JP7279933B2 - 基板支持具 - Google Patents

基板支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP7279933B2
JP7279933B2 JP2019078976A JP2019078976A JP7279933B2 JP 7279933 B2 JP7279933 B2 JP 7279933B2 JP 2019078976 A JP2019078976 A JP 2019078976A JP 2019078976 A JP2019078976 A JP 2019078976A JP 7279933 B2 JP7279933 B2 JP 7279933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact piece
substrate
support
circuit board
chassis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019078976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020177797A (ja
Inventor
昌司 大出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Original Assignee
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD. filed Critical TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority to JP2019078976A priority Critical patent/JP7279933B2/ja
Publication of JP2020177797A publication Critical patent/JP2020177797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7279933B2 publication Critical patent/JP7279933B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は回路基板等の第1基板をシャーシやケース等の第2基板に支持するための基板支持具に関するものである。
電子機器のシャーシやケース等の部材(以下、シャーシと称する)に回路基板を支持する基板支持具として、回路基板を支持すると同時に回路基板をシャーシに電気接続する基板支持具が提案されている。例えば、特許文献1は樹脂製の基板支持部材に金属板を加工した電気接触部材を結合した構成である。基板支持部材で回路基板を支持し、電気接触部材のバネ性を利用して回路基板の導電部とシャーシの導電部に弾性的に接触することにより、回路基板とシャーシを電気接続する。一般には回路基板の導電部をシャーシに対して接地するような場合に利用される。
特許文献2は金属製コイルバネの弾性力を利用して電気接触部材を回路基板に接触させることにより、回路基板をシャーシに支持すると同時に電気接触部材及びコイルバネを介して電気接続を行う構成である。この特許文献2の技術は、基板支持具というよりもむしろ電気コンタクトの範疇に分類されるものである。
特開2016-201504号公報 特開2014-149937号公報
特許文献1の基板支持具は、基板支持部材で回路基板を支持しているため、安定な支持を行うことができる。その一方で、電気接触部材は金属板で形成されているためバネ力を大きくすることが難しく、回路基板やシャーシの導電部に対する電気接続の接触性や持続性等の信頼性を高めることが難しい。これと反対に、引用文献2の技術は、コイルバネを利用しているため電気接続の信頼性を高める上では有効であるが、基板支持の安定性の点で問題が生じる。特に、回路基板に外力が加えられたようなときには、コイルバネの撓みによって回路基板が移動ないし振動され、回路基板がダメージを受けるおそれがある。
本発明の目的は、回路基板等の第1基板を、シャーシ等の第2基板に対して安定に支持するとともに、第1基板を第2基板に対して高い信頼性で電気接続することが可能な基板支持具を提供するものである。
本発明は、絶縁材で形成された支持具本体と、当該支持具本体に内挿された導電部材とを備え、第1基板を第2基板に支持しかつ相互に電気接続する基板支持具であって、支持具本体は2つの分割本体で構成されており、分割本体は互いに組み合わされて一体化される胴部と、第1基板又は第2基板に係合される係合部を備える。また、導電部材は第1基板の導電部に当接される第1当接片と、第2基板の導電部に当接される第2当接片と、これら第1当接片と第2当接片の間に介装されるコイルバネとを備える。分割本体の胴部は端壁と側壁を備えており、当該端壁の外面に係合部が設けられ、2つの分割本体が組み合わされたときに端壁と側壁とで囲まれる内部に導電部材を内挿する内室が構成される。
本発明において、2つの分割本体は同一形状の胴部と係合部で構成される。あるいは2つの分割本体は同一形状の胴部と、異なる形状の係合部で構成される。さらに、第1当接片、第2当接片、コイルバネはそれぞれ金属で形成されて支持具本体の内室に内挿され、第1当接片と第2当接片の各一部はそれぞれ支持具本体の外部に突出される構成とされる。
本発明によれば、第1基板と第2基板は支持具本体により支持されるので、安定した支持が実現できる。また、第1基板と第2基板は、支持具本体に内挿されたコイルバネを含む導電部材により相互に電気接続されるので、信頼性のある電気接続を行うことができる。
実施形態の基板支持具の外観斜視図。 基板支持具の部分分解斜視図。 分割本体の正面図、平面図、左側面図、d-d線端面図。 基板支持具の縦断面図。 基板支持具で基板を支持した状態の縦断面図。 基板支持具の変形例の概略断面図。 基板支持具の他の変形例の概略断面図。
本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態の基板支持具1を説明する外観斜視図である。この実施形態では、第1基板としての回路基板K1を、第2基板としての電子機器のシャーシK2に、所要の間隙をもって支持するスペーサとして機能する基板支持具1として構成されている。
前記シャーシK2には前記基板支持具1を支持するための係合穴H2が開口されている。このシャーシK2の上面には、少なくとも前記係合穴H2を含む領域に、例えば接地電位に電気接続される導電部D2が形成されている。なお、シャーシK2はアルミニウム等の導電性板材で形成されていてもよく、この場合にはシャーシK2の全面が導電部として構成される。
一方、回路基板K1には前記基板支持具1に支持されるための係合穴H1が開口されている。この回路基板K1の下面(図の下側の面)には、少なくとも前記係合穴H1を含んだ面領域に導電部D1が形成されている。この導電部D1は例えば回路基板K1に構築される電子回路の接地線として構成される。この係合穴H1の内径寸法は前記シャーシK2の係合穴H2の内径寸法と等しくされている。
前記基板支持具1は、樹脂成形された支持具本体2と、金属部材からなる導電部材3とで構成されている。そして基板支持具1は、支持具本体2により回路基板K1をシャーシK2上に支持するとともに、支持具本体2に装着された導電部材3により回路基板K1とシャーシK2の各導電部D1,D2を相互に電気接続するようになっている。
図2は前記基板支持具1の部分分解斜視図である。前記支持具本体2は、一対(2つ)の分割本体21が組み立てられて構成されている。ここで、これら2つの分割本体21は同一形状であるので、それぞれについて同一符号を付して説明する。各分割本体21は樹脂成形により製造されており、胴部22と係合部23を備えている。また、前記導電部材は1つのコイルバネ31と2つの当接片32,33とで構成されている。
図3は前記分割本体21の(a)正面図、(b)平面図、(c)左側面図、及びd-d線端面図である。分割本体21の胴部22は、端壁24と側壁25を備えている。端壁24は略矩形の板状に形成されており、その一方の辺において前記側壁25が直交状態に連結されている。この端壁24の他方の辺は開放されており、その開放辺の縁面には矩形に凹設した嵌合凹部24aが形成されている。また、当該縁面を挟む両側の側面には端壁24の面方向に沿って細長い嵌合凸部24bが突出形成されている。
前記側壁25は所要の長さ、すなわちシャーシK2に回路基板K1を支持したときに、これらシャーシK2と回路基板K1との間に確保される間隔寸法に略等しい長さを有し、外径方向に凸となるように湾曲された部分円筒状に形成されている。また、この側壁25の両側辺部には角柱状をした側柱26がそれぞれ形成されている。そして、前記側壁25の開放端、すなわち前記端壁24に連結されていない側の端には、前記端壁24の嵌合凹部24aに嵌合される矩形の嵌合片25aが長さ方向に突出形成されている。また、両側の側柱26の開放端にはそれぞれ前記端壁24の嵌合凸部24bに嵌合される嵌合溝26aが互いに平行状態に形成されている。
前記係合部23は前記端壁24の表面から立設状態に延長された板状の主柱27と、この主柱27の先端から折り返すように両側に延長され、全体として楔型に構成された対をなす係合片28で構成されている。各係合片28の先端にはそれぞれ段部28aが設けられており、これら段部28aの対向間隔寸法は前記した回路基板K1とシャーシK2の各係合穴H1,H2の内径寸法に略等しくされている。
前記導電部材3は、1つのコイルバネ31と、2つの当接片32,33とで構成されている。コイルバネ31は金属等の導電性の線材を巻回して形成されており、その外径寸法は後述するように組み立てられる支持具本体1の内室Rに内挿可能な寸法とされる。また、コイルバネ31の自由長は当該内室Rの長さ方向の寸法、すなわち円筒状をしている内室Rの筒軸方向の寸法よりも幾分長い寸法に形成されている。
前記2つの当接片は第1当接片32と第2当接片33で構成されており、いずれも所要の剛性をもつ金属板で形成されている。第1当接片32は円形をした中央片部32aと、この中央片部32aの両側からそれぞれ両側に向けて延長され、かつ板厚方向に内向きL字状に曲げ加工された対をなす当接片部32bを有している。これら当接片部32bの各先端が互いに対向する対向間隔の寸法は支持具本体2の端壁24の幅寸法にほぼ等しくされている。また、当接片部32bの先端は幾分内側に向けて湾曲されている。
第2当接片33もほぼ同様であるが、中央片部33aの両側からそれぞれ延長され、かつ板厚方向に曲げ加工された対をなす当接片部33bの形状は第1当接片32とは相違している。すなわち、第2当接片33の当接片部33bは先端に向けて対向寸法が徐々に拡大するようにテーパ状に形成されるとともに、それぞれの先端は両幅方向に突出されて幅寸法が拡幅されている。これら当接片部33bの各先端が互いに対向する対向間隔の寸法は前記端壁24の幅寸法よりも大きくされている。当接片部33bの先端が幾分内側に向けて湾曲されていることは第1当接片32と同じである。
前記一対の分割本体21は、互いに180度反対方向に向かい合せて嵌合することにより支持具本体2が組み立てられる。また、この支持具本体2を組み立てる際には、導電部材3を支持具本体2に内挿することにより基板支持具1が組み立てられる。
図4は組み立てられた基板支持具1の縦断面図である。前記したように、一対の分割本体21の各胴部22を互いに180度反対方向に向かい合せ、一方の分割本体21の側壁25の嵌合片25aを他方の分割本体21の端壁24の嵌合凹部24aに嵌合させる。同時に、一方の分割本体21の端壁24の2つの嵌合凸部24bを他方の分割本体21の側柱26の2つの嵌合溝26aに嵌合させる。これにより、図1に示したように、一対の分割本体21は互いに合体されて支持具本体2が組み立てられる。組み立てられた支持具本体2の胴部の内部、すなわち対をなす端壁24と側壁25とで囲まれた領域には、ほぼ円筒状をした内室Rが形成されることになる。
導電部材3は、支持具本体21への内挿に際しては、一方の分割本体21の胴部22の内側に第1当接片32を配設し、他方の分割本体21の胴部22の内側に第2当接片を配設する。この際には、各当接片32,33の各中央片部32a,33aを端壁24の内面に沿って配設し、それぞれの当接片部32b,33bの先端が胴部22から外側に突出するように配設する。
さらに、いずれか一方の分割本体21の胴部22内にコイルバネ31を内挿する。その上で、他方の分割本体21を一方の分割本体21に組み付け、前記したように両分割本体21で支持具本体2を組み立てる。この組み立てにより支持具本体2内には、2つの分割本体21の端壁24と側壁25で囲まれた内室Rが形成される。また、これと同時に、この内室R内に導電部材3が組み込まれ、基板支持具1が組み立てられる。
このように組み立てられた基板支持具1では、内室Rに内挿されているコイルバネ31のバネ力によって第1当接片32と第2当接片33は互いに離反する方向、すなわち図4の上下方向に付勢される。また、各当接片32,33の中央片部32a,33aは対応する端壁24の内面に弾接される。これにより、図4の上側の端壁24の外面側には、その面上の幾分離れた位置に第1当接片32の当接片部32bの先端が配置される。また、図4の下側の端壁24の両側位置に第2当接片33の当接片部32bの先端が配置される。
支持具本体2に内挿された導電部材3は、第1当接片32の中央片部32aがコイルバネ31の一方の端部に当接されて相互に電気的に接触される。また、第2当接片33の中央片部33aがコイルバネ31の他方の端部に当接されて相互電気的に接触される。これにより、第1当接片32と第2当接片33はコイルバネ31を介して電気的に接続された状態となる。
以上の構成の基板支持具1により回路基板K1をシャーシK2に支持した状態を図5に示す。先ず、基板支持具1の一方の係合部、ここでは第2当接片33が配設されている図5の下側の係合部23をシャーシK2の上面側から係合穴H2に内挿する。内挿により係合片28は弾性変形して縮径されながら係合穴H2を下方に挿通され、係合穴H2を挿通した後は弾性復帰して拡径されて各係合片28の段部28aが係合穴H2の内縁に係合される。これと同時に端壁24の外面がシャーシK2の上面に当接される。これにより、係合片23と端壁24とでシャーシK2が板厚方向に挟持された状態となり、基板支持具1はシャーシK2に安定に支持される。
ついで、基板支持具1の図5の上側の係合部23を回路基板K1の係合穴H1に内挿する。この内挿により、係合片28は弾性変形して縮径されながら係合穴H1を上方に挿通され、係合穴H1を挿通した後は、弾性復帰して拡径されることで、各係合片28の段部28aが係合穴H1の内縁に係合される。このとき、第1当接片32の当接片部32bの先端は端壁24と回路基板K1との間に挟持された状態で回路基板K1の下面に当接される。第1当接片32はコイルバネ31のバネ力により回路基板K1の下面に当接されるので、この当接力により第1当接片32と係合片28とで回路基板K1を板厚方向に挟持する。したがってシャーシK2に対して所要の間隔をもって回路基板K1が支持される。
第1当接片32と第2当接片33がこのように当接されるときには、第2当接片33は上方に移動され、第1当接片32は下方に移動される。これら当接片32,33の移動によりコイルバネ31は圧縮され、この圧縮により生じるバネ力によって第2当接片33の当接片部33bの先端はシャーシK2の上面に当接する力が増加され、第1当接片32の当接片部32bの先端は回路基板K1の下面に当接する力が増加される。したがって、係合部28における係合穴H1,H2における係合力が高められ、シャーシK2と回路基板K1の支持力が高められる。
また、このような支持が行われた状態では、第1当接片32の当接片部32bは回路基板K1の下面の導電部D1に当接されて電気的に接触される。また、第2当接片33の当接片部33bはシャーシK2の上面の導電部D2に当接されて電気的に接触される。これにより、回路基板K1の導電部D1と、シャーシK2の導電部D2は、は導電部材3を介して、すなわち第1当接片32、コイルバネ31、第2当接片33を介して相互に導通され、回路基板K1とシャーシK2との電気接続が行われる。
このように基板支持具1により回路基板K1をシャーシK2に対して所要の間隔を保って支持したときには、回路基板K1とシャーシK2はそれぞれ支持具本体2の対をなす係合部23に係合した状態で支持される。支持具本体2は樹脂成形品であるので容易に変形されることはなく、係合部23における係合状態は安定しており、回路基板K1をシャーシK2に対して高い信頼性で支持することができる。すなわち、特許文献2のような弾性部材によってのみ支持する構成に比較して安定な支持が可能になる。
一方、回路基板K1とシャーシK2は、コイルバネ31を弾性力源とする導電部材3により相互に電気接続される。そのため、導電部材3が回路基板K1とシャーシK2に当接して電気接触する際のバネ力は、特許文献1のような板バネを用いる場合よりも大きくでき、電気接続の信頼性を高めることができる。
また、基板支持具1の支持具本体2を構成している一対の分割本体21は同一形状であるので、支持具本体2を構成する部品の種類は1つでよい。また、基板支持具1は内部に導電部材3を内挿するための内室Rが設けられるが、この内室Rは2つの分割本体21を組み立てることにより構成されるので、分割本体21を樹脂成形する際の金型の設計、製造が容易であり、この面からも製造が容易であるとともに低コスト化が実現できる。
本発明の支持具本体の各部の構成、特に係合部の構成は実施形態の構成に限られるものではなく、例えば、一対の分割本体21のそれぞれの係合部23の構成を相違させてもよい。ここでは、図6に示すように、同図上側の一方の分割本体21Aの係合部23Aと、同図下側の他方の分割本体21Bの係合部23Bの径寸法を相違させている。一方の係合部23Aは内径寸法R1の係合穴に係合可能とされ、他方の係合部23Bはこれよりも大きな内径寸法R2の係合穴に係合可能とされている。
一方、これら一対の分割本体21A,21Bの胴部22の構成は同じであり、係合部23A,23Bの構成のみが相違する。したがって、一対の分割本体21A,21Bの両胴部22を前記したと同様に組み立てることができる。この組み立てられた基板支持具によれば、回路基板K1の係合穴H1とシャーシK2の係合穴H2のそれぞれの内径寸法が相違する場合においても、係合部23A,23Bが各係合穴H1,H2に好適に係合されるので、回路基板K1をシャーシK2に対して好適に支持することができる。
あるいは、図7に示すように、同図上側の一方の分割本体21Cの係合部23Cと、同図下側の他方の分割本体21Dの係合部23Dの突出寸法を相違させてもよい。一方の係合部23Cは突出寸法L1であり、他方の係合部23Dはこれよりも大きな突出寸法L2とされている。
この場合においても、一対の分割本体21C,21Dの胴部22の構成は同じであり、係合部23C,23Dの構成のみが相違する。したがって、一対の分割本体21A,21Bの両胴部22を前記したと同様に組み立てることができる。組み立てられた基板支持具によれば、係合部23Cは板厚がL1の回路基板K1の係合穴H1に係合され、係合部23Dは板厚がL2のシャーシK2の係合穴H2に係合される。これにより、回路基板K1とシャーシK2の板厚寸法が相違する場合においても本発明の支持具を適用することができる。
さらに、本発明においては、第1当接片32と第2当接片33を剛性の高い金属で形成している。具体的には、コイルバネ31が圧縮されたときに生じる圧縮反力を受けて第1当接片32と第2当接片33が回路基板K1やシャーシK2に当接された場合でも、これら第1当接片32と第2当接片33が変形されることがない強度の剛性である。
このようにすることで、基板支持具1を、図7に示したように、板厚が相違する回路基板K1とシャーシK2に適用した場合でも、第1当接片32と第2当接片33はそれぞれ板厚方向に移動されるのみであり、同図の左右方向に変形されることがなく、第1当接片32の幅寸法W1と第2当接片33の幅寸法W2は、それぞれ所定の寸法に保持される。これにより、各当接片32,33は、対応する導電部D1,D2の表面に対して滑動されることがなく、安定した電気接続の状態が保持される。また、回路基板K1やシャーシK2に搭載されている隣接部品と干渉するようなこともない。
なお、図示は省略するが、係合片の一部に手操作により係合片と係合穴との係合を解除するための解除片を設けた構成の係合部として構成してもよく、リユースを実現することができる。
回路基板とシャーシとの支持間隔を変更する場合には、長さが異なる胴部を有する分割本体を用いればよい。この場合においては、変更前と同じ導電部材を利用することができる。特に、コイルバネについては、その弾性変形の範囲内であれば同じコイルバネが利用できる。変更する前のコイルバネが前記した弾性変形の範囲を越える場合には、コイルバネのみを好適な弾性変形の範囲のものに変更すればよく、この場合でも第1当接片と第2当接片は同一の当接片を利用することができる。
実施形態では、第1当接片と第2当接片の形状を相違しているが、いずれか一方の当接片の形状に統一してもよい。このようにすれば、同じ当接片を本発明における第1当接片と第2当接片として兼用できるので、部品点数を削減し、さらなる低コスト化が実現できる。
実施形態では、本発明の基板支持具の支持対象としての第1基板と第2基板をそれぞれシャーシと回路基板で構成した例について説明したが、相互に電気接続することが要求される基板であれば、これらの基板に限られるものではない。また、実施形態において記載したシャーシは、基板を内装するケース、あるいはハウジングと称する筐体として構成されてもよい。
1 基板支持具
2 支持具本体
3 導電部材
21 分割本体
22 胴部
23,23A~23D 係合部
24 端壁
25 側壁
26 側柱
27 主柱
28 係合片
31 コイルバネ
32 第1当接片
33 第2当接片
K1 第1基板(回路基板)
K2 第2基板(シャーシ)
H1,H2 係合穴
D1,D2 導電部

Claims (5)

  1. 絶縁材で形成された支持具本体と、前記支持具本体に内挿された導電部材とを備え、第1基板を第2基板に支持しかつ相互に電気接続する基板支持具であって、前記支持具本体は2つの分割本体で構成され、前記分割本体は互いに組み合わされて一体化される胴部と、前記第1基板又は前記第2基板に係合される係合部を備え、前記導電部材は前記第1基板の導電部に当接される第1当接片と、前記第2基板の導電部に当接される第2当接片と、これら第1当接片と第2当接片の間に介装されるコイルバネとを備え、前記分割本体の胴部は端壁と側壁を備え、当該端壁の外面に前記係合部が設けられ、2つの分割本体が組み合わされたときに端壁と側壁とで囲まれる内部に前記導電部材を内挿する内室が構成されることを特徴とする基板支持具。
  2. 前記2つの分割本体は同一形状の胴部と係合部で構成される請求項1に記載の基板支持具。
  3. 前記2つの分割本体は同一形状の胴部と、異なる形状の係合部で構成される請求項1に記載の基板支持具。
  4. 前記第1当接片、前記第2当接片、前記コイルバネはそれぞれ金属で形成されて前記支持具本体の内室に内挿され、前記第1当接片と前記第2当接片の各一部はそれぞれ前記支持具本体の外部に突出される請求項1ないし3のいずれかに記載の基板支持具。
  5. 前記第1当接片と前記第2当接片はそれぞれ前記コイルバネの圧縮反力を受けたときに変形されることがない剛性の高い金属で形成される請求項に記載の基板支持具。
JP2019078976A 2019-04-18 2019-04-18 基板支持具 Active JP7279933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078976A JP7279933B2 (ja) 2019-04-18 2019-04-18 基板支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078976A JP7279933B2 (ja) 2019-04-18 2019-04-18 基板支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020177797A JP2020177797A (ja) 2020-10-29
JP7279933B2 true JP7279933B2 (ja) 2023-05-23

Family

ID=72937338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019078976A Active JP7279933B2 (ja) 2019-04-18 2019-04-18 基板支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7279933B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010170790A (ja) 2009-01-21 2010-08-05 Yazaki Corp プリント配線基板用コネクタ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS565258Y2 (ja) * 1973-12-10 1981-02-04
JPS614480U (ja) * 1984-06-14 1986-01-11 三洋電機株式会社 プリント基板固定具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010170790A (ja) 2009-01-21 2010-08-05 Yazaki Corp プリント配線基板用コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020177797A (ja) 2020-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6041107B2 (ja) フローティング機構付き同軸コネクタ
JP6379403B2 (ja) 芯線の保持、固定機能を有した同軸ケーブルコネクタ
JP6103917B2 (ja) 電気コネクタ組立体
KR101738337B1 (ko) 커넥터
US9461425B2 (en) Connector with easily positionable parts
JP6308401B2 (ja) プローブピン及びその製造方法
JP5871044B1 (ja) 端子モジュール
JP5964673B2 (ja) 電気コネクタ及びメス型端子
JP2012069270A (ja) コネクタ
WO2018216523A1 (ja) 端子モジュール
US20190245293A1 (en) Terminal module and connector
JP7279933B2 (ja) 基板支持具
JP2024026461A (ja) コネクタ
JP7442680B2 (ja) 高性能外筒形スプリングピン
JP2008522364A (ja) 圧縮コネクタ
JP6874542B2 (ja) 接続モジュール、及び中継コネクタ
JP6434061B2 (ja) 芯線の保持、固定機能を有した同軸ケーブルコネクタ
JP2018106819A (ja) コネクタ
JP7287931B2 (ja) 電気接続箱
JP6915400B2 (ja) 中継コネクタ
KR102162398B1 (ko) 스피커와 기판의 접속장치
JP2019079653A (ja) ソケット
JP7164947B2 (ja) 可動コネクタ
JP2018116824A (ja) 端子モジュール
JP6845435B2 (ja) ソケットおよび同ソケットを備えたモジュールユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7279933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150