JP7283212B2 - ゴルフクラブ - Google Patents
ゴルフクラブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7283212B2 JP7283212B2 JP2019086705A JP2019086705A JP7283212B2 JP 7283212 B2 JP7283212 B2 JP 7283212B2 JP 2019086705 A JP2019086705 A JP 2019086705A JP 2019086705 A JP2019086705 A JP 2019086705A JP 7283212 B2 JP7283212 B2 JP 7283212B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- shaft
- grip
- less
- golf club
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/06—Handles
- A63B60/22—Adjustable handles
- A63B60/24—Weighted handles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/10—Non-metallic shafts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/14—Handles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/42—Devices for measuring, verifying, correcting or customising the inherent characteristics of golf clubs, bats, rackets or the like, e.g. measuring the maximum torque a batting shaft can withstand
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B2209/00—Characteristics of used materials
- A63B2209/10—Characteristics of used materials with adhesive type surfaces, i.e. hook and loop-type fastener
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/06—Handles
- A63B60/08—Handles characterised by the material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/06—Handles
- A63B60/14—Coverings specially adapted for handles, e.g. sleeves or ribbons
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/06—Handles
- A63B60/16—Caps; Ferrules
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/54—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like with means for damping vibrations
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Description
本発明者は、ゴルフクラブがスイングに与える影響について探求した。その結果、クラブの仕様に起因して、クラブ及び手がスイングプレーンから外れうることを見いだした。更に、スイングプレーンから外れる動きが、フェースが開いたインパクトを招来しうることを見いだした。そして、クラブ及び手がスイングプレーンから外れることを抑制しうるゴルフクラブを見いだすに至った。
本発明者は、新たな視点に基づいて、スイングを詳しく研究した。この結果、ゴルフクラブの仕様がスイングに悪影響を与えうることを見いだした。従来の重いゴルフクラブでは、ヘッドスピードが上がらず、飛距離が少ない。この観点から、ヘッド以外の部分を軽量化した軽量ゴルフクラブが開発されてきた。この軽量ゴルフクラブは、ヘッドスピードの向上に寄与する。しかし、本発明者は、この従来の軽量ゴルフクラブが、スイングに悪影響を与えうることを見いだした。
図4は、スイング中のゴルファー50を目標方向の後方から見た様子を示す。図4は、バックスイングの途中の局面を示している。スイング中のゴルファー50は、手52でゴルフクラブ2のグリップ8を握っている。手52は、右手及び左手を含む。手52は、手首よりも先の部分である。テークバック及びダウンスイングにおいて、ゴルフクラブ2は、グリップ8側を下側として斜めに傾斜した状態となる。
本実施形態では、シャフトを軽くしながら、グリップ配置領域が重くされている。特に、グリップ配置領域の中でもバット端Bt寄りの部分である、バットエンド領域R1が重くされている。
図6は、スイング中のゴルファー50を目標方向の後方から見た様子を示す。図6は、トップオブスイング(トップ)の局面を示している。
スイングにおいては、コックがなされる。コックとは、スイング中における手首の折れのことである。コックにおいて支点となるグリップの握り位置よりも後端側に重量が配分されることで、コックが実施されやすくなる。このコックにより、スイング中におけるクラブとスイングの回転中心との距離が短くなり、スイングMIが小さくなる。スイングMIとは、スイング中心回りのゴルフクラブ2の実効的な慣性モーメントを意味する。スイングMIが小さくなることで、バットエンド領域R1が重いにも関わらず、ゴルフクラブ2は振りやすく、ヘッドスピードが向上する。この効果が、スイングMI低減効果とも称される。
上述の効果を更に高めうるゴルフクラブ2の仕様は、以下の通りである。
シャフトトルクは、一定のトルクをシャフトに付与したときの捻れ角である。シャフトトルクが小さいほど、シャフトの捻れ剛性が大きい。
シャフト重量Wsを軽くすることで、スイングMIを小さくしつつ、バットエンド領域R1に効果的に重量を集中させることができる。この観点から、シャフト重量Wsは、42g以下が好ましく、41g以下がより好ましく、40g以下がより好ましい。シャフトの強度の観点から、シャフト重量Wsは、25g以上が好ましく、30g以上がより好ましく、35g以上がより好ましい。
前述の通り、バットエンド領域R1は、ゴルフクラブ2の後端からの軸方向距離が100mm以内の領域である。バットエンド領域R1の重量W1は、バットエンド領域R1におけるゴルフクラブ2の重量である。重量W1は、領域R1におけるグリップ8の重量、領域R1における錘部材10の重量、及び、領域R1におけるシャフト6の重量を含む。更に、バットエンド領域R1に接着剤、両面テープ等が存在すれば、それらの重量も重量W1に含まれる。
オンプレーン効果を高める観点から、グリップ・ウェイト部の重量W2は、40g以上が好ましく、41g以上がより好ましく、42g以上がより好ましい。クラブ重量Wcを考慮すると、グリップ・ウェイト部の重量W2は、75g以下が好ましく、65g以下がより好ましく、55g以下がより好ましく、50g以下がより好ましい。
シャフト6を軽くしつつグリップ・ウェイト部46を重くする観点から、シャフト・グリップ・ウェイト部の重量W3は所定の範囲に設定されるのが好ましい。下限としては、重量W3は、75g以上が好ましく、78g以上がより好ましく、80g以上がより好ましい。上限としては、重量W3は、100g以下が好ましく、90g以下がより好ましく、88g以下がより好ましい。
W1/W3は、バットエンド領域の重量W1の、シャフト・グリップ・ウェイト部の重量W3に対する比である。バットエンド領域R1に重量を集中させることで、W1/W3を高めることができる。W1/W3を高めることで、抗オフプレーンモーメントを増大させ、オンプレーン効果を高めることができる。この観点から、W1/W3は、0.40以上が好ましく、0.41以上がより好ましく、0.42以上がより好ましい。バットエンド領域の重量W1の限界を考慮すると、W1/W3は、0.60以下が好ましく、0.58以下がより好ましく、0.56以下がより好ましい。
シャフト・グリップ・ウェイト部48は、重心G3を有する。図5に示される両矢印D3は、グリップ8の後端8eから重心G3までの距離である。距離D3は、軸方向に沿って測定される。図5に示される両矢印L3は、グリップ8の後端8eからシャフト6のチップ端Tpまでの距離である。距離L3は、軸方向に沿って測定される。
グリップ・ウェイト部46は、重心G2を有する。図5に示される両矢印D2は、グリップ8の後端8eから重心G2までの距離である。距離D2は、軸方向に沿って測定される。図5に示される両矢印L2は、グリップ8の後端8eからグリップ8の先端8fまでの距離である。換言すれば、L2は、グリップ8の長さである。距離L2は、軸方向に沿って測定される。重心G2は、バットエンド領域R1に位置する。
Ws/Wcは、シャフト重量Wsの、クラブ重量Wcに対する比である。この比率を小さくすることで、スイングMIを小さくしながら、バットエンド領域R1に重量を効果的に集中させることができる。この観点から、Ws/Wcは、0.15以下が好ましく、0.145以下がより好ましい。クラブ重量Wcが過大であると、振りにくくなり、ヘッドスピードが低下する。この観点から、Ws/Wcは、0.11以上が好ましく、0.12以上がより好ましく、0.13以上がより好ましい。
Wg/W2は、グリップ重量Wgの、グリップ・ウェイト部の重量W2に対する比である。この比率を小さくすることで、バットエンド領域R1に重量を効果的に集中させることができる。オンプレーン効果を高める観点から、Wg/W2は、0.80以下が好ましく、0.78以下がより好ましく、0.76以下がより好ましく、0.74以下がより好ましい。クラブ重量Wcが過大であると、振りにくくなり、ヘッドスピードが低下する。この観点から、Ws/Wcは、0.50以上が好ましく、0.55以上がより好ましく、0.60以上がより好ましい。
W1/Wsは、バットエンド領域の重量W1の、シャフト重量Wsに対する比である。抗オフプレーンモーメントを大きくして、オンプレーン効果を高める観点から、W1/Wsは、0.75以上が好ましく、0.80以上がより好ましく、0.85以上がより好ましい。W1及びWsの好ましい範囲を考慮すると、W1/Wsは、1.20以下が好ましく、1.10以下がより好ましく、1.00以下がより好ましい。
クラブ振動数が大きいと、ダウンスイングの初期にシャフトを大きく撓ませることができる。この大きな撓みにより、ヘッドの軌道が体の近くを通るので、体の回転速度が上がり、ヘッドスピードを高めることができる。この観点から、クラブ振動数は、215cpm以下が好ましく、214cpm以下がより好ましく、213cpm以下がより好ましい。シャフト設計上の制約を考慮すると、クラブ振動数は、195cpm以上が好ましく、200cpm以上がより好ましく、205cpm以上がより好ましい。
図7は、インパクト近傍におけるシャフトの撓みを示す概念図である。図7の実線は手元調子のシャフト61を有するゴルフクラブ2aを示し、図7の破線は先調子のシャフト62を有するゴルフクラブ2bを示す。手元調子のシャフト61は、調子率fpが小さい。先調子のシャフト62は、調子率fpが大きい。
アマチュアゴルファーの多くは、重すぎるクラブを振り切れない。特に、比較的非力なボリュームゾーンのゴルファー(カテゴリーAのゴルファーとも称する)には、軽いクラブが好ましい。カテゴリーAのゴルファーとは、ドライバーでのヘッドスピードが33.0m/s~42.0m/sでありハンディキャップが18以上36以下であるゴルファーである。
ヘッド4の運動エネルギーを大きくし、ボール初速を高める観点から、ヘッド重量Whは、192g以上が好ましく、195g以上がより好ましく、196g以上がより好ましい。クラブ重量Wcを考慮すると、ヘッド重量Whは、210g以下が好ましく、205g以下がより好ましく、200g以下がより好ましい。
ヘッド4の軌道の半径を大きくして、ヘッドスピードを高める観点から、クラブ長さLcは、45.0インチ以上が好ましく、45.5インチ以上がより好ましく、45.75インチ以上がより好ましい。クラブ長さLcが長いと、オフプレーンモーメントが増大しうる。しかし、ゴルフクラブ2では、抗オフプレーンモーメントに起因して、クラブ長さLcを増大させても、オンプレーン効果が得られうる。一般に、クラブ長さLcが長いと打点のバラツキが生じやすいが、このオンプレーン効果により、打点のバラツキが抑制される。また、前述のスイングMI低減効果により、クラブ長さLcが長くても振りやすさが確保されうる。ゴルフルール及び打ちやすさを考慮すると、クラブ長さLcは、48インチ以下が好ましく、47インチ以下がより好ましく、46インチ以下がより好ましい。
グリップ重量Wgを軽くすることで、錘部材10が配置されたバットエンド領域R1に効果的に重量を集中させることができる。この観点から、グリップ重量Wgは、35g以下が好ましく、33g以下がより好ましく、31g以下がより好ましい。グリップの強度の観点から、グリップ重量Wgは、20g以上が好ましく、22g以上がより好ましく、24g以上がより好ましい。
クラブ長さLcの好ましい範囲を考慮すると、シャフト長さLsは、44インチ以上が好ましく、44.5インチ以上がより好ましく、45インチ以上がより好ましい。クラブ長さLcの好ましい範囲を考慮すると、シャフト長さLsは、47.5インチ以下が好ましく、47インチ以下がより好ましく、46インチ以下がより好ましい。
長いクラブほど、飛距離性能が重視される傾向にある。また、長いクラブほど、打点のバラツキが大きく、打球の方向が安定しにくい。上記効果により、長いクラブのマイナス面が効果的に改善される。この観点から、ウッド型クラブが好ましく、ドライバーが特に好ましい。ドライバーのリアルロフトは、通常、7°以上15°以下である。ヘッドの体積は、350cc以上が好ましく、380cc以上がより好ましく、400cc以上がより好ましく、420cc以上がより好ましい。ヘッド強度の観点から、ヘッドの体積は、470cc以下が好ましい。
各仕様の測定方法は、以下の通りである。
図8は、シャフトトルクの測定方法を示す概略図である。チップ端Tpから40mmの地点からチップ端Tpまでの部分が、治具M1で固定される。この固定はエアチャックにより達成されており、このエアチャックの空気圧は2.0kgf/cm2である。この治具M1から825mm隔てた位置から幅50mmの部分に、治具M2が固定される。この固定はエアチャックにより達成されており、このエアチャックの空気圧は1.5kgf/cm2である。治具M1を固定したまま治具M2を回転させて、シャフト6に13.9kg・cmのトルクTrを付与する。このトルクTrによる捻れ角度が、シャフトトルクである。
図9は、クラブ振動数の測定器にクラブ2が固定された様子を示している。クラブ振動数の測定には、藤倉ゴム工業株式会社製の商品名「GOLF CLUB TIMING HARMONIZER」が用いられる。図9が示すように、クランプCP1により、グリップエンドから7インチの地点からグリップエンドまでが固定される。すなわち、固定部分の長さF1は7インチ(約178mm)である。ヘッド4に対して下方に向けて任意の負荷を加え、シャフト6を振動させる。1分間あたりの振動数が、クラブ振動数(cpm)である。
シャフトの調子率fpは、先調子の度合いを示す指標である。調子率fpが大きいほど先調子である。調子率fpが小さいほど手元調子である。シャフト調子率fp(%)は、次の式(1)によって算出される。
fp=[f2/(f1+f2)]×100 (1)
ただし、f1はシャフトの順式フレックスであり、f2はシャフトの逆式フレックスである。順式フレックスf1及び逆式フレックスf2の測定方法は以下の通りである。
図10(a)は、順式フレックスf1の測定方法を示す。この図10(a)に示されるように、チップ端Tpから1093mmの位置に、第一支持点S1が設定される。更に、チップ端Tpから953mmの位置に、第二支持点S2が設定される。第一支持点S1には、シャフト6を上方から支持する支持体B1が設けられる。第二支持点S2には、シャフト6を下方から支持する支持体B2が設けられる。荷重のない状態において、シャフト6のシャフト軸線は水平とされる。チップ端Tpから129mm隔てた荷重点m1に、2.7kgfの荷重を鉛直下向きに作用させる。荷重のない状態と、荷重をかけて安定した状態との間の荷重点m1の距離(mm)が、順式フレックスである。この距離は、鉛直方向に沿って測定される。
本願におけるクラブ長さLcは、R&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews;全英ゴルフ協会)の規定に準拠して測定される。この規定は、R&Aが発行する最新のゴルフ規則において、「付属規則II クラブのデザイン」の「1 クラブ」における「1c 長さ」に記載されている。この測定方法は、クラブを水平面に置き、水平面に対する角度が60度の面にソールを当てて実施されることから、60度測定法とも称されている。
鍛造されたフェース部材と、鋳造されたボディ部材とを溶接することで、チタン合金製のドライバーヘッドを得た。複数のプリプレグシートを用いて、シートワインディング製法により、シャフトを得た。ゴム組成物を金型内で加熱及び加圧することにより、グリップを得た。グリップの成形では、発泡ゴム及び無発泡ゴムを用いた。グリップ本体部8aの一部が、発泡ゴムとされた。発泡ゴムはグリップ本体部8aの内層に用いられた。グリップ本体部8aの外層は無発泡ゴムとされた。エンドキャップ部8bは、無発泡ゴムとされた。成形された錘本体20をゴム材料で覆い、これを金型にセットして加圧及び加熱することで、加硫ゴムのカバー部材30を有する錘部材10を得た。この錘部材10をシャフト6のバット部に取り付けた後、シャフト6にグリップを装着して、図1及び図2に示されるゴルフクラブを得た。
下記の表1~6に示される仕様の他はサンプル5と同様にして、他のサンプルを得た。なお、錘部材の重量が0gのサンプルでは、錘部材が設けられなかった。また、プリプレグの種類、形状及び配置を変えることで、順式フレックスと逆式フレックスとの合計が変わらないようにして各シャフトを作成した。
評価方法は、次の通りとされた。
上記カテゴリーAに属し且つ右利きである10名のゴルファーが、テストを行った。
飛距離は、打球の最終到達地点までの距離であり、ランを含む距離である。上記10名のテスターが各クラブで5球ずつ打撃した。全ての飛距離データの平均値が、上記表に示されている。
上記10名のテスターが各クラブで5球ずつ打撃した。目標方向からの左右方向のズレ距離が計測された。右にズレても左にズレても、ズレ距離はプラスの値とされた。このズレ距離の平均値が、上記表に示されている。
上記打球の方向安定性のテストデータにおいて、右にズレた場合にはズレ距離がマイナスの値とされ、左にズレた場合にはズレ距離がプラスの値とされた。このズレ距離の平均値が、上記表に示されている。この平均値が大きいほど、ボールが左側に飛んでいる。この平均値が大きいほど、捕まりが良好である。
[付記1]
ヘッドと、
チップ端及びバット端を有するシャフトと、
グリップと、
前記グリップの後端からの距離が100mm以内の領域であるバットエンド領域に配置された錘部材とを備えており、
前記グリップと前記錘部材とで、グリップ・ウェイト部が構成されており、
前記シャフトと前記グリップと前記錘部材とで、シャフト・グリップ・ウェイト部が構成されており、
前記シャフトの重量が、40g以下であり、
前記シャフトのシャフトトルクが、7.0°以下であり、
前記グリップ・ウェイト部の重量が、40g以上であり、
前記バットエンド領域の重量がW1(g)とされ、前記シャフト・グリップ・ウェイト部の重量がW3(g)とされるとき、W1/W3が0.40以上であるゴルフクラブ。
[付記2]
クラブ振動数が215cpm以下である付記1に記載のゴルフクラブ。
[付記3]
前記ゴルフクラブの重量が275g以上300g以下である付記1又は2に記載のゴルフクラブ。
[付記4]
前記ヘッドの重量が195g以上である付記1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
[付記5]
前記シャフトの調子率が50%以下である付記1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
ただし、前記シャフトの順式フレックスがf1とされ、前記シャフトの逆式フレックスがf2とされるとき、前記調子率fp(%)は次の式(1)によって算出される。
fp=[f2/(f1+f2)]×100 (1)
4・・・ヘッド
6・・・シャフト
6c・・・バット端面
8・・・グリップ
8e・・・グリップの後端
10・・・錘部材
20・・・錘本体
30・・・カバー部材
46・・・グリップ・ウェイト部
48・・・シャフト・グリップ・ウェイト部
50・・・ゴルファー
50・・・ゴルファーの手
R1・・・バットエンド領域
SP・・・スイングプレーン
G2・・・グリップ・ウェイト部の重心
G3・・・シャフト・グリップ・ウェイト部の重心
Z1・・・シャフトの中心線
Tp・・・シャフトのチップ端
Bt・・・シャフトのバット端
Claims (5)
- ヘッドと、
チップ端及びバット端を有するシャフトと、
グリップと、
前記グリップの後端からの距離が100mm以内の領域であるバットエンド領域に配置された錘部材とを備えており、
前記グリップと前記錘部材とで、グリップ・ウェイト部が構成されており、
前記シャフトと前記グリップと前記錘部材とで、シャフト・グリップ・ウェイト部が構成されており、
前記シャフトの重量が、40g以下であり、
前記シャフトのシャフトトルクが、7.0°以下であり、
前記グリップ・ウェイト部の重量が、40g以上であり、
前記バットエンド領域の重量がW1(g)とされ、前記シャフト・グリップ・ウェイト部の重量がW3(g)とされるとき、W1/W3が0.40以上であり、
前記重量W1は、前記バットエンド領域におけるゴルフクラブの重量であって、前記バットエンド領域における前記グリップの重量、前記バットエンド領域における前記錘部材の重量、及び、前記バットエンド領域における前記シャフトの重量を含むゴルフクラブ。 - クラブ振動数が215cpm以下である請求項1に記載のゴルフクラブ。
- 前記ゴルフクラブの重量が275g以上300g以下である請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
- 前記ヘッドの重量が195g以上である請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
- 前記シャフトの調子率が50%以下である請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
ただし、前記シャフトの順式フレックスがf1とされ、前記シャフトの逆式フレックスがf2とされるとき、前記調子率fp(%)は次の式(1)によって算出される。
fp=[f2/(f1+f2)]×100 (1)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019086705A JP7283212B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | ゴルフクラブ |
US16/839,592 US11130031B2 (en) | 2019-04-26 | 2020-04-03 | Golf club |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019086705A JP7283212B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | ゴルフクラブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020182536A JP2020182536A (ja) | 2020-11-12 |
JP7283212B2 true JP7283212B2 (ja) | 2023-05-30 |
Family
ID=72917691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019086705A Active JP7283212B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | ゴルフクラブ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11130031B2 (ja) |
JP (1) | JP7283212B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11273347B2 (en) * | 2019-07-12 | 2022-03-15 | Lamkin Corporation | Grip with electronic system and exterior venting |
USD1004724S1 (en) | 2021-10-07 | 2023-11-14 | Implus Footcare, Llc | Sports training device |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005198816A (ja) | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブ |
JP2007130089A (ja) | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブ |
JP2010017200A (ja) | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブ |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4690407A (en) * | 1985-09-10 | 1987-09-01 | Para-Tech Industries, Inc. | Weighted golf grip |
GB8717964D0 (en) * | 1987-07-29 | 1987-09-03 | Nottingham University Of | Sporting equipment |
US6190267B1 (en) * | 1996-02-07 | 2001-02-20 | Copex Corporation | Golf club head controlling golf ball movement |
US5716289A (en) * | 1996-02-21 | 1998-02-10 | Okoneski; Joseph R. | Weighting of golf clubs |
US6106200A (en) * | 1996-11-12 | 2000-08-22 | Techmo Entwicklungs-Und Vertriebs Gmbh | Process and device for simultaneously drilling and lining a hole |
US6966846B2 (en) * | 1999-10-19 | 2005-11-22 | Bloom Jr James Pierce | Counterweighted golf club |
JP2006025935A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Hit Kogyo Kk | アイアンゴルフクラブ |
JP4528241B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2010-08-18 | Sriスポーツ株式会社 | ゴルフクラブ |
JP2007130087A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブ |
US7399235B2 (en) * | 2006-12-01 | 2008-07-15 | Eaton Corporation | Variable mass grip |
JP2010000155A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブ |
US8066583B2 (en) * | 2008-08-12 | 2011-11-29 | Acushnet Company | Golf club shaft with high balance point and golf club including same |
US20130165249A1 (en) * | 2011-12-22 | 2013-06-27 | Ryan Margoles | Golf club with improved weight distribution |
US9211456B2 (en) * | 2014-03-14 | 2015-12-15 | Acushnet Company | Golf club with improved weight distribution |
US9421421B2 (en) * | 2014-03-14 | 2016-08-23 | Acushnet Company | Golf club with improved weight distribution |
JP5826904B1 (ja) * | 2014-09-10 | 2015-12-02 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブ |
US9522313B2 (en) * | 2014-12-22 | 2016-12-20 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Counterbalanced putters |
JP6305611B1 (ja) | 2017-07-10 | 2018-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブ |
-
2019
- 2019-04-26 JP JP2019086705A patent/JP7283212B2/ja active Active
-
2020
- 2020-04-03 US US16/839,592 patent/US11130031B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005198816A (ja) | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブ |
JP2007130089A (ja) | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブ |
JP2010017200A (ja) | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20200338416A1 (en) | 2020-10-29 |
US11130031B2 (en) | 2021-09-28 |
JP2020182536A (ja) | 2020-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6648853B1 (ja) | ゴルフクラブ | |
US7399236B2 (en) | Golf club grip and golf club using the same | |
US11123618B2 (en) | Golf club | |
JP2006204893A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP7283212B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
US10335657B2 (en) | Golf club | |
JP7283213B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP7326850B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP7363089B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP6648851B1 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP6946793B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP7283209B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
KR102722487B1 (ko) | 골프 클럽 | |
JP6946794B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2007054399A (ja) | ゴルフクラブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230418 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7283212 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |