JP7289685B2 - キャップ - Google Patents
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Description
しかしながらスクイズ時に容器の本体に加わる圧力は人によって様々であり、例えば男女の差異もあれば同一人物であってもその時々の体調によってもスクイズ圧は左右される。
従って本発明の目的の1つは、シンプルな構造の射出成形型を用いて低コストで大量生産が可能であり、且つ斜めに液体を吐出可能な構造のキャップを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一形態におけるキャップは、(6)上部貫通孔が形成された頂板部と、前記頂板部の周縁から垂下する筒状スカート壁と、を含み、前記頂板部には、前記上部貫通孔を通過した内容物の吐出方向を傾向させるため前記上部貫通孔の一部と連通する下部貫通孔を形成する開口段部が設けられ、前記下部貫通孔は、軸方向とは直交する径方向に関し、前記吐出した内容物が傾向する方向とは逆方向へ前記上部貫通孔に対してシフトして配置され、前記下部貫通孔の中心は、前記径方向に関して、前記上部貫通孔の中心と前記筒状スカート壁の中心との間に配置されている、ことを特徴とする。
なお本実施形態においては、説明の便宜上、図を用いた説明においてX、Y及びZ方向を適宜設定したが、説明の便宜上であって本発明を何ら過度に限定するものではない。
以下、一例として上記した容器Bに装着されるキャップ100について、図1~7を適宜参照しながら詳述する。なお図1(b)においては、説明の便宜上で上蓋40が省略された図示となっている点に留意されたい。
図1などに示されるとおり、本実施形態におけるキャップ本体1は、上部貫通孔11が形成された頂板部10と、この頂板部10の周縁から垂下する筒状スカート壁20とを含んで構成されている。
また、図1~図3から明らかなとおり頂板部10の表面10aに、上記した上部貫通孔11を囲繞するように注出筒30が突出形成されるとともに、周縁には後述する上蓋40と係合可能な上蓋係合突起16が形成されている。
なお本実施形態においては、上記したロート状底板部31は、頂板部10と一体となって形成されていてもよい。かような意味からも、このロート状底板部31は、頂板部10に含まれる構成要素であると定義する。
図1および図3などに示すとおり、本実施形態のキャップ100は、上記した頂板部10をカバー可能な上蓋40を更に有して構成されている。またこれらの図からも明らかなとおり、上蓋40は、ヒンジ部50を介して筒状スカート壁20の上端部に接続されている。このようにキャップ100ではヒンジ部50によってキャップ本体1と上蓋40とが連結された構造となっているため、注出筒30のうちヒンジ部50側における注出誘導部33は形成されておらず切り欠いた構造となっている。
したがって図5及び図6(a)に示すとおり、上蓋40が上蓋係合突起16と係合してキャップ本体1をカバーする閉栓時には、インナーリング41が注出筒30の内壁に密着するとともに、これと並行して閉塞栓42の頂部42aが上部貫通孔11を閉塞する。
次に図1~4および7を適宜参照しつつ、容器Bに装着可能な本実施形態のキャップ100における液体吐出における吐出方向の調整態様について説明する。
まず図7から明らかなとおり、本実施形態のキャップ100においては、上部貫通孔11を通過した液体(本例では容器Bに貯蔵された内容物C)が容器の吐出方向(図中のDD方向)へ直進せずに、前記上部貫通孔11から斜めに吐出(傾向)されることに特徴がある。
そして図7(b)も合わせて参照するとおり、この開口段部13によって形成される下部貫通孔12は、上部貫通孔11の一部と連通する連通孔部OPを形成する機能を有して構成されている。
すなわち、まず従来のタイプでは狙った箇所に注出できず例えば皿(注出先となる目標)の外に内容物Cが飛び出してしまう場合もあった。これに対して本実施形態によれば、上部貫通孔11を通過した液体(内容物C)が直進せずに斜めに傾向できるため任意の方向へ吐出方向を傾向できる。
一方で本実施形態によれば、上記した上部貫通孔11と下部貫通孔12の並設構成によって液体を斜め方向に注出できるため、上蓋40の開閉軌跡にあわせて閉塞栓42を少なくとも上部貫通孔11内に挿入でき、従来に比して優れた密封性を維持しつつ射出成形性にも優れることから低コストの大量生産が可能となっている。
以下、図8及び図9を用いて上記実施形態に適用が可能な変形例について説明する。なおこれらの変形例においては、上記した実施形態のキャップ100と異なる部分を中心に説明し、キャップ100と機能が共通する構成要素については同じ番号を付してその説明は適宜省略する。
まず図8を用いて変形例1におけるキャップ101について説明する。
本変形例1のキャップ101は、上記した実施形態のキャップ100に比して、下部貫通孔12の形状が異なっている点に特徴がある。
次に図9を用いて変形例2におけるキャップ102について説明する。
本変形例2のキャップ102は、上記したキャップ100やキャップ101に比して、上蓋40がキャップ本体1に対してヒンジ接続されていない点や、バッファ空間14を有しない点などに特徴がある。
また、変形例2ではヒンジ部50は省略したが、上蓋40がキャップ本体1に対してヒンジ接続する構造としてもよい。
なお上記説明において筒状スカート壁20は外形が円筒状のものを例示したが、必ずしも円筒である必要はなく断面が楕円又は矩形などの非円形状であってもよい。
10:頂板部
11:上部貫通孔
12:下部貫通孔
13:開口段部
13´:第2開口段部
14:バッファ空間
15:嵌合壁部
16:上蓋係合突起
20:筒状スカート壁
21:係止リブ
30:注出筒
31:ロート状底板部
32:注出口
33:注出誘導部
40:上蓋
41:インナーリング
42:閉塞栓
50:ヒンジ部
100~102:キャップ
B:容器
Bo:口部
Bp:係止突条
Claims (6)
- 上部貫通孔が形成された頂板部と、
前記頂板部の周縁から垂下する筒状スカート壁と、を含み、
前記頂板部には、前記上部貫通孔を通過した内容物の吐出方向を傾向させるため前記上部貫通孔の一部と連通する下部貫通孔を形成する開口段部が設けられ、
前記下部貫通孔は、軸方向とは直交する径方向に関し、前記吐出した内容物が傾向する方向とは逆方向へ前記上部貫通孔に対してシフトして配置され、
前記上部貫通孔および前記下部貫通孔は共に円孔であり、
前記下部貫通孔の円心は、前記径方向に関して、前記上部貫通孔の円心と前記筒状スカート壁の中心との間に配置されている、
ことを特徴とするキャップ。 - 前記上部貫通孔および前記下部貫通孔は共に直径が互いに等しい請求項1に記載のキャップ。
- 前記頂板部の表面に、前記上部貫通孔を囲繞するように注出筒が突出形成され、
前記頂板部は、前記上部貫通孔が形成されるとともに前記注出筒の内側に設けられたロート状底板部を含み、
前記上部貫通孔から斜めに吐出された内容物が前記注出筒の内壁に接触する請求項1又は2に記載のキャップ。 - 前記頂板部をカバーする上蓋を更に有し、
前記上蓋には、
前記注出筒の内壁に密接可能なインナーリングと、当該インナーリングの内側で少なくとも前記上部貫通孔を閉塞可能な頂部を具備する閉塞栓と、が形成されている請求項3に記載のキャップ。 - 前記上蓋はヒンジ部を介して前記筒状スカート壁の上端部に接続され、
前記ヒンジ部は、軸方向に関して前記上部貫通孔と並置される位置に配設されてなる請求項4に記載のキャップ。 - 上部貫通孔が形成された頂板部と、
前記頂板部の周縁から垂下する筒状スカート壁と、を含み、
前記頂板部には、前記上部貫通孔を通過した内容物の吐出方向を傾向させるため前記上部貫通孔の一部と連通する下部貫通孔を形成する開口段部が設けられ、
前記下部貫通孔は、軸方向とは直交する径方向に関し、前記吐出した内容物が傾向する方向とは逆方向へ前記上部貫通孔に対してシフトして配置され、
前記下部貫通孔の中心は、前記径方向に関して、前記上部貫通孔の中心と前記筒状スカート壁の中心との間に配置されている、ことを特徴とするキャップ。
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JP2015034012A (ja) | 2013-08-07 | 2015-02-19 | 三笠産業株式会社 | 合成樹脂製キャップ及びその製造方法 |
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- 2019-03-25 JP JP2019057510A patent/JP7289685B2/ja active Active
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