JP2003032574A - 表示装置の据付金具 - Google Patents

表示装置の据付金具

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JP2003032574A
JP2003032574A JP2001219034A JP2001219034A JP2003032574A JP 2003032574 A JP2003032574 A JP 2003032574A JP 2001219034 A JP2001219034 A JP 2001219034A JP 2001219034 A JP2001219034 A JP 2001219034A JP 2003032574 A JP2003032574 A JP 2003032574A
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wall surface
hinge
mounting
arm
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JP2001219034A
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Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で壁自体の歪みの影響を受け難く、部品
点数が少なく、簡単な構造で頑丈で重量が軽く、チルト
角度の調整作業を容易に行うことができ、床面からの高
さを調節することができる表示装置の据付金具を提供す
る。 【解決手段】 表示装置1を支持するためのアーム部3
と、アーム部3の一端に蝶番構造の第一ヒンジ部6を介
して連結され壁面2に取付けられる壁面取付部4と、壁
面取付部4の一端に蝶番構造の第二ヒンジ部7を介して
連結され表示装置1の背面に取付けられる背面取付部5
とを備え、アーム部3の他端に係止部8を有する一方、
係止部8と係合する複数の係合部1aが表示装置1の背
面または背面取付部5に縦方向に並設され、第一ヒンジ
部6および第二ヒンジ部7を折り曲げ係止部8を複数の
係合部1aのいづれかに選択的に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置を壁面に
据付けるための据付金具に係り、特に表示装置を所定の
仰角に調整して据付けることができる表示装置の据付金
具に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置、例えば、プラズマディスプレ
イや液晶ディスプレイ等は、近年40インチ以上の大型
の平面型表示装置が現実のものとなり、特に壁掛け型の
平面型表示装置が注目されている。従来、平面型表示装
置を壁面などに設置する場合は、画面を見やすくするた
めに、ほぼ垂直とするか、画面をやや下向きに傾斜状態
にして取付けられることが多く、そのため、壁面への取
付角度(仰角)を調整するためのチルト機構を備えた据
付金具を使用し設置されていた。
【0003】その据付金具の従来例は、例えば特開20
01−147647号公報に示すような表示装置の据付
装置が開示されている。詳細には、図16の従来の表示
装置の据付金具の(a)は表示装置への取付け状態を説
明するための全体斜視図、(b)は第一の支軸の取付状
態を示す斜視図、(c)は第二の支軸を説明するための
説明図に示すように、表示装置21の全体の重量を支え
るための据付金具23は断面略L型のアングル状の板金
を左右上下に組合せ、それぞれの端辺が前方に折曲がる
ようにして側面を形成し、壁面と接する背面には装置全
体を固定するためのネジあるいはボルトを挿通する孔を
要所に設けている。
【0004】据付金具23の前方の表示装置21との間
には水平方向に壁面22に平行して据付金具23の左右
の両端の長さにほぼ等しい第一の支軸24を設け、断面
略コ字状で一部切り欠きを有する2本の第一のアーム2
5で支えている。第一のアーム25は一端を円筒状に折
曲した円筒部を有する形状とし、円筒部内に第一の支軸
24を挿通し、第一のアーム25を回動自在に軸支する
ようにして第一の回動部形成している。第一のアーム2
5の他端も同様に円筒状に折曲した円筒部を有する形状
とし、据付金具23の下端の底面に第二の支軸26を設
け、第二の支軸26によって第一のアーム25を回動自
在に軸支するようにして第二の回動部を形成している。
【0005】第一の支軸24の両端には板状の板金で形
成される第二のアーム27を設け、第二のアーム27の
一端と第一の支軸24とをネジ27aにより螺着するよ
うにしている。第二のアーム27の他端はネジ孔が形成
され、据付金具23の左右の両側面の上部に形成する上
下に長い第一の長孔28を挿通するネジ28aによって
螺着されている。ネジ28aは、緩んだ状態では第二の
アーム27の一端と連動し、第一の長孔28に沿って上
下に摺動するようになっている。なお、第一の長孔28
の下方には、第一の長孔28より短いが同様の形状の第
二の長孔を設けている。
【0006】一方、表示装置21の背面の左右の上部に
は、断面h字状とするフック状の係止部29aを有する
一対の係止金具29をそれぞれ螺着しており、同係止部
29aが第一の支軸24に係止し、表示装置21の重量
を支えるようにしている。また、表示装置21の背面の
中央部には前面および上面の2面を開放した薄い箱状の
固定金具30を螺着している。固定金具30は両側面に
複数のネジ孔を設けており、第一のアーム25の側面に
設けられた孔とが合致し、ネジ30aで螺着することに
より表示装置21を第一のアーム25に固定するように
している。
【0007】第一の支軸24は、図16(b)に示すよ
うに、ほぼ中央部の左右に2本の第一のアーム25を備
え、同アーム25の一端に形成された円筒部を挿通し、
回動自在に軸支している。さらに第一の支軸24の両端
には一端を円筒状に折曲した円筒部を有し、断面略コ字
状で側面にネジ孔を有する第三のアーム31を備え、同
アーム31の円筒部を挿通し、さらにその外側に第二の
アーム27とを設け、ネジ27aで螺着している。第三
のアーム31の円筒部は幅を第二のアーム27の板圧分
薄く形成しており、第二のアーム27と第三のアーム3
1のアームの側面が同一平面となるように形成してい
る。第一の支軸24は挿通する2本の第一のアーム25
のそれぞれの両端および第三のアーム31の中央寄り部
分には溝を設け、Eリング24aを嵌入し、第一のアー
ム25と第三のアーム31のそれぞれの位置決めをする
ようにしている。
【0008】第二の支軸26は、図16(c)に示すよ
うに第一のアーム25の一端を円筒状に折曲して形成し
た円筒部内に円筒状のスペーサ26aを挿通し、同スペ
ーサ26aと、据付金具23の下端の底面を下方に切起
こして形成される2つのL字状の舌片26bで挟持し、
ネジ26cで螺着するとともに、第一のアーム25を回
動自在に軸支するようにしている。以上のように、図1
6(a)を参照して第一の支軸24、第一のアーム2
5、第二の支軸26、第二のアーム27、長孔28、図
示しない第三のアーム31とで据付金具23上にチルト
部を形成し、係止金具29および固定金具30とで表示
装置21をチルト部に固定するとともに壁面22等に装
置全体を据付ける構成となっている。
【0009】以上のような構成で、まず、前述のチルト
部を据付金具23上に形成し、据付金具23をネジやボ
ルトにより壁面22に据付け、次にチルト部を調節し、
チルト角度を設定した後、各部を固定する。チルト角度
の設定方法は、前記第一の支軸24の両端のネジ27a
および第二のアーム27の一端に螺入するネジ28aを
緩めると、第二のアーム27は長孔28に沿って上下に
摺動するが、第二のアーム27を長孔28とを挿通する
ネジ28aが長孔28の最も下部に位置する場合、第一
の支軸24は壁面側から最も離れ、第一のアーム25の
据付金具23に対する角度、即ちチルト角度が最も大き
くなる。ネジ28aを長孔28に沿って上方に移動する
と第一のアーム25と据付金具23との角度は小さくな
るので、最適な角度でネジ27a、28aを締めて固定
する。
【0010】チルト角度の設定後、表示装置21の背面
に取付けられた係止金具29を第一の支軸24に係止さ
せ、表示装置21の重量を支える。設定した角度が良け
れば固定金具30と第一のアーム25の側面とに設けら
れた取付孔をネジ30aで螺着すれば、表示装置21を
適正なチルト角度に固定することができる。
【0011】チルト角度が小さい場合、第一のアーム2
5と第二のアーム27とによる角度が大きくなり、第一
の支軸24に加わる力による第二のアーム27に加わる
力のモーメントが増加するとともにネジ27a、28a
に加わる力も増加する。このため、第一のアーム25よ
り短い第三のアーム31を追加し、第三のアーム31の
一端を据付金具23の両側面の第一の長孔28の下方に
設けた第二の長孔32に螺着するようにしている。0°
の場合も第二のアーム27と第三のアーム31の両方で
第一の支軸24を支え、ネジ27a、28a、31aで
螺着する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表示装置の据付金具は、表示装置21の全体の重量を支
えるための断面略L型のアングル状の板金を左右上下に
組合せた据付金具23が、表示装置21の背面よりやや
小さい程度で大型であり、据付金具23と壁面22とが
接する面積も広く壁自体の歪みの影響を受け易く、据付
金具23自体の形状変形により、例えば係止部29aが
第一の支軸24に係止する位置のずれなどを防止するた
めにも、表示装置21の重量を支えるためだけでなく、
据付金具23を頑丈に作製してしっかりと壁面22に固
定しなければならないという問題があった。それゆえ、
据付金具23が大型となり据付金具23自体の重量も重
たくなるという問題もあった。また、部品点数が多く、
チルト角度(仰角)の調整作業が大掛かりで、作業手順
および工数が多く掛かるという問題があった。また、床
面からの高さを調節することができないという問題があ
った。
【0013】したがって、本発明においては、上述の問
題点を解決するために、表示装置の据付金具を、小型で
壁自体の歪みの影響を受け難く、部品点数が少なく、簡
単な構造で頑丈で重量が軽く、チルト角度(仰角)の調
整作業を容易に行うことができ、さらに、表示装置を壁
面に所定のチルト角度(仰角)で据付ける際、床面から
の高さを調節することができる表示装置の据付金具を提
供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、 表示装置を壁面に据付けるための据付
金具であって、当該据付金具は、前記表示装置を支持す
るためのアーム部と、同アーム部の一端に蝶番構造の第
一ヒンジ部を介して連結され前記壁面に取付けられる壁
面取付部と、同壁面取付部の一端に蝶番構造の第二ヒン
ジ部を介して連結され前記表示装置の背面に取付けられ
る背面取付部とを備え、前記アーム部の他端に係止部を
有する一方、同係止部と係合する複数の係合部が前記表
示装置の背面または前記背面取付部に縦方向に並設さ
れ、前記背面取付部を前記表示装置の背面に取付けると
ともに、前記第一ヒンジ部および前記第二ヒンジ部を折
り曲げ前記係止部を前記複数の係合部のいづれかに選択
的に係止することにより、前記表示装置の背面と前記壁
面取付部とのなす角度を所定の角度に設定し、前記壁面
取付部を前記壁面に取付けることで、前記表示装置を前
記壁面に所定の仰角で据付けるようにした。
【0015】前記係合部が並設された前記背面取付部
は、前記第二ヒンジ部を下方に向けて前記表示装置の背
面に取付けられた。
【0016】前記係合部が並設された前記表示装置の背
面下部に、前記背面取付部をネジ止めまたは溶接により
固着した。
【0017】前記係合部が並設された前記表示装置の背
面下部に前記背面取付部を挿入する挿入口が形成され、
前記背面取付部を前記挿入口に挿入した状態でネジ止め
または溶接により固着した。
【0018】前記表示装置の背面に並設された係合部は
両端を曲げた略コ字状の把手であり、前記係止部は略J
字状のフックであり、前記フックを前記把手に引っ掛け
て係止するようにした。
【0019】前記表示装置の背面に並設された係合部は
前記表示装置の背面を貫通して形成された係合孔であ
り、前記係止部は、両側に外側に向けた一対のL字状フ
ックを有するコイルバネを両外側から押圧することによ
り前記一対のL字状フックの間隔が可変する両角フック
であり、前記一対のL字状フック間隔を狭めて前記係合
孔に挿入し、前記両角フックを前記係合孔の両側に引っ
掛けて係止するようにした。
【0020】前記表示装置の背面または前記背面取付部
に並設された係合部はネジ孔であり、前記係止部は、前
記アーム部の他端に蝶番構造の第三ヒンジ部を介して連
結されネジ貫通孔を有するとともに同ネジ貫通孔に貫通
したネジを備え、前記第三ヒンジ部を折り曲げ前記係止
部を前記表示装置の背面または前記背面取付部と同一面
上で平行にし、前記ネジを前記ネジ孔に螺着させて係止
するようにした。
【0021】前記アーム部および前記壁面取付部は、前
記第一ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記壁面
取付部の延長位置にした状態で前記表示装置側を開口す
る、左右側面部と中央部とからなる断面コ字状である。
【0022】前記表示装置の背面に凹部が形成され、前
記背面取付部は前記凹部内に取付けられ、前記第一ヒン
ジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記壁面取付部の延
長位置にした状態で前記表示装置を支持した際、前記壁
面取付部および前記アーム部が前記凹部内に収納される
ようにした。
【0023】前記壁面取付部に上方を小長孔とする大小
2つの孔が連設した引っ掛け孔が縦方向に複数形成さ
れ、前記壁面に頭部を有する受具を固着し、前記引っ掛
け孔のいづれかに選択的に前記受具の頭部を挿入して前
記壁面取付部を前記受具に掛止することにより、前記表
示装置を床面からの高さを調整して前記壁面に据付ける
ようにした。
【0024】前記引っ掛け孔を前記アーム部に形成し、
前記第一ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記壁
面取付部の延長位置にした状態で前記表示装置を支持し
た際、前記アーム部は壁面取付を兼用し、前記アーム部
に形成した前記引っ掛け孔に前記受具を挿入して前記ア
ーム部を前記受具に掛止するようにした。
【0025】前記係止部と係合する複数の係合部が前記
背面取付部に縦方向に並設された場合において、前記背
面取付部を前記壁面に取付けるとともに、前記壁面取付
部を前記表示装置の背面に取付けるようにした。
【0026】表示装置を壁面に据付けるための据付金具
であって、当該据付金具は、前記壁面に取付けられる壁
面取付部と、同壁面取付部の一端に蝶番構造の第一ヒン
ジ部を介して連結され前記表示装置の背面に取付けられ
る背面取付部と、同背面取付部の一端に蝶番構造の第二
ヒンジ部を介して連結され前記表示装置を支持するため
のアーム部とを備え、前記アーム部の一端に係止部を有
する一方、同係止部と係合する複数の係合部が前記壁面
取付部に縦方向に並設され、前記壁面取付部を前記壁面
に取付けるとともに、前記第一ヒンジ部および前記第二
ヒンジ部を折り曲げ前記係止部を前記複数の係合部のい
づれかに選択的に係止することにより、前記壁面と前記
背面取付部とのなす角度を所定の角度に設定し、前記背
面取付部に前記表示装置の背面を取付けることで、前記
表示装置を前記壁面に所定の仰角で据付けるようにし
た。
【0027】前記壁面取付部に並設された係合部はネジ
孔であり、前記係止部は、前記アーム部の一端に蝶番構
造の第三ヒンジ部を介して連結されネジ貫通孔を有する
とともに同ネジ貫通孔に貫通したネジを備え、前記第三
ヒンジ部を折り曲げ前記係止部を前記壁面取付部に平行
にし、前記ネジを前記ネジ孔に螺着させて係止するよう
にした。
【0028】前記アーム部および前記背面取付部は、前
記第二ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記背面
取付部の延長位置にした状態で前記壁面側を開口する、
左右側面部と中央部とからなる断面コ字状である。
【0029】前記表示装置の背面に凹部が形成され、前
記背面取付部は前記凹部内に取付けられ、前記第二ヒン
ジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記背面取付部の延
長位置にした状態で前記係止部を前記係合部に係止した
際、前記壁面取付部および前記アーム部が前記凹部内に
収納されるようにした。
【0030】前記背面取付部に下方を小長孔とする大小
2つの孔が連設した引っ掛け孔が縦方向に複数形成さ
れ、前記表示装置の背面に頭部を有する受具を固着し、
前記引っ掛け孔のいづれかに選択的に前記受具の頭部を
挿入して前記背面取付部を前記受具に掛止することによ
り、前記表示装置を床面からの高さを調整して前記壁面
に据付けるようにした。
【0031】前記引っ掛け孔を前記アーム部に形成し、
前記第二ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記背
面取付部の延長位置にした状態で前記係止部を前記係合
部に係止した際、前記アーム部は背面取付を兼用し、前
記アーム部に形成した前記引っ掛け孔に前記受具を挿入
して前記アーム部を前記受具に掛止するようにした。
【0032】前記壁面取付部は上方に蝶番構造の第四ヒ
ンジ部を有し、前記第四ヒンジ部より上側を前記壁面に
取付けることにより、前記表示装置の下部を前方へ引き
上げて、前記表示装置の背面下部に備えた接続端子にケ
ーブルを接続できるようにした。
【0033】前記壁面取付部に並設された係合部はネジ
孔であり、前記係止部は、前記アーム部の一端に蝶番構
造の第三ヒンジ部を介して連結されネジ貫通孔を有する
とともに同ネジ貫通孔に貫通したネジを備え、前記第三
ヒンジ部を折り曲げ前記係止部を前記壁面取付部に平行
にし、前記ネジを前記ネジ孔に螺着させて係止するよう
にした。
【0034】前記構成を前記表示装置の背面の左右に一
対備えた。
【0035】前記構成を前記表示装置の背面の左右に一
対備えるとともに、一対の前記アーム部を連結するアー
ム連結手段を有する。
【0036】
【発明の実施の形態】まず、本発明による表示装置の据
付金具の第一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による第一実施例の表示装置の据付金具の
表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視図で
あり、図2は第一実施例の表示装置の据付金具によるチ
ルト角度を示す側面図で、(a)はチルト角度が0°
(ほぼ垂直)、(b)はチルト角度が約5°、(c)は
チルト角度が約10°、(d)はチルト角度が最大(約
15°)の場合を示す。
【0037】図において、1はプラズマディスプレイや
液晶ディスプレイ等の平面型の表示装置で、2は表示装
置1を据付ける壁面であり、3は表示装置1を壁面2に
対して0°(ほぼ垂直)から最大15°(やや下向きに
傾斜)のチルト角度で支持するアーム部で、4は壁面2
に取付けられる壁面取付部で、5は表示装置1の背面に
取付けられる背面取付部である。アーム部3と壁面取付
部4との間および壁面取付部4と背面取付部5との間に
は、それぞれ蝶番構造の第一ヒンジ部6、第二ヒンジ部
7が設けられ、アーム部3、壁面取付部4および背面取
付部5は第一ヒンジ部6、第二ヒンジ部7を介して連結
されている。図2(b)、(c)、(d)に示すよう
に、第一ヒンジ部6および第二ヒンジ部7を折り曲げる
ことで、アーム部3、壁面取付部4および背面取付部5
により仮想三角形が形成される。
【0038】アーム部3および壁面取付部4は、各々左
右側面部と中央部とからなる断面コ字状の金属製の部材
であり、アーム部3と壁面取付部4とを連結する第一ヒ
ンジ部6を折り曲げずにアーム部3を壁面取付部4の延
長位置にした状態で、各々の断面コ字状の開口側が表示
装置1側(図3参照)となるようにしている。また、背
面取付部5も左右側面部と中央部とからなる断面コ字状
の金属製の部材であり、断面コ字状の開口側が壁面2側
となるようにしている。
【0039】図3にアーム部3、壁面取付部4および背
面取付部5を連結する第一ヒンジ部6および第二ヒンジ
部7の蝶番構造を展開図で示す。図3に示すように、ア
ーム部3は一端を円筒状に折り曲げた円筒部3a、3a
を所定の間隔を離して2つ有する形状とし、壁面取付部
4の一端は円筒状に折り曲げた円筒部4a、4a所定の
間隔を離して2つ有する形状とするとともに、他端は円
筒状に折り曲げた円筒部4bを中央に有する形状とし、
背面取付部5は一端を円筒状に折り曲げた円筒部5aを
中央に有する形状としている。そしてアーム部3に有す
る2つの円筒部3a、3aの間に壁面取付部4の他端に
有する円筒部4bを挟み込み、第一ヒンジ軸6aを円筒
部3a、4b、3aに挿通し、また、背面取付部5に有
する円筒部5aを壁面取付部4の一端に有する2つの円
筒部4a、4aの間に挟み込み、第二ヒンジ軸7aを円
筒部4a、5a、4aに挿通して、各々いわゆる蝶番を
構成している。
【0040】アーム部3は、壁面取付部4を連結した一
端に対向する他端に略J字状のフックを備えた係止部8
を有している。図4にフックを備えた係止部8の構造を
(a)一方から見た展開図、(b)他方から見た展開
図、(c)断面図で示す。図において、8aは平板の一
端を折り曲げた断面略J字状のフック、8bは操作部8
b1を有する断面凸型の操作レバー、8cは板バネ、8
dは止めネジである。フック8aは操作部8b1を突出
する開口部8a1が形成されるとともに、アーム部3に
固着するために止めネジ8dを螺着するネジ孔8a2が
設けられている。また、アーム部3の端は、図4(a)
に示すように、左右側面部を中央部に平行に対向して折
り曲げて先端を開口した形状とし、図4(b)に示すよ
うに、操作部8b1を突出する開口部8eが形成される
とともに、止めネジ8dを螺着するネジ孔8fが設けら
れている。
【0041】そして、図4(c)に示すように、フック
8aはアーム部3の先端の開口から突出して開口部8a
1を開口部8eに合わせて止めネジ8dでアーム部3に
固着され、操作レバー8bは操作部8b1が開口部8a
1および開口部8eから突出して装着され、板バネ8c
は操作レバー8bと止めネジ8dとの間に介在して操作
レバー8bをフック8aの先端方向に付勢するように装
着されている。すなわち操作レバー8bは板バネ8cに
より、アーム部3の先端とフック8aの折り返した先端
との間隙を塞ぐように付勢されている。なお、アーム部
3の端の左右側面部の折り曲げはフック8a、操作レバ
ー8b、板バネ8cおよび止めネジ8dを取付けた後に
折り曲げるようにしている。このように構成された係止
部8は、開口部8eから突出した操作部8b1を手指な
どで摘んで操作レバー8bを板バネ8c方向に移動する
ことで、アーム部3の先端とフック8aの折り返した先
端との間隙が開放される。
【0042】また、図5にフックを備えた係止部8の別
の構造を(a)展開図、(b)断面図で示す。図におい
て、8a、8c、8dはそれぞれ図4に示すフック、板
バネ、止めネジと同じものである。8b’は操作部8b
1’を有する断面凹型の操作レバー8b’で、操作レバ
ー8b’は操作部8b1’が開口部8a1および開口部
8eに臨むように装着されている。なお、アーム部3の
端の左右側面部の折り曲げはフック8a、操作レバー8
b’、板バネ8cおよび止めネジ8dを取付ける前に折
り曲げるようにしている。このように構成された係止部
8は、開口部8eに臨む操作部8b1’にマイナスドラ
イバー(図示せぬ)などを押し当てて操作レバー8bを
板バネ8c方向に移動することで、アーム部3の先端と
フック8aの折り返した先端との間隙が開放される。
【0043】壁面取付部4は、図1に示すように、上方
を小長孔とする大小2つの孔が連設した引っ掛け孔4c
が縦方向に複数形成されている。9は、例えば図6
(a)または(b)に示すように、壁面2に固着した頭
部を有する受具であり、引っ掛け孔4cのいづれかに選
択的に頭部を有する受具9を挿入して壁面取付部4を受
具9に掛止するようにしている。また、アーム部3に
も、上方を小長孔とする大小2つの孔が連設した引っ掛
け孔3bが形成され、第一ヒンジ部6を折り曲げずにア
ーム部3を壁面取付部4の延長位置にした状態でアーム
部3は壁面取付を兼用し、壁面2に固着した頭部を有す
る受具9を引っ掛け孔3bに挿入してアーム部3を受具
9に掛止できるようにしている。
【0044】背面取付部5は、表示装置1の背面に固着
するためのネジ孔5bが形成されている。そして、第二
ヒンジ部7を下方に向けて止めネジ5cで表示装置1の
背面下部に取付けられている。また、背面取付部5の横
幅は、断面コ字状に形成された壁面取付部4の開口幅よ
りやや短く、第一ヒンジ部6を折り曲げずにアーム部3
を壁面取付部4の延長位置にした状態で、表示装置1を
壁面2に対して0°(ほぼ垂直)のチルト角度で支持し
た場合、背面取付部5は壁面取付部4の開口内に収納さ
れるようにしている。
【0045】表示装置1の背面の背面取付部5を取付け
た位置の上方には、アーム部3に有する略J字状のフッ
ク8aを備えた係止部8と係合する複数の係合部1aが
縦方向に所定の間隔で並設されている。この係合部1a
は横棒の両端を曲げた略コ字状で、曲げた両端を表示装
置1の背面に立設した把手であり、梯子状に設けられて
いる。そして、係止部8を複数の係合部1aのいづれか
に引っ掛けて係止することにより、アーム部3で表示装
置1を支持するようにしている。なお、縦方向に並設さ
れた最上段の係合部1aは、図2(a)に示すように表
示装置1を壁面2に対して0°(ほぼ垂直)で据付ける
ために、その取付位置を、アーム部3と壁面取付部4と
を連結する第一ヒンジ部6を折り曲げずにアーム部3を
壁面取付部4の延長位置にした状態で、係止部8が最上
段の係合部1aに係止する位置としている。また、縦方
向に並設された他の係合部1aの取付位置は、それぞれ
上段側から順に表示装置1を壁面2に対して5°、10
°、15°で据付けるための位置として、アーム部3お
よび壁面取付部4の長さと第二ヒンジ部7の位置とから
算出されている。
【0046】また、係合部1aの横幅は、断面コ字状に
形成されたアーム部3および壁面取付部4の開口幅より
やや短く、第一ヒンジ部6を折り曲げずにアーム部3を
壁面取付部4の延長位置にした状態で、係止部8を最上
段の係合部1aに係止して表示装置1を支持した場合、
他の係合部1aはアーム部3および壁面取付部4の開口
内に収納されるようにしている。
【0047】以上のように構成された第一実施例の表示
装置の据付金具による、壁面2への表示装置1の据付け
について説明する。まず、表示装置1の背面下部に、第
二ヒンジ部7を下方に向けて背面取付部5をネジ5cで
固着する。つぎに、第二ヒンジ部7を折り曲げ、第二ヒ
ンジ部7を軸として壁面取付部4を上方へ持ち上げると
ともに、第一ヒンジ部6を折り曲げ、第一ヒンジ部6を
軸としてアーム部3を表示装置1側へ傾け、アーム部3
に有する係止部8の操作レバー8bまたは8b’を操作
して表示装置1の背面に並設された複数の係合部1aの
いづれか、例えば最上段から2番目の係合部1aに係止
部8を係止させる。こうすることで、アーム部3、壁面
取付部4および背面取付部5により仮想三角形が形成さ
れ、表示装置1の背面と壁面取付部4とのなす角度が所
定の角度、例えば5°に設定される。
【0048】そして、頭部を有する受具9を壁面2に固
着し、表示装置1を持ち上げて壁面取付部4に形成され
た引っ掛け孔4cを受具9に掛止するように壁面2に取
付けることで、表示装置1がアーム部3で支持され、表
示装置1を壁面2に所定のチルト角度(仰角)、例えば
5°で、図2(b)に示すように据付けることができ
る。この際、受具9を壁面取付部4に形成された複数の
引っ掛け孔4cのいづれかに選択的に挿入して壁面取付
部4を受具9に掛止させることで、表示装置1を床面か
らの高さを調整して壁面2に据付けることができる。
【0049】チルト角度(仰角)の調整は、係止部8を
複数の係合部1aのいづれかに選択的に係止させること
で、表示装置1を壁面2に対して0°(ほぼ垂直)から
最大15°(やや下向きに傾斜)のチルト角度(仰角)
で選択的に調整することができる。例えば、第一ヒンジ
部6を折り曲げずに係止部8を最上段の係合部1aに係
止させると、図2(a)に示すように表示装置1が壁面
2に対して0°に設定され、第一ヒンジ部6を折り曲
げ、係止部8を最上段から2番目の係合部1aに係止さ
せると、図2(b)に示すように表示装置1が壁面2に
対して5°に設定され、係止部8を最上段から3番目の
係合部1aに係止させると、図2(c)に示すように表
示装置1が壁面2に対して10°に設定され、係止部8
を最上段から4番目の係合部1aに係止させると、図2
(d)に示すように表示装置1が壁面2に対して15°
に設定される。
【0050】なお、図2(a)に示すように、第一ヒン
ジ部6を折り曲げずに表示装置1を壁面2に対して0°
(ほぼ垂直)に据付けた場合、アーム部3は壁面取付部
4の延長位置にあり壁面取付として兼用され、壁面2に
固着した頭部を有する受具9をアーム部3に形成された
引っ掛け孔3bに挿入してアーム部3を受具9に掛止す
ることで、表示装置1の床面からの高さをより低く調整
して壁面2に据付けることができる。また、図2(a)
に示す場合、断面コ字状に形成されたアーム部3および
壁面取付部4の開口側が表示装置1側となるようにした
ので、背面取付部5および複数の係合部1aの最上段か
ら2番目以下の係合部1aは、アーム部3および壁面取
付部4の開口内に収納されている。この状態で第一ヒン
ジ部6が背面取付部5および複数の係合部1aに当たら
ないように、アーム部3、壁面取付部4および背面取付
部5の長さを決定しておく。
【0051】なお、以上説明した構成は表示装置1の背
面中央に一式設けてもよく、また、表示装置1の背面の
左右に一対備えてもよい。
【0052】次に、本発明による表示装置の据付金具の
第二実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図7は本
発明による第二実施例の表示装置の据付金具の表示装置
への取付け状態を説明するための背面斜視図である。前
述の第一実施例とは、アーム部3に有する係止部8の構
造および表示装置1の背面に並設された複数の係合部1
aの構造に関する点と、表示装置1の背面への背面取付
部5の取付けに関する点が異なる。以下、第一実施例と
同一部分の詳細な説明は省略し、図において、第一実施
例の説明で用いた図と同一個所は同一符号として、第二
実施例を説明する。
【0053】アーム部3は、壁面取付部4を連結した一
端に対向する他端に両角フックを備えた係止部10を有
している。図8に両角フックを備えた係止部10の構造
を(a)展開図、(b)断面図で示す。10aはコイル
バネ10a1の両側を平行にして先端を外側に向けた一
対のL字状フック10a2を有するコイルバネ付き両角
フック、10bはL字状フック10a2の基部を保持す
るホールド部10b1、コイルバネ10a1を保持する
支軸10b2および操作部10b3を有する一対の操作
ボタンである。また、アーム部3の端は、図8(a)に
示すように、中央部を円筒状に折り曲げた円筒形状と
し、L字状フック10a2を突出する開口部10cが形
成されるとともに、左右側面部に操作ボタン10bを装
着する貫通孔10dが設けられている。
【0054】そして、図8(b)に示すように、一対の
操作ボタン10bは操作部10b3がアーム部3の左右
側面部の貫通孔10dから突出して装着され、コイルバ
ネ付き両角フック10aは、L字状フック10a2の基
部が操作ボタン10bのホールド部10b1で保持され
るとともにコイルバネ10a1が支軸10b2で保持さ
れ、アーム部3の先端の開口部10cから一対のL字状
フック10a2を突出して装着されている。すなわち、
操作ボタン10bはコイルバネ10a1により左右側面
部の方向にそれぞれ付勢されている。このように構成さ
れた係止部10は、アーム部3の左右側面部の貫通孔1
0dから突出した操作部10b3を手指などで挟んで操
作ボタン10bを両外側から押圧することで、一対のL
字状フック10a2の間隔が可変する。
【0055】表示装置1の背面の背面取付部5を取付け
る位置には、背面取付部5を挿入する開口部1bが設け
られている。背面取付部5は、図7に示すように、第二
ヒンジ部7を軸として背面取付部5を下方に向けて開口
部1bに挿入され、止めネジ5cで表示装置1の背面下
部内側に取付けられている。
【0056】表示装置1の背面の背面取付部5を取付け
た位置の上方には、アーム部3に有する両角フック10
aを備えた係止部10と係合する複数の係合部1cが縦
方向に所定の間隔で並設されている。この係合部1cは
表示装置1の背面カバーを貫通して形成された矩形の係
合孔である。そして、係止部10を複数の係合部1cの
いづれかに引っ掛けて係止することにより、アーム部3
で表示装置1を支持するようにしている。両角フック1
0aの係合部(係合孔)1cへの係止は、操作ボタン1
0bを両外側から押圧して一対のL字状フック10a2
の間隔を狭め、複数の係合部(係合孔)1cのいづれか
にL字状フック10a2を挿入し操作ボタン10bの押
圧を解除する。なお、縦方向に並設された複数の係合部
(係合孔)1cの位置は、前述の第一実施例のように、
それぞれ上段側から順に表示装置1を壁面2に対して0
°(ほぼ垂直)、5°、10°、15°で据付けるため
の位置としている。
【0057】以上のように構成された第二実施例の表示
装置の据付金具による、壁面2への表示装置1の据付け
については、前述の第一実施例とほぼ同じであるので詳
細な説明を省略する。
【0058】次に、本発明による表示装置の据付金具の
第三実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図9は本
発明による第三実施例の表示装置の据付金具の表示装置
への取付け状態を説明するための背面斜視図である。前
述の第一実施例および第二実施例とは、アーム部3に有
する係止部8、10の構造および表示装置1の背面に並
設された複数の係合部1a、1cの構造に関する点と、
表示装置1の背面への背面取付部5の取付けに関する点
が異なる。以下、第一実施例および第二実施例と同一部
分の詳細な説明は省略し、図において、第一実施例およ
び第二実施例の説明で用いた図と同一個所は同一符号と
して、第三実施例を説明する。
【0059】アーム部3は、壁面取付部4を連結した一
端に対向する他端にネジを備えた係止部11を有してい
る。11aは蝶番構造の第三ヒンジ部で、図3に示した
アーム部3と壁面取付部4との間および壁面取付部4と
背面取付部5との間にそれぞれ設けた第一ヒンジ部6お
よび第二ヒンジ部7と同じ構造であり、係止部11はア
ーム部3に第三ヒンジ部11aを介して連結されてい
る。11bはネジ貫通孔で11cはネジであり、ネジ1
1cはネジ貫通孔11bを貫通して装着されている。そ
して、第一ヒンジ部6、第二ヒンジ部7および第三ヒン
ジ部11aを折り曲げ、係止部11を背面取付部5と同
一面上に平行にすることで、アーム部3、壁面取付部4
および背面取付部5、係止部11により仮想三角形が形
成される。
【0060】背面取付部5は、図9に示すように、断面
コ字状の開口の向きを図3の展開図に示される背面取付
部5の断面コ字状の開口の向きと反対にし、第二ヒンジ
部7を上方に向けて止めネジ5cで表示装置1の背面下
部に取付けられている。
【0061】表示装置1の背面の背面取付部5を取付け
た位置の上方には、アーム部3に連結されネジ11cを
備えた係止部11と係合する複数の係合部1dが縦方向
に所定の間隔で並設されている。この係合部1dはネジ
孔である。そして、係止部11を背面取付部5と同一面
上に平行にして、係止部11のネジ貫通孔11bに装着
されたネジ11cを複数の係合部(ネジ孔)1dのいづ
れかに螺着することにより、アーム部3で表示装置1を
支持するようにしている。なお、縦方向に並設された複
数の係合部(ネジ孔)1dの位置は、前述の第一実施例
および第二実施例のように、それぞれ上段側から順に表
示装置1を壁面2に対して0°(ほぼ垂直)、5°、1
0°、15°で据付けるための位置としている。
【0062】以上のように構成された第三実施例の表示
装置の据付金具による、壁面2への表示装置1の据付け
については、前述の第一実施例および第二実施例とほぼ
同じであるので詳細な説明を省略する。
【0063】以上の実施例では、アーム部3に有する係
止部8、10、11の構造および表示装置1の背面に並
設された複数の係合部1a、1c、1dの構造に関する
点と、表示装置1の背面への背面取付部5の取付けに関
する点が異なるとして第三実施例まで説明したが、それ
ぞれの実施例で説明した係止部および係合部の構造と背
面取付部の取付との関わりはなく、例えば、アーム部3
に第一実施例で説明した係止部8を備えて表示装置1の
背面に第一実施例で説明した係合部1aを設け、第二実
施例で説明したように表示装置1の背面へ背面取付部5
を取付けてもよく、その関係はこの限りではなく、ま
た、表示装置1の背面への背面取付部5の取付けは溶接
によって接合してもよい。
【0064】次に、本発明による表示装置の据付金具の
第四実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図10は
本発明による第四実施例の表示装置の据付金具の表示装
置への取付け状態を説明するための背面斜視図である。
前述の第三実施例とは、表示装置1の背面への背面取付
部5の取付けに関する点と、表示装置1の背面に並設さ
れた複数の係合部1dに代えて背面取付部5に複数の係
合部5dを設けた点が異なる。以下、第三実施例と同一
部分の詳細な説明は省略し、図において、第三実施例の
説明で用いた図と同一個所は同一符号として、第四実施
例を説明する。
【0065】背面取付部5の縦方向の長さは、アーム部
3および係止部11を壁面取付部4の延長位置にした状
態の壁面取付部4の下端から係止部11の上端までの長
さよりやや長く、その上方には、係止部11と係合する
複数の係合部5dが縦方向に所定の間隔で並設されてい
る。この係合部5dはネジ孔であり、係止部11を背面
取付部5と略同一面上に平行にして、係止部11のネジ
貫通孔11bに装着されたネジ11cを複数の係合部
(ネジ孔)5dのいづれかに螺着することにより、アー
ム部3で表示装置1を支持するようにしている。なお、
縦方向に並設された複数の係合部(ネジ孔)5dの位置
は、前述の第三実施例のように、それぞれ上段側から順
に表示装置1を壁面2に対して0°(ほぼ垂直)、5
°、10°、15°で据付けるための位置としている。
【0066】そして、背面取付部5は、第一実施例で説
明したように、第二ヒンジ部7を下方に向けて止めネジ
5cで表示装置1の背面に取付けられるが、そのネジ止
めの位置は表示装置1の背面下部および背面上部として
いる。
【0067】以上のように構成された第四実施例の表示
装置の据付金具による、壁面2への表示装置1の据付け
については、前述の第三実施例とほぼ同じであるので詳
細な説明を省略する。
【0068】次に、本発明による表示装置の据付金具の
第五実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図11は
本発明による第五実施例の表示装置の据付金具の表示装
置への取付け状態を説明するための背面斜視図であり、
図12は第五実施例の表示装置の据付金具によるチルト
角度を示す側面図で、(a)はチルト角度が0°(ほぼ
垂直)、(b)はチルト角度が約5°、(c)はチルト
角度が約10°、(d)はチルト角度が最大(約15
°)の場合を示す。以下、第四実施例と同一部分の詳細
な説明は省略し、図において、第四実施例の説明で用い
た図と同一個所は同一符号として、第五実施例を説明す
る。本第五実施例は、前述の第四実施例において、背面
取付部5を壁面取付部4と見做すとともに壁面取付部4
を背面取付部5と見做した構成としている。すなわち、
壁面取付部4と背面取付部5との間に第一ヒンジ部6を
設けるとともに、背面取付部5とアーム部3との間に第
二ヒンジ部7を設け、壁面取付部4、背面取付部5およ
びアーム部3は第一ヒンジ部6、第二ヒンジ部7を介し
て連結されている。
【0069】アーム部3および背面取付部5は、断面コ
字状の開口側が壁面2側となるように、また、壁面取付
部4は、断面コ字状の開口側が表示装置1側となるよう
にしている。
【0070】壁面取付部4の縦方向の長さは、アーム部
3および係止部11を背面取付部5の延長位置にした状
態の背面取付部5の下端から係止部11の上端までの長
さよりやや長く、その上方には、係止部11と係合する
複数の係合部4dが縦方向に所定の間隔で並設されてい
る。この係合部4dはネジ孔であり、係止部11を壁面
取付部4と略同一面上に平行にして、係止部11のネジ
貫通孔11bに装着されたネジ11cを複数の係合部
(ネジ孔)4dのいづれかに螺着することにより、アー
ム部3で表示装置1を支持するようにしている。なお、
縦方向に並設された複数の係合部(ネジ孔)4dの位置
は、前述の第四実施例のように、それぞれ上段側から順
に表示装置1を壁面2に対して0°(ほぼ垂直)、5
°、10°、15°で据付けるための位置としている。
そして、壁面取付部4は、第一実施例で説明した背面取
付部5のように第一ヒンジ部6を下方に向けて、該上下
部が止めネジ4eで壁面2に取付けられる。
【0071】背面取付部5は、図11に示すように、下
方を小長孔とする大小2つの孔が連設した引っ掛け孔5
eが縦方向に複数形成されている。1eは表示装置1の
背面に固着した頭部を有する掛具であり、引っ掛け孔5
eのいづれかに選択的に掛具1eを挿入して背面取付部
5に掛具1eを掛止するようにしている。また、アーム
部3にも、下方を小長孔とする大小2つの孔が連設した
引っ掛け孔3cが形成され、第二ヒンジ部7を折り曲げ
ずにアーム部3を背面取付部5の延長位置にした状態で
アーム部3は背面取付を兼用し、表示装置1の背面に固
着した頭部を有する掛具1eを引っ掛け孔3cに挿入し
てアーム部3に掛具1eを掛止できるようにしている。
【0072】以上のように構成された第五実施例の表示
装置の据付金具による、壁面2への表示装置1の据付け
について説明する。まず、壁面2に第一ヒンジ部6を下
方に向けて壁面取付部4をネジ4eで固着する。つぎ
に、第一ヒンジ部6を折り曲げ、第一ヒンジ部6を軸と
して背面取付部5を上方へ持ち上げるとともに、第二ヒ
ンジ部7を折り曲げ、第二ヒンジ部7を軸としてアーム
部3を壁面2側へ傾け、さらに第三ヒンジ部11aを折
り曲げ、係止部11を壁面取付部4と略同一面上に平行
にして、係止部11のネジ貫通孔11bに装着されたネ
ジ11cを壁面取付部4に並設された複数の係合部(ネ
ジ孔)4dのいづれか、例えば最上段から2番目の係合
部(ネジ孔)4dに螺着させる。こうすることで、壁面
取付部4、背面取付部5およびアーム部3により仮想三
角形が形成され、壁面2と背面取付部5とのなす角度が
所定の角度、例えば5°に設定される。
【0073】そして、表示装置1を持ち上げて背面取付
部5に形成された引っ掛け孔5eに掛具1eを掛止する
ように表示装置1を壁面2に取付けることで、表示装置
1がアーム部3で支持され、表示装置1を壁面2に所定
のチルト角度(仰角)、例えば5°で、図12(b)に
示すように据付けることができる。この際、掛具1eを
背面取付部5に形成された複数の引っ掛け孔5eのいづ
れかに選択的に挿入して背面取付部5に掛具1eを掛止
させることで、表示装置1を床面からの高さを調整して
壁面2に据付けることができる。
【0074】なお、チルト角度(仰角)の調整および表
示装置1の床面からの高さの調整については、前述の第
一実施例から第四実施例の説明とほぼ同じであるので詳
細な説明を省略する。
【0075】次に、本発明による表示装置の据付金具の
第六実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図13は
本発明の第六実施例の表示装置の据付金具による表示装
置の壁面への取付け状態を説明するための側面図であ
る。以下、第五実施例と同一部分の詳細な説明は省略
し、図において、第五実施例の説明で用いた図と同一個
所は同一符号として、第六実施例を説明する。本第六実
施例は、前述の第五実施例において、壁面取付部4の上
部に蝶番構造の第四ヒンジ部12を設けた構成としてい
る。すなわち、壁面取付部4が上下に分割され第四ヒン
ジ部12を介して連結されている。第四ヒンジ部12
は、図3に示した第一ヒンジ部6および第二ヒンジ部7
と同じ構造である。
【0076】そして、図13に示すように、壁面取付部
4は第四ヒンジ部12より上側を壁面2にネジ4eで固
着されている。
【0077】以上のように構成された第六実施例の表示
装置の据付金具による、壁面2への表示装置1の据付け
については、前述の第五実施例とほぼ同じであるので詳
細な説明を省略する。なお、本第六実施例の表示装置1
の据付金具により壁面2に据付けられた表示装置1は、
表示装置1を壁面2に据付けた状態で、第四ヒンジ部1
2を軸として表示装置1の下部を前方へ引上げて、表示
装置1の背面下部に備えた接続端子(図示省略)にケー
ブル13を接続することができる。
【0078】次に、本発明による表示装置の据付金具の
第七実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図14は
本発明による第七実施例の表示装置の据付金具の表示装
置への取付け状態を説明するための背面斜視図である。
本第七実施例は、前述の第一実施例から第六実施例にお
いて、表示装置1の背面に凹部が形成された構成として
いる。以下、第一実施例から第六実施例と同一部分の詳
細な説明は省略し、図において、第一実施例から第六実
施例の説明で用いた図と同一個所は同一符号として、第
七実施例を説明する。
【0079】図14は、第一実施例の説明で用いた図1
に基づいて各部を示している。14は表示装置1の背面
に形成された凹部であり、背面取付部5が凹部14内に
取付けられるとともに、複数の係合部1aが凹部14内
に並設されている。そして、第一ヒンジ部6を折り曲げ
ずにアーム部3を壁面取付部4の延長位置にした状態で
表示装置1を壁面2に対して0°(ほぼ垂直)のチルト
角度で支持した際、壁面取付部4およびアーム部3が凹
部14内に収納される。
【0080】なお、第五実施例および第六実施例におい
て、表示装置1の背面に凹部を形成した場合では、掛具
1eが凹部14内に固着される。そして、第二ヒンジ部
7を折り曲げずにアーム部3を背面取付部5の延長位置
にした状態で表示装置1を壁面2に対して0°(ほぼ垂
直)のチルト角度で支持した際、壁面取付部4およびア
ーム部3が凹部14内に収納される。
【0081】次に、本発明による表示装置の据付金具の
第八実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図15は
本発明による第八実施例の表示装置の据付金具の表示装
置への取付け状態を説明するための背面斜視図である。
本第八実施例は、前述の第七実施例において、表示装置
1の背面の左右に一対備えたアーム部3を連結するアー
ム連結手段を設け、表示装置1の背面の凹部をH字状に
した構成としている。以下、第七実施例と同一部分の詳
細な説明は省略し、図において、第七実施例の説明で用
いた図と同一個所は同一符号として、第八実施例を説明
する。
【0082】15は表示装置1の背面の左右に一対備え
たアーム部3を連結するアーム連結手段で、16は表示
装置1の背面に形成されたH字状の凹部であり、背面取
付部5が凹部16内に取付けられるとともに、複数の係
合部1aが凹部16内に並設されている。または、掛具
1eが凹部16内に固着されている。そして、表示装置
1を壁面2に対して0°(ほぼ垂直)のチルト角度で支
持した際、H字状の凹部16内には、壁面取付部4およ
びアーム部3が収納されるとともに、アーム連結手段1
5が収納される。チルト角度(仰角)の調整の際、表示
装置1の背面の左右に一対備えたアーム部3に有する係
止部8の係合部1aへの係止をそれぞれ解除した状態
で、アーム連結手段15を操作することで、それぞれの
アーム部3に有する係止部8を係止する係合部1aの選
択を容易に同じ位置にすることができる。
【0083】
【発明の効果】以上、説明したような本発明による表示
装置の据付金具によれば、小型で壁自体の歪みの影響を
受け難く、部品点数が少なく、簡単な構造で頑丈で重量
が軽く、チルト角度(仰角)の調整作業を容易に行うこ
とができ、さらに、表示装置を壁面に所定のチルト角度
(仰角)で据付ける際、床面からの高さを調節すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一実施例の表示装置の据付金具
の表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視図
である。
【図2】第一実施例の表示装置の据付金具によるチルト
角度を示す側面図で、(a)はチルト角度が0°(ほぼ
垂直)、(b)はチルト角度が約5°、(c)はチルト
角度が約10°、(d)はチルト角度が最大(約15
°)の場合を示す。
【図3】ヒンジ部の蝶番構造を示す展開図である。
【図4】フックを備えた係止部の構造を示す図で、
(a)は一方から見た展開図、(b)は他方から見た展
開図、(c)は断面図である。
【図5】フックを備えた係止部の別の構造を示す図で、
(a)展開図、(b)は断面図である。
【図6】受具を示す図である。
【図7】本発明による第二実施例の表示装置の据付金具
の表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視図
である。
【図8】両角フックを備えた係止部の構造を示す図で、
(a)は展開図、(b)は断面図である。
【図9】本発明による第三実施例の表示装置の据付金具
の表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視図
である。
【図10】本発明による第四実施例の表示装置の据付金
具の表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視
図である。
【図11】本発明による第五実施例の表示装置の据付金
具の表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視
図である。
【図12】第五実施例の表示装置の据付金具によるチル
ト角度を示す側面図で、(a)はチルト角度が0°(ほ
ぼ垂直)、(b)はチルト角度が約5°、(c)はチル
ト角度が約10°、(d)はチルト角度が最大(約15
°)の場合を示す。
【図13】本発明の第六実施例の表示装置の据付金具に
よる表示装置の壁面への取付け状態を説明するための側
面図である。
【図14】本発明による第七実施例の表示装置の据付金
具の表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視
図である。
【図15】本発明による第八実施例の表示装置の据付金
具の表示装置への取付け状態を説明するための背面斜視
図である。
【図16】従来の表示装置の据付金具を示す図で、
(a)は表示装置への取付け状態を説明するための全体
斜視図、(b)は第一の支軸の取付状態を示す斜視図、
(c)は第二の支軸を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置 1a 係合部 1b 開口部 1c 係合部(係合孔) 1d 係合部(ネジ孔) 1e 掛具 2 壁面 3 アーム部 3a 円筒部 3b 引っ掛け孔 3c 引っ掛け孔 4 壁面取付部 4a 円筒部 4b 円筒部 4c 引っ掛け孔 4d 係合部(ネジ孔) 4e ネジ 5 背面取付部 5a 円筒部 5b ネジ孔 5c ネジ 5d 係合部(ネジ孔) 5e 引っ掛け孔 6 第一ヒンジ部 6a 第一ヒンジ軸 7 第二ヒンジ部 7a 第二ヒンジ軸 8 係止部 8a フック 8a1 開口部 8a2 ネジ孔 8b 操作レバー 8b ’操作レバー 8b1 操作部 8b1’ 操作部 8c 板バネ 8d ネジ 8e 開口部 8f ネジ孔 9 受具 10 係止部 10a 両角フック 10a1 コイルバネ 10a2 L字状フック 10b 操作ボタン 10b1 ホールド部 10b2 支軸 10b3 操作部 10c 開口部 10d 貫通孔 11 係止部 11a 第三ヒンジ部 11b ネジ貫通孔 11c ネジ 12 第四ヒンジ部 13 ケーブル 14 凹部 15 アーム連結手段 16 凹部 21 表示装置 22 壁面 23 据付金具 24 支軸 24a Eリング 25 アーム 26 支軸 26a スペーサ 26b 舌片 26c ネジ 27 アーム 27a ネジ 28 長孔 28a ネジ 29 係止金具 29a 係止部 30 固定金具 30a ネジ 31 アーム 32 長孔

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置を壁面に据付けるための据付金
    具であって、 当該据付金具は、前記表示装置を支持するためのアーム
    部と、同アーム部の一端に蝶番構造の第一ヒンジ部を介
    して連結され前記壁面に取付けられる壁面取付部と、同
    壁面取付部の一端に蝶番構造の第二ヒンジ部を介して連
    結され前記表示装置の背面に取付けられる背面取付部と
    を備え、 前記アーム部の他端に係止部を有する一方、同係止部と
    係合する複数の係合部が前記表示装置の背面または前記
    背面取付部に縦方向に並設され、 前記背面取付部を前記表示装置の背面に取付けるととも
    に、前記第一ヒンジ部および前記第二ヒンジ部を折り曲
    げ前記係止部を前記複数の係合部のいづれかに選択的に
    係止することにより、前記表示装置の背面と前記壁面取
    付部とのなす角度を所定の角度に設定し、前記壁面取付
    部を前記壁面に取付けることで、 前記表示装置を前記壁面に所定の仰角で据付けるように
    したことを特徴とする表示装置の据付金具。
  2. 【請求項2】 前記係合部が並設された前記背面取付部
    は、前記第二ヒンジ部を下方に向けて前記表示装置の背
    面に取付けられたことを特徴とする請求項1記載の表示
    装置の据付金具。
  3. 【請求項3】 前記係合部が並設された前記表示装置の
    背面下部に、 前記背面取付部をネジ止めまたは溶接により固着したこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示装置の据付金具。
  4. 【請求項4】 前記係合部が並設された前記表示装置の
    背面下部に前記背面取付部を挿入する挿入口が形成さ
    れ、 前記背面取付部を前記挿入口に挿入した状態でネジ止め
    または溶接により固着したことを特徴とする請求項1記
    載の表示装置の据付金具。
  5. 【請求項5】 前記表示装置の背面に並設された係合部
    は両端を曲げた略コ字状の把手であり、前記係止部は略
    J字状のフックであり、 前記フックを前記把手に引っ掛けて係止するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置の据付金具。
  6. 【請求項6】 前記表示装置の背面に並設された係合部
    は前記表示装置の背面を貫通して形成された係合孔であ
    り、 前記係止部は、両側に外側に向けた一対のL字状フック
    を有するコイルバネを両外側から押圧することにより前
    記一対のL字状フックの間隔が可変する両角フックであ
    り、 前記一対のL字状フック間隔を狭めて前記係合孔に挿入
    し、前記両角フックを前記係合孔の両側に引っ掛けて係
    止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の表示
    装置の据付金具。
  7. 【請求項7】 前記表示装置の背面または前記背面取付
    部に並設された係合部はネジ孔であり、 前記係止部は、前記アーム部の他端に蝶番構造の第三ヒ
    ンジ部を介して連結されネジ貫通孔を有するとともに同
    ネジ貫通孔に貫通したネジを備え、 前記第三ヒンジ部を折り曲げ前記係止部を前記表示装置
    の背面または前記背面取付部と同一面上で平行にし、前
    記ネジを前記ネジ孔に螺着させて係止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示装置の据付金具。
  8. 【請求項8】 前記アーム部および前記壁面取付部は、
    前記第一ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記壁
    面取付部の延長位置にした状態で前記表示装置側を開口
    する、左右側面部と中央部とからなる断面コ字状である
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置の据付金具。
  9. 【請求項9】 前記表示装置の背面に凹部が形成され、
    前記背面取付部は前記凹部内に取付けられ、 前記第一ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記壁
    面取付部の延長位置にした状態で前記表示装置を支持し
    た際、前記壁面取付部および前記アーム部が前記凹部内
    に収納されるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の表示装置の据付金具。
  10. 【請求項10】 前記壁面取付部に上方を小長孔とする
    大小2つの孔が連設した引っ掛け孔が縦方向に複数形成
    され、 前記壁面に頭部を有する受具を固着し、前記引っ掛け孔
    のいづれかに選択的に前記受具の頭部を挿入して前記壁
    面取付部を前記受具に掛止することにより、 前記表示装置を床面からの高さを調整して前記壁面に据
    付けるようにしたことを特徴とする請求項1、請求項9
    または請求項10記載の表示装置の据付金具。
  11. 【請求項11】 前記引っ掛け孔を前記アーム部に形成
    し、前記第一ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前
    記壁面取付部の延長位置にした状態で前記表示装置を支
    持した際、前記アーム部は壁面取付を兼用し、 前記アーム部に形成した前記引っ掛け孔に前記受具を挿
    入して前記アーム部を前記受具に掛止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項10記載の表示装置の据付金具。
  12. 【請求項12】 前記請求項1記載の、前記係止部と係
    合する複数の係合部が前記背面取付部に縦方向に並設さ
    れた場合において、 前記背面取付部を前記壁面に取付けるとともに、前記壁
    面取付部を前記表示装置の背面に取付けるようにしたこ
    とを特徴とする表示装置の据付金具。
  13. 【請求項13】 表示装置を壁面に据付けるための据付
    金具であって、 当該据付金具は、前記壁面に取付けられる壁面取付部
    と、同壁面取付部の一端に蝶番構造の第一ヒンジ部を介
    して連結され前記表示装置の背面に取付けられる背面取
    付部と、同背面取付部の一端に蝶番構造の第二ヒンジ部
    を介して連結され前記表示装置を支持するためのアーム
    部とを備え、 前記アーム部の一端に係止部を有する一方、同係止部と
    係合する複数の係合部が前記壁面取付部に縦方向に並設
    され、 前記壁面取付部を前記壁面に取付けるとともに、前記第
    一ヒンジ部および前記第二ヒンジ部を折り曲げ前記係止
    部を前記複数の係合部のいづれかに選択的に係止するこ
    とにより、前記壁面と前記背面取付部とのなす角度を所
    定の角度に設定し、前記背面取付部に前記表示装置の背
    面を取付けることで、前記表示装置を前記壁面に所定の
    仰角で据付けるようにしたことを特徴とする表示装置の
    据付金具。
  14. 【請求項14】 前記壁面取付部に並設された係合部は
    ネジ孔であり、 前記係止部は、前記アーム部の一端に蝶番構造の第三ヒ
    ンジ部を介して連結されネジ貫通孔を有するとともに同
    ネジ貫通孔に貫通したネジを備え、 前記第三ヒンジ部を折り曲げ前記係止部を前記壁面取付
    部に平行にし、前記ネジを前記ネジ孔に螺着させて係止
    するようにしたことを特徴とする請求項13記載の表示
    装置の据付金具。
  15. 【請求項15】 前記アーム部および前記背面取付部
    は、前記第二ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前
    記背面取付部の延長位置にした状態で前記壁面側を開口
    する、左右側面部と中央部とからなる断面コ字状である
    ことを特徴とする請求項13記載の表示装置の据付金
    具。
  16. 【請求項16】 前記表示装置の背面に凹部が形成さ
    れ、前記背面取付部は前記凹部内に取付けられ、 前記第二ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前記背
    面取付部の延長位置にした状態で前記係止部を前記係合
    部に係止した際、前記壁面取付部および前記アーム部が
    前記凹部内に収納されるようにしたことを特徴とする請
    求項13記載の表示装置の据付金具。
  17. 【請求項17】 前記背面取付部に下方を小長孔とする
    大小2つの孔が連設した引っ掛け孔が縦方向に複数形成
    され、 前記表示装置の背面に頭部を有する受具を固着し、前記
    引っ掛け孔のいづれかに選択的に前記受具の頭部を挿入
    して前記背面取付部を前記受具に掛止することにより、 前記表示装置を床面からの高さを調整して前記壁面に据
    付けるようにしたことを特徴とする請求項13、請求項
    15または請求項16記載の表示装置の据付金具。
  18. 【請求項18】 前記引っ掛け孔を前記アーム部に形成
    し、前記第二ヒンジ部を折り曲げずに前記アーム部を前
    記背面取付部の延長位置にした状態で前記係止部を前記
    係合部に係止した際、前記アーム部は背面取付を兼用
    し、 前記アーム部に形成した前記引っ掛け孔に前記受具を挿
    入して前記アーム部を前記受具に掛止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項17記載の表示装置の据付金具。
  19. 【請求項19】 前記壁面取付部は上方に蝶番構造の第
    四ヒンジ部を有し、前記第四ヒンジ部より上側を前記壁
    面に取付けることにより、前記表示装置の下部を前方へ
    引き上げて、前記表示装置の背面下部に備えた接続端子
    にケーブルを接続できるようにしたことを特徴とする請
    求項13記載の表示装置の据付金具。
  20. 【請求項20】 前記壁面取付部に並設された係合部は
    ネジ孔であり、 前記係止部は、前記アーム部の一端に蝶番構造の第三ヒ
    ンジ部を介して連結されネジ貫通孔を有するとともに同
    ネジ貫通孔に貫通したネジを備え、 前記第三ヒンジ部を折り曲げ前記係止部を前記壁面取付
    部に平行にし、前記ネジを前記ネジ孔に螺着させて係止
    するようにしたことを特徴とする請求項19記載の表示
    装置の据付金具。
  21. 【請求項21】 前記請求項1、前記請求項13または
    前記請求項19記載の構成を前記表示装置の背面の左右
    に一対備えたことを特徴とする表示装置の据付金具。
  22. 【請求項22】 前記請求項1、前記請求項13または
    前記請求項19記載の構成を前記表示装置の背面の左右
    に一対備えるとともに、一対の前記アーム部を連結する
    アーム連結手段を有することを特徴とする表示装置の据
    付金具。
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