JP7287084B2 - 電気光学装置の製造方法、および有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、および有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、電気光学装置の製造方法、および有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法に関する。
有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子を用いる有機EL装置等の電気光学装置が知られている。特許文献1には、有機EL素子および外部接続用端子が設けられた素子基板と、当該素子基板に対向配置された対向基板と、を有する有機EL装置が開示される。当該有機EL装置の製造では、マザー基板に多面付された複数の素子基板のそれぞれに、個別の対向基板を貼り合わせるチップマウント方式が用いられる。
特開2016-143605号公報
しかし、特許文献1に記載のチップマウント方式では、例えば外部接続用端子と有機EL素子との間の距離が短くなると、対向基板を外部接続用端子と干渉しないよう配置することが難しくなってしまう。また、マザー基板に配置する対向基板の数が多くなるほど、タクトタイムが長くなってしまう。以上から、従来、安定した品質の電気光学装置を効率良く製造することが難しいという課題がある。
本発明の電気光学装置の製造方法の一態様は、画素電極、前記画素電極に電気的に接続される回路、および前記回路に電気的に接続される端子が設けられる基板に、対向基板を貼り合わせる工程と、前記対向基板にレーザー光を照射することにより、前記対向基板から、前記端子に対応する端子対応部を切り分ける工程と、前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程と、を含み、前記端子対応部を切り分ける工程において、前記レーザー光は、点状に収束され、ライン状に走査され、前記レーザー光の照射により、前記対向基板には、平面視で前記端子対応部を挟む第1面および第2面が形成されており、前記第1面および前記第2面のうちの一方または両方は、前記対向基板における前記基板とは反対側の第1板面に対して傾斜し、前記第1板面における前記第1面と前記第2面との間の第1距離は、前記対向基板における前記基板側の第2板面における前記第1面と前記第2面との間の第2距離よりも大きく、前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程において、前記対向基板の前記基板とは反対の方向に向かう力を加えることにより、前記端子対応部が取り除かれる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法の一態様は、有機エレクトロルミネッセンス素子、前記有機エレクトロルミネッセンス素子に電気的に接続される回路、および前記回路に電気的に接続される端子が設けられる配線板に、平面視で、前記有機エレクトロルミネッセンス素子、前記回路、および前記端子と重なる保護層を形成する工程と、前記保護層に、対向基板を貼り合わせる工程と、前記対向基板にレーザー光を照射することにより、前記対向基板から、前記端子に対応する端子対応部を切り分ける工程と、前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程と、前記平面視で、前記保護層の前記端子と重なる部分を除去する工程と、を備え、前記端子対応部を切り分ける工程において、前記レーザー光は、点状に収束され、ライン状に走査され、前記レーザー光の照射により、前記対向基板には、前記平面視で前記端子対応部を挟む第1面および第2面が形成されており、前記第1面および前記第2面のうちの一方または両方は、前記対向基板における前記保護層とは反対側の第1板面に対して傾斜し、前記第1板面における前記第1面と前記第2面との間の第1距離は、前記対向基板における前記保護層側の第2板面における前記第1面と前記第2面との間の第2距離よりも大きく、前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程において、前記対向基板の前記基板とは反対の方向に向かう力を加えることにより、前記端子対応部が取り除かれる。
第1実施形態における電気光学装置を示す斜視図である。 第1実施形態における表示パネルが有する基板を示す概略平面図である。 第1実施形態における表示パネルの電気的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるサブ画素の等価回路図である。 第1実施形態における表示パネルの部分断面図である。 第1実施形態における表示パネルの部分断面図である。 第1実施形態における表示パネルの平面図である。 第1実施形態における電気光学装置の製造方法を示すフローチャートである。 第1実施形態における基板用意工程を説明するための平面図である。 第1実施形態における基板用意工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における基板用意工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における基板用意工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における貼り合わせ工程を説明するための平面図である。 第1実施形態における貼り合わせ工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における切断工程を説明するための拡大平面図である。 第1実施形態における切断工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における切断工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における端子対応部除去工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における端子対応部除去工程を説明するための平面図である。 第1実施形態における保護層除去工程を説明するための拡大断面図である。 第1実施形態における個片化工程を説明するための平面図である。 第1実施形態における個片化工程を説明するための拡大断面図である。 第2実施形態における電気光学装置の製造方法を示すフローチャートである。 第2実施形態における貼り合わせ工程を説明するための拡大断面図である。 第2実施形態における切断工程を説明するための拡大断面図である。 第3実施形態における電気光学装置の製造方法を示すフローチャートである。 第3実施形態における貼り合わせ工程を説明するための拡大断面図である。 第3実施形態における切断工程を説明するための拡大断面図である。 本発明の電子機器の一例である虚像表示装置の一部を模式的に示す平面図である。 本発明の電子機器の一例であるパーソナルコンピューターを示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法や縮尺は実際のものと適宜異なり、理解を容易にするために模式的に示す部分もある。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
1.電気光学装置100および電気光学装置100の製造方法
1A.第1実施形態
図1は、第1実施形態における電気光学装置100を示す斜視図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示す互いに直交するx軸、y軸およびz軸を適宜用いて説明する。後述の表示パネル1が有する対向基板70の第1板面701は、x-y平面に平行であり、対向基板70と基板10とが重なる方向が-z方向である。また、「平面視」とは、-z方向から見ることをいう。基板10の厚さ方向は、-z方向に平行な方向である。また後述の配線板12の厚さ方向も-z方向に平行な方向である。また、以下の説明において、透光性とは、可視光に対する透過性を意味し、好ましくは可視光の透過率が50%以上であることをいう。
1A-1.有機EL装置の全体構成
図1に示す電気光学装置100は、「有機エレクトロルミネッセンス装置」の一例であって、フルカラーの画像を表示する有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置である。電気光学装置100は、開口91を有するケース90と、ケース90内に設けられる表示パネル1と、表示パネル1に電気的に接続されるFPC(Flexible printed circuits)基板95とを有する。表示パネル1は、基板10と、基板10を保護する透光性の対向基板70と、を有する。対向基板70は、基板10の+z軸側に位置し、その一部は開口91から露出している。
図示はしないが、FPC基板95は、外部に設けられる上位回路に接続される。表示パネル1は、図示しない電源回路に接続される。なお、電気光学装置100は、ケース90およびFPC基板95が省略された構成であってもよい。その場合、表示パネル1が電気光学装置100に相当する。
図2は、第1実施形態における表示パネル1が有する基板10を示す概略平面図である。図2に示すように、基板10は、平面視形状が四角形である回路領域A10と、平面視で回路領域A10よりも+y軸側に位置する端子領域A20と、を有する。回路領域A10には、複数のサブ画素P0、走査線駆動回路361およびデータ線駆動回路362が設けられる。一方、端子領域A20には、複数の端子37を含む端子群370が設けられる。また、回路領域A10のうち複数のサブ画素P0が配置される領域は、画像を表示する表示領域A11を構成する。
複数のサブ画素P0は、M行N列の行列状で設けられる。具体的には、表示パネル1には、青色の波長域に対応する複数のサブ画素PBと、緑色の波長域に対応する複数のサブ画素PGと、赤色の波長域に対応する複数のサブ画素PRとが設けられる。1つのサブ画素PB、1つのサブ画素PGおよび1つのサブ画素PRにより、1つの画素Pが構成される。なお、本明細書において、サブ画素PB、サブ画素PGおよびサブ画素PRを区別しない場合には、サブ画素P0と表記する。また、サブ画素PB、サブ画素PGおよびサブ画素PRは、y方向に沿って同色が並び、かつx方向に沿って赤色、緑色および青色の順に繰り返して並ぶ。なお、サブ画素PB、サブ画素PGおよびサブ画素PRの配置は、図示の例に限定されず、例えばいわゆるデルタ方式等であってもよい。
走査線駆動回路361およびデータ線駆動回路362は、回路300の一部を構成する。回路300は、走査線駆動回路361およびデータ線駆動回路362と、各サブ画素P0に含まれる後述の画素回路30と、を含む。また、複数の端子37は、+x方向に沿って並んで配置される。各端子37は、FPC基板95に電気的に接続される。また、各端子37は、図示しない配線を介して回路300に電気的に接続される。
1A-2.表示パネル1の電気的な構成
図3は、第1実施形態における表示パネル1の電気的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、基板10は、+x方向に沿って延在するM本の走査線13と、走査線13と交差し、+y方向に沿って延在するN本のデータ線14とを有する。なお、M、Nは、自然数である。また、M本の走査線13とN本のデータ線14との各交差に対応して複数のサブ画素P0が構成される。回路300には、走査線13およびデータ線14等の各種配線も含む。
制御回路35は、画像の表示を制御する。なお、制御回路35は、例えばFPC基板95に設けられるが、例えば表示パネル1に配置されてもよい。制御回路35には、図示しない上位回路からデジタルの画像データVideoが同期信号Sに同期して供給される。制御回路35は、同期信号Sに基づいて制御信号Ctrを生成し、これを走査線駆動回路361およびデータ線駆動回路362に対して供給する。また、制御回路35は、画像データVideoに基づいてアナログの画像信号Vidを生成し、これをデータ線駆動回路362に対して供給する。なお、前述の画像データVideoとは、サブ画素P0の階調レベルを例えば8ビットで規定するデータである。同期信号Sとは、垂直同期信号、水平同期信号、およびドットクロック信号を含む信号である。
走査線駆動回路361は、M本の走査線13に接続される。走査線駆動回路361は、制御信号Ctrに基づいて1フレーム期間内にM本の走査線13を1本毎に順次選択するための走査信号を生成し、M本の走査線13に対して出力する。また、データ線駆動回路362は、N本のデータ線14に接続される。データ線駆動回路362は、表示すべき階調に応じたデータ信号を画像信号Vidおよび制御信号Ctrに基づいて生成し、N本のデータ線14に対して出力する。
なお、走査線駆動回路361とデータ線駆動回路362とは、1つの駆動回路として一体化されてもよい。また、制御回路35、走査線駆動回路361およびデータ線駆動回路362は、それぞれ、複数に分割されてもよい。
図4は、第1実施形態におけるサブ画素P0の等価回路図である。図4に示すように、サブ画素P0は、有機EL素子20と、有機EL素子20の駆動を制御する画素回路30とを含む。
有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子20は、画素電極23と、有機層24と、共通電極25とを備える。画素電極23は、陽極として機能し、有機層24に正孔を供給する。共通電極25は、陰極として機能し、有機層24に電子を供給する。かかる有機EL素子20では、画素電極23から供給される正孔と、共通電極25から供給される電子とが有機層24で再結合し、有機層24が白色光を発生させる。なお、共通電極25には、給電線16が電気的に接続される。給電線16には、図示しない電源回路から低位側の電源電位Vctが供給される。
画素回路30は、スイッチング用トランジスター31と、駆動用トランジスター32と、保持容量33とを有する。スイッチング用トランジスター31のゲートは、走査線13に電気的に接続される。また、スイッチング用トランジスター31のソースまたはドレインの一方が、データ線14に電気的に接続され、他方が、駆動用トランジスター32のゲートに電気的に接続される。また、駆動用トランジスター32のソースまたはドレインの一方が、給電線15に電気的に接続され、他方が、画素電極23に電気的に接続されている。なお、給電線15には、図示しない電源回路から高位側の電源電位Velが供給される。また、保持容量33の一方の電極は、駆動用トランジスター32のゲートに接続され、他方の電極は、給電線15に接続される。
走査線駆動回路361が走査信号をアクティブにすることで走査線13が選択されると、選択されるサブ画素P0に設けられるスイッチング用トランジスター31がオンする。すると、データ線14からデータ信号が、選択される走査線13に対応する駆動用トランジスター32に供給される。駆動用トランジスター32は、供給されるデータ信号の電位、すなわちゲートおよびソース間の電位差に応じた電流を有機EL素子20に対して供給する。そして、有機EL素子20は、駆動用トランジスター32から供給される電流の大きさに応じた輝度で発光する。また、走査線駆動回路361が走査線13の選択を解除してスイッチング用トランジスター31がオフした場合、駆動用トランジスター32のゲートの電位は、保持容量33により保持される。そのため、有機EL素子20は、スイッチング用トランジスター31がオフした後も発光が可能である。
なお、前述の画素回路30の構成は、図示の構成に限定されない。例えば、画素回路30は、画素電極23と駆動用トランジスター32との間の導通を制御するトランジスターをさらに備えてもよい。
1A-3.表示パネル1の構成
図5は、第1実施形態における表示パネル1の部分断面図であって、図2中の表示パネル1のA-A線断面図である。図5に示すように、表示パネル1は、基板10と、対向基板70と、基板10と対向基板70とを接合させる接着層80と、を有する。基板10は、配線板12、反射層210、共振調整層22、素子部2と、保護層4と、カラーフィルター6とを有する。素子部2は、複数の有機EL素子20を有する。かかる表示パネル1は、有機EL素子20で発生する光が対向基板70を透過して出射されるトップエミッション型である。反射層210は、複数の反射部21を有する。また、本実施形態では、反射部21と共通電極25との間で所定の波長域の光を共振させる光共振器が構成される。
配線板12は、基体121と、基体121上に配置される配線層120とを有する。基体121は、例えばシリコン、ガラス、樹脂またはセラミック等で構成される。なお、表示パネル1はトップエミッション型であるため、基体121は透光性を有していてもいなくてもよい。
配線層120は、回路300と、複数の絶縁膜122、123および124とを有する。なお、図5では回路300を構成する全ての各種配線等は図示されていない。
絶縁膜122は、基体121上に配置される。絶縁膜122上には、駆動用トランジスター32が有する半導体層320が配置される。半導体層320は、チャネル32c、ドレイン32dおよびソース32sを有する。なお、基体121がシリコンである場合、基体121にイオンを注入して半導体層320を形成してもよい。また、絶縁膜122上には、半導体層320を覆って絶縁膜123が配置される。絶縁膜123上には、駆動用トランジスター32のゲート電極32gが配置される。ゲート電極32gは、平面視でチャネル32cと重なる。絶縁膜123上には、ゲート電極32gを覆って絶縁膜124が配置される。絶縁膜124上には、中継電極321および322が配置される。中継電極321は、絶縁膜123を貫通するコンタクトホール内に配置された貫通電極3211を介してドレイン32dと電気的に接続される。一方、中継電極322は、絶縁膜123を貫通するコンタクトホール内に配置された貫通電極3221を介してソース32sと電気的に接続される。なお、中継電極322は、図5では図示はしないが、給電線15に接続される。
絶縁膜122、123および124の各構成材料としては、酸化ケイ素、窒化ケイ素および酸窒化ケイ素等のケイ素系の無機材料が挙げられる。また、回路300を構成する各種配線等の構成材料は、例えば、金属、金属シリサイドおよび金属化合物等が挙げられる。
絶縁膜124上には、複数の反射部21を有する反射層210が配置される。反射部21は、光反射性を有しており、有機層24から発生する光を有機層24側に反射させる。反射部21は、例えば、チタン(Ti)を含む層とAl-Cu系合金を含む層とがこの順で絶縁膜124上に積層された積層体である。また、1つのサブ画素P0に、1つの反射部21が設けられる。複数の反射部21は、平面視で行列状に配置される。
絶縁膜124上には、反射層210を覆って共振調整層22が配置される。共振調整層22は、反射部21と共通電極25との間の光学的な距離である光学距離L0を調整する層である。図示では、共振調整層22の厚さは、サブ画素PB、PGおよびPRで等しいが、実際には、発光色ごとに異なる。サブ画素PB、PGおよびPRごとに光学距離L0を異ならせることにより、特定の共振波長の光が取り出される。サブ画素PBにおける光学距離L0は、青色の波長域の光に対応して設定される。サブ画素PGにおける光学距離L0は、緑色の波長域の光に対応して設定される。サブ画素PRにおける光学距離L0は、赤色の波長域の光に対応して設定される。なお、共振調整層22の厚さに代えて画素電極23の厚さを調整することで光学距離L0が調整されてもよい。また、共振調整層22の厚さおよび画素電極23の厚さの両方を調整することで、光学距離L0が調整されてもよい。
共振調整層22の構成材料としては、透光性および絶縁性を有するケイ素系の無機材料が挙げられ、具体的には例えば、酸化ケイ素および窒化ケイ素等が挙げられる。
共振調整層22上には、複数の画素電極23と、平面視で各画素電極23を囲む隔壁26とが配置される。画素電極23は、サブ画素P0ごとに設けられる。画素電極23は、共振調整層22を貫通するコンタクトホール内に配置された貫通電極3212を介して中継電極321と電気的に接続される。また、画素電極23同士は、隔壁26によって絶縁される。隔壁26は、例えば平面視で格子状をなす。また、前述の画素回路30は、光による誤作動を防止するため、平面視で隔壁26と重なる。
画素電極23の構成材料は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)およびIZO(Indium Xinc Oxide)等の透明な導電材料である。また、隔壁26の構成材料は、絶縁性材料であり、具体的には例えばアクリル系の感光性樹脂または酸化シリコン等の無機材料である。例えば、隔壁26は、光遮光性を有する樹脂材料で構成される。
画素電極23上には、有機層24が配置される。有機層24は、少なくとも、電流の供給により発光する発光材料を含む発光層240を有する。本実施形態では、発光層240は、青色発光材料を含む層と、緑色発光材料を含む層と、赤色発光材料を含む層とが積層された構成である。青色発光材料を含む層からは青色の光が発生し、緑色発光材料を含む層からは緑色の光が発生し、赤色発光材料を含む層からは赤色の光が発生する。したがって、発光層240からは白色光が発生すると言ってもよい。また、本実施形態では、有機層24は、発光層240以外に、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、電子注入層(EIL)および電子輸送層と(ETL)を有する。有機層24では、正孔注入層から注入される正孔と電子輸送層から輸送される電子とが発光層240で再結合する。なお、有機層24の構成は任意であり、有機層24は前述のいずれかの層を省略してもよいし、さらに任意の層を追加してもよい。
有機層24上には、共通電極25が配置される。共通電極25は、透光性と光反射性とを有する。共通電極25は、複数のサブ画素P0に亘って連続して形成される。共通電極25は、例えば、マグネシウムおよび銀、またはこれらの材料を主成分とする合金等で構成される。
前述のように、本実施形態では、有機層24で発生する光のうち所定の波長域の光は、反射部21と共通電極25との間で共振する。所定の波長域の光のスペクトルのピーク波長をλ0とすると、次のような関係式[1]が成り立つ。Φ(ラジアン)は、反射部21と共通電極25との間での透過および反射の際に生じる位相シフトの総和を表す。
{(2×L0)/λ0+Φ}/(2π)=m0(m0は整数)・・・・・[1]
取り出したい波長域の光のピーク波長がλ0となるよう光学距離L0を設定する。そして、光学距離L0に応じて共振調整層22および画素電極23の各厚さを設定することで、取り出したい所定の波長域の光が共振されて増強される。取り出したい波長域の光に応じて光学距離L0を調整することで、所定の波長域の光が増強され、当該光の高強度化および当該光のスペクトルの狭幅化を図ることができる。
保護層4は、共通電極25上に配置され、有機EL素子20などを保護する。保護層4は、素子部2を封止し、有機層24を大気中の水分または酸素等から保護してもよい。つまり、保護層4は、ガスバリア性を有する。そのため、保護層4を備えていない場合に比べ、表示パネル1の信頼性を高めることができる。
保護層4は、透光性を有する。保護層4は、共通電極25上に配置される第1層41と、第1層41上に配置される第2層42と、第2層上に配置される第3層43とを有する。第1層41および第3層43の構成材料としては、それぞれ、例えば、酸窒化ケイ素および窒化ケイ素等の窒素を含むケイ素系の無機材料が挙げられる。第1層41が窒素を含むケイ素系の無機材料を主体とすることで、酸化ケイ素を主体とする場合に比べ、第1層41におけるガスバリア性を高くすることができる。なお、第3層43についても同様である。
第2層42の構成材料としては、例えば、二酸化ケイ素等の酸化ケイ素および酸化アルミニウム等の無機材料が挙げられる。かかる第2層42を有することで、製造時において第1層41にピンホール等の欠陥が生じても、その欠陥を補完できる。そのため、第1層41に発生し得るピンホール等の欠陥をパスとして大気中の水分等が有機層24に伝達されることを特に効果的に抑制できる。そのため、第2層42を備えることで、これを備えていない場合に比べ、保護層4による素子部2の封止性を高めることができる。
第1層41の厚さは、特に限定されないが、例えば、50nm以上500nm以下である。第2層42の厚さは、特に限定されないが、例えば、10nm以上100nm以下である。3層43の厚さD3は、特に限定されないが、例えば、200nm以上1000nm以下である。
なお、第1層41、第2層42および第3層43には、各層の機能を低下させない程度に、前述の構成材料以外の他の材料が含まれてもよい。また、保護層4は、第1層41、第2層42および第3層43を備える構成に限定されず、これら以外の層をさらに備えてもよい。また、第1層41、第2層42および第3層43のいずれか2以上は、省略されてもよい。
保護層4上には、カラーフィルター6が配置される。カラーフィルター6は、所定の波長域の光に対応しており、所定の波長域の光を選択的に透過させる。カラーフィルター6は、サブ画素PBに対応した着色層61B、サブ画素PGに対応した着色層61G、およびサブ画素PRに対応した着色層61R、を有する。着色層61B、着色層61Gおよび着色層61Rは、x-y平面に沿って並ぶ。
カラーフィルター6は、各色の色材を含む樹脂材料で構成される。具体的には例えば、色材を含むアクリル系の感光性樹脂材料で構成される。なお、表示パネル1は、カラーフィルター6を省略した構成でもよい。ただし、表示パネル1は、カラーフィルター6を備えることで、カラーフィルター6を備えていない場合に比べ、表示パネル1から出射される光の色純度を高めることができる。また、カラーフィルター6が有する各層の厚さは、特に限定されないが、例えば、1.0μm以上2.0μm以下である。
なお、カラーフィルター6は、平面視で各色同士の間に位置し、かつ平面視で隔壁26と重なる、いわゆるブラックマトリックスを有してもよい。
カラーフィルター6上には、透光性を有する接着層80が配置される。接着層80の構成材料としては、例えば、エポキシ樹脂およびアクリル樹脂等の透明な樹脂材料が挙げられる。特に、感光性樹脂を用いることで、熱硬化性樹脂を用いる場合に比べ、接着層80の製造時間を短縮することができる。また、有機EL素子20の熱によるダメージを低減することができる。なお、接着層80は、基板10に対向基板70を接着でき、かつ透光性を有していれば如何なる材料で構成されてもよい。また、接着層80の厚さは、特に限定されないが、例えば、10μm以上100μm以下である。
カラーフィルター6上には、接着層80を介して対向基板70が配置される。対向基板70は、有機EL素子20を保護するカバーである。対向基板70は、透光性を有しており、例えばガラス基板または石英基板で構成される。また、対向基板70の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.3mm以上1.5mm以下である。
図6は、第1実施形態における表示パネル1の部分断面図であって、図2中の表示パネル1のB-B線断面図である。図6を参照して、表示パネル1の端子37およびその周辺の構造について説明する。
図6に示すように、共振調整層22上には、端子37が配置される。端子37は、共振調整層22を貫通するコンタクトホール内に配置された貫通電極3231を介して中継電極323と電気的に接続される。中継電極323は、詳細な図示はしないが、配線層120に設けられた回路300と端子37とを電気的に接続するための配線に接続される。また、端子37が露出するよう、保護層4、カラーフィルター6、接着層80および対向基板70は、端子領域A20には配置されておらず、回路領域A10に配置される。
カラーフィルター6は、着色層61G、着色層61Bおよび着色層61Rが保護層4側からこの順に積層される積層体を含む。当該積層体は、平面視で端子領域A20と表示領域A11との間に配置される。当該積層体は、反射光を防止し、迷光の影響を防ぐために設けられる。
また、前述の対向基板70は、平板状の部材である。対向基板70の外表面は、基板10とは反対側に位置する第1板面701と、基板10側に位置する第2板面702と、第1板面701と第2板面702とを接続する側面703と、を有する。
図7は、第1実施形態における表示パネル1の平面図である。図7に示すように、対向基板70の平面視形状は四角形である。対向基板70の側面703は、「傾斜面」としての第1傾斜面731と、第2傾斜面732と、第3傾斜面733と、第4傾斜面734とを有する。第1傾斜面731および第2傾斜面732は、+x方向に沿い、第3傾斜面733および第4傾斜面734は、+y方向に沿う。また、第1傾斜面731は、第3傾斜面733の一端と第4傾斜面734の一端とを接続する。第2傾斜面732は、第3傾斜面733の他端と第4傾斜面734の他端とを接続する。
第1傾斜面731、第2傾斜面732、第3傾斜面733および第4傾斜面734の中で、第1傾斜面731は、最も端子群370に近い位置にある「傾斜面」に相当する。第1傾斜面731、第2傾斜面732、第3傾斜面733および第4傾斜面734は、それぞれ、第1板面701に対して傾斜する。これらは、第1板面701が第2板面702よりも小さくなる方向に傾斜する。本実施形態では、図6に示すように、第1傾斜面731と第1板面701とのなす角度θ1は、第1傾斜面731と第2板面702とのなす角度θ2よりも大きい。第2傾斜面732、第3傾斜面733および第4傾斜面734についての角度θ1と角度θ2との関係も同様である。
以上説明したように、電気光学装置100は、基板10と、対向基板70と、保護層4とを備える。基板10は、配線板12および保護層4を備える。配線板12には、複数の有機EL素子20、および複数の有機EL素子20に電気的に接続される回路300、および回路300に電気的に接続される端子37が設けられる。保護層4は、複数の有機EL素子20と対向基板70との間に配置される。また、対向基板70は、平面視での形状が四角形であり、平面視で複数の有機EL素子20および回路300と重なって配置される。また、端子37は、平面視で対向基板70の外側に位置する。つまり、平面視で、端子37は、対向基板70と重なっていない。
対向基板70が平面視で端子37と重なっていないことで、端子37とFPC基板95との電気的な接続を好適に行うことができるので、接続信頼性の高い電気光学装置100を提供できる。
また、前述のように、対向基板70は、対向基板70における保護層4とは反対側の第1板面701と、対向基板70における保護層4側の第2板面702と、第1板面701および第2板面702とを接続する側面703と、を含む。側面703は、4つの「面」を含む。具体的には、側面703は、第1傾斜面731と、第2傾斜面732と、第3傾斜面733と、第4傾斜面734とを含む。そして、第1傾斜面731は、第1板面701の面積が第2板面702の面積よりも小さくなる方向で第1板面701に対して傾斜する「傾斜面」に相当する。第1傾斜面731を有することで、第1傾斜面731が傾斜しておらずに第1板面701に対して直交している場合に比べ、後で説明する電気光学装置100の製造方法で、端子37を露出させることが容易となる。なお、製造方法については、後で詳述する。
また、本実施形態では、第2傾斜面732、第3傾斜面733および第4傾斜面734も、第1傾斜面731と同様に傾斜しているため、後で説明する電気光学装置100の製造方法における保護層除去工程S15を効率良くかつ高精細に行うことができる。なお、第2傾斜面732、第3傾斜面733および第4傾斜面734の各傾斜方向または傾斜角度は、第1傾斜面731のそれと異なっていてもよい。
1A-4.電気光学装置100の製造方法
次に、電気光学装置100が有する電気光学装置の製造方法について説明する。図8は、第1実施形態における表示パネル1の製造方法を示すフローチャートである。図8に示すように、表示パネル1の製造方法は、基板用意工程S11、貼り合わせ工程S12、切断工程S13、端子対応部除去工程S14、保護層除去工程S15、および個片化工程S16を有する。これら各工程を順に行うことにより複数の表示パネル1が製造される。また、得られる表示パネル1をケース90に収容することで本実施形態における電気光学装置100が得られる。
1A-4a.基板用意工程S11
図9は、第1実施形態における基板用意工程S11を説明するための平面図である。まず、図9に示す基板10aが用意される。基板10aは、個片化工程S16を経て、最終的に複数の基板10となるマザー基板である。基板10aは、複数のパターン部10pを有する。1つのパターン部10pは、最終的に1つの基板10となる。+x方向に沿って並ぶ複数のパターン部10pは、複数の端子群370が一列に並ぶように、配列される。また、複数のパターン部10pは、+x方向に沿って、互いに離間して配置されている。
図10、図11および図12は、それぞれ第1実施形態における基板用意工程S11を説明するための拡大断面図である。例えば、以下のような形成方法により、基板10aは用意される。まず、図10に示すように、配線板12aと、複数の反射層210と、共振調整層22aと、複数の素子部2および複数の端子群370とが順に形成される。次いで、図11に示ように、複数の端子群370を平面視で覆う保護層4aが形成される。次いで、図12に示すように、複数のカラーフィルター6が形成される。その結果、基板10aが用意される。基板10aは、配線板12aと、複数の反射層210と、共振調整層22aと、複数の素子部2および複数の端子群370と、保護層4aと、複数のカラーフィルター6とを有する。なお、素子部2と、反射層210と、端子群370と、カラーフィルター6とは、パターン部10pごとに設けられる。配線板12a、共振調整層22a、保護層4aは、複数のパターン部10pで共通である。なお、最終的に、配線板12aは、複数の配線板12となる。共振調整層22aは、複数の共振調整層22となる。保護層4aは、複数の保護層4となる。また、配線板12aが有する回路300は、図13に示すようにパターン部10pごとに設けられる。
具体的には、まず、図10に示すように、例えばシリコン板等で構成される基体121a上に配線層120aが形成される。配線層120aは、絶縁膜122a、絶縁膜123aおよび絶縁膜124aを有する。絶縁膜122a、絶縁膜123aおよび絶縁膜124aは、複数のパターン部10pにわたって共通に形成される。また、配線層120aには、パターン部10pごとに、駆動用トランジスター32等を含む画素回路30が形成される。また、絶縁膜123a上には、パターン部10pごとに反射層210が形成される。また、絶縁膜124a上には、共振調整層22aが形成される。また、共振調整層22a上には、パターン部10pごとに素子部2および端子群370が形成される。素子部2は、複数の画素電極23、有機層24および共通電極25を含む。
配線板12a、複数の反射層210、共振調整層22a、および複数の素子部2は、それぞれ、公知の成膜技術、穴埋め技術、平坦化技術等を用いて形成することができる。
図11に示す保護層4aは例えば以下のようにして形成される。まず、プラズマを用いたCVD法により複数の共通電極25上にわたってシリコン窒化膜で構成される第1層41aが形成される。次いで、Oプラズマを用いたALD法により第1層41a上にシリコン酸化膜で構成される第2層42aが形成される。次いで、プラズマを用いたCVD法により第2層42a上にシリコン窒化膜で構成される第3層43aが形成される。このようにして、第1層41a、第2層42aおよび第3層43aを有する保護層4aを用意することができる。なお、保護層4aの各層を形成する方法は、スパッタリング法またはイオンプレーティング法等であってもよい。また、保護層4aの構成材料は、上記の材料に限定されないが、ガスバリア性および透光性を高めるために、透光性を有する無機材料であることが好ましい。
図12に示す複数のカラーフィルター6は例えば以下のようにして形成される。まず、保護層4a上に、複数の着色層61Gが形成され、その後、複数の着色層61Bが形成され、その後、複数の着色層61Rが形成される。具体的には、例えば、保護層4a上に緑色の色材を含む感光性樹脂をスピンコート法で塗布して乾燥させることにより、緑色の樹脂層が形成される。その後、緑色の樹脂層のうち複数の着色層61Gを形成する部分が露光され、アルカリ現像液等により当該樹脂層の未露光の部分が除去される。その後、緑色の樹脂層を硬化させることにより、複数の着色層61Gが形成される。なお、複数の着色層61Bおよび複数の着色層61Rは、複数の着色層61Gの形成と同様の方法により形成される。
1A-4b.貼り合わせ工程S12
図13は、第1実施形態における貼り合わせ工程S12を説明するための平面図である。貼り合わせ工程S12では、図13に示すように、基板10aに、例えば、その平面積と同等の平面積を有する対向基板70aが貼り合わせられる。それゆえ、対向基板70aは、平面視で、複数のパターン部10pと重なる。そして、個々のパターン部10pは、素子部2と、回路300と、カラーフィルター6と、端子群370を有する。よって、対向基板70aにより、複数の素子部2と、複数の回路300と、複数のカラーフィルター6と、複数の端子37とが覆われる。ここで、-z方向から見た平面視で、対向基板70aは複数のパターン部10pと重なり、複数の素子部2、複数の画素回路30、複数のカラーフィルター6、複数の端子群370と重なるように配置される。また、平面視で、対向基板70aは有機EL素子20と重なるように配置され、画素電極23とも重なるように配置される。平面視で、対向基板70aは走査線駆動回路361およびデータ線駆動回路362と重なるように配置されてもよい。
図14は、第1実施形態における貼り合わせ工程S12を説明するための拡大断面図である。具体的には、図14に示すように、貼り合わせ工程S12では、複数の接着層80により対向基板70aが基板10aに貼り合わせられる。対向基板70aの外表面は、基板10aとは反対側に位置する第1板面701aと、基板10a側に位置する第2板面702aとを有する。第2板面702aが複数の接着層80により基板10aに接合される。接着層80は、複数のパターン部10pのそれぞれに対して設けられる。例えば、複数のカラーフィルター6のそれぞれに対して透明な感光性の樹脂材料を塗布して、塗布された樹脂材料上に対向基板70aが配置され、押圧される。対向基板70aはガラス基板等で構成される。この際、押圧された樹脂材料によって端子37が覆われないよう、樹脂材料の量または加圧の程度を調整することが好ましい。よって、接着層80は端子37を覆わないように設けられる。次いで、対向基板70aを介して光が照射されることにより、当該感光性樹脂が硬化する。この硬化によって、樹脂材料の硬化物で構成される複数の接着層80が得られる。また、複数の接着層80によって対向基板70aが基板10aに接合される。
また、+y方向に沿って隣り合う2つの接着層80は、間隔D0で互いに離間して形成される。なお、図示はしないが、+x方向に沿って隣り合う接着層80同士の間も離間している。
また、図13に示すように、対向基板70aには、複数のアライメントマーク76が形成される。アライメントマーク76は、例えば、図14では図示しないが、第2板面702a上、すなわち対向基板70aの接着層80側の面上に形成される。アライメントマーク76は、後の切断工程S13で用いられるレーザー光LLの対向基板70aに対する照射位置を位置決めするために用いられる。なお、アライメントマーク76の配置はこれに限定されず、例えば、アライメントマーク76は、保護層4a上に形成されてもよい。
1A-4c.切断工程S13
図15は、第1実施形態における切断工程S13を説明するための拡大平面図である。図16および図17は、それぞれ、第1実施形態における切断工程S13を説明するための拡大断面図である。
切断工程S13では、レーザー光LLを照射することにより、対向基板70aが切断される。具体的には、レーザー光LLを照射することにより、図15に示すように、対向基板70aに、複数の第1面71と、複数の第2面72とが形成される。複数の第1面71は+x方向に延在し、平面視でライン状である。複数の第2面72は平面視で+x方向に延在し、平面視でライン状である。また、レーザー光LLを照射することにより、対向基板70aに、複数の第3面73と、複数の第4面74とが形成される。複数の第3面73は、+y方向に延在し、平面視でライン状である。複数の第4面74は、+y方向に延在し、平面視でライン状である。
第1面71と第2面72とは、平面視で一列に並ぶ複数の端子群370を挟んで形成される。すなわち、第1面71と第2面72とは、一列に並ぶ複数の端子群370の両側に形成される。第1面71は、平面視で、端子群370と素子部2との間に形成される。第1面71は、平面視で、端子群370と回路300との間に形成されてもよい。第2面72は、平面視で、隣り合う2つのパターン部10pの間に形成される。また、第3面73と第4面74とは、平面視で、隣り合う2つのパターン部10pの間に互いに離間して形成される。
レーザー光LLは、点状に収束され、ライン状に走査されるよう照射される。レーザー光LLは、例えば、波長10.6μmの炭酸ガスレーザー等を光学系で絞られた光である。レーザー光LLは、対向基板70aの+x方向における一端から他端まで横断するように、+x方向に沿って走査される。この走査により、第1面71と第2面72とが形成される。また、レーザー光LLは、対向基板70aの+y方向における一端から他端まで横断するように、+y方向に走査される。この走査により、第3面73と第4面74とが形成される。
また、複数の第1面71、複数の第2面72、複数の第3面73および複数の第4面74が形成されることにより、対向基板70aから、複数の回路対応部78および複数の端子対応部79が切り分けられる。本実施形態では、回路対応部78および端子対応部79は、パターン部10pごとに設けられる。各回路対応部78は、平面視で四角形状をなし、素子部2と、画素回路30と、カラーフィルター6と重なる部分を含む。また、平面視で、回路対応部78は有機EL素子20と重なるように配置され、画素電極23とも重なるように配置される。平面視で、回路対応部78は走査線駆動回路361およびデータ線駆動回路362と重なるように配置されてもよい。また、端子対応部79は、端子群370に対応した部分である。各端子対応部79は、平面視で四角形状をなし、端子群370と重なる部分を含む。なお、各回路対応部78は、前述の図2に示す回路領域A10と重なり、各端子対応部79は、前述の図2に示す端子領域A20と重なる。
図16に示すように、第1面71および第2面72は、対向基板70aの+z軸側の第1板面701aと-z軸側の第2板面702aとに接続される。なお、図示はしないが、第3面73および第4面74も同様である。
図16に示すように、第1面71および第2面72のそれぞれが第1板面701aに対して傾斜するように、レーザー光LLは、対向基板70aに照射される。例えば、レーザー光LLは、照射深さが最も浅い位置から最も深い位置に向かうよう照射される。つまり、第1面71の形成では、レーザー光LLの+x方向に沿った走査が、-y軸側から+y軸側に向かって複数回繰り返される。また、第2面72の形成では、レーザー光LLの+x方向に沿った走査が、+y軸側から-y軸側に向かって複数回繰り返される。なお、図示はしないが、第3面73および第4面74も同様である。
このようにレーザー光LLを用いて対向基板70aを切断することにより、機械的な方法で切断面を形成する場合に比べ、基板10aの割れまたは欠けの発生を低減することができる。また、レーザー光LLの照射は、光学的な制御で行われるため、精密な位置合わせを行うことができる。そのため、微細化に、好適に対応することができる。
なお、レーザー光LLの照射条件によって、対向基板70aから端子対応部79が完全に切り分けられていない場合があるが、対向基板70aから端子対応部79が切り分けることには、微小な力Pxを加えることで切り分けられる状態になっていることも含む。
図17に示すように、端子対応部79では、第1板面701aにおける第1面71と第2面72との間の第1距離D1は、第2板面702aにおける第1面71と第2面72との間の第2距離D2よりも大きい。すなわち、第1面71および第2面72は、前述のようにそれぞれ第1板面701aに対して傾斜するが、第1距離D1が第2距離D2よりも大きくなる方向に傾斜している。
また、第2距離D2は、間隙D0と同等であるか、それよりも小さい。接着層80と端子領域A20とが接着していると、次の工程で端子領域A20を取り除き難くなるため、第2距離D2は、間隙D0と同等以下であることが好ましい。
1A-4d.端子対応部除去工程S14
図18は、第1実施形態における端子対応部除去工程S14を説明するための拡大断面図である。端子対応部除去工程S14では、複数の端子対応部79が取り除かれる。なお、本工程では、複数の端子対応部79の他に、複数の回路対応部78以外の部分が取り除かれる。
端子対応部79は、-z方向に沿った力Pxを加えることで取り除かれる。前述したように、第2距離D2は第1距離D1も小さい。そのため、端子対応部79は、第1板面701aから第2板面702aに向かうについて先細りになるテーパー状をなす。よって、切断工程S13で対向基板70aから端子対応部79が切り分けられても、端子対応部79が-z軸側に移動して基板10aに接触することを回避することができる。また、端子対応部79がテーパー状であることで、-z方向に沿った力Pxを端子対応部79に加えることで、端子対応部79を簡単に取り除くことができる。
図19は、第1実施形態における端子対応部除去工程S14を説明するための平面図である。複数の回路対応部78以外の、複数の端子対応部79およびその他の部分を取り除くことにより、図18に示すように、基板10a上に複数の対向基板70が形成される。なお、対向基板70は、対向基板70aのうちの回路対応部78である。第1板面701aのうちの回路対応部78の部分は、対向基板70の第1板面701となる。第2板面702aのうちの回路対応部78の部分は、対向基板70の第2板面702となる。
1A-4e.保護層除去工程S15
図20は、第1実施形態における保護層除去工程S15を説明するための拡大断面図である。図20に示すように、保護層4aの一部を例えばエッチングにより除去する。具体的には、保護層4aのうち平面視で複数の対向基板70と重ならない部分を除去する。この除去において、保護層4aのうち平面視で端子群370と重なる部分が除去される。除去されることで、端子群370が露出する。
保護層4aのエッチングでは、カラーフィルター6および対向基板70をエッチングマスクとして用いることができる。なお、図示しないレジストパターンがエッチングマスクとして用いられてもよい。また、当該エッチングは、ドライエッチングであることが好ましい。保護層4aが酸化ケイ素等で形成されている場合、エッチングガスとしては、例えば、CF(四フッ化炭素)、CHF(三フッ化炭素)などのフッ素系ガス等が用いられる。なお、ドライエッチングに代えて、ウェットエッチングが行われてもよい。
また、複数の第1面71および複数の第2面72が前述のように傾斜しているため、これらが第1板面701に対して直交している場合に比べ、エッチングガス等を各端子37上へと効率良く侵入させることができる。そのため、保護層4を除去して各端子37を容易かつ高精細に露出させることができる。
1A-4f.個片化工程S16
図21は、第1実施形態における個片化工程S16を説明するための平面図である。図21に示すように、対向基板70aは、平面視で+x方向に延在する複数の第1ライン218、および平面視で+y方向に延在する複数の第2ライン219に沿って、格子状に切断される。切断により、基板10aは複数のパターン部10pに切り分けられる。切り分けらえることにより、複数の表示パネル1が得られる。
図22は、第1実施形態における個片化工程S16を説明するための拡大断面図である。例えば、図22に示すように、例えば、第1面71よりも第2面72に近い位置で、かつ各端子37と重ならない位置で基板10aは切断される。基板10aの切断方法としては、例えば、ダイシングブレードを用いる方法が挙げられる。なお、基板10aの切断方法は、これに限定されず、ダイヤモンドチップ等を使ってケガキをした後にブレイクする方法等であってもよい。
なお、切り分けらえることにより、第1面71から複数の第1傾斜面731が形成され、第2面72から複数の第2傾斜面732が形成される。また、図示はしないが、第3面73から複数の第3傾斜面733が形成され、第4面74から複数の第4傾斜面734が形成される。
以上説明のように、電気光学装置100の製造方法は、基板用意工程S11と、貼り合わせ工程S12と、切断工程S13と、端子対応部除去工程S14とを含む。基板用意工程S11では、複数の画素電極23、複数の画素電極23に電気的に接続される回路300、および回路300に電気的に接続される端子37が設けられる基板10aが用意される。貼り合わせ工程S12では、基板10aに、基板10aの厚さ方向からの平面視で、画素電極23および端子37に重ねて対向基板70aが貼り合わせられる。切断工程S13では、対向基板70aにレーザー光LLが照射されることにより、対向基板70aから、平面視で端子37と重なる部分を含む端子対応部79が切り分けられる。端子対応部除去工程S14では、対向基板70aから端子対応部79が取り除かれる。
このように、電気光学装置100の製造方法では、複数のパターン部10pが形成された基板10aに対向基板70aを貼り合わせられた後、端子対応部79が取り除かれる。かかる電気光学装置100の製造方法によれば、基板10aに個別の対向基板70を貼り合わせるチップマウント方式に比べ、タクトタイムを短くすることができる。よって、複数の電気光学装置100をより迅速に製造することができる。また、電気光学装置100の製造方法によれば、個別の対向基板70を貼り合わせることがないため、個別の対向基板70を基板10aに貼り合わせる際に、隣り合う2つの対向基板70同士が重なるという不具合の発生を防ぐことができる。また、個別の対向基板70を基板10aに貼り合わせる際に、平面視で対向基板70が端子37に重なることが回避されるので、対向基板70が端子37に干渉することを防ぐことができる。また、レーザー光LLを用いているため、微細化に好適に対応することができる。そのため、対向基板70aから端子対応部79を高精細に切り分けることができる。このようなことから、電気光学装置100の製造方法によれば、安定した品質の電気光学装置100を効率良く製造することができる。
また、前述のように、切断工程S13において、レーザー光LLの照射により、対向基板70aには、平面視で端子対応部79を挟む第1面71および第2面72が形成される。第1面71および第2面72は、対向基板70aにおける基板10aとは反対側の第1板面701に対して傾斜する。また、第1板面701aにおける第1面71と第2面72との間の第1距離D1は、対向基板70aにおける基板10a側の第2板面702aにおける第1面71と第2面72との間の第2距離D2よりも大きい。
第1距離D1が第2距離D2よりも大きくなるように第1面71および第2面72が形成されることにより、第1板面701aから第2板面702aに向かうについて先細りになるテーパー状の端子対応部79を形成することができる。端子対応部79が当該テーパー状であることで、対向基板70aから端子対応部79が切り分けられても、端子対応部79が-z軸側に移動して基板10aに接触することが回避することができる。また、テーパー状をなす端子対応部79が形成されるので、-z方向に沿った力Pxが端子対応部79に加えることで、端子対応部79を簡単に取り除くことができる。このようなことから、複数のパターン部10pが形成された基板10aに対向基板70aを貼り合わせた後、端子対応部79を取り除く方法を確実に実現することができる。
また、本実施形態では、第1面71および第2面72の両方が第1板面701に対して傾斜しているが、切断工程S13において端子対応部79を挟む第1面71および第2面72のいずれか一方のみが、傾斜していてもよい。また、第3面73および第4面74についても同様に、少なくとも一方が傾斜していることで、端子対応部除去工程S14において、対向基板70aのうち回路対応部78以外の部分の除去を効率良く行うことができる。
また、前述のように電気光学装置100は、有機EL装置である。よって、その製造に用いられる基板10aは、発光材料を含む発光層240を有する。また、基板10aは、平面視で発光層240および端子37と重なる透光性の無機材料を含む保護層4aを有する。また、電気光学装置100の製造方法は、端子対応部除去工程S14の後において、保護層除去工程S15を含む。保護層除去工程S15では、平面視で、保護層4aの端子37と重なる部分が除去される。
保護層除去工程S15では、対向基板70aをエッチングマスクとして用いることができるので、保護層4aの一部の除去を迅速にかつ高精細に行うことができる。また、他のエッチングマスクを用いなくて済むため、他のエッチングマスクの位置合わせを行う手間を省くことができる。また、第1距離D1が第2距離D2よりも大きくなるように第1面71および第2面72が傾斜しているので、エッチングガス等を、保護層4aの端子37上へと効率良く侵入させることができる。そのため、保護層4aのうち平面視で端子37に重なる部分を高精細に除去することができる。
また、本実施形態では、複数の表示パネル1を製造したが、例えば1つの表示パネル1のみが製造されてもよい。つまり、1つの基板10と1つの対向基板70とを貼り合せ、第1面71および第2面72を形成し、その後、端子対応部79を除去することにより、1つの表示パネル1が製造されてもよい。
また、例えば、保護層除去工程S15と個片化工程S16との間で、電気的な特性を検査する工程が行われてもよい。また、個片化工程S16の後に、表示パネル1の各種品質に関する検査が行われてもよい。
1B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図23は、第2実施形態における電気光学装置100の製造方法を示すフローチャートである。図24は、第2実施形態における貼り合わせ工程S12を説明するための拡大断面図である。図25は、第2実施形態における切断工程S13を説明するための拡大断面図である。本実施形態は、吸収層50を備えることが第1実施形態と異なる。なお、第2実施形態において第1実施形態と同様の事項については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明が適宜省略される。
図23に示すように、本実施形態における電気光学装置100の製造方法は、貼り合わせ工程S12の前において、吸収層形成工程S21を有する。吸収層形成工程S21では、図24に示すように、複数の吸収層50が形成される。吸収層50は、レーザー光LLを吸収する。吸収層50は、着色材を含む樹脂材料または金属材料を含む。吸収層50は、平面視で、レーザー光LLが照射される予定の部分に配置される。したがって、図25に示すように、吸収層50は、第1面71および第2面72と平面視で重なる部分に形成される。なお、図示はしないが、吸収層50は、第3面73および第4面74と平面視で重なる部分にも形成される。特に、吸収層50は、カラーフィルター6が配置されていない部分に対応するよう、平面視で接着層80の外縁を覆うように当該外縁に重なる。また、吸収層50は、平面視で、複数の端子37を挟むよう形成される。かかる吸収層50を備えることで、レーザー光LLを吸収層50で吸収して減衰させることができるので、基板10のレーザー光LLによるダメージを低減することができる。
また、吸収層形成工程S21において、図24に示すように、吸収層50と同層に、アライメントマーク76が形成される。アライメントマーク76は、第1実施形態で述べたように、対向基板70aに対するレーザー光LLの照射位置を位置決めするための基準である。アライメントマーク76と吸収層50とが同層に配置されることで、これらが同層に配置されない場合に比べ、対向基板70aの厚さ方向におけるレーザー光LLの位置合わせ精度を高めることができる。また、アライメントマーク76が対向基板70aの第2板面702a側に位置することで、第1板面701a側に位置するよりも、対向基板70aの対向基板70aの厚さ方向におけるレーザー光LLの位置合わせ精度を高めることができる。
なお、アライメントマーク76の配置はこれに限定されず、例えば、アライメントマーク76は、保護層4a上に形成されてもよい。その場合には、基板用意工程S11に、吸収層形成工程S21が含まれる。
1C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図26は、第3実施形態における電気光学装置100の製造方法を示すフローチャートである。図27は、第3実施形態における貼り合わせ工程S12を説明するための拡大断面図である。図28は、第2実施形態における切断工程S13を説明するための拡大断面図である。本実施形態は、対向基板70aが溝77を有することが第1実施形態と異なる。なお、第3実施形態において第1実施形態と同様の事項については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明が適宜省略される。
図26に示すように、本実施形態における電気光学装置100の製造方法は、貼り合わせ工程S12の前において、溝形成工程S22を有する。溝形成工程S22では、図27に示すように、対向基板70aの第2板面702aに複数の溝77が形成される。溝77は、レーザー光LLを減衰させる。溝77は、第2板面702aに形成される凹みである。溝77は、平面視で、レーザー光LLが照射される予定の部分に配置される。したがって、図28に示すように、溝77は、第1面71および第2面72と平面視で重なる部分に形成される。なお、図示はしないが、溝77は、第3面73および第4面74と平面視で重なる部分にも形成される。特に、溝77は、平面視で接着層80の外縁を覆うように当該外縁に重なる。また、溝77は、端子対応部79に対応する位置に形成される。よって、溝77は、平面視で、複数の端子37を挟むよう形成される。かかる溝77を備えることで、溝77がない場合に比べレーザー光LLを基板10に近づけずに切断できるので、基板10のレーザー光LLによるダメージを低減することができる。
また、吸収層形成工程S21において、図27に示すように、基板10aと対向基板70aとの間に、アライメントマーク760が形成される。アライメントマーク760は、対向基板70aの第2板面702aに形成される。アライメントマーク760は、第2板面702aに形成される凹みである。アライメントマーク760は、第1実施形態でのアライメントマーク76と同様に、対向基板70aに対するレーザー光LLの照射位置を位置決めするための基準である。そのため、アライメントマーク760と溝77とが、+z方向においてほぼ同等の位置に設けられることで、対向基板70aの厚さ方向におけるレーザー光LLの位置合わせ精度を高めることができる。
以上、「電気光学装置」の一例として、有機EL装置である電気光学装置100を例に説明したが、「電気光学装置」は、有機EL装置以外の装置であってもよい。例えば、「電気光学装置」は、液晶装置であってもよい。また、「電気光学装置」は、無機ELを光源とした無機EL装置であってもよい。また、「電気光学装置」は、トップエミッション型に限定されず、有機EL素子20で発生する光が基体121を透過して出射されるボトムエミッション型であってもよい。また、電気光学装置100、光共振器を備えていなくてもよい。また、電気光学装置100は、フルカラー表示が可能な表示パネル1を備えるが、単色表示を行うパネルを備えてもよい。また、電気光学装置100、照明として用いられてもよい。
2.電子機器
前述の実施形態の電気光学装置100は、各種の電子機器に適用することができる。
2A.ヘッドマウントディスプレイ
図29は、本発明の電子機器の一例である虚像表示装置800の一部を模式的に示す平面図である。図29に示す虚像表示装置800は、観察者の頭部に装着されて画像の表示を行うヘッドマウントディスプレイ(HMD)である。虚像表示装置800は、前述した電気光学装置100と、コリメーター81と、導光体82と、第1反射型体積ホログラム83と、第2反射型体積ホログラム84とを備える。なお、電気光学装置100から出射される光は、映像光Lとして出射される。
コリメーター81は、電気光学装置100と導光体82との間に配置される。コリメーター81は、電気光学装置100から出射された光を平行光にする。コリメーター81は、コリメーターレンズ等で構成される。コリメーター81で平行光に変換された光は、導光体82に入射する。
導光体82は、平板状をなし、コリメーター81を介して入射する光の方向と交差する方向に延在して配置される。導光体82は、その内部で光を反射して導光する。導光体82のコリメーター81と対向する面821には、光が入射する光入射口と、光を出射する光出射口が設けられる。導光体82の面821とは反対側の面822には、回折光学素子としての第1反射型体積ホログラム83および回折光学素子としての第2反射型体積ホログラム84が配置される。第1反射型体積ホログラム83は、第2反射型体積ホログラム84よりも光出射口側に設けられる。第1反射型体積ホログラム83および第2反射型体積ホログラム84は、所定の波長域に対応する干渉縞を有し、所定の波長域の光を回折反射させる。
かかる構成の虚像表示装置800では、光入射口から導光体82内に入射した映像光Lが、反射を繰り返して進み光出射口から観察者の瞳EYに導かれることで、映像光Lにより形成された虚像で構成される画像を観察者が観察することができる。
ここで、虚像表示装置800は、前述の電気光学装置100を備える。前述の電気光学装置100は品質が良好である。そのため、電気光学装置100を備えることで、品質の高い虚像表示装置800を提供することができる。
なお、虚像表示装置800は、電気光学装置100から出射される光を合成するダイクロイックプリズム等の合成素子を備えてもよい。その場合、虚像表示装置800は、例えば、青色の波長域の光を出射する電気光学装置100、緑色の波長域の光を出射する電気光学装置100および赤色の波長域の光を出射する電気光学装置100を備えることができる。
2B.パーソナルコンピューター
図30は、本発明の電子機器の一例であるパーソナルコンピューター400を示す斜視図である。図30に示すように、パーソナルコンピューター400は、電気光学装置100と、電源スイッチ401およびキーボード402が設けられた本体部403と、を備える。パーソナルコンピューター400は、前述の電気光学装置100を備えるため、品質に優れる。
なお、電気光学装置100を備える「電子機器」としては、図29に例示した虚像表示装置800および図30に例示したパーソナルコンピューター400の他、デジタルスコープ、デジタル双眼鏡、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラなど眼に近接して配置する機器が挙げられる。また、電気光学装置100を備える「電子機器」は、携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、カーナビゲーション装置、および車載用の表示部として適用される。さらに、電気光学装置100を備える「電子機器」は、光を照らす照明として適用される。
以上、本発明について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。また、本発明の各部の構成は、前述した実施形態の同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前述した各実施形態の任意の構成同士を組み合わせるようにしてもよい。
1…表示パネル、2…素子部、4…保護層、4a…保護層、6…カラーフィルター層、8…接着層、10…基板、10a…基板、10p…パターン部、12…配線板、12a…配線板、13…走査線、14…データ線、15…給電線、16…給電線、20…有機EL素子、21…反射部、22…共振調整層、22a…共振調整層、23…画素電極、24…有機層、25…共通電極、26…隔壁、30…画素回路、31…スイッチング用トランジスター、32…駆動用トランジスター、32c…チャネル、32d…ドレイン、32g…ゲート電極、32s…ソース、33…保持容量、35…制御回路、37…端子、41…
第1層、41a…第1層、42…第2層、42a…第2層、43…第3層、43a…第3層、50…吸収層、61B…着色層、61G…着色層、61R…着色層、70…対向基板、70a…対向基板、71…第1面、72…第2面、73…第3面、74…第4面、76…アライメントマーク、77…溝、78…回路対応部、79…端子対応部、80…接着層、90…ケース、91…開口、95…FPC基板、100…電気光学装置、120…配線層、120a…配線層、121…基体、121a…基体、122…絶縁膜、122a…絶縁膜、123…絶縁膜、123a…絶縁膜、124…絶縁膜、124a…絶縁膜、218…第1ライン、219…第2ライン、240…発光層、300…回路、320…半導体層、321…中継電極、322…中継電極、323…中継電極、361…走査線駆動回路、362…データ線駆動回路、701…第1板面、701a…第1板面、702…第2板面、702a…第2板面、703…側面、731…第1傾斜面、732…第2傾斜面、733…第3傾斜面、734…第4傾斜面、3211…貫通電極、3212…貫通電極、3221…貫通電極、3231…貫通電極、A10…回路領域、A11…表示領域、A20…端子領域、D0…間隙、D1…第1距離、D2…第2距離、EY…瞳、L0…光学距離、LL…レーザー光、P…画素、P0…サブ画素、PB…サブ画素、PG…サブ画素、PR…サブ画素、Px…力、θ1…角度、θ2…角度。

Claims (7)

  1. 画素電極、前記画素電極に電気的に接続される回路、および前記回路に電気的に接続される端子が設けられる基板に、対向基板を貼り合わせる工程と、
    前記対向基板にレーザー光を照射することにより、前記対向基板から、前記端子に対応する端子対応部を切り分ける工程と、
    前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程と、を含み、
    前記端子対応部を切り分ける工程において、
    前記レーザー光は、点状に収束され、ライン状に走査され、
    前記レーザー光の照射により、前記対向基板には、平面視で前記端子対応部を挟む第1面および第2面が形成されており、
    前記第1面および前記第2面のうちの一方または両方は、前記対向基板における前記基板とは反対側の第1板面に対して傾斜し、
    前記第1板面における前記第1面と前記第2面との間の第1距離は、前記対向基板における前記基板側の第2板面における前記第1面と前記第2面との間の第2距離よりも大きく、
    前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程において、
    前記対向基板の前記基板とは反対の方向に向かう力を加えることにより、前記端子対応部が取り除かれる、
    ことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 前記基板は、発光材料を含む発光層と、前記平面視で前記発光層および前記端子と重なる無機材料を含む保護層と、を有し、
    前記端子対応部を取り除く工程の後において、前記平面視で、前記保護層の前記端子と重なる部分を除去する工程と、をさらに含む請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 前記対向基板を貼り合わせる工程よりも前において、前記レーザー光を吸収する樹脂材料または金属材料を含む吸収層を形成する請求項1または2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 前記吸収層を形成する工程において、前記吸収層と同層に、前記対向基板に対する前記レーザー光の照射位置を位置決めするためのアライメントマークを形成する請求項3に記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 前記対向基板を貼り合わせる工程よりも前において、前記第2板面の前記平面視で前記端子対応部に対応する位置に溝を形成する工程を、さらに有する請求項1または2に記載の電気光学装置の製造方法。
  6. 前記対向基板を貼り合わせる工程よりも前において、前記対向基板に対する前記レーザー光の照射位置を位置決めするためのアライメントマークを形成する請求項5に記載の電気光学装置の製造方法。
  7. 有機エレクトロルミネッセンス素子、前記有機エレクトロルミネッセンス素子に電気的に接続される回路、および前記回路に電気的に接続される端子が設けられる配線板に、平面視で、前記有機エレクトロルミネッセンス素子、前記回路、および前記端子と重なる保護層を形成する工程と、
    前記保護層に、対向基板を貼り合わせる工程と、
    前記対向基板にレーザー光を照射することにより、前記対向基板から、前記端子に対応する端子対応部を切り分ける工程と、
    前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程と、
    前記平面視で、前記保護層の前記端子と重なる部分を除去する工程と、を備え、
    前記端子対応部を切り分ける工程において、
    前記レーザー光は、点状に収束され、ライン状に走査され、
    前記レーザー光の照射により、前記対向基板には、前記平面視で前記端子対応部を挟む第1面および第2面が形成されており、
    前記第1面および前記第2面のうちの一方または両方は、前記対向基板における前記保護層とは反対側の第1板面に対して傾斜し、
    前記第1板面における前記第1面と前記第2面との間の第1距離は、前記対向基板における前記保護層側の第2板面における前記第1面と前記第2面との間の第2距離よりも大きく、
    前記対向基板から前記端子対応部を取り除く工程において、
    前記対向基板の前記基板とは反対の方向に向かう力を加えることにより、前記端子対応部が取り除かれる、
    ことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
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