JP7280844B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、操作装置を介して操作される開閉制御ユニットが設けられた建具に関するものである。
高所に設けられる建具には、障子の開閉を遠隔操作するための操作装置が設けられたものがある。操作装置は、枠体と障子との間に設けられた開閉制御ユニットに操作力を伝達することによって障子の開閉を可能とするもので、例えばユニバーサルジョイント、チェーンホイール、チェーンを備え、ユニバーサルジョイントを介して開閉制御ユニットに連結されている。この操作装置では、チェーンを引張り操作してチェーンホイールを回転させると、チェーンホイールの回転がユニバーサルジョイントを介して開閉制御ユニットに伝達され、開閉制御ユニットが動作することによって枠体に対して障子が開閉されることになる。従って、こうした操作装置を備える建具によれば、設置場所が高所であってもチェーンを手の届く高さに配設することで操作者自身が高所に移動する必要がなくなり、障子の開閉を容易に行うことが可能となる。
通常、この種の建具では、チェーンを引張り操作する際にチェーンが額縁や壁に接触することがないように、チェーンホイールを収容する装置本体が枠体から大きく突出するように設けられている。すなわち、装置本体と額縁との間にブラケットを設け、枠体から大きく突出した位置においてチェーンホイールが水平軸を中心として回転するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭59-122370号公報
ところで、枠体に設けられた装置本体と、躯体に設けられる額縁との相対位置は、施工誤差や取り付け誤差等の影響があるため、常に正確な値に一致させることは困難である。このため、例えば装置本体と額縁との距離が過大となっていたり、過小となっている場合には、装置本体及び額縁にブラケットを連結させると、装置本体の姿勢が傾斜することになり、鉛直方向に垂下するチェーンの引張り操作が開閉制御ユニットに対して効率良く伝達されない事態が招来される等、障子の開閉操作に支障を来すおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、施工誤差や取り付け誤差の影響を抑えて障子の開閉操作を良好に行うことのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、枠体に対して開閉可能に配設された障子を備え、前記枠体には、操作装置を介して操作され、前記操作装置が操作された場合に前記枠体に対する前記障子の開閉状態を変更する開閉制御ユニットが設けられ、前記操作装置は、支持ブラケットを介して前記枠体または前記開閉制御ユニットに取り付けられ、前記支持ブラケットには、下方への突出量が調整可能となる状態で調整部材が連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、支持ブラケットに対して調整部材の連結位置を調整することで突出量が変化する。従って、施工誤差や取り付け誤差がある場合にも操作装置を正確な姿勢で枠体もしくは開閉制御ユニットに取り付けることが可能となる。これにより、操作部材に対して操作装置が傾斜する事態を防止し、例えば操作部材を引張り操作することでその操作力を開閉制御ユニットに効率良く伝達して障子の開閉を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態である建具を概念的に示した斜視図である。 図1に示した建具に適用する支持ブラケット及び調整部材を示すもので、(a)は支持ブラケットの斜視図、(b)は第1調整部材の斜視図、(c)は第2調整部材の斜視図である。 図1に示した建具に適用する支持ブラケット及び調整部材を示すもので、(a)は支持ブラケットの断面図、(b)は第1調整部材の断面図、(c)は第2調整部材の断面図である。 図2に示した支持ブラケットに第1調整部材を取り付けたもので、(a)は斜視図、(b)は室内側から見た図である。 図2に示した支持ブラケットに第1調整部材を取り付けたもので、(a)は支持ブラケットからの第1調整部材の突出量が最小となる状態の断面図、(b)は支持ブラケットからの第1調整部材の突出量が増大した状態の断面図である。 図1に示した建具において支持ブラケットに第1調整部材を取り付けた状態の要部を示すもので、(a)は支持ブラケットからの第1調整部材の突出量が最小となる状態の側面図、(b)は支持ブラケットからの第1調整部材の突出量が増大した状態の側面図である。 図2に示した支持ブラケットに第2調整部材を取り付けたもので、(a)は斜視図、(b)は室内側から見た図である。 図2に示した支持ブラケットに第2調整部材を取り付けたもので、(a)は支持ブラケットからの第2調整部材の突出量が最小となる状態の断面図、(b)は支持ブラケットからの第2調整部材の突出量が増大した状態の断面図である。 図1に示した建具において支持ブラケットに第2調整部材を取り付けた状態の要部を示すもので、(a)は支持ブラケットからの第2調整部材の突出量が最小となる状態の側面図、(b)は支持ブラケットからの第2調整部材の突出量が増大した状態の側面図である。 支持ブラケットの変形例1を示す斜視図である。 図10に示した変形例1の支持ブラケットを示すもので、(a)は第1調整部材を取り付けた状態の側面図、(b)は第2調整部材を取り付けた状態の側面図である。 支持ブラケットの変形例2を示すもので、(a)は分解斜視図、(b)は側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である建具を概念的に示したものである。ここで例示する建具は、建物の高所に配置された横すべり出し窓と称されるもので、枠体10及び障子20を備えている。図には明示していないが、枠体10は、上下の横枠11,12及び左右の縦枠13を四周枠組みすることによって構成したもので、室内の壁面Wに対して窪んだ位置に設置してある。障子20は、ガラス等の面材21の四周に上下の横框22及び左右の縦框23を装着することによって構成したものである。枠体10を構成する下方の横枠(以下、単に下枠12という)には、室内側に向けて突出するようにオペレータユニット(開閉制御ユニット)30が設けてあるとともに、支持ブラケット40を介して操作装置50が設けてある。
オペレータユニット30は、ユニットケース31を介して下枠12の室内に臨む表面12aに固定されたものである。このオペレータユニット30には、ユニットケース31にオペレータシャフト32が設けられている。オペレータシャフト32は、ユニットケース31に対して回転操作された場合に、枠体10と障子20との間に設けたフリクションステーと称される不図示のリンク機構(開閉制御ユニット)を作動させるものである。リンク機構は、例えば複数のリンクを接続することによって構成し、オペレータシャフト32が回転した場合に横枠11,12と横框22との間が拡縮するように横枠11,12及び横框22の間を互いに連結してある。
支持ブラケット40は、鋼材等の金属から成る板状部材を適宜折り曲げ成形することによって一体に構成したもので、図1、図2(a)及び図3(a)に示すように、基板部41、支持板部42、ガイド板部43、延長板部44、取付板部45を有している。
基板部41は、基端側が先端側よりも幅広となるように形成したもので、下枠12の室内に臨む表面12aから室内の壁面Wまでの距離よりも短い長さを有している。基板部41には、狭幅の先端側部分に台状部41aが設けてある。台状部41aは、基板部41の上面に突出する一方、下面が凹状となるように形成したもので、中央部に調整用ネジ孔41bを有している。調整用ネジ孔41bは、台状部41aを上下に貫通するように形成してある。
支持板部42は、枠体10の下枠12に取り付けられる部分であり、基板部41において幅広の基端側となる縁部から上方に向けてほぼ直角となるように延在している。支持板部42には、両側部分に支持ネジ挿通孔42aが設けてあるとともに、支持ネジ挿通孔42aの相互間に横長のスリット42bが設けてある。支持ネジ挿通孔42aは、支持ブラケット40を下枠12へ取り付ける際に支持ネジ(不図示)を挿通させるためのものであり、スリット42bは、上述したオペレータユニット30とリンク機構との間を連係する部材(不図示)を挿通させるためのものである。この支持板部42は、取付対象として想定しているすべての横すべり出し窓の下枠に取り付けた場合にも、基板部41が額縁Gの上面G1よりも上方に位置するように、基板部41からの突出寸法が設定してある。
ガイド板部43は、基板部41の先端側となる縁部から上方に向けてわずかに先端側となるように傾斜したもので、ガイドネジ孔43aを有している。ガイドネジ孔43aは、ガイド板部43を貫通するように略中央部分に唯一形成してある。
延長板部44は、ガイド板部43の上端部から基板部41と略平行となるように先端側に延在したものである。延長板部44には、ガイド板部43との連結部分に横長のガイド孔44aが設けてある。
取付板部45は、延長板部44の先端側となる縁部から上方に向けてほぼ直角に延在したものである。この取付板部45には、上下2箇所に取付ネジ挿通孔45aが設けてある。取付ネジ挿通孔45aは、後述する操作装置50を取り付ける際に取付ネジ(不図示)を挿通させるためのものである。図1からも明らかなように、取付板部45は、支持ブラケット40を下枠12に取り付けた場合に室内の壁面Wよりも室内側に位置するように延長板部44の寸法が設定してある。
操作装置50は、操作力が与えられた場合にオペレータユニット30を介してリンク機構を作動させ、障子20の開閉を可能とするもので、装置本体51を介して支持ブラケット40の取付板部45に取り付けてある。この操作装置50には、装置本体51にフレキシブルシャフト52及び索状体(操作部材)53が設けてある。フレキシブルシャフト52は、操作装置50の出力部となるもので、装置本体51において障子20に対向する部分から障子20に向けて突出し、突出端部がオペレータユニット30のオペレータシャフト32に連結してある。索状体53は、装置本体51から下方に向けて延在したもので、下方に引っ張ることによって操作装置50を動作させることが可能である。本実施の形態では索状体53として、チェーンやワイヤ等のように可撓性を有したものを適用している。
上記のように構成した建具では、索状体53を引張り操作して操作装置50を動作させると、出力部であるフレキシブルシャフト52が適宜方向に回転し、フレキシブルシャフト52の回転がオペレータユニット30のオペレータシャフト32に伝達されることで障子20が開閉されることになる。従って、索状体53が手の届く高さに配置されてさえいれば、操作者が高所に移動することなく障子20の開閉操作を行うことが可能となり、利便性の点で有利となる。
但し、索状体53を引張り操作した場合には、片持ち状態にある支持ブラケット40に撓みが生じ、操作装置50が下方に移動してオペレータユニット30に対する装置本体51の姿勢が変化するおそれがある。このため、この建具では、支持ブラケット40に対して下方からの突出量が調整可能となる状態で調整部材を連結し、上述の問題を未然に防止するようにしている。特に、本実施の形態では、図2(b)、図3(b)に示す第1調整部材60Aと、図2(c)、図3(c)に示す第2調整部材60Bとが用意してある。第1調整部材60Aは、微調整に対応するものであり、第2調整部材60Bは、第1調整部材60Aよりも大きな調整に対応するものである。第1調整部材60A及び第2調整部材60Bは、いずれも支持ブラケット40と同一材料の金属によって成形してある。
第1調整部材60Aは、図2(b)、図3(b)、図4~図6に示すように、支持ブラケット40よりも板厚の薄い板状部材を適宜折り曲げ成形することによって構成したもので、連結板部61、当接板部62、嵌合板部63及び上板部64を有している。連結板部61は、支持ブラケット40のガイド板部43に対して室内側の表面から重ね合わされるもので、ガイドネジ孔43aに対応する部分に連結ネジ挿通孔61aを有している。連結ネジ挿通孔61aは、連結ネジ70の軸部71を唯一挿通させることのできる寸法に形成した円形の開口である。連結板部61の幅は、支持ブラケット40に設けたガイド孔44aの幅よりも大きく、かつ台状部41aの下面に構成される凹状部分に収容可能となる寸法に形成してある。当接板部62は、連結板部61の下縁から支持ブラケット40の基板部41に対して下面に沿うように配置されるもので、連結板部61と同じ幅に形成してある。当接板部62の先端部は、上方に向けてわずかに屈曲しており、基板部41に設けた調整用ネジ孔41bを覆った状態で台状部41aの下面に収容することが可能である。嵌合板部63は、連結板部61の上縁部から連結板部61に沿って上方に突出したものである。上板部64は、嵌合板部63の上縁から当接板部62とは反対の室内側に向けて屈曲したものである。嵌合板部63及び上板部64は、支持ブラケット40のガイド孔44aに挿入可能となる幅に形成してある。図からも明らかなように、第1調整部材60Aでは、当接板部62を基板部41の下面に当接させた場合、上板部64が延長板部44の上面に当接するように連結板部61及び嵌合板部63の寸法が設定してある。
この第1調整部材60Aは、上板部64及び嵌合板部63を支持ブラケット40のガイド孔44aに挿入した状態で連結板部61の連結ネジ挿通孔61aをガイド板部43のガイドネジ孔43aに合致させ、連結ネジ挿通孔61aを介してガイドネジ孔43aに連結ネジ70を螺合させることにより支持ブラケット40に取り付けられることになる。支持ブラケット40に第1調整部材60Aを取り付けた場合には、さらに基板部41の上面から調整用ネジ孔41bに調整ネジ80を螺合する。
上記のように支持ブラケット40に第1調整部材60A及び調整ネジ80を設けた建具によれば、第1調整部材60Aの当接板部62が額縁Gの上面G1に対向した状態となる。この状態から調整ネジ80を螺合すると、支持ブラケット40から突出する調整ネジ80によって第1調整部材60Aの当接板部62が押圧され、当接板部62が基板部41から離隔するように弾性的に変形することによって基板部41からの突出量が増大し、やがて額縁Gの上面G1に当接する。すなわち、この建具によれば、支持ブラケット40の基板部41と額縁Gとの間にわずかに隙間が生じた場合にも、調整ネジ80を螺合することにより当接板部62が額縁Gの上面G1に当接し、額縁Gとの間の隙間が無くなった状態とすることができる。これにより、支持ブラケット40から操作装置50までの片持ち状態の距離が実質的に短縮されるため、索状体53を引張り操作した場合にも支持ブラケット40に撓みが生じる事態を防止することができ、その操作力をオペレータユニット30に効率良く伝達して障子20の開閉を良好に行うことが可能となる。
第2調整部材60Bは、図2(c)、図3(c)、図7~図9に示すように、支持ブラケット40とほぼ同じ板厚の板状部材を適宜折り曲げ成形することによって構成したもので、連結板部61、当接板部62、スライド板部65及び上板部64を有している。連結板部61及び当接板部62は、それぞれ第1調整部材60Aの連結板部61及び当接板部62と同一の形状に構成したものである。但し、連結ネジ挿通孔61aに対応する部分には連結ネジ挿通孔61aに換えて後述する連結ネジスライド孔(長孔)65aが設けてある。スライド板部65は、第1調整部材60Aの嵌合板部63と同様、連結板部61の上縁部から上方に突出したものであり、上板部64はスライド板部65の上縁から室内側に向けて屈曲したものである。但し、スライド板部65は、嵌合板部63よりも上方に延在する寸法を大きく設定し、当接板部62が基板部41の下面に当接した場合、上板部64が延長板部44の上面を超えて大きく突出した位置に配置されるように構成してある。また、連結板部61からスライド板部65にわたる部分には、長孔状の連結ネジスライド孔65aが形成してある。この連結ネジスライド孔65aは、当接板部62が基板部41の下面に当接している状態から上板部64が延長板部44の上面に当接するまでの間において支持ブラケット40のガイドネジ孔43aに対向する部分が常に開口するように形成してある。
この第2調整部材60Bは、上板部64及びスライド板部65を支持ブラケット40のガイド孔44aに挿入し、連結ネジ挿通孔61aを介してガイドネジ孔43aに連結ネジ70を螺合させることによって支持ブラケット40に取り付けられることになる。第2調整部材60Bを取り付けた場合には、調整用ネジ孔41bに調整ネジ80は螺合せず、当接板部62が基板部41の下面に当接した状態としておく。
上記のように支持ブラケット40に第2調整部材60Bを設けた建具によれば、連結ネジ70を弛緩させることで支持ブラケット40に対して第2調整部材60Bをガイド板部43に沿ってスライドさせ、基板部41からの突出量を増大させることができ、やがて当接板部62を額縁Gの上面G1に当接させることができる。すなわち、この建具によれば、支持ブラケット40の基板部41と額縁Gとの間に比較的大きな隙間が生じた場合にも、支持ブラケット40に対して第2調整部材60Bをスライドさせることにより当接板部62が額縁Gの上面G1に当接し、額縁Gとの間の隙間が無くなった状態とすることができる。当接板部62が額縁Gの上面G1に当接した状態においては、連結ネジ70を螺合して再び第2調整部材60Bを支持ブラケット40に取り付ければ、支持ブラケット40に対する第2調整部材60Bの相対移動が阻止される。これにより、支持ブラケット40の支点から操作装置50までの距離が実質的に短縮されるため、索状体53を引張り操作した場合にも支持ブラケット40に撓みが生じる事態を防止することができ、その操作力をオペレータユニット30に効率良く伝達して障子20の開閉を良好に行うことが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、横すべり出し窓を例示しているが、本発明は開閉ユニットの作動により枠体10に対して障子20が開閉するものであれば、縦すべり出し窓等、その他のものにも適用することが可能である。この場合、開閉ユニットが必ずしも下枠12に取り付けられている必要もない。さらに、操作装置50との間をフレキシブルシャフト52によって連結するようにしているが、これに限定されない。またさらに、操作部材として可撓性を有した索状体を例示しているが、引張り操作するものであれば、ロッド状のもの等、その他のものを備えるものであっても構わない。
また、上述した実施の形態では、支持ブラケット40を枠体10に取り付けるようにしているが、本発明はこれに限定されず、操作装置50に支持ブラケットを取り付けるようにしても構わない。さらに、支持ブラケット40に対して2つの調整部材60A、60Bを用意するようにしているが、いずれか一方の調整部材があれば十分である。なお、長孔65aを介して連結ネジ70を螺合することにより支持ブラケット40と調整部材60Bとを互いに連結するものにおいて、上述した実施の形態では調整部材にのみ長孔を設けるようにしているが、本発明は支持ブラケットにのみ長孔を設けても良いし、調整部材及び支持ブラケットの双方に長孔を設けるようにしても構わない。調整部材及び支持ブラケットの双方に長孔を設ける場合には、連結ネジにナットを螺合させれば良い。
さらに、上述した実施の形態では、支持ブラケット40の延長板部44にガイド孔44aを設けるようにしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10及び図11に示す変形例1のように、支持ブラケット140の基板部41においてガイド板部43との連結部分にガイド孔41cを設けるようにしても良い。この変形例1によれば、第1調整部材160A及び第2調整部材160Bがガイド板部43において建具に対向する面に配置されることになり、室内側への露出面積を減少させることが可能となる。変形例1において適用する第1調整部材160A及び第2調整部材160Bとしては、連結板部61が単に同一幅の平板状を成すものを適用すれば良く、実施の形態のように上板部64を設ける必要はない。但し、第2調整部材160Bを用いる場合には、裏板161を適用し、連結ネジ70を裏板161に螺合させることが好ましい。なお、変形例1において実施の形態と同様の構成については同一の符号が付してある。
またさらに、支持ブラケットとしては、必ずしも一体に構成したものに限らず、例えば図12に示す変形例2の支持ブラケット240のように、取付板部245を別体に成形するとともに、延長板部44にネジ孔46aを有した接続板部46を成形し、取付板部245のネジ挿通孔245aを介して接続板部46のネジ孔46aにネジ90を螺合することによってこれらを連結するようにしても良い。この変形例2によれば、大きさや取り付け位置の異なる操作装置50に応じて取付板部245を交換することで、様々な種類の操作装置50に対応することが可能となる。なお、取付板部245の接続板部46への取り付けは、必ずしもネジである必要はなく、ピンによる加締め固定でも良い。
以上のように、本発明に係る建具は、枠体に対して開閉可能に配設された障子を備え、前記枠体には、操作装置を介して操作され、前記操作装置が操作された場合に前記枠体に対する前記障子の開閉状態を変更する開閉制御ユニットが設けられ、前記操作装置は、支持ブラケットを介して前記枠体または前記開閉制御ユニットに取り付けられ、前記支持ブラケットには、突出量が調整可能となる状態で調整部材が連結されていることを特徴としている。
この発明によれば、支持ブラケットに対して調整部材の連結位置を調整することで突出量が変化する。従って、施工誤差や取り付け誤差がある場合にも操作装置を正確な姿勢で枠体もしくは開閉制御ユニットに取り付けることが可能となる。これにより、操作部材に対して操作装置が傾斜する事態を防止し、例えば操作部材を引張り操作することでその操作力を開閉制御ユニットに効率良く伝達して障子の開閉を行うことが可能となる。
また本発明は、上述した建具において、前記調整部材及び前記支持ブラケットは、上下方向に沿った長孔が少なくとも一方に設けられ、前記長孔を介して連結ネジを螺合することにより互いに連結されていることを特徴としている。
この発明によれば、長孔に対する連結ネジの位置を変更することで支持ブラケットからの調整部材の突出量が変化するため、調整作業を容易に行うことができる。
また本発明は、上述した建具において、前記調整部材は、一端部を介して前記支持ブラケットに連結され、かつ他端部と前記支持ブラケットとの間に調整ネジが介在され、前記調整ネジの螺進によって弾性的に変形することにより前記支持ブラケットに対する前記他端部の突出量が変化するものであることを特徴としている。
この発明によれば、調整ネジを正逆方向に螺進させることによって支持ブラケットに対する調整部材の突出量が変化するため、調整作業を容易に行うことができる。
また本発明は、上述した建具において、前記支持ブラケットは、中間となる部分に上下方向に沿って延在するガイド板部を有し、前記調整部材は、前記ガイド板部を介して前記支持ブラケットに連結されていることを特徴としている。
この発明によれば、長孔を介して連結ネジを螺合するものの場合、ガイド板部によって調整部材の移動をガイドすることができる。また、調整ネジを螺進させるものの場合、支持ブラケットと調整部材の一端部を連結する方向と調整ネジの螺合方向とがことなうことになるため、調整ネジを螺進させる操作が支持ブラケットと調整部材との連結部に与える影響を小さくすることができる。
また本発明は、上述した建具において、前記支持ブラケットは、前記枠体または前記開閉制御ユニットから室内に向けて設けられ、前記調整部材は、前記ガイド板部よりも室外側に配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、室内側から見て調整部材が視認し難くなるため、外観品質が大きく損なわれる事態を防止することができる。
10 枠体、20 障子、30 オペレータユニット、40,140,240 支持ブラケット、43 ガイド板部、50 操作装置、53 索状体、60A,160A 第1調整部材、60B,160B 第2調整部材、70 連結ネジ、80 調整ネジ

Claims (5)

  1. 枠体に対して開閉可能に配設された障子を備え、
    前記枠体には、操作装置を介して操作され、前記操作装置が操作された場合に前記枠体に対する前記障子の開閉状態を変更する開閉制御ユニットが設けられ、
    前記操作装置は、支持ブラケットを介して前記枠体または前記開閉制御ユニットに取り付けられ、
    前記支持ブラケットには、下方への突出量が調整可能となる状態で調整部材が連結されていることを特徴とする建具。
  2. 前記調整部材及び前記支持ブラケットは、上下方向に沿った長孔が少なくとも一方に設けられ、前記長孔を介して連結ネジを螺合することにより互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記調整部材は、一端部を介して前記支持ブラケットに連結され、かつ他端部と前記支持ブラケットとの間に調整ネジが介在され、前記調整ネジの螺進によって弾性的に変形することにより前記支持ブラケットに対する前記他端部の突出量が変化するものであることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  4. 前記支持ブラケットは、中間となる部分に上下方向に沿って延在するガイド板部を有し、
    前記調整部材は、前記ガイド板部を介して前記支持ブラケットに連結されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の建具。
  5. 前記支持ブラケットは、前記枠体または前記開閉制御ユニットから室内に向けて設けられ、前記調整部材は、前記ガイド板部よりも室外側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の建具。
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