JP7283911B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄装置に関する。
集荷、配送等に使用されるリターナブル容器、パレット等は、流通過程等で付着した埃、泥、ばい煙、手垢等の汚れが付着しているが、特にばい煙等の影響によってカーボン粒子が付着し易く、また他の埃、汚れと相まってケースに強く吸着しているため、それらを除去することが非常に難しかった。また、様々な情報を表示したラベルが貼着されているような場合、それらも除去する必要があるが、ラベルの糊が時間経過と共に硬化する為、ラベルを完全に除去することは非常に難しかった。
従来、上記のような除去し難い汚れ・ラベルは高圧ポンプや大容量ポンプを使用し、大がかりな装置で除去していた(例えば、特許文献1)。そのようなポンプとしては、例えば、プランジャーポンプが用いられている。
特許第4201325号公報
しかしながら、上述したようにリターナブル品には様々な汚れが付着しているため、例えば、高圧ポンプにおいては、洗浄した回収水を使用すると、回収水に含まれる汚れが原因でポンプの故障が起こりやすいという問題がある。そのため、機外に回収水をろ過するタンクを設け、そのタンク近くの機外に配置された高圧ポンプから洗浄室に高圧水を送り、洗浄するため、装置が大型になり、設置場所に困ることが多かった。また、大容量ポンプにおいても、高圧ポンプよりも圧力は低いが大容量の水量を使用するため、ポンプが大型化し、機外にポンプを設置しなければならず、同じように設置場所に困ることが多かった。
また、従来は洗浄室とは離れた場所にポンプを設置している為、ポンプから洗浄ノズルまでの距離が長くなり、圧損が大きくなる為、距離が離れるほどポンプが大きくなり、それにより装置が大型化していた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、小型化が可能な、リターナブル品の洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、リターナブル品を洗浄する洗浄装置であって、リターナブル品を搬送する搬送手段と、前記リターナブル品に洗浄水を噴射する洗浄手段と、前記リターナブル品に噴射された後の、使用後の前記洗浄水を回収する回収タンクと、使用後の前記洗浄水から異物を除去するフィルターと、前記回収タンクに連結され、当該回収タンクから洗浄水を吸引し、前記洗浄手段に圧送するダイヤフラムポンプと、を備え、前記ダイヤフラムポンプは、前記洗浄装置の設置領域内に配置され、前記ダイヤフラムポンプから圧送される洗浄水の70%以上が、前記洗浄手段から噴射された後、回収された再生水で構成されている。
この構成によれば、ダイヤフラムポンプを用いて洗浄水の回収及び噴射を行っているため、次の利点がある。すなわち、ダイヤフラムポンプは、従来から用いられているプランジャーポンプに比べ、小型化できるため、洗浄装置の設置領域内、つまり、洗浄装置の主要構成である回収タンクや洗浄手段の近傍に配置することができる。したがって、装置全体の省スペース化を図ることができる。
上記洗浄装置において、前記洗浄手段は、複数のノズルを備えることができ、前記複数のノズルは、スイング式ノズル、気液洗浄ノズル、または回転式洗浄ノズルの少なくとも一つで構成することができる。
このようなノズルを用いることで、ダイヤフラムポンプの圧力が、プランジャーポンプに比べて低くても洗浄効果が低下するのを抑制することができる。
上記洗浄装置において、前記ダイヤフラムポンプを駆動するためのモータをさらに備えることができ、前記モータの回転力は、ベルト伝動により、前記ダイヤフラムポンプに伝達されるように構成することができる。
これにより、メンテナンスを容易に行うことができる。
上記洗浄装置においては、前記回収タンクに回収された洗浄水に、蒸気を注入する注入管と、前記回収タンク内に配置された多孔部材と、をさらに備えることができ、前記回収タンクにおいて、前記多孔部材を通過した洗浄水が、前記ダイヤフラムポンプに吸引されるように構成することができる。
この構成によれば、水蒸気による加熱によって洗浄水に泡が発生しても、ダイヤフラムポンプに吸引される前に、泡を消失させることができる。したがって、ダイヤフラムポンプに吸引される洗浄水には泡はほぼ含まれず、これにより、泡を含む洗浄水によってダイヤフラムポンプに不具合が生じるのを防止することができる。
上記洗浄装置においては、前記回収タンクの上部に、使用後の前記洗浄水が流れ込む前記開口を形成することができ、前記開口に前記フィルタを配置することができる。
上記洗浄装置においては、前記ダイヤフラムポンプと前記洗浄手段とを連結する配管の長さを、5m以内とすることができる。
上記洗浄装置においては、前記リターナブル品に貼り付けられたラベルが除去されるように構成することができる。
上記洗浄装置においては、前記洗浄水に、次亜塩素酸を含有することができる。これにより、リターナブル品を殺菌することができる。
本発明に係る洗浄装置によれば、小型化が可能となる。
本発明に係る洗浄装置の洗浄対象となるリターナブル品の一例を示す斜視図である。 本発明に係る洗浄装置の一実施形態を示す側面図である。 図2のA-A線矢視図である。 図3のB-B線断面図である。 図3のC-C線断面図である。 回収タンクの平面図である。
以下、本発明に係る洗浄装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.リターナブル品>
まず、洗浄対象となるリターナブル品について、図1を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態におけるリターナブル品10は、直方体状に形成された樹脂成形品であり、上部に開口101が形成された容器である。このリターナブル品10には、例えば、飲料パックなどの商品が収容される。そして、このリターナブル品10は、商品の収容に繰り返し使用されるため、本実施形態に係る洗浄装置により、洗浄される。この洗浄装置において、リターナブル品10は、開口101を下向きにした上で、長手方向を搬送方向に向けて搬送される。したがって、以下では、説明の便宜のため、長手方向において、搬送方向を向く面を前面102、これとは反対の面を背面103、水平方向を向く一対の面を側面104と称することとする。また、開口101を下向きにするため、搬送中は、底面105が上方を向くことになるが、そのまま底面と称して説明を行う。
<2.洗浄装置の概要>
次に、洗浄装置について、図2~図6を参照しつつ説明する。図2は洗浄装置の概略側面図、図3は図2のA-A線矢視図、図4は図3のB-B線断面図、図5は図3のC-C線断面図、図6は回収タンクの平面図である。
図2に示すように、本実施形態に係る洗浄装置は、リターナブル品10が洗浄される第1洗浄室1及び第2洗浄室2と、これら洗浄室1,2の下方に配置される第1及び第2回収タンク3,4と、洗浄水の噴射を行うためのポンプ8,9を備えている。リターナブル品10は、洗浄装置の上流側に配置された第1搬送装置51によって第1洗浄室1に搬送され、第1洗浄室1で高圧洗浄がなされた後、第2洗浄室2ですすぎ洗浄され、その後、第2搬送装置52によって搬送される。したがって、第1搬送装置51、第1洗浄室1、第2洗浄室2、及び第2搬送装置52が、この順で、上流側から下流側に並んでいる。第1洗浄室1と第2洗浄室2の下部には、これら2つの洗浄室1,2に亘って平行に延びる一対の搬送チェーン61が配置されており、これら搬送チェーン61によってリターナブル品10が連続的に搬送される。また、第1及び第2搬送装置51,52は、公知の各種コンベアによって構成することができる。第1搬送装置51及び第2装置搬送装置52と搬送チェーン61とのリターナブル品10の受け取り、受け渡しは、連続的に行なわれている。また、第1及び第2搬送装置51,52を配置せずに、代わりに搬送チェーン61を前後に延長しても良い。
<2-1.洗浄室の概要>
図2に示すように、各搬送チェーン61は、それぞれ、第1洗浄室1の上流側端部に配置された従動スプロケット62、及び第2洗浄室2の下流側端部に配置された駆動スプロケット63に掛け渡されている。そして、駆動スプロケット63は、モータ(図示省略)により回転駆動し、これによって、両搬送チェーン61が上流側から下流側へ向かって移動する。このとき、リターナブル品10は、両搬送チェーン61に跨がるように配置される。したがって、両搬送チェーン61の間隔は、リターナブル品10の短手方向の幅よりも狭くなっている。また、各搬送チェーン61には係合突起(図示省略)が所定間隔おきに形成されており、この係合突起がリターナブル品10の後端部に係合し、これによってリターナブル品10が下流側へ押し遣られながら搬送される。また、係合突起がリターナブル品10の先端部内側に係合し、搬送してもよい。あるいは、リターナブル品の下方に各搬送チェーン61に平行して複数の搬送レールを配置し、搬送チェーン61の係合突起で押し遣りながら、リターナブル品を搬送レール上で滑走させて搬送してもよい。すなわち、搬送方法については、リターナブル品10の形状、向き、前後工程などに合わせて適宜決定することができ、特に限定されない。
また、搬送チェーン61の上方には、リターナブル品10を両側から挟むように一対のガイドバー64が配置されており、これによってリターナブル品10が水平方向にずれることなく、下流側へ搬送される。また、搬送されるリターナブル品10の上方には、上部ガイドバー65が配置されており、これによって、リターナブル品10が、後述する下部ノズルからの洗浄水の噴射により、搬送経路から上方に離脱しないように上下方向の位置が規制される。
次に、第1洗浄室1の洗浄手段について説明する。第1洗浄室1には、下流側の上部に、上部ノズル71が設けられており、この上部ノズル71から上流側の斜め下方に向けて洗浄水が噴射されるようになっている。すなわち、上部ノズル71は、上流側から下流側に向かって搬送されるリターナブル品10の主として、前面102及び(上方を向いた)底面105に向けて洗浄水を噴射する。
また、第1洗浄室1の上流側の下部には、下部ノズル72が設けられており、この下部ノズル72から下流側の斜め上方に向けて洗浄水が噴射されるようになっている。すなわち、下部ノズル72は、リターナブル品10の主として、背面103及び(下方に向けて開口する)内部空間に向けて洗浄水を噴射する。
さらに、図4に示すように、第1洗浄室1の両側には、2対の側部ノズル73が搬送方向に沿って設けられている。各側部ノズル73は、搬送方向を軸線とする軸部(図示省略)によってスイング可能に支持されており、主としてリターナブル品10の側面104に向けて噴射される。また、各側部ノズル73は、上下方向にスイングしつつ洗浄水を噴射するため、リターナブル品10の側面104を上下方向に亘って満遍なく洗浄することができる。上述では各側部ノズル73を上下方向にスイングしているが、リタナーブル品10のどこが一番汚れているか、どこを洗浄したいかに応じてスイング式ノズルの配置を変えてもよい。例えば、上部ノズル71、下部ノズル72をスイング可能に取り付けてもよい。また、上部ノズル71、下部ノズル72、側部ノズル73を気液洗浄ノズル、又は回転式洗浄ノズルで構成してもよい。あるいは、スイング式ノズル、気液洗浄ノズル、回転式洗浄ノズルを部位に合せて組み合わせても良く、各洗浄ノズルの配置は限定されない。ノズル先端の構成は、被洗浄物とノズルとの距離、ノズル数、搬送速度に合わせて、直進ノズル、扇形ノズルなどを適宜組み合わせて使用することができ、ノズルの種類、数は、特には限定されない。
続いて、第2洗浄室2の洗浄手段について説明する。図2,図3及び図5に示すように、第2洗浄室2には、搬送経路の両側、上方、及び下方に複数のノズル75が配置されている。より詳細には、搬送経路の側方には、それぞれ、上下方向に3個、搬送方向に5個の合計15個のノズル75が配置されている。また、搬送経路の上方及び下方には、それぞれ、水平方向に3個、搬送方向に5個の合計15個のノズルが配置されている。したがって、第2洗浄室2では、合計60個のノズル75から噴射される洗浄水によって、リターナブル品10の全面が洗浄される。
上述した各洗浄室1,2で噴射された洗浄水は、リターナブル品10の洗浄に用いられた後、下方の第1及び第2回収タンク3,4に流れ込むようになっている。ここで、第1洗浄室1の下方には第1回収タンク3が配置され、第2洗浄室2の下方には第2回収タンク4が配置されている。また、第2洗浄室2の上方には、新しい水を供給するための供給栓21が設けられており、この供給栓21から流れ出た水は、主として第2回収タンク4に流れ込むようになっている。本実施形態では、後述するように、第1回収タンク3に流れ込んだ洗浄水が、ダイヤフラムポンプ8によって、第1洗浄室1の各ノズル71~73に供給され、第2回収タンク4に流れ込んだ洗浄水が、ラインポンプ9によって第2洗浄室2の各ノズル75に供給される。すなわち、洗浄に用いた洗浄水は、再利用される。これと並行して、上記供給栓21から新しい水が供給される。このとき、全てのノズルから噴射される全洗浄水の量のうち、70%以上が洗浄に用いられた洗浄水、つまり再生水によって構成され、供給栓21から供給される新たな水は、全洗浄水の30%以下となるように調整されている。また、各洗浄室1,2においては、供給栓21に直接配管されたノズルから噴射することも可能である。すなわち、個別の各ノズルから噴射される洗浄水に、必ず再生水を使用する必要はなく、装置全体で使用する洗浄水に対し、再生水の量を調整すれば良い。なお、再生水の割合は、省水のためには、高いことが好ましく、80%以上であれば、より好ましい。但し、再生水の割合が高すぎると、洗浄水に含まれる汚れがリターナブル品に再付着する可能性があるため、省水と洗浄性を考慮すると、再生水の割合は、87~97%であることが好ましい。
<2-2.回収タンクの概要>
次に、回収タンクについて説明する。図2及び図6に示すように、第1回収タンク3の上面には、下流側に開口31が形成されており、この開口31を塞ぐように第1フィルター32が配置されている。また、第1回収タンク3の上面には、第1フィルター32に向かって下方に延びる傾斜面が形成されている。したがって、第1洗浄室1から噴射された洗浄水は、下方に落下し、第1回収タンク3の上面を流れ、第1フィルター32を介して、第1回収タンク3の内部空間に流れ込むようになっている。第1フィルター32は、洗浄によってリターナブル品10から剥がれたラベルやゴミなどの異物が捕捉され、これら異物が取り除かれた洗浄水が第1回収タンク3の内部空間に流れ込むようになっている。なお、第1フィルター32は20~100メッシュ(目開き0.15~0.9mm)程度のものを少なくとも1つ備えるのが好ましいが、目開きが小さ過ぎるとフィルターが詰まり易く、洗浄水が下方に落下しなくなるため、フィルターの交換頻度が高くなるおそれがある。一方、目開きが大き過ぎると、洗浄水に含まれる汚れが多くなるため、汚れの再付着の可能性が高くなるおそれがある。そのため、フィルターの規格、数は、汚れの種類、程度に合わせて適宜決めればよく、上述したものに限定されない。
第2回収タンク4も同様に構成されている。すなわち、第2回収タンク4の上面には、上流側に開口41が形成されており、この開口41を塞ぐように第2フィルター42が配置されている。また、第2回収タンク4の上面にも、第2フィルター42に向かって下方に延びる傾斜面が形成されている。したがって、第2洗浄室2から噴射された洗浄水は、下方に落下し、第2回収タンク4の上面を流れ、第2フィルター42を介して、タンクの内部空間に流れ込むようになっている。第2フィルターも異物を捕捉するように構成され、異物が取り除かれた洗浄水が第2回収タンク4の内部空間に流れ込むようになっている。
図2に示すように、第1回収タンク3の内部の下部には、水蒸気を注入する注入管33が配置されており、これによって第1回収タンク3に回収された洗浄水を加熱するようになっている。また、第1回収タンク3の上部には、フロート弁が設けられた排出口34が形成されている。すなわち、第1回収タンク3から第2回収タンク4に汚れた洗浄水が流れ込まないように、第1回収タンク3には、仕切り位置よりも低い水位を保つためのフロート弁が備えられており、第1回収タンク3の水位は所定の高さになるように調節している。第1回収タンク3に溜められた洗浄水が、排出口34を超えると、排出口34から外部に排出されるようになっている。また、第1回収タンク3において、上流側の下部には、第1排出管35が設けられており、この第1排出管35を介して洗浄水がダイヤフラムポンプ8に吸引されるようになっている。
さらに、第1排出管35よりも下流側には、上下方向に延び、多数の孔が形成された多孔板(多孔部材)36が配置されている。すなわち、第1回収タンク3は、この多孔板36によって上流側と下流側とに仕切られている。したがって、第1回収タンク3に回収された洗浄水は、この多孔板36を通過した後、第1排出管35を介してダイヤフラムポンプ8に吸引されるようになっている。多孔板36には、多数の円形の孔が形成されている。孔の構成は特には限定されないが、例えば、1~3mmの内径であることが好ましく、1~5mmピッチであることが好ましい。
次に、第2回収タンク4について説明する。第2回収タンク4には排出口が形成されていない。より詳細に説明すると、第1回収タンク3と第2回収タンク4の間には、各回収タンク3,4の上部開口31、41よりも低い位置まで延びた仕切りが備えられており、その仕切りを超える洗浄水は第2回収タンク4からオーバーフローし、第1回収タンク3に流れ込むようになっている。また、第2回収タンク4の上流側の下部には、第2排出管43が連結されており、この第2排出管43を介して洗浄水がラインポンプ9に吸引されるようになっている。また、上述した供給栓21から供給される新しい水は、主として第2回収タンク4に流れ込むようになっている。したがって、第2回収タンク4に回収される洗浄水は、第1回収タンク3で回収される洗浄水に比べ、再生水の割合が少なく、汚れが少なくなっている。このことから、第2回収タンク4から供給される洗浄水に含まれる再生水は70%以下の場合もありえるが、本実施形態における第1回収タンク3と第2回収タンク4から供給される合計の洗浄水、すなわちノズルから噴射される全洗浄水の量のうち、70%以上が再生水で構成されていればよい。仮に1時間当たりに本洗浄装置で使用される洗浄水の量を10,000Lとした場合には、供給栓21から供給される新たな水の量は3,000L以下とすればよいことになる。
<2-3.ポンプの概要>
上述したように、第1回収タンク3に連結された第1排出管35には、ダイヤフラムポンプ8が連結されている。このダイヤフラムポンプ8は、公知のものであり、隣接するモータ81によって駆動するようになっている。モータ81とダイヤフラムポンプ8とはベルト82によって連結されており、モータ81の回転力がベルト伝動によってダイヤフラムポンプ8に伝動され、これによってダイヤフラムポンプ8が駆動するようになっている。ダイヤフラムポンプ8の駆動により、第1回収タンク3から洗浄水が吸引され、吸引された洗浄水が第1洗浄室1の各ノズル71~73から噴射されるようになっている。また、このダイヤフラムポンプ8は、第1回収タンク3及び各ノズル71~73の近傍に配置され、ダイヤフラムポンプ8から各ノズル71~73までの配管長さは、特に5m以内、好ましくは3m以内、特に好ましくは1m以内になるように配置されている。本実施形態では、第1回収タンク3の上流側で、第1搬送装置51の下方に配置されている。このようなダイヤフラムポンプ8の設置位置、つまり、洗浄装置の主要構成である第1回収タンク3や第1洗浄室1(各ノズル71~73)から5m以内の範囲が、本発明に係る洗浄装置の設置領域に相当する。
一方、第2回収タンク4に連結された第2排出管43には、ラインポンプ9が連結されている。このラインポンプ9は、公知のものであり、隣接するモータ(図示省略)によって駆動するようになっている。ラインポンプ9の駆動により、第2回収タンク4から洗浄水が吸引され、吸引された洗浄水が第2洗浄室2の各ノズル75から噴射されるようになっている。
<3.洗浄装置の動作>
次に、上記のように構成された洗浄装置の動作について説明する。第1搬送装置51によって所定間隔をおいて連続的に搬送されたリターナブル品10は、順次第1洗浄室1に入っていく。そして、第1洗浄室1においては、各ノズル71~73から噴射される洗浄水によってリターナブル品10の外面及び内部の各面が高圧洗浄される。そして、第1洗浄室1を通過したリターナブル品は、第2洗浄室2において、各ノズル75から噴射される洗浄水によってすすぎ洗浄される。こうして2つの洗浄室1,2において洗浄されたリターナブル品10は、第2搬送装置52によって搬送され、乾燥工程を経て次工程に搬送されるか、あるいは所定の保管場所等において保管される。
そして、洗浄に用いられた洗浄水は、下方に流れる。第1洗浄室1から流れ出た洗浄水は、主として第1回収タンク3に回収される。このとき、洗浄水は、第1フィルター32において異物が捕捉された後、第1回収タンク3の内部に入っていく。そして、第1回収タンク3には水蒸気が供給されているため、この水蒸気によって加熱される。これによって、洗浄水の洗浄効果が向上する。第1回収タンク3に洗浄水が落下するときや、第1回収タンク3に水蒸気を供給するときには、洗浄水には泡が発生しやすいが、上述した多孔板36を通過するときに、ダイヤフラムポンプ8や配管等に不具合を生じさせるレベルの泡はほぼ消失する。そして、吸引された洗浄水は、第1洗浄室1の各ノズル71~73から噴射され、リターナブル品10を洗浄する。
一方、第2洗浄室2から流れ出た水は、主として第2回収タンク4に回収される。このとき、洗浄水は、第2フィルター42において異物が捕捉された後、第2回収タンク4の内部に入っていく。そして、第2回収タンク4に溜められた洗浄水は、第2排出管43を介してラインポンプ9に吸引され、その後、第2洗浄室2の各ノズル75から噴射され、リターナブル品10を洗浄する。
<4.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ダイヤフラムポンプ8は、従来から用いられているプランジャーポンプに比べ、小型化できるため、洗浄装置の設置領域内、特に第1回収タンク3の近傍に配置することができる。したがって、装置全体の省スペース化、小型化を図ることができる。
(2)ダイヤフラムポンプ8は、一般的にはプランジャーポンプに比べて出力が低いが、ノズル71~73との距離を短くできるため、圧力損失を低下することができ、ノズル71~73からの洗浄水の噴射圧が低下するのを抑制することができる。
(3)ダイヤフラムポンプ8は、プランジャーポンプに比べてメンテナンスが容易である。図3に示すように、モータ81とダイヤフラムポンプ8は搬送方向に対し上流側にモータ81、下流側にダイヤフラムポンプ8が配置されており、よりメンテナンス性に優れている。但し、メンテナンス性のためには、モータ81とダイヤフラムポンプ8を搬送方向に並べて配置していれば、上流側にダイヤフラムポンプ8を配置してもよい。すなわち、いずれを上流側または下流側に配置するかは、その他の構成に応じて適宜決定すればよく、特には限定されない。また、第1回収タンク3に第1フィルター32を設けているが、装置内及び機外に複数のフィルターが必須のプランジャーポンプに比べ、メンテナンスがさらに容易になる。
(4)第1回収タンク3には多孔板36が設けられているため、洗浄水の落下や水蒸気による加熱によって洗浄水中に泡が発生しても、ダイヤフラムポンプ8に吸引される前に、大きな泡を消失させることができる。したがって、ダイヤフラムポンプ8に吸引される洗浄水には大きな泡はほぼ含まれておらず、これにより、泡を含む洗浄水によってダイヤフラムポンプ8に不具合が生じるのを防止している。
(5)第1洗浄室1には、スイング式の側部ノズル73を設け、これによって洗浄効果を高めている。したがって、ダイヤフラムポンプ8の圧力が、プランジャーポンプに比べて低くても洗浄効果が低下するのを抑制することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。また、以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。
<5-1>
上記実施形態では、2つの洗浄室を用いてリターナブル品の洗浄を行っているが、第1洗浄室のみで洗浄することもできる。この場合、洗浄装置は、第1洗浄室1、各ノズル71~73、第1回収タンク3、及びダイヤフラムポンプ8等で構成することができる。また、供給栓21は、第1洗浄室1に設けることができる。いずれにしても、ダイヤフラムポンプ8は、洗浄装置の設置領域内に配置される。第1洗浄室1のみで洗浄する場合には、第1洗浄室1で噴射される全洗浄水の量のうち、再生水が70%以上になるように調整することになる。
<5-2>
ノズルの数、配置、及び態様は特には限定されないが、第1洗浄室1において、洗浄効果を高めるためには、上述したスイング式のノズル73のほか、気液洗浄ノズル、回転式ノズルなどを用いることができる。気液洗浄ノズルは、気体と液体との混合流を形成し、その混合流を洗浄ノズルを介して洗浄面に噴射する公知のノズルである。また、回転式ノズルは、所定の軸部材の外周面の周方向に亘って設けられた複数のノズルから洗浄水が噴射される。このとき、軸部材は軸周りにモータ等により回転する。また、ノズルの先端が、水流により自転する回転式洗浄ノズルを用いてもよい。このような洗浄性能の高いノズルを用いることで、プランジャーポンプに比べて、多少低い圧力であっても、洗浄効果を高めることができる。同様に、第2洗浄室2に設けられるノズルも特には限定されない。
<5-3>
洗浄装置における搬送手段は、上述した搬送チェーン以外でもよく、リターナブル品を搬送でき、洗浄水を下方に落下させることができれば、特には限定されない。
<5-4>
回収タンク3,4の構成も特には限定されない。少なくとも、洗浄水を回収し、各ポンプ8,9によって洗浄水吸引できるように構成されていればよい。また、フィルター32,42の形態、位置も特には限定されず、洗浄水が各ポンプ8,9に入る前に、異物を捕捉できるように構成されていればよい。多孔板36の形態は特には限定されず、泡を消失できるのであれば、板状以外の形態でもよい。また、水蒸気を噴射するような洗浄水を加熱する機構がない場合には、多孔板36は設けなくてもよい。
<5-5>
供給栓21の位置も特には限定されず、新たな水を洗浄水に加えることができればよい。
<5-6>
ダイヤフラムポンプ8は、公知のものを適宜、使用することができる。ポンプの脈動を抑えるために、複数のピストンから構成されるマルチダイヤフラムポンプを使用することで、より洗浄効果を高めることができる。具体的には、3以上のピストンで構成されるマルチダイヤフラムポンプが好ましく、5以上のピストンで構成されるマルチダイヤフラムポンプを使用することが特に好ましい。また、モータ81からの動力の伝動は、メンテナンスの観点からは、ベルト伝動が好ましいが、これに限定されない。
<5-7>
リターナブル品10の形態は、特には限定されず、上述した容器のほか、パレットなど、繰り返し使用され、洗浄が必要な各種の物品を、本発明の洗浄対象とすることができる。
<5-8>
洗浄水は、水のほか、種々の薬剤を含有したものを用いることができる。例えば、供給栓21から次亜塩素酸を含む洗浄水を供給することができる。これにより、リターナブル品10を殺菌することができる。また、本発明に係る洗浄装置は、従来のプランジャーポンプを使用する洗浄装置よりもフィルターの数を少なくできるため、洗浄水が汚れ易い。そのため、ポンプ8,9や配管の内部にスラッジ等が付着しやすくなる。これに対して、次亜塩素酸を含む洗浄水を供給すると、ポンプ8,9や配管の内部にスラッジが堆積(付着)し難くなり、スラッジによるトラブルを低減させることができる。また、次亜塩素酸など薬剤は、少なくとも一つの洗浄室1,2において、別途の配管とノズルを用いて、リターナブル品10に直接噴射することもでき、これによって殺菌効果を高めることができる。
10 リターナブル品
3 第1回収タンク(回収タンク)
32 第1フィルター(フィルター)
33 注入管
36 多孔板(多孔部材)
61 搬送チェーン(搬送手段)
71 上部ノズル(洗浄手段)
72 下部ノズル(洗浄手段)
73 側部ノズル(スイング式ノズル)
8 ダイヤフラムポンプ

Claims (7)

  1. リターナブル品を洗浄する洗浄装置であって、
    リターナブル品を搬送する搬送手段と、
    前記リターナブル品に洗浄水を噴射する洗浄手段と、
    前記リターナブル品に噴射された後の、使用後の前記洗浄水を回収する回収タンクと、
    使用後の前記洗浄水から異物を除去するフィルターと、
    前記回収タンクに連結され、当該回収タンクから洗浄水を吸引し、前記洗浄手段に圧送するダイヤフラムポンプと、
    前記回収タンクに回収された洗浄水に、蒸気を注入する注入管と、
    前記回収タンク内に配置された、泡の消失用の多孔部材と、
    を備え、
    前記ダイヤフラムポンプは、前記洗浄装置の設置領域内に配置され、
    前記ダイヤフラムポンプから圧送される洗浄水の70%以上が、前記洗浄手段から噴射された後、回収された再生水で構成されており、
    前記回収タンクにおいて、前記多孔部材を通過した洗浄水が、前記ダイヤフラムポンプに吸引されるように構成されている、洗浄装置。
  2. 前記洗浄手段は、複数のノズルを備え、
    前記複数のノズルが、スイング式ノズル、気液洗浄ノズル、または回転式洗浄ノズルの少なくとも一つで構成されている、請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記ダイヤフラムポンプを駆動するためのモータをさらに備えており、
    前記モータの回転力は、ベルト伝動により、前記ダイヤフラムポンプに伝達されるように構成されている、請求項1または2に記載の洗浄装置。
  4. 前記回収タンクの上部に、使用後の前記洗浄水が流れ込む開口が形成されており、
    前記開口に前記フィルターが配置されている、請求項1からのいずれかに記載の洗浄装置。
  5. 前記ダイヤフラムポンプと前記洗浄手段とを連結する配管の長さが5m以内である、請求項1からのいずれかに記載の洗浄装置。
  6. 前記リターナブル品に貼り付けられたラベルが除去されるように構成されている、請求項1からのいずれかに記載の洗浄装置。
  7. 前記洗浄水が、次亜塩素酸を含有する、請求項1からのいずれかに記載の洗浄装置。
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