JP7284230B2 - 吊足場システム - Google Patents

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本発明は、吊足場システムに関するものである。
従来から、橋梁における橋桁の補修や点検作業の際に設けられる足場として特開2021-67031号に開示される吊足場装置(以下、「従来例」という。)が提案されている。
この従来例は、橋梁50における橋桁部51の下方に配され該橋桁部50の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有する足場1aを橋桁部51の左右縁より外方に突出する状態で並設して足場体1を形成し、この足場体1を構成する各足場1aは橋桁部51に吊り下げ連結される吊材2を介して該橋桁部51に吊り下げ状態に設けたものであり、この橋桁部51と足場1aとの間に配される吊材2のうち、橋桁部51より外方に突出する側方の足場1aの左右幅方向外側端部と橋桁部51の左右幅方向外側端部との間に配される吊材2は傾斜状態で設けられ、その他の部位同士間に配される吊材2は鉛直状態で設けられている(図1,2参照)。
特開2021-67031号公報
ところで、例えば足場体1の下方が河川の場合において、漁船通過時や水位上昇時、その他、資材の搬送時等において、足場体1を昇降させたい要求があるが、従来例は、橋桁部51の左右縁より外方に突出する側方に位置する足場1aを昇降しようとする場合、前述したようにこの側方の足場1aの左右幅方向外側端部と橋桁部51の左右幅方向外側端部との間に配される吊材2は傾斜状態で設けられ、一方、その他の部位同士間(足場1aの左右幅方向内側端部と橋桁部51の左右幅方向内側部との間)に配される吊材2は鉛直状態で設けられている為、その状態のまま吊材2を引き上げたり下げたりするなどして側方の足場を昇降しようとするとバランスが悪く、よって、水平状態を保持して安定的に昇降させることが困難であった。
本発明者等は、前述した橋桁部の下方に吊り下げられる足場について更なる研究開発を進め、その結果、従来に無い画期的な吊足場システムを開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
橋梁50における橋桁部51の下方に配され橋桁部51の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有し、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出する状態で並設して該橋桁部51に吊り下げ状態に設けられ、更に、複数の足場1a同士が分離可能に連結して構成された足場体1において、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出し他の足場1aから分離された前記足場1aを水平状態を保持して昇降する足場昇降機構3を具備した吊足場システムであって、前記足場昇降機構3は、前記昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における所定位置と前記橋桁部51との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材3Aと、前記昇降する足場1aの左右幅方向外側端部における所定位置と前記橋桁部51との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第二吊材3Bと、前記昇降する足場1aの左右幅方向内側における所定位置と前記橋桁部51との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第三吊材3Cとで構成され、前記第二吊材3Bと前記第三吊材3Cとの傾斜方向は反対に設定されていることを特徴とする吊足場システムに係るものである。
また、請求項記載の吊足場システムにおいて、前記第一吊材3Aは、前記昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における前後所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配され、また、前記第二吊材3Bは、前記昇降する足場1aの左右幅方向外側端部における前後所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配され、また、前記第三吊材3Cは、前記昇降する足場1aの左右幅方向内側における前後所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配されていることを特徴とする吊足場システムに係るものである。
また、橋梁50における橋桁部51の下方に配され該橋桁部51の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有し、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出する状態で並設して該橋桁部51に吊り下げ状態に設けられ、更に、複数の足場1a同士が分離可能に連結して構成された足場体1において、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出し、他の足場1aから分離された前記足場1aを水平状態を保持して昇降する足場昇降機構3を具備した吊足場システムであって、前記足場昇降機構3は、前記昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における所定位置と前記橋桁部51との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材3Aと、前記昇降する足場体1Aの左右幅方向外側端部における所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向外側端部に突出状態で設けた架台部4との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第二吊材3Bとで構成されていることを特徴とする吊足場システムに係るものである。
また、請求項記載の吊足場システムにおいて、前記第一吊材3Aは、前記昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における前後所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配され、また、前記第二吊材3Bは、前記昇降する足場体1Aの左右幅方向外側端部における前後所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向外側端部の前後所定位置に突出状態で設けた架台部4との間に鉛直状態に配されることを特徴とする吊足場システムに係るものである。
また、橋梁50における橋桁部51の下方に配され該橋桁部51の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有し、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出する状態で並設して該橋桁部51に吊り下げ状態に設けられ、更に、複数の足場1a同士が分離可能に連結して構成された足場体1において、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出し、他の足場1aから分離された前記足場1aを水平状態を保持して昇降する足場昇降機構3を具備した吊足場システムであって、前記足場昇降機構3は、前記昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における所定位置と前記橋桁部51との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材3Aと、前記昇降する足場1aの左右幅方向外側端部における所定位置と前記橋桁部51との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第二吊材3Bと、前記昇降する足場1aの左右方向に移動可能に設けられる重り部材5とで構成されていることを特徴とする吊足場システムに係るものである。
また、請求項記載の吊足場システムにおいて、前記第一吊材3Aは、前記昇降する足場1aの左右方向内側端部における前後所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配され、また、前記第二吊材3Bは、前記昇降する足場1aの左右幅方向外側端部における前後所定位置と前記橋桁部51の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配されていることを特徴とする吊足場システムに係るものである。
また、請求項1~いずれか1項に記載の吊足場システムにおいて、前記吊り上げ下げ機能を備えた吊材として駆動部6を備えた吊材を採用し、前記昇降する足場1aの水平状態を検知する水平検知部7と、この水平検知部7の検知結果に基づき前記足場1aの水平状態を保持するよう前記駆動部6の駆動を制御する制御部を備えたことを特徴とする吊足場システムに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、昇降する足場1aを利用することで例えば資材の搬送等に便利であり、しかも、この足場の昇降が安定して作業が良好に行われるなど、従来にない画期的な吊足場システムとなる。
従来例の説明図である。 従来例に係る要部を説明する斜視図である。 実施例1に係る要部の説明図である。 実施例1に係る要部を示す斜視図である。 実施例1の動作説明図である。 実施例1の動作説明図である。 構成例に係る要部の説明図である。 構成例に係る要部を示す斜視図である。 構成例の動作説明図である。 構成例の動作説明図である。 実施例に係る要部の説明図である。 実施例に係る要部を示す斜視図である。 実施例の動作説明図である。 実施例の動作説明図である。 実施例に係る要部の説明図である。 実施例に係る要部を示す斜視図である。 実施例の動作説明図である。 実施例の動作説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、橋桁部51の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有する足場1aを橋梁50における橋桁部51の下方に配する。
具体的には、この足場1aを橋桁部51の左右縁より外方に突出する状態で並設して足場体1を形成し、この足場1a同士は分離可能に連結され、前記足場1aは橋桁部51に吊り下げ連結される吊材2を介して橋桁部51に吊り下げ状態に設けられる。
本発明は、橋桁部51の左右縁より外方に突出する足場1aを他の足場1aから分離し、この分離した足場1aを水平状態を保持して昇降する足場昇降機構3が設けられている。
従って、この昇降する足場1aを利用することで例えば資材の搬送等に便利であり、しかも、この足場1aの昇降が安定して作業が良好に行われることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、橋梁50における橋桁部51の下方に配され前記橋桁部51の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有し、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出する状態で並設して該橋桁部51に吊り下げ状態に設けられ、更に、複数の足場1a同士分離可能に連結して構成された足場体1において、前記橋桁部51の左右縁より外方に突出し他の足場1aから分離された前記足場1aを水平状態を保持して昇降する足場昇降機構3を具備した吊足場システムである。尚、橋脚部51は、床版51aとこの床版51aの下部に設けられ橋脚部52の上端部に連設される主桁51とで構成されている。
本実施例では、この足場1aを並設して成る足場体1を橋桁部51の長さ方向に複数並設した構造としており、隣接する足場体1(足場1a)同士は分離可能に連結されている。
具体的には、足場1aは、図1,2に図示したように適宜な金属製の方形状フレームに足場板を架設して構成されている。尚、足場1aは前述した構造に限られるものではない。
吊材2は、図1,2に図示したように適宜な金属製のチェーン部材であり、橋桁部51と該橋桁部51の下方対向位置に配される足場1aとの間に配されている。
尚、図1,2中の鎖線で示した吊材は鉛直状に配される吊材を意味し、実線で示した吊材は傾斜状に配される吊材を意味している。この傾斜状に配される吊材2は、橋桁部51の左右幅方向にして橋桁部51の左右縁より外方に突出する最も側端の足場1aにおける左右幅方向外側端部と橋桁部51の左右幅方向外側端部との間に配される為に傾斜状態となる。
また、本実施例は、足場体1にして橋桁部51の左右縁より外方に突出する足場1aを他の足場1aから分離し、この分離した足場1aを水平状態を保持して昇降する足場昇降機構3を設けている。
本実施例では、この足場昇降機構3として、下記の4つの構造(実施例1~実施例4)を設けている。尚、本実施例では、前述したように足場体1を構成する足場1aは、橋桁部51に吊り下げ連結される吊材2を介して橋桁部51に吊り下げ状態に設けられており、足場1aを昇降する必要が生じた場合にこの昇降する足場1aに足場昇降機構3を具備せしめているが、予め昇降することが予想される足場1aに足場昇降機構3を具備せしめておいても良い。
<実施例1>
本実施例に係る足場昇降機構3は、昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第一吊材3Aと、昇降する足場1aの左右幅方向外側端部における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第二吊材3Bと、昇降する足場1aの左右幅方向内側における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第三吊材3Cとで構成され、第二吊材3Bと第三吊材3Cとの傾斜方向は、反対(第二吊材3Bは橋桁部51の外方向に倒伏する傾斜方向、第三吊材3Cは橋桁部51の内方向に倒伏する傾斜方向)に設定されている。
この足場昇降機構3を構成する吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材3A,第二吊材3B及び第三吊材3Cは、図3,4に図示したように駆動部6(巻回手段)を備えた吊材(電動チェーンブロック)である。尚、駆動部6を備えた吊材としては電動ウインチを駆動部6として備えた吊材(ワイヤー)でも良いなど、本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用するものである。
この第一吊材3A,第二吊材3B及び第三吊材3Cを、橋桁部51と昇降する足場1aとの間に配し、予め配されていた吊材2を外すと共に、昇降する足場1aと該足場1aに連結される他の足場1aとの連結を解除し、この状態で第一吊材3A,第二吊材3B及び第三吊材3C夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することが可能となる(図5,6参照)。尚、図3,4,5,6中の鎖線で示した吊材は鉛直状に配される吊材を意味し、実線で示した吊材は傾斜状に配される吊材を意味している。
従って、第一吊材3Aと第二吊材3Bだけでは足場1aが傾いてしまうが、第三吊材3Cを配することで昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が保持される。
また、本実施例では、昇降する足場1aの水平状態を検知する水平検知部7と、この水平検知部7の検知結果に基づき足場1aの水平状態を保持するよう各駆動部6の駆動を制御する制御部(図示省略)を備えている。
この水平検知部7は、図3に図示したように橋桁部51の下面所定位置にして昇降する足場1aの上方位置に設けられるレーザ距離計で構成され、この水平検知部7(レーザ距離計)により足場1aの上面との距離を計測することで該足場1aが水平か否かを検知するように構成されている。
従って、前述した吊材の吊り方により足場1aの水平状態を保持するのに加え、各駆動部6の駆動を制御する制御部と水平検知部7による吊材の駆動によっても足場1aの水平状態を保持することができる。
尚、水平検知部7はレーザ距離計に限らずレベル計等の各種センサでも良く、本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
本実施例は上述のように構成したから、第一吊材3A,第二吊材3B及び第三吊材3C夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することになり、この昇降は、水平検知部7で足場1aの水平度を検知しながら安定的に行われる。
よって、本実施例によれば、この昇降する足場1aを利用することで例えば資材の搬送等に便利であり、しかも、この足場1aの昇降が安定して作業が良好に行われることになる。
また、本実施例は、第三吊材3Cを配することで昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が簡易且つ確実に保持される。
構成例
本構成例に係る足場昇降機構3は、昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第一吊材3Aと、昇降する足場1aの左右方向内側における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第二吊材3Bとで構成されている。
この足場昇降機構3を構成する吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材3A及び第二吊材3Bは、図7,8に図示したように駆動部6(巻回手段)を備えた吊材(電動チェーンブロック)である。尚、駆動部6を備えた吊材としては電動ウインチを駆動部6として備えた吊材(ワイヤー)でも良いなど、本構成例の特性を発揮するものであれば適宜採用するものである。
この第一吊材3A及び第二吊材3Bを、橋桁部51と昇降する足場1aとの間に配し、予め配されていた吊材2を外すと共に、昇降する足場1aと該足場1aに連結される他の足場1aとの連結を解除し、この状態で第一吊材3A及び夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することが可能となる(図9,10参照)。尚、図7,8,9,10中の鎖線で示した吊材は鉛直状に配される吊材を意味し、実線で示した吊材は傾斜状に配される吊材を意味している。
従って、足場1aを鉛直状に配される第一吊材3Aと第二吊材3Bで吊り下げるようにすることで、昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が保持される。
また、本構成例では、昇降する足場1aの水平状態を検知する水平検知部7と、この水平検知部7の検知結果に基づき足場1aの水平状態を保持するよう各駆動部6の駆動を制御する制御部(図示省略)を備えている。
この水平検知部7は、図9に図示したように橋桁部51の下面所定位置にして昇降する足場1aの上方位置に設けられるレーザ距離計で構成され、この水平検知部7(レーザ距離計)により足場1aの上面との距離を計測することで該足場1aが水平か否かを検知するように構成されている。
従って、前述した吊材の吊り方により足場1aの水平状態を保持するのに加え、各駆動部6の駆動を制御する制御部と水平検知部7による吊材の駆動によっても足場1aの水平状態を保持することができる。
尚、水平検知部7はレーザ距離計に限らずレベル計等の各種センサでも良く、本構成例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
本構成例は上述のように構成したから、第一吊材3A及び第二吊材3B夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することになり、この昇降は、水平検知部7で足場1aの水平度を検知しながら安定的に行われる。
よって、本構成例によれば、この昇降する足場1aを利用することで例えば資材の搬送等に便利であり、しかも、この足場1aの昇降が安定して作業が良好に行われることになる。
また、本構成例は、第一吊材3A及び第二吊材3Bを鉛直状に配することで昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が簡易且つ確実に保持される。
実施例2
本実施例に係る足場昇降機構3は、昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第一吊材3Aと、昇降する足場体1Aの左右幅方向外側端部における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向外側端部に突出状態で設けた前後一対の架台部4との間に鉛直状態に吊り下げられる吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第二吊材3Bとで構成されている。
この足場昇降機構3を構成する吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材3A及び第二吊材3Bは、図11,12に図示したように駆動部6(巻回手段)を備えた吊材(電動チェーンブロック)である。尚、駆動部6を備えた吊材としては電動ウインチを駆動部6として備えた吊材(ワイヤー)でも良いなど、本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用するものである。
また、架台部4は、図11,12に図示したように適宜な金属製の部材で形成されたものであり、橋桁部51の左右幅方向外側端部に着脱自在に連結される連結部4aと、この連結部4aに突設され第二吊材3Bの上端部を吊り下げ連結する吊下部4bとで構成されている。
この第一吊材3A及び第二吊材3Bを、橋桁部51と昇降する足場1aとの間に配し、予め配されていた吊材2を外すと共に、昇降する足場1aと該足場1aに連結される他の足場1aとの連結を解除し、この状態で第一吊材3A及び夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することが可能となる(図13,14参照)。尚、図11,12,13,14中の鎖線で示した吊材は鉛直状に配される吊材であり、実線で示した吊材は傾斜状に配される吊材である。
従って、足場1aを鉛直状に配される第一吊材3Aと第二吊材3Bで吊り下げるようにすることで、昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が保持される。
また、本実施例では、昇降する足場1aの水平状態を検知する水平検知部7と、この水平検知部7の検知結果に基づき足場1aの水平状態を保持するよう各駆動部6の駆動を制御する制御部(図示省略)を備えている。
この水平検知部7は、図11に図示したように橋桁部51の下面所定位置にして昇降する足場1aの上方位置に設けられるレーザ距離計で構成され、この水平検知部7(レーザ距離計)により足場1aの上面との距離を計測することで該足場1aが水平か否かを検知するように構成されている。
従って、前述した吊材の吊り方により足場1aの水平状態を保持するのに加え、各駆動部6の駆動を制御する制御部と水平検知部7による吊材の駆動によっても足場1aの水平状態を保持することができる。
尚、水平検知部7はレーザ距離計に限らずレベル計等の各種センサでも良く、本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
本実施例は上述のように構成したから、第一吊材3A及び第二吊材3B夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することになり、この昇降は、水平検知部7で足場1aの水平度を検知しながら安定的に行われる。
よって、本実施例によれば、この昇降する足場1aを利用することで例えば資材の搬送等に便利であり、しかも、この足場1aの昇降が安定して作業が良好に行われることになる。
また、本実施例は、第一吊材3A及び第二吊材3Bを鉛直状に配することで昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が簡易且つ確実に保持される。
実施例3
本実施例に係る足場昇降機構3は、昇降する足場1aの左右幅方向内側端部における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第一吊材3Aと、昇降する足場1aの左右幅方向外側端部における前後所定位置と橋桁部51の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた前後一対の第二吊材3Bと、昇降する足場1aの左右方向に移動可能に設けられる重り部材5とで構成されている。
この足場昇降機構3を構成する吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材3A及び第二吊材3Bは、図15,16に図示したように駆動部6(巻回手段)を備えた吊材(電動チェーンブロック)である。尚、駆動部6を備えた吊材としては電動ウインチを駆動部6として備えた吊材(ワイヤー)でも良いなど、本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用するものである。
また、重り部材5は、図15,16に図示したように適宜な金属製の部材で形成されたものであり、足場1aの下面にして前後端部夫々に設けられる一対のレール部8にスライド自在に設けられている。尚、重り部材5はレール部8の任意の位置(昇降する足場1aの水平状態を保持する位置)で固定するスライド固定部を有している。
この第一吊材3A及び第二吊材3Bを、橋桁部51と昇降する足場1aとの間に配し、重り部材5をレール部8の任意の位置で固定し、予め配されていた吊材2を外すと共に、昇降する足場1aと該足場1aに連結される他の足場1aとの連結を解除し、この状態で第一吊材3A及び第二吊材3B夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することが可能となる(図17,18参照)。尚、図15,16,17,18中の鎖線で示した吊材は鉛直状に配される吊材を意味し、実線で示した吊材は傾斜状に配される吊材を意味している。
従って、第一吊材3Aと第二吊材3Bだけでは足場1aが傾いてしまうが、重り部材5の位置を適宜設定することで昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が保持される。
また、本実施例では、昇降する足場1aの水平状態を検知する水平検知部7と、この水平検知部7の検知結果に基づき各駆動部6の駆動を制御する制御部(図示省略)を備えている。
この水平検知部7は、図17に図示したように橋桁部51の下面所定位置にして昇降する足場1aの上方位置に設けられるレーザ距離計で構成され、この水平検知部7(レーザ距離計)により足場1aの上面との距離を計測することで該足場1aが水平か否かを検知するように構成されている。
従って、前述した重り部材5の位置により足場1aの水平状態を保持するのに加え、各駆動部6の駆動を制御する制御部と水平検知部7による吊材の駆動によっても足場1aの水平状態を保持することができる。
尚、水平検知部7はレーザ距離計に限らずレベル計等の各種センサでも良く、本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
本実施例は上述のように構成したから、第一吊材3A及び第二吊材3B夫々の駆動部6を駆動させることで足場1aを昇降することになり、この昇降は、水平検知部7で足場1aの水平度を検知しながら安定的に行われる。
よって、本実施例によれば、この昇降する足場1aを利用することで例えば資材の搬送等に便利であり、しかも、この足場1aの昇降が安定して作業が良好に行われることになる。
また、本実施例は、重り部材5を備えることで昇降する足場1aをその他の足場1aと分離した際(昇降させる際)の水平状態が簡易且つ確実に保持される。
尚、本発明は、実施例1~3に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
足場体
1a 足場
1A 足場体
3 足場昇降機構
3A 第一吊材
3B 第二吊材
3C 第三吊材
4 架台
5 重り部材
6 駆動部
7 水平検知部
50 橋梁
51 橋桁部

Claims (7)

  1. 橋梁における橋桁部の下方に配され橋桁部の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有し、前記橋桁部の左右縁より外方に突出する状態で並設して該橋桁部に吊り下げ状態に設けられ、更に、複数の足場同士が分離可能に連結して構成された足場体において、前記橋桁部の左右縁より外方に突出し他の足場から分離された前記足場を水平状態を保持して昇降する足場昇降機構を具備した吊足場システムであって、前記足場昇降機構は、前記昇降する足場の左右幅方向内側端部における所定位置と前記橋桁部との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材と、前記昇降する足場の左右幅方向外側端部における所定位置と前記橋桁部との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第二吊材と、前記昇降する足場の左右幅方向内側における所定位置と前記橋桁部との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第三吊材とで構成され、前記第二吊材と前記第三吊材との傾斜方向は反対に設定されていることを特徴とする吊足場システム。
  2. 請求項記載の吊足場システムにおいて、前記第一吊材は、前記昇降する足場の左右幅方向内側端部における前後所定位置と前記橋桁部の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配され、また、前記第二吊材は、前記昇降する足場の左右幅方向外側端部における前後所定位置と前記橋桁部の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配され、また、前記第三吊材は、前記昇降する足場の左右幅方向内側における前後所定位置と前記橋桁部の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配されていることを特徴とする吊足場システム
  3. 橋梁における橋桁部の下方に配され該橋桁部の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有し、前記橋桁部の左右縁より外方に突出する状態で並設して該橋桁部に吊り下げ状態に設けられ、更に、複数の足場同士が分離可能に連結して構成された足場体において、前記橋桁部の左右縁より外方に突出し、他の足場から分離された前記足場を水平状態を保持して昇降する足場昇降機構を具備した吊足場システムであって、前記足場昇降機構は、前記昇降する足場の左右幅方向内側端部における所定位置と前記橋桁部との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材と、前記昇降する足場体の左右幅方向外側端部における所定位置と前記橋桁部の左右幅方向外側端部に突出状態で設けた架台部との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第二吊材とで構成されていることを特徴とする吊足場システム。
  4. 請求項記載の吊足場システムにおいて、前記第一吊材は、前記昇降する足場の左右幅方向内側端部における前後所定位置と前記橋桁部の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配され、また、前記第二吊材は、前記昇降する足場体の左右幅方向外側端部における前後所定位置と前記橋桁部の左右幅方向外側端部の前後所定位置に突出状態で設けた架台部との間に鉛直状態に配されることを特徴とする吊足場システム
  5. 橋梁における橋桁部の下方に配され該橋桁部の前後長手方向及び左右幅方向に長さを有し、前記橋桁部の左右縁より外方に突出する状態で並設して該橋桁部に吊り下げ状態に設けられ、更に、複数の足場同士が分離可能に連結して構成された足場体において、前記橋桁部の左右縁より外方に突出し、他の足場から分離された前記足場を水平状態を保持して昇降する足場昇降機構を具備した吊足場システムであって、前記足場昇降機構は、前記昇降する足場の左右幅方向内側端部における所定位置と前記橋桁部との間に鉛直状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第一吊材と、前記昇降する足場の左右幅方向外側端部における所定位置と前記橋桁部との間に傾斜状態に配される吊り上げ下げ機能を備えた第二吊材と、前記昇降する足場の左右方向に移動可能に設けられる重り部材とで構成されていることを特徴とする吊足場システム。
  6. 請求項記載の吊足場システムにおいて、前記第一吊材は、前記昇降する足場の左右方向内側端部における前後所定位置と前記橋桁部の左右幅方向内側における前後所定位置との間に鉛直状態に配され、また、前記第二吊材は、前記昇降する足場の左右幅方向外側端部における前後所定位置と前記橋桁部の左右幅方向外側端部における前後所定位置との間に傾斜状態に配されていることを特徴とする吊足場システム
  7. 請求項1~いずれか1項に記載の吊足場システムにおいて、前記吊り上げ下げ機能を備えた吊材として駆動部を備えた吊材を採用し、前記昇降する足場の水平状態を検知する水平検知部と、この水平検知部の検知結果に基づき前記足場の水平状態を保持するよう前記駆動部の駆動を制御する制御部を備えたことを特徴とする吊足場システム
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