JP7283161B2 - 冷却装置、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

冷却装置、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、冷却装置、現像装置及び画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、現像装置の駆動ギアを仕切って収容する収容ボックスを備え、収容ボックスに空気を送ることで、駆動ギアを冷却する構造が開示されている。
下記特許文献2には、現像装置に冷却ユニットを取り付けて現像装置全体を直接冷却する構造が開示されている。
特開2012-003058号公報 特開2017-173781号公報
本発明は、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、搬送部材の軸部と接触する接触部材の劣化が抑制される冷却装置を得ることが目的である。
第1態様に係る冷却装置は、回転する軸部の周囲に羽根部を備え、現像剤を搬送する搬送部材と、前記軸部の軸方向の端部に接触する接触部材と、前記軸部を冷却する冷却手段と、を有する。
第2態様に係る冷却装置は、第1態様に係る冷却装置において、前記接触部材は、前記軸部の軸方向の両端部に接触する軸受けと、前記軸受けに現像剤が侵入しないようにシールするシール部材と、を備える。
第3態様に係る冷却装置は、第1態様又は第2態様に係る冷却装置において、前記冷却手段は、前記軸部の内部に冷媒を送る冷却路を備え、前記冷却路により前記軸部を冷却する。
第4態様に係る冷却装置は、第3態様に係る冷却装置において、前記冷却路は、前記軸部を貫通し、前記軸部の軸方向両端に開口部を備えた貫通孔であり、前記冷却手段は、前記冷却路の一方の前記開口部から他方の前記開口部に向かって前記冷媒を送る。
第5態様に係る冷却装置は、第4態様に係る冷却装置において、前記軸部は、中心部に前記冷却路を備えた円筒状部材とされている。
第6態様に係る冷却装置は、第4態様又は第5態様に係る冷却装置において、前記搬送部材は現像剤を軸方向に沿って搬送し、前記冷媒の送り方向と前記搬送部材による現像剤の搬送方向とが同じ方向とされている。
第7態様に係る冷却装置は、第3態様から第6態様までのいずれか1つの態様に係る冷却装置において、前記冷媒は、空気である。
第8態様に係る冷却装置は、第4態様から第6態様までのいずれか1つの態様に係る冷却装置において、前記冷媒は、空気であり、前記冷却手段は、一方の前記開口部に前記冷却路へ前記空気を送る送り出し用ファンを備える。
第9態様に係る冷却装置は、第8態様に係る冷却装置において、前記冷却手段は、他方の前記開口部に前記冷却路から前記空気を引っ張る引張用ファンを備える。
第10態様に係る現像装置は、第1態様から第9態様までのいずれか1つの態様に記載の冷却装置と、前記搬送部材で搬送された現像剤が供給され、像保持体の静電潜像を現像する現像手段と、を有する。
第11態様に係る現像装置は、第10態様に係る現像装置において、前記搬送部材は複数設けられており、前記現像手段に現像剤を供給する前記搬送部材に少なくとも前記冷却手段が設けられている。
第12態様に係る画像形成装置は、静電潜像が形成される像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像を現像する第10態様又は第11態様に記載の現像装置と、前記現像装置により前記像保持体に現像されたトナー像を媒体に転写する転写装置と、を有する。
第1態様に係る冷却装置によれば、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、搬送部材の軸部と接触する接触部材の劣化が抑制される。
第2態様に係る冷却装置によれば、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、軸受け又はシール部材の劣化が抑制される。
第3態様に係る冷却装置によれば、冷却路を設けずに搬送部材の軸部を冷却する構成と比較して、構造が簡単となる。
第4態様に係る冷却装置によれば、軸部の軸方向両端を1つの冷却手段で冷却することができる。
第5態様に係る冷却装置によれば、軸部の中心部から外れた位置に冷却路を備えた構成と比較して、軸部の表面側の温度ムラが抑制される。
第6態様に係る冷却装置によれば、冷媒の送り方向と搬送部材による現像剤の搬送方向とが逆方向の場合と比較して、軸部の軸方向の冷却効率が向上する。
第7態様に係る冷却装置によれば、冷媒が液体である場合と比較して、簡単な構造となる。
第8態様に係る冷却装置によれば、冷却路の一方の開口部から液体を送って他方の開口部から液体を排出する構成と比較して、簡単な構造となる。
第9態様に係る冷却装置によれば、冷却路の一方のみから空気を送り出す構成と比較して、軸部の軸方向の冷却効率が向上する。
第10態様に係る現像装置によれば、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、搬送部材の軸部と接触する接触部材の劣化が抑制される。
第11態様に係る現像装置によれば、現像手段に現像剤を供給する搬送部材以外の搬送部材だけを冷却する場合と比較して、現像手段の寿命が長くなる。
第12態様に係る画像形成装置によれば、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、現像手段を交換する頻度が少なくなる。
本実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る画像形成装置のトナー画像形成部の一例を示す構成図である。 第1実施形態に係る冷却装置を備えた現像装置を示す断面図である。 第1実施形態に係る冷却装置を備えた現像装置の汲上ロール及び供給オーガを示す断面図である。 第1実施形態に係る冷却装置を備えた現像装置の供給オーガ及び撹拌オーガを示す断面図である。 第2実施形態に係る冷却装置を備えた現像装置の供給オーガを示す断面図である。 第3実施形態に係る冷却装置を備えた現像装置の供給オーガを示す拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という。)について説明する。以下の説明では、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る冷却装置を備えた現像装置、及び画像形成装置の一例について図1~図5に従って説明する。
(画像形成装置10)
図1は、媒体の一例としてのシート部材Pに画像を形成する画像形成装置10の一例である。具体的には、画像形成装置10は、シート部材Pにトナー画像を形成する電子写真式の画像形成装置である。画像形成装置10は、図1に示されるように、収容部50と、排出部52と、画像形成部12と、搬送機構60と、反転機構80と、定着装置100と、冷却部90と、制御部110と、を備えている。
〔収容部50〕
収容部50は、シート部材Pを収容する機能を有している。画像形成装置10では、収容部50は、図1に示されるように、複数(例えば2つ)備えられている。この複数の収容部50から選択的にシート部材Pが送り出される構成とされている。
〔排出部52〕
排出部52は、図1に示されるように、画像が形成されたシート部材Pが排出される部分である。具体的には、定着装置100で画像が定着された後に、冷却部90で冷却されたシート部材Pが排出部52へ排出される構成とされている。
〔画像形成部12〕
画像形成部12は、シート部材Pに画像を形成する画像形成部の一例である。具体的には、画像形成部12は、図1に示されるように、電子写真方式によりシート部材Pに画像を形成する機能を有している。さらに具体的には、画像形成部12は、トナー画像を形成するトナー画像形成部20と、トナー画像形成部20で形成されたトナー画像をシート部材Pに転写する転写装置30と、を備えている。
トナー画像形成部20は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。画像形成装置10では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のトナー画像形成部20が備えられている。図1に示す(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色に対応する構成部分を示している。
-トナー画像形成部20-
各色のトナー画像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色のトナー画像形成部20は、図2に示されるように、図2の矢印A方向に回転する像保持体21(感光体)と、像保持体21を帯電させる帯電器22と、を備えている。さらに、各色のトナー画像形成部20は、帯電器22によって帯電された像保持体21を露光して像保持体21に静電潜像を形成する露光装置23と、露光装置23によって像保持体21に形成された静電潜像を、トナーを用いて現像する現像装置24と、を備えている。なお、現像装置24については、詳細を後述する。
-転写装置30-
転写装置30は、各色の像保持体21のトナー画像を、中間転写体に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー画像をシート部材Pに二次転写する機能を有している。具体的には、転写装置30は、図1に示されるように、中間転写体としての転写ベルト31と、一次転写ロール33と、転写部35と、を備えている。
一次転写ロール33は、像保持体21に形成されたトナー画像を、像保持体21と一次転写ロール33との間の一次転写位置T(図2参照)で転写ベルト31に転写する機能を有している。
転写ベルト31は、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。転写ベルト31は、複数のロール32の少なくとも1つが回転駆動されることで、矢印B方向へ周回し、一次転写された画像を二次転写位置NTへ搬送する。
転写部35は、転写ベルト31に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する機能を有している。転写部35は、具体的には、二次転写部34と、対向ロール36と、を備えている。
対向ロール36は、転写ベルト31に対向するように、転写ベルト31の下側に配置されている。二次転写部34は、対向ロール36との間に転写ベルト31が配置されるように、転写ベルト31の内側に配置されている。二次転写部34は、具体的には、コロトロンで構成されている。転写部35では、転写ベルト31に転写されたトナー画像が、二次転写部34の放電により発生された静電力により、二次転写位置NTを通過するシート部材Pに転写される。
〔搬送機構60〕
搬送機構60は、シート部材Pを搬送する機構である。具体的には、搬送機構60は、図1に示されるように、収容部50に収容されたシート部材Pを二次転写位置NTへ搬送する機能を有している。さらに、搬送機構60は、二次転写位置NTから後述の定着ユニット120(後述の加圧ロール140と加熱ロール130)へ搬送する機能を有している。換言すれば、搬送機構60は、トナー画像が転写されたシート部材Pを定着ユニット120に向けて搬送する機能を有している。
具体的には、搬送機構60は、送出ロール62と、複数の搬送ロール64と、チェーングリッパ66と、を備えている。
送出ロール62は、収容部50に収容されたシート部材Pを送り出すロールである。複数の搬送ロール64は、送出ロール62が送り出したシート部材Pをチェーングリッパ66へ搬送するロール、又はチェーングリッパ66が搬送したシート部材Pを冷却部90へ搬送するロールである。
チェーングリッパ66は、シート部材Pの前端側を保持してシート部材Pを搬送する機能を有している。具体的には、チェーングリッパ66は、装置奥行方向の両側の配置された一対のチェーン72と、シート部材Pの前端側の部分を保持する複数のグリッパ76と、を有している。
一対のチェーン72は、対向ロール36に対する軸方向の一端側及び他端側に配置された一対のスプロケット(図示省略)と、後述の加圧ロール140に対する軸方向の一端側及び他端側に配置された一対のスプロケット(図示省略)と、装置奥行方向に間隔をおいて配置された一対のスプロケット74(図1参照)とに巻き掛けられている。これらの一対のスプロケットのいずれかが回転することで、チェーン72が矢印C方向へ周回する構成とされている。
一対のチェーン72には、グリッパ76が取り付けられた取付部材75が装置奥行方向に沿って掛け渡されている。取付部材75は、複数設けられ、チェーン72の周方向(周回方向)に沿って予め定められた間隔で一対のチェーン72に固定されている。グリッパ76は、複数設けられ、取付部材75に装置奥行方向に沿って予め定められた間隔で取り付けられている。
そして、グリッパ76がシート部材Pの前端部を保持した状態で、チェーン72が矢印C方向へ周回することで、シート部材Pが搬送される。
〔反転機構80〕
反転機構80は、シート部材Pの表裏を反転させる機構である。具体的には、反転機構80は、図1に示されるように、複数(例えば、2つ)の搬送ロール82と、反転装置84と、複数(例えば、7つ)の搬送ロール86と、を備えている。
複数の搬送ロール82は、定着装置100から送られたシート部材Pを反転装置84へ搬送するロールである。反転装置84は、一例として、シート部材Pの搬送方向が例えば90度ずつ変化するように、シート部材Pを複数回折り返しながら搬送することで、メビウスの帯のようにシート部材Pを捻って、シート部材Pの表裏を反転させる装置である。
複数の搬送ロール86は、反転装置84で表裏が反転させたシート部材Pをチェーングリッパ66へ搬送するロールである。
なお、反転機構80においてシート部材Pが搬送される搬送経路の一部が、一点鎖線にて示されている。また、反転機構80としては、シート部材Pをスイッチバックさせることで反転させる機構であってもよい。
〔定着装置100〕
定着装置100は、転写装置30によってシート部材Pに転写されたトナー画像をシート部材Pに定着する機能を有している。定着装置100は、図1に示されるように、搬送されるシート部材Pと非接触状態でシート部材Pを加熱する加熱部102と、空気を吹き出ことでシート部材Pを支持してシート部材Pの姿勢を安定させる送風ユニット170とを備えている。さらに、定着装置100は、シート部材Pと接触して加熱、加圧する定着ユニット120を備えている。
この定着ユニット120は、搬送されるシート部材Pと接触してシート部材Pを加熱する加熱ロール130と、加熱ロール130に向けてシート部材Pを加圧する加圧ロール140とを備えている。
〔冷却部90〕
冷却部90は、定着装置100で加熱されたシート部材Pを冷却する機能を有している。冷却部90は、図1に示されるように、装置幅方向に並んでいる2個の冷却ロール92を備えている。2個の冷却ロール92は、同様の構成とされているため、一方の冷却ロール92について説明する。
図示せぬ送風機構によって生じた空気の流れが、冷却ロール92の内部に生じるようになっている。この空気の流れによって、冷却ロール92の表面の温度は、この空気の流れが生じない場合の温度と比して低下する。
〔制御部110〕
制御部110は、画像形成装置10の各部を制御する機能を有する。例えば、制御部110は、外部装置(図示省略)から受け取った画像形成データに応じて、画像形成装置10の各部を制御する(各部にそれぞれの動作をさせる)ようになっている。ここで、画像形成データには、トナー画像形成部20の各色のトナー像を形成させる画像データ(画像情報)、その他の画像形成動作に必要なデータが含まれている。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電器22(図2参照)は、各色の像保持体21の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電する。続いて、外部から入力された画像データに基づいて露光装置23は、帯電した各色の像保持体21の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、画像データに対応した静電潜像が夫々の像保持体21の表面に形成される。さらに、各色の現像装置24は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、転写装置30は、各色の像保持体21の表面に形成されたトナー画像を、転写ベルト31に転写する。
そこで、図1に示す収容部50から送出ロール62によってシート部材Pの搬送経路へ送り出され、チェーングリッパ66によって搬送されるシート部材Pは、転写ベルト31と対向ロール36とが接触する二次転写位置NTへ送り出される。二次転写位置NTでは、シート部材Pが転写ベルト31と対向ロール36とに挟持搬送されることで、転写ベルト31の表面のトナー画像は、シート部材Pの表面に転写される。
さらに、定着装置100は、シート部材Pの表面に転写されたトナー画像をシート部材Pに定着し、シート部材Pは、冷却部90へ搬送される。冷却部90は、トナー画像が定着されたシート部材Pを冷却して排出部52へ排出する。
一方、シート部材Pの裏面にトナー画像を形成する場合には、チェーングリッパ66によって搬送されることで定着装置100を通過したシート部材Pが、反転機構80の搬送ロール82へ搬送され、搬送ロール82によって搬送されたシート部材Pは、反転装置84によって表裏が反転される。さらに、搬送ロール86は、表裏が反転したシート部材Pをチェーングリッパ66へ搬送する。チェーングリッパ66は、シート部材Pを搬送する。そして、シート部材Pの裏面にトナー画像を形成するために、前述した工程が再度行われる。
(現像装置24の構成)
次に、本実施形態の冷却装置300を備えた現像装置24について説明する。
現像装置24は、図2及び図3に示されるように、筐体210と、現像ロール240と、掻取ブレード248と、供給オーガ250と、撹拌オーガ260と、汲上ロール270とを備えている。また、筐体210の内部には、トナーT及びキャリアCを含む現像剤Gが収容されている。現像ロール240は、現像手段の一例であり、供給オーガ250及び撹拌オーガ260は、搬送部材の一例である。現像装置24は、供給オーガ250の後述する供給軸250aを冷却する冷却装置300を備えている(図5参照)。
〔筐体210〕
筐体210の上方側の部分には、図3に示されるように、像保持体21側に向かって開口する開口部210aが形成されている。この開口部210aから一部が露出するようにして、装置奥行方向を軸方向として、現像剤Gを像保持体21に渡す現像ロール240が筐体210の内部に収容されている。
さらに、筐体210の下方側の部分には、汲上ロール270を介して現像ロール240に供給される現像剤Gが搬送される供給路212と、現像剤Gが撹拌されながら搬送される撹拌路214とが形成されている。
この供給路212、及び撹拌路214は、装置奥行方向に延びており、現像ロール240に近接する側から、供給路212と撹拌路214とが、この順番で装置幅方向に並んでいる。
具体的には、筐体210には、供給路212及び撹拌路214の装置奥行方向における両端部分を除いて、供給路212と撹拌路214とを仕切る仕切部材216が、装置奥行方向に延びて形成されている。
そして、供給路212は、上方が開放されており、この供給路212には、回転しながら現像剤Gを装置奥行方向の手前側から装置奥行方向の奥側へ搬送する供給オーガ250が、装置奥行方向に延びて配置されている。また、撹拌路214は、上方が開放されており、この撹拌路214には、回転しながら現像剤Gを装置奥行方向の奥側から装置奥行方向の手前側へ搬送する撹拌オーガ260が、装置奥行方向に延びて配置されている。
さらに、図5に示されるように、仕切部材216に対して装置奥行方向の奥側には、供給路212と撹拌路214との間で現像剤Gの移動を可能とする移動路216aが形成されている。また、この仕切部材216に対して装置奥行方向の手前側には、供給路212と撹拌路214との間で現像剤Gの移動を可能とする移動路216bが形成されている。
さらに、図3に示されるように、筐体210において上下方向の中央側の部分で、かつ、供給路212の上方の部分には、供給オーガ250から現像ロール240へ供給される現像剤Gを中継する中継空間220が形成されている。この中継空間220には、装置奥行方向を軸方向とする汲上ロール270が装置奥行方向に延びて配置されている。また、この中継空間220には、汲上ロール270から放出された現像剤Gを現像ロール240へ案内する案内路228が形成されている。なお、案内路228については、詳細を後述する。
さらに、筐体210において撹拌路214の上方の部分には、現像ロール240から掻き落とされた現像剤Gを撹拌路214に回収する回収路222が装置奥行方向に延びて形成されている。この回収路222は、仕切部材216の上端に基端が接続された区画壁218によって、中継空間220と区画されている。
この区画壁218は、仕切部材216の先端から上方へ延び、中間部分で屈曲している。そして、区画壁218の先端は、装置幅方向で、現像ロール240の外周面と対向している。さらに、区画壁218には、汲上ロール270によって搬送される現像剤Gの層厚を規制する層厚規制部材238が、汲上ロール270の後述する現像剤規制極S2側に突出して形成されている。そして、層厚規制部材238の先端238aと、汲上ロール270の外周面との距離は、装置奥行方向で同様とされている。
また、筐体210において現像ロール240の下端と上下方向で対向する部分には、現像ロール240によって搬送される現像剤Gの層厚を規制する規制板224が形成されている。規制板224は、板面が装置幅方向を向く板状で、装置奥行方向に延びている。そして、規制板224の先端224aと、現像ロール240の外周面との距離は、装置奥行方向で同様とされている。
〔現像ロール240〕
現像ロール240は、軸方向を装置奥行方向として装置奥行方向に延びて配置されており、図3に示されるように、筐体210に回転可能に支持された導電性を有する円筒状のスリーブ240aと、筐体210に固定された円柱状の磁石ロール240bとを備えている。スリーブ240aの端部には、ギア(図示省略)が固定されており、駆動部(図示省略)から回転力がギアへ伝達され、このギアを介してスリーブ240aが図中矢印R1方向へ回転するようになっている。
この構成において、現像ロール240は、現像剤G中に含まれたキャリアCを磁力で吸着して搬送する。また、規制板224は、現像ロール240によって搬送される現像剤Gの層厚を規制する。さらに、現像ロール240は、層厚が規制された現像剤Gを像保持体21と対向する位置へ搬送する。そして、像保持体21に形成された静電潜像が、現像ロール240の現像剤Gによってトナー画像として可視化される。
〔掻取ブレード248〕
掻取ブレード248は、板状とされ、装置奥行方向に延びて配置されている。そして、掻取ブレード248の端部は、現像ロール240において回収路222を臨む部分に接触している。
この構成において、掻取ブレード248は、像保持体21に形成された静電潜像に渡されずに現像ロール240に残留した現像剤Gを現像ロール240から掻き取る。そして、掻取ブレード248によって掻き取られた現像剤Gは、回収路222を通って撹拌路214に回収される。
〔供給オーガ250〕
供給オーガ250は、図5に示されるように、供給路212に配置されている。そして、供給オーガ250は、装置奥行方向に延びている供給軸250aと、供給軸250aの周面に形成されている螺旋状の供給羽根250bと、を有している。供給オーガ250の供給羽根250bの回転により、現像剤Gが矢印E1方向に搬送される。供給オーガ250は、現像剤Gの搬送方向(矢印E1方向)における供給軸250aの下流側端部に形成された螺旋状の供給羽根250cを有している。供給羽根250cの間隔は、供給羽根250bの間隔よりも狭い。供給軸250aは、軸部の一例である。
供給軸250aの軸方向の一方の端部は、筐体210の装置奥行方向の一方の端部に設けられた支持部290に軸受け292を介して回転可能に支持されている。支持部290には、供給軸250aの軸受け292よりも中間部側(すなわち、供給路212側)に、軸受け292に現像剤Gが侵入しないようにシールするシール部材294が設けられている。シール部材294は、例えば、供給軸250aの周面に沿って配置された環状のゴム製部材であり、ゴム製部材にオイルが供給されている。軸受け292及びシール部材294は、供給軸250aの軸方向の端部に接触している。軸受け292及びシール部材294は、接触部材の一例である。図5では、供給軸250aの軸方向の一方の端部のみが断面図にて図示されているが、供給軸250aの軸方向の他方の端部も同様の構成である。
図示を省略するが、供給軸250aの軸方向の他方の端部には、駆動源から回転力が伝達されるギア(図示省略)が固定されている。供給オーガ250の供給軸250aを冷却する冷却装置300については、後に説明する。
〔撹拌オーガ260〕
撹拌オーガ260は、図5に示されるように、撹拌路214に配置されている。そして、撹拌オーガ260は、装置奥行方向に延びている撹拌軸260aと、撹拌軸260aの周面に形成されている螺旋状の撹拌羽根260bと、を有している。撹拌オーガ260は、現像剤Gの搬送方向(すなわち、図5中の矢印方向)における撹拌軸260aの下流側端部に形成された螺旋状の撹拌羽根260cを有している。撹拌羽根260cの間隔は、撹拌羽根260bの間隔よりも狭い。
撹拌軸260aの軸方向の一方の端部は、筐体210の装置奥行方向の一方の端部に設けられた支持部291に軸受け(図示省略)を介して回転可能に支持されている。支持部291は、支持部290と一体的に設けられている。撹拌軸260aの軸方向の他方の端部も同様に筐体210の支持部に回転可能に支持されている。撹拌軸260aの軸方向の他方の端部には、駆動源から回転力が伝達されるギア(図示省略)が固定されている。
この構成において、回転する供給オーガ250は、供給路212の現像剤Gを装置奥行方向の手前側から装置奥行方向の奥側(すなわち、矢印E1方向)へ搬送する。さらに、回転する供給オーガ250は、装置奥行方向の奥側に形成された移動路216aを通して現像剤Gを撹拌路214に配置された撹拌オーガ260へ渡す。
回転する撹拌オーガ260は、移動路216aを通して供給オーガ250から渡された現像剤Gを撹拌しながら装置奥行方向の奥側から装置奥行方向の手前側へ搬送する。さらに、回転する撹拌オーガ260は、装置奥行方向の奥側に形成された移動路216bを通して現像剤Gを供給路212に配置された供給オーガ250へ渡す。このようにして、現像剤Gは、供給路212と撹拌路214との間で循環する(図中矢印参照)。
〔汲上ロール270〕
汲上ロール270は、図3に示されるように、供給路212の上方に形成された中継空間220に配置されている。具体的には、汲上ロール270は、装置奥行方向から見て、供給路212に配置された供給オーガ250の上方で、かつ、装置幅方向において現像ロール240を挟んで像保持体21の反対側に配置されている。そして、上下方向において、汲上ロール270の上端は、現像ロール240の下端と比して上方に位置している。さらに、上下方向において、汲上ロール270の軸中心C1は、現像ロール240の下端と比して下方に位置している。
この汲上ロール270は、軸方向を装置奥行方向として装置奥行方向に延びており、筐体210に回転可能に支持された導電性を有する円筒状のスリーブ270aと、筐体210に固定された円柱状の磁石ロール270bとを備えている。
より具体的には、スリーブ270aの端部には、ギア(図示省略)が固定されており、駆動源(図示省略)からの回転力がギアへ伝達され、このギアを介してスリーブ270aが図中矢印R2方向へ回転するようになっている。本実施形態では、矢印R2方向は、回転するスリーブ270aの上方側の部分が現像ロール240に近づく方向である。
磁石ロール270bの内部には、スリーブ270aの周方向に沿って表面側にS極又はN極が形成される5個の磁極が間隔を空けて配置されている。
現像剤Gを供給路212から汲み上げる汲上極S1は、上下方向で供給オーガ250と対向する位置に配置されている。また、スリーブ270aの回転方向に沿って汲上極S1の隣に現像剤Gを搬送する搬送極N1、現像剤Gの層厚を規制する現像剤規制極S2、現像剤Gを搬送する搬送極N2、現像剤Gをスリーブ270aから剥離させる剥離極S3がこの順番で配置されている。なお、汲上極S1、現像剤規制極S2、及び剥離極S3がS極であり、搬送極N1、及び搬送極N2がN極である。
現像剤規制極S2は、汲上ロール270の軸中心C1に対して、装置幅方向で区画壁218側で、かつ、層厚規制部材238と対向して配置されている。また、剥離極S3は軸中心C1に対して、現像ロール240側に配置されている。
この構成において、スリーブ270aが矢印R2方向に回転すると、図3に示されるように、汲上極S1は、供給路212で供給オーガ250によって搬送されている現像剤Gを、磁力によってスリーブ270aに汲み上げる。汲上極S1によって汲み上げられて現像剤Gは、スリーブ270aが矢印R2方向に回転するのに伴い、搬送極N1、現像剤規制極S2、搬送極N2、及び剥離極S3へとこの順番で搬送される。
現像剤Gが現像剤規制極S2を通過する際に、区画壁218に形成された層厚規制部材238が、現像剤Gと接触して現像剤Gの層厚を規制する。さらに、剥離極S3は、層厚が規制された現像剤Gをスリーブ270aから剥離させて放出する。具体的には、汲上ロール270は、現像ロール240に供給される現像剤Gを回転するスリーブ270aの接線方向へ放出する。
〔案内路228〕
案内路228は、図3に示されるように、仕切面230a、底面232a、及び側面232b等によって、筐体210の中継空間220に形成されている。
仕切面230aは、仕切板230に形成されている。仕切板230は、装置奥行方向から見て、汲上ロール270と現像ロール240との間に配置され、現像ロール240の外周面に沿った円弧状とされている。また、仕切板230の下端は、上下方向において現像ロール240の下端の位置に一致するまで延びており、かつ、規制板224の先端224aと装置幅方向で離間している。さらに、仕切板230の上端は、区画壁218の上端まで延びている。そして、仕切板230において、汲上ロール270側を向いた面が、仕切面230aとされている。さらに、仕切板230の下端には、下方を向いた下面230bが形成されている。
この仕切板230が配置されていることで、スリーブ270aの接線方向へ放出された現像剤Gは、仕切板230の仕切面230aに接触して現像ロール240へ直接供給されないようになっている。このように、仕切板230は、スリーブ270aの接線方向へ放出された現像剤Gが現像ロール240へ直接供給されるのを阻止する阻止部材として機能している。
底面232aは、現像ロール240の下方に配置されており、上下方向で現像ロール240と対向して上方を向いている。また、底面232aは、上方から見て装置奥行方向に延びる矩形状とされている。さらに、底面232aは、仕切板230の下面230bと上下方向で離間し、かつ、底面232aにおいて汲上ロール270側の縁部233は、装置幅方向で汲上ロール270と離間している。また、上方から見て、底面232aの一部は、下面230bと重なっている。そして、縁部233と、仕切板230の下面230bとの間は、汲上ロール270の上方側の部分と装置幅方向で対向している。
この底面232aが配置されることで、スリーブ270aの接線方向へ放出された現像剤Gの一部は、底面232aに当たる。そして、底面232aに載った現像剤Gの一部は、一度止まって、上下方向で現像ロール240と対向する。このように、底面232aは、現像剤Gを上下方向で現像ロール240と対向させる対向部材として機能している。
側面232bは、板状の規制板224に形成されている。具体的には、規制板224において汲上ロール270側を向いた面が、側面232bとされており、側面232bは、装置幅方向から見て、装置奥行方向に延びる矩形状とされている。さらに、側面232bの下端は、底面232aにおいて縁部233に対して反対側の縁部と接続されている。
そして、装置奥行方向から見て、底面232aに対して上方で、かつ、側面232bに対して側方の矩形状の領域は、現像ロール240に供給される現像剤Gが通過する通過領域232とされている。通過領域232は、案内路228の一部に設けられている。さらに、通過領域232から現像剤Gは、側面232bの上端と仕切板230の下面230bとの間を通過して現像ロール240に供給される。この側面232bが配置されることで、底面232aに載った現像剤Gが堰き止められ、現像ロール240側へ案内される。このように、側面232bは、底面232aに載った現像剤Gを堰き止める堰止部材として機能している。
この構成において、回転するスリーブ270aの接線方向に放出された現像剤Gは、通過領域232へ流れ込む。通過領域232へ流れ込んだ現像剤Gは、側面232bの上端と仕切板230の下面230bとの間を通過して現像ロール240へ供給される。このようにして、回転するスリーブ270aの接線方向に放出された現像剤Gは、流れ方向を変えて現像ロール240に供給される。
つまり、案内路228は、回転するスリーブ270aの接線方向に放出された現像剤Gを現像ロール240の下方に案内し、現像ロール240の下方に案内された現像剤Gの流れ方向を変えて現像剤Gを現像ロール240の下方側の部分に案内する。このように、現像剤Gの流れ方向を変える変更部材226は、案内路228を含んで形成されている。
〔冷却装置300〕
冷却装置300は、前述のように、供給オーガ250の供給軸250aを冷却する機能を有する。
一般的に、供給オーガは、撹拌オーガと比べて、搬送する現像剤Gの量が多く、熱を持ちやすい。このため、供給オーガの回転により、供給オーガの供給軸に軸受けやシール部材が接触する位置で、供給軸が発熱すると共に軸受けやシール部材が発熱する。これによって、軸受けの劣化が早まり、また供給軸とシール部材との固着が起こる虞がある。
このため、現像装置24では、供給オーガ250の供給軸250aを冷却する冷却装置300を設けている。図5に示されるように、冷却装置300は、供給軸250aの中心部を軸方向に貫通する冷却路の一例としての貫通孔252を備えている。供給軸250aには、貫通孔252の軸方向の一方が開口された開口部254aと、貫通孔252の軸方向の他方が開口された開口部254bとが設けられている。
供給軸250aは、一例として、円筒状部材で構成されている。供給軸250aの半径をrとしたとき、供給軸250aの厚さtは、r/2より小さいことが好ましく、r/3より小さいことがより好ましい。また、供給軸250aは、金属で形成されていることが好ましい。供給軸250aを金属で形成することで、供給軸を樹脂で形成する場合に比べて、供給軸250aが冷却されやすくなる。
冷却装置300は、供給軸250aの軸方向の一方の開口部254aに接続される冷却手段の一例としての送風装置302を備えている。送風装置302は、筒状のケース304と、ケース304の内部に配置されて回転するファン306と、を備えている。ファン306は、ケース304に図示しない支持部により回転可能に支持されている。送風装置302は、ファン306の回転により、供給軸250aの開口部254aから貫通孔252の内部に空気を送る。空気は、冷媒の一例であり、ファン306は、送り出し用ファンの一例である。送風装置302により、供給軸250aの開口部254aから貫通孔252の内部に送られた空気は、供給軸250aの貫通孔252の内部を矢印E2方向に流れて他方の開口部254bから供給軸250aの外部に排出されるようになっている。空気は、現像装置24の外部からファン306の回転により供給軸250aの貫通孔252に導入され、供給軸250aの貫通孔252を通って現像装置24の外部に排出される。
冷却装置300では、供給軸250aの貫通孔252での空気の送り方向(すなわち、矢印E2方向)と、供給オーガ250による現像剤Gの搬送方向(すなわち、矢印E1方向)とが同じ方向とされている。
また、冷却装置300は、空気との熱交換によって、供給軸250aの軸方向の端部の昇温を抑制する手段である。冷却装置300は、供給軸250aの貫通孔252の内部に空気を送ることで、供給軸250aの内面を直接冷却する。また、現像装置24の稼働時に冷却装置300が稼働する構成とされている。また、冷却装置300は、この他にも供給軸250aの端部に間接もしくは直接接触し、供給軸250aの熱を吸熱するもの(例えばヒートシンクなど)であってもよく、供給軸250aに貫通孔252を設けずに空気を供給軸250aの端部に送るものであってもよい。
(本実施形態の作用)
次に、本実施形態の冷却装置300を備えた現像装置24の作用について説明する。
回転する供給オーガ250、撹拌オーガ260は、図5に示されるように、現像剤Gを撹拌しながら搬送する。これにより、現像剤Gは、供給路212と撹拌路214との間を循環する。ここで、供給オーガ250によって搬送される現像剤Gは、装置奥行方向の奥側で折り返して撹拌オーガ260に渡される。
また、図3に示されるように、汲上ロール270は、供給オーガ250によって攪拌されながら搬送される現像剤Gを汲上極S1によってスリーブ270aに汲み上げる。そして、スリーブ270aに汲み上げられた現像剤Gは、スリーブ270aの回転により搬送され、現像剤Gは層厚規制部材238に接触することで、現像剤Gの層厚が規制される。さらに、剥離極S3の位置で、現像剤Gがスリーブ270aから剥離させてスリーブ270aの接線方向に放出される。
その後、現像剤Gの一部は、仕切面230aと接触して流れ方向を強制的に変えられ、通過領域232へ流れ込む。通過領域232へ流れ込んだ現像剤Gは、側面232bによって堰き止められ、底面232aに当たることで、現像剤Gの流れ方向が強制的に変えられ、上方に配置されている現像ロール240側へ案内される。そして、現像ロール240側へ案内された現像剤Gは、現像ロール240の磁石ロール240bの磁力にアシストされて、現像ロール240へ供給される。
現像ロール240に供給された現像剤Gは、回転するスリーブ240aによって搬送され、現像剤Gが規制板224に接触して層厚が規制される。そして、現像ロール240と像保持体21との対向部で、現像剤Gが像保持体21に渡されることで、像保持体21に形成された静電潜像が現像される。また、像保持体21に渡されずにスリーブ240aに残留した現像剤Gは、掻取ブレード248によってスリーブ240aから掻き取られ、回収路222を通って撹拌路214に回収される。
現像装置24には、供給オーガ250の供給軸250aを冷却する冷却装置300が設けられている。冷却装置300には、供給オーガ250の供給軸250aの軸方向の一方の開口部254aに接続される送風装置302が設けられている。送風装置302は、ファン306の回転により、供給軸250aの開口部254aから貫通孔252の内部に空気を送る。貫通孔252の内部に送られた空気は、供給軸250aの貫通孔252の内部を矢印E2方向に流れて他方の開口部254bから供給軸250aの外部に排出される。供給軸250aの貫通孔252に空気が送られることで、供給軸250aが冷却され、供給軸250aの軸方向の端部に接触する軸受け292やシール部材294が冷却される。
このため、冷却装置300では、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、供給オーガ250の供給軸250aの軸方向の軸部と接触する軸受け292やシール部材294などの接触部材の劣化が抑制される。より具体的には、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、軸受け292の劣化や、シール部材294と供給軸250aとの固着などが抑制される。
また、冷却装置300では、供給軸250aに冷却路の一例としての貫通孔252が設けられており、貫通孔252により供給軸250aを冷却する。このため、冷却装置300では、冷却路を設けずに搬送部材の軸部を冷却する構成と比較して、構造が簡単となる。
また、冷却装置300では、供給軸250aに貫通孔252が設けられており、送風装置302により、供給軸250aの貫通孔252を一方の開口部254aから他方の開口部254bに向かって空気を送る。このため、冷却装置300では、供給軸250aの軸方向両側を1つの冷却装置300で冷却することができる。
また、冷却装置300では、供給軸250aは、中心部に貫通孔252を備えた円筒状部材とされている。このため、冷却装置300では、軸部の中心部から外れた位置に冷却路を備えた構成と比較して、供給軸250aの表面側の温度ムラが抑制される。また、冷却装置300では、供給軸250aに貫通孔252の内面が直接冷却される。このため、冷却装置300では、供給軸の貫通孔にパイプを通すものと比較して、供給軸250aの表面側が冷却されやすくなる。
また、冷却装置300では、供給軸250aの貫通孔252での空気の送り方向(矢印E2方向)と、供給オーガ250による現像剤Gの搬送方向(すなわち、矢印E1方向)とが同じ方向とされている。これにより、供給オーガ250の供給軸250aを介して冷却された現像剤Gが供給オーガ250の回転により、供給オーガ250の搬送方向下流側に搬送される。冷却された現像剤Gが搬送されることにより、供給軸250aの一方の開口部254a側と他方の開口部254b側との温度差が小さくなる。このため、冷却装置300では、冷媒の送り方向と搬送部材による現像剤の搬送方向とが逆方向の場合と比較して、供給軸250aの軸方向の冷却効率が向上する。
また、冷却装置300では、冷媒が空気であり、空気を供給軸250aの貫通孔252に送る。このため、冷却装置300では、冷媒が液体である場合と比較して、簡単な構造となる。すなわち、冷却装置300では、冷却路の一方の開口部から液体を送って他方の開口部から液体を排出する構成と比較して、供給軸に液体を導入する導入経路や供給軸から液体を排出する排出経路、液体を送るポンプなどが不要となり、簡単な構造となる。
また、冷却装置300を備えた現像装置24では、現像手段に現像剤を供給する搬送部材以外の搬送部材だけを冷却する場合と比較して、現像装置24の寿命が長くなる。
さらに、現像装置24を備えた画像形成装置10では、搬送部材が発熱したままの場合と比較して、現像装置24を交換する頻度が少なくなる。
〔第2実施形態〕
次に、図6を用いて、第2実施形態の冷却装置を備えた現像装置について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6は、現像装置320に用いられる供給オーガ250付近を示す構成図である。図6に示されるように、現像装置320には、筐体(図示省略)の装置奥行方向の両側に支持部290が設けられている。供給オーガ250の供給軸250aの軸方向両端部は、支持部290に軸受け292を介して回転可能に支持されている。支持部290には、供給軸250aの軸受け292よりも中間部側に軸受け292に現像剤Gが侵入しないようにシールするシール部材294が設けられている。
図6に示されるように、現像装置320は、供給オーガ250の供給軸250aを冷却する冷却装置322を備えている。冷却装置322は、供給軸250aの貫通孔252の一方の開口部254aから空気を送る送風装置302と、供給軸250aの貫通孔252の他方の開口部254bから空気を引っ張る引張装置324と、を備えている。引張装置324は、冷却手段の一例である。
引張装置324は、供給軸250aの軸方向の他方の開口部254bに接続されている。引張装置324は、筒状のケース326と、ケース326の内部に配置されて回転する引張用ファンの一例としてのファン328と、を備えている。ファン328は、ケース326に図示しない支持部により回転可能に支持されている。引張装置324は、ファン328の回転により、供給軸250aの開口部254bから空気を引っ張る構成とされている。
冷却装置322では、送風装置302のケース304の送り方向上流側に配管330が接続されている。また、冷却装置322では、引張装置324のケース326の引張り方向下流側に配管332が接続されている。図示を省略するが、配管332の下流側端部は、配管330の上流側端部に接続されている。これにより、送風装置302により、配管330から供給軸250aの貫通孔252を矢印E1方向に送られた空気は、引張装置324により引っ張られて配管332を通る。そして、空気が配管332から配管330に戻ることで、配管330、供給軸250aの貫通孔252、配管332との間で空気が循環されるようになっている。
冷却装置322は、第1実施形態の冷却装置300と同様の構成による効果に加えて、以下のような効果を有している。
冷却装置322は、供給軸250aの貫通孔252の一方の開口部254aに空気を送る送風装置302を備えると共に、供給軸250aの貫通孔252の他方の開口部254bから空気を引っ張る引張装置324を備えている。このため、冷却装置322は、冷却路の一方のみから空気を送り出す構成と比較して、供給オーガ250の供給軸250aの軸方向の冷却効率が向上する。
〔第3実施形態〕
次に、図7を用いて、第3実施形態の冷却装置を備えた現像装置について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、現像装置340は、搬送部材の一例としての供給オーガ360を備えている。供給オーガ360は、軸部の一例としての供給軸360aと、供給軸360aの周囲に設けられた螺旋状の供給羽根250bと、を備えている。現像装置340は、供給軸360aの軸方向の端部を冷却する冷却装置342を備えている。冷却装置342は、供給軸360aの軸方向の端面から軸方向中間部側に向かって凹状に窪んだ冷却路の一例としての凹部362を備えている。さらに、冷却装置342は、凹部362内に冷媒の一例としての空気を送る送風装置344を備えている。送風装置344は、ケース346と、ケース346の内部に配置されると共に回転により空気を送るファン348と、を備えている。ファン348は、送り出し用ファンの一例である。
送風装置344は、ファン348の回転により、供給軸360aの凹部362に空気を送り込み、凹部362に送り込まれた空気は、凹部362の端面とケース346との隙間(図示省略)から凹部362の外部に排出される。
上記の冷却装置342では、送風装置344により供給軸360aの凹部362に空気を送り込むことで、供給軸360aに接触する軸受け292及びシール部材294が冷却される。
冷却装置342は、第1実施形態の冷却装置300と同様の構成による効果に加えて、以下のような効果を有している。
冷却装置342では、送風装置344により供給軸360aの凹部362に空気を送り込むことで、供給軸360aに接触する軸受け292及びシール部材294付近のみが冷却される。このため、供給軸360aの軸方向の全体を冷却する場合に比べて、供給軸360aの軸方向の端部の冷却効率が向上する。なお、冷却装置342では、供給軸の貫通孔による効果は無い。
なお、第1~第3実施形態では、供給オーガの内部の貫通孔に空気を送る構成であるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、供給オーガに加えて、又は供給オーガに代えて、撹拌オーガなどの搬送部材に本発明の冷却装置を設けてもよい。
また、第1及び第2実施形態では、供給オーガ250による現像剤Gの搬送方向(すなわち、矢印E1方向)と、冷却装置300、322による空気の送り方向(すなわち、矢印E2方向)とが同じ方向であるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、供給オーガによる現像剤Gの搬送方向と、冷却装置による空気の送り方向とが逆方向であってもよい。
また、第2実施形態では、供給オーガ250に接続される配管330、332によって空気を循環させる構成であるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、供給オーガ250の一方の送風装置302によって現像装置24の外部から空気を導入し、供給オーガ250の他方の引張装置324によって現像装置24の外部に空気を排出するものでもよい。
また、第1~第3実施形態では、冷媒として空気を用いたが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、空気に代えて、水などの液体をポンプにより供給オーガの軸部の貫通孔に導入する構成でもよい。また、供給オーガの軸部の貫通孔の一方から水などの液体を流し、供給オーガの軸部の貫通孔の他方から排出された液体を軸部の貫通孔の一方に戻すことで、液体を定められた方向に循環させる構成でもよい。
また、現像装置内の現像剤の量に応じて搬送部材に送り込む空気などの冷媒の量を変更してもよい。例えば現像剤の量が基準値よりも多い場合に、搬送部材に送り込む空気などの冷媒の量が多くなるようにしてもよい。基準値は、例えば画像データに基づいて設定される。
また、第1~第3実施形態において、現像装置を構成する部材や配置は変更が可能である。例えば、汲上ロールを用いない現像装置を用いでもよい。現像装置を構成する部材や配置は変更を変更した場合でも、現像剤を搬送する搬送部材に本発明の冷却装置を適用することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 画像形成装置
21 像保持体
24 現像装置
30 転写装置
240 現像ロール(現像手段の一例)
250 供給オーガ(搬送部材の一例)
250a 供給軸(軸部の一例)
250b 供給羽根(羽根部の一例)
250c 供給羽根(羽根部の一例)
252 貫通孔(冷却路の一例)
254a 開口部(一方の開口部の一例)
254b 開口部(他方の開口部の一例)
260 撹拌オーガ(搬送部材の一例)
292 軸受け(接触部材の一例)
294 シール部材(接触部材の一例)
300 冷却装置
302 送風装置(冷却手段の一例)
306 ファン(送り出し用ファンの一例)
320 現像装置
322 冷却装置
324 引張装置(冷却手段の一例)
328 ファン(引張用ファンの一例)
340 現像装置
342 冷却装置
344 送風装置(冷却手段の一例)
348 ファン(送り出し用ファンの一例)
360 供給オーガ(搬送部材の一例)
360a 供給軸(軸部の一例)
362 凹部(冷却路の一例)
G 現像剤
P シート部材(媒体の一例)

Claims (8)

  1. 回転する軸部の周囲に羽根部を備え、現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記軸部の軸方向の端部に接触する接触部材と、
    前記軸部を冷却する冷却手段と、
    を有し、
    前記冷却手段は、前記軸部の内部に冷媒としての空気を送る冷却路を備え、前記冷却路により前記軸部の軸方向の端部を冷却する構成とされており、
    前記冷却路は、前記軸部の軸方向の端部から軸方向中間部側に向かって前記接触部材との接触範囲まで凹状に窪んだ凹部を備え、
    前記冷却手段は、前記凹部の内部に前記空気を送る送り出し用ファンを備える冷却装置。
  2. 回転する軸部の周囲に羽根部を備え、現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記軸部の軸方向の端部に接触する接触部材と、
    前記軸部を冷却する冷却手段と、
    を有し、
    前記冷却手段は、前記軸部の内部に冷媒としての空気を送る冷却路を備え、前記冷却路により前記軸部を冷却する構成とされており、
    前記冷却路は、前記軸部を貫通し、前記軸部の軸方向両端に開口部を備えた貫通孔であり、
    記冷却手段は、前記冷却路の一方の前記開口部から他方の前記開口部に向かって前記空気を送り、
    前記冷却手段は、一方の前記開口部に前記冷却路へ前記空気を送る送り出し用ファンと、他方の前記開口部に前記冷却路から前記空気を引っ張る引張用ファンと、を備え、
    前記引張用ファンにより引っ張られた前記空気を送る第1配管の下流側端部は、前記送り出し用ファンに前記空気を送る第2配管の上流側端部に接続されており、前記引張用ファンにより引っ張られて前記第1配管を通った前記空気が前記第2配管に戻ることで、前記空気が循環される構成とされている冷却装置。
  3. 前記接触部材は、
    前記軸部の軸方向の両端部に接触する軸受けと、
    前記軸受けに現像剤が侵入しないようにシールするシール部材と、
    を備える請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記軸部は、中心部に前記冷却路を備えた円筒状部材とされている請求項に記載の冷却装置。
  5. 前記搬送部材は現像剤を軸方向に沿って搬送し、
    前記冷媒の送り方向と前記搬送部材による現像剤の搬送方向とが同じ方向とされている請求項又は請求項に記載の冷却装置。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の冷却装置と、
    前記搬送部材で搬送された現像剤が供給され、像保持体の静電潜像を現像する現像手段と、
    を有する現像装置。
  7. 前記搬送部材は複数設けられており、
    前記現像手段に現像剤を供給する前記搬送部材に少なくとも前記冷却手段が設けられている請求項に記載の現像装置。
  8. 静電潜像が形成される像保持体と、
    前記像保持体に形成された静電潜像を現像する請求項又は請求項に記載の現像装置と、
    前記現像装置により前記像保持体に現像されたトナー像を媒体に転写する転写装置と、
    を有する画像形成装置。
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