JP7282241B1 - インシュレータ、及び回転電機の製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007282241000001
【課題】回転電機の製造方法を簡略化できるインシュレータ、及び回転電機の製造方法を得ることを目的とする。
【解決手段】本開示に係る第1インシュレータ10Aは、コアブロック42に配置されるインシュレータ本体11と、インシュレータ本体11から突出している突起部17と、を備え、インシュレータ本体11には、接続部16Aが形成された外周側顎部15が設けられている。また、インシュレータ本体11がコアブロック42に配置された状態では、接続部16Aが載置面50に重なることにより、コアブロック42が外周側顎部15を介して載置面50に載置可能になっている。また、接続部16Aを鉛直方向下向きに向けてインシュレータ本体11が設置された状態では、突起部17は、接続部16Aから下方へ突出している。
【選択図】図9

Description

本開示は、コアブロックに配置されるインシュレータ、及び回転電機の製造方法に関するものである。
従来では、回転電機の固定子において、ワニスの滴下を促すための突起部が絶縁シートに設けられている構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
WO2018/100666A1
特許文献1に示されている従来の回転電機では、絶縁シートからの突起部の除去には、カッターといった除去具を用いた除去工程が必要となり、回転電機の製造工程のさらなる簡略化ができないといった課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、回転電機の製造方法を簡略化できるインシュレータ、及び回転電機の製造方法を得ることを目的とする。
本開示に係るインシュレータは、回転電機のコアブロックに配置されるインシュレータ本体と、インシュレータ本体から突出している突起部と、を備え、インシュレータ本体には、接続部が形成された張り出し部が設けられており、インシュレータ本体がコアブロックに配置された状態では、接続部が載置面に重なることにより、コアブロックが張り出し部を介して載置面に載置可能になっており、接続部を鉛直方向下向きに向けてインシュレータ本体が設置された状態では、突起部は、接続部から下方へ突出している。
本開示に係るインシュレータ、及び回転電機の製造方法によれば、回転電機の製造方法を簡略化できる。
実施の形態1における巻上機を示す断面図である。 図1の巻上機の固定子を示す断面図である。 実施の形態1における一対のインシュレータがコアブロックに配置された状態を示す側面図である。 図3の第1インシュレータの第1の端面を示す概略図である。 図3の第1インシュレータがコアブロックに配置された状態を示す斜視図である。 図5のA部を示す拡大図である。 図1の第1インシュレータを軸線方向からみた状態を示す概略図である。 図1の固定子を製造するときの手順を示すフローチャートである。 図8の除去工程における1つの固定子ユニットの状態を示す側面図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における巻上機30を示す断面図である。図2は、図1の巻上機30の固定子40を示す断面図である。図3は、実施の形態1における一対のインシュレータ10がコアブロック42に配置された状態を示す側面図である。
図1は、巻上機30の回転軸線Lに沿った断面を示している。図2は、図1の巻上機30の固定子40を示す断面図である。図3は、コアブロック42の軸線が図中の上下方向に沿うようにコアブロック42が配置された状態を示している。図3は、固定子ユニット41の製造過程の状態を示している。
巻上機30は、図示しないエレベータかご及び図示しない釣合おもりを上下方向へ移動させる動力を発生する。巻上機30は、綱車31と、ハウジング32と、モータ33と、カバー36とを備えている。モータ33は、回転軸線L回りに回転をする。綱車31は、モータ33の駆動力によって回転する。
綱車31の形状は、円柱形状である。綱車31は、軸線を有している。綱車31は、モータ33に支持されている。
ハウジング32の形状は、中空円柱形である。ハウジング32の一端には、開口部32aが形成されている。ハウジング32の内部には、中心軸32bが設けられている。中心軸32bの軸線と回転軸線Lとは、同一直線上に存在している。
モータ33は、回転子34と、一対の軸受35と、固定子40とを有している。モータ33は、軸線を有している。
回転子34の形状は、円盤形状である。回転子34は、軸線を有している。回転子34の中心には、軸線に沿って貫通孔34aが形成されている。回転子34の外周面34bには、複数の磁石34cが設置されている。
一対の軸受35のそれぞれは、中心軸32bに嵌められている。回転子34の貫通孔34aには、一対の軸受35が嵌められた中心軸32bが挿入されている。回転子34は、一対の軸受35を介して中心軸32bに支持されている。これによって、回転子34は軸線を中心にハウジング32に対して回転可能に支持されている。
固定子40の形状は、環状の形状である。固定子40は、軸線を有している。固定子40は、固定子40の軸線と回転軸線Lとが同一直線上に存在するように、ハウジング32に固定されている。
カバー36は、円盤形状の板材である。カバー36の中心部には、カバー貫通孔36aが形成されている。回転子34と、一対の軸受35と、固定子40とがハウジング32内に収容された状態で、カバー36は、開口部32aに配置される。
回転子34に支持された綱車31は、カバー貫通孔36aを通って、ハウジング32の内部から外部へ突出している。
固定子40は、環状に配列された複数の固定子ユニット41を有している。固定子40は、硬化したワニス46で覆われている。ワニス46については、後に説明する。
各固定子ユニット41は、コアブロック42と、第1インシュレータ10A及び第2インシュレータ10Bとである一対のインシュレータ10と、巻線45と、を有している。各固定子ユニット41を環状に配列したときに、固定子40の軸線と同一直線上の直線を各固定子ユニット41の軸線、及び各コアブロック42の軸線とする。
コアブロック42は、コアブロック42の軸線上の点を中心とした円弧に沿った面である外周面を有するコアバック部42aと、コアバック部42aからコアブロック42の軸線に向かって突出するティース部42bと、を有している。
コアバック部42aの外周面からコアブロック42の軸線に向かう方向をコアブロック42の径方向とする。コアブロック42の径方向と、固定子40の径方向とは、一致している。
コアブロック42は、鋼板から打ち抜かれた複数の板部材が積層されて構成されている。コアブロック42の複数の板部材が積層された方向は、コアブロック42の軸線方向と等しい。
コアブロック42の軸線方向の両端部のそれぞれには、インシュレータ10が配置されている。コアブロック42の軸線方向の一方の端部には、第1インシュレータ10Aが配置され、コアブロック42の軸線方向の他方の端部には、第2インシュレータ10Bが配置されている。
一対のインシュレータ10のそれぞれがコアブロック42に配置された状態で、巻線45は、一対のインシュレータ10及びコアブロック42を巻回して配置されている。巻線45は、ティース部42bに対応する位置に巻回されてコイル45Cを形成している。
第1インシュレータ10Aの接続部16Aは、ワニス46に覆われておらず、露出している。接続部16Aについては、後に説明する。
第2インシュレータ10Bは、長尺の部材であるインシュレータ本体11を備えている。インシュレータ本体11の長手方向の一方の端部には、軸側顎部14が設けられている。インシュレータ本体11の長手方向の他方の端部には、張り出し部である外周側顎部15が設けられている。
第2インシュレータ10Bには、コアブロック42に接するコア接面12が形成されている。第2インシュレータ10Bは、インシュレータ本体11の長手方向がティース部42bに沿い、かつコアブロック42の径方向に沿うように配置されている。図3では、コア接面12は、実線と破線とで示されている。
第2インシュレータ10Bがコアブロック42に配置された状態では、軸側顎部14及び外周側顎部15は、コアブロック42の径方向に直交する方向へ突出している。第2インシュレータ10Bは、軸側顎部14がコアブロック42の径方向の軸側に配置され、外周側顎部15がコアブロック42の径方向の外周側に配置されるように配置されている。
インシュレータ本体11には、コア接面12から法線方向に突出する一対の壁12aが形成されている。一対の壁12aは、コア接面12の一対の長辺に沿って、かつティース部42bに対応する位置に形成されている。コアブロック42に第2インシュレータ10Bが設置された状態では、一対の壁12aは、ティース部42bの側面を覆う。
第2インシュレータ10Bは、樹脂にて構成されている。インシュレータ本体11は、周知である成形型を用いた樹脂成形方法によって形成されている。
次に、第1インシュレータ10Aについて説明をする。図4は、図3の第1インシュレータ10Aの第1の端面11aを示す概略図である。図5は、図3の第1インシュレータ10Aがコアブロック42に配置された状態を示す斜視図である。図6は、図5のA部を示す拡大図である。
図4から図6は、固定子40の製造過程での第1インシュレータ10Aを示している。図4から図6は、コアブロック42の軸線が図中の上下方向に沿うようにコアブロック42が配置された状態を示している。第1インシュレータ10Aについて、図3から図6に沿って説明する。
第1インシュレータ10Aは、突起部17を備える構成と、外周側顎部15の側面に誘導溝18が形成されている構成と、を有する点で第2インシュレータ10Bと相違する。その余の構成については、第1インシュレータ10Aと第2インシュレータ10Bとは同一であるため、説明を省略する。
第1インシュレータ10Aは、第1インシュレータ10Aの外周側顎部15に設けられた突起部17をさらに有している。外周側顎部15には、コア接面12の反対側を向いている着座面16が設けられている。
インシュレータ本体11の外周側顎部15が設けられている端面には、コアブロック42の径方向の外側を向いた第1の端面11aが設けられている。第1の端面11aには、外周側顎部15の端面が含まれている。
突起部17は、着座面16から着座面16と第1の端面11aとの縁にかけて設けられている。突起部17が外周側顎部15に設けられている箇所を接続部16Aとすると、接続部16Aは、着座面16の一部である。
インシュレータ本体11が外周側顎部15を鉛直方向下向きに突出するように設置された状態、即ち、着座面16を鉛直方向下方に向けて配置された状態では、突起部17は、着座面16の縁から、着座面16の外側に向かって斜め下方に突出している。突起部17は、接続部16Aから下方へ突出している。
即ち、第1インシュレータ10Aの突起部17を除いた部分において、着座面16がコア接面12からみて最も突出している部分である。
突起部17の形状は、円柱状であって一方の端部が先端先細りの形状である。突起部17は、先端先細りの形状の部分である突起第1部17aと、円柱形状の部分である突起第2部17bと、を有している。突起第1部17aの先端は、接続部16Aに接続されている。突起第2部17bは、突起第1部17aを介してインシュレータ本体11に繋がっている。
突起第1部17aの断面積は、突起第2部17bの断面積よりも小さくなっている。突起第1部17aの断面積は、突起第2部17bから接続部16Aに接続されている先端の部分へ向かうに連れて小さくなっている。
第1インシュレータ10Aは、樹脂から構成される樹脂成形品である。樹脂成形品である第1インシュレータ10Aは、成形型を用いて樹脂成形品を製造する周知の射出成形方法にて成形される。
成形型を用いて成形された樹脂成形品には、成形型への樹脂材料の投入口である湯口の部分に相当する位置にゲート、及びランナーが形成される。本実施の形態では、突起部17としてゲート、及びランナーを利用できるように、成形型を設計する。
即ち、突起第1部17aとして、射出成形時の湯口部分に形成されるゲートを用いる。突起第2部17bとして、射出成形時の湯口部分に形成されるランナーを用いる。
第1の端面11aには、1つの誘導溝18が形成されている。誘導溝18は、コア接面12から接続部16Aに向かって形成されている。誘導溝18は、コア接面12に繋がっている。
誘導溝18のコア接面12に繋がっている部分は、幅広部18aである。誘導溝18の接続部16Aに最も近づいている部分は、幅狭部18bである。第1の端面11aの法線方向からみたときに、幅広部18aのコア接面12と平行な方向の距離は、幅広部18a以外の他の誘導溝18のコア接面12と平行な方向の距離と較べて最も長い。
第1の端面11aの法線方向からみたときに、幅狭部18bのコア接面12と平行な方向の距離は、幅狭部18b以外の他の誘導溝18のコア接面12と平行な方向の距離と較べて最も短い。即ち、誘導溝18の幅は、コア接面12から突起部17に向かって狭くなっている。
本実施の形態では、図3に示されるように、コアブロック42に対して図中上側に第2インシュレータ10Bが設置されており、図中下側に第1インシュレータ10Aが配置されている。
図7は、図1の第1インシュレータ10Aを軸線方向からみた状態を示す概略図である。図7では、1つの固定子ユニット41において、巻線45を省いた状態が示されている。固定子40に用いられている第1インシュレータ10Aの突起部17は、固定子40の製造過程で突起部17を覆っている硬化したワニス46とともに除去されている。そのため、固定子40においては、接続部16Aが硬化したワニス46から露出している。
次に、回転電機の製造方法について説明をする。本実施の形態の回転電機の製造方法は、以下に説明する固定子40の製造方法を備える。図8は、図1の固定子40を製造するときの手順を示すフローチャートである。図9は、図8の除去工程における1つの固定子ユニット41の状態を示す側面図である。
図9では、コイル45C及びワニス46を省略している。以下に、図8に基づいて、固定子40の製造方法を説明する。以下に説明する固定子40の製造方法以外の回転電機の製造方法は、従来周知の製造方法を採用するため説明を省略する。
<準備工程>
ステップS01では、準備工程が実施される。準備工程では、固定子40の製造に必要な部品を準備する工程である。作業者は、複数の固定子ユニット41を製造するために、複数のコアブロック42、複数の対のインシュレータ10、及び複数の巻線45を準備する。さらに作業者は、固定子40を覆うためのワニス46を準備する。
複数の対のインシュレータ10として、複数の第2インシュレータ10Bと複数の第1インシュレータ10Aとを準備する。その後、製造工程は、ステップS02に進む。
<ユニット組立工程>
ステップS02では、ユニット組立工程が実施される。ユニット組立工程は、準備工程で準備された部品を組み立て複数の固定子ユニット41を製造する工程である。作業者は、各コアブロック42の軸線方向の一方の端部に第1インシュレータ10Aを配置し、他方の端部に第2インシュレータ10Bを配置する。
次いで作業者は、ティース部42bと一対のインシュレータ10とを同時に巻線45で巻回し、コイル45Cを形成する。この時、巻線45は、軸側顎部14と外周側顎部15との間に巻回される。
ステップS02のユニット組立工程では、各コアブロック42の設定された軸線方向の一方の端部にのみ第1インシュレータ10Aを配置する。各コアブロック42の設定された軸線方向の一方の端部は、全てのコアブロック42において軸線方向の同一の側にある端部である。即ち、第1インシュレータ10Aの全ては、各コアブロック42の軸線方向における同一の側の端部にのみ設置されている。その後、製造工程は、ステップS03に進む。
<配置工程>
ステップS03では、配置工程が実施される。ユニット組立工程で作成された複数の固定子ユニット41を環状に配置する。作業者は、各固定子ユニット41を環状に配置する。その後、製造工程は、ステップS04に進む。
<ワニス硬化工程>
ステップS04では、ワニス硬化工程が実施される。ワニス硬化工程は、環状に配置された複数の固定子ユニット41にワニス46を含浸させ、さらにワニス46を硬化させる工程である。作業者は、加熱されて流動性を有したワニス46を環状に配置された複数の固定子ユニット41に含浸させる。その後、ワニス46は、冷却され硬化する。
作業者は、加熱されて流動性を有したワニス46を含浸させた環状に配置された複数の固定子ユニット41を保持し、ワニス46の硬化を待つ。この時、作業者は、環状に配置された複数の固定子ユニット41を保持するために保持台といった保持具を用いてもよい。
複数の固定子ユニット41は、各突起部17が突出している端面が下向きになる姿勢が維持されるように保持される。即ち、複数の固定子ユニット41の姿勢を各突起部17が下方に向く姿勢となるように維持して保持される。
加熱されたことで流動性を有しているワニス46は、上部に位置している第2インシュレータ10Bからコアブロック42及びコイル45Cを伝い、下部に位置している第1インシュレータ10Aに流れる。ワニス46は、誘導溝18に沿って流れ、接続部16Aを通り突起部17に向かって流れる。
加熱されたワニス46には、ある程度の粘性を有しており、突起部17からつららのように滴下する。時間の経過とともにワニス46は、冷却され、硬化する。各突起部17が突出している端面が下向きになる複数の固定子ユニット41の姿勢は、ワニス46が硬化するまで維持される。その後、製造工程は、ステップS05に進む。
<除去工程>
ステップS05では、除去工程が実施される。除去工程は、各突起部17を除去する工程である。作業者は、硬化したワニス46で覆われた複数の固定子ユニット41を各突起部17が下方に向くようにして載置面50に載置する。載置面50としては、載置台の上面、または載置台の上面に置かれたパレットの上面といった面である。
各コアブロック42にインシュレータ本体11が配置された状態で接続部16Aを含む着座面16が載置面50に重なる。これにより、各コアブロック42、即ち環状に配列された複数の固定子ユニット41が各外周側顎部15を介して載置面50に載置される。即ち、インシュレータ本体11がコアブロック42に配置された状態では、接続部16Aが載置面50に重なることにより、コアブロック42が外周側顎部15を介して載置面50に載置可能になっている。
複数の固定子ユニット41の着座面16と載置面50とが重なる際の複数の固定子ユニット41の重みと載置時の衝撃とによって、各突起部17は、接続部16Aと突起第1部17aとの間で折れて、破断する。これによって、各突起部17は、複数の固定子ユニット41から除去される。これによって、固定子40が完成する。
作業者は、上記に説明した固定子40の製造方法を含めて、回転電機を製造する。
実施の形態1によるインシュレータによれば、コアブロック42に配置されるインシュレータ本体11と、インシュレータ本体11から突出している突起部17と、を備えている。また、インシュレータ本体11には、接続部16Aが形成された外周側顎部15が設けられている。また、インシュレータ本体11がコアブロック42に配置された状態では、接続部16Aが載置面50に重なることにより、コアブロック42が外周側顎部15を介して載置面50に載置可能になっている。また、接続部16Aを鉛直方向下向きに向けてインシュレータ本体11が設置された状態では、突起部17は、接続部16Aから下方へ突出している。これにより、硬化されたワニス46で覆われた固定子40を突起部17が下方になるように載置することで、接続部16Aと突起部17との間が折れて、破断する。従って、固定子40から各突起部17を容易に除去することができる。よって、回転電機の製造方法を簡略化できる。
実施の形態1による突起部17は、突起第1部17aと、突起第2部17bとを有している。また、突起第2部17bは、突起第1部17aを介してインシュレータ本体11に繋がっている。また、突起第1部17aの断面積は、突起第2部17bの断面積よりも小さくなっている。これにより、突起部17は、断面積の小さい突起第1部17aで折れる。従って、突起部17を小さい力で除去することができる。よって、除去工程に要する時間を短縮化すえることができ、回転電機の製造方法を簡略化できる。また、除去工程時においてインシュレータ本体11にかかる力を低減することができる。従って、インシュレータ本体11の着座面16部分の必要強度が緩和されることで、着座面16を含む部分を薄肉化することができる。よって、インシュレータ本体11を小型化することができる。また、これにより、突起部17は、断面積の小さい突起第1部17aで折れる。従って、インシュレータ本体11により近い位置から突起部17を除去することができる。よって、突起部17を除去した後に接続部16Aに残る突起部17の一部を小さくすることができる。これにより、より簡単に、かつきれいに突起部17を除去することができる。
実施の形態1による突起第1部17aの断面積は、突起第2部17bからインシュレータ本体11に向かって小さくなっている。これにより、接続部16Aに接続されている突起部17の部分の断面積が最小となっている。従って、突起部17を除去する際には、最小の断面積である接続部16Aに接続されている突起部17の部分で破断する。よって、突起部17を除去した後に接続部16Aに残る突起部17の一部をより小さくすることができる。これにより、さらにより簡単に、かつきれいに突起部17を除去することができる。
実施の形態1による外周側顎部15には、着座面16が設けられており、接続部16Aは、着座面16の縁に設けられている。また、インシュレータ本体11が着座面16を下方に向けて配置された状態では、突起部17は、縁から、着座面16の外側に向かって斜め下方に突出している。これにより、突起部17の突出する方向を調節するだけで、除去工程において突起部17を容易に除去することができる。従って、突起部17の除去工程を簡略化することができ、回転電機の製造工程を簡略化することができる。また、これにより、除去された突起部17は、固定子40の外側に向かって外れる。従って、突起部17が確実に除去されたか否かの確認が容易にできる。よって、突起部17の除去工程を簡略化することができ、回転電機の製造工程を簡略化することができる。
実施の形態1によるインシュレータ本体11及び突起部17は、樹脂成形品であり、突起部17は、樹脂成形時に形成されるゲートを含む。これにより、突起部17の作成に必要な樹脂を削減することができる。従って、第1インシュレータ10Aの材料費を低減することができる。また、これにより、第1インシュレータ10Aの成形では、ゲート及びランナーの除去が不要となる。これにより、第1インシュレータ10Aの製造工程を簡略化することができる。また、突起部17を含む成形型を設計製造する必要がない。これにより、第1インシュレータ10Aの設計製造コストを下げることができる。また、第1インシュレータ10Aと第2インシュレータ10Bとを1つの成形型で製造することができる。必要に応じて、突起部17に相当するゲート及びランナーを除去するか否かを選択することができる。従って、第1インシュレータ10Aと第2インシュレータ10Bとの設計製造コストを下げることができる。
実施の形態1によるインシュレータ本体11には、コアブロック42に重なるコア接面12が形成されている。また、コア接面12から突起部17に向かう誘導溝18が設けられている。これにより、ワニス46の流れを突起部17の一点に集めることができる。従って、突起部17を複数設ける必要がなくなり、第1インシュレータ10Aの樹脂材料の使用料の低減を含めた第1インシュレータ10Aの製造コストを低減できる。また、これにより、流動性を有するワニス46は、誘導溝18に集まり、突起部17に向かって流れる。従って、不要なワニス46の滴下を促すことができる。
実施の形態1による誘導溝18の幅は、コア接面12から突起部17に向かって狭くなっている。これにより、流動性を有するワニス46は、一層誘導溝18に集まり、突起部17に向かって流れる。従って、不要なワニス46の滴下を一層促すことができる。
実施の形態1によるインシュレータ本体11には、複数の誘導溝18が形成されている。これにより、流動性を有するワニス46は、より一層誘導溝18に集まり、突起部17に向かって流れる。従って、不要なワニス46の滴下をより一層促すことができる。
実施の形態1による回転電機の製造方法によれば、ワニス硬化工程では、複数の固定子ユニット41の姿勢を各突起部17が下方に向く姿勢となるように維持して保持される。これにより、下方に配置された第1インシュレータ10Aの突起部17に向かって、流動性を有するワニス46が流れる。従って、不要なワニス46の滴下を促すことができる。従って、回転電機の製造方法を簡略化できる。
実施の形態1による回転電機の製造方法によれば、除去工程では、複数の固定子ユニット41が各突起部17を下方に向けるようにして載置面50に載置されることで、各突起部17が折れて各インシュレータ本体11から除去される。これにより、環状に配列された複数の固定子ユニット41を載置面50に載置するだけで、突起部17を各インシュレータ本体11から除去することができる。従って、回転電機の製造方法を簡略化できる。
なお、実施の形態1の第1インシュレータ10Aでは、着座面16の一部に接続部16Aが設けられている。しかし、これに限られたものではない。例えば、外周側顎部15には、着座面16が設けられていなくてもよい。この場合、例えば、外周側顎部15には、接続部16Aを頂点とした突出部分が設けられていてもよい。突起部17を除いた第1インシュレータ10Aの部分において、突出部分の頂点である接続部16Aがコア接面12からみて最も突出した部分であってもよい。即ち、インシュレータ本体11がコアブロック42に配置された状態では、突出部分の頂点である接続部16Aが載置面50に重なることにより、コアブロック42が外周側顎部15を介して載置面50に載置可能になっていてもよい。
また、実施の形態1のインシュレータ10では、一対の壁12aが設けられている。しかし、これに限られたものではない。例えば、一対の壁12aがなくてもよい。さらに、コア接面12の一部に係止部分を設けてもよい。コア接面12の一部に設けられた係止部分と、コアブロック42の一部に設けられた係止部分とが互いに係止されることで、コアブロック42にインシュレータ10が固定されてもよい。
また、実施の形態1の第1インシュレータ10Aでは、外周側顎部15のみに突起部17が接続されている。しかし、これに限られたものではない。例えば、軸側顎部14に、突起部17が接続されていてもよい。この場合、第1の端面11aに形成された誘導溝18の構成を、軸側顎部14に設けられた端面に備えてもよい。さらに、軸側顎部14と外周側顎部15とのそれぞれに、突起部17が接続されていてもよい。この場合、第1の端面11aに形成された誘導溝18の構成を、軸側顎部14に設けられた端面にも備えてもよい。また、この時、コア接面12からみて、軸側顎部14と外周側顎部15とに設けられている一対の接続部16Aのそれぞれを含む平面の内側にインシュレータ本体11が存在すればよい。即ち、インシュレータ本体11がコアブロック42に配置された状態では、一対の接続部16Aのそれぞれが載置面50に重なることにより、コアブロック42が外周側顎部15を介して載置面50に載置可能になっていてもよい。
また、実施の形態1のコアブロック42は、複数の板部材を積層して構成されている。しかし、これに限られたものではない。例えば、コアブロック42が1つのブロック部材で構成されてもよい。また、コアブロック42が複数のブロック部材で構成されてもよい。
また、実施の形態1の固定子40は、各コアブロック42から構成される複数の固定子ユニット41を環状に配置して構成されている。しかし、これに限られたものではない。例えば、固定子40に単一の環状のコアブロックを用いてもよい。この場合、環状のコアブロックは、外周部分を構成する環状のコアバック部と、コアバック部から径方向に沿って軸線に向かって突出する複数のティース部を有している。この時、一つのティース部と、その一つのティース部に対応する一部のコアバック部とを一つのコアブロック42と定義してもよい。これにより、単一の環状のコアブロックは、複数のコアブロック42を有していと定義してもよい。さらに、この場合、一つの固定子ユニット41は、一つのコアブロック42と、一つのコアブロック42に配置されたインシュレータ10と、一つのコアブロック42に配置されたコイル45Cとを有している。即ち、固定子40は、複数の固定子ユニット41を有していると定義してもよい。
また、実施の形態1の固定子40は、各コアブロック42から構成される複数の固定子ユニット41を環状に配置して構成されている。しかし、これに限られたものではない。例えば、各コアブロック同士が連結されて一列に配列されている部材を用いてもよい。この場合、各コアブロック42は、互いのコアバック部42aの端部で連結されている。各コアブロック42は、一対のインシュレータ10と、コイル45Cとが配置された後に、コアバック部42aの端部の連結している部分が曲げられ、環状に配置される。複数のコアブロック42を環状に配列することで、環状に配列された複数の固定子ユニット41が完成する。
また、実施の形態1の第1インシュレータ10Aは、巻上機30に用いるモータ33に使用されている。しかし、これに限られたものではない。第1インシュレータ10Aは、巻上機30以外の用途に用いられるモータ、または回転電機に使用してもよい。
また、実施の形態1の突起部17は、着座面16から着座面16と第1の端面11aとの縁にかけて設けられている。しかし、これに限られたものではない。例えば、突起部17が着座面16の縁ではない部分に設けられていてもよい。または、着座面16と第1の端面11aとの縁に設けられていてもよい。除去工程において、突起部17が除去されるのであれば、突起部17を適宜な位置に設けてもよい。
また、実施の形態1では、インシュレータ本体11が着座面16を下方に向けて配置された状態では、突起部17は、着座面16の縁から、着座面16の外側に向かって斜め下方に突出している。しかし、これに限られたものではない。例えば、突起部17が着座面16の内側に向かって斜め下方に突出していてもよい。除去工程において、突起部17が除去されるのであれば、突起部17を適宜な方向に突出させて設けてもよい。
また、実施の形態1の突起部17の形状は、円柱状であって一方の端部が先端先細りの形状である。しかし、これに限られたものではない。突起部17の形状には、突起部17に集まった流動性を有するワニス46の滴下が滞りなく実施されるのであれば、適宜の形状を設定することができる。
また、実施の形態1の突起部17の断面積は、突起第1部17aの断面積が突起第2部17bの断面積よりも小さくなっており、突起第1部17aの断面積が突起第2部17bから接続部16Aに接続されている先端の部分へ向かうに連れて小さくなっている。しかし、これに限られたものではない。突起部17の断面積は、除去工程において突起部17が破断するような断面積であればよい。
また、実施の形態1の第1インシュレータ10Aは、射出成形方法により整形されている。しかし、これに限ったものではない。第1インシュレータ10Aは、周知である適宜な製造方法で製造してもよい。
また、実施の形態1の突起部17は、成形型の湯口部分に相当する位置に整形されるゲート、及びランナーである。しかし、これに限ったものではない。例えば、突起部17とする部品を成形してもよい。また、例えば、突起部17とする部品を、インシュレータ本体11とは別体として成形し、ワニス硬化工程の前にインシュレータ本体11に突起部17を接続してもよい。これにより、第1インシュレータ10Aと第2インシュレータ10Bとにおいて、インシュレータ本体11を形成するための形成型を共通にすることができる。従って、成形型を製造するコストを削減することができる。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
回転電機のコアブロックに配置されるインシュレータ本体と、
前記インシュレータ本体から突出している突起部と、
を備え、
前記インシュレータ本体には、接続部が形成された張り出し部が設けられており、
前記インシュレータ本体が前記コアブロックに配置された状態では、前記接続部が載置面に重なることにより、前記コアブロックが前記張り出し部を介して前記載置面に載置可能になっており、
前記接続部を鉛直方向下向きに向けて前記インシュレータ本体が設置された状態では、前記突起部は、前記接続部から下方へ突出している、
インシュレータ。
(付記2)
前記突起部は、突起第1部と、突起第2部とを有しており、
前記突起第2部は、前記突起第1部を介して前記インシュレータ本体に繋がっており、
前記突起第1部の断面積は、前記突起第2部の断面積よりも小さくなっている、
付記1に記載のインシュレータ。
(付記3)
前記突起第1部の断面積は、前記突起第2部から前記インシュレータ本体に向かって小さくなっている、
付記2に記載のインシュレータ。
(付記4)
前記張り出し部には、着座面が設けられており、
前記接続部は、前記着座面の縁に設けられており、
前記インシュレータ本体が前記着座面を下方に向けて配置された状態では、前記突起部は、前記縁から、前記着座面の外側に向かって斜め下方に突出している、
付記1から付記3のいずれか一項に記載のインシュレータ。
(付記5)
前記インシュレータ本体及び前記突起部は、樹脂成形品であり、前記突起部は、樹脂成形時に形成されるゲートを含む、
付記1から付記4のいずれか一項に記載のインシュレータ。
(付記6)
前記インシュレータ本体には、前記コアブロックに重なるコア接面が形成されており、
前記インシュレータ本体には、前記コア接面から前記突起部に向かう誘導溝が設けられている、
付記1から付記5のいずれか一項に記載のインシュレータ。
(付記7)
前記誘導溝の幅は、前記コア接面から前記突起部に向かって狭くなっている、
付記6に記載のインシュレータ。
(付記8)
前記インシュレータ本体には、複数の前記誘導溝が形成されている、
付記6または付記7に記載のインシュレータ。
(付記9)
付記1から付記8のいずれか一項に記載されたインシュレータの前記インシュレータ本体を前記コアブロックに配置し、前記インシュレータ本体を介してコイルを前記コアブロックに配置することにより、前記コアブロック、前記インシュレータ、及び前記コアブロックを含む複数の固定子ユニットを作製するユニット組立工程と、
ユニット組立工程の後、前記複数の固定子ユニットにワニスを含浸させ、硬化させるワニス硬化工程と、
前記ワニス硬化工程の後、前記突起部を前記インシュレータ本体から除去する除去工程と、
を備えており、
前記ワニス硬化工程では、前記複数の固定子ユニットの姿勢を各前記突起部が下方に向く姿勢となるように維持して保持され、
前記除去工程では、前記複数の固定子ユニットが各前記突起部を下方に向けるようにして前記載置面に載置されることで、各前記突起部が折れて各前記インシュレータ本体から除去される、
回転電機の製造方法。
10 インシュレータ、10A 第1インシュレータ、10B 第2インシュレータ、11 インシュレータ本体、11a 第1の端面、12 コア接面、12a 壁、14 軸側顎部、15 外周側顎部、16 着座面、16A 接続部、17 突起部、17a 突起第1部、17b 突起第2部、18 誘導溝、18a 幅広部、18b 幅狭部、30 巻上機、31 綱車、32 ハウジング、32a 開口部、32b 中心軸、33 モータ、34 回転子、34a 貫通孔、34b 外周面、34c 磁石、35 軸受、36 カバー、36a カバー貫通孔、40 固定子、41 固定子ユニット、42 コアブロック、42a コアバック部、42b ティース部、45 巻線、45C コイル、46 ワニス、50 載置面、L 回転軸線。

Claims (10)

  1. 回転電機のコアブロックに配置されるインシュレータ本体と、
    前記インシュレータ本体から突出している突起部と、
    を備え、
    前記インシュレータ本体には、接続部が形成された張り出し部が設けられており、
    前記インシュレータ本体が前記コアブロックに配置された状態では、前記接続部が載置面に重なることにより、前記コアブロックが前記張り出し部を介して前記載置面に載置可能になっており、
    前記接続部を鉛直方向下向きに向けて前記インシュレータ本体が設置された状態では、前記突起部は、前記接続部から下方へ突出しており、
    前記インシュレータ本体には、前記コアブロックに重なるコア接面が形成されており、
    前記接続部は、前記インシュレータ本体において、前記コア接面からみて最も突出している部分である、
    インシュレータ。
  2. 回転電機のコアブロックに配置されるインシュレータ本体と、
    前記インシュレータ本体から突出している突起部と、
    を備え、
    前記インシュレータ本体には、接続部が形成された張り出し部が設けられており、
    前記インシュレータ本体が前記コアブロックに配置された状態では、前記接続部が載置面に重なることにより、前記コアブロックが前記張り出し部を介して前記載置面に載置可能になっており、
    前記接続部を鉛直方向下向きに向けて前記インシュレータ本体が設置された状態では、前記突起部は、前記接続部から下方へ突出しており、
    前記突起部は、突起第1部と、突起第2部とを有しており、
    前記突起第2部は、前記突起第1部を介して前記インシュレータ本体に繋がっており、
    前記突起第1部の断面積は、前記突起第2部の断面積よりも小さくなっている
    ンシュレータ。
  3. 回転電機のコアブロックに配置されるインシュレータ本体と、
    前記インシュレータ本体から突出している突起部と、
    を備え、
    前記インシュレータ本体には、接続部が形成された張り出し部が設けられており、
    前記インシュレータ本体が前記コアブロックに配置された状態では、前記接続部が載置面に重なることにより、前記コアブロックが前記張り出し部を介して前記載置面に載置可能になっており、
    前記接続部を鉛直方向下向きに向けて前記インシュレータ本体が設置された状態では、前記突起部は、前記接続部から下方へ突出しており、
    前記インシュレータ本体には、前記コアブロックに重なるコア接面が形成されており、
    前記インシュレータ本体には、前記コア接面から前記突起部に向かう誘導溝が設けられている
    ンシュレータ。
  4. 前記突起第1部の断面積は、前記突起第2部から前記インシュレータ本体に向かって小さくなっている、
    請求項に記載のインシュレータ。
  5. 前記張り出し部には、着座面が設けられており、
    前記接続部は、前記着座面の縁に設けられており、
    前記インシュレータ本体が前記着座面を下方に向けて配置された状態では、前記突起部は、前記縁から、前記着座面の外側に向かって斜め下方に突出している、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインシュレータ。
  6. 前記インシュレータ本体及び前記突起部は、樹脂成形品であり、前記突起部は、樹脂成形時に形成されるゲートを含む、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインシュレータ。
  7. 前記誘導溝の幅は、前記コア接面から前記突起部に向かって狭くなっている、
    請求項に記載のインシュレータ。
  8. 前記インシュレータ本体には、複数の前記誘導溝が形成されている、
    請求項に記載のインシュレータ。
  9. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載されたインシュレータの前記インシュレータ本体を前記コアブロックに配置し、前記インシュレータ本体を介してコイルを前記コアブロックに配置することにより、前記コアブロック、前記インシュレータ、及び前記コイルを含む複数の固定子ユニットを作製するユニット組立工程と、
    ユニット組立工程の後、前記複数の固定子ユニットにワニスを含浸させ、硬化させるワニス硬化工程と、
    前記ワニス硬化工程の後、前記突起部を前記インシュレータ本体から除去する除去工程と、
    を備えており、
    前記ワニス硬化工程では、前記複数の固定子ユニットの姿勢を各前記突起部が下方に向く姿勢となるように維持して保持され、
    前記除去工程では、前記複数の固定子ユニットが各前記突起部を下方に向けるようにして前記載置面に載置されることで、各前記突起部が折れて各前記インシュレータ本体から除去される、
    回転電機の製造方法。
  10. 回転電機のコアブロックに配置されるインシュレータ本体と、
    前記インシュレータ本体から突出している突起部と、
    を備え、
    前記インシュレータ本体には、接続部が形成された張り出し部が設けられており、
    前記インシュレータ本体が前記コアブロックに配置された状態では、前記接続部が載置面に重なることにより、前記コアブロックが前記張り出し部を介して前記載置面に載置可能になっており、
    前記接続部を鉛直方向下向きに向けて前記インシュレータ本体が設置された状態では、前記突起部は、前記接続部から下方へ突出しているインシュレータの前記インシュレータ本体を前記コアブロックに配置し、前記インシュレータ本体を介してコイルを前記コアブロックに配置することにより、前記コアブロック、前記インシュレータ、及び前記コイルを含む複数の固定子ユニットを作製するユニット組立工程と、
    ユニット組立工程の後、前記複数の固定子ユニットにワニスを含浸させ、硬化させるワニス硬化工程と、
    前記ワニス硬化工程の後、前記突起部を前記インシュレータ本体から除去する除去工程と、
    を備えており、
    前記ワニス硬化工程では、前記複数の固定子ユニットの姿勢を各前記突起部が下方に向く姿勢となるように維持して保持され、
    前記除去工程では、前記複数の固定子ユニットが各前記突起部を下方に向けるようにして前記載置面に載置されることで、各前記突起部が折れて各前記インシュレータ本体から除去される、
    回転電機の製造方法。
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