JP7285042B2 - 車両のバックドア - Google Patents
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Description
インナパネルとアウタパネルとを備える車両のバックドアであって、
前記インナパネルは、
前記アウタパネルに面する第一面と、
窓状部材を取り付けるための四角形状の貫通孔と、
前記第一面が車内側に凹むことで形成された凹溝とを備え、
前記凹溝は、
前記貫通孔の側縁に沿って設けられ、前記貫通孔よりも車両下方の位置まで延びる縦溝と、
前記貫通孔の下縁に沿って設けられ、所定の溝幅を有する横溝と、
前記横溝の端部と前記縦溝の中間部とをつなぎ、前記横溝から前記縦溝に向かうに従って徐々に広くなる溝幅を有する連結溝とを備え、
さらに、前記連結溝の近傍で前記凹溝をまたぐように前記第一面に取り付けられる当て板を備え、
前記当て板は、前記第一面における第一部分、第二部分、第三部分、及び第四部分のうちの少なくとも3つの部分に接合されており、
前記第一部分は、前記縦溝よりも車幅方向の外側で、かつ前記横溝よりも上側の部分であり、
前記第二部分は、前記縦溝よりも前記車幅方向の外側で、かつ前記横溝よりも下側の部分であり、
前記第三部分は、前記貫通孔と前記横溝との間の部分であり、
前記第四部分は、前記連結溝よりも前記車幅方向の内側で、かつ前記横溝よりも下側の部分である。
≪全体構成≫
実施形態1のバックドア1の説明にあたっては図1から図4を参照する。バックドア1は、アウタパネル2(図1)と、インナパネル3(図2)とを備える。本例のバックドア1は更に、インナパネル3に取り付けられる当て板9(図2)を備える。以下、本例のバックドア1の各構成を詳細に説明する。
アウタパネル2は、インナパネル3よりも車外側に配置されるパネル状の部材である。本例のアウタパネル2は、金属材料によって構成されていている。本例とは異なり、アウタパネル2は繊維強化プラスチックなどの高剛性の樹脂材料によって構成されていても良い。
インナパネル3は、アウタパネル2よりも車内側に配置されるパネル状の部材である。本例のインナパネル3は金属材料によって構成されている。インナパネル3は、スポット溶接などでアウタパネル2と接合される。従って、インナパネル3はアウタパネル2と一体になって振動する。
当て板9は、図2,3に示されるように、凹溝4における連結溝7の近傍で凹溝4をまたぐようにインナパネル3の第一面3Sに取り付けられている。より具体的には、当て板9は、第一面3Sにおける窓枠部30fと外枠部3fとに取り付けられている。本例の当て板9は更に外側フランジ39に及んでいる。図4の横断面図に示されるように、当て板9は凹溝4の開口部40をふさぐように配置される。従って、当て板9が設けられる部分を含むインナパネル3の横断面において、凹溝4の内周面と当て板9とで囲まれる閉断面が形成される。
本例のバックドア1は、ボディーの振動に共振し難い。本例のバックドア1では、インナパネル3における連結溝7の近傍で凹溝4をまたぐように当て板9が取り付けられることで、縦溝5と横溝6の開口部40(図4)の幅が拡がり難くなる。特に、当て板9が凹溝4の内周面形状に沿った形状ではなく、図4に示されるように凹溝4をまたぐ形状であることで、上記開口部40がより拡がり難くなる。つまり、当て板9によってインナパネル3が変形し難くなる。その結果、インナパネル3を含むバックドア1の固有振動数が変化し、バックドア1が共振し難くなる。バックドア1が共振し難くければ、バックドア1から発せられる騒音が大きくなることが抑制される。
実施形態1と異なる形状の当て板9を備えるバックドア1を図5に基づいて説明する。図5に示される当て板9は、実施形態1の当て板9(図3参照)を上下反転したような形状を有する。この当て板9も、実施形態1の当て板9(図3)と同様、ブリッジ部90と第一延伸部91と第二延伸部92とを備える。本例のブリッジ部90は縦溝5における第二溝52をまたいでいる。第一延伸部91はブリッジ部90から横溝6に向かって延びている。第二延伸部92はブリッジ部90から縦溝5における第一溝51が配置される方向に向かって延びている。
実施形態1,2と異なる形状の当て板9を備えるバックドア1を図6に基づいて説明する。図6に示される当て板9も、実施形態1の当て板9(図3)と同様、ブリッジ部90と第一延伸部91と第二延伸部92とを備える。本例のブリッジ部90は縦溝5における第一溝51をまたいでいる。第一延伸部91はブリッジ部90から横溝6に向かって延びている。第二延伸部92はブリッジ部90から縦溝5における第二溝52が配置される方向に向かって延びている。
実施形態1から実施形態3と異なる形状の当て板9を備えるバックドア1を図7に基づいて説明する。図7に示される当て板9は、実施形態3の当て板9(図6参照)を上下反転したような形状を有する。この当て板9も、実施形態1の当て板9(図3)と同様、ブリッジ部90と第一延伸部91と第二延伸部92とを備える。本例のブリッジ部90は縦溝5における第二溝52をまたいでいる。第一延伸部91はブリッジ部90から横溝6に向かって延びている。第二延伸部92はブリッジ部90から縦溝5における第一溝51が配置される方向に向かって延びている。
実施形態5では、第一溝51と第二溝52と横溝6の全てをまたぐ当て板9を備えるバックドア1を図8に基づいて説明する。当て板9は、第一溝51をまたぐブリッジ部90と、横溝6をまたぐ第一延伸部91と、第二溝52をまたぐ第二延伸部92とを備える。ブリッジ部90と第一延伸部91と第二延伸部92とは概略三角形状につながっている。そのため、当て板9の中央には、概略三角形状の肉抜き孔が形成される。
2 アウタパネル
20 貫通孔、21 折り曲げ部、22 取っ手
3 インナパネル
3S 第一面、3f 外枠部
30 貫通孔、30f 窓枠部
31 第一部分、32 第二部分、33 第三部分、34 第四部分
39 外側フランジ
4 凹溝
40 開口部
5 縦溝
51 第一溝、52 第二溝
6 横溝
6C 中心線、6D 下端線、6U 上端線
7 連結溝
7C 内端線、7S 外端線
8 上部溝
9 当て板
90 ブリッジ部、91 第一延伸部、92 第二延伸部
90a,90b,91a,91b,92a,92b 溶接点
A,B,C,D 境界点
Claims (1)
- インナパネルとアウタパネルとを備える車両のバックドアであって、
前記インナパネルは、
前記アウタパネルに面する第一面と、
窓状部材を取り付けるための四角形状の貫通孔と、
前記第一面が車内側に凹むことで形成された凹溝とを備え、
前記凹溝は、
前記貫通孔の側縁に沿って設けられ、前記貫通孔よりも車両下方の位置まで延びる縦溝と、
前記貫通孔の下縁に沿って設けられ、所定の溝幅を有する横溝と、
前記横溝の端部と前記縦溝の中間部とをつなぎ、前記横溝から前記縦溝に向かうに従って徐々に広くなる溝幅を有する連結溝とを備え、
さらに、前記連結溝の近傍で前記凹溝をまたぐように前記第一面に取り付けられる当て板を備え、
前記当て板は、前記第一面における第一部分、第二部分、第三部分、及び第四部分のうちの3つの部分に接合され、残りの1つの部分には接合されておらず、
前記第一部分は、前記縦溝よりも車幅方向の外側で、かつ前記横溝よりも上側の部分であり、
前記第二部分は、前記縦溝よりも前記車幅方向の外側で、かつ前記横溝よりも下側の部分であり、
前記第三部分は、前記貫通孔と前記横溝との間の部分であり、
前記第四部分は、前記連結溝よりも前記車幅方向の内側で、かつ前記横溝よりも下側の部分である車両のバックドア。
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---|---|---|---|
JP2020183219A JP7285042B2 (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 車両のバックドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020183219A JP7285042B2 (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 車両のバックドア |
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ID=81604464
Family Applications (1)
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JP2020183219A Active JP7285042B2 (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 車両のバックドア |
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DE102010014534A1 (de) | 2010-04-10 | 2011-10-13 | Daimler Ag | Verbundbauteil für einen Kraftwagen |
JP2014159191A (ja) | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Suzuki Motor Corp | 車両用バックドア補強構造 |
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US9205728B1 (en) * | 2014-07-15 | 2015-12-08 | Ford Global Technologies, Llc | Reinforced liftgate for a vehicle |
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2020
- 2020-10-30 JP JP2020183219A patent/JP7285042B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010070130A (ja) | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Honda Motor Co Ltd | 車両の後部ドア構造 |
DE102010014534A1 (de) | 2010-04-10 | 2011-10-13 | Daimler Ag | Verbundbauteil für einen Kraftwagen |
JP2014159191A (ja) | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Suzuki Motor Corp | 車両用バックドア補強構造 |
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