JP7280472B2 - パウチ容器の熱処理装置 - Google Patents

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例えば流動物が充填されたパウチ容器を加熱処理する熱処理装置、およびパウチ容器を搬送する装置に関する。
従来、液体やゼリーなどの流動物が充填されたパウチ容器を、搬送コンベヤに一定の間隔で設けられプレートの間に保持し、起立状態で搬送しながら熱処理を行う熱処理装置が知られている(例えば特許文献1、2)。このような熱処理装置の利用では、流動性を高めた高温状態で流動物をパウチ容器に充填しキャップ等で密封した後、熱処理装置でパウチ容器の冷却を行う。
特許第3527019号公報 実開平3-12796号公報
しかし、充填物がゼリーなどのように高温時には液体で冷却さると固まる場合、熱処理装置供給直後のパウチ容器は高温で柔らかくなっているため、前後一対のプレート間に起立状態で投入されるパウチ容器の姿勢は、搬送方向前後に傾き、変形される可能性がある。このような状態でパウチ容器が冷却され、充填物がゼリー状に固まると、パウチ容器は変形したまま固まってしまう。特にパウチ容器の材質がアルミ製の場合、変形した容器形状を後から直すことができない。
本発明は、パウチ容器を安定した起立姿勢で保持可能な搬送装置を備える熱処理装置を提供することを課題としている。
本発明の第1の発明であるパウチ容器の熱処理装置は、高温の内容物が充填されたパウチ容器を熱処理する熱処理装置であって、パウチ容器を供給する供給コンベヤと、複数のスプロケット間に掛け回されるとともに、起立状態のパウチ容器の搬送方向正面または背面を支持するプレートが所定間隔で取り付けられた搬送コンベヤと、前記供給コンベヤにより供給されるパウチ容器を前記プレートの間に受け渡す受渡手段と、前記搬送コンベヤの上方に設けられ、前記プレート間に支持されているパウチ容器に冷却水を散水する冷却手段とを備え、前記プレートを搬送コンベヤの搬送方向前方または後方の一方に傾斜して取り付け、前記プレートによってパウチ容器を前方または後方に傾斜させて支持しつつ、冷却水を散水することを特徴としている。
本発明の第2の発明であるパウチ容器の熱処理装置は、第1の発明において、前記プレートが、パウチ容器の正面または背面を支持する支持プレートと、パウチ容器の底面を支持する底面プレートを備え、前記支持プレートと前記底面プレートが略直交することを特徴としている。
本発明によれば、パウチ容器を安定した起立姿勢で保持可能な搬送装置を備える熱処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態であるパウチ容器の熱処理装置および搬送装置を備えたパストライザを示す平面図である。 図1に示すパストライザの概略的な構成を示す側面図である。 供給コンベヤ上のパウチ容器をチェーンコンベヤに受け渡す受け渡し機構を示し、プッシャが下降した状態を示す側面図である。 図3の受け渡し機構において、プッシャが前進した状態を示す側面図である。 図3の受け渡し機構において、揺動シュートが傾斜した状態を示す側面図である。 パウチ容器をプレート間から抜き取り、排出コンベヤへと受け渡す構成例を示す側面図である。
以下、図示された実施形態を参照して本発明に係るパウチ容器の熱処理装置および搬送装置を説明する。
図1、2は本発明の一実施形態であるパウチ容器の熱処理装置および搬送装置を備えたパストライザ10を示す。パストライザ10に供給される物品は、口部にキャップが装着された扁平なパウチ容器Pであり、その中には、液体やゼリー等の流動物が高温(例えば85℃)で充填されている。パウチ容器Pはパストライザ10によって、その口部とキャップが殺菌処理される。また、パウチ容器Pの正面には製品名等が印刷され、背面には内容物の成分やバーコード等が印刷されている。
パウチ容器Pは背面を上方にした横転状態で供給コンベヤ(供給手段)11によりパストライザ10に供給される。パウチ容器Pはパストライザ10内において起立状態に変更され、背面を搬送方向前方に向けて搬送される。パウチ容器Pは搬送されつつ熱処理された後、背面を下方にした横転状態に定められ、排出コンベヤ(排出手段)12に受け渡されて次工程へ排出される。
パストライザ10内は基本的に、供給ゾーンAと殺菌ゾーンBと第1冷却ゾーンCと第2冷却ゾーンDと第3冷却ゾーンEと排出ゾーンFとに区画される。供給ゾーンAでは、パウチ容器Pは、後述するように起立状態に変更されてチェーンコンベヤ(搬送手段)14に受け渡される。このとき供給ゾーンAにおいて供給コンベヤ11上のパウチ容器Pに洗浄ノズルから洗浄水(温水)を吹きかけて洗浄してもよい。
チェーンコンベヤ14は一対のスプロケット15、16に掛け回され、起立状態のパウチ容器Pを支持するプレート17が所定間隔で取付けられる。つまりパウチ容器Pは隣り合う2つのプレート17の間に支持される。なお、一方のスプロケット15は供給ゾーンAに設けられ、他方のスプロケット16は排出ゾーンFに設けられる。
殺菌ゾーンBでは、パウチ容器Pは散水ノズル18から温水(例えば90℃)を噴射されて約5分間加熱され、殺菌処理を施される。第1冷却ゾーンCでは、パウチ容器Pは散水ノズル19から冷却用の温水(例えば30℃)を噴射され、約5分間冷却される。第2冷却ゾーンDでは、パウチ容器Pは散水ノズル20により冷却用の温水(例えば25℃)を噴射され、約5分間冷却される。第3冷却ゾーンEでは、パウチ容器Pは散水ノズル21により冷却用の温水(例えば20℃)を噴射され、約5分間冷却される。ここで散水ノズル19~21は、チェーンコンベヤ14の上方に設けられ、プレート17間に支持されつつ搬送されるパウチ容器Pに冷却用の温水を散水する冷却手段である。
排出ゾーンFでは、パウチ容器Pは清水ノズル22から噴射される清水(例えば20℃の温水)により洗浄され、後述するように、プレート17がスプロケット16に沿って回動することにより水平状態に転向したとき、プレート17から抜き取られる。そしてパウチ容器Pは、背面を下方にした横転状態で排出コンベヤ12に受け渡される。
殺菌ゾーンBと第1~第3冷却ゾーンC、D、Eと排出ゾーンFには、散水ノズル18~21および清水ノズル22から噴射された温水を貯留するための貯水槽23が設けられる。貯水槽23は仕切り板24により4つに区画されており、殺菌ゾーンBと第1冷却ゾーンCと第2冷却ゾーンDにはそれぞれ貯水槽23の1つの区画が設けられ、第3冷却ゾーンEと、排出ゾーンFのスプロケット16が設けられた部分には、貯水槽23の1つの区画が設けられる。
貯水槽23の各区画にはそれぞれポンプ(図示せず)が設けられ、貯留された温水は、各区画に対応した散水ノズル18~21に還流される。なお、散水ノズル21には、第3冷却ゾーンEと排出ゾーンFに対応する貯水槽23に貯留された温水が環流される。一方、清水ノズル22には、貯水槽23とは独立した水源から清水が供給される。
次に図1、3~5を参照して、供給コンベヤ11からパストライザ10にパウチ容器Pを供給し、その姿勢を起立状態に変更してチェーンコンベヤ14に受け渡す受渡し機構を説明する。供給コンベヤ11上において、パウチ容器Pはその長手軸を供給コンベヤ11の幅方向に合わせ、バーコードQが印刷された背面を上側に向けた横転状態で載置される。この横転状態において、パウチ容器Pの口部Rは後述する揺動シュート32側を向いている。
図1に示すように、パストライザ10の外側であって供給コンベヤ11の側方には、通過したパウチ容器Pをカウントするセンサ26と、供給コンベヤ11上のパウチ容器Pに当接可能なストッパ27とが設けられる。ストッパ27はシリンダ装置のピストンロッドに設けられ、シリンダ装置はセンサ26から出力される指令信号に応じて作動する。
パストライザ10においてパウチ容器Pは、隣接する2枚のプレート17間に支持されてチェーンコンベヤ14の幅方向(紙面に垂直な方向)に整列され、搬送される。本実施形態では、チェーンコンベヤ14上の1列のパウチ容器Pの数は36個である。したがってセンサ26は、供給コンベヤ11により搬送されて通過したパウチ容器Pの数が36に達すると指令信号を出力し、これによりストッパ27は突出して後続のパウチ容器Pを供給コンベヤ11上で停止させる。
図3に示すように、パストライザ10内において供給コンベヤ11の上方にはプッシャ30が設けられ、供給コンベヤ11の側方には渡り板31が設けられる。また渡り板31を挟んで供給コンベヤ11とは反対側には揺動シュート32が設けられる。揺動シュート32は、渡り板31とは回転軸33を中心として、水平位置と傾斜位置の間で揺動自在である。図3において回転軸33の右下方向には、傾斜位置にある揺動シュート32の延長上に位置する固定シュート34が設けられる。
供給コンベヤ11の幅はパウチ容器Pの長さと略同じであるのに対し、渡り板31の幅は供給コンベヤ11の幅の約2倍である。すなわち渡り板31上には2列分のパウチ容器Pが載置可能である。一方、揺動シュート32上には1列分のパウチ容器Pが載置可能であり、水平状態にあるとき、渡り板31から1列分のパウチ容器Pを受取り、傾斜位置にあるとき、固定シュート34を介して1列分36個のパウチ容器Pをチェーンコンベヤ14のプレート17に一斉に受け渡す。したがってプッシャ30と渡り板31と揺動シュート32と固定シュート34は、パウチ容器Pを供給コンベヤ11からチェーンコンベヤ14へ受け渡す受け渡し手段を構成する。
プッシャ30は一度に3列分のパウチ容器Pに当接可能であり、昇降自在、かつ供給コンベヤ11と渡り板31の幅方向(図の左右方向)に往復動自在である。すなわちプッシャ30は、下降位置にあるとき、図4に示すように供給コンベヤ11側から渡り板31側へ前進して、3列分のパウチ容器Pを押し、これにより供給コンベヤ11上のパウチ容器Pは渡り板31の後列へ移載され、また渡り板31上の後列のパウチ容器Pは渡り板31の前列に移載されるとともに、渡り板31上の前列のパウチ容器Pは、口部Rが揺動シュート32の渡り板31とは反対側の辺に近接するようにして揺動シュート32上へ移載される。プッシャ30は前進動作の後、図5に示すように上昇してパウチ容器Pから離間し、その後供給コンベヤ11側へ後退して下降する(図3参照)。
またプッシャ30が上昇しているとき、図5に示すように揺動シュート32が下方へ揺動して傾斜位置に定められる。これにより揺動シュート32上のパウチ容器Pは、背面を上にした状態で自重により、固定シュート34を介してチェーンコンベヤ14側に滑り落ち、スプロケット15の上方へ向かうプレート17間の間隔が広がる区間において、傾斜状態のプレート17に受け渡される。
プレート17は、パウチ容器Pの正面または背面が寄りかかる支持プレート17Aと、これに略直交する底面プレート17Bとを備え、本実施形態では、チェーンコンベヤ14の走行方向に沿った断面は例えばL字断面形状を呈する。プレート17は、例えば底面プレート17Bの先端側が搬送方向前方を向くようにチェーン14に取り付けられ、支持プレート17Aが底面プレート17Bに対して搬送方向後側に位置するように配置される。プレート17は、パウチ容器Pを載せてチェーンコンベヤ14が上側を水平走行する際、底面プレート17Bが、例えば約5°~約15°、搬送方向後側に傾斜されるように取り付けられ、これにより揺動シュート32、固定シュート34を介して滑り落ちてきたパウチ容器Pはチェーンコンベヤ14が上側を水平走行する間も、底面を底面プレート17Bに、正面を支持プレート17Aに支持されることによって搬送方向後方へ傾斜された状態で搬送される。
なお、パウチ容器Pを載せてチェーン14が水平走行する際、支持プレート17Aが直立、および/または、底面プレートが水平であると、パウチ容器Pは、揺動シュート32や固定シュート34から滑り落ちる際やチェーンコンベヤ14の搬送速度などの条件により、搬送方向前方側もしくは後方側の支持プレート17Aと間隔を空けた状態でパウチ容器Pの正面もしくは背面がもたれかかり、適正な姿勢で支持されない可能性がある。パウチ容器Pが不適切な状態で支持される場合、容器は屈曲したり凹んだりして変形し、そのままの形状でパストライザ10内で冷却され、固まってしまう可能性がある。
本実施形態のパストライザ10では、プレート17を構成する支持プレート17Aと底面プレート17Bをチェーンコンベヤ14の搬送方向後方に傾斜して取り付けることによって、パウチ容器Pを搬送方向の後方へ所定角度傾斜させた状態で支持しつつ搬送し、その間に冷却を行う。すなわち、パストライザ10内において、パウチ容器Pは、支持プレート17Aに正面を、底面プレート17Bに底面を、それぞれ略密着された状態で支持されることにより、パウチ容器Pは搬送方向後方に傾斜された状態でプレート17間に保持され、パストライザ10内を搬送される。
図6を参照して、パウチ容器Pをプレート17間から抜き取り、排出コンベヤ12へと移載する構成例を説明する。
チェーンコンベヤ14が水平状態で移動する区間では、プレート17は支持プレート17Aが僅かに後方に傾けられた状態で略起立しているが、チェーンコンベヤ14がスプロケット16に沿って回動する区間では、支持プレート17Aは搬送方向に向けて横転され、所定位置において水平状態になる。この水平状態においてパウチ容器Pは、背面が前方側のプレート17の支持プレート17Aに接触する一方、正面は上側に位置し、後方に位置するプレート17の支持プレート17Bから離間する。
水平状態の支持プレート17Aの延長上であって排出コンベヤ12の上方には、グリッパ進退用シリンダ装置40が設けられる。グリッパ進退用シリンダ装置40は水平に配置され、そのピストンロッド41には、その先端にグリッパ42が設けられたグリッパ保持部材43が取り付けられる。グリッパ保持部材43は、ピストンロッド41の動きによりスプロケット16の軸に略直交する方向に向けて水平に往復動される。
グリッパ42は下部グリッパ片42Aと上部グリッパ片42Bと有する。下部グリッパ片42Aはグリッパ保持部材43に固定され、上部グリッパ42Bは、基端部の軸42Cを中心に揺動可能にグリッパ保持部材43に取付けられる。上部グリッパ42Bには、グリッパ保持部材43に、その進退方向に沿って取り付けられたグリッパ開閉用シリンダ45のピストンロッド45Aの先端部が回転軸45Bを介して、上部グリッパ42Bの頂面に取り付けられる。
グリッパ開閉用シリンダ45の基端部は、上部グリッパ42Bの軸42Cに平行な回転軸43B周りに回転自在にグリッパ保持部材43に軸支され、ピストンロッド45Aが引っ込められると上部グリッパ42Bが軸42Cを中心に回転されて持ち上げられ、ピストンロッド45Aが押し出されると、上部グリッパ42Bが軸42Cを中心に回転されて押し下げられる。これにより、グリッパ42は開閉可能であり、略水平となった支持プレート17Aに支持されるパウチ容器Pの口部Rを把持することができる。
支持プレート17Aが略水平とされる高さから僅かに低い高さには、支持プレート17Aの先端に隣接して渡り板46が水平に配置される。また、渡り板46の支持プレート17Aとは反対側には、昇降機構47の昇降プレート47Aが水平に配置される。昇降プレート47Aは、昇降機構47により渡り板46のレベルと、それよりも下側に配置される排出コンベヤ12の搬送面のレベルとの間で昇降可能であり、昇降プレート47Aは、排出コンベヤ12の搬送面レベルにおいて、排出コンベヤ12の側方に隣接する位置に配置される。なお、昇降機構47は、例えば、サーボモータ47Bとボールネジ機構47Cを用いて構成される。
また、排出コンベヤ12の搬送面のレベルには、プッシャ進退用シリンダ48により進退可能とされたプッシャ48Aが設けられ、プッシャ48Aは、昇降プレート47Aが排出コンベヤ12の搬送面レベルにまで下降されると押し出され、昇降プレート47A上のパウチ容器Pを排出コンベヤ12の搬送面上へと移載する。
すなわち、スプロケット16の回転により支持プレート17Aが略水平に横転されると、この支持プレート17Aに支持されるパウチ容器Pの口部Rは、渡り板46の上方において開いた状態で待機するグリッパ42の下部グリッパ42A上に配置される。これと略同時に、グリッパ開閉用シリンダ45が駆動され上部グリッパ42Bが閉じられ、口部Rがグリッパ42により把持される。その後、グリッパ進退用シリンダ装置40が駆動され、口部Rを把持したグリッパ42が、スプロケット16から離れる方向へと後退され、パウチ容器Pは渡り板46を介して昇降プレート47A上へと移載される。
パウチ容器Pの昇降プレート47Aへの移載が完了すると、グリッパ42はグリッパ開閉用シリンダ45により開放され、グリッパ進退用シリンダ装置40により、再び渡り板46上の待機位置にまで移動される。パウチ容器Pが載せられた昇降プレート47Aは、昇降機構47により、排出コンベヤ12の搬送面レベルにまで下降される。昇降プレート47Aが、排出コンベヤ12の搬送面レベルに配置されると、プッシャ進退用シリンダ48が駆動され、待機位置にあったプッシャ48Aが押し出される。これにより昇降プレート47A上のパウチ容器Pの底面がプッシャ48Aにより押され、パウチ容器Pが排出コンベヤ12上へと移載される。パウチ容器Pの排出コンベヤ12上への移載が完了すると、プッシャ進退用シリンダ48はプッシャ48Aを待機位置にまで退避させ、排出コンベヤ12上へ移載されたパウチ容器Pは、排出コンベヤ12により下流装置へと搬送される。
以上のように、本実施形態によれば、パウチ容器を起立支持するプレートを搬送方向の後方に傾けることで、パウチ容器を安定した起立姿勢で保持しながら搬送することができ、搬送中にパウチ容器が変形することを防止できる。これにより、パストライザ等において冷却しながらパウチ容器を搬送する場合においても、パウチ容器が変形したまま固まることが防止される。
なお、本実施形態では、支持プレートとこれに略直交する底面プレートを備えるプレートを搬送方向後方へ傾斜させてパウチ容器を搬送方向後方の支持プレートに寄りかからせていたが、プレートを搬送方向前方へ傾斜させ、パウチ容器を搬送方向前方の支持プレートに寄りかからせてその姿勢を安定させることもできる。
10 パストライザ(熱処理装置)
11 供給コンベヤ(供給コンベヤ)
12 排出コンベヤ
14 チェーンコンベヤ(搬送コンベヤ)
15、16 スプロケット
17 プレート
17A 支持プレート
17B 底面プレート
19、20、21 散水ノズル(冷却手段)
30 プッシャ
31 渡り板
32 揺動シュート(受渡手段)
34 固定シュート(受渡手段)
P パウチ容器
R 口部

Claims (2)

  1. 高温の内容物が充填されたパウチ容器を熱処理する熱処理装置であって、
    パウチ容器を供給する供給コンベヤと、
    複数のスプロケット間に掛け回されるとともに、起立状態のパウチ容器の搬送方向正面または背面を支持するプレートが所定間隔で取り付けられた搬送コンベヤと、
    前記供給コンベヤにより供給されるパウチ容器を前記プレートの間に受け渡す受渡手段と、
    前記搬送コンベヤの上方に設けられ、前記プレート間に支持されているパウチ容器に冷却水を散水する冷却手段とを備え、
    前記プレートを搬送コンベヤの搬送方向前方または後方の一方に傾斜して取り付け、前記プレートによってパウチ容器を搬送方向前方または後方に傾斜させて支持しつつ、冷却水を散水する
    ことを特徴とするパウチ容器の熱処理装置。
  2. 前記プレートは、パウチ容器の正面または背面を支持する支持プレートと、パウチ容器の底面を支持する底面プレートを備え、前記支持プレートと前記底面プレートは略直交することを特徴とする請求項1に記載のパウチ容器の熱処理装置。
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