキルの種類、もしくはランク、またはアイテムの価値もしくはレアリティなどである。
抽せんリスト222は、一般にガチャと呼ばれる抽せん処理を抽せん実行手段233(後述)が行う際に用いるものであって、選択対象となるゲーム媒体に関する情報を複数含む。抽せんリスト222には、ゲーム媒体に関する情報(名称、パラメータ、レアリティ、レベルなど)と、抽せんによる選択割合とが、対応づけられている。
「ガチャ」とは、サーバ装置2にて、抽せんリスト222の中から、所定の選択割合に基づき任意のゲーム媒体を抽せんにより選択する方法である。選択された任意のゲーム媒体は、ユーザのゲーム装置5に付与される。“ガチャで選択したゲーム媒体を、ユーザに付与する/ユーザが所有する”とは、「抽せん処理で選択されたゲーム媒体を、ユーザを示す識別情報と関連づける/関連づけられている」ことと同義である。
制御部23は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置2の動作を制御する。
制御部23は、各種プログラムを実行することにより、情報処理手段231、照合手段232、抽せん実行手段233、ゲーム進行手段234、位置特定手段235、属性特定手段236、判定手段237、および進行制御手段238として機能する。
―情報処理手段―
情報処理手段231は、各ゲーム装置5との間で各種データを送受信する。情報処理手段231が受信する主なデータとしては、ゲームプログラムのダウンロード要求情報、ユーザの操作に応じたガチャの抽せん要求、クエスト実行要求、アカウント情報、ユーザ情報、ゲームデータ、位置情報などが挙げられる。情報処理手段231が送信する主なデータとしては、ゲームデータ、ゲームプログラムをゲーム装置5が受信したことを確認するための情報、ガチャにて得られたゲーム媒体に関する情報などが挙げられる。
「ゲーム媒体」とは、ゲームに関する要素を表した電子データであって、プレイヤキャラクタとして使用するキャラクタの名称、プレイヤキャラクタが仮想ゲーム空間内にて使用するアイテム(武器、防具、道具)などが含まれる。ユーザは、ゲーム媒体を、課金による直接購入やクエストクリアの他、ガチャと呼ばれる抽せん方法によって入手することができる。入手したゲーム媒体は、そのゲーム媒体を所有することとなったユーザの識別情報と対応づけて、ユーザDB221に記憶され管理される。
-照合手段―
照合手段232は、ゲーム装置5から受信したユーザの識別情報を用いて、ユーザアカウントの認証を行う。
―抽せん実行手段―
抽せん実行手段233は、ガチャの抽せん要求に伴って、抽せんリスト222の中から、ゲーム媒体ごとの選択確率に基づいて1以上のゲーム媒体を抽せんにより選択する。抽せん実行手段233は、選択したゲーム媒体に関する情報と、抽せん要求の送信元となる操作を行ったユーザの識別情報とを、ユーザDB221にて関連付ける。これにより、当該ユーザには、自身でガチャを引いた結果当選したゲーム媒体が付与される。
―ゲーム進行手段―
ゲーム進行手段234は、プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させる。ゲーム進行手段234は、例えば、ゲーム装置5の操作部54に対するプレイヤからの操作入力に応じてゲーム実行手段562を介してキャラクタを操作しゲームを進行させる。このため、ゲーム進行手段234は、ネットワークインタフェース21を介して、ゲーム装置5のゲーム実行手段562にゲームデータとユーザ情報とを送信する。
―位置特定手段―
位置特定手段235は、プレイヤの位置を示す位置情報を特定する。位置特定手段235は、例えば、ゲームの大会の場合、大会の開催地をこの位置情報として特定してもよい。また、位置特定手段235は、他の例として、ゲーム装置5の測位部58を用いてゲームの開始前または進行中に測位された特定の時刻におけるゲーム装置5の緯度経度座標をこの位置情報として特定してもよい。
―属性特定手段―
属性特定手段236は、プレイヤまたはキャラクタの少なくともいずれかの優遇属性を特定する。属性特定手段236は、例えば、プレイヤの優遇属性を特定する際に、ユーザDB221を参照して、プレイヤのユーザ情報に含まれる属性情報(例えば、プレイヤの出身地や実績地、訪問地など)を取得してもよい。属性特定手段236は、例えば、この取得した属性情報に示される属性のうち所定条件を満たすものを優遇属性と特定してもよい。属性特定手段236は、例えば、プレイヤまたはキャラクタの少なくともいずれかの優遇地を特定してもよい。
属性特定手段236は、例えば、第1期間における位置情報の履歴に基づいて、プレイヤの優遇属性を特定する。ここで「第1期間」とは、位置情報の履歴の対象とする期間である。属性特定手段236は、例えば、現在を起点として第1期間を過去10年間とする場合、過去10年間のプレイヤの位置情報の履歴に基づいて、過去10年間の間にゲームの大会や観光などのためプレイヤが訪問した場所(以下、「訪問地」ともいう)のうち最も多く訪問した場所をプレイヤの優遇地として特定してもよい。
上記構成によれば、属性特定手段236は、過去に実際に訪れた場所をプレイヤに縁のある場所として特定し、この縁のある場所を優遇地とてして特定することができる。このため、上記構成によれば、例えば、属性特定手段236は、プレイヤが実際に気に入って何度も訪れているような場所を優遇地として特定することができる。したがって、上記構成によれば、属性特定手段236は、ファクトベースでプレイヤの優遇地を特定することができる。
属性特定手段236は、例えば、第2期間におけるプレイヤのプレイ実績にさらに基づいて、プレイヤの優遇属性を特定する。ここで「第2期間」とは、プレイ実績の対象とする期間である。
プレイ実績は、典型的には様々な地域の大会で行われた対戦ゲームでの他プレイヤとの対戦実績であるが、これに限定されない。プレイ実績は、例えば、プレイした日時、プレイしたゲームを識別するための情報(例えば、ゲームのタイトル)、対戦プレイ・協力プレイの相手プレイヤを識別するための情報(例えば、プレイヤID)。プレイした場所(プレイしたイベントのイベント名を含む)、プレイの勝敗やスコアなどを含む。属性特定手段236は、例えば、第2期間を過去1年間とする場合、過去1年間のプレイ実績に基づいて、プレイヤが過去1年間でプレイした場所のうち最も多くプレイした場所をプレイヤの優遇地を特定してもよい。言い換えれば、属性特定手段236は、過去の一定期間(過去1年間)のプレイ実績に基づいて、次の一定期間(次の1年間)におけるプレイヤの優遇地を特定してもよい。
上記構成によれば、属性特定手段236は、過去に実際にプレイした場所をプレイヤに縁のある場所として特定し、この縁のある場所を優遇地として特定することができる。また、上記構成によれば、属性特定手段236は、例えば、前年度のプレイ実績に基づいて今シーズンの優遇地を特定することができる。このため、上記構成によれば、例えば、属性特定手段236は、プレイヤが実際に何度もプレイしに訪れているような場所を優遇地として特定することができる。したがって、上記構成によれば、属性特定手段236は、ファクトベースでプレイヤの優遇地を特定することができる。
上記構成によれば、属性特定手段236は、例えば、プレイヤが東京で開催されるゲームの大会で前年度活躍していたら、その活躍した地である東京で今年度行われる大会ではこのプレイヤを強くさせることができる。
属性特定手段236は、例えば、ゲームを観戦する観戦者それぞれの属性に基づいて、プレイヤの優遇属性を特定する。この際、属性特定手段236は、例えば、ユーザDB221を参照して、観戦者のユーザ情報に含まれる属性情報を取得してもよい。また、この観戦者の属性は、観戦者が特定プレイヤであることを含む。言い換えると、属性特定手段236は、例えば、ゲームを観戦する特定プレイヤの属性に基づいて、プレイヤの優遇属性を特定する。属性特定手段236は、例えば、特定プレイヤそれぞれの出身地や居住地を集計して、この集計結果で最も多い場所を特定プレイヤの優遇地として特定する。そして、属性特定手段236は、特定プレイヤの優遇地をプレイヤの優遇地として特定してもよい。
上記構成によれば、属性特定手段236は、観戦者のうちプレイヤのファンなどの特定プレイヤの属性に基づいて、プレイヤの優遇属性を特定することができる。このため、上記構成によれば、属性特定手段236は、開催地の地元のファンが多ければ多いほどプレイヤのゲームの進行を有利にさせることができる。したがって、上記構成によれば、属性特定手段236は、大会などのイベントに地元のファンを集めることができ、地域活性化を図ることができる。
属性特定手段236は、例えば、ゲーム進行中に途中参加または途中離脱した観戦者それぞれの属性に基づいて、プレイヤの優遇属性を再特定してもよい。言い換えれば、属性特定手段236は、例えば、ゲームを観戦する特定プレイヤの属性が変更された場合、この変更に基づいて、プレイヤの優遇属性を再特定してもよい。属性特定手段236は、例えば、観戦している特定プレイヤが途中でゲームから離脱した場合、特定プレイヤの出身地や居住地を再集計して、この再集計の結果で最も多い場所を特定プレイヤの優遇地として再特定してもよい。そして、属性特定手段236は、再特定した特定プレイヤの優遇地をプレイヤの優遇地として再特定してもよい。
<プレイヤと優遇地との関係>
ここで、図3を参照して、プレイヤの優遇地の一例について説明する。図3は、ゲームシステム1でのプレイヤとプレイヤの優遇地との関係の一例を示す図である。本例では、プレイヤAとプレイヤBとの対戦ゲームの例を用いて説明する。
図3(a)に示すように、属性特定手段236は、プレイヤの優遇地を、プレイヤの出身地、実績地、訪問地などに基づいて特定する。図3(b)に示すように、実績地は、プレイヤが過去(第2期間)にプレイした場所のうち、(ア)最も多くプレイした場所、(イ)最も多く勝利した場所、(ウ)ゲームの大会に最も多く出場した場所、(エ)ゲームの大会で最も多く入賞した場所の少なくともいずれかに基づいて属性特定手段236により特定される。
属性特定手段236は、例えば、上記(ア)~(エ)の場所の中で実績地の特定に用いる場所を、所定条件を満たすものに場所してもよい。
上記(ア)に対する所定条件を「最も多くプレイした場所でのプレイ回数が閾値(本例では90回)を超えること」とする場合を例に説明する。プレイヤAの場合、属性特定手段236は、第2期間におけるプレイ実績に基づいて、最も多くプレイした場所である東京でのプレイ回数が100回であり閾値を超えるため、実績地として東京を採用する。他方プレイヤBの場合、属性特定手段236は、大阪でのプレイ回数が80回であり閾値を超えないため、実績地として大阪を採用しない。同様に、上記(イ)の最も多く勝利した場所についても、属性特定手段236は、プレイヤAの場合、所定条件を満たすため(最も多く勝利した場所でのプレイ回数が閾値(30回)を超えるため)実績地として東京を採用する。他方プレイヤBの場合も同様に、属性特定手段236は、最も多く勝利した場所である大阪でのプレイ回数が20回でありこの閾値を超えないため、実績地として大阪を採用しない。
「訪問地」とは、プレイヤが過去に訪問した場所である。図3(b)に示すように、訪問地は、例えば、プレイヤが過去(第1期間)に訪問した場所のうち(オ)最も観光で訪れた場所に基づいて属性特定手段236により特定される。この(オ)に対する所定条件を「その場所に訪問した回数が閾値(本例では3回)を超えること」とする場合、属性特定手段236は、第1期間における位置情報の履歴に基づいて、プレイヤAにおいて、最も観光で訪れた場所である宮城への訪問回数が2回でこの閾値を超えないため訪問地として宮城を採用しない。
属性特定手段236は、プレイヤAの場合、上記のように所定条件を満たした場所である北海道および東京を、プレイヤAの優遇地として特定する。また、属性特定手段236は、プレイヤBの場合、上記のように所定条件を満たした場所である沖縄、大阪および島根を、プレイヤBの優遇地として特定する。
―判定手段―
図1に戻って説明を続ける。判定手段237は、第1関係を判定する。「第1関係」とは、位置情報と優遇属性との間の関係である。判定手段237は、例えば、プレイヤが現在北海道に位置することを位置情報が示し(現在のプレイ地が北海道であることを示し)さらにこのプレイヤの優遇地が北海道の場合、第1関係としてプレイヤの位置(プレイ地)と優遇地とが一致すると判定する。
―進行制御手段―
進行制御手段238は、第1関係に応じてゲームの進行を優遇する。「ゲームの進行を優遇する」とは、ゲームの進行を有利にさせる処理であればどのようなものでもよい。ゲームの進行を有利にさせる処理として、例えば、プレイヤキャラクタなどのパラメータの有利化(例えば、攻撃力やHP、速度のアップ、特殊スキル発動可能、攻撃後の硬直が少ないなど)、コンティニュー回数のアップ、スタミナ回復量のアップ、ゲームイベントの開放、相手プレイヤキャラクタや敵キャラクタに対するハンデの付与(パラメータの不利化)、報酬(例えば、ゲーム媒体(ガチャをひく権利含む))の付与、などであってもよい。進行制御手段238は、例えば、判定手段237により第1関係としてプレイヤの位置と優遇地とが一致すると判定された場合、このプレイヤのパラメータを有利化してもよい。
上記構成によれば、進行制御手段238は、プレイヤの位置と優遇属性との関係(第1関係)に応じて、ゲームの進行を優遇することができる。プレイヤの位置が大会の開催地の場合、進行制御手段238は、開催地と縁のあるプレイヤのゲームの進行を優遇することができる。このため、上記構成によれば、進行制御手段238は、プレイヤの優遇地と開催地とが一致するような関係を築くとゲームの進行を有利にするため、プレイヤに対して開催地に密着させるモチベーションを与えることができる。したがって、上記構成によれば、進行制御手段238は、地域とプレイヤとの関係を改善することができる。
<ゲーム装置5の構成>
ゲーム装置5には、ディスプレイ61、スピーカ62、タッチパッド63およびマイク64が外部接続または内蔵される。また、ゲーム装置5は、ネットワークインタフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54、記憶部55、制御部56、を有する。ネットワークインタフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54および記憶部55は、バス59を介して制御部56と電気的に接続されている。
ネットワークインタフェース51は、ゲーム装置5とサーバ装置2との間で各種データを送受信するために、通信ネットワーク6に通信可能に接続される。
グラフィック処理部52は、制御部56から出力されるゲーム画像情報に従って、キャラクタおよび仮想ゲーム空間に関する各種オブジェクトを含むゲーム画像を、動画形式で描画する。グラフィック処理部52は、例えば液晶型であるディスプレイ61と接続されており、動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面としてディスプレイ61上に表示される。
オーディオ処理部53は、スピーカ62と接続され、制御部56の指示に従ってゲーム音声を再生および合成すると、これをスピーカ62から出力させる。
操作部54は、タッチパッド63と接続され、操作入力に関するデータをタッチパッド63との間で送受信する。ユーザは、タッチパッド63をタッチすることで、ゲーム装置5に操作信号を入力する。
記憶部55は、HDD、SSD、RAMおよびROMなどで構成される。記憶部55には、サーバ装置2からダウンロードしたゲームデータ、ゲームプログラムの一部を含む各種プログラム、自装置5のアカウント情報などが格納されている。
記憶部55は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、サーバ装置2の記憶部22で記憶するユーザDB221の少なくとも一部の情報である。ユーザDB221でユーザ情報のマスタを管理し、ゲーム装置5の記憶部55は、このマスタの少なくとも一部の情報をサーバ装置2から配信されて記憶する。
制御部56は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置5の動作を制御する。
制御部56は、各種プログラムを実行することにより、通信手段561、ゲーム実行手段562、および報知制御手段563として機能する。
―通信手段561―
通信手段561は、ネットワークインタフェース51を介してサーバ装置2との通信を行う機能である。
通信手段561は、操作部54がタッチパッド63から受信した各種操作信号に応じて、サーバ装置2が把握可能な情報を生成して送信する。例えば、通信手段561は、アカウント情報、新たなゲームデータのダウンロード要求情報、ガチャ実行要求、クエスト実行要求、ユーザ情報、ゲームデータ、位置情報などを、サーバ装置2に送信する。また、通信手段561は、ダウンロード要求情報に応じてサーバ装置2から送られてきた新たなゲームデータ、抽せん処理により選択されたゲーム媒体に関する情報などを、サーバ装置2から受信する。
―ゲーム実行手段-
ゲーム実行手段562は、自装置5のユーザによるタッチパッド63の操作に従って、ゲームデータに含まれる仮想ゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部55から読み出すかまたはサーバ装置2から受信したデータを用いて、ゲームプログラムを実行しつつ、2次元または3次元のゲーム画像情報を生成する。ゲーム画像情報がグラフィック処理部52によって処理されることにより、ディスプレイ61には処理後のゲーム画像が逐次表示される。
そして、ゲーム実行手段562は、ゲーム画像上に、自装置5のユーザの操作に従ってキャラクタを配置させ、そのユーザの操作およびゲームの進行状況に応じて仮想ゲーム空間におけるキャラクタの行動を制御する。例えば、ゲーム実行手段562は、ユーザのタッチパッド63を介した操作(以下、単に「ユーザ操作」という)に応じて、ゲームにおいてクエストを実行させる。また、ゲーム実行手段562は、ユーザ操作に応じて、ユーザにより選択されたゲーム媒体をプレイヤキャラクタに使用させる。
ゲーム実行手段562は、ゲームデータを生成する。また、ゲーム実行手段562は、ネットワークインタフェース51を介して、ゲームデータとユーザ情報と位置情報とを、サーバ装置2に送信する。
―報知制御手段-
報知制御手段563は、ゲームの実行にあたり、自装置5のユーザの操作などに応じてディスプレイ61の表示制御およびスピーカ62の音声出力制御を行う。
測位部58は、所定の測位手法によって位置情報を測位する。測位部58は、例えば、GPS受信機を有しており、GPS衛星が送信する信号を受信して、ユーザの現在位置としてゲーム装置5の緯度経度座標を測定する。
<ゲームシステム1の動作の流れ>
図4を参照して、サーバ装置2がゲーム装置5a、5bから対戦ゲームのプレイ要求を受け付ける処理から対戦ゲームを終了させる処理までの流れ・相互作用について説明する。本例では、北海道で行われるオフライン大会での対戦ゲームを例に説明する。また本例では、対戦ゲームで対戦するプレイヤAとプレイヤBとがそれぞれゲーム装置5aとゲーム装置5bとを使用してプレイしているものとする。
図4に示すように、まず、ゲーム装置5aとゲーム装置5bそれぞれは、対戦ゲームのプレイ要求をサーバ装置2に送信する(ステップst1、2)。
次いで、サーバ装置2のゲーム進行手段234は、送信されたプレイ要求を受け付ける(ステップst3)。
次いで、位置特定手段235は、ゲーム進行手段234がプレイ要求を受け付けた場合、プレイヤAとプレイヤBそれぞれの位置情報を特定する(ステップst4)。本例では、北海道で行われるオフライン大会のため、この大会の開催地(北海道)をプレイヤの位置(プレイ地)とする。
次いで、属性特定手段236は、プレイヤAとプレイヤBそれぞれの優遇属性を特定する(ステップst5)。本例では、プレイヤそれぞれの優遇属性として優遇地を特定するものとし、プレイヤAの優遇地は北海道と東京、プレイヤBの優遇地は沖縄と大阪と島根とする。
次いで、判定手段237は、プレイヤそれぞれにおける位置情報と優遇属性との間の第1関係を判定する(ステップst6)。判定手段237は、プレイヤAの場合、第1関係を、プレイヤAの位置情報とプレイヤAの優遇地とは一致する関係であると判定する。また判定手段237は、プレイヤBの場合、第1関係を、プレイヤBの位置情報とプレイヤBの優遇地とは一致しない関係であると判定する。
次いで、進行制御手段238は、判定手段237により判定された第1関係に応じてゲームの進行を優遇する(ステップst7)。進行制御手段238は、例えば、プレイヤAに対して、位置情報と優遇地とが一致する関係であるため、プレイヤAのゲーム進行を優遇する。進行制御手段238は、例えば、プレイヤAが対戦ゲームで使用するプレイヤキャラクタAの攻撃力をアップさせる。
次いで、ゲーム進行手段234は、プレイヤキャラクタAの攻撃力アップの情報を含め対戦ゲームを開始させるために必要なゲームデータを、ゲーム装置5a、5bに送信する(ステップst8)。
次いで、サーバ装置2のゲーム進行手段234は、対戦ゲームを開始させる(ステップst9)。サーバ装置2とゲーム装置5a、5bとは、対戦ゲームの進行中(開始から終了まで)、複合フラグメントopt1(Option1)が示すエリア内の処理を実行する。
具体的には、サーバ装置2のゲーム進行手段234は、対戦ゲームを進行させるための処理を実行する(ステップst10)。ゲーム進行手段234は、例えば、対戦ゲームの進行のためのゲームデータの送受信について、ゲーム装置5aとゲーム装置5bとの間を中継する。また、ゲーム装置5a、5bのゲーム実行手段562それぞれでは、プレイヤA、Bそれぞれの操作に応じてプレイヤキャラクタA、Bそれぞれの行動を制御し、対戦ゲームを実行する(ステップst11)。ゲーム装置5a、5bのゲーム実行手段562それぞれは、この実行させた結果をゲームデータとしてサーバ装置2に送信する。以降、後続の処理と並行して、ゲーム進行手段234とゲーム実行手段562とのこれらの処理は随時行われているものとする。
サーバ装置2は、対戦ゲームを観戦する特定プレイヤの属性が変更された場合、複合フラグメントopt2(Option2)が示すエリア内の処理を実行する。具体的には、サーバ装置2の属性特定手段236は、対戦ゲームを観戦するプレイヤBの特定プレイヤの属性が変更された場合、この変更に基づいて、プレイヤBの優遇属性を再特定する(ステップst12)。例えば、図2の例では、北海道出身のプレイヤBの特定プレイヤ(ファン)が途中参加してその観戦する特定プレイヤの数を増やした場合、プレイヤBの特定プレイヤの優遇地に北海道を追加し、プレイヤBの優遇地に北海道が追加される。
次いで、サーバ装置2の判定手段237は、再特定された優遇属性と位置情報との第1関係を再判定する(ステップst13)。判定手段237は、具体的には、プレイヤBにおいて、再特定されたプレイヤBの優遇地には北海道が追加されているため、プレイヤBの位置情報とプレイヤBの優遇地とは一致する関係であると再判定する。
次いで、サーバ装置2の進行制御手段238は、プレイヤBに対して、再判定された第1関係が位置情報と優遇地とが一致する第1関係であるため、プレイヤBのゲーム進行を優遇する(ステップst13)。進行制御手段238は、例えば、プレイヤBが対戦ゲームで使用するプレイヤキャラクタBの攻撃力をアップさせる。
次いで、サーバ装置2のゲーム進行手段234は、ネットワークインタフェース21を介して、プレイヤキャラクタBの攻撃力アップの情報を含め更新されたゲームデータを、ゲーム装置5a、5bに送信する(ステップst14)。
次いで、サーバ装置2のゲーム進行手段234は、対戦ゲームの状況が所定条件を満たした場合(例えば、プレイヤキャラクタA、BいずれかのHPが0になった場合)、対戦ゲームを終了させる(ステップst15)。
以上をまとめると、サーバ装置2の制御部23(コンピュータ)を、プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段234、プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段235、プレイヤまたはキャラクタの少なくともいずれかの優遇属性を特定する属性特定手段236、位置情報と優遇属性との間の第1関係を判定する判定手段237、第1関係に応じてゲームの進行を優遇する進行制御手段238、として機能させるものである。
<効果>
本実施形態によれば、プレイヤの位置と優遇属性との関係(第1関係)に応じて、ゲームの進行を優遇することができる。例えば、プレイヤの位置が大会の開催地の場合、開催地と縁のあるプレイヤのゲームの進行を優遇することができる。このため、本実施形態によれば、プレイヤの優遇地と開催地とが一致するような関係を築くとゲームの進行が有利になるため、プレイヤに対して開催地に密着させるモチベーションを与えることができる。したがって、本実施形態によれば、地域とプレイヤとの関係を改善することができる。
[変形例]
なお、本発明を上記実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されない。以下のような場合も本発明に含まれる。
[第1変形例]
属性特定手段236は、例えば、観客属性を特定し、観客属性に基づいてプレイヤの優遇属性を特定してもよい。ここで「観客属性」とは、ゲームを観戦する観戦者の属性である。観客属性は、例えば、ゲームにおける観戦者全体の属性であってもよい。属性特定手段236は、例えば、ゲームを観戦する複数の観戦者の優遇地の中で最も多い優遇地を、そのゲームの観客属性として特定してもよい。
上記構成によれば、属性特定手段236は、観客属性に基づいて、プレイヤの優遇属性を特定することができる。このため、上記構成によれば、属性特定手段236は、開催地の地元の観戦者が多ければ多いほどプレイヤのゲームの進行を有利にさせることができる。したがって、上記構成によれば、属性特定手段236は、大会などのイベントに地元の観戦者を集めることができ、地域活性化を図ることができる。
[第2変形例]
属性特定手段236は、例えば、(A)特定の属性を有する観戦者の数、(B)観戦者全体に対する特定の属性を有する観戦者の割合、(C)特定プレイヤの数、または、(D)観戦者全体に対する特定プレイヤの割合に基づいて、プレイヤの優遇属性を特定してもよい。上記(A)および(B)における「特定の属性」とは、例えば、出身地がプレイヤと同じ出身地であること、居住地が開催地であること、または居住地がプレイヤの実績地から所定範囲内にあることなどであってもよい。属性特定手段236は、例えば、プレイヤと同じ出身地の観戦者の数が閾値を超える場合、プレイヤの優遇属性として、プレイヤの出身地を優遇地として特定してもよい。
上記構成によれば、属性特定手段236は、特定の属性を有する観戦者や特定プレイヤの数や全体に対する割合に基づいて、プレイヤの優遇属性を特定することができる。例えば、現実のスポーツ観戦において地元のファンの数や全体に対する割合が多ければ多いほどその応援の力が強くなり選手が力を発揮しやすいなどの有利な傾向にある。上記構成によれば、このような現実のスポーツ観戦の傾向により即した形で、プレイヤのゲーム進行を有利にすることができる。したがって、上記構成によれば、属性特定手段236は、現実のスポーツ観戦のように地域のeスポーツ大会を盛り上げることができ、地域活性化を図ることができる。
[第3変形例]
上記実施形態では、優遇属性を優遇地とする例を用いて説明したが、優遇地をこれに限る趣旨ではない。属性特定手段236は、優遇属性として、プレイヤの趣味を特定してもよい。例えば、プレイヤの居住地が「日本」でプレイヤの趣味が「海外旅行」である場合、判定手段237は、日本国外で開催されるゲームの大会において、第1関係を、プレイヤの趣味とプレイヤの位置情報とに共通点がある関係と判定してもよい。そして、ゲーム進行手段234は、この判定された第1関係に応じて、このプレイヤの日本国外で開催されるゲームの大会におけるゲーム進行を優遇してもよい。
[第4変形例]
上記実施形態では、プレイヤの位置情報とプレイヤやキャラクタの優遇属性との第1関係に応じてゲームの進行を優遇する例を説明したが、ゲームの進行を優遇する関係はこれに限られない。本実施形態にかかるゲームシステムは、例えば、ゲームの観戦者の属性である観客属性とプレイヤやキャラクタの優遇属性との第2関係に応じてゲームの進行を優遇してもよい。
属性特定手段236は、例えば、ゲームを観戦する観戦者それぞれの属性に基づいて、ゲームについて観客属性を特定してもよい。属性特定手段236は、例えば、ゲームの大会Aにおいてその大会の観戦者それぞれの優遇地を集計し、集計の結果最も多い優遇地が大阪の場合、大会Aの観客地として大阪を特定してもよい。ここで「観客地」とは、観客属性の一つであり、観戦者を含む観客に関する場所である。
判定手段237は、例えば、観客属性と優遇属性との間の第2関係を判定してもよい。判定手段237は、例えば、大会Aにおいて、観客地が大阪でプレイヤの優遇地が大阪の場合、第2関係として、観客地と優遇地が一致する関係と判定してもよい。
進行制御手段238は、例えば、判定手段237により判定された第2関係に応じてゲームの進行をさらに優遇してもよい。
上記構成によれば、進行制御手段238は、観客属性と優遇属性との間の第2関係に応じてゲームの進行をさらに優遇することができる。例えば、現実のスポーツ観戦でホーム戦と同様に選手と出身地などの地域に関する縁のある観客が多いほど、この選手が有利になる傾向がある。上記構成によれば、このような現実のスポーツ観戦の傾向により即した形で、プレイヤの属性と関係のある属性をもつ観客によってプレイヤのゲーム進行を有利にすることができる。したがって、上記構成によれば、属性特定手段236は、現実のスポーツ観戦のようにeスポーツ大会を盛り上げることができる。
[第6変形例]
上記実施形態では、プレイヤの位置情報とプレイヤやキャラクタの優遇属性との第1関係に応じてゲームの進行を優遇する例を説明したが、ゲームの進行を優遇する関係はこれに限られない。本実施形態にかかるゲームシステムは、例えば、ゲームの大会などのイベントを主催する主催者の属性である主催者属性とプレイヤやキャラクタの優遇属性との第3関係に応じてゲームの進行を優遇してもよい。
属性特定手段236は、例えば、ゲームのイベントを主催者の属性を特定してもよい。属性特定手段236は、例えば、主催者が島根地域振興団体であれば、主催者の属性である主催者地を「島根」として特定してもよい。
判定手段237は、例えば、主催者の属性と優遇属性との間の第3関係を判定してもよい。判定手段237は、例えば、大会Bにおいて、主催者地が島根でプレイヤの優遇地が島根の場合、第3関係として、主催者地と優遇地が一致する関係と判定してもよい。
進行制御手段238は、例えば、判定手段237により判定された第3関係に応じてゲームの進行をさらに優遇してもよい。
例えば、地域活性化を図る主催者がオンライン大会を開催する場合、プレイヤの位置が主催者に関する地域にいるとは限らない。したがって、上記構成によれば、進行制御手段238は、プレイヤの位置が主催者に関する地域でなくても、主催者に関する地域を活性化させることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、ゲームシステム1が、プレイヤの優遇属性を特定し、特定されたプレイヤの優遇属性とプレイヤの位置情報との第1関係に応じてゲームの進行を優遇する例を説明したが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、本開示の実施形態にかかるゲームシステムは、キャラクタの優遇属性を特定し、特定されたキャラクタの優遇属性とプレイヤとの第1関係に応じてゲームの進行を優遇させてもよい。
属性特定手段236は、例えば、キャラクタに関する現実の事象が所定条件を満たす場合、この事象が発生した位置に基づいて、キャラクタの優遇属性を特定してもよい。ここで「キャラクタに関する現実の事象」とは、例えば、各キャラクタに対応する実在人物や実在動物、実在アイテムなどにおいて現実に起こった事象(行動や出来事)などである。属性特定手段236は、例えば、プレイヤキャラクタが実在するスポーツ選手であれば、このスポーツ選手が活躍した試合の場所やキャンプを行った場所、訪問した場所、出身校の場所などが所定条件を満たす場合、これらの場所を、このプレイヤキャラクタの優遇地として特定してもよい。また、属性特定手段236は、例えば、プレイヤキャラクタが実在する競争馬であれば、この競争馬が活躍したレースの場所や産地などが所定条件を満たす場合、これらの場所を、このプレイヤキャラクタの優遇地として特定してもよい。
上記構成によれば、属性特定手段236は、キャラクタに関する現実の事象とリンクさせて、キャラクタの優遇属性を特定することができる。このため、上記構成によれば、属性特定手段236は、現実のスポーツ選手や競走馬などによるスポーツ試合や競馬レースなどのホーム戦により即した形でゲームを進行させることができる。
制御部23は、各種プログラムを実行することにより、受付手段(不図示)としてさらに機能してもよい。受付手段は、複数のユーザそれぞれからキャラクタに対する選択を受け付ける。受付手段は、例えば、複数のユーザそれぞれからゲームで使用するプレイヤキャラクタとしてキャラクタに対する選択を受け付けてもよい。他の例として、受付手段は、キャラクタの人気投票などのため、複数のユーザそれぞれから好きなキャラクタとしてキャラクタに対する選択を受け付けてもよい。
属性特定手段236は、例えば、キャラクタを選択した複数のプレイヤの属性の中でその数または全体に対するその割合が最も多い属性を、キャラクタの優遇属性として特定してもよい。属性特定手段236は、例えば、キャラクタCを選択した複数のプレイヤの優遇地の中で最も数が多い優遇地を、このキャラクタの優遇地として特定してもよい。また、属性特定手段236は、例えば、キャラクタCを選択した複数のプレイヤの優遇地の合計数に対する割合が最も多い優遇地を、このキャラクタの優遇地として特定してもよい。
上記構成によれば、属性特定手段236は、各キャラクタを気に入っているプレイヤやファンなどの属性によってキャラクタの属性を特定することができる。上記構成によれば、属性特定手段236は、各キャラクタの支持層に応じて、そのキャラクタの属性を特定することができ、よりユーザの意向にそったキャラクタの属性とすることができる。
本実施形態にかかるゲームでは、プレイヤは、操作入力により複数のキャラクタを指定してもよい。例えば、プレイヤは、ゲームで自身が使用するデッキについて、このデッキを構成する複数のキャラクタを指定してもよい。例えば、図5に示すように、プレイヤAは、デッキを構成するキャラクタとしてキャラクタ1~5を指定してとする。また、プレイヤBは、デッキを構成するキャラクタとしてキャラクタ6~10を指定してとする。
判定手段237は、例えば、プレイヤに指定された複数のキャラクタそれぞれの優遇属性と位置情報とが第1関係を満たすか否かを判定してもよい。例えば、判定手段237は、図5に示すように、複数のキャラクタそれぞれの優遇地がプレイ地である東京と一致する関係であるか否かを判定してもよい。本例の場合、キャラクタ1、2、7が、その優遇地とプレイ地とが一致する関係であり第1関係を満たすと判定される。
進行制御手段238は、第1関係を満たすと判定された優遇属性のキャラクタによるゲームの進行を優遇し、さらに、第1関係を満たす優遇属性の組み合わせに応じて優遇の度合いを決定する。この「優遇の度合いを決定する」とは、例えば、アップさせる攻撃力の度合いを決定したり、特定のスキルを発動可能と決定したりすることをいう。
進行制御手段238は、図5に示すように、プレイヤAについて、第1関係を満たすと判定された優遇地のキャラクタ1、2のゲーム進行を優遇する。さらに、進行制御手段238は、プレイヤAについて、第1関係を満たすと判定された優遇地のキャラクタ1とキャラクタ2の組み合わせに応じて攻撃力アップの度合いを2倍とするよう決定する。
上記構成によれば、進行制御手段238は、キャラクタそれぞれの優遇属性に応じてゲームの進行を優遇するだけではなく、その組み合わせに応じて優遇の度合いを決定することができる。このため、上記構成によれば、進行制御手段238は、デッキを構成するキャラクタの組み合わせについて優遇の度合いがより高くなる組み合わせをプレイヤに選択させることができる。したがって、上記構成によれば、進行制御手段238は、プレイヤが位置する地域に密着したキャラクタをプレイヤが指定するよう促すことができ、この地域の活性化を図ることができる。
ゲーム進行手段234は、例えば、複数のプレイヤからの操作入力に応じてそれぞれのキャラクタを操作することによりゲームを進行させてもよい。ゲーム進行手段234は、例えば、複数のプレイヤで協力プレイをする場合、複数のプレイヤそれぞれのプレイヤキャラクタを操作することによりゲームを進行させてもよい。
判定手段237は、例えば、複数のプレイヤそれぞれの優遇属性と位置情報とが第1関係を満たすか否かを判定してもよい。例えば、図6の例に示すように、判定手段237は、例えば、プレイヤそれぞれの優遇地とプレイ地とが一致する関係であるか否かを判定してもよい。本例では、判定手段237により、プレイヤD以外のプレイヤについて、優遇地とプレイ地とが一致する関係であると判定されたものとする。
進行制御手段238は、例えば、第1関係を満たすと判定された優遇属性のプレイヤのゲームの進行を優遇してもよい。例えば、図6の例に示すように、進行制御手段238は、第1関係を満たすと判定された優遇地のプレイヤA~Cのゲームの進行を優遇してもよい。さらに、進行制御手段238は、第1関係を満たす優遇属性の組み合わせに応じてこの優遇の度合いを決定してもよい。例えば、図6の例に示すように、進行制御手段238は、第1関係を満たす優遇地の組み合わせとしてプレイヤAとプレイヤBとが同じプレイ地であって優遇地と一致するプレイ地「東京」である場合、プレイヤAとプレイヤBの協力プレイにおいてコンボ攻撃と発動可能としてもよい。
上記構成によれば、進行制御手段238は、複数のプレイヤでのマルチプレイにおいて、複数のプレイヤの第1関係を満たす優遇属性の組み合わせに応じて、ゲームの進行の優遇の度合いを決定することができる。このため、上記構成によれば、例えば、プレイヤは、自分と同じ出身地のプレイヤを集めてこの出身地に縁のある場所で協力プレイをすることで、この協力プレイを有利に進めることができる。したがって、上記構成によれば、進行制御手段238は、マルチプレイにおいて地域に縁のあるプレイヤを集めることができ、地域活性化を図ることができる。
[変形例]
なお、本発明を上記実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されない。以下のような場合も本発明に含まれる。
[第1変形例]
上記実施形態では、プレイヤや運営者が一つの会場に集合するオフライン大会で行われるゲームとする例を用いて説明したが、ゲームをこれに限定する趣旨ではない。例えば、本開示の実施形態にかかるゲームは、プレイヤや観戦者が遠隔にいて、それぞれが使用するゲーム装置5同士がネットワークを介してつながって行われるオンラインゲームであってもよい。
オンライン対戦ゲームの場合、プレイヤAのプレイ地とプレイヤBのプレイ地とが一致するとは限らない。このため、例えば、プレイヤAのプレイ地が北海道でプレイヤAの優遇地も北海道であり、かつプレイヤBのプレイ地が沖縄でプレイヤBの優遇地も沖縄である場合、双方のプレイヤが優遇地でプレイしていることがありうる。このため、進行制御手段238は、プレイしている季節などにさらに基づいて、優遇の度合いを決定してもよい。
進行制御手段238は、例えば、プレイしている季節が夏の場合、夏にプレイしやすい場所である北海道が優遇地であるプレイヤAの優遇の度合いをプレイヤBより大きくしてもよい。例えば、進行制御手段238は、プレイしている季節が夏の場合、北海道が優遇地であるプレイヤAの大阪が優遇地であるプレイヤBに対するコンボ攻撃を可能としてもよい。すなわち、進行制御手段238は、プレイしている季節に応じて、より快適な場所が有利となるようにしてもよい。進行制御手段238は、例えば、プレイしている季節が夏の場合、より涼しい場所が有利となるようにしてもよい。
[他の実施形態]
上記実施形態において説明した各種制御手段および処理手順は一例であり、本発明、その適用物、またはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。各種制御手段および処理手順は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
上記実施形態では、ゲーム装置5がスマートフォンである場合を例示したが、ゲーム装置5は、ゲームセンターなどに提供されるアミューズメント機器であってもよい。
ゲームは、アクションゲーム、シューティングゲーム、ロールプレイングゲーム、シミュレーションゲーム、ボードゲーム、およびパズルゲームなどであってもよく、様々な種類のゲームに適用することができる。
上記実施形態では、オブジェクトがプレイヤキャラクタである場合を例示したが、これに限定されない。例えば、オブジェクトは、仮想ゲーム空間内で使用されるカードやアイテム(武器、防具などの装備品)などであることができる。
上記実施形態では、サーバ装置2および複数のゲーム装置5が一体となってゲームプログラムを機能させる場合を例示したが、これに限定されない。ゲームプログラムのすべての手段、すなわち、ゲーム進行手段、位置特定手段、属性特定手段、判定手段、進行制御手段などが、サーバ装置2単体、ゲーム装置5単体、サーバ装置およびゲーム装置5とは別の通信端末単体、これらのうち組み合わせられる2つの装置(例えば、サーバ装置2とゲーム装置5での分散処理など)、に備えられていてもよい。また、サーバ装置、ゲーム装置、通信端末を一体となって機能させる場合、どの手段をどの装置にて機能させるかも、適宜変更が可能である。
これらの他の実施形態を採用した場合においても、本実施形態の作用効果は発揮される。また、本実施形態と他の実施形態、および他の実施形態同士を適宜組み合わせることも可能である。
1 ゲームシステム
2 サーバ装置
23 制御部
234 ゲーム進行手段
235 位置特定手段
236 属性特定手段
237 判定手段
238 進行制御手段
5 ゲーム装置
56 制御部

Claims (20)

  1. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ
    前記特定手段は、第1期間における前記位置情報の履歴が示す前記プレイヤが訪問した場所が所定の条件を満たす場合、この訪問した場所を前記プレイヤの優遇地として特定する、
    ゲームプログラム。
  2. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ
    前記特定手段は、第1期間における前記位置情報の履歴が示す前記プレイヤが訪問した場所が所定の条件を満たす場合、この訪問した場所を前記プレイヤの優遇地として特定する、
    ゲームプログラム。
  3. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、第2期間における前記プレイヤのプレイ実績にさらに基づいて、前記プレイヤの優遇地を特定する、
    ゲームプログラム。
  4. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、第2期間における前記プレイヤのプレイ実績にさらに基づいて、前記プレイヤの優遇地を特定する、
    ゲームプログラム。
  5. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者に関する場所のうち所定の条件を満たす場所を、前記プレイヤの優遇地として特定する、
    ゲームプログラム。
  6. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者に関する場所のうち所定の条件を満たす場所を、前記プレイヤの優遇地として特定する、
    ゲームプログラム。
  7. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者のうち、前記ゲーム進行手段により進行されているゲーム、または過去に実行されたゲームにおいて前記プレイヤに対して所定行動をとった特定プレイヤである観戦者それぞれに関する場所に基づいて、前記プレイヤの優遇地を特定する、
    ゲームプログラム。
  8. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者のうち、前記ゲーム進行手段により進行されているゲーム、または過去に実行されたゲームにおいて前記プレイヤに対して所定行動をとった特定プレイヤである観戦者それぞれに関する場所に基づいて、前記プレイヤの優遇地を特定する、
    ゲームプログラム。
  9. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者のうち、出身地が前記プレイヤと同じ出身地であること、もしくは居住地が前記ゲームのイベントの開催地と一致することを含む特定の属性を有する前記観戦者の数、前記観戦者全体に対する前記特定の属性を有する前記観戦者の割合、前記ゲーム進行手段により進行されているゲーム、または過去に実行されたゲームにおいて前記プレイヤに対して所定行動をとった特定プレイヤの数、または、前記観戦者全体に対する前記特定プレイヤである観戦者の割合に基づいて、前記プレイヤの優遇地を特定する、
    ゲームプログラム。
  10. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者のうち、出身地が前記プレイヤと同じ出身地であること、もしくは居住地が前記ゲームのイベントの開催地と一致することを含む特定の属性を有する前記観戦者の数、前記観戦者全体に対する前記特定の属性を有する前記観戦者の割合、前記ゲーム進行手段により進行されているゲーム、または過去に実行されたゲームにおいて前記プレイヤに対して所定行動をとった特定プレイヤの数、または、前記観戦者全体に対する前記特定プレイヤである観戦者の割合に基づいて、前記プレイヤの優遇地を特定する、
    ゲームプログラム。
  11. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記コンピュータを、複数のユーザそれぞれから前記キャラクタに対する選択を受け付ける受付手段としてさらに機能させ、
    前記特定手段は、前記キャラクタを選択した複数のプレイヤそれぞれに関する場所の中でその数または全体に対するその割合が最も多い場所を、前記キャラクタの優遇地として特定する、
    ゲームプログラム。
  12. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記キャラクタを選択した複数のプレイヤそれぞれに関する場所の中でその数または全体に対するその割合が最も多い場所を、前記キャラクタの優遇地として特定する、
    ゲームプログラム。
  13. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記プレイヤは、操作入力により複数のキャラクタを指定し、
    前記判定手段は、前記複数のキャラクタそれぞれの優遇地と前記位置とが一致するか否かを判定し、
    前記進行制御手段は、前記優遇地と前記位置とが一致すると判定されたキャラクタによるゲームの進行を優遇し、さらに、優遇する前記キャラクタが複数いる場合、複数のキャラクタそれぞれの前記優遇地の組み合わせに応じて前記優遇の度合いを決定する、
    ゲームプログラム。
  14. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記プレイヤは、操作入力により複数のキャラクタを指定し、
    前記判定手段は、前記複数のキャラクタそれぞれの優遇地と前記位置とが一致するか否かを判定し、
    前記進行制御手段は、前記優遇地と前記位置とが一致すると判定されたキャラクタによるゲームの進行を優遇し、さらに、優遇する前記キャラクタが複数いる場合、複数のキャラクタそれぞれの前記優遇地の組み合わせに応じて前記優遇の度合いを決定する、
    ゲームプログラム。
  15. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記ゲーム進行手段は、複数のプレイヤからの操作入力に応じてそれぞれのキャラクタを操作することによりゲームを進行させ、
    前記判定手段は、前記複数のプレイヤそれぞれの前記優遇地と前記位置とが一致するか否かを判定し、
    前記進行制御手段は、前記優遇地と前記位置とが一致すると判定された優遇地のプレイヤのゲームの進行を優遇し、さらに、優遇する前記プレイヤが複数いる場合、複数のプレイヤそれぞれの前記優遇地の組み合わせに応じて前記優遇の度合いを決定する、
    ゲームプログラム。
  16. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記ゲーム進行手段は、複数のプレイヤからの操作入力に応じてそれぞれのキャラクタを操作することによりゲームを進行させ、
    前記判定手段は、前記複数のプレイヤそれぞれの前記優遇地と前記位置とが一致するか否かを判定し、
    前記進行制御手段は、前記優遇地と前記位置とが一致すると判定された優遇地のプレイヤのゲームの進行を優遇し、さらに、優遇する前記プレイヤが複数いる場合、複数のプレイヤそれぞれの前記優遇地の組み合わせに応じて前記優遇の度合いを決定する、
    ゲームプログラム。
  17. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤについて、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかに関する複数の場所のうち、所定条件を満たした少なくとも1つの場所を、前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地として特定する特定手段、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者それぞれに関する場所のうち、所定の条件を満たした場所を特定し、
    前記判定手段は、前記観戦者の前記特定された場所と前記優遇地とが一致するか否かを判定し、
    前記進行制御手段は、前記特定された場所と前記プレイヤの優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行をさらに優遇する、
    ゲームプログラム。
  18. コンピュータを、
    プレイヤからの操作入力に応じてキャラクタを操作することによりゲームを進行させるゲーム進行手段、
    前記プレイヤの位置を示す位置情報を特定する位置特定手段、
    前記プレイヤまたは前記キャラクタの少なくともいずれかの優遇地を、前記ゲームを進行するプレイヤ毎に個別に特定する特定手段であって、前記優遇地は、前記ゲームを進行する第1プレイヤと第2プレイヤとで互いに異なる優遇地を含む、特定手段と、
    前記位置情報が示す位置と前記優遇地とが一致するか否かを判定する判定手段、
    前記位置と前記優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行を優遇する進行制御手段、として機能させ、
    前記特定手段は、前記ゲームを観戦する観戦者それぞれに関する場所のうち、所定の条件を満たした場所を特定し、
    前記判定手段は、前記観戦者の前記特定された場所と前記優遇地とが一致するか否かを判定し、
    前記進行制御手段は、前記特定された場所と前記プレイヤの優遇地とが一致する場合、前記ゲームの進行をさらに優遇する、
    ゲームプログラム。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載のゲームプログラムを記憶した記憶部と、
    前記ゲームプログラムを実行する制御部と、を備える、
    サーバ装置。
  20. 請求項1から18のいずれか一項に記載のゲームプログラムを記憶した記憶部と、
    前記ゲームプログラムを実行する制御部と、を備える、
    ゲームシステム。
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