JP7287814B2 - 樹脂膜 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂膜に関する。
半導体やフラットパネルディスプレー等の製造プロセスでは、プラズマを用いて製品基板の成膜やエッチング処理を行うプラズマ処理装置が多く用いられている。プラズマ処理装置の内部ではステンレスやアルミニウムのシールド、セラミックスのクランプリング、石英ガラスのシールドリングなどが用いられているが、近年、アラミド樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂部材もセラミックスに代わって用いられている(例えば特許文献1参照)。樹脂部材はセラミックス程の耐熱性は無いが、軽く、絶縁性が高く、誘電率が低いという長所がある。また、樹脂フィルム製静電チャックのように薄くシート状に加工されて利用されている。
プラズマ処理装置ではアルゴンやヘリウム等の不活性ガス、窒素、酸素の他にフッ素系や塩素系のガスが導入されることがあり、プラズマが内部部材の表面を腐食し、部材の劣化及びそれに伴う発塵の問題が生じ、製品基板の品質低下や歩留まり低下の原因となった。そのため、ステンレスやアルミニウムの部材ではセラミックスのプラズマ耐食性材料が溶射コーティングされている(例えば特許文献2参照)。
樹脂部材においても、例えば樹脂フィルムにより絶縁された導電膜よりなる静電チャックにおいて、前記樹脂フィルムの被処理体載置面にセラミックスコーティング膜を形成することが開示されている(例えば特許文献3参照)。樹脂部材へのセラミックスコーティング方法としては、スパッタ法、プラズマCVD法などが可能であるが、厚膜を形成するためにはプラズマ溶射法を用いることができる。
特開平7-111259号公報 特開平8-20879号公報 特開平7-335732号公報 特開2007-27315号公報 特開2006-82474号公報
しかしながら、プラズマ溶射法によるセラミックス溶射材の樹脂基材への密着性はあまり高くなく、また、溶射材の堆積が均一に行われないために溶射材の空隙が生じやすく、溶射材が剥離して保護コーティングとしての役割を果たせないという問題があった。
一方、樹脂基材とセラミックス溶射材との間に中間層を設けた例が報告されている。例えば、特許文献4には、静電吸着電極の発明であって、溶射前にプライマーを塗布したことが開示されている。しかしながら、プライマーが具体的に何かは記載されていない。また、特許文献5には、溶射前にポリシラザンの塗布コーティング膜を形成したことが開示されている。しかしながら、ポリイミドフィルム表面に、特許文献5のポリシラザンの塗布コーティング膜を形成した後、前記コーティング膜表面に粒子を溶射しても、溶射粒子がコーティング膜表面に付着しないという問題があった。
前記事情に鑑み、本発明は、溶射材を強固に接着させることができる樹脂組成物、塗料および樹脂膜を提供することを目的としている。
本発明に係る樹脂膜の一態様は、溶射被膜を形成するための樹脂膜であって、前記樹脂膜は、ポリシラザンと、無機充填剤と、を含む樹脂組成物の硬化物または前記樹脂組成物を含む塗料の硬化物であり、前記樹脂膜の表面は、無機充填剤の粒子が凹凸を形成している
前記樹脂組成物中の前記無機充填剤の含有量は、前記ポリシラザン100質量部に対して、100質量部~300質量部であってもよい。
前記無機充填剤は、球形粉体および不定形粉体の少なくとも一方であってもよい。
前記無機充填剤は、シリカ、石英粉、アルミナ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、ダイヤモンド粉、マイカ、フッ素樹脂粉およびジルコン粉からなる群から選択される少なくとも1種であってもよい。
前記無機充填剤の平均粒子径は1μm~10μmであってもよい。
前記樹脂膜の表面の粗さRaが0.5~1または前記樹脂膜の表面の粗さRzが3~10であってもよい。
前記樹脂膜は、静電チャック装置の中間層に用いられてもよい。
本発明によれば、溶射材を強固に接着させることができる樹脂組成物、塗料および樹脂膜を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂膜の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る静電チャック装置の縦断面図である。 本発明の一実施例に係る樹脂膜の上に、溶射皮膜が積層された状態を示す写真である。 本発明の一実施例に係る樹脂膜の上に、溶射皮膜が積層された状態を示す写真である。 本発明の一実施例に係る樹脂膜の上に、溶射皮膜が積層された状態を示す写真である。 本発明の一実施例に係る樹脂膜の上に、溶射皮膜が積層された状態を示す写真である。
<樹脂組成物>
本実施形態に係る樹脂組成物の一態様は、ポリシラザンと、無機充填剤と、を含む。前記樹脂組成物がポリシラザンと、無機充填剤と、を含むことにより、前記樹脂組成物に溶射材を強固に接着させることができる。
[無機充填剤]
無機充填剤は、シリカ、石英粉、アルミナ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、ダイヤモンド粉、マイカ、フッ素樹脂粉およびジルコン粉からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。この中でも特に、溶射材と接着性が高いアルミナがより好ましい。
無機充填剤が上記の材料であることにより、耐プラズマ性および耐電圧性を向上させることができる。
これらの材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
無機充填剤は、球形粉体および不定形粉体の少なくとも一方であることが好ましい。球形粉体とは、粉体粒子の角部を丸めた球状体をいう。また、不定形粉体とは、破砕片状、板状、鱗片状、針状など形状が一定な形を取らないものをいう。
無機充填剤が、球形粉体および不定形粉体の少なくとも一方であることにより、樹脂組成物における樹脂中の充填状態が均一分散または最密充填となるように配合設計が可能で、さらに樹脂中から無機充填剤の一部が露出するような設計とすることで、表面突起によるアンカー効果を高め、溶射材との密着性を向上させることが可能となる。
無機充填剤の平均粒子径は、1μm~10μmが好ましく、3μm~6μmがより好ましい。
無機充填剤の平均粒子径が上記範囲内であれば、溶射材の粉末が無機充填剤粒子間にくいこみやすく、無機充填剤粒子間に溶射材を強固に接着させることができる。無機充填剤の平均粒子径は、レーザー回折法で測定することができる。
無機充填剤が球形粉体の場合、その直径(外径)を粒子径とし、無機充填剤が不定形粉体の場合、その形状の最も長い箇所を粒子径とする。
無機充填剤の粒度分布における累積高さ50%点の粒子径は、1.20μm~6.90μmが好ましく、2.00μm~4.00μmがより好ましい。
無機充填剤の累積粒度分布における50%粒子径が上記範囲内であれば、溶射材の粉末が無機充填剤粒子間にくいこみやすく、無機充填剤粒子間に溶射材を強固に接着させることができる。
樹脂組成物中の無機充填剤の含有量は、ポリシラザン100質量部に対して、100質量部~300質量部が好ましく、150質量部~250質量部がより好ましい。
樹脂組成物中の無機充填剤の含有量が上記範囲内であれば、樹脂組成物または樹脂組成物を含む塗料の硬化物である樹脂膜表面に無機充填剤粒子が凹凸を形成することができるため、溶射材の粉末が無機充填剤粒子間にくいこみやすく、前記樹脂膜表面に溶射材を強固に接着させることができる。
[ポリシラザン]
樹脂組成物に含まれるポリシラザンとしては、例えば、当該分野で公知のものが挙げられる。ポリシラザンは有機ポリシラザンであってもよく、無機ポリシラザンであてもよい。
これらの材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
樹脂組成物中のポリシラザンの含有量は、90質量%~100質量%が好ましく、95質量%~100質量%がより好ましい。
樹脂組成物中のポリシラザンの含有量が上記範囲内であれば、樹脂組成物または樹脂組成物を含む塗料の硬化物である樹脂膜表面に無機充填剤粒子が凹凸を形成することができるため、溶射材の粉末が無機充填剤粒子間にくいこみやすく、前記樹脂膜表面に溶射材を強固に接着させることができる。
[他の成分]
樹脂組成物は、ポリシラザン及び無機充填剤のみを含んでいてもよいし、ポリシラザン及び無機充填剤以外の成分(本明細書においては、「他の成分」と称することがある)を含んでいてもよい。
他の成分は、特に限定されず、目的に応じて任意に選択できる。
他の成分としては、例えば、繊維状充填剤が挙げられる。繊維状充填剤は、植物繊維、無機繊維および繊維化された有機樹脂からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。植物繊維としては、パルプ等が挙げられる。無機繊維としては、アルミナからなる繊維等が挙げられる。繊維化された有機樹脂としては、アラミドやテフロン(登録商標)等からなる繊維が挙げられる。
樹脂組成物全体(100体積%)に対する、無機充填剤と繊維状充填剤の合計含有量は10体積%~80体積%であることが好ましい。樹脂組成物における無機充填剤と繊維状充填剤の合計含有量が上記範囲内であれば、溶射により、樹脂組成物上に溶射材を均一に形成することができる。
<塗料>
本実施形態に係る塗料の一態様は、前記樹脂組成物を含む。
塗料は、例えば、ポリシラザン、無機充填剤及び溶媒を含む混合物である。
ポリシラザン及び無機充填剤としては、例えば、本実施形態に係る樹脂組成物に含まれるものと同様のものを用いることができる。
塗料含まれる溶媒には特に制限はないが、ポリシラザン及び無機充填剤が分散できる溶媒であれば好適に使用することができる。
溶媒としては、例えば、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、1-メチル-2ピロリドン、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド等のアミド系溶剤、2-ブタノン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤等が挙げられる。これらの中でも特に、ポリシラザン及び無機充填剤を良好に分散できる酢酸ブチルがより好ましい。
塗料中の溶媒量は、3質量%~15質量%が好ましく、5質量%~10質量%がより好ましい。
塗料中の溶媒量が上記範囲内であれば、ポリシラザン及び無機充填剤を良好に分散することができ、塗布も容易に行える。
<塗料の製造方法>
次に、本実施形態に係る塗料の製造方法について説明する。
塗料は、例えば、前記ポリシラザン、前記無機充填剤及び前記溶媒を混合して得ることができる。
<樹脂膜>
本実施形態に係る樹脂膜の一態様は、前記樹脂組成物または前記塗料の硬化物である。
本発明の一実施形態に係る樹脂膜の一例を、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の樹脂膜1は、例えば、ポリシラザンの硬化物(以下、「ポリシラザン硬化物」と称する。)2と、ポリシラザン硬化物2内に含まれる無機充填剤3とを有する。すなわち、本実施形態の樹脂膜1では、ポリシラザン硬化物2の中に無機充填剤3が分散している。
ポリシラザン及び無機充填剤としては、例えば、本実施形態に係る樹脂組成物に含まれるものと同様のものを用いることができる。
ポリシラザン硬化物2中に無機充填剤3を分散させることによって、樹脂膜1の表面に無機充填剤3の凹凸ができる。そして、その無機充填剤3による凹凸の粒子間に溶射皮膜7が注入される。無機充填剤3と溶射皮膜7との接着性と、無機充填剤3の凹凸による溶射皮膜7のアンカー効果とが相まって、樹脂膜1の表面に溶射皮膜7を強固に接着させることができる。
樹脂膜1の形態は、特に限定されないが、例えば、シート状、フィルム状等が挙げられる。
樹脂膜1の厚さは、1μm~40μmであることが好ましく、5μm~20μmであることがより好ましい。樹脂膜1の厚さが1μm以上であれば、樹脂膜1の表面に溶射皮膜7を強固に接着させることができる。一方、樹脂膜1の厚さが40μm以下であれば、樹脂膜1を備えた静電チャック装置の被吸着体への十分な吸着力が発生する。
被塗料部材に形成された樹脂膜1の表面1aは、複数の無機充填剤3が不規則にポリシラザン硬化物2を介して接着されている。樹脂膜1の表面1aの粗さRaは0.5~1が好ましく、Rzは3~10が好ましい。樹脂膜1の表面1aの粗さが上記範囲内であれば、樹脂膜1の表面1aに溶射皮膜7を強固に接着させることができる。表面粗さRa及びRzは、ポリシラザンに含まれる無機充填剤の量によって調整することができる。ここで、表面粗さRa及びRzとは、JIS B0601-1994に規定される方法により測定した値を意味する。
樹脂膜1の表面1aには、溶射材からなる溶射皮膜7が設けられていてもよい。
溶射材としては、例えば、アルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化マグネシウム(MgO)、イットリア(Y)、ジルコニア(ZrO)、アルミナ-ジルコニア(Al-ZrO)、スピネル(MgAl)、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAl12)等が挙げられる。この中でも特に、無機充填剤と接着性が高いアルミナ(Al)がより好ましい。
これらの材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
溶射材は、粉末形状であることが好ましい。
溶射材の平均粒子径は、5μm~80μmが好ましく、2~20μmがより好ましい。
溶射材の平均粒子径が上記下限値以上であれば、前記樹脂膜表面に溶射材を強固に接着させることができる。溶射材の平均粒子径が上記範囲内であれば、溶射材からなるセラミックス層の空隙を減少させ、セラミックス層の耐電圧を向上させることができる。
<樹脂膜の製造方法>
次に、本実施形態に係る樹脂膜の製造方法について説明する。
樹脂膜1は、公知の塗工方法やスプレー方法等により、本実施形態に係る樹脂組成物をポリイミドフィルム等の被塗料部材に塗布するか、あるいは、本実施形態に係る塗料をポリイミドフィルム等の被塗料部材に塗布した後、例えば、乾燥等で硬化させることにより形成することができる。
樹脂膜1の表面1aに、溶射材からなる溶射皮膜7を設ける場合は、溶射法を用いることができる。
溶射法は、金属、セラミックス等の粉末材料を、燃焼フレームやプラズマフレーム中に供給して、これらを軟化又は溶融した状態にし、基材の表面に高速で吹き付けることによって、その表面に溶射皮膜を形成する表面処理技術である。溶射機としては、アーク溶射法又はプラズマ溶射法などの方法で溶射する市販の溶射機であればよく、特に限定されない。
<静電チャック装置>
本実施形態に係る静電チャック装置の一態様は、複数の内部電極と、前記内部電極の厚さ方向の両面側に設けられた絶縁性有機フィルムと、少なくとも前記内部電極および前記絶縁性有機フィルムを含む積層体の厚さ方向の上面に中間層を介して積層されたセラミックス層と、を備え、前記中間層は、本実施形態に係る前記樹脂膜である。
図2は、本発明の一実施形態に係る静電チャック装置の縦断面図である。この静電チャック装置10には、平板状の複数の内部電極200(第1の内部電極210および第2の内部電極220)が内蔵されている。内部電極200は、半導体ウエハ等を静電気力により吸着固定する機能を果たす。
内部電極200は、シート状またはフィルム状の絶縁性有機フィルム400(第1の絶縁性有機フィルム410および第2の絶縁性有機フィルム420)で挟持されている。絶縁性有機フィルム400は、内部電極200を保護し且つ絶縁する機能を果たす。
内部電極200は、シート状またはフィルム状の接着剤層300を介して絶縁性有機フィルム400と接着されており、あるいは、接着剤層300を介さないで絶縁性有機フィルム400と接触している。内部電極200を挟持した絶縁性有機フィルム400は、シート状またはフィルム状の接着剤層300を介して、基板100の上面100aに接着されている。接着剤層300(第1の接着剤層310および第2の接着剤層320)は、絶縁性有機フィルム400と同様に、内部電極200を保護し且つ絶縁する機能を果たす。
内部電極200、接着剤層300および絶縁性有機フィルム400は、基板100上で積層体20を構成する。積層体20は、その上面20aおよび側面20bを、中間層500を介してセラミックス下地層610に覆われている。中間層500は、セラミックス下地層610を積層体20に強固に接着させる機能を果たす。また、セラミックス層610は、積層体20の表面をプラズマから保護する機能を果たす。
セラミックス下地層610の上面610aには、多数のセラミックス表層620が載置されており、全体として凹凸形状を形成している。セラミックス表層620は、半導体ウエハ等を載置するとともに、半導体ウエハ等に付着するパーティクルの発生を抑制する機能を果たす。
第1の内部電極210および第2の内部電極220は、第1の絶縁性有機フィルム410または第2の絶縁性有機フィルム420に接していてもよい。また、第1の内部電極210および第2の内部電極220は、図2に示すように、第2の接着剤層320の内部に形成されていてもよい。第1の内部電極210および第2の内部電極220の配置は、適宜設計することができる。
第1の内部電極210と第2の内部電極220は、それぞれ独立しているため、同一極性の電圧を印加するだけではなく、極性の異なる電圧を印加することもできる。第1の内部電極210および第2の内部電極220は、導電体、半導体および絶縁体等の被吸着体を吸着することができれば、その電極パターンや形状は特に限定されない。また、第1の内部電極210のみが単極として設けられていてもよい。
本実施形態に係る静電チャック装置10は、少なくとも第2の絶縁性有機フィルム420の上面420aに、中間層500を介してセラミックス層600が積層されていれば、その他の層構成については特に限定されない。例えば、図2に示す基板100がなくてもよい。
基板100としては、特に限定されないが、セラミックス基板、炭化ケイ素基板、アルミニウムやステンレス等からなる金属基板等が挙げられる。
内部電極200としては、電圧を印加した際に静電吸着力を発現できる導電性物質からなるものであれば特に限定されない。内部電極200としては、例えば、銅、アルミニウム、金、銀、白金、クロム、ニッケル、タングステン等の金属からなる薄膜、および前記の金属から選択される少なくとも2種の金属からなる薄膜が好適に用いられる。このような金属の薄膜としては、蒸着、メッキ、スパッタリング等により成膜されたものや、導電性ペーストを塗布乾燥して成膜されたもの、具体的には、銅箔等の金属箔が挙げられる。
第2の接着剤層320の厚さが、内部電極200の厚さよりも大きくなっていれば、内部電極200の厚さは特に限定されない。内部電極200の厚さは、20μm以下であることが好ましい。内部電極200の厚さが、20μm以下であれば、第2の絶縁性有機フィルム420を形成する際に、その上面420aに凹凸が生じ難い。その結果、第2の絶縁性有機フィルム420上にセラミックス層600を形成する際や、セラミックス層600を研磨する際に、不良が生じ難い。
内部電極200の厚さは、1μm以上であることが好ましい。内部電極200の厚さが1μm以上であれば、内部電極200と、第1の絶縁性有機フィルム410または第2の絶縁性有機フィルム420とを接合する際に、十分な接合強度が得られる。
第1の内部電極210と第2の内部電極220に、極性の異なる電圧を印加する場合、隣接する第1の内部電極210と第2の内部電極220の間隔(内部電極200の厚さ方向と垂直な方向の間隔)は、2mm以下であることが好ましい。第1の内部電極210と第2の内部電極220の間隔が2mm以下であれば、第1の内部電極210と第2の内部電極220の間に十分な静電力が発生し、十分な吸着力が発生する。
内部電極200から被吸着体までの距離、すなわち、第1の内部電極210の上面210aおよび第2の内部電極220の上面220aからセラミックス表層620上に吸着される被吸着体までの距離(第1の内部電極210の上面210aおよび第2の内部電極220の上面220a上に存在する、第2の接着剤層320、第2の絶縁性有機フィルム420、中間層500、セラミックス下地層610およびセラミックス表層620の厚さの合計)は、0.05mm~0.15mmであることが好ましい。内部電極200から被吸着体までの距離が0.05mm以上であれば、第2の接着剤層320、第2の絶縁性有機フィルム420、中間層500、セラミックス下地層610およびセラミックス表層620からなる積層体の絶縁性を確保することができる。一方、内部電極200から被吸着体までの距離が0.15mm以下であれば、十分な吸着力が発生する。
接着剤層300を構成する接着剤としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、スチレン系ブロック共重合体、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、アミン化合物、ビスマレイミド化合物等から選択される1種または2種以上の樹脂を主成分とする接着剤が用いられる。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、トリヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラグリシジルフェノールアルカン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ジグリシジルジフェニルメタン型エポキシ樹脂、ジグリシジルビフェニル型エポキシ樹脂等の2官能基または多官能エポキシ樹脂等が挙げられる。これらの中でも、ビスフェノール型エポキシ樹脂が好ましい。ビスフェノール型エポキシ樹脂の中でも、ビスフェノールA型エポキシ樹脂が特に好ましい。また、エポキシ樹脂を主成分とする場合、必要に応じて、イミダゾール類、第3アミン類、フェノール類、ジシアンジアミド類、芳香族ジアミン類、有機過酸化物等のエポキシ樹脂用の硬化剤や硬化促進剤を配合することもできる。
フェノール樹脂としては、アルキルフェノール樹脂、p-フェニルフェノール樹脂、ビスフェノールA型フェノール樹脂等のノボラックフェノール樹脂、レゾールフェノール樹脂、ポリフェニルパラフェノール樹脂等が挙げられる。
スチレン系ブロック共重合体としては、スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン共重合体(SEPS)等が挙げられる。
内部電極200の厚さ方向の両面(内部電極200の厚さ方向の上面200a、内部電極200の厚さ方向の下面200b)側にそれぞれ絶縁性有機フィルム400が設けられている。詳細には、第1の内部電極210の厚さ方向の上面210a側および第2の内部電極220の厚さ方向の上面220a側に、第2の絶縁性有機フィルム420が設けられている。また、第1の内部電極210の厚さ方向の下面210b側および第2の内部電極220の厚さ方向の下面220b側に、第1の絶縁性有機フィルム410が設けられている。
絶縁性有機フィルム400を構成する材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン等のポリオレフィン類、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミド、トリアセチルセルロース、シリコーンゴム、ポリテトラフルオロエチレン等が用いられる。これらの中でも、絶縁性に優れることから、ポリエステル類、ポリオレフィン類、ポリイミド、シリコーンゴム、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリテトラフルオロエチレンが好ましく、ポリイミドがより好ましい。ポリイミドフィルムとして、例えば、東レ・デュポン社製のカプトン(商品名)、宇部興産社製 のユーピレックス(商品名)等が用いられる。
絶縁性有機フィルム400が、ポリイミドフィルムであることにより、耐電圧性が向上する。
絶縁性有機フィルム400の厚さは、特に限定されないが、10μm~100μmであることが好ましく、25μm~50μmであることがより好ましい。絶縁性有機フィルム400の厚さが10μm以上であれば、絶縁性を確保することができる。一方、絶縁性有機フィルム400の厚さが100μm以下であれば、十分な吸着力が発生する。
中間層500は、本実施形態に係る樹脂膜である。また、セラミックス層600は、前記溶射材からなる。
セラミックス層600は、中間層500を介して積層体20の外面(積層体20の上面20a、側面(積層体20の厚さ方向に沿う面、第1の接着剤層310の側面、第2の接着剤層320の側面、第1の絶縁性有機フィルム410の側面、および、第2の絶縁性有機フィルム420の側面)20b全面を覆うことが好ましい。言い換えれば、中間層500が積層体20の外面全面を覆い、その中間層500の外面(中間層500の上面500a、側面(積層体20の厚さ方向に沿う面)500b)全面を、セラミックス層600が覆うことが好ましい。
セラミックス層600が、中間層500を介して積層体20の外面全面を覆っていれば、積層体20の上面20a側および側面20b側において、耐プラズマ性および耐電圧性が向上し、使用中の異常放電を抑制することができる。そのため、本実施形態に係る静電チャック装置10は、より吸着性にも優れる。
セラミックス層600は、セラミックス下地層610と、セラミックス下地層610の上面(セラミックス下地層610の厚さ方向の上面)610aに形成され、凹凸を有するセラミックス表層620と、を有することが好ましい。
セラミックス層600が、セラミックス下地層610と、セラミックス下地層610の上面610aに形成され、凹凸を有するセラミックス表層620と、を有することにより、吸着力を向上することができる。
セラミックス下地層610の厚さは、10μm~80μmであることが好ましく、25μm~50μmであることがより好ましい。セラミックス下地層610の厚さが10μm以上であれば、十分な耐プラズマ性および耐電圧性を示す。一方、セラミックス下地層610の厚さが80μm以下であれば、十分な吸着力が発生する。
セラミックス表層620の厚さは、5μm~20μmであることが好ましい。セラミックス表層620の厚さが5μm以上であれば、セラミックス表層620の全域にわたって、凹凸を形成できる。一方、セラミックス表層620の厚さが20μm以下であれば、十分な吸着力が発生する。
セラミックス表層620は、その表面を研磨することによって、その吸着力を向上することができ、その表面の凹凸を表面粗さRaとして調整することができる。
ここで、表面粗さRaとは、JIS B0601-1994に規定される方法により測定した値を意味する。
セラミックス表層620の表面粗さRaは、0.05μm~0.5μmであることが好ましい。セラミックス表層620の表面粗さRaが前記の範囲内であれば、被吸着体を良好に吸着することができる。セラミックス表層620の表面粗さRaが大きくなると、被吸着体とセラミックス表層620との接触面積が小さくなるため、吸着力も小さくなる。
以上説明した本実施形態に係る静電チャック装置10においては、複数の内部電極200と、内部電極200の厚さ方向の両面側に設けられた絶縁性有機フィルム400と、少なくとも内部電極200および絶縁性有機フィルム400を含む積層体20の厚さ方向の上面20aに中間層500を介して積層されたセラミックス層600と、を備え、前記中間層は、本実施形態に係る前記樹脂膜である。
したがって、少なくとも積層体20の厚さ方向の上面20a側において、耐プラズマ性および耐電圧性が向上し、使用中の異常放電を抑制することができる。そのため、本実施形態に係る静電チャック装置10は、吸着性にも優れる。
<静電チャック装置の製造方法>
図2を参照して、本実施形態に係る静電チャック装置10の製造方法を説明する。
第1の絶縁性有機フィルム410の表面(第1の絶縁性有機フィルム410の厚さ方向の上面)410aに、銅等の金属を蒸着して、金属の薄膜を形成する。その後、エッチングを行って、金属の薄膜を所定の形状にパターニングして、第1の内部電極210と第2の内部電極220を形成する。
次いで、内部電極200の上面200aに、第2の接着剤層320を介して、第2の絶縁性有機フィルム420を貼着する。
次いで、第1の絶縁性有機フィルム410の下面(第1の絶縁性有機フィルム410の厚さ方向の下面)410bが基板100の表面100a側となるように、第1の絶縁性有機フィルム410、内部電極200、第2の接着剤層320および第2の絶縁性有機フィルム420からなる積層体を、第1の接着剤層310を介して、基板100の表面100aに接合する。
次いで、内部電極200および絶縁性有機フィルム400を含む積層体20の外面全面を覆うように、中間層500を形成する。
中間層500を形成する方法は、積層体20の外面全面を覆うように中間層500を形成することができれば、特に限定されない。中間層500を形成する方法としては、例えば、バーコート法、スピンコート法、スプレーコート法等が挙げられる。
次いで、中間層500の外面全面を覆うように、セラミックス下地層610を形成する。
セラミックス下地層610を形成する方法は、例えば、セラミックス下地層610を構成する材料を含むスラリーを中間層500の外面全面に塗布し、焼結してセラミックス下地層610を形成する方法、セラミックス下地層610を構成する材料を中間層500の外面全面に溶射してセラミックス下地層610を形成する方法等が挙げられる。
ここで、溶射とは、被膜(本実施形態では、セラミックス下地層610)となる材料を加熱溶融後、圧縮ガスを用いて被処理体へ射出することにより成膜する方法のことである。
次いで、セラミックス下地層610の上面610aに、セラミックス表層620を形成する。
セラミックス表層620を形成する方法は、例えば、セラミックス下地層610の上面610aに、所定の形状のマスキングを施した後、セラミックス表層620を構成する材料をセラミックス下地層610の上面610aに溶射してセラミックス表層620を形成する方法、セラミックス表層620を構成する材料をセラミックス下地層610の上面610a全面に溶射してセラミックス表層620を形成した後、そのセラミックス表層620を、ブラスト処理により削って、セラミックス表層620を凹凸形状に形成する方法等が挙げられる。
以上の工程により、本実施形態に係る静電チャック装置1を作製することができる。
以下、具体的な実施例を挙げて、本発明についてさらに詳しく説明する。ただし、本発明は、以下に示す実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
<塗料>
ポリシラザン(サンワ化学製、品番:HTT1800)100質量部とアルミナからなる無機充填剤(平均粒子径:3μm、フジミインコーポレッド製、品番:WA#4000)200質量部とを希釈媒体としての酢酸ブチルに混合し、更に超音波分散機(UT-106(商標名)、シャープ社製)により無機充填剤を均一に分散させて本発明の塗料を作製した。
前記塗料を加熱オーブンにより硬化させて樹脂膜を形成した。前記樹脂膜の表面粗さを測定した結果、Raは0.88μm、Rzは7.24μmであった。なお、表面粗さは、走査型共焦点レーザー顕微鏡(OLS3000(商標名)、OLYMPUS社製)を使用し、前記樹脂膜の表面を5点測定しその平均値で示した。
<溶射>
ポリイミドフィルム(宇部興産製、品番:ユーピレックス)上にエポキシ樹脂を主体とした接着剤層を形成した後、アルミ材からなる基板に接着剤層面を貼着させた。
次にスプレーにより前記塗料を噴霧し、乾燥後の膜厚が約25μmである樹脂膜をポリイミドフィルム上に形成した。
次にプラズマ溶射法によりイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAl12)の粉末(平均粒子径:10μm)を前記樹脂膜表面に溶射し、溶射皮膜被覆部材を作製した。
前記樹脂膜の上に、前記溶射皮膜が積層された状態を顕微鏡で観察した。その結果を図3~図6に示す。
図3は、下から、基板、接着剤、ポリイミドフィルム、樹脂膜および溶射材がこの順に積層された状態を示す写真である。
図4は、図3を拡大した写真であり、下から、ポリイミドフィルム、樹脂膜および溶射材がこの順に積層された状態を示す写真である。
図5は、図4における溶射材をさらに拡大した写真である。
図6は、図4における樹脂膜をさらに拡大した写真である。
図5及び図6から、樹脂膜表面に無機充填剤粒子が凹凸を形成しており、溶射材の粉末が無機充填粒子間にくいこんでいることが分かる。
<耐衝撃性>
鋼球落下衝撃試験を行うことにより、前記溶射皮膜被覆部材の耐衝撃性を評価した。
鋼球落下衝撃試験は、溶射皮膜に向けて高さ1mの位置から鋼球を落下させて衝撃を加えて行った。鋼球は、重さが約50gのSUJ2製のものを用いた。鋼球は、溶射皮膜の同じ位置に10回繰り返して落下させた。10回落下させた後の皮膜表面について、目視で観察した。
その結果、溶射皮膜に割れは生じていなかった。この結果より、本発明の樹脂膜は、ポリイミドフィルム表面に溶射材を強固に接着させていることが確認された。
(比較例1)
実施例1における塗料から無機充填剤を除いたこと以外は、実施例1と同様にして比較用の塗料を作製した。その後、実施例1と同様に、溶射皮膜の作製、および耐衝撃性の評価を行った。
その結果、比較用の塗料から得られた樹脂膜の表面に形成された溶射皮膜は、大きく割れが生じており、溶射皮膜の破片が試験体の周辺に飛び散っていた。
この結果より、無機充填剤を含有しないポリシラザンからなる樹脂膜では、ポリイミドフィルム表面に溶射材を密着させていないことが確認された。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、溶射材を強固に接着させることができる樹脂組成物、塗料、樹脂膜および前記樹脂膜を備えた静電チャック装置を提供することができる。
1 樹脂膜
2 ポリシラザン硬化物
3 無機充填剤
7 溶射皮膜
10 静電チャック装置
20 積層体
100 基板
200 内部電極
210 第1の内部電極
220 第2の内部電極
300 接着剤層
310 第1の接着剤層
320 第2の接着剤層
400 絶縁性有機フィルム
410 第1の絶縁性有機フィルム
420 第2の絶縁性有機フィルム
500 中間層
600 セラミックス層
610 セラミックス下地層
620 セラミックス表層

Claims (7)

  1. 溶射被膜を形成するための樹脂膜であって、
    前記樹脂膜は、
    ポリシラザンと、
    無機充填剤と、を含む樹脂組成物の硬化物または前記樹脂組成物を含む塗料の硬化物であり、
    前記樹脂膜の表面は、無機充填剤の粒子が凹凸を形成している、樹脂膜
  2. 前記樹脂組成物中の前記無機充填剤の含有量が、前記ポリシラザン100質量部に対して、100質量部~300質量部である請求項1に記載の樹脂膜
  3. 前記無機充填剤が、球形粉体および不定形粉体の少なくとも一方である請求項1または2に記載の樹脂膜
  4. 前記無機充填剤が、シリカ、石英粉、アルミナ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、ダイヤモンド粉、マイカ、フッ素樹脂粉およびジルコン粉からなる群から選択される少なくとも1種である請求項1~3のいずれか一項に記載の樹脂膜
  5. 前記無機充填剤の平均粒子径が1μm~10μmである請求項1~4のいずれか一項に記載の樹脂膜
  6. 前記樹脂膜の表面の粗さRaが0.5~1または前記樹脂膜の表面の粗さRzが3~10である、請求項1~5のいずれか一項に記載の樹脂膜
  7. 静電チャック装置の中間層に用いられる、請求項1~のいずれか一項に記載の樹脂膜
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