JP7284991B2 - 光源装置及びそれを利用した光源モジュールと流体処理装置 - Google Patents
光源装置及びそれを利用した光源モジュールと流体処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7284991B2 JP7284991B2 JP2019098612A JP2019098612A JP7284991B2 JP 7284991 B2 JP7284991 B2 JP 7284991B2 JP 2019098612 A JP2019098612 A JP 2019098612A JP 2019098612 A JP2019098612 A JP 2019098612A JP 7284991 B2 JP7284991 B2 JP 7284991B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light source
- arc tube
- gas discharge
- electrode
- source device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Physical Water Treatments (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
[実施形態1]
図5は、本発明の実施形態2に関る電極基板60を備えた発光管アレイ型光源装置の要部横断面図である。電極基板60のベースとなる絶縁支持体61の下面に電極対32X、32Yが設けられ、これらを通して電極基板60にスリット33、35が設けられている点は、上記の実施形態1と同じである。
図6(a)及び(b)は、本発明による実施形態3としてのフレキシブルな発光管アレイ型光源装置の電極基板の構成を示す平面図と、発光管を搭載した電極基板の概略断面図である。断面図(b)における電極基板のスリット状の通気用貫通孔の数と幅などは図示簡略化のため平面図(a)に正確には対応していない。
この場合、貫通孔の形成加工によって電極エッジ部が露出するので安全のため全体又は貫通孔部に樹脂コーティングを施すことが望ましい。
図7(a)、(b)は、上記実施形態3のフレキシブルな発光管アレイ型光源装置70を利用した流水殺菌装置80の要部構成を概略的に示す横断面図と縦断面図である。装置の主体となる紫外線透過性の流水パイプ81には所定間隔で絶縁樹脂性の1対のスペーサリング82が取り付けられている。この1対のスペーサリング82に、その間を跨いでフレキシブルな発光管アレイ型光源装置70を構成する電極基板71の両端が図示しない両面接着テープなどで巻き付けられて実装されている。スペーサリング82の外径は、流水パイプ81を挟んで対向する2つの発光管11の直径と流水パイプ81の外径の和よりも大きくなっており、結果として円筒状に巻き付けられ実装された光源装置70の各発光管11と流水パイプ81との間には空気の流通スペース83が存在する形となっている。
図8は、実施形態1の発光管アレイ型光源装置を用いた空気消臭装置の概略構成を示す模式図である。真空紫外線や深紫外域の紫外線が気体の消臭機能や化合物の分解機能を有することはよく知られている。図8に示した応用例2においては、消臭ボックス90の中に貫通スリットを有する電極基板を用いた3枚の紫外発光面光源91が傾斜角度を交互に変えて流路を斜めに横切る形で配置されている。紫外発光面光源91は、太線と破線で代表的に示されているが、図3に示した実施形態1の発光管アレイ型光源装置50と同様の構成を持つ。即ち紫外線を放射する複数本のガス放電発光管がスリット付きの電極基板上に隣接管との間に隙間を空けて配列されており、この隣接発光管間の隙間と電極基板の複数のスリットにより複数の通気路がそれらの交差部に形成された構造となっている。
実施形態1,2においては、電極基板に設けた通気孔の形状は発光管アレイを横切る方向のスリットとした。しかしながら、本発明の通気孔は、電極パターンの欠落部が放電動作に影響を及ぼさない限り、発光管の底面を部分的に冷気に曝す形状であればよいので、円形、楕円形などの通気孔を分散配置した構成とすることができる。
その他、リジッドな絶縁支持体の上面に電極対を配置した電極基板を作成し、粘着/接着を兼ねた絶縁層を介してその上に発光管を配置するようにしてもよい。いずれにしても、電極基板には発光管の底面を部分的に露出する放熱用の貫通孔が複数設けられ、電極対は貫通孔の周囲で電気的に連続したパターンを有したものとなる。
11:ガス放電発光管
12:紫外蛍光体層
20:電極基板
21:絶縁支持体
22X、22Y:電極対
23:粘着/接着層
24:電極間隙
25:インバータ電源
30:電極基板
31:絶縁支持体
32X、32Y:電極対
33:スリット
34:電極間隙
35:電極間間隙スリット
37:粘着/接着層
50:発光管アレイ型光源装置
51:フレーム筐体
52:駆動回路基板
53:冷却ファン
60:電極基板
61:絶縁支持体
62X、62Y:補助電極対
63X、63Y:トリガ電極対
64:粘着/接着層
70:フレキシブルな発光管アレイ型光源装置
71:電極基板
72:フィルム基体
73:電極導体層
73X,73Y:電極対
74:電極間隙
75:通気用貫通孔
76:接着層
80:流水殺菌装置
81:流水パイプ
82:スペーサリング
83:流通スペース
90:消臭ボックス
91:紫外発光面光源
92:流入口
93:流出口
Claims (16)
- 内部に放電ガスを封入したガラス細管から成るガス放電発光管と、上面に複数本の該ガス放電発光管が平行に配列されて支持されると共に、下面に各ガス放電発光管を共通に横切る電極間隙を挟んで互いに離間して両方向に広がる電極対を備えた電極基板とからなる発光管アレイ型光源装置において、前記電極基板は、各ガス放電発光管を部分的に露出させる貫通孔を有することを特徴とする発光管アレイ型の光源装置。
- 前記貫通孔は、前記電極間隙と平行に設けられた複数のスリットであることを特徴とする請求項1記載の発光管アレイ型の光源装置。
- 前記電極対は、スリット方向の幅がスリットの長さより長く、隣接スリット間において各スリットの両端縁部で電気的に連続している電極パターンを有することを特徴とする請求項2記載の発光管アレイ型の光源装置。
- 前記電極パターンは、前記隣接スリット間における幅がスリットの幅よりも広いことを特徴とする請求項3記載の発光管アレイ型の光源装置。
- 前記電極基板の電極対間の電極間隙に、当該電極間隙よりも幅の狭いスリットを設けたことを特徴とする請求項2-4のいずれか1項に記載の発光管アレイ型の光源装置。
- 平行に配列された前記複数本のガス放電発光管の隣接発光管の間に間隙が設けられ、当該間隙部と前記電極基板のスリットとの交差部に通気路が構成されることを特徴とする請求項2-5の何れか1項に記載に発光管アレイ型の光源装置。
- 内部に放電ガスを封入したガラス細管からなる複数本のガス放電発光管を備えたガス放電発光管アレイと、前記ガス放電発光管アレイを上面に支持すると共に、下面に各ガス放電発光管を共通に横切る間隙を挟んで互いに離間して両方向に広がる電極対を備えた電極基板とを備えてなり、前記電極基板には前記ガス放電発光管を部分的に露出する貫通孔が設けられ、かつ前記電極対の近接端部に対向する電極基板の上面にそれぞれ下面の電極対に接続されたトリガ電極対を設けたことを特徴とする発光管アレイ型の光源装置。
- 前記電極対の両端部に対向する前記電極基板の上面部に下面の電極対のそれぞれに接続された補助電極対を設けたことを特徴とする請求項1又は7記載の発光管アレイ型の光源装置。
- 放電間隙を構成する間隙を挟んで両側に広がる1対の電極と、当該対となる電極の前記間隙間を橋絡する方向で平行に配置された複数のガス放電発光管とからなる光源装置において、前記対となる各電極は、前記ガス放電発光管の底面を部分的に露出させる欠落部を有すると共に、それぞれ前記欠落部の周囲で電気的に連続したパターンを有することを特徴とする紫外線発光用の光源装置。
- 前記ガス放電発光管の底部内面にガス放電光で励起されて紫外域の光を放射する紫外発光蛍光体層が設けられ、紫外域の光を発光することを特徴とする請求項1-9の何れか1項に記載の光源装置。
- 内部に放電ガスを封入したガラス細管から成る複数本のガス放電発光管と、前記ガス放電発光管を共通に横切る間隙を挟んで互いに離間する電極対を備えると共に、前記ガス放電発光管の底部を部分的に露出する貫通孔を設けた電極基板とから成る発光管アレイ型光源装置と、前記電極対間に交番駆動電圧を印加する駆動回路、及び前記発光管アレイ型光源装置を前記貫通孔を通して冷却するファンとを一つの筐体内に収容して成ることを特徴とする光源モジュール。
- 放電間隙を構成する間隙を挟んで両側に広がる1対の電極を備えた絶縁支持体と、当該対となる電極の前記間隙間を橋絡する方向で平行に配置された複数のガス放電発光管とからなる光源装置において、
前記絶縁支持体は、各ガス放電発光管の下面を部分的に露出するスリットを有することを特徴とする紫外線発光用の光源装置。 - 前記絶縁支持体のスリットが、前記電極対間の電極間隙部において各ガス放電発光管の下面を露出する構成を有することを特徴とする請求項12記載の紫外線発光用の光源装置。
- 処理すべき流体の流通路となる紫外線透過性のパイプと、該パイプの周囲に巻き付けて実装されたフレキシブルな発光管アレイ型光源装置とから成り、
前記フレキシブルな発光管アレイ型光源装置は、前記パイプの長手方向に延びるガラス細管から成る複数のガス放電発光管と、内面側に該複数のガス放電発光管を前記パイプの外周に沿って所定の間隔で平行に配列したフレキシブルな電極基板とから成り、
前記電極基板は、各ガス放電発光管を共通に横切る方向の放電間隙を構成する間隙を挟んで両側に広がる電極対を備えると共に、各ガス放電発光管を前記パイプの外方に向けて部分的に露出する貫通孔を有し、
前記パイプの中を流通する流体に対し、当該パイプを取り巻く複数のガス放電発光管から紫外線照射を行うようにしたことを特徴とする発光管アレイ型光源装置を用いた流体処理装置。 - 前記フレキシブルな発光管アレイ型光源装置は、各ガス放電発光管が前記電極基板の内側において前記パイプの外周面との間に通気路となるスペースを空けて巻き付け実装されていることを特徴とする請求項14に記載の発光管アレイ型光源装置を用いた流体処理装置。
- 処理すべき流体の通路となるボックスと、該ボックスの流通路を横切る発光面を持って配置された発光管アレイ型の光源装置とから成り、
前記光源装置は、内部に放電ガスを封入したガラス細管から成る複数のガス放電発光管と、上面に前記複数のガス放電発光管を所定の間隔で平行に配列した電極基板とから成り、
前記電極基板は、各ガス放電発光管を共通に横切る方向の放電間隙を構成する電極間隙を挟んで両側に広がる電極対を備えると共に、各ガス放電発光管を横切る方向の複数の平行な貫通スリットを有し、
前記貫通スリットと各ガス放電発光管の隣接間隙との交差部に定まる流通路を通して流れる流体に対し、前記複数のガス放電発光管からの紫外線照射を行うようにしたことを特徴とする発光管アレイ型光源装置を用いた流体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16/592,062 US11011367B2 (en) | 2018-11-12 | 2019-10-03 | Light-emitting tube array-type light source device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018212244 | 2018-11-12 | ||
JP2018212244 | 2018-11-12 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020080297A JP2020080297A (ja) | 2020-05-28 |
JP2020080297A5 JP2020080297A5 (ja) | 2022-05-24 |
JP7284991B2 true JP7284991B2 (ja) | 2023-06-01 |
Family
ID=70801964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019098612A Active JP7284991B2 (ja) | 2018-11-12 | 2019-05-27 | 光源装置及びそれを利用した光源モジュールと流体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7284991B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7177556B2 (ja) * | 2020-08-20 | 2022-11-24 | 株式会社紫光技研 | 除菌用オゾン発生装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016072087A (ja) | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 東芝ライテック株式会社 | 紫外線照射装置 |
WO2016125708A1 (ja) | 2015-02-03 | 2016-08-11 | 合同会社紫光技研 | ガス放電装置とそれを使用した平面光源およびそれらの駆動方法 |
JP2017091916A (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 合同会社紫光技研 | 自己集光機能を有する紫外線照射装置 |
WO2017094483A1 (ja) | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 合同会社紫光技研 | ガス放電を利用した光源デバイスの駆動方法及び駆動回路と紫外線照射装置 |
JP2017157519A (ja) | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 合同会社紫光技研 | ガス放電発光管の製造方法、発光管アレイ型面光源の製造方法及び面光源用ガス放電発光管 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1040871A (ja) * | 1996-07-26 | 1998-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | ガス放電表示装置 |
-
2019
- 2019-05-27 JP JP2019098612A patent/JP7284991B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016072087A (ja) | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 東芝ライテック株式会社 | 紫外線照射装置 |
WO2016125708A1 (ja) | 2015-02-03 | 2016-08-11 | 合同会社紫光技研 | ガス放電装置とそれを使用した平面光源およびそれらの駆動方法 |
JP2017091916A (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 合同会社紫光技研 | 自己集光機能を有する紫外線照射装置 |
WO2017094483A1 (ja) | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 合同会社紫光技研 | ガス放電を利用した光源デバイスの駆動方法及び駆動回路と紫外線照射装置 |
JP2017157519A (ja) | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 合同会社紫光技研 | ガス放電発光管の製造方法、発光管アレイ型面光源の製造方法及び面光源用ガス放電発光管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020080297A (ja) | 2020-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3965419B1 (ja) | 照明装置 | |
US7439663B2 (en) | Micro-discharge devices and applications | |
US11011367B2 (en) | Light-emitting tube array-type light source device | |
JP3972056B1 (ja) | 照明装置 | |
US7759619B2 (en) | Sterilisation of duct flows | |
JP7284991B2 (ja) | 光源装置及びそれを利用した光源モジュールと流体処理装置 | |
JP2004350946A (ja) | ナローバンドuv−b光線治療器 | |
JP2018190686A (ja) | 紫外光源装置とその製造方法 | |
JP6757531B2 (ja) | 自己集光機能を有する紫外線照射装置 | |
JP6103730B2 (ja) | ガス放電発光装置 | |
JP6524477B2 (ja) | ガス放電発光装置とその駆動回路 | |
JP2008135359A (ja) | 照明装置 | |
JP2011040271A (ja) | 平面光源 | |
JP5136949B2 (ja) | 光照射装置 | |
JP6485780B2 (ja) | ガス放電発光装置 | |
JP6413570B2 (ja) | 光源装置 | |
JP2020080297A5 (ja) | 光源装置及びそれを利用した光源モジュールと流体処理装置 | |
JP2012215539A (ja) | 太陽電池パネル用耐候試験装置 | |
TW200937492A (en) | Ultraviolet radiation apparatus | |
JP2013093107A (ja) | 紫外線照射装置 | |
JP2000259088A (ja) | 管配列式発光パネル | |
JP7177556B2 (ja) | 除菌用オゾン発生装置 | |
JPH1064478A (ja) | 冷陰極蛍光放電ランプ及び殺菌ユニット | |
JPH10245204A (ja) | ガス放電装置 | |
US20240258094A1 (en) | Excimer lamp |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220513 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220513 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230310 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20230310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230515 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7284991 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |